JP2018017991A - キャンペーンラベルとその製造方法 - Google Patents

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Abstract

【課題】印刷位置の位置ずれが積算していかないようにして、印刷面に対して実際に印刷する面積が大きくあまり余裕がない場合であっても印刷するタイミングを定期的にずらす等の対策が必要のないキャンペーンラベルを提供可能とする。【解決手段】表面2aにキャンペーン情報印刷層24が設けられ裏面2bに秘匿情報印刷層21が設けられた不透明基材2と、裏面に被着体31に対して剥離可能な貼着力を有する再剥離可能接着部23が設けられた透明基材20と、を有し、不透明基材の裏面側と透明基材の表面側とが、剥離不可接着部22によって接着された。【選択図】図1

Description

本発明はキャンペーンラベルとその製造方法に関し、特にラベルを剥がさない限り秘匿情報をみることができないキャンペーンラベルに用いて好適な技術に関する。
従来から、容器等の被着体に貼りつけられたラベルの表面にキャンペーン情報等の表示がされ、ラベルが剥がされるとその裏面に「あたり」、「はずれ」等の秘匿情報表示が現れるようなキャンペーンラベルが公知となっている。
そのようなキャンペーンラベルの一つとして、透明基材の表面に鏡文字で秘匿情報を印刷しておき、その上から表面にキャンペーン情報等が印刷された不透明基材を再剥離不可となるように貼着させて構成した2層ラベルを、不透明基材を外側にして透明基材を容器等に再剥離可能となるように貼りつけたものが知られている。このような2層ラベルは貼りついた状態ではキャンペーン情報のみが見え、剥がして裏から見ると秘匿情報を見ることができるようになっている(特許文献1)。
このようなキャンペーンラベルを製造するには、まず透明基材に秘匿情報を印刷し、不透明基材にキャンペーン情報をそれぞれ別個に印刷する。その後、秘匿情報とキャンペーン情報とが上下に重なる位置になるように位置合わせした後、両者を貼り合わせ、その後抜き工程を経てラベルが作成される。
秘匿情報とキャンペーン情報との位置合わせには、例えば不透明基材と透明基材との最初の印刷部分に位置合わせマーク等を印刷しておき、それらを目印に位置合わせを行い、貼り合わせをして後工程に送る。具体的には、例えば不透明基材と透明基材とを後工程に送るために一定の引っ張りテンションを加えながら、同時にそれぞれキャンペーン情報と秘匿情報との印刷を始め、両者が同ピッチとなるように印刷を行い、最初の貼り合わせ時に位置合わせマークを目印に両者の印刷位置を上下方向で一致させるようにすることが考えられる。
そのようにすればキャンペーン情報と秘匿情報は互いに同ピッチでそれぞれ印刷されているから継続的に貼り合わせていけば順次キャンペーン情報と秘匿情報とが一致した位置で貼り合わされていくことになる。
例えば、缶飲料に貼り付けられるキャンペーンラベルなどでは、ラベルの寸法として一辺が10mm程度以下、なおかつ、互いに貼り付けられるキャンペーン情報と秘匿情報との重なり位置設定において、位置ずれに対する許容寸法範囲、つまり、余裕が1mm以下程度とされることがあった。
特開2001−34170号公報
しかしながら、このようなキャンペーンラベルにおいて、透明基材と不透明基材とは素材が異なることが多々あり、その場合には同一の引っ張りテンションを加えた場合、透明基材と不透明基材は伸び長が異なることになり長時間連続してシステムを稼働させて製造をおこなっていると、最初に基材どうしでの印刷の位置合わせを行ったとしても、製造時間の経過にしたがって、次第に位置ずれが積算されて大きくなってしまうことが予想される。
その場合、ラベルの印刷面に対して実際に印刷する面積が十分に小さければ、多少の位置ずれが起きたとしても余裕があって問題はないが、印刷面に対して実際に印刷する面積が大きくあまり余裕がない場合には、印刷するタイミング等を定期的にずらす等の手段をこまめに処置して、位置ずれの増加を抑えて印刷が切れないように対策をとることが必要となり、手間がかかり作業性が悪化するという問題があった。
さらに、缶飲料に貼り付けられるキャンペーンラベルなどでは、サイズの小さなラベルに印刷する必要があり、この場合、上述したような位置ずれに対する許容範囲が狭いため、貼り付け工程におけるずれの発生が収率の維持に致命的な影響を与える場合があるという問題があった。さらに、サイズの小さなラベルに印刷する場合には、一度に多数のラベルを一列に配して印刷するため、上述したような位置ずれに対する許容範囲がさらに狭くなる場合があった。
本発明は、上記の事情に鑑みてなされたもので、印刷位置の位置ずれが積算していかないようにして、印刷面に対して実際に印刷する面積が大きくあまり余裕がない場合であっても印刷するタイミングを定期的にずらす等の対策が必要のないキャンペーンラベルを提供可能とするという目的を達成しようとするものである。
本発明のキャンペーンラベルは、表面にキャンペーン情報印刷層が設けられ裏面に秘匿情報印刷層が設けられた不透明基材と、
裏面に被着体に対して剥離可能な貼着力を有する再剥離可能接着部が設けられた透明基材と、を有し、
前記不透明基材の裏面側と前記透明基材の表面側とが、剥離不可接着部によって接着されたことにより上記課題を解決した。
本発明のキャンペーンラベルの製造方法には、上記のキャンペーンラベルの製造方法であって、
前記不透明基材の表面に前記キャンペーン情報印刷層を設けるキャンペーン印刷工程と、
前記不透明基材の裏面に前記秘匿情報印刷層を設ける秘匿情報印刷工程と、
前記透明基材の裏面に前記再剥離可能接着部を設ける再剥離可能接着部形成工程と、
前記不透明基材の裏面側と前記透明基材の表面側とを、前記剥離不可接着部によって接着する接着工程と、を有することが可能である。
本発明のキャンペーンラベルは、表面にキャンペーン情報印刷層が設けられ裏面に秘匿情報印刷層が設けられた不透明基材と、
裏面に被着体に対して剥離可能な貼着力を有する再剥離可能接着部が設けられた透明基材と、を有し、
前記不透明基材の裏面側と前記透明基材の表面側とが、剥離不可接着部によって接着されたことにより、キャンペーン情報と秘匿情報とが不透明基材の表裏に印刷することが可能となるので、同一基材の表裏にキャンペーン情報と秘匿情報との双方を印刷する際に、印刷面の引っ張りテンションに対する伸び長が、異なる素材からなる基材によって異なってしまうことがなく、印刷時に位置ずれが積算されていくことを防止することができる。例えば、秘匿情報を印刷してから基材を反転させてキャンペーン情報を印刷した場合には、キャンペーン情報の印刷タイミングを先頭の秘匿情報の印刷部分にあわせて印刷間隔を同じに設定することにより、印刷面が同一の基材なので両者の位置ずれが積算されていくことがない。ここで、単に基材の表裏に印刷してその基材を被着体に貼着させてその基材を剥離可能としたのみでは、再剥離可能接着部から不透明基材を剥離した時に裏面の印刷層が被着体の方に残ってしまう場合があるが、不透明基材の裏面側に透明基材を貼着させて貼り合わせることで、これを防止することが可能となる。ここで、不透明基材と透明基材との貼り合わせについては位置合わせに影響しない。
従来技術では、上層基材にキャンペーン情報の印刷を行い、下層基材に秘匿情報の印刷を行っていたが、本発明では上層基材に対応する不透明基材の表面側にキャンペーン情報の印刷を行うとともに裏面側に秘匿情報の印刷を行って、素材の違いによる影響をなくすことができる。同時に、下層基材を透明基材として2層にして貼り付けることで、裏面側の秘匿情報が被着体に残らないようにすることができる。
本発明のキャンペーンラベルの製造方法には、上記のキャンペーンラベルの製造方法であって、
前記不透明基材の表面に前記キャンペーン情報印刷層を設けるキャンペーン印刷工程と、
前記不透明基材の裏面に前記秘匿情報印刷層を設ける秘匿情報印刷工程と、
前記透明基材の裏面に前記再剥離可能接着部を設ける再剥離可能接着部形成工程と、
前記不透明基材の裏面側と前記透明基材の表面側とを、前記剥離不可接着部によって接着する接着工程と、を有することにより、不透明基材の表裏にキャンペーン情報と秘匿情報とを印刷する、つまり同一基材とされる不透明基材の表裏にキャンペーン情報と秘匿情報の双方を印刷して、素材が異なる2つの基材に別々に印刷することがないため、2つの基材の素材が異なることによる印刷面の引っ張りテンションに対する伸び長が異なる状態を防止して、位置ずれが積算されていくことがない。したがって、秘匿情報を印刷してから不透明基材を反転させ、キャンペーン情報を不透明基材に印刷した場合は、キャンペーン情報の印刷タイミングを、不透明基材における先頭の秘匿情報の印刷部分にあわせて印刷間隔を同じにしておくことによって、不透明基材での印刷面を同一基材とすることができ、両者の位置ずれが積算されていくことがない。ここで、単に不透明基材の表裏に印刷してその基材を被着体に貼着させてその基材を剥離可能としたのみでは、不透明基材を再剥離可能接着部から剥離した時、裏面の印刷層が被着体の方に残ってしまうことがあるが、透明基材を不透明基材の裏面側に貼着させて貼り合わせることで、これを防止することができる。ここで、不透明基材に対する透明基材の貼り合わせについては位置合わせに影響しない。
本発明によれば、不透明基材の表裏面にのみ印刷を行っているので、異なる素材を印刷して貼り合わせする場合に生じる印刷位置の位置ずれが積算されることがなく、これらによって生じた位置ずれを補正する必要がない。よって定期的に印刷位置の修正を行う必要がなくシステムを連続稼働した場合に定期的にシステムを止めて位置合わせする必要がないのでキャンペーンラベルの生産性が向上する。また秘匿情報の印刷が容器に残ることもなくラベルを剥がした時にクリアな秘匿情報を裏面からみることができるという効果を奏することが可能となる。
本発明に係るキャンペーンラベルの第1実施形態を示す模式断面図である。 本発明に係るキャンペーンラベルの製造方法の第1実施形態における製造装置を示す模式図である。 本発明に係るキャンペーンラベルの製造方法の第1実施形態における製造工程を示す模式断面図である。 本発明に係るキャンペーンラベルの製造方法の第1実施形態における製造工程を示す模式断面図である。 本発明に係るキャンペーンラベルの製造方法の第1実施形態における製造工程を示す模式断面図である。 本発明に係るキャンペーンラベルの製造方法の第1実施形態における製造工程を示す模式断面図である。 本発明に係るキャンペーンラベルの製造方法の第1実施形態における製造工程を示す模式断面図である。 本発明に係るキャンペーンラベルの製造方法の第1実施形態における製造工程を示す模式断面図である。 本発明に係るキャンペーンラベルの製造方法の第1実施形態における製造工程を示す模式断面図である。 本発明に係るキャンペーンラベルの製造方法の第1実施形態における製造工程を示す模式断面図である。 本発明に係るキャンペーンラベルの製造方法の第1実施形態における製造工程を示す模式断面図である。 本発明に係るキャンペーンラベルの製造方法の第1実施形態における製造工程を示す模式断面図である。 本発明に係るキャンペーンラベルの製造方法の第1実施形態における製造装置の反転部を示す模式斜視図である。
以下、本発明に係るキャンペーンラベルとその製造方法の第1実施形態を、図面に基づいて説明する。
図1は、本実施形態におけるキャンペーンラベルを示す模式断面図であり、図において、符号10は、キャンペーンラベルである。
本実施形態に係るキャンペーンラベル(貼着ラベル)10は、クジに利用できるようにしたもので、図1に示すように、樹脂又は紙製の不透明基材2の下面に、透明樹脂シートからなる透明基材20を貼着させた二層構造により構成されている。
不透明基材2は、ポリプロピレンを主原料とするフィルム合成紙などの不透明シート材とされ、その表面2aには、図1に示すように、例えば、応募のお知らせ等のキャンペーン情報等とされるキャンペーン情報印刷層24が形成されている。また、不透明基材2の裏面2bには秘匿情報印刷層21が印刷されている。
秘匿情報印刷層21は、例えば、「当たり」「はずれ」等のようなくじ引きに相当する秘匿される可変情報として印刷により形成されている。秘匿情報印刷層21は、例えば応募用のバーコードやQRコード(登録商標)などの2次元バーコード等とすることもできる。
これにより不透明基材2の裏面に印刷された秘匿情報印刷21は不透明基材2によって隠蔽され、表面2a側からはその内容を読み取ることができないようになっている。
透明基材20には、図1に示すように、その表面に剥離不可接着部22が設けられ、透明基材20の表面と不透明基材2の裏面2bとは、剥離不可接着部22によって剥離不能として貼着されている。なお、剥離不可接着部22は、秘匿情報印刷層21を介して不透明基材2の裏面2bと接着されている。
剥離不可接着部22は、透明基材20の表面と不透明基材2の裏面2bとを接着するとともに、この剥離不可接着部22を透過して、秘匿情報印刷21を認識可能な程度に光透過性を有するものとされている。剥離不可接着部22は、UV硬化型の接着剤からなるものとすることもできる。
透明基材20は、剥離不可接着部22と反対となる裏面に再剥離可能接着部23が設けられる。再剥離可能接着部23は、透明基材20の裏面と商品31の剥離表面30とを接着するとともに、この再剥離可能接着部23から透明基材20を剥離した際に、この再剥離可能接着部23の透明基材20側の残部が、再剥離可能接着部23、透明基材20および剥離不可接着部22を透過して、秘匿情報印刷21を認識可能な程度に光透過性を有するものとされている。
上記構成の貼着ラベル10は例えば、この再剥離可能接着部23を介して応募対象となる商品31の剥離表面30に貼着させることができる。
ここで、剥離表面30とは、金属や樹脂の表面等のように再剥離可能接着部23が容易に剥離可能な面を意味するが、この場合、剥離表面30を有する商品としての被貼着体31は透明であってはならない。ここで、被貼着体31としては、不透明であれば特に限定されないが、例えば、飲料缶、あるいはペットボトル等に巻回したシュリンクフィルム表面などを提示することができる。
また、透明基材20の裏面に形成する再剥離可能接着部23は、被貼着体31の剥離表面30に対して強制的に剥離可能な程度の貼着力を有するものを採用しておく。なお、一旦透明基材20に貼着させた不透明基材2は不用意に剥離されないように剥離不可接着部22の接着力は比較的強力なものとしておく。
本実施形態のキャンペーンラベル10は、被貼着体31の剥離表面30に貼着された状態において、秘匿情報印刷層21によって形成された秘匿情報が、その表面側からは不透明基材2によって隠蔽されているとともに裏面側からは不透明な被貼着体31によって隠蔽された態様となっており、秘匿情報印刷層21の秘匿情報はその内容を確認することができない。すなわち、貼着ラベル10を商品に貼着させた状態において、確認できる情報は不透明基材2に記載されキャンペーン情報印刷層24によって形成されたキャンペーン情報のみとなっている。
本実施形態のキャンペーンラベル10の利用方法の例を説明する。
貼着ラベル10が貼付された商品(被貼着体)31を購入した需要者は、図1に示すように、キャンペーン情報印刷層24によって形成されたキャンペーン情報としての応募のお知らせを読むことにより、懸賞内容等を確認する。この確認後に貼着ラベル10を商品から剥がす。ここで、再剥離可能接着部23は剥離表面30に対し強制的に剥離可能な程度になっているので容易に剥離表面30から剥離させることができる。
貼着ラベル10を商品(被貼着体)31から剥離させると、貼着ラベル10の裏面側から、再剥離可能接着部23、透明基材20、剥離不可接着部22を介して秘匿情報印刷層21を透視して、この秘匿情報印刷層21によって形成された秘匿情報の内容を確認することができる。つまり、再剥離可能接着部23、透明基材20、剥離不可接着部22はいずれも透明であるから、秘匿情報印刷層21によって形成された秘匿情報の内容が裏側から容易に透視可能となる。
このように貼着ラベル10を被貼着体31から剥離させることで、初めて裏から秘匿情報印刷層21によって形成された秘匿情報の内容を確認することができるので、キャンペーンラベル10をクジとして利用することができる。
さらに秘匿情報を確認した時、「当たり」であった場合には応募用のはがき等に貼着してそのまま応募シールとして利用できる。あるいは、秘匿情報印刷層21によって形成された秘匿情報として形成された2次元バーコード等にアクセスすることが可能となる。
次に上述したようなキャンペーンラベル10の製造方法について、図面に基づいて説明する。
図2は、本実施形態におけるキャンペーンラベルの製造方法に使用される製造装置を示す模式図である。
本実施形態におけるキャンペーンラベルの製造装置1は、図2に示すように、第一ロール41と、秘匿情報印刷部42と、反転部52と、キャンペーン情報印刷部43と、第一接着剤塗布部44と、貼着部45と、打ち抜き部46と、不要ロール48と、巻き取りロール49と、第ニロール51と、を有する。
図3〜図12は、本実施形態におけるキャンペーンラベルの製造方法を示す模式断面図である。
本実施形態におけるキャンペーンラベルの製造方法は、まず、図2に示す第一ロール41にロール状に巻き取られてなる不透明基材2を、この第一ロール41から巻き解いて引き出す。この際、図3に示すように、不透明基材2の裏面2bに印刷可能なように第一ロール41から不透明基材2が引き出される。
次いで、図2に示す秘匿情報印刷部42において、所定のデザイン、形状とされる秘匿情報印刷層21を、図4に示すように、不透明基材2の裏面2bに所定の間隔で形成するように印刷により順次行う。なお、不透明基材2としては、合成樹脂フィルムや紙の他、通常のタック原紙であればどのようなものでもよい。
その後、図13に示す反転部52によって、図5に示すように、不透明基材2の表裏を反転させる。反転部52は、図13に矢印で示す不透明基材2の搬送方向に対して、この搬送方向と交差する方向に不透明基材2を曲げ、搬送方向と平行な軸線を有する軸に対して巻回し、元の搬送位置まで戻した状態で搬送方向と交差する方向となっている不透明基材2を再度曲げて、元の搬送方向に走行させることで、不透明基材2の表裏面を反転するものとされる。
この反転された状態の不透明基材2に対して、図2に示すキャンペーン情報印刷部43において、秘匿情報印刷層21の位置に合わせてキャンペーン情報印刷層24の形成を、図6に示すように、印刷によって順次行う。
キャンペーン情報印刷層24の形成における位置合わせは自動でも手動でもよいが、これを自動でおこなう場合には、先頭の秘匿情報印刷層21の印刷の際に秘匿情報印刷層21の両サイドとなる位置に、例えば位置合わせ用のマーク等を印刷しておく。そして最初のキャンペーン情報印刷層24の印刷の際には、この位置合わせ用のマークを目印として、キャンペーン情報印刷層24の印刷位置が位置合わせ用のマークに合うように位置合わせ制御を行い、秘匿情報印刷層21が形成された裏面2bと反対側となる表面2aにキャンペーン情報印刷層24を印刷により形成することになる。
なお、秘匿情報印刷層21の印刷ピッチとキャンペーン情報印刷層24の印刷ピッチとを同一にしておけば、順次キャンペーン情報印刷層24の形成を行っていっても、これら秘匿情報印刷層21とキャンペーン情報印刷層24との印刷位置のずれが積算されていくことがない。
次いで、キャンペーン情報印刷層24が形成された不透明基材2は、図2に示す第一接着剤塗布部44にて、図7に示すように、不透明基材2の裏面2b側である秘匿情報印刷層21の印刷面上に接着剤が塗布されることで剥離不可接着部22が形成されて次工程に送られる。
また、図2に示す第ニロール51には、図8〜図10に示すように、裏面に再剥離可能接着部23が形成され、さらに再剥離可能接着部23が剥離シート32で被覆された透明基材20が、ロール状に巻き取られている。このように、透明基材20は、再剥離可能接着部23、剥離シート32が積層された状態で、第ニロール51から巻き解いて引き出され、次工程に送られる。
そして、それぞれ次工程に送られた不透明基材2と透明基材20は、図2に示す貼着部45を通過させることにより、不透明基材2の剥離不可接着部22を透明基材20の表面に貼着させる。これにより、図11に示すように、2層構造の連続する貼着ラベル体10aが剥離シート32に貼着した状態で構成されることになる。
次にこの貼着ラベル体10aを、図2に示す打ち抜き部46で、剥離シート32以外を打ち抜いて不要部分47を剥離シートから取り除き、図2に示す不要ロール48に巻き取る。
これにより、図12に示すように、キャンペーンラベル10が貼着した状態の剥離シート32が巻き取りロール49にロール状に巻き取られる。このとき、剥離シート32には、複数のキャンペーンラベル10が一定間隔毎に貼着した状態とされることができ、この状態で巻き取りロール49にロール状に巻き取られることになる。
本実施形態におけるキャンペーンシート10は、図示しない貼り付け手段によって、剥離シート32から剥がされて、被着体31に貼着されることで、図1に示すように、キャンペーン可能状態となる。これにより、キャンペーンシート10は、表側からキャンペーン情報印刷層24が見え、被着体31から剥がした時、ラベルの裏面側から秘匿情報印刷層21を見ることができる。このように、キャンペーンシート10が2層からなり、キャンペーン情報印刷層24と秘匿情報印刷層21とを同一の不透明機材2の表裏面2a,2bに印刷することで、これらをキャンペーンラベル10に印刷する際に、重ねるラベルの素材が異なることによる引っ張りテンションに対する伸び長が互いに異なることがない。したがって、キャンペーン情報の印刷と秘匿憧報の印刷位置のずれが積算していかないようにすることができる。
これにより、たとえ、キャンペーン情報印刷層24と秘匿情報印刷層21との許容される位置ずれ範囲が極めて狭く、印刷工程おける不透明基材2と透明基材20との伸び長の差が無視できない場合であっても、これらの位置ずれの発生を防止して、収率の低下を防止することができる。
なお、本実施形態におけるキャンペーンシート10は、実際の大きさとしては、一枚が10mm角程度、印刷工程おける不透明基材2の幅方向寸法は、300mm程度、第一ロール41に巻回された不透明基材2の長さ寸法は、400m程度、キャンペーン情報印刷層24と秘匿情報印刷層21との許容される位置ずれ範囲が0.5mm程度とされることができる。
さらに、本実施形態においては、反転部52によって不透明基材2の表裏を反転させたが、反転部52を用いずに、不透明基材2の表面2a表面および裏面2bにそれぞれ印刷することも可能である。
2…不透明基材
2a…表面
2b…裏面
10…キャンペーンラベル
10a…貼着ラベル体
20…透明基材
21…秘匿情報印刷層
22…剥離不可接着部
23…再剥離可能接着部
24…キャンペーン情報印刷層
30…剥離表面
31…被着体(商品)
32…剥離シート

Claims (2)

  1. 表面にキャンペーン情報印刷層が設けられ裏面に秘匿情報印刷層が設けられた不透明基材と、
    裏面に被着体に対して剥離可能な貼着力を有する再剥離可能接着部が設けられた透明基材と、を有し、
    前記不透明基材の裏面側と前記透明基材の表面側とが、剥離不可接着部によって接着されたことを特徴とするキャンペーンラベル。
  2. 請求項1記載のキャンペーンラベルの製造方法であって、
    前記不透明基材の表面に前記キャンペーン情報印刷層を設けるキャンペーン印刷工程と、
    前記不透明基材の裏面に前記秘匿情報印刷層を設ける秘匿情報印刷工程と、
    前記透明基材の裏面に前記再剥離可能接着部を設ける再剥離可能接着部形成工程と、
    前記不透明基材の裏面側と前記透明基材の表面側とを、前記剥離不可接着部によって接着する接着工程と、を有することを特徴とするキャンペーンラベルの製造方法。
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