JP2009210781A - 多層ラベル - Google Patents
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Abstract
【課題】接着剤に依存しない、新たな接着性及び剥離性の調整機構を採用することにより、容易に接着性と剥離性とを調整することができる多層ラベルを提供することである。
【解決手段】多層ラベル10は、第一樹脂フィルム14と第二樹脂フィルム15とが積層される積層フィルム16と、第一樹脂フィルムの表面に形成される第一デザイン印刷層17と、第二樹脂フィルム15の表面に形成され、第一デザイン印刷層17によって隠蔽されている第二デザイン印刷層18とを有している。第一及び第二樹脂フィルム14、15は、熱収縮性フィルムであって、それぞれ熱収縮率が異なる樹脂から構成されている。多層ラベル10の加熱処理を行うことによって、積層フィルム16の層間の接着強度が低下し、第一樹脂フィルム14を剥離して第二デザイン印刷層18を表示することができる。
【選択図】図4
【解決手段】多層ラベル10は、第一樹脂フィルム14と第二樹脂フィルム15とが積層される積層フィルム16と、第一樹脂フィルムの表面に形成される第一デザイン印刷層17と、第二樹脂フィルム15の表面に形成され、第一デザイン印刷層17によって隠蔽されている第二デザイン印刷層18とを有している。第一及び第二樹脂フィルム14、15は、熱収縮性フィルムであって、それぞれ熱収縮率が異なる樹脂から構成されている。多層ラベル10の加熱処理を行うことによって、積層フィルム16の層間の接着強度が低下し、第一樹脂フィルム14を剥離して第二デザイン印刷層18を表示することができる。
【選択図】図4
Description
本発明は、複数のデザイン印刷層を有する多層ラベルに係り、特に二つのデザイン印刷層を有し、上層のデザイン印刷層を含む樹脂フィルムを剥離して下層のデザイン印刷層を表示できる二層ラベルに関する。
多層ラベルは、文字や絵柄を表示するデザイン印刷層を複数有し、ラベルの下層に設けられるデザイン印刷層は、それよりも上層に設けられるデザイン印刷層等によって隠蔽された構造から構成されている。ラベルの上層に設けられるデザイン印刷層は剥離可能に設けられており、それを剥離することにより下層のデザイン印刷層を表示することができる。多層ラベルは、上記の構造を活かして、商品の流通・販売時等には隠蔽しておきたい情報、例えば、当たりくじ等の情報を下層のデザイン印刷層に設けたキャンペーン用のラベルなどに使用されている。また、表示面積を拡大する目的で、医薬品や化粧品等のラベルにも使用されている。
多層ラベルは、デザイン印刷層を設けたラベル用のフィルムロールを二つ以上準備し、それらロールを、接着剤を使用したラミネート法により接着して製造されるのが一般的である。具体的には、一方のラベル用のフィルムロールにホットメルト接着剤などの接着剤を塗布して、接着剤を塗布した面に他方のフィルムロールを重ねて熱圧着することによりラミネートを行う。積層されたフィルムロールは、所定のサイズにカットされて多層ラベルとなる。
多層ラベルは、ラベル製造時、搬送時及びラベルを装着した商品の流通・販売時等には、ラベル層間の接着強度を維持し、下層のデザイン印刷層を見たいときには、上層のデザイン印刷層を含むラベル等が容易に剥離できることが要求される。この接着性及び剥離性は、接着剤の性能やその塗布量などにより調整されているが、接着剤の塗布量のばらつき、経時変化による接着性能の劣化などによりその調整は容易ではない。また、剥離性を高めるために、接着力を低下させる離型剤を併用することも行われているが、離型剤の塗布量や塗布位置によっては、ラベル製造時や商品の搬送時等にラベルの剥離が起こるという問題を有していた。
上記のような状況に鑑みて、離型剤の塗布方法を工夫した多層ラベルが開発されている。例えば、特許文献1には、複数のラベルを粘着剤により貼り合わせて、上層ラベルを下層ラベルから剥離可能に構成した多層ラベルにおいて、前記下層ラベルの表面の剥離開始位置において離型剤を間欠パターンで印刷し、該間欠パターンを変えることにより前記上層ラベルの剥離性を調節した多層ラベルが開示されている。
しかしながら、特許文献1の多層ラベルによっても、接着剤や離型剤の塗布量のばらつきや経時変化を解決することはできず、接着性と剥離性とを調整することは容易ではない。上記のように、接着剤に依存した方法では、ラベル製造時、搬送時及びラベルを装着した商品の流通・販売時等には、ラベル層間の接着強度を維持し、下層のデザイン印刷層を見たいときには、上層のデザイン印刷層を含むラベル等が容易に剥離できるという要求を満足することはできない。
本発明の目的は、接着剤に依存しない、新たな接着性及び剥離性の調整機構を採用することにより、容易に接着性と剥離性とを調整することができる多層ラベルを提供することである。
本発明に係る多層ラベルは、第一樹脂フィルムと第二樹脂フィルムとが積層される積層フィルムと、第一樹脂フィルムの表面に形成される第一デザイン印刷層と、第二樹脂フィルムの表面に形成される第二デザイン印刷層とを有し、第二デザイン印刷層は、第一デザイン印刷層又は第一樹脂フィルムによって隠蔽されている多層ラベルにおいて、第一及び第二樹脂フィルムは、それぞれ熱収縮率が異なる熱収縮性フィルムから構成され、加熱処理を行うことによって、積層フィルムの層間の接着強度が低下し、第一樹脂フィルムを剥離して第二デザイン印刷層を表示できることを特徴とする。
本発明に係る多層ラベルは、第一樹脂フィルムと第二樹脂フィルムとが第三樹脂フィルムを介して積層される積層フィルムと、第一樹脂フィルムの表面に形成される第一デザイン印刷層と、第二樹脂フィルムの表面に形成される第二デザイン印刷層とを有し、第二デザイン印刷層は、第一デザイン印刷層、第一樹脂フィルム又は第三樹脂フィルムによって隠蔽されている多層ラベルにおいて、第一及び第二樹脂フィルムは、熱収縮性フィルムであって、それぞれ積層フィルムの最表層及び最裏層に設けられ、第三樹脂フィルムは、熱収縮性フィルムであって、第一及び第二樹脂フィルムとは熱収縮率が異なる熱収縮性フィルムから構成され、加熱処理を行うことによって、積層フィルムの層間の接着強度が低下し、第一又は第三樹脂フィルムを剥離して第二デザイン印刷層を表示できることを特徴とする。
また、第一及び第二樹脂フィルムは、ポリエチレンテレフタレートから構成され、第三樹脂フィルムは、ポリスチレン又はポリオレフィンから構成されることが好ましい。
また、加熱処理後における積層フィルムの層間の接着強度が、0.1N以上0.6N以下であることが好ましい。
また、ラベルを一端側が他端側の外側となるように重ね合わせて筒状にされた両側縁部を接着する際に、外側となるラベル側縁部の上部及び下部の少なくとも一方に、接着されない剥離起点部を有し、剥離起点部は、加熱処理を行うことによって、捲れあがることが好ましい。
本発明に係る多層ラベルによれば、第一樹脂フィルムと第二樹脂フィルムとが積層される積層フィルムと、第一樹脂フィルムの表面に形成される第一デザイン印刷層と、第二樹脂フィルムの表面に形成される第二デザイン印刷層とを有するので、表示面積を拡大することができる。また、第二デザイン印刷層は、第一デザイン印刷層又は第一樹脂フィルムによって隠蔽されているので、キャンペーンラベル等に使用することができる。
また、第一及び第二樹脂フィルムは、それぞれ熱収縮率が異なる熱収縮性フィルムから構成され、加熱処理を行うことによって、第一及び第二樹脂フィルムの熱収縮の差を利用して、積層フィルムの層間の接着強度を低下させ、第一樹脂フィルムを剥離して第二デザイン印刷層を表示することが可能となる。即ち、本発明に係る多層ラベルは、接着剤に依存しない、新たな接着性及び剥離性の調整機構を採用している。従って、両フィルムを構成する樹脂組成を調整し、熱収縮率を変化させることにより、積層フィルムの層間の接着性と剥離性との調整を容易に行うことができる。
また、本発明に係る多層ラベルは、第一樹脂フィルムと第二樹脂フィルムとの間に、第三樹脂フィルムを設けた積層フィルムを備え、第一及び第二樹脂フィルムは、ポリエチレンテレフタレートから構成され、第三樹脂フィルムは、ポリスチレン又はポリオレフィンから構成されるので、第一樹脂フィルムと第三樹脂フィルムとの間、第二樹脂フィルムと第三樹脂フィルムとの間が剥離し易くなる。第二デザイン印刷層を表示したい場合には、第一又は第三樹脂フィルムのいずれかを剥離すればよく、さらに剥離が行い易くなる。
また、加熱処理後における積層フィルムの層間の接着強度が、0.1N以上0.6N以下であるので、多層ラベルを装着した商品の流通・販売時等には、積層フィルム層間の接着強度を維持し、第二デザイン印刷層を見たいときには、第一樹脂フィルムを容易に剥離することができる。
また、ラベルを一端側が他端側の外側となるように重ね合わせて筒状にされた両側縁部を接着する際に、外側となるラベル側縁部の上部及び下部の少なくとも一方に、接着されない剥離起点部を有し、剥離起点部は、加熱処理を行うことによって、捲れあがるので、剥離起点部を容易に確認することができ、これを起点として第一樹脂フィルム又は第三樹脂フィルムを容易に剥離することができる。
以下に図面を用いて本発明に係る実施の形態につき、詳細に説明する。図1は、多層ラベルが容器に装着された状態を示す図である。図2は、二つの樹脂フィルムを積層した積層フィルムから構成される多層ラベルの要部断面を示す図である。
多層ラベル10は、図1に示すように、飲料用ペットボトルである容器11の胴体部に筒状に形成されて装着されている。この多層ラベル10は、一枚のラベルの一端側が他端側の外側となるように重ね合わせて接着(センターシール)することにより筒状に形成されており、この重ね合わされて接着される部分をセンターシール部12と称する。センターシール部12近傍の他端側には、多層ラベル10を容器から剥がすために、リサイクルミシン目13が設けられている。センターシール部12近傍の一端側には、後述する剥離起点部20が設けられている。
筒状に形成された多層ラベル10は、接着剤を使用して容器11に貼り付けることができる。また、後述するように、加熱処理を行ってラベルの基材フィルムを収縮させることにより、接着剤を使用することなく容器11に装着することもできる。リサイクル性やプロセスコスト低減の観点からは、後者の方法を適用することが好ましい。
多層ラベル10は、図2に示すように、第一樹脂フィルム14及び第二樹脂フィルム15を積層した積層フィルム16から構成されている。多層ラベル10が容器11に装着される際には、第一樹脂フィルム14はラベルの上層となり、第二樹脂フィルム15はラベルの下層となる。第一樹脂フィルム14の表面には第一デザイン印刷層17が、第二樹脂フィルム15の表面には第二デザイン印刷層18が設けられている。
容器11に装着された多層ラベル10は、容器11を含む商品の流通・販売時等には、第一デザイン印刷層17のみを見ることができ、ラベルの下層に設けられる第二デザイン印刷層18は見ることができないようになっている。つまり筒状に形成された多層ラベル10の場合には、筒状の外側に第一デザイン印刷層17を有し、内側に第二デザイン印刷層18を有するので、外側からは第二デザイン印刷層18は見ることができないようになっている。多層ラベル10は、第二デザイン印刷層18を隠蔽することができるため、キャンペーン用のラベルに好適である。なお、第二デザイン印刷層18は、第一デザイン印刷層17を含む第一樹脂フィルム14を剥離することにより表示することができる。
以下では、多層ラベル10を装着する容器11は、飲料用ペットボトルとして説明するが、容器11は、例えば、医薬品、化粧品、調味料、食料品及び洗剤などの容器であってもよく、その形状や材質は限定されるものではない。従って、多層ラベル10は、キャンペーン用ラベルに限定されることなく使用できる。
第一樹脂フィルム14は、多層ラベル10の基材フィルムであって、ラベルの破断強度や熱収縮率等の物性を決定する部材である。上記のように、第一樹脂フィルム14は、表面に第一デザイン印刷層17が設けられ、第二樹脂フィルム15とともに積層フィルム16を構成し、多層ラベル10の上層となる。第一樹脂フィルム14は、第二デザイン印刷層18を表示する際に、第二樹脂フィルム15から剥離される。
第一デザイン印刷層17は、第一樹脂フィルム14の二つの表面のうち少なくともどちらか一方の表面に設けられる。第一樹脂フィルム14の両面に第一デザイン印刷層17を設けることもできる。第一樹脂フィルム14と第二樹脂フィルム15とを後述する共押出し法にて積層する場合には、ラベルの上側となる面に設けられる。
第一デザイン印刷層17は、容器11を含む商品の流通・販売時等に表示されるものであり、商品名や品質、製造元など商品情報を示す文字や模様が施されている。第一デザイン印刷層17は、種々の文字や模様を表示でき、所望の色相に調整することも可能である。所望の顔料や染料を、アクリル樹脂やウレタン樹脂等のバインダ樹脂、有機溶剤及び可塑剤等から構成されるビヒクルと混合したものが原料インキとして用いられる。色相の調整は、顔料の種類やその添加量を調整することによって行われる。顔料の添加量を多くすれば、濃い色相で透明性の低い第一デザイン印刷層17を形成することができる。
第一デザイン印刷層17の形成は、グラビア印刷、凸版印刷、平板印刷及び孔版印刷等によって行うことができる。文字や模様は、特定のパターン分布をもって印刷することもできるし、ベタ印刷することもできる。なお、生産性向上等の観点から、積層フィルム16の状態で第一デザイン印刷層17の形成を行うことが好ましい。
第一デザイン印刷層17において、文字や模様の表示を行わない部分には、背景色の印刷を行うことができる。通常は、白ベタ印刷が行われる。白ベタ印刷は、第一樹脂フィルム14のどちらの表面に行ってもよいが、第一樹脂フィルム14と第二樹脂フィルム15とを後述する共押出し法にて積層する場合には、ラベルの上側となる面に行われる。従って、図2に示すように、第一樹脂フィルム14のラベルの上側となる面には、まず、白ベタ印刷層17bが施され、その上に文字や模様の層17aが形成される。なお、第一デザイン印刷層17は、接着性や外観の意匠性の観点から、センターシール部12には設けないことが好ましい。具体的には、多層ラベル10の側縁部となる第一樹脂フィルム14の他端から5〜10mmあけて、第一デザイン印刷層17が形成される。
第一デザイン印刷層17は、商品情報の表示だけでなく、第二デザイン印刷層18を隠蔽する機能も有している。文字や模様の層17aのみにより第二デザイン印刷層18を隠蔽することもできるが、パターン分布によっては隠蔽効果が十分に発揮できないので、白ベタ印刷層17bを設けることが好ましい。なお、白ベタ印刷を行わず、第一樹脂フィルム14に白色顔料等を添加して、第二デザイン印刷層18を隠蔽することもできる。
第一樹脂フィルム14は、加熱処理によって主に一方向に収縮する熱収縮性フィルムである。第一樹脂フィルム14を構成する樹脂としては、ポリエステル樹脂(ポリエチレンテレフタレートなど)、ポリオレフィン樹脂(ポリエチレン、ポリプロピレンなど)、ポリスチレン、ポリ塩化ビニル及びこれらの共重合体(スチレン-ブタジエン共重合体)等を使用することができる。
良好な熱収縮性を発現するために、第一樹脂フィルム14は少なくとも一方向に延伸されていることが好ましい。延伸倍率としては、図1に示す筒状に形成された多層ラベル10の円周方向(一方向)に2〜6倍程度が好ましく、場合によってラベルの高さ方向(一方向と直交する方向)に1.01〜2倍程度であることが好ましい。なお、この延伸工程は、生産性向上等の観点から、積層フィルム16の状態で行うことが好ましい。
第一樹脂フィルム14の厚みは、5〜100μmであることが好ましく、さらに好ましくは、10〜80μmである。この範囲内であると、第一フィルム14を剥離する際にフィルムが破断することなく良好な剥離性を得ることができる。
第二樹脂フィルム15は、第一樹脂フィルム14と同様に、多層ラベル10の基材フィルムである。上記のように、第二樹脂フィルム15は、表面に第二デザイン印刷層18が設けられ、第一樹脂フィルム14とともに積層フィルム16を構成し、多層ラベル10の下層となる。第二樹脂フィルム15は、第一樹脂フィルム14が剥離され、第二デザイン印刷層18を表示する際に、容器11に装着された状態を維持する。なお、第二樹脂フィルム15は、積層フィルムの下側となる表面に第二デザイン印刷層18を設ける場合には、この印刷層が見易いように透明であることが好ましい。
第二デザイン印刷層18には、キャンペーン等の情報を示す文字や模様が施されている。第二デザイン印刷層18は、上記のように、第一デザイン印刷層17によって隠蔽されており、商品の流通・販売時等には見ることができない。消費者が容器11を含む商品を購入して、キャンペーン情報を見ようとした時に、第一デザイン印刷層17を含む第一樹脂フィルム14を剥離することによりはじめて見ることができる。
第二デザイン印刷層18は、第一デザイン印刷層17と同様の原料インキを用いて、同様の印刷法によって形成することができる。なお、第二デザイン印刷層18は、第一デザイン印刷層17と同様に、生産性向上等の観点から、積層フィルム16の状態で形成され、ラベルの下側となる面に設けることが好ましい。
第二デザイン印刷層18は、第一デザイン印刷層17のように下層のデザイン印刷層を隠蔽する必要はないので、文字や模様の層18aのみを形成することができる。一般的には、筒状にしたラベルの内側から第二デザイン印刷層18が見えないように、白ベタ印刷層18bが設けられる。従って、図2に示すように、第二樹脂フィルム15のラベルの下側となる面には、まず、文字や模様が形成され、その上に白ベタ印刷層18bが形成される。
第二樹脂フィルム15は、第一樹脂フィルム14と同様に、熱収縮性フィルムであり、第一樹脂フィルム14と異種又は同種の樹脂から構成することができる。但し、第一樹脂フィルム14とは一方向の熱収縮率が異なるように構成される必要がある。積層フィルム16を構成する二つの樹脂フィルム間の熱収縮率が異なれば、後述する加熱処理によって収縮の度合いが異なり、従って、層間に歪みが生じてその接着強度が低下することになるからである。
第一及び第二樹脂フィルム14、15を構成する樹脂の組み合わせとしては、上記のように、熱収縮率が異なるフィルムとするために、異なる樹脂の組み合わせであることが好ましい。好ましい組み合わせとしては、第一樹脂フィルム14がポリエステル樹脂で、第二樹脂フィルム15がポリスチレン又はポリオレフィン樹脂である組み合わせ等が挙げられる。なお、ポリエステル樹脂としては、非晶性の変性ポリエチレンテレフタレートが好ましい。
第一及び第二樹脂フィルム14、15には、保護層を設けてもよい。保護層は、第一デザイン印刷層17の上側と第二デザイン印刷層18の下側とに設けられ、印刷層の損傷を防止する機能を有する。第一デザイン印刷層17の上側に設けられる保護層は、透明性が高い樹脂から構成されることが好ましく、例えば、アクリル樹脂、ウレタン樹脂、ポリエステル樹脂、エポキシ樹脂及びポリアミド樹脂などを使用することができる。第二デザイン印刷層18の下側に設けられる保護層は、これらの樹脂に酸化チタン等の白色顔料を添加して白ベタ印刷層と兼用させることもできる。
積層フィルム16は、第一樹脂フィルム14と第二樹脂フィルム15とが積層されて形成される。積層フィルム16は、多層ラベル10の基材フィルムである。後述する加熱処理によって、層間の接着強度が低下して層間を容易に剥離することが可能となる。なお、層間の剥離性や装着性を良好にするためには、第一及び第二樹脂フィルム14、15の熱収縮する方向、即ちそれぞれの一方向が同じ方向に沿って重なるように積層される必要がある。
積層フィルム16の層間の接着強度は、多層ラベル10を装着した容器11を含む商品の流通・販売時等には、衝撃等により剥がれること無く積層フィルム16の状態を維持し、第二デザイン印刷層18を表示したい時には、第一樹脂フィルム14を容易に剥離できる程度であることが要求される。具体的には、層間の接着強度は、0.1N以上0.6N以下であることが好ましい。ここで層間の接着強度は、JIS K 6854―3に準拠した方法で評価されるT型剥離試験によって測定される。T型剥離試験は、試験サンプルとしては、実際に使用する条件にて延伸及び加熱処理を行った15mmの幅の積層フィルム16を使用し、サンプルの端部の第一及び第二樹脂フィルム14、15を50mm剥離し、それぞれのフィルムの端部をチャックして、引張試験機(島津製作所社製オートグラフ)で引張ることにより行われる。層間の接着強度は、引張試験機で剥離される長さが50mmから250mmの剥離加重の平均値である(N/15mm)。なお、引張り方向は一方向(熱収縮方向)であり、温度23±2℃、湿度50±5%RHの条件にて測定する。
積層フィルム16は、二つの樹脂フィルムだけでなく、さらに三つ以上の樹脂フィルム19を積層して構成することもできる。例えば、図3に示すように、第一及び第二樹脂フィルム14、15に加えて、その間に第三樹脂フィルム19を設けることができる。この場合も、上記と同様に、第一及び第二樹脂フィルム14、15には、第一及び第二デザイン印刷層17、18が設けられる。
図3に示す多層ラベル10の場合、第二デザイン印刷層18を表示するためには、第一又は第三樹脂フィルム14、19を剥離する必要がある。従って、第三樹脂フィルム19と第一及び第二樹脂フィルム14、15とは、熱収縮率が異なることが要求される。なお、第一及び第二樹脂フィルム14、15は、同一の樹脂から構成されてもよい。フィルムを構成する樹脂の好ましい組み合わせとしては、第一及び第二樹脂フィルム14、15がポリエステル樹脂で、第三樹脂フィルム19がポリスチレン又はポリオレフィン樹脂である組み合わせ等が挙げられる。なお、ポリエステル樹脂としては、非晶性の変性ポリエチレンテレフタレートが好ましい。
各フィルムの厚みは、それぞれ5〜100μmであることが好ましく、さらに好ましくは、10〜80μmである。この範囲内であると、第一又は第三樹脂フィルム14、19を剥離する際にフィルムが破断することなく良好な剥離性を得ることができる。さらに、各フィルムの厚みの比率は、剥離性向上等の観点から、第一樹脂フィルム14:第三樹脂フィルム19;第二樹脂フィルム15=1:6:1〜1:1:1であることが好ましい。なお、積層フィルム16を形成する際には、二層の積層フィルム16と同様に、三つの樹脂フィルムが熱収縮する方向、即ちそれぞれの一方向が同じ方向に沿って重なるように積層される必要がある。
図3に示す三層構造の積層フィルム16からなる多層ラベル10は、第二デザイン印刷層18を表示するために、第一又は第三樹脂フィルム14、19の二つの樹脂フィルムをどちらかを剥離すればよい。従って、例えばフィルムの破断等により第一樹脂フィルム14をうまく剥離できなかった場合にも、第三樹脂フィルム19を剥離することにより、第二デザイン印刷層18を表示することができる。
積層フィルム16は、共押出し法やラミネート法によって製造することができる。ラミネート法は、予め作成した第一及び第二樹脂フィルム14、15を、貼り合わせる方法である。一方、共押し出し法は、第一及び第二樹脂フィルム14、15を構成する樹脂を、平行に配置した二つのスリットから共に押出し、フィルム化すると同時にラミネートまで行う方法である。基本的に溶融状態で接着性を持つ樹脂同士であれば層間の接着強度が優れた積層フィルム16を得ることができる。所望の層間の接着強度が得られない場合には、両フィルムを構成する樹脂を変更する、或いは両フィルムを構成する樹脂に対して接着性を有する樹脂を層間に挿入する等により接着強度を調整することもできる。層間に挿入される樹脂としては、一般的には、エチレン―酢酸ビニル共重合樹脂(EVA)、エチレン―アクリル酸共重合樹脂(EAA)、エチレン―メタクリル酸共重合樹脂(EMAA)などが使用される。なお、層間に挿入される樹脂層の厚みは、0.5〜5μm程度である。積層フィルム16の製造方法としては、生産性向上等の観点から、共押出し法が好ましい。
共押出し法による積層フィルム16の製造について説明する。所定の温度に設定した二つの押し出し機に、それぞれ第一及び第二樹脂フィルム14、15を構成する樹脂をそれぞれ投入し、溶融した樹脂を随時送り出す。この送り出し速度を調整することによりそれぞれのフィルム層の厚みをコントロールすることができる。次いで、マニホールド等を用いて、それぞれの樹脂を合流させた後、Tダイ等から押し出し、冷却ドラム等を用いて急冷し、フィルム巻き取り装置により巻き取られて積層フィルム16のロールを得る。積層フィルム16が三層以上の樹脂フィルムから構成される場合にも、共押出し法を適用することが好ましく、その場合には、三箇所以上のスリットを有するマニホールド及びTダイ等を使用して積層フィルム16が製造される。
共押出し法により得られた積層フィルム16は、未延伸状態であるので、巻き取られる前に第一及び第二樹脂フィルム14、15を同時に、一軸延伸又は二軸延伸を行うことが好ましい。三層以上の時も第一、第二及び第三樹脂フィルム14、15、19を同時に延伸することが好ましい。延伸方式としては、ロール方式、テンター方式及びチューブ方式等を使用することができる。延伸倍率としては、上記のように、一方向に2〜6倍程度、一方向に直交する方向に1.01〜2倍程度であることが好ましい。次いで、積層フィルム16のロールを送り出して第一樹脂フィルム14側に第一デザイン印刷層17を、第二樹脂フィルム15側に第二デザイン印刷層18を、前述の印刷法により形成して、巻き取ることにより多層ラベル10のロールを製造することができる。
多層ラベル10のロールは、容器11に装着される幅にスリットされた後、一方の側縁部にテトラヒドロフランなどの有機溶剤が塗布され、その塗布部に他方の側縁部を重ね合わせてセンターシールし、筒状の多層ラベル10の連続体となる。この連続体を上下方向に所定のサイズを有する一枚のラベルとなるように切断し、容器11に巻きつけた後、加熱処理を行うことによりラベルを収縮させ、容器11に装着することができる。
多層ラベル10が、センターシールされる際に、ラベルの上部及び下部には、センターシールを行わず、非接着部を設けることができる。このようにしてラベルの上部及び下部が非接着状態となった一端側は、第一樹脂フィルム14を剥離するときに起点となる剥離起点部20となる。剥離起点部20は、加熱処理を行うことによって捲れあがった形状をなしている。なお、剥離起点部20となるラベル側縁部両端がセンターシールされないようにするため、この部分にデザイン印刷層を設けることができる。
多層ラベル10の加熱処理は、熱風やスチームを吹き付けることにより行われる。例えば、90℃に設定されたスチームが充満したスチームトンネルに、容器11に容器11の径よりも少し大きな径の筒状の多層ラベル10が外嵌された状態で通されることにより加熱処理される。この加熱処理によって、積層フィルム16が収縮して容器11に密着するとともに、層間の接着強度が低下することになる。以上の方法によれば、一つの加熱処理工程によって、多層ラベル10の装着工程と、積層フィルム16の層間の接着強度を低下させる工程とを同時に行うことができる。
前述のように、加熱処理の工程は、積層フィルム16の層間の接着強度を低下させ、第一樹脂フィルム14を剥離可能とする重要な工程である。この加熱工程は、多層ラベル10を容器11に装着する工程と別けて行うこともできる。いずれの場合においても、多層ラベル10は、積層フィルム16、即ち、第一及び第二樹脂フィルム14、15を構成する樹脂の軟化温度又はガラス転移温度以上で、融点又は分解温度以下の温度に加熱される。スチームを使用して加熱処理を行う場合には、90℃程度のスチームを使用することができる。一方、熱風を使用する場合には、一般的には200℃程度の熱風を使用する必要がある。
多層フィルム10は、接着剤を使用して容器11に巻きつけて装着させることもできる。この場合には、多層ラベル10の装着工程のための加熱処理は必要とされず、多層ラベル10の容器11に対する装着性を考慮しなくてもよい。従って、積層フィルム16層間の接着強度のみを考慮して、第一及び第二樹脂フィルム14、15の樹脂組成を調整することができるので、さらに層間の接着性及び剥離性の調整が容易となる。
多層ラベル10には、リサイクルミシン目13が設けられる。図1に示すように、リサイクルミシン目13は、センターシール部の近傍であって他端側に設けられる。リサイクルミシン目13は、多層ラベル10を容器11から剥がしてラベルと容器11を分別するために設けられているが、同時に、後述する第一樹脂フィルム14の剥離の終結点となる。なお、リサイクルミシン目13は、サークルカッターやレーザー加工等により設けることができる。
上記構成の多層ラベル10の作用について、図4を加えて以下詳細に説明する。図4は、図2において第一樹脂フィルム14を剥離する様子を示す図である。
図1に示すように、飲料用ペットボトルである容器11の胴体部に装着されている多層ラベル10は、加熱処理されて積層フィルム16が収縮することにより、容器11に密着して装着されている。積層フィルム16を構成する第一及び第二樹脂フィルム14、15は、熱収縮性のフィルムであって、かつ、良好な収縮性を帯有させるために延伸されており加熱処理によって容器11の形状に追従するように収縮する。
図1における多層ラベル10には、ラベルの上層に第一樹脂フィルム14が存在するため、第一デザイン印刷層17の文字や模様の層17a又は白ベタ印刷層17b等によって、第二樹脂フィルム15の表面に設けられた第二デザイン印刷層18が隠蔽されている。従って、第一デザイン印刷層17のみを見ることができ、第二デザイン印刷層18は見ることができない。
第二デザイン印刷層18を表示させるためには、第一デザイン印刷層17を含む第一樹脂フィルム14を剥離する必要がある。即ち、図4に示すように、積層フィルム16の層間を剥離する必要がある。積層フィルム16は、多層ラベル10を容器11に装着する際に加熱処理されており、層間の接着強度は低下している。第一及び第二樹脂フィルム14、15は、それぞれ熱収縮率の異なる樹脂から構成されているため、加熱処理による収縮の度合いが異なることになる。熱収縮の度合いが異なれば、フィルム同士の接着面、即ち、積層フィルム16の層間に歪みが生じて、層間の接着強度は低下することになる。
図4に示すように、層間の接着強度が低下した積層フィルム16は、その層間を容易に剥離することが可能となり、第一デザイン印刷層17を含む第一樹脂フィルム14を剥離して、第二デザイン印刷層18を表示することができる。但し、積層フィルム16の層間は、容器11を落としたりすること等によって加えられる衝撃によっては剥離することはない。層間の接着強度は、第一及び第二樹脂フィルム14、15の樹脂組成を調整することにより、容易にコントロールすることが可能である。従って、積層フィルム16の層間は、衝撃等によっては剥離せず、積極的に剥離する場合には、容易に剥離することができるように設定される。具体的には、層間の接着強度は、0.1N以上0.6N以下であることが好ましく、さらに好ましくは0.2N以上0.5N以下、特に好ましくは0.3N以上0.4N以下である。
多層ラベル10における積層フィルム16の層間の接着性及び剥離性の調整機構は、第一及び第二樹脂フィルム14、15間の熱収縮率の差による剥離性を利用した調整機構であり、従来の接着剤や離型剤に依存した機構とは全く異なる。従って、接着剤の塗布量のばらつき、経時変化による接着性能の劣化及び離型剤の塗布量や塗布位置にばらつきなど起因する接着性及び剥離性の調整の困難さを解消することができる。さらに、多層ラベル10は、加熱処理前においては、積層フィルム16の層間の接着強度は高く、従来の多層ラベルのように、多層フィルムの製造時等において層間が剥離するおそれは極めて低い。
第一樹脂フィルム14の剥離は、センターシール部12の上部又は下部を起点として行われる。センターシール部12は、前述のように、多層ラベル10を筒状に重ね合わせて接着する部分であるが、図1に示すように、その上部及び下部には、センターシールされない剥離起点部20が設けられている。なお、剥離起点部20は、センターシール部12の上部又は下部のどちらか一方に設けてもよい。
加熱処理後の多層ラベル10は、積層フィルム16の層間の接着強度が低下しているため、剥離起点部20において、指先で第一樹脂フィルムのみを少し剥離して掴むことが可能である。リサイクルミシン目13は、多層ラベル10の上層から下層まで全ての層に設けられているので、剥離起点部20から第一樹脂フィルム14を剥がしていくと、このリサイクルミシン目13で剥離が終結することになる。剥離起点部20は、上記のように、センターシールされていないので、加熱処理によって、少し捲れあがった状態になっている。従って、その存在を容易に確認することができ、指で摘むことも可能となる。
10 多層ラベル、11 容器、12 センターシール部、13 リサイクルミシン目、14 第一樹脂フィルム、15 第二樹脂フィルム、16 積層フィルム、17 第一デザイン印刷層、17a 第一デザイン印刷層の文字や模様の層、17b 第一デザイン印刷層の白ベタ印刷層、18 第二デザイン印刷層、18a 第二デザイン印刷層の文字や模様の層、18b 第二デザイン印刷層の白ベタ印刷層、19 第三樹脂フィルム、20 剥離起点部。
Claims (5)
- 第一樹脂フィルムと第二樹脂フィルムとが積層される積層フィルムと、第一樹脂フィルムの表面に形成される第一デザイン印刷層と、第二樹脂フィルムの表面に形成される第二デザイン印刷層とを有し、第二デザイン印刷層は、第一デザイン印刷層又は第一樹脂フィルムによって隠蔽されている多層ラベルにおいて、
第一及び第二樹脂フィルムは、それぞれ熱収縮率が異なる熱収縮性フィルムから構成され、
加熱処理を行うことによって、
積層フィルムの層間の接着強度が低下し、第一樹脂フィルムを剥離して第二デザイン印刷層を表示できることを特徴とする多層ラベル。 - 第一樹脂フィルムと第二樹脂フィルムとが第三樹脂フィルムを介して積層される積層フィルムと、第一樹脂フィルムの表面に形成される第一デザイン印刷層と、第二樹脂フィルムの表面に形成される第二デザイン印刷層とを有し、第二デザイン印刷層は、第一デザイン印刷層、第一樹脂フィルム又は第三樹脂フィルムによって隠蔽されている多層ラベルにおいて、
第一及び第二樹脂フィルムは、熱収縮性フィルムであって、それぞれ積層フィルムの最表層及び最裏層に設けられ、
第三樹脂フィルムは、熱収縮性フィルムであって、第一及び第二樹脂フィルムとは熱収縮率が異なる熱収縮性フィルムから構成され、
加熱処理を行うことによって、
積層フィルムの層間の接着強度が低下し、第一又は第三樹脂フィルムを剥離して第二デザイン印刷層を表示できることを特徴とする多層ラベル。 - 請求項2に記載の多層ラベルにおいて、
第一及び第二樹脂フィルムは、ポリエチレンテレフタレートから構成され、
第三樹脂フィルムは、ポリスチレン又はポリオレフィンから構成されることを特徴とする多層ラベル。 - 請求項1から3いずれか1に記載の多層ラベルにおいて、
加熱処理後における積層フィルムの層間の接着強度が、0.1N以上0.6N以下であることを特徴とする多層ラベル。 - 請求項1から4いずれか1に記載の多層ラベルにおいて、
ラベルを一端側が他端側の外側となるように重ね合わせて筒状にされた両側縁部を接着する際に、外側となるラベル側縁部の上部及び下部の少なくとも一方に、接着されない剥離起点部を有し、
剥離起点部は、加熱処理を行うことによって、捲れあがることを特徴とする多層ラベル。
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