JP2018017817A - 画像形成装置、及び画像形成システム - Google Patents

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Abstract

【課題】トナーコンテナの交換に関する情報を的確なタイミングで出力する。
【解決手段】画像形成装置1は、消費量算出部161、判定部164、情報出力部165、及び閾値決定部163を備える。消費量算出部161は、第1期間のトナーの消費量である実績消費量QRを算出する。判定部164は、トナー残量Qが残量閾値SQ以下であるか否かを判定する。情報出力部165は、トナー残量Qが残量閾値SQ以下であると判定部164が判定した場合に、トナー残量Qが少ない旨の情報を出力する。閾値決定部163は、実績消費量QRとトナーコンテナ131の入荷待ち期間PWとに基づいて残量閾値SQを決定する。入荷待ち期間PWは、トナーコンテナ131を発注してからトナーコンテナ131が着荷するまでに要する期間を示す。
【選択図】図2

Description

本発明は、画像形成装置、及び画像形成システムに関する。
特許文献1に記載の画像形成装置は、トナーコンテナから現像器へのトナーの補給動作の累積時間に応じて、トナー濃度の下限値を変更する。そして、画像形成装置は、トナー濃度の下限値とトナー濃度の検知結果とに基づいて、トナーコンテナの空検知を行い、トナーコンテナを交換する旨の警報を出力する。
特開2005−181597号公報
しかしながら、特許文献1に記載の画像形成装置では、トナーコンテナの交換に関する情報を的確なタイミングで出力できない場合がある。例えば、トナーコンテナを発注してからトナーコンテナが着荷するまでに要する期間が長い場合には、トナーコンテナを早めに発注する必要がある。しかし、トナーコンテナを準備する旨の情報を早めに出力することができない。また、例えば、ネットワークに複数台の画像形成装置が接続されている場合に、1台の画像形成装置が印刷不可になったときには、他の画像形成装置がトナー不足に起因して印刷不可になることを回避する必要がある。しかし、他の画像形成装置のトナーコンテナを準備する旨の情報は早めに出力することができない。
本発明は、上記課題に鑑みてなされたものであり、トナーコンテナの交換に関する情報を的確なタイミングで出力できる画像形成装置、及び画像形成システムを提供することを目的としている。
本発明の第1局面の画像形成装置は、消費量算出部、判定部、情報出力部、及び閾値決定部を備える。前記消費量算出部は、第1期間のトナーの消費量である実績消費量を算出する。前記判定部は、トナー残量が残量閾値以下であるか否かを判定する。前記情報出力部は、前記トナー残量が前記残量閾値以下であると前記判定部が判定した場合に、前記トナー残量が少ない旨の情報を出力する。前記閾値決定部は、前記実績消費量とトナーコンテナの入荷待ち期間とに基づいて残量閾値を決定する。前記入荷待ち期間は、前記トナーコンテナを発注してから前記トナーコンテナが着荷するまでに要する期間を示す。
本発明の第2局面の画像形成システムは、サーバー装置と複数台の画像形成装置とがネットワークを介して通信する画像形成システムである。前記サーバー装置は、検出部、及び閾値指示部を備える。前記検出部は、前記複数台の画像形成装置のうち、印刷不可の画像形成装置を検出する。前記閾値指示部は、前記印刷不可の画像形成装置を前記検出部が検出した場合に、前記複数台の画像形成装置のうち、前記印刷不可の画像形成装置を除く画像形成装置のトナーの残量閾値を増加するように指示する。前記残量閾値は、前記複数台の画像形成装置の各々において、前記トナー残量が少ないか否かを判定する閾値を示す。
本発明の第3局面の画像形成装置は、ネットワークに接続された複数台の画像形成装置に含まれる画像形成装置である。前記画像形成装置は、判定部、情報出力部、及び閾値変更部を備える。前記判定部は、トナー残量が残量閾値以下であるか否かを判定する。前記情報出力部は、前記トナー残量が前記残量閾値以下であると前記判定部が判定した場合に、前記トナー残量が少ない旨の情報を出力する。前記閾値変更部は、前記複数台の画像形成装置のうち、印刷不可の他の画像形成装置が検出された場合に、前記残量閾値を増加する。
本発明の画像形成装置、及び画像形成システムによれば、トナーコンテナの交換に関する情報を的確なタイミングで出力できる。
本発明の実施形態に係る画像形成装置の構成を示す図である。 本発明の第1実施形態に係る画像形成装置の制御部の構成を示す図である。 第1実施形態に係る画像形成装置の制御部の閾値決定処理を示すフローチャートである。 第1実施形態に係る画像形成装置のトナー残量の変化を示すグラフである。 第1実施形態に係る画像形成装置の残量閾値を示す図である。 第1実施形態に係る画像形成装置の制御部の判定処理を示すフローチャートである。 第1実施形態に係る画像形成装置の制御部の判定処理を示すフローチャートである。 本発明の第2実施形態に係る画像形成システムの構成を示す図である。 第2実施形態に係るサーバー装置の制御部及び画像形成装置の制御部の構成を示す図である。 (a)〜(c)は、第2実施形態に係る画像形成装置の残量閾値を示す図である。 第2実施形態に係るサーバー装置の制御部の処理を示すフローチャートである。
以下、本発明の実施形態について、図面(図1〜図11)を参照しながら説明する。なお、図中、同一又は相当部分については同一の参照符号を付して説明を繰り返さない。
<共通の構成>
まず、図1を参照して、本発明の実施形態に係る画像形成装置1について説明する。図1は、本発明の実施形態に係る画像形成装置1の構成を示す図である。図1に示すように、本発明の実施形態において画像形成装置1は、カラー複写機である。画像形成装置1は、用紙P(記録媒体)上に画像を形成する装置である。具体的には、画像形成装置1は、筐体10、給紙部12、搬送部L、トナー供給ユニット13、画像形成ユニット14、定着部17、排出部18、及び、制御部16を備える。
給紙部12は、用紙Pを搬送部Lへ供給する。搬送部Lは、用紙Pを、転写部15及び定着部17を経由して排出部18まで搬送する。
トナー供給ユニット13は、画像形成ユニット14にトナーを供給する。トナー供給ユニット13は、トナーコンテナ131y、トナーコンテナ131c、トナーコンテナ131m、及びトナーコンテナ131kを備える。トナーコンテナ131yは、イエロー色のトナーを収容する。トナーコンテナ131cは、シアン色のトナーを収容する。トナーコンテナ131mは、マゼンタ色のトナーを収容する。トナーコンテナ131kは、ブラック色のトナーを収容する。以下の説明において、トナーコンテナ131y〜トナーコンテナ131kを、便宜上、トナーコンテナ131と総称する場合がある。
画像形成ユニット14は、用紙Pに画像を形成する。具体的には、画像形成ユニット14は、画像形成部14y、画像形成部14c、画像形成部14m、画像形成部14k、及び転写部15を含む。画像形成ユニット14は、「画像形成部」に相当する。画像形成部14yには、トナーコンテナ131yからイエロー色のトナーが供給される。画像形成部14cには、トナーコンテナ131cからシアン色のトナーが供給される。画像形成部14mには、トナーコンテナ131mからマゼンタ色のトナーが供給される。画像形成部14kには、トナーコンテナ131kからブラック色のトナーが供給される。
画像形成部14y、画像形成部14c、画像形成部14m、及び画像形成部14kは、それぞれ、トナー残量検出センサー141y、トナー残量検出センサー141c、トナー残量検出センサー141m、及びトナー残量検出センサー141kを備える。トナー残量検出センサー141yは、トナーコンテナ131yのトナーの残量を検出する。以下、トナーの残量を、「トナー残量」という。同様に、トナー残量検出センサー141c、トナー残量検出センサー141m、及びトナー残量検出センサー141kは、それぞれ、トナーコンテナ131c、トナーコンテナ131m、及びトナーコンテナ131kのトナー残量を検出する。トナー残量検出センサー141yは、例えば、トナーコンテナ131y内のトナーを攪拌するモーター(図示省略)の負荷に基づいて、トナーコンテナ131yのトナー残量Qyを検出する。同様に、トナー残量検出センサー141c、トナー残量検出センサー141m、及びトナー残量検出センサー141kは、それぞれ、トナー残量Qc、トナー残量Qm、及びトナー残量Qkを検出する。トナー残量Qy〜トナー残量Qkを、便宜上、トナー残量Qと総称する場合がある。また、トナー残量検出センサー141y〜トナー残量検出センサー141kを、便宜上、トナー残量検出センサー141と総称する場合がある。
転写部15は、中間転写ベルト154を備える。画像形成部14y〜画像形成部14kが、それぞれ、中間転写ベルト154にトナー像を転写する。複数個のトナー像が、中間転写ベルト154上で重畳され、中間転写ベルト154上に画像が形成される。転写部15は、中間転写ベルト154上に形成された画像を、用紙P上に転写する。その結果、用紙P上に画像が形成される。
定着部17は、用紙Pを加熱及び加圧し、用紙Pに形成されたトナー像を用紙Pに定着する。排出部18は、用紙Pを画像形成装置1の外部へ排出する。
制御部16は、プロセッサー16A、及び記憶部16Bを備え、画像形成装置1の動作を制御する。プロセッサー16Aは、例えば、CPU(Central Processing Unit)を含む。記憶部16Bは、例えば、半導体メモリーを含み、HDD(Hard Disk Drive)を含んでもよい。記憶部16Bは、制御プログラムを記憶する。プロセッサー16Aは、記憶部16Bから制御プログラムを読み出して実行し、画像形成装置1の動作を制御する。
図1では、トナー残量検出センサー141が、トナーコンテナ131内のトナーを攪拌するモーターの負荷に基づいて、トナーコンテナ131のトナー残量Qを検出するが、本発明はこれに限定されない。例えば、トナー残量検出センサー141が、トナーコンテナ131に残留するトナー残量Qを光学的に検出する形態でもよい。また、例えば、トナー残量検出センサー141に換えて、制御部16が、画像のドット数に基づいてトナー消費量を求め、トナー消費量からトナー残量Qを検出する形態でもよい。また、例えば、トナー残量検出センサー141に換えて、制御部16が、トナーを供給するモーターの回転時間(又は回転数)の積算値に基づいて、トナーコンテナ131内のトナー残量Qを検出する形態でもよい。
<第1実施形態>
次に、図1〜図7を参照して、本発明の第1実施形態に係る画像形成装置1について説明する。図2は、画像形成装置1の制御部16の構成を示す図である。図2に示すように、制御部16は、残量取得部161、消費量算出部162、閾値決定部163、判定部164、及び情報出力部165を備える。具体的には、図1及び図2に示すように、制御部16のプロセッサー16Aは、記憶部16Bから制御プログラムを読み出して実行し、残量取得部161、消費量算出部162、閾値決定部163、判定部164、及び情報出力部165として機能する。
記憶部16Bは、入荷待ち期間PWy、入荷待ち期間PWc、入荷待ち期間PWm、及び入荷待ち期間PWkを記憶する。入荷待ち期間PWyは、トナーコンテナ131yを発注してからトナーコンテナ131yが着荷するまでに要する期間を示す。同様に、入荷待ち期間PWc、入荷待ち期間PWm、及び入荷待ち期間PWkは、それぞれ、トナーコンテナ131c、トナーコンテナ131m、及びトナーコンテナ131kを発注してから着荷するまでに要する期間を示す。入荷待ち期間PWy〜入荷待ち期間PWkを、便宜上、入荷待ち期間PWと総称する場合がある。
残量取得部161は、トナー残量検出センサー141yから、トナー残量Qyを取得する。同様に、残量取得部161は、トナー残量検出センサー141c、トナー残量検出センサー141m、及びトナー残量検出センサー141kから、それぞれ、トナー残量Qc、トナー残量Qm、及びトナー残量Qkを取得する。残量取得部161は、トナー残量Qyを示す情報を、トナー残量Qyを取得した日時情報と対応付けて記憶部16Bに書き込む。同様に、残量取得部161は、トナー残量Qcを示す情報、トナー残量Qmを示す情報、及びトナー残量Qkを示す情報を、それぞれ、トナー残量Qc、トナー残量Qm、及びトナー残量Qkを取得した日時情報と対応付けて記憶部16Bに書き込む。
消費量算出部162は、実績消費量QRy、実績消費量QRc、実績消費量QRm、及び実績消費量QRkを算出する。実績消費量QRyは、イエロー色のトナーの第1期間PD1の消費量である。同様に、実績消費量QRc、実績消費量QRm、及び実績消費量QRkは、シアン色のトナー、マゼンタ色のトナー、及びブラック色のトナーの第1期間PD1の消費量である。実績消費量QRy〜実績消費量QRkを、便宜上、実績消費量QRと総称する場合がある。第1期間PD1は、単位期間であり、例えば1日間である。
閾値決定部163は、残量閾値SQy、残量閾値SQc、残量閾値SQm、及び残量閾値SQkを決定する。具体的には、閾値決定部163は、実績消費量QRyとトナーコンテナ131yの入荷待ち期間PWyとに基づいて、残量閾値SQyを決定する。閾値決定部163は、実績消費量QRcとトナーコンテナ131cの入荷待ち期間PWcとに基づいて、残量閾値SQcを決定する。閾値決定部163は、実績消費量QRmとトナーコンテナ131mの入荷待ち期間PWmとに基づいて、残量閾値SQmを決定する。閾値決定部163は、実績消費量QRkとトナーコンテナ131kの入荷待ち期間PWkとに基づいて、残量閾値SQkを決定する。残量閾値SQy〜残量閾値SQkを、便宜上、残量閾値SQと総称する場合がある。残量閾値SQは、トナー残量Qが少ないか否かを判定する閾値である。
判定部164は、トナー残量Qyが残量閾値SQy以下であるか否かを判定する。判定部164は、トナー残量Qcが残量閾値SQc以下であるか否かを判定する。判定部164は、トナー残量Qmが残量閾値SQm以下であるか否かを判定する。判定部164は、トナー残量Qkが残量閾値SQk以下であるか否かを判定する。
トナー残量Qyが残量閾値SQy以下であると判定部164が判定した場合に、情報出力部165はトナー残量Qyが少ない旨の情報を出力する。トナー残量Qcが残量閾値SQc以下であると判定部164が判定した場合に、情報出力部165はトナー残量Qcが少ない旨の情報を出力する。トナー残量Qmが残量閾値SQm以下であると判定部164が判定した場合に、情報出力部165はトナー残量Qmが少ない旨の情報を出力する。トナー残量Qkが残量閾値SQk以下であると判定部164が判定した場合に、情報出力部165はトナー残量Qkが少ない旨の情報を出力する。
以上、図1及び図2を参照して説明したように、閾値決定部163は、実績消費量QRとトナーコンテナ131の入荷待ち期間PWとに基づいて、残量閾値SQを決定する。そして、トナー残量Qが残量閾値SQ以下である場合に、トナー残量Qが少ない旨の情報を情報出力部165が出力する。残量閾値SQには実績消費量QRと入荷待ち期間PWとが反映されているため、情報出力部165は、実績消費量QRの多少と入荷待ち期間PWの長短とに応じて、トナーコンテナ131の交換に関する情報を的確なタイミングで出力できる。したがって、ユーザーは、トナーコンテナ131を的確なタイミングで発注できる。
例えば、情報出力部165は、入荷待ち期間PWが長い場合には、トナー残量Qが少ない旨の情報を早く出力できる。また、例えば、入荷待ち期間PWが長く、実績消費量QRが少ない場合、又は、入荷待ち期間PWが短く、実績消費量QRが多い場合には、トナー残量Qが少ない旨の情報を早過ぎることなく出力できる。
第1実施形態では、情報出力部165がトナーコンテナ131の交換に関する情報として、トナー残量Qが少ない旨の情報を出力するが、本発明はこれに限定されない。トナーコンテナ131の交換に関する情報は、例えば、トナーコンテナ131を準備する旨の情報でもよいし、トナーコンテナ131を準備する旨の情報とトナー残量Qが少ない旨の情報との双方でもよい。
次に、図3を参照して、画像形成装置1の制御部16の動作について説明する。図3は、制御部16の「閾値決定処理」を示すフローチャートである。「閾値決定処理」とは、残量閾値SQを決定する処理である。図3では、便宜上、残量閾値SQyを決定する処理について説明する。残量閾値SQc、残量閾値SQm、及び残量閾値SQkも残量閾値SQyと同様の処理で決定するため、その記載を省略する。
図3に示すように、まず、ステップS101において、残量取得部161がトナー残量検出センサー141yからトナー残量QAyを取得する。
次に、ステップS103において、消費量算出部162が、ステップS101の実行時点より第2期間PD2前のトナー残量QByを記憶部16Bから読み出す。第2期間PD2は、ステップS101の実行時点を終点とする期間であり、第1期間PD1より長い。
そして、ステップS105において、消費量算出部162が次の(1)式を用いて実績消費量QRyを算出する。トナー残量QByとトナー残量QAyとの差(QBy−QAy)は、第2期間PD2におけるトナーの消費量の累計値を示す。
QRy=(QBy−QAy)×PD1/PD2 (1)
次に、ステップS107において、閾値決定部163が入荷待ち期間PWyを記憶部16Bから読み出す。
そして、ステップS109において、閾値決定部163が次の(2)式を用いて残量閾値SQyを決定し、処理が終了する。
SQy=PWy×QRy (2)
次に、図2〜図4を参照して、トナー残量QAy及びトナー残量QByについて説明する。図4は、トナー残量Qyの変化を示すグラフG1である。横軸は時間Tを示し、縦軸はトナー残量Qyを示す。時点TAは、消費量算出部162が実績消費量QRyを算出する時点(算出時点)を示す。時点TAは、例えば、図3では、ステップS101の実行時点に対応する。時点TBは、時点TAから第2期間PD2前の時点を示す。時点TBと時点TAとの間の期間は、第2期間PD2を示す。第2期間PD2は、例えば3日間である。
トナー残量QAyは、時点TAにおけるトナー残量Qyを示す。トナー残量QByは、時点TBにおけるトナー残量Qyを示す。グラフG1に示すように、トナー残量Qyは、時間Tの経過に伴って減少する。また、トナーコンテナ131yを画像形成装置1に装着した時点TSでのトナー残量Qyは、100%である。時点TSから時点TAまでの期間は、例えば10日間である。
以上、図2〜図4を参照して説明したように、消費量算出部162は、第2期間PD2におけるトナーの消費量の累計値に基づき、実績消費量QRを算出する。具体的には、トナーコンテナ131を画像形成装置1に装着した時点TSから算出時点TAまでの10日間のうち、算出時点TAに近い3日間のトナーの消費量の累計値に基づき、実績消費量QRを算出する。よって、実績消費量QRに、算出時点TAに近いトナーの消費量の傾向が反映されるため、実績消費量QRを的確に算出することができる。
第1実施形態では、第2期間PD2が3日間であるが、本発明はこれに限定されない。第2期間PD2は、第1期間PD1より長ければよい。第2期間PD2は、例えば、2日間でもよいし、5日間でもよい。
第1実施形態では、消費量算出部162が第2期間PD2におけるトナーの消費量の累計値に基づき実績消費量QRを算出するが、本発明はこれに限定されない。例えば、消費量算出部162が、トナーコンテナ131が装着された時点TSからのトナーの消費量の累計値に基づき、実績消費量QRを算出する形態でもよい。例えば、上記(1)式において、第2期間PD2を時点TSから時点TAまでの期間に置き換える。特に、例えば、トナーの消費量が不規則に変化する場合には、長期間におけるトナーの消費量を用いて実績消費量QRを算出することが好ましい。したがって、トナーコンテナ131が装着された時点TSからのトナーの消費量の累計値に基づき実績消費量QRを算出すると、実績消費量QRを的確に算出することができる。
次に、図3及び図5を参照して、残量閾値SQyについて説明する。図5は、残量閾値SQyを示す図である。図5に示すように、第1例では、入荷待ち期間PWyが2日であり、実績消費量QRyが4(%/日)である。したがって、閾値決定部163は、上記(2)式を用いて残量閾値SQyを8%に決定する。また、第2例では、入荷待ち期間PWyが3日であり、実績消費量QRyが2(%/日)である。したがって、閾値決定部163は、上記(2)式を用いて残量閾値SQyを6%に決定する。更に、第3例では、入荷待ち期間PWyが4日であり、実績消費量QRyが5(%/日)である。したがって、閾値決定部163は、上記(2)式を用いて残量閾値SQyを20%に決定する。
以上、図3及び図5を参照して説明したように、閾値決定部163は、実績消費量QRと入荷待ち期間PWとの積に基づき残量閾値SQを決定する。具体的には、閾値決定部163は、実績消費量QRと入荷待ち期間PWとの積に残量閾値SQを決定する。実績消費量QRと入荷待ち期間PWとの積に残量閾値SQを決定するため、残量閾値SQを容易に決定できる。
第1実施形態では、閾値決定部163が実績消費量QRと入荷待ち期間PWとの積に残量閾値SQを決定するが、これに限定されない。例えば、閾値決定部163が実績消費量QRと入荷待ち期間PWとの積の第1所定数倍(例えば、1.2倍)に残量閾値SQを決定する形態でもよい。第1所定数は、1より大きい。この形態では、第1所定数が大きい程、残量閾値SQが増加するため、トナー残量Qが少ない旨の情報が更に早めに出力される。よって、トナーコンテナ131の着荷が遅れた場合でも、トナー残量Qが無くなるまでに時間的な余裕がある。
また、例えば、閾値決定部163が実績消費量QRに正の第2所定数を加算した和と入荷待ち期間PWに正の第3所定数を加算した和との積に残量閾値SQを決定する形態でもよい。この形態では、第2所定数及び第3所定数が大きい程、残量閾値SQが増加するため、トナー残量Qが少ない旨の情報が更に早めに出力される。よって、トナー残量Qが少ない旨の情報が出力された時点以降のトナーの消費量が実績消費量QRより大きく、且つ、トナーコンテナ131の着荷が遅れた場合でも、トナー残量Qが無くなるまでに時間的な余裕がある。第2所定数は、トナーの消費量の変動量に基づき決定し、第3所定数は、入荷待ち期間PWの変動期間に基づき決定することが好ましい。この形態では、残量閾値SQにトナーの消費量の変動量及び入荷待ち期間PWの変動期間が反映されるため、トナー残量Qが少ない旨の情報を更に的確なタイミングで出力できる。
次に、図2、図6及び図7を参照して、画像形成装置1の制御部16の動作について説明する。図6及び図7は、制御部16の「判定処理」を示すフローチャートである。「判定処理」とは、トナー残量Qが残量閾値SQ以下であるか否かを判定する処理である。
図6に示すように、まず、ステップS201において、残量取得部161がトナー残量検出センサー141yから、トナー残量Qyを取得する。同様に、残量取得部161がトナー残量検出センサー141c、トナー残量検出センサー141m、及びトナー残量検出センサー141kから、それぞれ、トナー残量Qc、トナー残量Qm、及びトナー残量Qkを取得する。
次に、ステップS203において、判定部164が、トナー残量Qyが残量閾値SQy以下であるか否かを判定する。
トナー残量Qyが残量閾値SQy以下であると判定部164が判定した場合(ステップS203でYES)には、処理が図7のステップS205に進む。トナー残量Qyが残量閾値SQy以下ではないと判定部164が判定した場合(ステップS203でNO)には、処理がステップS209に進む。
そして、ステップS209において、判定部164が、トナー残量Qcが残量閾値SQc以下であるか否かを判定する。
トナー残量Qcが残量閾値SQc以下であると判定部164が判定した場合(ステップS209でYES)には、処理が図7のステップS211に進む。トナー残量Qcが残量閾値SQc以下ではないと判定部164が判定した場合(ステップS209でNO)には、処理がステップS215に進む。
そして、ステップS215において、判定部164が、トナー残量Qmが残量閾値SQm以下であるか否かを判定する。
トナー残量Qmが残量閾値SQm以下であると判定部164が判定した場合(ステップS215でYES)には、処理が図7のステップS217に進む。トナー残量Qmが残量閾値SQm以下ではないと判定部164が判定した場合(ステップS215でNO)には、処理がステップS221に進む。
そして、ステップS221において、判定部164が、トナー残量Qkが残量閾値SQk以下であるか否かを判定する。
トナー残量Qkが残量閾値SQk以下であると判定部164が判定した場合(ステップS221でYES)には、処理がステップS223に進む。トナー残量Qkが残量閾値SQk以下ではないと判定部164が判定した場合(ステップS221でNO)には、処理が終了する。
ステップS203でYESの場合には、図7に示すステップS205において、情報出力部165が、トナー残量Qyが少ない旨の情報を出力する。例えば、情報出力部165が、画像形成装置1の表示部に「イエロー色のトナー残量が少なくなりました。イエロー色のトナーコンテナを発注してください。」と表示する。
次に、ステップS207において、閾値決定部163が、残量閾値SQc、残量閾値SQm、及び残量閾値SQkを増加する。そして、処理を終了する。
ステップS209でYESの場合には、図7に示すステップS211において、情報出力部165が、トナー残量Qcが少ない旨の情報を出力する。例えば、情報出力部165が、画像形成装置1の表示部に「シアン色のトナー残量が少なくなりました。シアン色のトナーコンテナを発注してください。」と表示する。
次に、ステップS213において、閾値決定部163が、残量閾値SQy、残量閾値SQm、及び残量閾値SQkを増加する。そして、処理を終了する。
ステップS215でYESの場合には、図7に示すステップS217において、情報出力部165が、トナー残量Qmが少ない旨の情報を出力する。例えば、情報出力部165が、画像形成装置1の表示部に「マゼンタ色のトナー残量が少なくなりました。マゼンタ色のトナーコンテナを発注してください。」と表示する。
次に、ステップS219において、閾値決定部163が、残量閾値SQy、残量閾値SQc、及び残量閾値SQkを増加する。そして、処理を終了する。
ステップS221でYESの場合には、ステップS223に示すように、情報出力部165が、トナー残量Qkが少ない旨の情報を出力する。例えば、情報出力部165が、画像形成装置1の表示部に「ブラック色のトナー残量が少なくなりました。ブラック色のトナーコンテナを発注してください。」と表示する。
次に、ステップS225において、閾値決定部163が、残量閾値SQy、残量閾値SQc、及び残量閾値SQmを増加する。そして、処理を終了する。
以上、図2、図6、及び図7を参照して説明したように、4色のトナーのうち、1つの色(例えば、イエロー色)のトナー残量Qyが残量閾値SQy以下であると判定部164が判定した場合に、情報出力部165はトナー残量Qyが少ない旨の情報を出力する。また、図2を参照して説明したように、閾値決定部163は、実績消費量QRyと入荷待ち期間PWyとの積に残量閾値SQyを決定する。残量閾値SQyには実績消費量QRyと入荷待ち期間PWyとが反映されているため、情報出力部165は、実績消費量QRyの多少と入荷待ち期間PWyの長短とに応じて、トナーコンテナ131yの交換に関する情報を的確なタイミングで出力できる。
また、シアン色のトナー残量Qc、マゼンタ色のトナー残量Qm、及びブラック色のトナー残量Qkに関しても、イエロー色のトナー残量Qyと同様にして、トナー残量Qc、トナー残量Qm、又はトナー残量Qkが少ない旨の情報を出力する。よって、トナー残量Qc、トナー残量Qm、及びトナー残量Qkが少ない旨の情報を、それぞれ、的確なタイミングで出力できる。したがって、トナーコンテナ131y、トナーコンテナ131m、及びトナーコンテナ131kの交換に関する情報を、それぞれ、的確なタイミングで出力できる。
その結果、トナーコンテナ131y〜トナーコンテナ131kの各々についてトナーコンテナ131の交換に関する情報を出力できるため、トナーコンテナ131y〜トナーコンテナ131kの各々を的確なタイミングで発注できる。
更に、1つの色(例えば、イエロー色)のトナー残量Qyが残量閾値SQy以下であると判定部164が判定した場合に、閾値決定部163は、以下の処理を行う。すなわち、閾値決定部163は、4色のトナーのうち、イエロー色とは異なる他の色の残量閾値SQc、残量閾値SQm、及び残量閾値SQkを増加する。例えば、残量閾値SQc、残量閾値SQm、及び残量閾値SQkを、それぞれ、増加量ΔSQc、増加量ΔSQm、及び増加量ΔSQkずつ増加する。
よって、トナー残量Qyが残量閾値SQy以下であると判定部164が判定した時点で、例えば、シアン色のトナー残量Qcと残量閾値SQcとの差が増加量ΔSQc以下である場合には、判定部164は以下のように判定する。すなわち、残量閾値SQcが増加された後では、シアン色のトナー残量Qcが残量閾値SQc以下であると判定部164が判定する。したがって、情報出力部165は、トナー残量Qcが少ない旨の情報を出力する。
よって、イエロー色とは異なる他の色のうち、トナー残量Qと残量閾値SQとの差が増加量ΔSQ以下である場合には、情報出力部165はトナー残量Qが少ない旨の情報を出力する。したがって、イエロー色のトナーコンテナ131yを発注した直後に、イエロー色とは異なる他の色のトナーコンテナ131を発注するような事態を抑制できる。また、ユーザーがトナーコンテナ131を発注する頻度を削減できる。
また、1つの色(例えば、イエロー色)のトナー残量Qyが残量閾値SQy以下であると判定部164が判定した場合に、閾値決定部163は、例えば、以下の処理を行う。すなわち、閾値決定部163は、4色のトナーのうち、イエロー色とは異なる他の色の残量閾値SQc、残量閾値SQm、及び残量閾値SQkを以下のようにして増加する。閾値決定部163は、実績消費量QRcと入荷待ち期間PWcとの積に零(ゼロ)より大きい係数Cを乗じて増加量ΔSQcを決定する。同様に、閾値決定部163は、増加量ΔSQm、及び増加量ΔSQkを決定する。具体的には、閾値決定部163は、次の(3)式〜(5)式を用いて増加量ΔSQc、ΔSQm、ΔSQkを決定する。
ΔSQc=PWc×QRc×C (3)
ΔSQm=PWm×QRm×C (4)
ΔSQk=PWk×QRk×C (5)
閾値決定部163が上記(3)式〜(5)式を用いて増加量ΔSQc、ΔSQm、ΔSQkを決定するため、係数Cを適正な値にすることによって、増加量ΔSQc、ΔSQm、ΔSQkを適正な値に設定することができる。また、閾値決定部163が、増加量ΔSQc、ΔSQm、ΔSQkを容易に決定できる。
第1実施形態では、閾値決定部163が上記(3)式〜式(5)式を用いて増加量ΔSQc、ΔSQm、ΔSQkを決定するが、本発明はこれに限定されない。閾値決定部163が他の方法で増加量ΔSQc、ΔSQm、ΔSQkを決定してもよい。例えば、増加量ΔSQc、ΔSQm、ΔSQkを所定値(例えば、5%)に決定する形態でもよい。この形態では、増加量ΔSQc、ΔSQm、ΔSQkを算出する必要がないため、閾値決定部163の処理を簡略化できる。
また、例えば、閾値決定部163が、上記(3)式〜(5)式に換えて、次の(3A)式〜(5A)式を用いて残量閾値SQc、残量閾値SQm、及び残量閾値SQkを決定する形態でもよい。
SQc=PWc×QRc×CA (3A)
SQm=PWm×QRm×CA (4A)
SQk=PWk×QRk×CA (5A)
ただし、係数CAは、1より大きい。この形態では、残量閾値SQc、残量閾値SQm、及び残量閾値SQkを上記(3A)式〜(5A)式で示す乗算で算出するため、閾値決定部163の処理を簡略化できる。
第1実施形態では、閾値決定部163が(2)式を用いて残量閾値SQyを決定するが、本発明はこれに限定されない。例えば、予備のトナーコンテナ131がある場合には、トナーコンテナ131を発注しなくても、トナーコンテナ131を交換することができる。よって、閾値決定部163が、予備のトナーコンテナ131がある場合には、残量閾値SQとして小さな値(例えば、1%)に決定する形態でもよい。この形態では、予備のトナーコンテナ131がある場合には、トナー残量が殆どなくなったときに、トナーコンテナ131の交換に関する情報が出力される。また、トナーコンテナ131の交換に関する情報が、必要以上に早く出力されることを回避することができる。したがって、トナーコンテナ131の交換に関する情報を的確なタイミングで出力できる。
<第2実施形態>
次に、図8〜図11を参照して、本発明の第2実施形態に係る画像形成システム200について説明する。図8は、画像形成システム200の構成を示す図である。図8に示すように、画像形成システム200は、複数台の画像形成装置1A、画像形成装置1B、画像形成装置1C、及びサーバー装置2を備える。画像形成システム200は、複数台の画像形成装置1A〜画像形成装置1Cがサーバー装置2と通信する点で、第1実施形態に係る画像形成装置1と相違する。
画像形成装置1A〜画像形成装置1Cは、それぞれ、図1を参照して説明した画像形成装置1と同様の構成を有する。ただし、画像形成装置1A〜画像形成装置1Cの制御部16の機能は、画像形成装置1の制御部16の機能と相違する。
サーバー装置2は、ネットワークを介して、画像形成装置1A〜画像形成装置1Cと通信する。ネットワークは、LAN(Local Area Network)、WAN(Wide Area Network)、及び無線LANを含む。また、サーバー装置2は、制御部21を備える。制御部21は、プロセッサー21A及び記憶部21Bを備え、サーバー装置2の動作を制御する。プロセッサー21Aは、例えば、CPUを含む。記憶部21Bは、例えば、半導体メモリーを含み、HDDを含んでもよい。記憶部21Bは、制御プログラムを記憶する。プロセッサー21Aは、記憶部21Bから制御プログラムを読み出して実行し、サーバー装置2の動作を制御する。
次に、図9を参照して、サーバー装置2の制御部21及び画像形成装置1A〜画像形成装置1Cの制御部16の構成について説明する。図9は、制御部21及び制御部16の構成を示す図である。
図9に示すように、制御部21は、検出部211、及び閾値指示部212を備える。具体的には、制御部21のプロセッサー21Aが、記憶部21Bから制御プログラムを読み出して実行し、検出部211、及び閾値指示部212として機能する。
また、制御部16は、閾値変更部166、判定部167、及び情報出力部168を備える。具体的には、制御部16のプロセッサー16Aが、記憶部16Bから制御プログラムを読み出して実行し、閾値変更部166、判定部167、及び情報出力部168として機能する。
検出部211は、画像形成装置1A〜画像形成装置1Cのうち、印刷不可の画像形成装置1αを検出する。具体的には、検出部211は、画像形成装置1A〜画像形成装置1Cの情報出力部168から受信する情報に基づき、印刷不可の画像形成装置1αを検出する。「印刷不可」とは、印刷ができない状態であり、例えば、故障又はトナーエンプティーのような復旧に時間を要する状態を示す。トナーエンプティーとは、4色のトナーコンテナ131y〜トナーコンテナ131kのうち、少なくともいずれか1色のトナーコンテナ131のトナーが無い状態を示す。画像形成装置1αは、画像形成装置1A〜画像形成装置1Cのうち、印刷不可の画像形成装置を示す。
閾値指示部212は、印刷不可の画像形成装置1αを検出部211が検出した場合に、以下の処理を行う。すなわち、閾値指示部212は、画像形成装置1A〜画像形成装置1Cのうち、印刷不可の画像形成装置1αを除く画像形成装置1βの残量閾値SQy、残量閾値SQc、残量閾値SQm、及び残量閾値SQkを増加するように指示する。画像形成装置1βは、画像形成装置1A〜画像形成装置1Cのうち画像形成装置1αを除く画像形成装置を示す。例えば、印刷不可の画像形成装置1αが、画像形成装置1Aである場合には、画像形成装置1βは、画像形成装置1B、及び画像形成装置1Cである。
閾値変更部166は、閾値指示部212からの指示に基づき、残量閾値SQy、残量閾値SQc、残量閾値SQm、及び残量閾値SQkを変更する。
判定部167は、トナー残量検出センサー141yから、トナー残量Qyを取得する。同様に、判定部167は、トナー残量検出センサー141c、トナー残量検出センサー141m、及びトナー残量検出センサー141kから、それぞれ、トナー残量Qc、トナー残量Qm、及びトナー残量Qkを取得する。また、判定部167は、トナー残量Qyが、残量閾値SQy以下であるか否かを判定する。同様に、判定部167は、トナー残量Qc、トナー残量Qm、及びトナー残量Qkが、それぞれ、残量閾値SQc、残量閾値SQm、及び残量閾値SQk以下であるか否かを判定する。
情報出力部168は、トナー残量Qyが残量閾値SQy以下であると判定部164が判定した場合に、以下の処理を行う。すなわち、情報出力部168は、トナー残量Qyが少ない旨の情報を出力する。同様に、情報出力部168は、トナー残量Qc、トナー残量Qm、及びトナー残量Qkのうち、少なくとも1つが対応する残量閾値SQc、残量閾値SQm、及び残量閾値SQk以下であると判定部164が判定した場合に、以下の処理を行う。すなわち、情報出力部168は、残量閾値SQc以下であると判定されたトナー残量Qcが少ない旨の情報を出力する。また、情報出力部168は、残量閾値SQm以下であると判定されたトナー残量Qm、が少ない旨の情報を出力し、残量閾値SQk以下であると判定されたトナー残量Qkが少ない旨の情報を出力する。
また、情報出力部168は、情報出力部168が配置されている画像形成装置1A(又は、画像形成装置1B、及び画像形成装置1Cの一方)が印刷不可である場合に、印刷不可である旨の情報をサーバー装置2の検出部211に送信する。その結果、検出部211は、画像形成装置1A(又は、画像形成装置1B、及び画像形成装置1Cの一方)が印刷不可であることを検出する。
以上、図9を参照して説明したように、印刷不可の画像形成装置1αを検出部211が検出した場合に、閾値指示部212は、以下の処理を行う。すなわち、閾値指示部212は、画像形成装置1A〜画像形成装置1Cのうち、画像形成装置1αを除く画像形成装置1βの残量閾値SQy〜残量閾値SQkを増加するように指示する。よって、画像形成装置1βにおいて、トナー残量Qy〜トナー残量Qkが、それぞれ、残量閾値SQy〜残量閾値SQk以下となるタイミングが早められる。したがって、トナーコンテナ131の交換に関する情報を的確なタイミングで出力できる。すなわち、ユーザーは、画像形成装置1βのトナーコンテナ131を通常時より早く発注するため、画像形成装置1βのトナーコンテナ131が着荷する前にトナーが無くなる事態を確実に回避できる。
次に、図10(a)〜図10(c)を参照して、画像形成装置1A〜画像形成装置1Cの残量閾値SQyについて説明する。図10(a)は、全ての画像形成装置1A〜画像形成装置1Cが印刷不可ではない場合における画像形成装置1A〜画像形成装置1Cの残量閾値SQyを示す。図10(b)は、画像形成装置1Aが印刷不可である場合における画像形成装置1B、及び画像形成装置1Cの残量閾値SQyを示す。図10(c)は、画像形成装置1Cが印刷不可である場合における画像形成装置1A、及び画像形成装置1Bの残量閾値SQyを示す。図10(a)〜図10(c)では、便宜上、残量閾値SQyについて説明し、他の残量閾値SQc、残量閾値SQm、及び残量閾値SQcについての説明は省略する。
閾値指示部212は、印刷不可の画像形成装置1αの実績印刷枚数Nαに基づいて、残量閾値SQyの増加量ΔSQyを決定する。具体的には、閾値指示部212は、印刷不可の画像形成装置1αの実績印刷枚数Nαが多い程、残量閾値SQyの増加量ΔSQyを大きくする。更に具体的には、閾値指示部212は、印刷不可の画像形成装置1αの実績印刷枚数Nαに比例して、残量閾値SQyの増加量ΔSQyを大きくする。例えば、画像形成装置1A〜画像形成装置1Cの実績印刷枚数Nαが、例えば、1.5千枚/日、1.0千枚/日、0.5千枚/日である場合について、図10(a)〜図10(c)を参照して説明する。
図10(a)に示すように、画像形成装置1A〜画像形成装置1Cが印刷不可ではない場合には、残量閾値SQyは以下の通りである。すなわち、画像形成装置1Aの残量閾値SQyは10%であり、画像形成装置1Bの残量閾値SQyは15%であり、画像形成装置1Cの残量閾値SQyは20%である。図10(b)に示すように、画像形成装置1Aが印刷不可になると、画像形成装置1Bの残量閾値SQyは15%増加して30%になり、画像形成装置1Cの残量閾値SQyは15%増加して35%になる。また、図10(c)に示すように、画像形成装置1Cが印刷不可になると、画像形成装置1Aの残量閾値SQyは5%増加して15%になり、画像形成装置1Bの残量閾値SQyは5%増加して20%になる。
図10(c)に示すように、画像形成装置1Cが印刷不可になると、画像形成装置1A、1Bの残量閾値SQyの増加量ΔSQyは、5%である。これに対して、画像形成装置1Aの実績印刷枚数Nαが、画像形成装置1Cの実績印刷枚数Nαの3倍であるため、画像形成装置1Aが印刷不可になると、画像形成装置1B、1Cの残量閾値SQyの増加量ΔSQyは、15%(3×5%)になる。
以上、図10(a)〜図10(c)を参照して説明したように、閾値指示部212は、印刷不可の画像形成装置1αの実績印刷枚数Nαが多い程、残量閾値SQyの増加量ΔSQyを大きくする。よって、実績印刷枚数Nαが多い画像形成装置1αが印刷不可となった場合には、残量閾値SQyの増加量ΔSQyが大きくなる。したがって、実績印刷枚数Nαが多い画像形成装置1αが印刷不可となった場合には、画像形成装置1βにおいて、トナー残量Qyが、それぞれ、残量閾値SQy以下となるタイミングが画像形成装置1αの実績印刷枚数Nαを反映して早められる。したがって、ユーザーは、画像形成装置1βのトナーコンテナ131を画像形成装置1αの実績印刷枚数Nαを反映して早く発注するため、画像形成装置1βのトナーコンテナ131が着荷する前に、トナーが無くなる事態を的確に回避できる。
第2実施形態では、閾値指示部212が、印刷不可の画像形成装置1αの実績印刷枚数Nαに比例して、残量閾値SQyの増加量ΔSQyを大きくするが、本発明はこれに限定されない。閾値指示部212が、印刷不可の画像形成装置1αの実績印刷枚数Nαが多い程、残量閾値SQyの増加量ΔSQyを大きくする形態であればよい。
次に、図11を参照して、サーバー装置2の制御部21の動作について説明する。図11は、制御部21の動作を示すフローチャートである。なお、図11では、便宜上、残量閾値SQAy、残量閾値SQBy、及び、残量閾値SQCyを変更する場合について説明する。残量閾値SQAyは、画像形成装置1Aのイエロー色のトナーの残量閾値SQyを示す。残量閾値SQByは、画像形成装置1Bのイエロー色のトナーの残量閾値SQyを示す。残量閾値SQCyは、画像形成装置1Cのイエロー色のトナーの残量閾値SQyを示す。
まず、図11に示すように、ステップS301において、検出部211が印刷不可の画像形成装置1αを検出したか否かを判定する。
印刷不可の画像形成装置1αを検出していないと判定した場合(ステップS301でNO)には、処理が待機状態になる。印刷不可の画像形成装置1αを検出したと判定した場合(ステップS301でYES)には、処理がステップS303に進む。
そして、ステップS303において、閾値指示部212が画像形成装置1A、画像形成装置1B、及び画像形成装置1Cのそれぞれの実績印刷枚数NA、実績印刷枚数NB、及び実績印刷枚数NCを情報出力部168から取得する。実績印刷枚数NA、実績印刷枚数NB、及び実績印刷枚数NCは、それぞれ、画像形成装置1A、画像形成装置1B、画像形成装置1Cが過去に単位期間(例えば、1日間)当たりに印刷した枚数である。
次に、ステップS305において、閾値指示部212が、画像形成装置1Aが印刷不可であるか否かを判定する。
画像形成装置1Aが印刷不可ではないと判定した場合(ステップS305でNO)には、処理がステップS309に進む。画像形成装置1Aが印刷不可であると判定した場合(ステップS305でYES)には、処理がステップS307に進む。
そして、ステップS307において、閾値指示部212が、残量閾値SQBy及び残量閾値SQCyを、それぞれ、次の(6)式及び(7)式を用いて増加して、処理が終了する。
SQBy←SQBy+α×NA/(NA+NB+NC) (6)
SQCy←SQCy+α×NA/(NA+NB+NC) (7)
例えば、実績印刷枚数NA、実績印刷枚数NB、及び実績印刷枚数NCは、それぞれ、1.5千枚/日、1.0千枚/日、及び0.5千枚/日である。また、定数αは、例えば、30%である。この場合には、残量閾値SQBy及び残量閾値SQCyは、それぞれ、15%増加する。
ステップS305でNOの場合には、ステップS309において、閾値指示部212が、画像形成装置1Bが印刷不可であるか否かを判定する。
画像形成装置1Bが印刷不可ではない場合(ステップS309でNO)には、処理がステップS313に進む。画像形成装置1Bが印刷不可である場合(ステップS309でYES)には、処理がステップS311に進む。
そして、ステップS311において、閾値指示部212が、残量閾値SQAy及び残量閾値SQCyを、それぞれ、次の(8)式及び(9)式を用いて増加して、処理が終了する。
SQAy←SQAy+α×NB/(NA+NB+NC) (8)
SQCy←SQCy+α×NB/(NA+NB+NC) (9)
ステップS307と同様に、実績印刷枚数NA、実績印刷枚数NB、及び実績印刷枚数NCを、それぞれ、1.5千枚/日、1.0千枚/日、及び0.5千枚/日に定め、定数αを30%に定める。この場合には、残量閾値SQAy及び残量閾値SQCyは、それぞれ、10%増加する。
ステップS309でNOの場合には、閾値指示部212が、画像形成装置1Cが印刷不可であると判定し、処理がステップS313に進む。そして、ステップS313において、閾値指示部212が、残量閾値SQAy及び残量閾値SQByを、それぞれ、次の(10)式及び(11)式を用いて増加して、処理が終了する。
SQAy←SQAy+α×NC/(NA+NB+NC) (10)
SQBy←SQBy+α×NC/(NA+NB+NC) (11)
ステップS307と同様に、実績印刷枚数NA、実績印刷枚数NB、及び実績印刷枚数NCを、それぞれ、1.5千枚/日、1.0千枚/日、及び0.5千枚/日に定め、定数αを30%に定める。この場合には、残量閾値SQAy及び残量閾値SQCyは、それぞれ、5%増加する。
以上、図11を参照して説明したように、画像形成装置1Aが印刷不可である場合には、閾値指示部212が、残量閾値SQBy及び残量閾値SQCyを、それぞれ、上記(6)式及び(7)式を用いて増加する。また、画像形成装置1Bが印刷不可である場合には、閾値指示部212が、残量閾値SQAy及び残量閾値SQCyを、それぞれ、上記(8)式及び(9)式を用いて増加する。更に、画像形成装置1Cが印刷不可である場合には、閾値指示部212が、残量閾値SQAy及び残量閾値SQByを、それぞれ、上記(10)式及び(11)式を用いて増加する。よって、閾値指示部212は、簡素な構成で、適正な残量閾値SQAy、残量閾値SQBy、及び残量閾値SQCyに変更することができる。
第2実施形態では、閾値指示部212が、上記(6)式〜(11)式を用いて残量閾値SQAy、残量閾値SQBy、及び残量閾値SQCyを増加したが、本発明はこれに限定されない。例えば、閾値指示部212が、以下のように残量閾値SQAy、SQBy、SQCyを変更する形態でもよい。すなわち、閾値指示部212が、第1残量閾値SQA1y、第1残量閾値SQB1y、及び第1残量閾値SQC1yから、それぞれ、第2残量閾値SQA2y、第2残量閾値SQB2y、及び第2残量閾値SQC2yに変更するように指示する。第2残量閾値SQA2y、第2残量閾値SQB2y、及び第2残量閾値SQC2yは、それぞれ、第1残量閾値SQA1y、第1残量閾値SQB1y、及び第1残量閾値SQC1yより大きい。そして、下記の第3期間PD3と第4期間PD4が略同一となるように、第2残量閾値SQA2y、第2残量閾値SQB2y、及び第2残量閾値SQC2yを決定する。
第3期間PD3は、印刷不可の画像形成装置1αが復旧した場合における以下の期間を示す。すなわち、第3期間PD3は、画像形成装置1A〜画像形成装置1Cの各々において、トナー残量Qyが第1残量閾値SQ1yに到達した時点からトナー残量Qyが零になるまでの期間を示す。具体的には、第3期間PD3は、画像形成装置1A〜画像形成装置1Cにおいて、それぞれ下記の期間を示す。
画像形成装置1A:トナー残量QAyが第1残量閾値SQA1yに到達した時点からトナー残量QAyが零になるまでの期間。
画像形成装置1B:トナー残量QByが第1残量閾値SQB1yに到達した時点からトナー残量QByが零になるまでの期間。
画像形成装置1C:トナー残量QCyが第1残量閾値SQC1yに到達した時点からトナー残量QCyが零になるまでの期間。
トナー残量QAyは、画像形成装置1Aのトナー残量Qyを示し、トナー残量QByは、画像形成装置1Bのトナー残量Qyを示し、トナー残量QCyは、画像形成装置1Cのトナー残量Qyを示す。
第4期間PD4は、印刷不可の画像形成装置1αが復旧しない場合における以下の期間を示す。すなわち、第4期間PD4は、画像形成装置1A〜画像形成装置1Cの各々において、トナー残量Qyが第2残量閾値SQ2yに到達した時点からトナー残量Qyが零になるまでの期間を示す。具体的には、第4期間PD4は、画像形成装置1A〜画像形成装置1Cにおいて、それぞれ下記の期間を示す。
画像形成装置1A:トナー残量QAyが第2残量閾値SQA2yに到達した時点からトナー残量QAyが零になるまでの期間。
画像形成装置1B:トナー残量QByが第2残量閾値SQB2yに到達した時点からトナー残量QByが零になるまでの期間。
画像形成装置1C:トナー残量QCyが第2残量閾値SQC2yに到達した時点からトナー残量QCyが零になるまでの期間。
第3期間PD3と第4期間PD4が略同一となるように、第2残量閾値SQA2y、第2残量閾値SQB2y、及び第2残量閾値SQC2yを決定する形態では、以下の効果を奏する。すなわち、印刷不可の画像形成装置1αが復旧する場合と印刷不可の画像形成装置1αが復旧しない場合とで、トナー残量Qyが残量閾値SQyに到達した時点からトナー残量Qyが零になるまでの期間が一致する。よって、印刷不可の画像形成装置1αが復旧するか否かに拘らず、トナー残量Qyが少ない旨の情報を情報出力部165が出力してからトナー残量Qyが零になるまでの期間が一定となる。したがって、ユーザーに安心感を与えることができる。その結果、ユーザーの利便性を更に向上することができる。
更に、閾値指示部212が、サーバー装置2に接続された画像形成装置の台数に基づいて、残量閾値SQを増加する形態でもよい。具体的には、閾値指示部212が、サーバー装置2に接続された画像形成装置の台数が多い程、残量閾値SQの増加量を低下する。また、サーバー装置2に接続された画像形成装置の台数が多い程、1台の画像形成装置が印刷不可となったことが、他の画像形成装置に与える影響は小さい。したがって、サーバー装置2に接続された画像形成装置の台数が多い程、残量閾値SQの増加量を低下するため、簡素な構成で適正な増加量を決定できる。
加えて、閾値指示部212が、残量閾値SQを上限値(例えば、40%)以下に決定する形態でもよい。残量閾値SQが大きい程、トナーコンテナ131の交換に関する情報が早いタイミングで出力される。また、トナーコンテナ131の交換に関する情報が余りに早いタイミングで出力されると、ユーザーは、誤った情報が出力されたと判断する可能性がある。したがって、閾値指示部212が残量閾値SQの上限値を適正な値に決定するため、ユーザーが誤った判断をすることを回避できる。
第2実施形態では、1台の画像形成装置1αが印刷不可になる形態について説明したが、本発明はこれに限定されない。例えば、複数台の画像形成装置が印刷不可である形態でもよい。この形態では、印刷不可ではない画像形成装置の残量閾値SQを以下のように決定する。すなわち、まず、1台の画像形成装置が印刷不可である場合の残量閾値SQを第2実施形態と同様にして決定する。そして、他の1台の画像形成装置が印刷不可である場合の残量閾値SQの増加量を求めて残量閾値SQに加算する。
以上、図面を参照しながら本発明の実施形態について説明した。ただし、本発明は、上記の実施形態に限られるものではなく、その要旨を逸脱しない範囲で種々の態様において実施することが可能である(例えば、下記に示す(1)〜(4))。図面は、理解し易くするために、それぞれの構成要素を主体に模式的に示しており、図示された各構成要素の厚み、長さ、個数等は、図面作成の都合上から実際とは異なる場合がある。また、上記の実施形態で示す各構成要素の形状、寸法等は一例であり、特に限定されるものではなく、本発明の構成から実質的に逸脱しない範囲で種々の変更が可能である。
(1)図1を参照して説明したように、画像形成装置1はカラー複写機であるが、本発明はこの形態に限定されない。画像形成装置が用紙Pに画像を形成する形態であればよい。例えば、画像形成装置がモノクロ複写機である形態でもよい。また、例えば、画像形成装置が複合機である形態でもよい。
(2)図6及び図7を参照して説明したように、1つの色のトナー残量が残量閾値以下であると判定部164が判定した場合に、閾値決定部163は、他の色のトナー残量閾値を増加するが、本発明はこの形態に限定されない。例えば、1つの色のトナー残量が残量閾値以下であると判定部164が判定した場合に、情報出力部165が以下の処理を行う形態でもよい。すなわち、他の色のトナー残量と残量閾値との差が所定値以下であるか否かを判定し、トナー残量と残量閾値との差が所定値以下である場合に、トナー残量Qが少ない旨の情報を情報出力部165が出力する形態でもよい。
(3)図8を参照して説明したように、画像形成システム200が3台の画像形成装置1A、画像形成装置1B、及び画像形成装置1Cを備えるが、本発明はこれに限定されない。画像形成システム200が複数台の画像形成装置を備える形態であればよい。例えば、2台の画像形成装置を備える形態でもよいし、4台以上の画像形成装置を備える形態でもよい。
(4)図8を参照して説明したように、サーバー装置2が複数台の画像形成装置1A、画像形成装置1B、及び画像形成装置1Cの残量閾値の増加を指示するが、本発明はこの形態に限定されない。例えば、画像形成装置1Aが、他の画像形成装置1B、1Cが印刷不可になったか否かを判定して、残量閾値を増加する形態でもよい。この場合には、サーバー装置2を設置する必要がないため、構成を簡略化できる。
本発明は、画像形成装置及び画像形成システムに利用可能である。
1 画像形成装置
131(131y、131c、131m、131k) トナーコンテナ
14(14y、14c、14m、14k) 画像形成ユニット
141(141y、141c、141m、141k) トナー残量検出センサー
15 転写部
154 中間転写ベルト
16 制御部
161 残量取得部
162 消費量算出部
163 閾値決定部
164 判定部
165 情報出力部
200 画像形成システム
1A、1B、1C 画像形成装置
131(131y、131c、131m、131k) トナーコンテナ
14(14y、14c、14m、14k) 画像形成ユニット
141(141y、141c、141m、141k) トナー残量検出センサー
15 転写部
154 中間転写ベルト
16 制御部
166 閾値変更部
167 判定部
168 情報出力部
2 サーバー装置
21 制御部
211 検出部
212 閾値指示部

Claims (12)

  1. 第1期間のトナーの消費量である実績消費量を算出する消費量算出部と、
    トナー残量が残量閾値以下であるか否かを判定する判定部と、
    前記トナー残量が前記残量閾値以下であると前記判定部が判定した場合に、前記トナー残量が少ない旨の情報を出力する情報出力部と、
    前記実績消費量とトナーコンテナを発注してから前記トナーコンテナが着荷するまでに要する期間を示す入荷待ち期間とに基づいて前記残量閾値を決定する閾値決定部と
    を備える、画像形成装置。
  2. 前記閾値決定部は、前記実績消費量と前記入荷待ち期間との積に基づき前記残量閾値を決定する、請求項1に記載の画像形成装置。
  3. 前記消費量算出部は、前記トナーコンテナが装着された時点からのトナーの消費量の累計値に基づき、前記実績消費量を算出する、請求項1又は請求項2に記載の画像形成装置。
  4. 前記消費量算出部は、第2期間におけるトナーの消費量の累計値に基づき、前記実績消費量を算出し、
    前記第2期間は、前記実績消費量の算出時点を終点とし、前記第1期間より長い、請求項1又は請求項2に記載の画像形成装置。
  5. 複数色のトナーを用いて記録媒体に画像を形成する画像形成部を更に備え、
    前記消費量算出部は、前記複数色のトナーのうち各色のトナーについて、前記実績消費量を算出し、
    前記閾値決定部は、前記複数色のトナーのうち各色のトナーについて、前記実績消費量と前記入荷待ち期間とに基づいて前記残量閾値を決定し、
    前記判定部は、前記複数色のトナーのうち各色のトナーについて、前記トナー残量が前記残量閾値以下であるか否かを判定し、
    前記複数色のトナーのうち、1つの色の前記トナー残量が前記残量閾値以下であると前記判定部が判定した場合に、前記情報出力部は、前記1つの色の前記トナー残量が少ない旨の情報を出力する、請求項1から請求項4のいずれか1項に記載の画像形成装置。
  6. 前記1つの色の前記トナー残量が前記残量閾値以下であると前記判定部が判定した場合に、前記閾値決定部は、前記複数色のトナーのうち、前記1つの色とは異なる他の色の前記トナーの前記残量閾値を増加する、請求項5に記載の画像形成装置。
  7. 前記1つの色の前記トナー残量が前記残量閾値以下であると前記判定部が判定した場合に、前記閾値決定部は、前記他の色の前記実績消費量と前記他の色の前記入荷待ち期間との積に1より大きい係数を乗じて、前記他の色の前記残量閾値を決定する、請求項6に記載の画像形成装置。
  8. サーバー装置と複数台の画像形成装置とがネットワークを介して通信する画像形成システムであって、
    前記サーバー装置は、
    前記複数台の画像形成装置のうち、印刷不可の画像形成装置を検出する検出部と、
    前記印刷不可の画像形成装置を前記検出部が検出した場合に、前記複数台の画像形成装置の各々において、トナー残量が少ないか否かを判定する閾値を示す残量閾値を、前記複数台の画像形成装置のうち、前記印刷不可の画像形成装置を除いて増加するように指示する閾値指示部と
    を備える、画像形成システム。
  9. 前記閾値指示部は、前記印刷不可の画像形成装置の実績印刷枚数に基づいて、前記残量閾値の増加量を決定する、請求項8に記載の画像形成システム。
  10. 前記閾値指示部は、前記印刷不可の画像形成装置の実績印刷枚数が多い程、前記残量閾値の増加量を大きくする、請求項9に記載の画像形成システム。
  11. 前記閾値指示部は、
    前記残量閾値を第1残量閾値から前記第1残量閾値より大きい第2残量閾値に変更するように指示し、
    第3期間と第4期間とが略同一となるように、前記第2残量閾値を決定し、
    前記第3期間は、前記印刷不可の画像形成装置が復旧した場合に、前記トナー残量が前記第1残量閾値に到達した時点から前記トナー残量が零になるまでの期間であり、
    前記第4期間は、前記印刷不可の画像形成装置が復旧しない場合に、前記トナー残量が前記第2残量閾値に到達した時点から前記トナー残量が零になるまでの期間である、請求項10に記載の画像形成装置。
  12. ネットワークに接続された複数台の画像形成装置に含まれる画像形成装置であって、
    トナー残量が残量閾値以下であるか否かを判定する判定部と、
    前記トナー残量が前記残量閾値以下であると前記判定部が判定した場合に、前記トナー残量が少ない旨の情報を出力する情報出力部と、
    前記複数台の画像形成装置のうち、印刷不可の他の画像形成装置が検出された場合に、前記残量閾値を増加する閾値変更部と
    を備える、画像形成装置。
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