JP6773017B2 - 画像形成装置、消耗品の発注タイミング報知方法 - Google Patents

画像形成装置、消耗品の発注タイミング報知方法 Download PDF

Info

Publication number
JP6773017B2
JP6773017B2 JP2017249630A JP2017249630A JP6773017B2 JP 6773017 B2 JP6773017 B2 JP 6773017B2 JP 2017249630 A JP2017249630 A JP 2017249630A JP 2017249630 A JP2017249630 A JP 2017249630A JP 6773017 B2 JP6773017 B2 JP 6773017B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
consumables
consumption
image forming
processing unit
forming apparatus
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Active
Application number
JP2017249630A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2019111795A (ja
Inventor
諒 谷口
諒 谷口
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Kyocera Document Solutions Inc
Original Assignee
Kyocera Document Solutions Inc
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Kyocera Document Solutions Inc filed Critical Kyocera Document Solutions Inc
Priority to JP2017249630A priority Critical patent/JP6773017B2/ja
Publication of JP2019111795A publication Critical patent/JP2019111795A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP6773017B2 publication Critical patent/JP6773017B2/ja
Active legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Landscapes

  • Accessory Devices And Overall Control Thereof (AREA)
  • Control Or Security For Electrophotography (AREA)
  • Facsimiles In General (AREA)

Description

本発明は、消耗品を用いて画像を形成する画像形成装置、及び当該画像形成装置で実行される消耗品の発注タイミング報知方法に関する。
画像データに基づく画像を形成可能な画像形成装置では、現像剤などの消耗品が用いられて画像が形成される。この種の画像形成装置では、前記消耗品の残量が所定の閾値を下回った場合に消耗品の発注タイミングが到来した旨が報知されることがある。また、前記消耗品を用意するための期間が所定日数確保されるように、前記消耗品の消費速度に応じて前記閾値を変更可能な画像形成装置が従来技術として知られている(特許文献1参照)。
特開2003−29584号公報
ところで、普段の印刷枚数が少ない画像形成装置では、突発的な事情によって印刷枚数が一時的に急増することがある。ここで、前記従来技術の画像形成装置では、普段の印刷枚数が少ない場合に前記閾値が低い値に設定される。そのため、前記従来技術の画像形成装置では、前記消耗品の残量が前記閾値を下回った後に印刷枚数が一時的に急増した場合に、前記消耗品が用意される前に前記消耗品の残量が切れることがある。
本発明の目的は、消耗品が用意される前に当該消耗品の残量が切れることを抑制可能な画像形成装置、及び消耗品の発注タイミング報知方法を提供することにある。
本発明の一の局面に係る画像形成装置は、残量取得部と、速度取得部と、第1判定処理部と、第2判定処理部と、報知処理部とを備える。前記残量取得部は、消耗品の残量を取得する。前記速度取得部は、前記消耗品の消費速度を取得する。前記第1判定処理部は、前記速度取得部によって取得された前記消費速度が予め設定された閾値を超える場合に、前記残量取得部によって取得された前記残量が当該消費速度に基づいて算出される予め設定された期間における前記消耗品の消費量以下であるか否かに基づいて、前記消耗品の発注タイミングの到来の有無を判定する。前記第2判定処理部は、前記速度取得部によって取得された前記消費速度が前記閾値以下である場合に、前記残量取得部によって取得された前記残量が当該消費速度に基づいて算出される前記期間における前記消耗品の消費量以上の予め設定された下限値以下であるか否かに基づいて、前記発注タイミングの到来の有無を判定する。前記報知処理部は、前記発注タイミングが到来したと判定された場合にその旨を報知する。
本発明の他の局面に係る消耗品の発注タイミング報知方法は、画像形成装置で実行され、前記消耗品の残量を取得することと、前記消耗品の消費速度を取得することと、取得された前記消費速度が予め設定された閾値を超える場合に、取得された前記残量が当該消費速度に基づいて算出される予め設定された期間における前記消耗品の消費量以下であるか否かに基づいて、前記消耗品の発注タイミングの到来の有無を判定することと、取得された前記消費速度が前記閾値以下である場合に、取得された前記残量が当該消費速度に基づいて算出される前記期間における前記消耗品の消費量以上の予め設定された下限値以下であるか否かに基づいて、前記発注タイミングの到来の有無を判定することと、前記発注タイミングが到来したと判定された場合にその旨を報知することと、を含む。
本発明によれば、消耗品が用意される前に当該消耗品の残量が切れることを抑制可能な画像形成装置、及び消耗品の発注タイミング報知方法が実現される。
図1は、本発明の実施形態に係る画像形成装置の構成を示す図である。 図2は、本発明の実施形態に係る画像形成装置のシステム構成を示すブロック図である。 図3は、本発明の実施形態に係る画像形成装置で実行される消費量記録処理の一例を示すフローチャートである。 図4は、本発明の実施形態に係る画像形成装置で実行される下限値設定処理の一例を示すフローチャートである。 図5は、本発明の実施形態に係る画像形成装置で実行される発注タイミング報知処理の一例を示すフローチャートである。 図6は、本発明の実施形態に係る画像形成装置における消耗品残量の推移の一例を示す図である。 図7は、本発明の実施形態に係る画像形成装置における消耗品残量の推移の他の一例を示す図である。
以下、添付図面を参照しながら、本発明の実施形態について説明し、本発明の理解に供する。なお、以下の実施形態は、本発明を具体化した一例であって、本発明の技術的範囲を限定するものではない。
[画像形成装置10の概略構成]
まず、図1及び図2を参照しつつ、本発明の実施形態に係る画像形成装置10の概略構成について説明する。ここで、図1は画像形成装置10の構成を示す断面模式図である。
画像形成装置10は、原稿から画像データを読み取るスキャン機能、及び画像データに基づいて画像を形成するプリント機能と共に、ファクシミリ機能、及びコピー機能などの複数の機能を有する複合機である。なお、本発明は、プリンター装置、ファクシミリ装置、及びコピー機などの画像形成装置に適用可能である。
図1及び図2に示されるように、画像形成装置10は、ADF1、画像読取部2、画像形成部3、給紙部4、制御部5、操作表示部6、通信部7、及び記憶部8を備える。
ADF1は、原稿セット部、複数の搬送ローラー、原稿押さえ、及び排紙部を備え、画像読取部2によって読み取られる原稿を搬送する自動原稿搬送装置である。画像読取部2は、原稿台、光源、複数のミラー、光学レンズ、及びCCD(Charge Coupled Device)を備え、原稿から画像データを読み取ることが可能である。
画像形成部3は、画像読取部2で読み取られた画像データ又は外部のパーソナルコンピューター等の情報処理装置から入力された画像データに基づいて、電子写真方式で画像を形成することが可能である。なお、画像形成部3は、インクジェット方式などの他の画像形成方式で画像を形成可能であってもよい。
具体的に、画像形成部3は、図1に示されるように、感光体ドラム31、帯電ローラー32、光走査装置33、現像装置34、転写ローラー35、クリーニング装置36、定着装置37、及び排紙トレイ38を備える。感光体ドラム31は、トナー像を担持する。帯電ローラー32は、電圧の印加を受けて感光体ドラム31の表面を帯電させる。光走査装置33は、画像データに基づく光を感光体ドラム31上に走査する。現像装置34は、現像剤を用いて感光体ドラム31に形成された静電潜像を現像する。転写ローラー35は、電圧の印加を受けて感光体ドラム31の表面に形成されたトナー像をシートに転写する。クリーニング装置36は、転写ローラー35によるトナー像転写後の感光体ドラム31の表面を清掃する。定着装置37は、トナー像が転写されたシートを加熱してそのシートにトナー像を定着させる。排紙トレイ38には、トナー像が定着されたシートが排出される。
給紙部4は、給紙カセット、及び複数の搬送ローラーを備え、前記給紙カセットに収容されたシートを画像形成部3に供給する。なお、前記給紙カセットに収容されるシートは、紙、コート紙、ハガキ、封筒、及びOHPシートなどのシート材料である。
画像形成部3では、給紙部4から供給されるシートに以下の手順で画像が形成され、画像形成後のシートが排紙トレイ38に排出される。
まず、帯電ローラー32によって感光体ドラム31の表面が所定の電位に一様に帯電される。次に、光走査装置33により感光体ドラム31の表面に画像データに基づく光が照射される。これにより、感光体ドラム31の表面に画像データに対応する静電潜像が形成される。そして、感光体ドラム31上の静電潜像は現像装置34によってトナー像として現像(可視像化)される。なお、現像装置34には、画像形成部3に着脱可能なトナーコンテナ34Aからトナー(現像剤)が補給される。
続いて、感光体ドラム31に形成されたトナー像は転写ローラー35によってシートに転写される。その後、シートに転写されたトナー像は、そのシートが定着装置37で加熱されて溶融定着する。なお、感光体ドラム31の表面に残存したトナーはクリーニング装置36で除去される。
制御部5は、不図示のCPU、ROM、RAM、及びEEPROM(登録商標)などの制御機器を備える。前記CPUは、各種の演算処理を実行するプロセッサーである。前記ROMは、前記CPUに各種の処理を実行させるための制御プログラムなどの情報が予め記憶される不揮発性の記憶装置である。前記RAMは、前記CPUが実行する各種の処理の一時記憶メモリー(作業領域)として使用される揮発性の記憶装置である。前記EEPROMは、不揮発性の記憶装置である。制御部5では、前記CPUにより前記ROMに予め記憶された各種の制御プログラムが実行される。これにより、画像形成装置10が制御部5により統括的に制御される。なお、制御部5は、集積回路(ASIC)などの電子回路で構成されたものであってもよく、画像形成装置10を統括的に制御するメイン制御部とは別に設けられた制御部であってもよい。
操作表示部6は、制御部5からの制御指示に応じて各種の情報を表示する液晶ディスプレーなどの表示部、及びユーザーの操作に応じて制御部5に各種の情報を入力する操作キー又はタッチパネルなどの操作部を有する。
通信部7は、外部の情報処理装置100(図2参照)との間で通信ネットワーク101(図2参照)を介して有線又は無線によるデータ通信を実行可能な通信インターフェイスである。
記憶部8は、不揮発性の記憶装置である。例えば、記憶部8は、フラッシュメモリー、SSD(ソリッドステートドライブ)、又はHDD(ハードディスクドライブ)などの記憶装置である。
画像形成装置10では、現像剤などの消耗品が用いられて画像が形成される。なお、前記消耗品を用いて画像を形成する画像形成装置では、前記消耗品の残量が所定の値を下回った場合に、前記消耗品の発注タイミングが到来した旨が報知されることがある。また、前記消耗品を用意するための期間が所定日数確保されるように、前記消耗品の消費速度に応じて前記値を変更可能な画像形成装置が従来技術として知られている。
ところで、普段の印刷枚数が少ない画像形成装置では、突発的な事情によって印刷枚数が一時的に急増することがある。ここで、前記従来技術の画像形成装置では、普段の印刷枚数が少ない場合に前記値が低い値に設定される。そのため、前記従来技術の画像形成装置では、前記消耗品の残量が前記値を下回った後に印刷枚数が一時的に急増した場合に、前記消耗品が用意される前に前記消耗品の残量が切れることがある。
これに対し、本発明の実施形態に係る画像形成装置10では、以下に説明するように、前記消耗品が用意される前に前記消耗品の残量が切れることを抑制可能である。
具体的に、制御部5の前記ROMには、前記CPUに後述の消費量記録処理(図3のフローチャート参照)、下限値設定処理(図4のフローチャート参照)、及び発注タイミング報知処理(図5のフローチャート参照)を実行させるための発注タイミング報知プログラムが予め記憶されている。なお、前記発注タイミング報知プログラムは、CD、DVD、フラッシュメモリーなどのコンピューター読み取り可能な記録媒体に記録されており、前記記録媒体から読み取られて制御部5の前記EEPROM等の記憶装置にインストールされるものであってもよい。
そして、制御部5は、図2に示されるように、消費量取得部51、記録処理部52、残量取得部53、速度取得部54、第1判定処理部55、第2判定処理部56、報知処理部57、検出処理部58、第1設定処理部59、及び第2設定処理部60を含む。具体的に、制御部5は、前記CPUを用いて前記ROMに記憶されている前記発注タイミング報知プログラムを実行する。これにより、制御部5は、消費量取得部51、記録処理部52、残量取得部53、速度取得部54、第1判定処理部55、第2判定処理部56、報知処理部57、検出処理部58、第1設定処理部59、及び第2設定処理部60として機能する。
消費量取得部51は、画像データに基づいて画像を形成する印刷処理が実行される場合に、当該印刷処理における前記消耗品の消費量を取得する。
具体的に、消費量取得部51は、前記印刷処理における現像剤の消費量を、前記消耗品の消費量として取得する。
例えば、消費量取得部51は、前記印刷処理で印刷される画像データに基づいて、当該印刷処理における現像剤の消費量を算出する。具体的に、消費量取得部51は、前記印刷処理で印刷される画像データに基づいて、印刷されるページ各々の印字率を算出する。そして、消費量取得部51は、算出された印刷されるページ各々の印字率及び印刷部数に基づいて、前記印刷処理における現像剤の消費量を算出する。
なお、消費量取得部51は、前記印刷処理におけるトナーコンテナ34Aからの現像剤の供給量を、当該印刷処理における現像剤の消費量として取得してもよい。例えば、消費量取得部51は、トナーコンテナ34A内に設けられる搬送スクリューの駆動時間に基づいて、トナーコンテナ34Aからの現像剤の供給量を算出可能である。また、消費量取得部51は、制御部5とは異なる演算装置によって算出される現像剤の消費量を、当該演算装置から取得してもよい。また、消費量取得部51は、前記印刷処理におけるシートの消費量を、前記消耗品の消費量として取得してもよい。
記録処理部52は、消費量取得部51によって取得された前記消耗品の消費量を記録する。
例えば、記録処理部52は、消費量取得部51によって取得された前記消耗品の消費量及び前記印刷処理の実行日時を示す消費量情報を記憶部8に格納することで、消費量取得部51によって取得された前記消耗品の消費量を記録する。
なお、制御部5は、消費量取得部51及び記録処理部52を含んでいなくてもよい。
残量取得部53は、前記消耗品の残量を取得する。
具体的に、残量取得部53は、予め定められた判定タイミングが到来した場合に、前記消耗品の残量を取得する。例えば、前記判定タイミングは、予め定められた基準時刻を起算点として予め定められた判定周期で到来するタイミングである。例えば、前記判定周期は1日である。なお、前記判定周期は、12時間、又は2日などであってもよい。また、前記判定タイミングは、予め定められた回数の前記印刷処理が実行されるごとに到来するタイミングであってもよい。
また、残量取得部53は、前記判定タイミング到来時における現像剤の残量を、前記消耗品の残量として取得する。
例えば、残量取得部53は、画像形成装置10の使用開始時又はトナーコンテナ34Aの交換時におけるトナーコンテナ34Aの現像剤の収容量(初期収容量)を取得する。例えば、トナーコンテナ34Aには、トナーコンテナ34Aにおける現像剤の初期収容量を記憶するICタグが設けられている。例えば、残量取得部53は、不図示の読取装置を用いて前記ICタグからトナーコンテナ34Aにおける現像剤の初期収容量を読み出す。また、残量取得部53は、記憶部8から前記消費量情報各々を読み出して、画像形成装置10の使用開始時又はトナーコンテナ34Aの交換時からの現像剤の消費量の累計値を算出する。そして、残量取得部53は、トナーコンテナ34Aにおける現像剤の初期収容量、及び算出された現像剤の消費量の累計値に基づいて、前記判定タイミング到来時における現像剤の残量を算出する。
なお、残量取得部53は、トナーコンテナ34Aに収容されている現像剤の残量を検出可能なセンサーを用いて、前記判定タイミング到来時における現像剤の残量を取得してもよい。また、残量取得部53は、前記判定タイミング到来時における前記給紙カセットに収容されているシートの残量を、前記消耗品の残量として取得してもよい。
速度取得部54は、前記消耗品の消費速度を取得する。
具体的に、速度取得部54は、記録処理部52によって記録された前記消耗品の消費量に基づいて、前記消耗品の消費速度を取得する。
また、速度取得部54は、前記判定タイミングが到来した場合に、前記消耗品の消費速度を取得する。
例えば、速度取得部54は、前記判定タイミングの到来時までの予め定められた対象期間における1日の現像剤の消費量の平均値を、前記消耗品の消費速度として取得する。例えば、前記対象期間は、画像形成装置10の使用開始時又はトナーコンテナ34Aの交換時から前記判定タイミングの到来時までの期間である。
具体的に、速度取得部54は、残量取得部53によって算出される現像剤の消費量の累計値を、画像形成装置10の使用開始時又はトナーコンテナ34Aの交換時からの経過日数で除算することで、前記対象期間における1日の現像剤の消費量の平均値を算出する。
なお、前記対象期間は、画像形成装置10の使用開始時又はトナーコンテナ34Aの交換時から前記判定タイミングの到来時までの期間よりも短い期間であってもよい。また、速度取得部54は、前記対象期間における1日のシートの消費量の平均値を、前記消耗品の消費速度として取得してもよい。また、速度取得部54は、前記判定タイミングの周期における前記消耗品の残量の変化量に基づいて、前記消耗品の消費速度を取得してもよい。
第1判定処理部55は、速度取得部54によって取得された前記消耗品の消費速度が予め設定された閾値を超える場合に、前記消耗品の発注タイミングの到来の有無を判定する。具体的に、第1判定処理部55は、残量取得部53によって取得された前記消耗品の残量が、速度取得部54によって取得された前記消耗品の消費速度に基づいて算出される予め設定された準備期間における前記消耗品の消費量以下であるか否かに基づいて、前記消耗品の発注タイミングの到来の有無を判定する。ここに、前記準備期間が、本発明における予め設定された期間の一例である。
ここで、画像形成装置10では、前記閾値が予め定められた第1初期値に設定されている。また、画像形成装置10では、第2設定処理部60によって前記閾値の内容が設定変更される。
また、前記準備期間は、前記消耗品を発注してから当該発注に係る前記消耗品が画像形成装置10のユーザーの元に届くまでの期間に基づいて設定される期間である。具体的に、前記準備期間は、前記消耗品を発注してから当該発注に係る前記消耗品が画像形成装置10のユーザーの元に届くまでの期間よりも長くなるように設定される。例えば、前記準備期間は、操作表示部6におけるユーザー操作に応じて設定される。
具体的に、第1判定処理部55は、速度取得部54によって取得された前記消耗品の消費速度に前記準備期間を乗算することで、前記準備期間における前記消耗品の消費量を算出する。
第2判定処理部56は、速度取得部54によって取得された前記消耗品の消費速度が前記閾値以下である場合に、前記消耗品の発注タイミングの到来の有無を判定する。具体的に、第2判定処理部56は、残量取得部53によって取得された前記消耗品の残量が、速度取得部54によって取得された前記消耗品の消費速度に基づいて算出される前記準備期間における前記消耗品の消費量以上の予め設定された下限値以下であるか否かに基づいて、前記消耗品の発注タイミングの到来の有無を判定する。
ここで、画像形成装置10では、前記下限値が予め定められた第2初期値に設定されている。また、画像形成装置10では、第1設定処理部59によって前記下限値の内容が設定変更される。
報知処理部57は、第1判定処理部55及び第2判定処理部56のいずれかによって前記消耗品の発注タイミングが到来したと判定された場合にその旨を報知する。
具体的に、報知処理部57は、自装置に通信可能に接続される情報処理装置100に前記消耗品の発注タイミングが到来した旨を報知する。例えば、報知処理部57は、情報処理装置100の表示部に前記消耗品の発注タイミングが到来した旨を含むメッセージを表示させる。例えば、情報処理装置100は、画像形成装置10のユーザーからの発注に応じて前記消耗品が当該ユーザーに発送されるように手配する事務処理担当者が用いるパーソナルコンピューターである。ここに、情報処理装置100が、本発明における予め定められた情報処理装置の一例である。
なお、報知処理部57は、操作表示部6に前記メッセージを表示させてもよい。また、報知処理部57は、予め定められた連絡先に前記メッセージを含む電子メールを送信してもよい。
検出処理部58は、記録処理部52によって記録された前記消耗品の消費量に基づいて、前記消耗品の消費量が急増する増加期間を検出する。
具体的に、検出処理部58は、予め定められた検出タイミングが到来した場合に、前記増加期間を検出する。例えば、前記検出タイミングは、前記基準時刻を起算点として予め定められた検出周期で到来するタイミングである。例えば、前記検出周期は10日である。なお、前記検出周期は、1週間、又は1か月などであってもよい。また、前記検出タイミングは、予め定められた回数の前記印刷処理が実行されるごとに到来するタイミングであってもよい。
ここで、前記消耗品の消費量の急増とは、1日における前記消耗品の消費量が次に述べる基準消費量を超えることである。具体的に、前記基準消費量は、速度取得部54によって取得される前記消耗品の消費速度に基づく1日における前記消耗品の消費量に、予め定められた第1係数を乗算して得られる値である。例えば、前記第1係数は2.0である。なお、前記第1係数は1を超える任意の数値であればよい。
例えば、検出処理部58は、記録処理部52によって記録された前記消耗品の消費量に基づいて、前記検出周期における日ごとの前記消耗品の消費量を算出する。また、検出処理部58は、速度取得部54によって直近に取得された前記消耗品の消費速度に基づいて、前記基準消費量を算出する。そして、検出処理部58は、前記検出周期内に、前記消耗品の消費量が前記基準消費量を超える日が存在する場合に、当該日又は当該日の連続を前記増加期間として検出する。
第1設定処理部59は、検出処理部58によって検出された前記増加期間における前記消耗品の消費量に基づいて、前記下限値を設定する。ここに、第1設定処理部59が、本発明における設定処理部の一例である。
具体的に、第1設定処理部59は、前記下限値を、検出処理部58によって検出された前記増加期間における前記消耗品の消費量を超える値に設定する。
例えば、第1設定処理部59は、前記下限値を、検出処理部58によって検出された前記増加期間における前記消耗品の消費量に予め定められた第2係数を乗算して得られる値に設定する。例えば、前記第2係数は1.2である。なお、前記第2係数は1を超える任意の数値であればよい。また、第1設定処理部59は、前記下限値を、検出処理部58によって検出された前記増加期間における前記消耗品の消費量に予め定められた値を加算して得られる値に設定してもよい。
なお、第1設定処理部59は、検出処理部58によって前記増加期間が検出されない場合は、前記下限値を設定しない。
第2設定処理部60は、第1設定処理部59によって設定された前記下限値に基づいて、前記閾値を設定する。
具体的に、第2設定処理部60は、前記下限値が次に述べる設定条件を充足するように、前記閾値を設定する。具体的に、前記設定条件は、前記下限値が、速度取得部54によって取得される前記消耗品の消費速度の値が前記閾値と同一である場合に当該消費速度に基づいて算出される前記準備期間における前記消耗品の消費量の値以上となること、である。
なお、前記第1初期値及び前記第2初期値は、前記設定条件を充足するように定められている。例えば、前記第2初期値は、速度取得部54によって取得される前記消耗品の消費速度の値が前記第1初期値と同一である場合に当該消費速度に基づいて算出される前記準備期間における前記消耗品の消費量の値と同一になるように定められている。
例えば、第2設定処理部60は、前記閾値を、第1設定処理部59によって設定された前記下限値を前記準備期間の日数で除算して得られる値に設定する。この場合、前記下限値は、速度取得部54によって取得される前記消費速度の値が前記閾値と同一である場合に当該消費速度に基づいて算出される前記準備期間における前記消耗品の消費量の値と同一になる。なお、第2設定処理部60は、前記閾値を、第1設定処理部59によって設定された前記下限値を前記準備期間の日数で除算して得られる値よりも小さい値に設定してもよい。
なお、第2設定処理部60は、検出処理部58によって前記増加期間が検出されない場合は、前記閾値を設定しない。
なお、制御部5は、検出処理部58、第1設定処理部59、及び第2設定処理部60を含んでいなくてもよい。
[消費量記録処理]
以下、図3を参照しつつ、画像形成装置10において制御部5により実行される消費量記録処理の手順の一例について説明する。ここで、ステップS11、S12・・・は、制御部5により実行される処理手順(ステップ)の番号を表している。
<ステップS11>
まず、ステップS11において、制御部5は、前記印刷処理が実行されるか否かを判断する。
ここで、制御部5は、前記印刷処理が実行されると判断すると(S11のYes側)、処理をステップS12に移行させる。また、前記印刷処理が実行されなければ(S11のNo側)、制御部5は、ステップS11で前記印刷処理が実行されるのを待ち受ける。
<ステップS12>
ステップS12において、制御部5は、ステップS11で実行されると判断された前記印刷処理における前記消耗品の消費量を取得する。ここで、ステップS12の処理は、制御部5の消費量取得部51により実行される。
具体的に、制御部5は、前記印刷処理における現像剤の消費量を、前記消耗品の消費量として取得する。例えば、制御部5は、前記印刷処理で印刷される画像データに基づいて、当該印刷処理における現像剤の消費量を算出する。
<ステップS13>
ステップS13において、制御部5は、ステップS12で取得された前記消耗品の消費量を記録する。ここで、ステップS13の処理は、制御部5の記録処理部52により実行される。
例えば、制御部5は、ステップS12で取得された前記消耗品の消費量及びステップS11で実行されると判断された前記印刷処理の実行日時を示す前記消費量情報を記憶部8に格納することで、ステップS12で取得された前記消耗品の消費量を記録する。
なお、画像形成装置10において前記消費量記録処理は実行されなくてもよい。
[下限値設定処理]
次に、図4を参照しつつ、画像形成装置10において制御部5により実行される下限値設定処理の手順の一例について説明する。
<ステップS21>
まず、ステップS21において、制御部5は、前記検出タイミングが到来したか否かを判断する。
例えば、制御部5は、前回の前記検出タイミングの到来時から前記検出周期が経過した場合に、前記検出タイミングが到来したと判断する。
ここで、制御部5は、前記検出タイミングが到来したと判断すると(S21のYes側)、処理をステップS22に移行させる。また、前記検出タイミングが到来していなければ(S21のNo側)、制御部5は、ステップS21で前記検出タイミングが到来するのを待ち受ける。
<ステップS22>
ステップS22において、制御部5は、前記消費量記録処理によって記録された前記消耗品の消費量に基づいて前記増加期間を検出する検出処理を実行する。ここで、ステップS22の処理は、制御部5の検出処理部58により実行される。
例えば、制御部5は、前記消費量記録処理によって記録された前記消耗品の消費量に基づいて、前記検出周期における日ごとの前記消耗品の消費量を算出する。また、制御部5は、直近に実行された発注タイミング報知処理(後述)のステップS33で取得された前記消耗品の消費速度に基づいて、前記基準消費量を算出する。そして、制御部5は、前記検出周期内に、前記消耗品の消費量が前記基準消費量を超える日が存在する場合に、当該日又は当該日の連続を前記増加期間として検出する。
<ステップS23>
ステップS23において、制御部5は、ステップS22で前記増加期間が検出されたか否かを判断する。
ここで、制御部5は、前記増加期間が検出されたと判断すると(S23のYes側)、処理をステップS24に移行させる。また、前記増加期間が検出されていなければ(S23のNo側)、制御部5は、処理をステップS21に移行させる。
<ステップS24>
ステップS24において、制御部5は、ステップS22で検出された前記増加期間における前記消耗品の消費量に基づいて、前記下限値を設定する。ここで、ステップS24の処理は、制御部5の第1設定処理部59により実行される。
例えば、制御部5は、前記下限値を、ステップS22で検出された前記増加期間における前記消耗品の消費量に、前記第2係数を乗算して得られる値に設定する。
これにより、前記下限値を個々のユーザーの使用状況に応じた値に設定することが可能である。従って、前記下限値が一律に設定される構成と比較して、前記消耗品が用意される前に当該消耗品の残量が切れることがより効果的に抑制される。
<ステップS25>
ステップS25において、制御部5は、ステップS24で設定された前記下限値に基づいて、前記閾値を設定する。ここで、ステップS25の処理は、制御部5の第2設定処理部60により実行される。
例えば、制御部5は、前記閾値を、ステップS24で設定された前記下限値を前記準備期間の日数で除算して得られる値に設定する。
これにより、前記閾値が、ステップS24で設定された前記下限値を前記準備期間の日数で除算して得られる値よりも小さい値に設定される構成と比較して、前記消耗品の発注タイミングを報知するか否かの判断に用いられる値が前記下限値未満になることを回避可能である。換言すると、画像形成装置10では、前記消耗品の残量が前記下限値以下となった場合に、常に前記消耗品の発注タイミングが報知される。
なお、画像形成装置10において前記下限値設定処理は実行されなくてもよい。
[発注タイミング報知処理]
次に、図5を参照しつつ、画像形成装置10において制御部5により実行される発注タイミング報知処理の手順の一例とともに、本発明に係る消耗品の発注タイミング報知方法について説明する。
<ステップS31>
まず、ステップS31において、制御部5は、前記判定タイミングが到来したか否かを判断する。
例えば、制御部5は、前回の前記判定タイミングの到来時から前記判定周期が経過した場合に、前記判定タイミングが到来したと判断する。
ここで、制御部5は、前記判定タイミングが到来したと判断すると(S31のYes側)、処理をステップS32に移行させる。また、前記判定タイミングが到来していなければ(S31のNo側)、制御部5は、ステップS31で前記判定タイミングが到来するのを待ち受ける。
<ステップS32>
ステップS32において、制御部5は、前記消耗品の残量を取得する。ここで、ステップS32の処理は、制御部5の残量取得部53により実行される。
具体的に、制御部5は、現在における現像剤の残量を、前記消耗品の残量として取得する。例えば、制御部5は、画像形成装置10の使用開始時又はトナーコンテナ34Aの交換時におけるトナーコンテナ34Aの現像剤の収容量(初期収容量)を取得する。また、制御部5は、記憶部8から前記消費量情報各々を読み出して、画像形成装置10の使用開始時又はトナーコンテナ34Aの交換時からの現像剤の消費量の累計値を算出する。そして、制御部5は、トナーコンテナ34Aにおける現像剤の初期収容量、及び算出された現像剤の消費量の累計値に基づいて、現在における現像剤の残量を算出する。
<ステップS33>
ステップS33において、制御部5は、前記消耗品の消費速度を取得する。ここで、ステップS33の処理は、制御部5の速度取得部54により実行される。
例えば、制御部5は、前記対象期間における1日の現像剤の消費量の平均値を、前記消耗品の消費速度として取得する。具体的に、制御部5は、ステップS32で算出された現像剤の消費量の累計値を、画像形成装置10の使用開始時又はトナーコンテナ34Aの交換時からの経過日数で除算することで、前記対象期間における1日の現像剤の消費量の平均値を算出する。
<ステップS34>
ステップS34において、制御部5は、ステップS33で取得された前記消耗品の消費速度が前記閾値を超えるか否かを判断する。
ここで、前記下限値設定処理のステップS25の処理が実行されている場合、前記閾値は当該処理で設定された値である。一方、前記下限値設定処理のステップS25の処理が実行されていない場合、前記閾値は前記第1初期値である。
ここで、制御部5は、ステップS33で取得された前記消耗品の消費速度が前記閾値を超えると判断すると(S34のYes側)、処理をステップS35に移行させる。また、ステップS33で取得された前記消耗品の消費速度が前記閾値以下であれば(S34のNo側)、制御部5は、処理をステップS341に移行させる。
<ステップS35>
ステップS35において、制御部5は、ステップS32で取得された前記消耗品の残量が、ステップS33で取得された前記消耗品の消費速度に基づいて算出される前記準備期間における前記消耗品の消費量以下であるか否かを判定する。ここで、ステップS35の処理は、制御部5の第1判定処理部55により実行される。
ここで、制御部5は、ステップS32で取得された前記消耗品の残量が、ステップS33で取得された前記消耗品の消費速度に基づいて算出される前記準備期間における前記消耗品の消費量以下であると判定すると(S35のYes側)、処理をステップS342に移行させる。また、ステップS32で取得された前記消耗品の残量が、ステップS33で取得された前記消耗品の消費速度に基づいて算出される前記準備期間における前記消耗品の消費量を超えていると判定すると(S35のNo側)、制御部5は、処理をステップS31に移行させる。
<ステップS341>
ステップS341において、制御部5は、ステップS32で取得された前記消耗品の残量が、前記下限値以下であるか否かを判定する。ここで、ステップS341の処理は、制御部5の第2判定処理部56により実行される。
ここで、前記下限値設定処理のステップS24の処理が実行されている場合、前記下限値は当該処理で設定された値である。一方、前記下限値設定処理のステップS24の処理が実行されていない場合、前記下限値は前記第2初期値である。
ここで、制御部5は、ステップS32で取得された前記消耗品の残量が前記下限値以下であると判定すると(S341のYes側)、処理をステップS342に移行させる。また、ステップS32で取得された前記消耗品の残量が前記下限値を超えていると判定すると(S341のNo側)、制御部5は、処理をステップS31に移行させる。
<ステップS342>
ステップS342において、制御部5は、前記消耗品の発注タイミングが到来した旨を報知する。ここで、ステップS342の処理は、制御部5の報知処理部57により実行される。
具体的に、制御部5は、自装置に通信可能に接続される情報処理装置100に前記消耗品の発注タイミングが到来した旨を報知する。これにより、情報処理装置100を用いる前記事務処理担当者は、画像形成装置10のユーザーからの連絡を待たずに、前記消耗品が当該ユーザーに発送されるように手配することが可能である。そのため、画像形成装置10のユーザーにおける前記事務処理担当者に前記消耗品の発注を依頼する手間が省かれる。
[画像形成装置10の動作例]
以下、図6及び図7を参照しつつ、画像形成装置10の動作例について説明する。ここで、図6は、印刷を頻繁に行うユーザーAが画像形成装置10を使用した場合の、当該画像形成装置10における現像剤の残量の推移を示す図である。また、図7は、ユーザーAよりも印刷の頻繁が低いユーザーBが画像形成装置10を使用した場合の、当該画像形成装置10における現像剤の残量の推移を示す図である。以下、ユーザーAが使用する画像形成装置10を画像形成装置10Aと呼称する。また、ユーザーBが使用する画像形成装置10を画像形成装置10Bと呼称する。なお、図6及び図7における横軸は、画像形成装置10の使用開始日からの経過日数を表している。また、図6及び図7における縦軸は、トナーコンテナ34Aにおける現像剤の残量を表している。
なお、以下においては、トナーコンテナ34Aにおける現像剤の初期収容量を50グラムとする。また、ユーザーが現像剤(トナーコンテナ34A)を発注してから当該発注に係る現像剤(トナーコンテナ34A)が画像形成装置10のユーザーの元に届くまでの期間を7日とし、前記準備期間を10日とする。また、前記判定周期を1日とし、前記検出周期を10日とする。また、前記対象期間を画像形成装置10の使用開始時からの期間とする。また、前記第1初期値に設定された前記閾値を1.0グラム/日とし、前記第2初期値に設定された前記下限値を10グラムとする。また、前記第1係数を2.0とし、前記第2係数を1.2とする。
[画像形成装置10Aの動作例]
画像形成装置10Aでは、経過日数15日目に現像剤の発注タイミングが到来した旨が報知される。
具体的に、画像形成装置10Aでは、図6に示されるように、経過日数15日目までの間に現像剤の消費量の急増がない。そのため、画像形成装置10Aでは、経過日数15日目までに実行される前記下限値設定処理において前記閾値及び前記下限値は設定されない。
また、画像形成装置10Aでは、図6に示されるように、経過日数15日目で現像剤の残量が20グラムであり、現像剤の消費速度が2.0グラム/日である。そのため、画像形成装置10Aにおいて経過日数15日目に実行される前記発注タイミング報知処理のステップS34では、現像剤の消費速度(2.0グラム/日)が前記閾値(1.0グラム/日)を超えると判断される(ステップS34のYes側)。また、当該発注タイミング報知処理のステップS35では、現像剤の残量(20グラム)が前記準備期間における現像剤の消費量(20グラム)以下であると判断される(ステップS35のYes側)。そのため、当該発注タイミング報知処理のステップS342の処理が実行されて、現像剤の発注タイミングが到来した旨が報知される。これにより、現像剤の残量が切れる25日目よりも前の22日目に発注に係る現像剤がユーザーの元に届く。従って、現像剤が用意される前に現像剤の残量が切れることが回避される。
[画像形成装置10Bの動作例]
一方、画像形成装置10Bでは、経過日数350日目に現像剤の発注タイミングが到来した旨が報知される。
具体的に、画像形成装置10Bでは、図7に示されるように、経過日数40日目から50日目までの間に現像剤の消費量の急増がある。そのため、画像形成装置10Bでは、経過日数50日目に実行される前記下限値設定処理で、前記増加期間が検出される。例えば、当該増加期間における現像剤の消費量が8.0グラムとする。この場合、前記下限値は9.6グラムに、前記閾値は0.96グラム/日に、それぞれ設定される。
また、画像形成装置10Bでは、図7に示されるように、経過日数160日目から170日目までの間に現像剤の消費量の急増がある。そのため、画像形成装置10Bでは、経過日数170日目に実行される前記下限値設定処理で、前記増加期間が検出される。例えば、当該増加期間における現像剤の消費量が10グラムとする。この場合、前記下限値は12グラムに、前記閾値は1.2グラム/日に、それぞれ設定される。
なお、経過日数170日目に実行される前記下限値設定処理では、当該下限値設定処理で検出された前記増加期間における現像剤の消費量と経過日数50日目に検出された前記増加期間における現像剤の消費量との平均値に基づいて、前記下限値及び前記閾値が設定されてもよい。また、画像形成装置10Bは、経過日数170日目に検出された前記増加期間における現像剤の消費量が、経過日数50日目に検出された前記増加期間における現像剤の消費量よりも多い場合にのみ、経過日数170日目に前記下限値設定処理を実行してもよい。
また、画像形成装置10Bでは、図7に示されるように、経過日数350日目で現像剤の残量が12グラムであり、現像剤の消費速度が約0.11グラム/日である。そのため、画像形成装置10Bにおいて経過日数350日目に実行される前記発注タイミング報知処理のステップS34では、現像剤の消費速度(0.11グラム/日)が前記閾値(1.2グラム/日)以下であると判断される(ステップS34のNo側)。また、当該発注タイミング報知処理のステップS341では、現像剤の残量(12グラム)が前記下限値(12グラム)以下であると判断される(ステップS342のYes側)。そのため、当該発注タイミング報知処理のステップS342の処理が実行されて、現像剤の発注タイミングが到来した旨が報知される。これにより、画像形成装置10Bのような普段の印刷枚数が少ない画像形成装置10において、現像剤の発注タイミングの到来が報知された後に突発的な事情によって印刷枚数が一時的に急増した場合であっても(図7参照)、現像剤が切れることが回避される。
このように、画像形成装置10では、前記消耗品の消費速度が前記閾値を超える場合には、前記消耗品の残量が当該消費速度に基づいて算出される前記準備期間における前記消耗品の消費量以下であるか否かに基づいて、前記消耗品の発注タイミングの到来の有無が判定される。また、画像形成装置10では、前記消耗品の消費速度が前記閾値以下である場合には、前記消耗品の残量が前記下限値以下であるか否かに基づいて、前記消耗品の発注タイミングの到来の有無が判定される。これにより、画像形成装置10において、突発的な事情により印刷枚数が一時的に急増することがあっても、前記消耗品が用意される前に前記消耗品の残量が切れることを抑制可能である。
1 ADF
2 画像読取部
3 画像形成部
4 給紙部
5 制御部
6 操作表示部
7 通信部
8 記憶部
10 画像形成装置
31 感光体ドラム
32 帯電ローラー
33 光走査装置
34 現像装置
35 転写ローラー
36 クリーニング装置
37 定着装置
38 排紙トレイ
51 消費量取得部
52 記録処理部
53 残量取得部
54 速度取得部
55 第1判定処理部
56 第2判定処理部
57 報知処理部
58 検出処理部
59 第1設定処理部
60 第2設定処理部

Claims (6)

  1. 消耗品の残量を取得する残量取得部と、
    前記消耗品の消費速度を取得する速度取得部と、
    前記速度取得部によって取得された前記消費速度が予め設定された閾値を超える場合に、前記残量取得部によって取得された前記残量が当該消費速度に基づいて算出される予め設定された期間における前記消耗品の消費量以下であるか否かに基づいて、前記消耗品の発注タイミングの到来の有無を判定する第1判定処理部と、
    前記速度取得部によって取得された前記消費速度が前記閾値以下である場合に、前記残量取得部によって取得された前記残量が当該消費速度に基づいて算出される前記期間における前記消耗品の消費量以上の予め設定された下限値以下であるか否かに基づいて、前記発注タイミングの到来の有無を判定する第2判定処理部と、
    前記発注タイミングが到来したと判定された場合にその旨を報知する報知処理部と、
    を備える画像形成装置。
  2. 前記下限値は、前記速度取得部によって取得される前記消費速度の値が前記閾値と同一である場合に当該消費速度に基づいて算出される前記期間における前記消耗品の消費量の値と同一である、
    請求項1に記載の画像形成装置。
  3. 印刷処理が実行される場合に、当該印刷処理における前記消耗品の消費量を取得する消費量取得部と、
    前記消費量取得部によって取得された前記消耗品の消費量を記録する記録処理部と、を備え、
    前記速度取得部は、前記記録処理部によって記録された前記消耗品の消費量に基づいて前記消費速度を取得する、
    請求項1又は2に記載の画像形成装置。
  4. 前記記録処理部によって記録された前記消耗品の消費量に基づいて、前記消耗品の消費量が急増する増加期間を検出する検出処理部と、
    前記検出処理部によって検出された前記増加期間における前記消耗品の消費量に基づいて前記下限値を設定する設定処理部と、
    を備える請求項3に記載の画像形成装置。
  5. 前記報知処理部は、自装置に通信可能に接続される予め定められた情報処理装置に前記発注タイミングが到来した旨を報知する、
    請求項1〜4のいずれかに記載の画像形成装置。
  6. 画像形成装置で実行される消耗品の発注タイミング報知方法であって、
    前記消耗品の残量を取得することと、
    前記消耗品の消費速度を取得することと、
    取得された前記消費速度が予め設定された閾値を超える場合に、取得された前記残量が当該消費速度に基づいて算出される予め設定された期間における前記消耗品の消費量以下であるか否かに基づいて、前記消耗品の発注タイミングの到来の有無を判定することと、
    取得された前記消費速度が前記閾値以下である場合に、取得された前記残量が当該消費速度に基づいて算出される前記期間における前記消耗品の消費量以上の予め設定された下限値以下であるか否かに基づいて、前記発注タイミングの到来の有無を判定することと、
    前記発注タイミングが到来したと判定された場合にその旨を報知することと、
    を含む消耗品の発注タイミング報知方法。
JP2017249630A 2017-12-26 2017-12-26 画像形成装置、消耗品の発注タイミング報知方法 Active JP6773017B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2017249630A JP6773017B2 (ja) 2017-12-26 2017-12-26 画像形成装置、消耗品の発注タイミング報知方法

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2017249630A JP6773017B2 (ja) 2017-12-26 2017-12-26 画像形成装置、消耗品の発注タイミング報知方法

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2019111795A JP2019111795A (ja) 2019-07-11
JP6773017B2 true JP6773017B2 (ja) 2020-10-21

Family

ID=67222112

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2017249630A Active JP6773017B2 (ja) 2017-12-26 2017-12-26 画像形成装置、消耗品の発注タイミング報知方法

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP6773017B2 (ja)

Families Citing this family (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN112598447B (zh) * 2020-12-28 2023-10-10 加和(北京)信息科技有限公司 订单信息的处理方法及装置、电子设备及处理器

Family Cites Families (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH07104616A (ja) * 1993-09-29 1995-04-21 Ricoh Co Ltd 画像形成装置及びその管理システム
US20120046988A1 (en) * 2010-08-17 2012-02-23 Xerox Corporation Method and apparatus for determining accurate low supply levels in consumables used in an image production device
JP5177213B2 (ja) * 2010-12-16 2013-04-03 コニカミノルタビジネステクノロジーズ株式会社 在庫管理装置、在庫管理システム、在庫管理方法、在庫管理プログラム
JP6620985B2 (ja) * 2015-03-31 2019-12-18 ブラザー工業株式会社 情報処理装置

Also Published As

Publication number Publication date
JP2019111795A (ja) 2019-07-11

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP4671824B2 (ja) 画像形成装置
JP7467713B2 (ja) 画像形成装置、画像形成装置の制御方法及びプログラム
JP5645862B2 (ja) 画像形成装置
JP6365095B2 (ja) 画像形成装置
JP6773017B2 (ja) 画像形成装置、消耗品の発注タイミング報知方法
US9513587B2 (en) Image forming apparatus and image forming system including a detection unit that detects information about a used amount of unit
JP5125641B2 (ja) 画像形成装置及び同装置におけるイメージングユニットのライフ判定方法
JP2011043825A (ja) 画像形成装置及びその方法、画像形成プログラム
JP6898752B2 (ja) 画像形成装置
JP6729501B2 (ja) 画像形成装置
JP4093180B2 (ja) 画像形成装置
JP4324184B2 (ja) 画像形成装置およびプログラム
US9239975B2 (en) Image forming apparatus performing a delay process when a number of sheets printed in a unit of time is equal to or greater than a reference number
JP2020086368A (ja) 情報処理装置、画像形成装置、データ出力方法
JP7327941B2 (ja) 画像形成装置、画像形成装置の制御方法、及びプログラム
JP5454273B2 (ja) 電子機器及び省電力制御プログラム
JP7005253B2 (ja) 画像形成装置
CN110471266B (zh) 图像形成装置
JP7224143B2 (ja) 画像形成装置及び帯電バイアス制御方法
JP2017207529A (ja) 画像形成装置
JP2010217437A (ja) 画像形成装置
JP2021165007A (ja) 画像処理装置、画像処理方法
JP6213398B2 (ja) 画像形成装置、清掃部材の移動制御方法
JP5962914B2 (ja) 画像形成装置
JP2014006287A (ja) 画像形成装置

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20191120

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20200827

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20200901

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20200914

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 6773017

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150