JP2020086368A - 情報処理装置、画像形成装置、データ出力方法 - Google Patents

情報処理装置、画像形成装置、データ出力方法 Download PDF

Info

Publication number
JP2020086368A
JP2020086368A JP2018224939A JP2018224939A JP2020086368A JP 2020086368 A JP2020086368 A JP 2020086368A JP 2018224939 A JP2018224939 A JP 2018224939A JP 2018224939 A JP2018224939 A JP 2018224939A JP 2020086368 A JP2020086368 A JP 2020086368A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
remaining amount
toner
processing unit
unit
image forming
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP2018224939A
Other languages
English (en)
Inventor
佑樹 深澤
Yuki Fukazawa
佑樹 深澤
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Kyocera Document Solutions Inc
Original Assignee
Kyocera Document Solutions Inc
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Kyocera Document Solutions Inc filed Critical Kyocera Document Solutions Inc
Priority to JP2018224939A priority Critical patent/JP2020086368A/ja
Publication of JP2020086368A publication Critical patent/JP2020086368A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Accessory Devices And Overall Control Thereof (AREA)
  • Control Or Security For Electrophotography (AREA)
  • Facsimiles In General (AREA)

Abstract

【課題】ユーザーに無駄な操作を強いることなく、消耗品不足の発生を回避可能な情報処理装置、画像形成装置、及びデータ出力方法を提供すること。【解決手段】画像形成装置10は、トナーの残量が所定の閾値未満である場合に、トナーの発注タイミングが到来した旨を報知する報知処理部54と、トナーの消費履歴に基づいて、前記発注タイミングの到来の報知時から所定時間が経過するまでの準備期間におけるトナーの消費量を予測する予測処理部55と、予測されたトナーの消費量がトナーの残量から所定の基準値を差し引いた残りよりも多いと判定された場合は画像形成部3の動作条件を変更するための変更データを出力可能であり、多くないと判定された場合は前記変更データを出力しない出力処理部58と、を備える。【選択図】図2

Description

本発明は、情報処理装置、画像形成装置、及びデータ出力方法に関する。
プリンターなどの画像形成装置では、トナーなどの消耗品が用いられて画像が形成される。この種の画像形成装置では、前記消耗品の残量が所定の閾値を下回った場合に前記消耗品の発注タイミングが到来した旨が報知されることがある。また、発注したトナーが到着するまでの訪問待ち期間中にトナー不足が発生しないように、プリント条件を通常デフォルト設定よりもトナーの消費量が抑制される省資源化用デフォルト設定に変更可能な画像形成装置が関連技術として知られている(特許文献1参照)。
具体的に、上述の関連技術に係る画像形成装置では、前記訪問待ち期間中にトナー不足が発生すると判断された場合に、前記省資源化用デフォルト設定の内容が反映された設定画面が表示されて、当該設定画面においてプリント条件の設定操作が受け付けられる。また、前記訪問待ち期間中にトナー不足が発生しないと判断された場合に、前記通常デフォルト設定の内容が反映された設定画面が表示されて、当該設定画面においてプリント条件の設定操作が受け付けられる。
特開2013−61880号公報
しかしながら、上述の関連技術に係る画像形成装置では、プリント条件の設定変更を行う必要がない前記訪問待ち期間中にトナー不足が発生しない場合にまで、設定画面が表示される。そのため、ユーザーは、表示された設定画面に対する応答操作を強いられる。また、ユーザーが、表示された設定画面で不要な変更操作を行うことも考えられる。
本発明の目的は、ユーザーに無駄な操作を強いることなく、消耗品不足の発生を回避可能な情報処理装置、画像形成装置、及びデータ出力方法を提供することにある。
本発明の一の局面に係る情報処理装置は、残量取得部と、報知処理部と、予測処理部と、判定処理部と、出力処理部と、を備える。前記残量取得部は、印刷処理を実行する画像形成部によって消費される消耗品の残量を取得する。前記報知処理部は、前記残量取得部によって取得された前記消耗品の残量が予め定められた閾値未満である場合に、前記消耗品の発注タイミングが到来した旨を報知する。前記予測処理部は、前記消耗品の消費履歴に基づいて、前記発注タイミングの到来の報知時から予め定められた特定時間が経過するまでの準備期間における前記消耗品の消費量を予測する。前記判定処理部は、前記予測処理部によって予測された前記消耗品の消費量が前記残量取得部によって取得された前記消耗品の残量から予め定められた基準値を差し引いた残りよりも多いか否かを判定する。前記出力処理部は、前記判定処理部によって前記消耗品の消費量が前記消耗品の残量から前記基準値を差し引いた残りよりも多いと判定された場合は前記画像形成部の動作条件を変更するための変更データを出力可能であり、多くないと判定された場合は前記変更データを出力しない。
本発明の他の局面に係る画像形成装置は、前記情報処理装置と、前記画像形成部とを備える。
本発明の他の局面に係るデータ出力方法は、印刷処理を実行する画像形成部によって消費される消耗品の残量を取得することと、取得された前記消耗品の残量が予め定められた閾値未満である場合に、前記消耗品の発注タイミングが到来した旨を報知することと、前記消耗品の消費履歴に基づいて、前記発注タイミングの到来の報知時から予め定められた特定時間が経過するまでの準備期間における前記消耗品の消費量を予測することと、予測された前記消耗品の消費量が取得された前記消耗品の残量から予め定められた基準値を差し引いた残りよりも多いか否かを判定することと、前記消耗品の消費量が前記消耗品の残量から前記基準値を差し引いた残りよりも多いと判定された場合は前記画像形成部の動作条件を変更するための変更データを出力可能であり、多くないと判定された場合は前記変更データを出力しないことと、を含む。
本発明によれば、ユーザーに無駄な操作を強いることなく、消耗品不足の発生を回避可能な情報処理装置、画像形成装置、及びデータ出力方法が実現される。
図1は、本発明の実施形態に係る画像形成装置の構成を示す図である。 図2は、本発明の実施形態に係る画像形成装置のシステム構成を示すブロック図である。 図3は、本発明の実施形態に係る画像形成装置で実行される消費量記録処理の一例を示すフローチャートである。 図4は、本発明の実施形態に係る画像形成装置で実行される発注タイミング報知処理の一例を示すフローチャートである。 図5は、本発明の実施形態に係る画像形成装置で実行される監視処理の一例を示すフローチャートである。 図6は、本発明の実施形態に係る画像形成装置で表示される変更画面の一例を示す図である。
以下、添付図面を参照しながら、本発明の実施形態について説明する。なお、以下の実施形態は、本発明を具体化した一例であって、本発明の技術的範囲を限定するものではない。
[画像形成装置10の構成]
まず、図1及び図2を参照しつつ、本発明の実施形態に係る画像形成装置10の構成について説明する。ここで、図1は画像形成装置10の構成を示す断面図である。
画像形成装置10は、原稿から画像データを読み取るスキャン機能、及び画像データに基づいて画像を形成するプリント機能と共に、ファクシミリ機能、及びコピー機能などの複数の機能を有する複合機である。なお、本発明は、プリンター装置、ファクシミリ装置、及びコピー機などの画像形成装置に適用可能である。
図1及び図2に示されるように、画像形成装置10は、ADF1、画像読取部2、画像形成部3、給紙部4、制御部5、操作表示部6、通信部7、及び記憶部8を備える。
ADF1は、原稿セット部、複数の搬送ローラー、原稿押さえ、及び排紙部を備え、画像読取部2によって読み取られる原稿を搬送する。
画像読取部2は、原稿台、光源、複数のミラー、光学レンズ、及びCCDを備え、原稿から画像データを読み取ることが可能である。
画像形成部3は、画像読取部2で読み取られた画像データ、又は外部の情報処理装置から入力された画像データに基づいて、電子写真方式でシートに画像を形成する印刷処理を実行する。図1に示されるように、画像形成部3は、感光体ドラム31、帯電ローラー32、光走査装置33、現像装置34、転写ローラー35、クリーニング装置36、定着装置37、及び排紙トレイ38を備える。なお、画像形成部3は、インクジェット方式などの他の画像形成方式でシートに画像を形成可能であってもよい。
給紙部4は、給紙カセット、及び複数の搬送ローラーを備え、前記給紙カセットに収容されたシートを画像形成部3に供給する。なお、前記給紙カセットに収容されるシートは、紙、コート紙、ハガキ、封筒、及びOHPシートなどのシート材料である。
画像形成部3では、給紙部4から供給されるシートに以下の手順で画像が形成され、画像形成後のシートが排紙トレイ38に排出される。
まず、帯電ローラー32によって感光体ドラム31の表面が所定の電位に一様に帯電される。次に、光走査装置33により感光体ドラム31の表面に画像データに基づく光が照射される。これにより、感光体ドラム31の表面に画像データに対応する静電潜像が形成される。そして、感光体ドラム31上の静電潜像は現像装置34によってトナー像として現像(可視像化)される。なお、現像装置34には、画像形成部3に着脱可能なトナーコンテナ34Aからトナーが補給される。
続いて、感光体ドラム31に形成されたトナー像は転写ローラー35によってシートに転写される。その後、シートに転写されたトナー像は、そのシートが定着装置37で加熱されて溶融定着する。なお、感光体ドラム31の表面に残存したトナーはクリーニング装置36で除去される。
制御部5は、CPU5A、ROM5B、及びRAM5Cなどの制御機器を備える。CPU5Aは、各種の演算処理を実行するプロセッサーである。ROM5Bは、CPU5Aに各種の処理を実行させるための制御プログラムなどの情報が予め記憶される不揮発性の記憶装置である。RAM5Cは、CPU5Aが実行する各種の処理の一時記憶メモリー(作業領域)として使用される揮発性の記憶装置である。制御部5では、CPU5AによりROM5Bに予め記憶された各種の制御プログラムが実行される。これにより、画像形成装置10が制御部5により統括的に制御される。なお、制御部5は、集積回路(ASIC)などの電子回路で構成されたものであってもよく、画像形成装置10を統括的に制御するメイン制御部とは別に設けられた制御部であってもよい。
操作表示部6は、制御部5からの制御指示に応じて各種の情報を表示する液晶ディスプレーなどの表示部、及びユーザーの操作に応じて制御部5に各種の情報を入力する操作キー又はタッチパネルなどの操作部を有する。ここに、操作表示部6が、本発明における表示部の一例である。
通信部7は、外部の情報処理装置100(図2参照)との間で通信ネットワーク101(図2参照)を介して有線又は無線によるデータ通信を実行可能な通信インターフェイスである。例えば、情報処理装置100は、画像形成装置10のユーザーからの発注に応じてトナーコンテナ34Aが当該ユーザーに発送されるように手配する事務処理担当者が用いるパーソナルコンピューターである。
記憶部8は、不揮発性の記憶装置である。例えば、記憶部8は、フラッシュメモリー、及びEEPROM(登録商標)などの不揮発性メモリー、SSD(ソリッドステートドライブ)、並びにHDD(ハードディスクドライブ)などの記憶装置である。
ところで、画像形成装置10では、後述するようにトナー(本発明における消耗品の一例)の残量が所定の閾値を下回った場合にトナーの発注タイミングが到来した旨が報知される。また、発注したトナーが到着するまでの訪問待ち期間中にトナー不足が発生しないように、プリント条件を通常デフォルト設定よりもトナーの消費量が抑制される省資源化用デフォルト設定に変更可能な画像形成装置が関連技術として知られている。
具体的に、上述の関連技術に係る画像形成装置では、前記訪問待ち期間中にトナー不足が発生すると判断された場合に、前記省資源化用デフォルト設定の内容が反映された設定画面が表示されて、当該設定画面においてプリント条件の設定操作が受け付けられる。また、前記訪問待ち期間中にトナー不足が発生しないと判断された場合に、前記通常デフォルト設定の内容が反映された設定画面が表示されて、当該設定画面においてプリント条件の設定操作が受け付けられる。
しかしながら、上述の関連技術に係る画像形成装置では、プリント条件の設定変更を行う必要がない前記訪問待ち期間中にトナー不足が発生しない場合にまで、設定画面が表示される。そのため、ユーザーは、表示された設定画面に対する応答操作を強いられる。また、ユーザーが、表示された設定画面で不要な変更操作を行うことも考えられる。
これに対し、本発明の実施形態に係る画像形成装置10では、以下に説明するように、ユーザーに無駄な操作を強いることなく、トナー不足の発生を回避可能である。
具体的に、制御部5のROM5Bには、CPU5Aに後述の消費量記録処理(図3のフローチャート参照)、及び発注タイミング報知処理(図4のフローチャート参照)を実行させるための発注タイミング報知プログラムが予め記憶されている。なお、前記発注タイミング報知プログラムは、CD、DVD、フラッシュメモリーなどのコンピューター読み取り可能な記録媒体に記録されており、前記記録媒体から読み取られて記憶部8にインストールされてもよい。
そして、制御部5は、図2に示されるように、消費量取得部51、記録処理部52、残量取得部53、報知処理部54、予測処理部55、判定処理部56、条件取得部57、及び出力処理部58を含む。具体的に、制御部5は、CPU5Aを用いてROM5Bに記憶されている前記発注タイミング報知プログラムを実行する。これにより、制御部5は、消費量取得部51、記録処理部52、残量取得部53、報知処理部54、予測処理部55、判定処理部56、条件取得部57、及び出力処理部58として機能する。ここに、制御部5を含む装置が、本発明における情報処理装置の一例である。
消費量取得部51は、トナーの消費量を取得する。
具体的に、消費量取得部51は、前記印刷処理が実行される場合に、当該印刷処理におけるトナーの消費量を取得する。
例えば、消費量取得部51は、前記印刷処理で印刷される画像データに基づいて、当該印刷処理におけるトナーの消費量を算出する。具体的に、消費量取得部51は、前記印刷処理で印刷される画像データに基づいて、印刷されるページ各々の印字率を算出する。そして、消費量取得部51は、算出されたページ各々の印字率及び印刷部数に基づいて、前記印刷処理におけるトナーの消費量を算出する。
なお、消費量取得部51は、前記印刷処理におけるトナーコンテナ34Aからのトナーの供給量を、当該印刷処理におけるトナーの消費量として取得してもよい。例えば、消費量取得部51は、トナーコンテナ34A内に設けられる搬送スクリューの駆動時間に基づいて、トナーコンテナ34Aからのトナーの供給量を算出可能である。また、消費量取得部51は、トナーコンテナ34A内のトナーの残量を検出可能なセンサーを用いて、前記印刷処理におけるトナーの消費量を取得してもよい。
また、消費量取得部51は、画像形成部3においてクリーニング処理が実行される場合に、当該クリーニング処理におけるトナーの消費量を取得する。
ここで、前記クリーニング処理は、トナーを用いて感光体ドラム31の表面を研磨する処理である。例えば、画像形成装置10では、画像の形成に用いられるトナーに酸化チタンなどの研磨剤が外添されている。また、画像形成部3のクリーニング装置36には、トナーを用いて感光体ドラム31の表面を研磨する研磨ローラーが設けられている。前記クリーニング処理では、感光体ドラム31及び前記研磨ローラーが駆動されるとともに、現像装置34によって感光体ドラム31の表面にトナーが供給される。例えば、前記クリーニング処理は、画像形成装置10の電源投入時、画像形成装置10の一部の機能が停止したスリープ状態から通常状態への復帰時、及び前記印刷処理の終了後などの予め定められた清掃タイミングで実行される。
例えば、消費量取得部51は、前記クリーニング処理が実行される場合に、前記クリーニング処理の実行時間に基づいて、当該クリーニング処理におけるトナーの消費量を算出する。具体的に、消費量取得部51は、予め定められたトナー量に前記クリーニング処理の実行時間を乗算した結果を、当該クリーニング処理におけるトナーの消費量として取得する。なお、前記クリーニング処理の実行時間は、予め固定で定められた時間であってもよいし、後述するクリーニング機能に関する設定値の内容に応じて定まる時間であってもよい。
記録処理部52は、消費量取得部51によって取得されたトナーの消費量を記録する。
例えば、記録処理部52は、消費量取得部51によってトナーの消費量が取得されるごとに、取得日時、取得されたトナーの消費量、及びトナーを消費した処理の識別情報を含むトナー消費情報を記憶部8に格納する。
残量取得部53は、トナーの残量を取得する。
具体的に、残量取得部53は、予め定められた取得タイミングが到来した場合に、トナーの残量を取得する。例えば、前記取得タイミングは、午後0時のような予め定められた基準時刻を起算点として予め定められた取得周期で到来するタイミングである。例えば、前記取得周期は1日である。なお、前記取得周期は、12時間、又は2日などであってもよい。また、前記取得タイミングは、予め定められた回数の前記印刷処理が実行されるごとに到来するタイミングであってもよい。
例えば、残量取得部53は、以下の手順でトナーの残量を取得する。
まず、残量取得部53は、トナーコンテナ34Aにおけるトナーの初期収容量を取得する。例えば、トナーコンテナ34Aには、トナーコンテナ34Aにおけるトナーの初期収容量を記憶するICタグが設けられている。残量取得部53は、不図示の読取装置を用いて、前記ICタグからトナーコンテナ34Aにおけるトナーの初期収容量を読み出す。
次に、残量取得部53は、現在画像形成装置10に装着されているトナーコンテナ34Aの使用開始時よりも後に記憶部8に格納された前記トナー消費情報を記憶部8から読み出して、当該使用開始時からのトナーの消費量の累計値を算出する。
そして、残量取得部53は、トナーコンテナ34Aにおけるトナーの初期収容量から、算出されたトナーの消費量の累計値を差し引いた残りを、前記取得タイミングの到来時におけるトナーの残量として取得する。
なお、残量取得部53は、以上に述べた手法とは異なる手法でトナーの残量を取得してよい。
報知処理部54は、残量取得部53によって取得されたトナーの残量が予め定められた閾値未満である場合に、トナーの発注タイミングが到来した旨を報知する。
例えば、報知処理部54は、トナーの発注タイミングが到来した旨のメッセージを含む発注画面を操作表示部6に表示させる。ここで、前記発注画面は、トナーコンテナ34Aの発注に用いられる画面である。制御部5は、前記発注画面におけるユーザーの操作に応じて、情報処理装置100にトナーコンテナ34Aが発注された旨を通知する。これにより、情報処理装置100を操作する前記事務処理担当者にトナーコンテナ34Aの発注が通知され、当該事務処理担当者によってユーザーへのトナーコンテナ34Aの発送が手配される。
なお、報知処理部54は、前記発注画面を予め定められた外部の情報処理装置の表示部に表示させてもよい。また、報知処理部54は、トナーの発注タイミングが到来した旨のメッセージだけを操作表示部6に表示させてもよい。
予測処理部55は、トナーの消費履歴に基づいて、トナーの発注タイミングの到来の報知時から予め定められた特定時間が経過するまでの準備期間におけるトナーの消費量を予測する。
ここで、前記特定時間は、トナーコンテナ34Aの発注が行われてから、当該発注に係るトナーコンテナ34Aが画像形成装置10のユーザーの元に届くまでの日数である。例えば、前記特定時間は、操作表示部6におけるユーザー操作に応じて設定される。なお、前記特定時間は、トナーコンテナ34Aの発注の通知を受けた情報処理装置100からによって指定されてもよい。また、前記特定時間は、1日よりも短い時間であってもよい。
例えば、予測処理部55は、記憶部8に格納されている前記トナー消費情報に基づいて、現在までの予め定められた対象期間におけるトナーの消費量の一日当たりの平均値を算出する。例えば、前記対象期間は一週間である。そして、予測処理部55は、算出された平均値に前記特定時間(日数)を乗算して得られる結果を、前記準備期間におけるトナーの予測消費量として取得する。なお、前記対象期間は、操作表示部6におけるユーザー操作に応じて任意に設定されてよい。
判定処理部56は、予測処理部55によって予測されたトナーの消費量が残量取得部53によって取得されたトナーの残量から予め定められた基準値を差し引いた残りよりも多いか否かを判定する。
条件取得部57は、判定処理部56によってトナーの予測消費量がトナーの残量から前記基準値を差し引いた残りよりも多いと判定された場合に、当該予測消費量と当該残りとの差に基づいて定められる画像形成部3の動作条件を取得する。
例えば、画像形成装置10は、エコプリント機能及び自動クリーニング機能を含む、画像形成部3に関する複数の機能を有する。ここで、エコプリント機能とは、前記印刷処理で印刷される画像の濃度を低下させてトナーの消費量を抑制する機能である。また、自動クリーニング機能とは、前記クリーニング処理を自動で実行する機能である。
画像形成装置10のユーザーは、操作表示部6において予め定められた操作を行うことで、エコプリント機能に関する設定値を設定することが可能である。例えば、画像形成装置10では、エコプリント機能に関する設定値を「0」から「5」までの6段階で設定することが可能である。ここで、設定値「0」はエコプリント機能の無効を示し、設定値「1」から設定値「5」まではエコプリント機能の有効を示す。また、設定値「1」はエコプリント機能によるトナーの消費量の抑制効果が最も低いことを示し、設定値「5」はエコプリント機能によるトナーの消費量の抑制効果が最も高いことを示す。
そして、画像形成部3は、予め定められたエコプリント機能に関する設定値の内容に従って、前記印刷処理で印刷される画像の濃度を調整する。例えば、画像形成部3は、印刷対象の画像データに対して、当該画像データの濃度をエコプリント機能に関する設定値の内容に応じた濃度に補正する処理を実行する。エコプリント機能に関する設定値は、前記動作条件の一例である。
また、画像形成装置10のユーザーは、操作表示部6において予め定められた操作を行うことで、自動クリーニング機能に関する設定値を設定することが可能である。例えば、画像形成装置10では、自動クリーニング機能に関する設定値を「0」から「5」までの6段階で設定することが可能である。例えば、設定値「0」は自動クリーニング機能の無効を示し、設定値「1」から設定値「5」までは自動クリーニング機能の有効を示す。また、設定値「1」は前記クリーニング処理の実行頻度が最も低いことを示し、設定値「5」は前記クリーニング処理の実行頻度が最も高いことを示す。
そして、画像形成部3は、予め定められた自動クリーニング機能に関する設定値の内容に応じた頻度で、前記クリーニング処理を自動で実行する。自動クリーニング機能に関する設定値は、前記動作条件の一例である。
例えば、画像形成装置10では、予測処理部55によって予測されたトナーの消費量と残量取得部53によって取得されたトナーの残量から前記基準値を差し引いた残りとの差及び設定値の変更段数の対応関係を示すテーブルデータが予め記憶部8に格納されている。
条件取得部57は、判定処理部56によってトナーの予測消費量がトナーの残量から前記基準値を差し引いた残りよりも多いと判定された場合に、前記テーブルデータを用いて、当該予測消費量と当該残りとの差に対応する設定値の変更段数を取得する。そして、条件取得部57は、取得された設定値の変更段数に基づいて変更されたエコプリント機能に関する設定値及び自動クリーニング機能に関する設定値を、前記動作条件として取得する。
例えば、条件取得部57は、取得された設定値の変更段数に基づいて、自動クリーニング機能に関する設定値及びエコプリント機能に関する設定値の順に、それぞれの設定値を変更する。具体的に、条件取得部57は、取得された設定値の変更段数を上限として、現在の自動クリーニング機能に関する設定値をトナーの消費量が減少する側に変更する。また、条件取得部57は、取得された設定値の変更段数から自動クリーニング機能に関する設定値の変更段数を差し引いた段数を上限として、現在のエコプリント機能に関する設定値をトナーの消費量が減少する側に変更する。
例えば、自動クリーニング機能に関する設定値を「2」、エコプリント機能に関する設定値を「1」、前記テーブルデータを用いて取得された設定値の変更段数を「4」と仮定する。この場合、条件取得部57は、まず自動クリーニング機能に関する設定値を「0」まで減少させて、次にエコプリント機能に関する設定値を「3」まで増加させる。
なお、前記テーブルデータは、予測処理部55によって予測されたトナーの消費量と残量取得部53によって取得されたトナーの残量から前記基準値を差し引いた残りとの差、及び自動クリーニング機能に関する設定値とエコプリント機能に関する設定値との組み合わせの対応関係を示すデータであってもよい。
出力処理部58は、判定処理部56によってトナーの予測消費量がトナーの残量から前記基準値を差し引いた残りよりも多いと判定された場合に、前記動作条件を変更するための変更データを出力可能である。一方、出力処理部58は、判定処理部56によってトナーの予測消費量がトナーの残量から前記基準値を差し引いた残りよりも多くないと判定された場合には、前記変更データを出力しない。
例えば、前記変更データは、前記動作条件の変更操作に用いられる変更画面を表示するためのデータである。
そして、出力処理部58は、判定処理部56によってトナーの予測消費量がトナーの残量から前記基準値を差し引いた残りよりも多いと判定された場合に、前記変更画面を操作表示部6に表示させる。
また、出力処理部58は、条件取得部57によって取得された前記動作条件が示された前記変更画面を操作表示部6に表示させる。
また、出力処理部58は、前記動作条件の変更によるトナーの消費量の低減が不能である場合は、前記変更データを出力しない。例えば、出力処理部58は、エコプリント機能に関する設定値が「5」であって、且つ自動クリーニング機能に関する設定値が「0」である場合は、前記動作条件の変更によるトナーの消費量の低減が不能であるため、前記変更データを出力しない。
図6に、前記変更画面の一例である、変更画面X10を示す。図6に示されるように、変更画面X10には、メッセージ欄X11、動作条件表示部X12、操作キーX13、及び操作キーX14が含まれる。
メッセージ欄X11には、ユーザーへのメッセージが表示される。動作条件表示部X12には、条件取得部57によって取得された前記動作条件が表示される。図6に示されるように、動作条件表示部X12は、動作条件入力欄X121及びX122を含む。動作条件入力欄X121には、条件取得部57によって取得された自動クリーニング機能に関する設定値が表示される。動作条件入力欄X122には、条件取得部57によって取得されたエコプリント機能に関する設定値が表示される。例えば、画像形成装置10のユーザーは、動作条件入力欄X121又はX122に対してタップ操作を行うことで、自動クリーニング機能に関する設定値又はエコプリント機能に関する設定値を変更可能である。操作キーX13は、変更画面X10における変更内容の確定に用いられる。操作キーX14は、変更画面X10の表示の終了に用いられる。
なお、出力処理部58は、前記動作条件の変更によるトナーの消費量の低減が不能である場合にも、前記変更データを出力してもよい。
また、制御部5は、条件取得部57を含んでいなくてもよい。この場合、出力処理部58は、現在の前記動作条件が示された前記変更画面を操作表示部6に表示させてよい。
また、前記変更データは、例えば、前記準備期間中にトナー不足が発生するおそれがある旨、及び前記動作条件の変更操作が音声又はキー操作によって受け付けられている旨等を報知する音声データであってもよい。この場合、出力処理部58は、不図示のスピーカーから前記音声データを出力すればよい。
ところで、前記準備期間におけるトナーの消費量が予測処理部55による予測を上回ることが考えられる。これに対し、画像形成装置10では、前記準備期間中においてもトナー不足が発生するおそれがあるか否かが判断される。
具体的に、残量取得部53は、前記準備期間中に予め定められた判定タイミングが到来するごとにトナーの残量を取得する。
例えば、前記判定タイミングは、トナーの発注タイミングの到来の報知時を起算点として前記特定時間より短い予め定められた判定周期で到来するタイミングである。例えば、前記判定周期は1日である。なお、前記判定周期は、12時間、又は2日などであってもよい。また、前記判定タイミングは、トナーの発注タイミングの到来の報知後に予め定められた回数の前記印刷処理が実行されるごとに到来するタイミングであってもよい。
また、予測処理部55は、前記準備期間中に前記判定タイミングが到来するごとに、前記発注タイミングの到来の報知時からのトナーの消費履歴に基づいて、前記準備期間の終期までのトナーの消費量を予測する。
例えば、予測処理部55は、記憶部8に格納されている前記トナー消費情報に基づいて、前記発注タイミングの到来の報知時から現在までの期間におけるトナーの消費量の一日当たりの平均値を算出する。そして、予測処理部55は、算出された平均値に前記準備期間の終期までの残り日数を乗算して得られる結果を、前記準備期間の終期までのトナーの予測消費量として取得する。
また、判定処理部56は、前記判定タイミングの到来時に予測処理部55によって予測されたトナーの消費量が当該判定タイミングの到来時に残量取得部53によって取得されたトナーの残量から前記基準値を差し引いた残りよりも多いか否かを判定する。
また、条件取得部57は、前記判定タイミングの到来時に判定処理部56によってトナーの予測消費量がトナーの残量から前記基準値を差し引いた残りよりも多いと判定された場合に、当該予測消費量と当該残りとの差に基づいて定められる前記動作条件を取得する。
また、出力処理部58は、前記判定タイミングの到来時に判定処理部56によってトナーの予測消費量がトナーの残量から前記基準値を差し引いた残りよりも多いと判定された場合に、前記変更データを出力可能である。一方、出力処理部58は、前記判定タイミングの到来時に判定処理部56によってトナーの予測消費量がトナーの残量から前記基準値を差し引いた残りよりも多くないと判定された場合には、前記変更データを出力しない。
[消費量記録処理]
以下、図3を参照しつつ、画像形成装置10において制御部5により実行される消費量記録処理の手順の一例について説明する。ここで、ステップS11、S12・・・は、制御部5により実行される処理手順(ステップ)の番号を表している。
<ステップS11>
まず、ステップS11において、制御部5は、トナーの消費タイミングが到来したか否かを判断する。具体的に、制御部5は、前記印刷処理又は前記自動クリーニング処理が実行される場合に、前記消費タイミングが到来したと判断する。
ここで、制御部5は、前記消費タイミングが到来したと判断すると(S11のYes側)、処理をステップS12に移行させる。また、前記消費タイミングが到来していなければ(S11のNo側)、制御部5は、ステップS11で前記消費タイミングが到来するのを待ち受ける。
<ステップS12>
ステップS12において、制御部5は、到来した前記消費タイミングで実行される前記印刷処理又は前記自動クリーニング処理におけるトナーの消費量を取得する。ここで、ステップS11及びステップS12の処理は、制御部5の消費量取得部51により実行される。
<ステップS13>
ステップS13において、制御部5は、ステップS12で取得されたトナーの消費量を記録する。ここで、ステップS13の処理は、制御部5の記録処理部52により実行される。
[発注タイミング報知処理]
次に、図4を参照しつつ、画像形成装置10において制御部5により実行される発注タイミング報知処理の手順の一例とともに、本発明に係るデータ出力方法について説明する。
<ステップS21>
まず、ステップS21において、制御部5は、前記取得タイミングが到来したか否かを判断する。
ここで、制御部5は、前記取得タイミングが到来したと判断すると(S21のYes側)、処理をステップS22に移行させる。また、前記取得タイミングが到来していなければ(S21のNo側)、制御部5は、ステップS21で前記取得タイミングが到来するのを待ち受ける。
<ステップS22>
ステップS22において、制御部5は、トナーの残量を取得する。ここで、ステップS21及びステップS22の処理は、制御部5の残量取得部53により実行される。
<ステップS23>
ステップS23において、制御部5は、ステップS22で取得されたトナーの残量が前記閾値未満であるか否かを判断する。
ここで、制御部5は、ステップS22で取得されたトナーの残量が前記閾値未満であると判断すると(S23のYes側)、処理をステップS24に移行させる。また、ステップS22で取得されたトナーの残量が前記閾値未満でなければ(S23のNo側)、制御部5は、処理をステップS21に移行させる。
<ステップS24>
ステップS24において、制御部5は、前記発注画面を操作表示部6に表示させて、トナーの発注タイミングが到来した旨を報知する。ここで、ステップS23及びステップS24の処理は、制御部5の報知処理部54により実行される。
<ステップS25>
ステップS25において、制御部5は、トナーの消費履歴に基づいて、前記準備期間におけるトナーの消費量を予測する。ここで、ステップS25の処理は、制御部5の予測処理部55により実行される。
<ステップS26>
ステップS26において、制御部5は、トナー不足が発生するおそれがあるか否かを判断する。具体的に、制御部5は、ステップS25で予測されたトナーの消費量がステップS22で取得されたトナーの残量から前記基準値を差し引いた残りよりも多い場合に、トナー不足が発生するおそれがあると判断する。ここで、ステップS26の処理は、制御部5の判定処理部56により実行される。
ここで、制御部5は、トナー不足が発生するおそれがあると判断すると(S26のYes側)、処理をステップS27に移行させる。また、トナー不足が発生するおそれがなければ(S26のNo側)、制御部5は、処理をステップS32に移行させる。
<ステップS27>
ステップS27において、制御部5は、前記動作条件の変更によるトナーの消費量の低減が可能であるか否かを判断する。
ここで、制御部5は、前記動作条件の変更によるトナーの消費量の低減が可能であると判断すると(S27のYes側)、処理をステップS28に移行させる。また、前記動作条件の変更によるトナーの消費量の低減が可能でなければ(S27のNo側)、制御部5は、処理をステップS32に移行させる。
なお、制御部5は、ステップS27で前記動作条件の変更によるトナーの消費量の低減が可能でないと判断した場合に、その旨を報知してもよい。
<ステップS28>
ステップS28において、制御部5は、ステップS25で予測されたトナーの消費量とステップS22で取得されたトナーの残量から前記基準値を差し引いた残りとの差に基づいて定められる前記動作条件を取得する。ここで、ステップS28の処理は、制御部5の条件取得部57により実行される。
<ステップS29>
ステップS29において、制御部5は、ステップS28で取得された前記動作条件が示された前記変更画面を操作表示部6に表示させる。ここで、ステップS27及びステップS29の処理は、制御部5の出力処理部58により実行される。
<ステップS30>
ステップS30において、制御部5は、ステップS29で表示された前記変更画面において前記動作条件を変更する変更操作が行われたか否かを判断する。例えば、制御部5は、ステップS29で表示される前記変更画面が図6に示される変更画面X10である場合は、操作キーX13への操作が検出された場合に、前記変更操作が行われたと判断する。なお、制御部5は、操作キーX14への操作が検出された場合は、処理をステップS32へ移行させてよい。
ここで、制御部5は、前記変更画面において前記変更操作が行われたと判断すると(S30のYes側)、処理をステップS31に移行させる。また、前記変更画面において前記変更操作が行われていなければ(S30のNo側)、制御部5は、ステップS30で前記変更操作が行われるのを待ち受ける。
<ステップS31>
ステップS31において、制御部5は、前記変更操作時の前記変更画面の表示内容に基づいて、前記動作条件を変更する。
<ステップS32>
ステップS32において、制御部5は、以下に述べる監視処理を実行する。
なお、前記発注タイミング報知処理において、ステップS32の処理は省略されてもよい。即ち、画像形成装置10において、以下に述べる監視処理が実行されなくてもよい。
[監視処理]
次に、図5を参照しつつ、前記発注タイミング報知処理のステップS32で実行される監視処理の手順の一例について説明する。
<ステップS41>
まず、ステップS41において、制御部5は、前記準備期間の終期が到来したか否かを判断する。
ここで、制御部5は、前記準備期間の終期が到来したと判断すると(S41のYes側)、前記監視処理を終了させる。また、前記準備期間の終期が到来していなければ(S41のNo側)、制御部5は、処理をステップS42に移行させる。
<ステップS42>
ステップS42において、制御部5は、前記判定タイミングが到来したか否かを判断する。
ここで、制御部5は、前記判定タイミングが到来したと判断すると(S42のYes側)、処理をステップS43に移行させる。また、前記判定タイミングが到来していなければ(S42のNo側)、制御部5は、処理をステップS41に移行させる。
<ステップS43>
ステップS43において、制御部5は、トナーの残量を取得する。ここで、ステップS42及びステップS43の処理は、制御部5の残量取得部53により実行される。
<ステップS44>
ステップS44において、制御部5は、前記発注タイミング報知処理のステップS24の実行時からのトナーの消費履歴に基づいて、前記準備期間の終期までのトナーの消費量を予測する。ここで、ステップS44の処理は、制御部5の予測処理部55により実行される。
<ステップS45>
ステップS45において、制御部5は、トナー不足が発生するおそれがあるか否かを判断する。具体的に、制御部5は、ステップS44で予測されたトナーの消費量がステップS43で取得されたトナーの残量から前記基準値を差し引いた残りよりも多い場合に、トナー不足が発生するおそれがあると判断する。ここで、ステップS45の処理は、制御部5の判定処理部56により実行される。
ここで、制御部5は、トナー不足が発生するおそれがあると判断すると(S45のYes側)、処理をステップS46に移行させる。また、トナー不足が発生するおそれがなければ(S45のNo側)、制御部5は、処理をステップS41に移行させる。
<ステップS46>
ステップS46において、制御部5は、前記動作条件の変更によるトナーの消費量の低減が可能であるか否かを判断する。
ここで、制御部5は、前記動作条件の変更によるトナーの消費量の低減が可能であると判断すると(S46のYes側)、処理をステップS47に移行させる。また、前記動作条件の変更によるトナーの消費量の低減が可能でなければ(S46のNo側)、制御部5は、処理をステップS41に移行させる。
なお、制御部5は、ステップS46で前記動作条件の変更によるトナーの消費量の低減が可能でないと判断した場合に、その旨を報知してもよい。
<ステップS47>
ステップS47において、制御部5は、ステップS44で予測されたトナーの消費量とステップS43で取得されたトナーの残量から前記基準値を差し引いた残りとの差に基づいて定められる前記動作条件を取得する。ここで、ステップS47の処理は、制御部5の条件取得部57により実行される。
<ステップS48>
ステップS48において、制御部5は、ステップS47で取得された前記動作条件が示された前記変更画面を操作表示部6に表示させる。ここで、ステップS46及びステップS48の処理は、制御部5の出力処理部58により実行される。
<ステップS49>
ステップS49において、制御部5は、ステップS48で表示された前記変更画面において前記変更操作が行われたか否かを判断する。
ここで、制御部5は、前記変更画面において前記変更操作が行われたと判断すると(S49のYes側)、処理をステップS50に移行させる。また、前記変更画面において前記変更操作が行われていなければ(S49のNo側)、制御部5は、ステップS49で前記変更操作が行われるのを待ち受ける。
<ステップS50>
ステップS50において、制御部5は、前記変更操作時の前記変更画面の表示内容に基づいて、前記動作条件を変更する。
このように、画像形成装置10では、判定処理部56による判定結果に応じて、前記変更データの出力の有無が切り替えられる。これにより、判定処理部56によってトナーの予測消費量がトナーの残量から前記基準値を差し引いた残りよりも多くないと判定された場合、即ちトナー不足が生じるおそれがないと判定された場合に、ユーザーに前記変更データの出力に対する応答操作を強いることが回避されるとともに、ユーザーによる不要な前記動作条件の変更が防止される。従って、画像形成装置10では、ユーザーに無駄な操作を強いることなく、トナー不足の発生を回避することが可能である。
また、画像形成装置10では、前記準備期間中にトナー不足が発生するおそれがあるか否かが定期的に判断されて、トナー不足が発生するおそれがあると判断された場合には前記変更データが出力される。これにより、前記準備期間におけるトナーの消費量が予測処理部55による予測を上回る場合においても、トナー不足の発生を回避することが可能である。
なお、本発明における消耗品は、シートであってもよい。この場合、出力処理部58が、両面印刷機能に関する設定値、及び集約印刷機能に関する設定値を変更するための前記変更データを出力することが考えられる。なお、集約印刷機能とは、シートの片面に複数ページ分の画像を印刷する機能である。また、画像形成部3がインクジェット方式で画像を形成可能である場合、本発明における消耗品はインクであってよい。
また、本発明は、プリンタードライバーがインストールされたパーソナルコンピューターのような情報処理装置に適用されてもよい。
1 ADF
2 画像読取部
3 画像形成部
4 給紙部
5 制御部
6 操作表示部
7 通信部
8 記憶部
10 画像形成装置
31 感光体ドラム
32 帯電ローラー
33 光走査装置
34 現像装置
35 転写ローラー
36 クリーニング装置
37 定着装置
38 排紙トレイ
51 消費量取得部
52 記録処理部
53 残量取得部
54 報知処理部
55 予測処理部
56 判定処理部
57 条件取得部
58 出力処理部

Claims (7)

  1. 印刷処理を実行する画像形成部によって消費される消耗品の残量を取得する残量取得部と、
    前記残量取得部によって取得された前記消耗品の残量が予め定められた閾値未満である場合に、前記消耗品の発注タイミングが到来した旨を報知する報知処理部と、
    前記消耗品の消費履歴に基づいて、前記発注タイミングの到来の報知時から予め定められた特定時間が経過するまでの準備期間における前記消耗品の消費量を予測する予測処理部と、
    前記予測処理部によって予測された前記消耗品の消費量が前記残量取得部によって取得された前記消耗品の残量から予め定められた基準値を差し引いた残りよりも多いか否かを判定する判定処理部と、
    前記判定処理部によって前記消耗品の消費量が前記消耗品の残量から前記基準値を差し引いた残りよりも多いと判定された場合は前記画像形成部の動作条件を変更するための変更データを出力可能であり、多くないと判定された場合は前記変更データを出力しない出力処理部と、
    を備える情報処理装置。
  2. 前記変更データは、前記動作条件の変更操作に用いられる変更画面を表示するためのデータあり、
    前記出力処理部は、前記判定処理部によって前記消耗品の消費量が前記消耗品の残量から前記基準値を差し引いた残りよりも多いと判定された場合は前記変更画面を表示部に表示させる、
    請求項1に記載の情報処理装置。
  3. 前記判定処理部によって前記消耗品の消費量が前記消耗品の残量から前記基準値を差し引いた残りよりも多いと判定された場合に、当該消費量と当該残りとの差に基づいて定められる前記動作条件を取得する条件取得部を備え、
    前記出力処理部は、前記条件取得部によって取得された前記動作条件が示された前記変更画面を前記表示部に表示させる、
    請求項2に記載の情報処理装置。
  4. 前記残量取得部は、前記準備期間中に予め定められた判定タイミングが到来するごとに前記消耗品の残量を取得し、
    前記予測処理部は、前記準備期間中に前記判定タイミングが到来するごとに前記発注タイミングの到来の報知時からの前記消耗品の消費履歴に基づいて前記準備期間の終期までの前記消耗品の消費量を予測し、
    前記判定処理部は、前記判定タイミングの到来時に前記予測処理部によって予測された前記消耗品の消費量が当該判定タイミングの到来時に前記残量取得部によって取得された前記消耗品の残量から前記基準値を差し引いた残りよりも多いか否かを判定する、
    請求項1〜3のいずれかに記載の情報処理装置。
  5. 前記出力処理部は、前記動作条件の変更による前記消耗品の消費量の低減が不能である場合は前記変更データを出力しない、
    請求項1〜4のいずれかに記載の情報処理装置。
  6. 請求項1〜5のいずれかに記載の情報処理装置と、
    前記画像形成部と、
    を備える画像形成装置。
  7. 印刷処理を実行する画像形成部によって消費される消耗品の残量を取得することと、
    取得された前記消耗品の残量が予め定められた閾値未満である場合に、前記消耗品の発注タイミングが到来した旨を報知することと、
    前記消耗品の消費履歴に基づいて、前記発注タイミングの到来の報知時から予め定められた特定時間が経過するまでの準備期間における前記消耗品の消費量を予測することと、
    予測された前記消耗品の消費量が取得された前記消耗品の残量から予め定められた基準値を差し引いた残りよりも多いか否かを判定することと、
    前記消耗品の消費量が前記消耗品の残量から前記基準値を差し引いた残りよりも多いと判定された場合は前記画像形成部の動作条件を変更するための変更データを出力可能であり、多くないと判定された場合は前記変更データを出力しないことと、
    を含むデータ出力方法。
JP2018224939A 2018-11-30 2018-11-30 情報処理装置、画像形成装置、データ出力方法 Pending JP2020086368A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2018224939A JP2020086368A (ja) 2018-11-30 2018-11-30 情報処理装置、画像形成装置、データ出力方法

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2018224939A JP2020086368A (ja) 2018-11-30 2018-11-30 情報処理装置、画像形成装置、データ出力方法

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2020086368A true JP2020086368A (ja) 2020-06-04

Family

ID=70907987

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2018224939A Pending JP2020086368A (ja) 2018-11-30 2018-11-30 情報処理装置、画像形成装置、データ出力方法

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2020086368A (ja)

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP7467713B2 (ja) 画像形成装置、画像形成装置の制御方法及びプログラム
JP4533789B2 (ja) 画像形成装置
JP5645862B2 (ja) 画像形成装置
US11170273B2 (en) Image forming apparatus and method of controlling the same, and storage medium
JP6773017B2 (ja) 画像形成装置、消耗品の発注タイミング報知方法
JP2005103938A (ja) 画像形成装置
JP2020086368A (ja) 情報処理装置、画像形成装置、データ出力方法
JP4093180B2 (ja) 画像形成装置
JP2019204209A (ja) 情報処理装置、給電制御方法
JP2015135406A (ja) 画像形成装置及び印字制御方法
JP2019188724A (ja) 画像形成装置、報知方法
JP7124456B2 (ja) 画像形成システム、情報処理装置、報知方法
JP5707351B2 (ja) 画像形成装置
JP2017207529A (ja) 画像形成装置
JP6245153B2 (ja) 画像形成装置、画像形成システム、画像形成方法
JP7070158B2 (ja) 画像形成装置及び印刷制御プログラム
JP2010217437A (ja) 画像形成装置
JP2017219585A (ja) 画像形成装置の制御方法
JP2010128334A (ja) 画像形成装置
JP2008278296A (ja) 画像形成装置
JP2022075045A (ja) 画像形成装置
JP5815897B2 (ja) 画像形成装置
JP2013222138A (ja) 画像形成装置
JP5815898B2 (ja) 画像形成装置
JP5418755B2 (ja) 画像形成装置および画像形成プログラム