JP2018012484A - タイヤ - Google Patents

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Abstract

【課題】ショルダー主溝への石噛みをより確実に抑制し得るタイヤを提供する。【解決手段】トレッド部2には、トレッド端Te側でのびるショルダー主溝5が設けられる。ショルダー主溝5の内側溝壁11は、溝横断面でのトレッド法線に対する角度がタイヤ周方向に周期的に増減を繰り返すことにより、凹壁部16と、凸壁部17とをタイヤ周方向に交互に含む。凹壁部16のタイヤ軸方向の内端部には、タイヤ軸方向内側に局部的に凹みかつ前記トレッド部の踏面で開口する凹部20が設けられている。【選択図】図2

Description

本発明は、ショルダー主溝内に石が挟まってその状態が持続するいわゆる石噛みを抑制し得るタイヤに関する。
石噛みを抑制するために、例えば、下記特許文献1には、ショルダー主溝の内側溝壁が、ショルダー主溝の溝中心から遠ざかる凹壁部と、ショルダー主溝の溝中心に近付く凸壁部とをタイヤ周方向に交互に含んでいるタイヤが提案されている。このようなショルダー主溝は、石噛みの抑制にそれなりの効果が得られるものの、さらなる改善の余地があった。
特開2016−005950号公報
本発明は、以上のような問題点に鑑み案出なされたもので、ショルダー主溝の内側溝壁を改善することを基本として、ショルダー主溝への石噛みをより確実に抑制し得るタイヤを提供することを主たる目的としている。
本発明は、トレッド部を有するタイヤであって、前記トレッド部には、トレッド端側でタイヤ周方向に連続してのびるショルダー主溝が設けられ、前記ショルダー主溝は、タイヤ軸方向内側の内側溝壁を有し、前記内側溝壁は、溝横断面でのトレッド法線に対する角度がタイヤ周方向に周期的に増減を繰り返すことにより、前記ショルダー主溝の溝中心から遠ざかる凹壁部と、前記ショルダー主溝の溝中心に近付く凸壁部とをタイヤ周方向に交互に含み、前記凹壁部のタイヤ軸方向の内端部には、タイヤ軸方向内側に局部的に凹みかつ前記トレッド部の踏面で開口する凹部が設けられていることを特徴としている。
本発明のタイヤにおいて、前記凹部は、少なくとも前記踏面において、タイヤ周方向の幅がタイヤ軸方向内側に向かって漸減しているのが望ましい。
本発明のタイヤにおいて、前記凹部は、前記踏面から溝底面までのびているのが望ましい。
本発明のタイヤにおいて、前記ショルダー主溝は、タイヤ軸方向外側の外側溝壁を有し、前記外側溝壁は、溝横断面でのトレッド法線に対する角度がタイヤ周方向に周期的に増減を繰り返すことにより、前記内側溝壁の凹壁部と向き合いかつ前記ショルダー主溝の溝中心に近付く凸壁部と、前記内側溝壁の凸壁部と向き合いかつ前記ショルダー主溝の溝中心から遠ざかる凹壁部とをタイヤ周方向に交互に含むのが望ましい。
本発明のタイヤにおいて、前記外側溝壁及び前記内側溝壁は、それぞれ、溝底面からタイヤ半径方向外側に向かって溝中心から遠ざかる向きに傾斜し、前記ショルダー主溝のいずれの溝横断面においても、前記外側溝壁のトレッド法線に対する角度は、前記内側溝壁のトレッド法線に対する角度よりも大きいのが望ましい。
本発明のタイヤにおいて、前記トレッド部には、前記ショルダー主溝のタイヤ軸方向内側に隣接するミドル陸部が設けられ、前記ミドル陸部には、前記凹部と、前記凹部に連なりかつ前記ミドル陸部を横切るミドル横溝が設けられているのが望ましい。
本発明のタイヤにおいて、前記ミドル横溝は、陸部の踏面側で開口する本体部と、前記本体部の底部から前記本体部よりも小さい幅でタイヤ半径方向内方にのびるサイプ部とを含むのが望ましい。
本発明のタイヤにおいて、前記サイプ部のタイヤ周方向の一方側のサイプ壁は、前記本体部のタイヤ周方向の一方側の溝壁と滑らかに連続しているのが望ましい。
本発明のタイヤにおいて、前記凹部は、前記内側溝壁に連なる一対の第1溝壁と、前記一対の第1溝壁の間をタイヤ周方向にのびる第2溝壁とを含むのが望ましい。
本発明のタイヤにおいて、前記ショルダー主溝は、タイヤ軸方向外側の外側溝壁を有し、前記ショルダー主溝の溝横断面において、前記内側溝壁及び前記外側溝壁は、それぞれ、溝底面からタイヤ半径方向外側に向かって前記ショルダー主溝の溝中心から遠ざかる向きに傾斜する本体部と、前記本体部のタイヤ半径方向外側に連なりかつトレッド法線に対して前記本体部よりも大きい角度で傾斜する外側部とを有するのが望ましい。
本発明のタイヤにおいて、前記外側部の最大の深さは、前記ショルダー主溝の最大の深さの0.30〜0.50倍であるのが望ましい。
本発明のタイヤにおいて、前記各本体部は、溝横断面でのトレッド法線に対する角度がタイヤ周方向に周期的に増減を繰り返すことにより、前記ショルダー主溝の溝中心から遠ざかる凹壁部と、前記ショルダー主溝の溝中心に近付く凸壁部とをタイヤ周方向に交互に含むのが望ましい。
本発明のタイヤにおいて、前記内側溝壁の前記各凸壁部は、前記外側溝壁の前記凹壁部と向き合っているのが望ましい。
本発明のタイヤにおいて、前記外側溝壁の前記本体部は、前記内側溝壁の前記本体部よりも大きいトレッド法線に対する角度を有するのが望ましい。
本発明のタイヤにおいて、前記内側溝壁の前記本体部と前記外側溝壁の前記本体部とのトレッド法線に対する角度の差は、2〜13°であるのが望ましい。
本発明のタイヤのショルダー主溝の内側溝壁は、溝横断面でのトレッド法線に対する角度がタイヤ周方向に周期的に増減を繰り返すことにより、ショルダー主溝の溝中心から遠ざかる凹壁部と、ショルダー主溝の溝中心に近付く凸壁部とをタイヤ周方向に交互に含んでいる。凹壁部及び凸壁部は、主溝が接地する前後の溝内の形状を大きく変化させ、ひいては石の排出を促すのに役立つ。
凹壁部のタイヤ軸方向の内端部には、タイヤ軸方向内側に局部的に凹みかつトレッド部の踏面で開口する凹部が設けられている。このような凹部は、凹壁部側に局部的に大きなスペースを提供し、ひいてはショルダー主溝内の石を確実に排出することができる。また、主溝は、タイヤ走行時の接地及びそこからの開放時に、前記凹部を起点として、溝空間を狭めた後に拡がるように大きく弾性変形し、ショルダー主溝内に挟まれた石を排出することができる。
本発明の一実施形態のタイヤのトレッド部の展開図である。 図1のショルダー主溝の拡大図である 図2のA−A線端面図である。 図2の凹部の斜視図である。 図1のミドル陸部の拡大図である。 (a)は、図4のB−B線断面図であり、(b)は、図4のC−C線断面図である。 図1のクラウン陸部の拡大図である。 本発明の他の実施形態のショルダー主溝の拡大図である。 図8のD−D線端面図である。
以下、本発明の実施の一形態が図面に基づき説明される。
図1には、本実施形態のタイヤ1のトレッド部2の展開図が示されている。本実施形態のタイヤ1は、例えば、乗用車用や重荷重用の空気入りタイヤ、及び、タイヤの内部に加圧された空気が充填されない非空気式タイヤ等の様々なタイヤに用いることができる。本実施形態のタイヤ1は、例えば、接地圧が高く、石噛みが生じ易い重荷重用の空気入りタイヤとして好適に使用される。
図1に示されるように、タイヤ1のトレッド部2には、トレッド端Te側でタイヤ周方向に連続してのびる例えば一対のショルダー主溝5が設けられている。
「トレッド端Te」は、正規リム(図示せず)にリム組みされかつ正規内圧が充填され、しかも無負荷である正規状態のタイヤ1に、正規荷重を負荷してキャンバー角0°で平面に接地させたときの最もタイヤ軸方向外側の接地位置である。
「正規リム」は、タイヤが基づいている規格を含む規格体系において、当該規格がタイヤ毎に定めているリムであり、例えばJATMAであれば "標準リム" 、TRAであれば "Design Rim" 、ETRTOであれば "Measuring Rim" である。
「正規内圧」は、タイヤが基づいている規格を含む規格体系において、各規格がタイヤ毎に定めている空気圧であり、JATMAであれば "最高空気圧" 、TRAであれば表 "TIRE LOAD LIMITS AT VARIOUS COLD INFLATION PRESSURES" に記載の最大値、ETRTOであれば "INFLATION PRESSURE" である。
「正規荷重」は、タイヤが基づいている規格を含む規格体系において、各規格がタイヤ毎に定めている荷重であり、JATMAであれば "最大負荷能力" 、TRAであれば表 "TIRE LOAD LIMITS AT VARIOUS COLD INFLATION PRESSURES" に記載の最大値、ETRTOであれば "LOAD CAPACITY" である。
本実施形態の各ショルダー主溝5は、例えば、最もトレッド端Te側に配され、直線状にのびている。ショルダー主溝5とトレッド端Teとの間には、ショルダー陸部9が区分されている。ショルダー主溝5のタイヤ軸方向内側には、ミドル陸部7が隣接している。
重荷重用の空気入りタイヤの場合、ショルダー主溝5は、十分な排水性を確保するために、例えば、トレッド幅TWの3.0〜7.0%の溝幅W1を有することが望ましい。トレッド幅TWは、前記正規状態のタイヤ1のトレッド端Te、Te間のタイヤ軸方向の距離である。同様の観点から、ショルダー主溝5の溝深さは、例えば、10〜25mmが望ましい。
図2には、図1のショルダー主溝5の拡大図が示されている。図3には、図2のA−A線端面図が示されている。図2及び図3に示されるように、ショルダー主溝5は、内側溝壁11と外側溝壁12と有している。
内側溝壁11は、溝中心5cのタイヤ軸方向内側に形成されている。内側溝壁11は、タイヤ軸方向内側の溝縁18と、溝底面10との間に形成されている。外側溝壁12は、溝中心5cのタイヤ軸方向外側に形成されている。外側溝壁12は、タイヤ軸方向外側の溝縁19と、溝底面10との間に形成されている。本明細書において、溝中心5cは、トレッド平面視における一対の溝縁18、19の間の中央位置を通って溝の深さ方向にのびる仮想面を意味する。内側溝壁11及び外側溝壁12は、それぞれ、溝横断面において、溝底面10からタイヤ半径方向外側に向かって溝中心5cから遠ざかる向きに傾斜している。
なお、発明が理解され易いように、図2において、内側溝壁11と外側溝壁12とは着色されている。また、図1及び図2において、ショルダー主溝5の溝底面10と内側溝壁11とが交わる内側溝底縁13、及び、ショルダー主溝5の溝底面10と外側溝壁12とが交わる外側溝底縁14は、2点鎖線で示されている。
図2及び図3に示されるように、内側溝壁11は、溝横断面でのトレッド法線に対する角度θ1がタイヤ周方向に周期的に増減を繰り返している。これにより、内側溝壁11は、ショルダー主溝5の溝中心から遠ざかる凹壁部16と、ショルダー主溝5の溝中心に近付く凸壁部17とをタイヤ周方向に交互に含んでいる。本実施形態の凹壁部16及び凸壁部17は、それぞれ、滑らかに湾曲した外面を有している。凹壁部16及び凸壁部17は、主溝が接地する前後の溝内の形状を大きく変化させ、ひいては石の排出を促すのに役立つ。
本実施形態の内側溝壁11は、タイヤ周方向に沿って直線状にのびる踏面側の溝縁18と、タイヤ周方向に波状にのびる内側溝底縁13との間に形成されている。直線状の溝縁18は、その偏摩耗を抑制するのに役立つ。波状にのびる内側溝底縁13は、溝底面10付近まで入り込んだ石の排出を期待することができる。
内側溝底縁13は、例えば、正弦波状にのびているのが望ましい。このような内側溝底縁13は、トレッド部2に応力が作用したとき、全体が滑らかに撓むことができ、溝底面への応力を分散し、ショルダー陸部9の引き裂き損傷(以下、「リブティア」という場合がある。)を抑制することができる。
内側溝壁11の前記角度θ1の最小値は、例えば、5〜8°であるのが望ましい。前記角度θ1の最大値は、例えば、9〜12°であるのが望ましい。内側溝壁11の前記角度θ1は、例えば、7°〜10°の範囲でタイヤ周方向に周期的に変化しているのが望ましい。このような内側溝壁11は、排水性を維持しつつ石噛みを抑制するのに役立つ。
同様の観点から、凹壁部16又は凸壁部17のタイヤ周方向のピッチP1は、例えば、トレッド幅TW(図1に示す)の0.10〜0.20倍であるのが望ましい。なお、前記ピッチP1は、例えば、タイヤ周方向で隣り合う凸壁部17のタイヤ軸方向の外端17t間の距離で示される。
凹壁部16のタイヤ軸方向の内端部には、タイヤ軸方向内側に局部的に凹みかつトレッド部2の踏面で開口する凹部20が設けられている。このような凹部20は、凹壁部16側に局部的に大きなスペースを提供し、ひいてはショルダー主溝5内の石を確実に排出することができる。また、主溝は、タイヤ走行時の接地及びそこからの開放時に、前記凹部20を起点として、溝空間を狭めた後に拡がるように大きく弾性変形し、ショルダー主溝5内に挟まれた石を排出することができる。
図4には、凹部20の斜視図が示されている。図4に示されるように、上述の効果をさらに発揮させるために、凹部20は、踏面から溝底面までのびているのが望ましい。このような凹部20は、溝底面10付近まで入り込んだ石の排出を期待することができる。
凹部20は、内側溝壁11に連なる一対の第1壁31と、一対の第1壁31の間の第2壁32を有している。一対の第1壁31は、例えば、内側溝壁11からタイヤ軸方向に斜めにのびている。第2壁32は、一対の第1壁31の間をタイヤ周方向にのびている。このような凹部20は、ミドル陸部7の過度な剛性低下を抑制するのに役立つ。
図2に示されるように、凹部20は、少なくとも踏面において、タイヤ周方向の幅がタイヤ軸方向内側に向かって漸減しているのが望ましい。本実施形態の凹部20は、踏面から溝底面までの全域に亘って、タイヤ周方向の幅がタイヤ軸方向内側に向かって漸減している。このような凹部20は、タイヤ走行時により大きく開閉することができ、さらに積極的に石を排出することができる。
凹部20のタイヤ軸方向の幅W3は、例えば、ミドル陸部7のタイヤ軸方向の幅W2(図1に示され、以下、同様である。)の0.05〜0.12倍であるのが望ましい。凹部20のタイヤ周方向の幅W4は、例えば、ミドル陸部7の前記幅W2の0.08〜0.15倍であるのが望ましい。このような凹部20は、ミドル陸部7の剛性を維持しつつ、上述の効果を得ることができる。
外側溝壁12も、内側溝壁11と同様、溝横断面でのトレッド法線に対する角度θ2がタイヤ周方向に周期的に増減を繰り返している。これにより、外側溝壁12は、ショルダー主溝5の溝中心に近付く凸壁部22と、ショルダー主溝5の溝中心から遠ざかる凹壁部21とをタイヤ周方向に交互に含んでいる。外側溝壁12の凹壁部16及び凸壁部17も、それぞれ、滑らかに湾曲した外面を有している。
本実施形態では、外側溝壁12の凸壁部22は、内側溝壁11の凹壁部16と向き合っている。外側溝壁12の凹壁部21は、内側溝壁11の凸壁部17と向き合っている。このような外側溝壁12は、内側溝壁11とともに、石噛みを抑制するのに役立つ。
本実施形態の外側溝壁12は、タイヤ周方向に沿って直線状にのびる踏面側の溝縁19と、タイヤ周方向に波状にのびる外側溝底縁14との間に形成されている。
外側溝底縁14は、例えば、内側溝底縁13と同じ位相でタイヤ周方向にのびているのが望ましい。さらに望ましい態様として、本実施形態の外側溝底縁14は、内側溝底縁13よりも大きい振幅でタイヤ周方向に正弦波状にのびている。このような外側溝底縁14は、石の排出をさらに促すとともに、溝底面10への応力を分散し、リブティアを効果的に抑制することができる。
外側溝壁12の前記角度θ2は、内側溝壁11の前記角度θ1よりも大きいのが望ましい。さらに望ましい態様として、本実施形態では、ショルダー主溝5のいずれの溝横断面においても、外側溝壁12の前記角度θ2は、内側溝壁11の前記角度θ2よりも大きい。これにより、リブティアがさらに確実に抑制される。
外側溝壁12の前記角度θ2の最小値は、例えば、10〜14°であるのが望ましい。前記角度θ2の最大値は、例えば、18〜22°であるのが望ましい。外側溝壁12の前記角度θ2は、例えば、12°〜20°の範囲でタイヤ周方向に周期的に変化しているのが望ましい。このような外側溝壁12は、ウェット性能を損なうことなく、石噛み及びリブティアを抑制することができる。
外側溝壁12の前記角度θ2と内側溝壁11の前記角度θ1との差は、例えば、2〜13°であるのが望ましい。このような外側溝壁12及び内側溝壁11は、各溝縁18、19を均一に摩耗させるのに役立つ。
図1に示されるように、トレッド部2には、さらに、クラウン主溝6が設けられている。クラウン主溝6は、ショルダー主溝5のタイヤ軸方向内側に設けられている。本実施形態のクラウン主溝6は、例えば、タイヤ赤道Cの両側に1本ずつ設けられている。クラウン主溝6は、例えば、タイヤ赤道C上に1本設けられても良い。クラウン主溝6は、例えば、上述したショルダー主溝5と同程度の溝幅及び溝深さを有している。
クラウン主溝6には、例えば、溝底面から隆起した突起23がタイヤ周方向に複数設けられているのが望ましい。このような突起は、クラウン主溝6の石噛みを効果的に抑制できる。また、本実施形態では、クラウン主溝6に突起23を設けることで、大きな接地圧が作用するクラウン主溝6での石噛みを確実に抑制しつつ、ショルダー主溝5には突起を設けないことにより、その溝容積を確保し、ウェット性能を高めている。
本実施形態のショルダー主溝5及びクラウン主溝6には、一端が主溝に連なりかつ他端が陸部内で途切れる複数のラグサイプ30が設けられている。ラグサイプ30のタイヤ軸方向の長さL1は、例えば、トレッド幅TWの0.5〜5.0%である。このようなラグサイプ30は、各主溝の溝縁の接地時の歪みを抑制し、ひいてはその偏摩耗を抑制するのに役立つ。
トレッド部2には、ショルダー主溝5及びクラウン主溝6が設けられることにより、ショルダー陸部9及びミドル陸部7に加え、クラウン陸部8が区分されている。クラウン陸部8は、例えば、一対のクラウン主溝6の間に設けられている。
図5には、ミドル陸部7の拡大図が示されている。図5に示されるように、ミドル陸部7は、クラウン主溝6とショルダー主溝5との間に区分されている。ミドル陸部7には、例えば、上述した凹部20と、凹部20に連なりかつミドル陸部7を横切る複数のミドル横溝25が設けられている。本実施形態では、ミドル横溝25のクラウン主溝6側の端部にも同様の凹部24が設けられている。これにより、クラウン主溝6での石噛みをさらに抑制することができる。
トレッド平面視において、各ミドル横溝25は、円弧状に湾曲しているのが望ましい。このようなミドル横溝25は、その溝縁に作用する応力を分散させ、溝縁を起点とした陸部の偏摩耗を抑制するのに役立つ。
図1に示されるように、本実施形態では、タイヤ赤道Cの一方側のミドル陸部7に設けられたミドル横溝25と、タイヤ赤道Cの他方側のミドル陸部7に設けられたミドル横溝25とは、互いに逆向きに凸となっているのが望ましい。このようなミドル横溝25の配置は、タイヤの回転方向に関わらず、エッジ効果を発揮する。
図6(a)には、図4のB−B線断面図が示されている。図6(a)に示されるように、ミドル横溝25は、本体部26とサイプ部27とを含んでいる。本体部26は、陸部の踏面側で開口し、2.0mm以上の溝幅W5を有している。サイプ部27は、本体部26の底部から本体部26よりも小さい幅W6でタイヤ半径方向内方にのびている。サイプ部27の幅W6は、例えば、0.5〜1.5mmである。踏面からサイプ部の底までの深さd1は、例えば、ショルダー主溝5の深さの0.50〜0.60倍である。
本実施形態のサイプ部27のタイヤ周方向の一方側のサイプ壁27wは、例えば、本体部26のタイヤ周方向の一方側の溝壁26wと滑らかに連続している。
図5に示されるように、本実施形態では、サイプ部27のタイヤ周方向の一方側(図5では上側)のサイプ壁と本体部26のタイヤ周方向の一方側の溝壁とが連続した第1ミドル横溝25aと、サイプ部27のタイヤ周方向の他方側(図5では下側)のサイプ壁と本体部26のタイヤ周方向の他方側の溝壁とが連続した第2ミドル横溝25bとがタイヤ周方向に交互に設けられている。これにより、各ミドル横溝25の間の各ブロックの剛性が僅かに相違し、ひいてはミドル陸部7が接地するときの打撃音がホワイトノイズ化される。
図6(b)には、図5のミドル横溝25のC−C線断面図が示されている。図6(b)に示されるように、サイプ部27は、深さが互いに異なる中央部28及び端部29を含んでいる。本実施形態では、端部29は、中央部28の両側に配され、中央部28よりも小さい深さを有している。これにより、サイプ部27の過度な開きが抑制され、操縦安定性が高められる。
図7には、図1のクラウン陸部8の拡大図が示されている。図7に示されるように、クラウン陸部8には、複数のクラウン横溝33が設けられている。各クラウン横溝33は、例えば、各クラウン主溝6の間を連通している。クラウン横溝33は、例えば、タイヤ軸方向に対して10〜40°の角度θ3で傾斜した直線状である。
クラウン横溝33の両端部には、例えば、上述したものと同様の凹部34が連なっている。これにより、クラウン主溝6の石噛みがさらに抑制される。
望ましい態様として、本実施形態のクラウン横溝33は、例えば、図6(a)及び(b)で示されたミドル横溝25と実質的に同じ断面形状を有している。即ち、クラウン横溝33は、例えば、溝幅が2.0mm以上の本体部と、この本体部の底部からタイヤ半径方向内方にのびるサイプ部とを含んでいる(図示省略)。
図1に示されるように、各クラウン横溝33と各ミドル横溝25とは、それぞれ、互いにタイヤ周方向に位置ずれしているのが望ましい。このようなクラウン横溝33及びミドル横溝25は、同時に接地しないため、ポンピング音の最大音圧を抑制するのに役立つ。
さらに望ましい態様として、本実施形態の各クラウン横溝33は、クラウン主溝6を介して両側のミドル横溝25と滑らかに連続する位置に配されている。これにより、ウェット走行時、クラウン横溝33内の水が、タイヤ軸方向外側に排出され易くなる。
ショルダー陸部9は、上述したラグサイプ30を除いて、溝やサイプを有しないセミプレーンリブである。このようなショルダー陸部9は、優れた操縦安定性を提供することができる。
図8には、本発明の他の実施形態のショルダー主溝5の拡大図が示されている。図9には、図8のショルダー主溝5のD−D線端面図が示されている。図8及び図9において、上述の実施形態と共通する要素には、同一の符号が付されており、ここでの説明は省略されている。
図8及び図9に示されるように、この実施形態では、ショルダー主溝5の横断面において、内側溝壁11及び外側溝壁12は、それぞれ、本体部35と外側部36とを有している。本体部35は、溝底面10からタイヤ半径方向外側に向かってショルダー主溝5の溝中心5cから遠ざかる向きに傾斜している。外側部36は、本体部35のタイヤ半径方向外側に連なっている。外側部36は、トレッド法線に対して本体部よりも大きい角度で傾斜している。このようなショルダー主溝5は、噛み込んだ石を容易に排出することができる。なお、図8では、発明が理解され易い様に、本体部35と外側部36とが着色され、本体部35と外側部36との境界39が2点鎖線で示されている。
図9に示されるように、外側部36の最大の深さd3は、例えば、ショルダー主溝5の最大の深さd2の0.30〜0.50倍であるのが望ましい。このような外側部36は、ウェット性能を確保しつつ上述の効果を発揮することができる。
内側溝壁11の外側部36は、例えば、トレッド法線に対して15〜25°の角度θ4で傾斜しているのが望ましい。このような内側溝壁11は、ミドル陸部7の幅を確保して耐摩耗性能を維持しつつ、石噛みを抑制することができる。
同様の観点から、外側溝壁12の外側部36は、例えば、トレッド法線に対して内側溝壁11の外側部36よりも大きい角度θ5で傾斜しているのが望ましい。具体的には、外側溝壁12の外側部36の前記角度θ5は、例えば、25〜35°であるのが望ましい。
図8に示されるように、各本体部35は、溝横断面でのトレッド法線に対する角度がタイヤ周方向に周期的に増減を繰り返している。これにより、各本体部35は、ショルダー主溝5の溝中心から遠ざかる凹壁部37と、ショルダー主溝5の溝中心に近付く凸壁部38とをタイヤ周方向に交互に含んでいる。本実施形態では、内側溝壁11の各凸壁部17は、外側溝壁12の凹壁部21と向き合っている。外側溝壁12の各凸壁部22は、内側溝壁11の凹壁部16と向き合っている。
凹壁部16、21又は凸壁部17、22のタイヤ周方向のピッチP2(図8では、内側溝壁11の凸壁部17の外端17t間のピッチが示されている。)は、好ましくはトレッド幅TWの0.10〜0.20倍であり、より好ましくはトレッド幅TWの0.15〜0.18倍である。このような本体部35は、排水性を維持しつつ石噛みを抑制するのに役立つ。
図9に示されるように、内側溝壁11の本体部35は、例えば、トレッド法線に対する角度θ6が7〜10°の範囲でタイヤ周方向に周期的に変化しているのが望ましい。
外側溝壁12の本体部35は、例えば、トレッド法線に対する角度θ7が12〜20°の範囲でタイヤ周方向に周期的に変化しているのが望ましい。
外側溝壁12の本体部35の前記角度θ7は、例えば、内側溝壁11の本体部35の前記角度θ6よりも大きいのが望ましい。さらに望ましい態様として、本実施形態では、ショルダー主溝5のいずれの溝横断面においても、外側溝壁12の本体部35の角度θ7は、内側溝壁11の本体部35の前記角度θ6よりも大きい。内側溝壁11の本体部35と外側溝壁12の本体部35とのトレッド法線に対する角度の差は、例えば、2〜13°であるのが望ましい。これにより、例えば、ショルダー主溝5が石を噛み込んだ場合でも、ショルダー陸部9が適度に撓み、石を速やかに排出することができる。
以上、本発明の一実施形態のタイヤが詳細に説明されたが、本発明は、上記の具体的な実施形態に限定されることなく、種々の態様に変更して実施され得る。
図1の基本トレッドパターンを有し、かつ、図2及び図3に示されるショルダー主溝の内側溝壁及び外側溝壁を有するサイズ295/75R22.5の重荷重用の空気入りタイヤが、表1の仕様に基づき試作された。比較例として、図1の基本トレッドパターンを有し、かつ、内側溝壁及び外側溝壁の角度がタイヤ全周に亘って一定に形成されたタイヤが試作された。各テストタイヤの石噛み性能及びウェット性能がテストされた。各テストタイヤの共通仕様やテスト方法等は、以下の通りである。
装着リム:22.5×8.25
タイヤ内圧:830kPa
テスト車両:10tトラック、荷台中央に標準積載量の50%の荷物を積載
テストタイヤ装着位置:全輪
<石噛み性能>
上記テスト車両で一般道を16000km走行した後、各テストタイヤのショルダー主溝に挟まった石の重量が測定された。結果は、比較例のタイヤを100とする指数であり、数値が小さい程、石噛みの発生が抑制されていることを示す。
<ウェット性能>
厚さ3mmの水膜を有するアスファルト路面上にて、上記テスト車両で50km/hから加速しながら走行し、ハイドロプレーニング現象が発生したときの速度が計測された。結果は、比較例を100とする指数であり、数値が大きい程、ウェット性能が優れていることを示す。
テスト結果が表1に示される。
Figure 2018012484
テストの結果、実施例のタイヤは、石噛みを効果的に抑制していることが確認できた。また、実施形態のタイヤは、ウェット性能が維持されているのが確認できた。
図1の基本トレッドパターンを有し、かつ、図8及び図9に示されるショルダー主溝の内側溝壁及び外側溝壁を有するサイズ295/80R22.5の重荷重用の空気入りタイヤが、表2の仕様に基づき試作された。各テストタイヤについて、上記の石噛み性能及びウェット性能並びに下記の耐偏摩耗性能がテストされた。
<耐偏摩耗性能>
上記テスト車両で48000km走行後、ショルダー主溝の両側の溝縁の摩耗量の差が測定された。結果は、比較例の前記摩耗量の差を100とする指数であり、数値が小さい程、前記摩耗量の差が小さく、偏摩耗が抑制されていることを示す。
テスト結果が表2に示される。
Figure 2018012484
Figure 2018012484
テストの結果、実施例のタイヤは、石噛みを効果的に抑制していることが確認できた。また、この実施形態のタイヤは、ウェット性能及び耐偏摩耗性能が維持されていることが確認できた。
2 トレッド部
5 ショルダー主溝
11 内側溝壁
16 凹壁部
17 凸壁部
20 凹部
Te トレッド端
本発明の一実施形態のタイヤのトレッド部の展開図である。 図1のショルダー主溝の拡大図である 図2のA−A線端面図である。 図2の凹部の斜視図である。 図1のミドル陸部の拡大図である。 (a)は、図のB−B線断面図であり、(b)は、図のC−C線断面図である。 図1のクラウン陸部の拡大図である。 本発明の他の実施形態のショルダー主溝の拡大図である。 図8のD−D線端面図である。
凹部20は、内側溝壁11に連なる一対の第1壁31と、一対の第1壁31の間の第2壁32を有している。一対の第1壁31は、例えば、内側溝壁11からタイヤ軸方向に斜めにのびている。第2壁32は、一対の第1壁31の間をタイヤ周方向にのびている。このような凹部20は、ミドル陸部7の過度な剛性低下を抑制するのに役立つ。
外側溝壁12も、内側溝壁11と同様、溝横断面でのトレッド法線に対する角度θ2がタイヤ周方向に周期的に増減を繰り返している。これにより、外側溝壁12は、ショルダー主溝5の溝中心に近付く凸壁部22と、ショルダー主溝5の溝中心から遠ざかる凹壁部21とをタイヤ周方向に交互に含んでいる。外側溝壁12の凹壁部21及び凸壁部22も、それぞれ、滑らかに湾曲した外面を有している。
外側溝壁12の前記角度θ2は、内側溝壁11の前記角度θ1よりも大きいのが望ましい。さらに望ましい態様として、本実施形態では、ショルダー主溝5のいずれの溝横断面においても、外側溝壁12の前記角度θ2は、内側溝壁11の前記角度θよりも大きい。これにより、リブティアがさらに確実に抑制される。

Claims (15)

  1. トレッド部を有するタイヤであって、
    前記トレッド部には、トレッド端側でタイヤ周方向に連続してのびるショルダー主溝が設けられ、
    前記ショルダー主溝は、タイヤ軸方向内側の内側溝壁を有し、
    前記内側溝壁は、溝横断面でのトレッド法線に対する角度がタイヤ周方向に周期的に増減を繰り返すことにより、前記ショルダー主溝の溝中心から遠ざかる凹壁部と、前記ショルダー主溝の溝中心に近付く凸壁部とをタイヤ周方向に交互に含み、
    前記凹壁部のタイヤ軸方向の内端部には、タイヤ軸方向内側に局部的に凹みかつ前記トレッド部の踏面で開口する凹部が設けられているタイヤ。
  2. 前記凹部は、少なくとも前記踏面において、タイヤ周方向の幅がタイヤ軸方向内側に向かって漸減している請求項1記載のタイヤ。
  3. 前記凹部は、前記踏面から溝底面までのびている請求項1又は2記載のタイヤ。
  4. 前記ショルダー主溝は、タイヤ軸方向外側の外側溝壁を有し、
    前記外側溝壁は、溝横断面でのトレッド法線に対する角度がタイヤ周方向に周期的に増減を繰り返すことにより、前記内側溝壁の凹壁部と向き合いかつ前記ショルダー主溝の溝中心に近付く凸壁部と、前記内側溝壁の凸壁部と向き合いかつ前記ショルダー主溝の溝中心から遠ざかる凹壁部とをタイヤ周方向に交互に含む請求項1乃至3のいずれかに記載のタイヤ。
  5. 前記外側溝壁及び前記内側溝壁は、それぞれ、溝底面からタイヤ半径方向外側に向かって溝中心から遠ざかる向きに傾斜し、
    前記ショルダー主溝のいずれの溝横断面においても、前記外側溝壁のトレッド法線に対する角度は、前記内側溝壁のトレッド法線に対する角度よりも大きい請求項4記載のタイヤ。
  6. 前記トレッド部には、前記ショルダー主溝のタイヤ軸方向内側に隣接するミドル陸部が設けられ、
    前記ミドル陸部には、前記凹部と、前記凹部に連なりかつ前記ミドル陸部を横切るミドル横溝が設けられている請求項1乃至5のいずれかに記載のタイヤ。
  7. 前記ミドル横溝は、陸部の踏面側で開口する本体部と、前記本体部の底部から前記本体部よりも小さい幅でタイヤ半径方向内方にのびるサイプ部とを含む請求項6記載のタイヤ。
  8. 前記サイプ部のタイヤ周方向の一方側のサイプ壁は、前記本体部のタイヤ周方向の一方側の溝壁と滑らかに連続している請求項7記載のタイヤ。
  9. 前記凹部は、前記内側溝壁に連なる一対の第1溝壁と、前記一対の第1溝壁の間をタイヤ周方向にのびる第2溝壁とを含む請求項1乃至8のいずれかに記載のタイヤ。
  10. 前記ショルダー主溝は、タイヤ軸方向外側の外側溝壁を有し、
    前記ショルダー主溝の溝横断面において、
    前記内側溝壁及び前記外側溝壁は、それぞれ、溝底面からタイヤ半径方向外側に向かって前記ショルダー主溝の溝中心から遠ざかる向きに傾斜する本体部と、前記本体部のタイヤ半径方向外側に連なりかつトレッド法線に対して前記本体部よりも大きい角度で傾斜する外側部とを有する請求項1記載のタイヤ。
  11. 前記外側部の最大の深さは、前記ショルダー主溝の最大の深さの0.30〜0.50倍である請求項10記載のタイヤ。
  12. 前記各本体部は、溝横断面でのトレッド法線に対する角度がタイヤ周方向に周期的に増減を繰り返すことにより、前記ショルダー主溝の溝中心から遠ざかる凹壁部と、前記ショルダー主溝の溝中心に近付く凸壁部とをタイヤ周方向に交互に含む請求項10又は11記載のタイヤ。
  13. 前記内側溝壁の前記各凸壁部は、前記外側溝壁の前記凹壁部と向き合っている請求項12記載のタイヤ。
  14. 前記外側溝壁の前記本体部は、前記内側溝壁の前記本体部よりも大きいトレッド法線に対する角度を有する請求項12又は13記載のタイヤ。
  15. 前記内側溝壁の前記本体部と前記外側溝壁の前記本体部とのトレッド法線に対する角度の差は、2〜13°である請求項14記載のタイヤ。
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