JP2018006160A - 端子付き電線およびその製造方法 - Google Patents

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翔 外池
Sho Sotoike
翔 外池
幸大 川村
Yukihiro Kawamura
幸大 川村
泰 木原
Yasushi Kihara
泰 木原
隼矢 竹下
Junya Takeshita
隼矢 竹下
中山 弘哲
Hirotetsu Nakayama
弘哲 中山
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Abstract

【課題】 高い止水性を確保することが可能な端子付き電線等を提供する。【解決手段】 被覆導線23は、導線25が絶縁性の被覆部27によって被覆されて構成される。端子1は、端子本体3と圧着部5とからなる。圧着部5は、断面が円形の筒体となるように板状素材が丸められ、板状素材の側縁部同士を突き合わせて接合部21で接合して一体化することにより形成される。また、圧着部5の前端部(端子本体3側)には封止部11が設けられる。圧着部5は、被覆導線23の被覆部27を圧着する被覆圧着部9と、被覆導線23の先端部分において、被覆部27が除去されて導線25が露出した部位を圧着する導線圧着部7とからなる。被覆導線23を圧着部5に挿入した際に、被覆圧着部9に対応する部位の被覆部27の外周の少なくとも一部には、粘着部材13が設けられる。【選択図】図2

Description

本発明は自動車等に用いられる端子付き電線等に関するものである。
従来、自動車用ワイヤハーネスにおける電線と端子との接続は、オープンバレル型と呼ばれる端子で電線をかしめて圧着する圧着接合が一般的である。しかし、このようなワイヤハーネスでは、電線と端子の接続部分に水分等が付着してしまうと、電線に用いられる金属表面の酸化が進み、接合部における抵抗が増加してしまう。また電線と端子に用いられる金属が異なる場合、異種金属間腐食が進んでしまう。当該接続部分における金属材料の腐食の進行は、接続部分の割れや接触不良の原因となり、製品寿命への影響を免れない。特に近年では、電線をアルミニウム合金とし、端子を銅合金とするワイヤハーネスが実用化されつつあり、接合部の腐食の課題が顕著になってきている。
ここで、例えばアルミニウムと銅のような異種金属の接触部分に水分が付着すると、腐食電位の違いから、いわゆる電食が発生する恐れがある。特に、アルミニウムと銅との電位差は大きいから、電気的に卑であるアルミニウム側の腐食が進行する。このため、導線と圧着端子との接続状態が不安定となり、接触抵抗の増加や線径の減少による電気抵抗の増大、さらには断線が生じて電装部品の誤動作、機能停止に至る恐れがある。
このような異種金属が接触するワイヤハーネスにおいて、例えば、一端閉塞型の筒状圧着部を有する端子を用い、圧着時に、被覆電線の被覆部外面と圧着部内面とを密着させることで、圧着部の内部に水分が浸入することを防止する圧着端子が提案されている(特許文献1)。
特開2015−135777号公報
しかし、特許文献1のように圧着部の端部を封止した後、使用状況に応じて、被覆部と圧着部との密着が崩れて被覆部と圧着部との間に隙間が形成され、隙間を介して圧着部の内部に水が浸入する恐れがある。
本発明は、このような問題に鑑みてなされたもので、高い止水性を確保することが可能な端子付き電線等を提供することを目的とする。
前述した目的を達するために第1の発明は、被覆導線と端子とが接続された端子付き電線であって、前記端子は、前記被覆導線が圧着される圧着部と、端子本体とを有し、前記圧着部は、一方が閉じた筒状で、被覆部を圧着する被覆圧着部と、前記被覆部から露出する導線を圧着する導線圧着部とを有しており、前記被覆部と前記被覆圧着部の間の少なくとも一部に、粘着部材が設けられることを特徴とする端子付き電線である。
前記粘着部材は、粘着剤と前記粘着剤を保持する基材とを含み、前記粘着剤が、前記被覆部と前記被覆圧着部とに接することが望ましい。
前記粘着部材は、基材の両面に粘着剤が配置された複層構造であることが望ましい。
前記粘着部材は、少なくとも前記被覆圧着部のパーティングラインの位置に設けられてもよい。
前記粘着部材は、前記パーティングラインの位置にそれぞれ設けられ、両側の前記パーティングラインを結ぶ仮想線と直交する中心線上の少なくとも一方の部位には、前記粘着部材が配置されなくてもよい。
前記粘着部材は、前記被覆圧着部の周方向のいずれの位置においても、前記圧着部の軸方向のいずれかの位置に配置されてもよい。
前記粘着部材は、前記圧着部の軸方向に対して、螺旋状に配置されてもよい。
前記粘着部材は、前記被覆部の端部から、前記被覆圧着部と前記導線圧着部との境界の傾斜部における前記導線までかかるように配置されてもよい。
粘着部材は、熱可塑性の粘着剤を含むことが望ましい。
第1の発明によれば、被覆部と被覆圧着部との間に粘着部材が設けられるため、被覆部と被覆圧着部とが確実に接着されて、隙間が生じることを防止することができる。このため、粘着部材を用いない場合と比較して、より高い止水性を確保することができる。
また、粘着部材を、基材によって粘着剤を保持することで、液状の接着剤などを用いた場合と比較して、圧着時に粘着剤の流出や飛散が生じにくくなり、圧着後の粘着剤の位置制御が容易となる。
特に、粘着部材を、基材と粘着剤との複層構造とすることで、基材に対する粘着剤の保持力が向上する。
特に、粘着部材が、圧着部のパーティングラインの位置に設けられれば、特に隙間の形成されやすい部位における被覆部と被覆圧着部との密着性を確保することができる。
この場合、パーティングラインの位置に粘着部材を配置し、パーティングラインを結ぶ仮想線と直交する中心線上の少なくとも一方の部位には粘着部材を配置しないようにすることで、被覆導線を圧着部に挿入するのが容易となる。
また、粘着部材が、被覆圧着部の周方向のいずれの位置においても、圧着部の軸方向のいずれかの位置に配置されていれば、仮に水の浸入経路が存在しても、経路長を長くすることができるため、止水性を高めることができる。
例えば、粘着部材が、圧着部の軸方向に対して、螺旋状に配置されれば、被覆部と被覆圧着部とが確実に螺旋状に密着しているため、仮に粘着部材以外の部位に隙間が生じたとしても、水の浸入経路長を長くすることができ、止水性を高めることができる。
また、粘着部材を、被覆部の端部から、被覆圧着部と導線圧着部との境界の傾斜部における導線までかかるように配置することで、被覆部の先端近傍(被覆部の剥離部)における、導線と圧着部との隙間を埋めることができる。このため、止水性を高めることができる。
また、熱可塑性の粘着部材を用いることで、高温環境下における電線被覆や被覆圧着部の応力緩和による変形に追従することができる。このため、止水性の低下を抑制することができる。
第2の発明は、被覆導線と端子とが接続された端子付き電線の製造方法であって、前記端子は、前記被覆導線が圧着される圧着部と、端子本体とを有し、前記圧着部は、一方が閉じた筒状で、被覆部を圧着する被覆圧着部と、前記被覆部から露出する導線を圧着する導線圧着部とを有しており、前記被覆導線の前記被覆部の外周の一部に、粘着部材を貼り付け、前記粘着部材を含む前記被覆導線を前記圧着部に挿入して、前記被覆導線と前記圧着部とを圧着することを特徴とする端子付き電線の製造方法である。
前記被覆部に貼り付けられた前記粘着部材の外面には離型紙が配置され、前記離型紙を剥離しながら前記被覆導線を前記圧着部に挿入してもよい。
前記離型紙には、螺旋状に切れ目が入れられており、前記離型紙を螺旋状に剥がしながら、前記被覆導線を前記圧着部に挿入してもよい。
前記被覆導線を前記圧着部に挿入する際に、内面に接着抑制部を有するガイド部材を用いてもよい。
圧着前の前記被覆圧着部は、挿入部近傍の内径が、他の部位の内径よりも大きい多段に形成されてもよい。
第2の発明によれば、止水性の高い端子付き電線を製造することができる。
また、離型紙を剥がしながら被覆導線を圧着部に挿入することで、粘着部材が圧着部の端面などにくっつくことを抑制し、圧着部への被覆導線の挿入性を向上することができる。
また、離型紙に螺旋状に切れ目を入れることで、離型紙を剥がしながら挿入するのが容易である。
また、被覆導線を圧着部に挿入する際に、ガイド部材を用いることで、被覆導線を圧着部挿入するのが容易となる。この際、ガイド部材の内面には接着抑制部が形成されているため、粘着部材がガイド部材にくっつくことを抑制することができる。
また、被覆圧着部の後端部近傍の径を大きくしておくことで、被覆導線の挿入作業が容易となる。
本発明によれば、高い止水性を確保することが可能な端子付き電線等を提供することができる。
端子付き電線10の分解斜視図。 端子付き電線10の斜視図。 粘着部材13の断面図。 (a)、(b)は、被覆導線23を圧着部5に挿入する方法を示す断面図。 圧着部5を圧着する状態を示す断面図。 (a)、(b)は、被覆導線23を圧着部5に挿入する他の方法を示す断面図。 被覆導線23を圧着部5に挿入する他の方法を示す断面図。 (a)は被覆圧着部を圧着する金型33a、33bの断面図、(b)は他の実施形態における圧着後の被覆圧着部9の断面図。 他の実施形態における圧着後の被覆圧着部9の断面図。 (a)、(b)は他の実施形態における圧着後の圧着部5の断面図。 他の実施形態における圧着後の圧着部5の断面図。 他の実施形態における圧着前の圧着部5の断面図。 他の実施形態における被覆導線23を圧着部5に挿入する方法を示す図。
図1は、本発明にかかる端子付き電線10を示す分解斜視図であり、図2は、端子付き電線10の組み立て斜視図である。端子付き電線10は、端子1と被覆導線23とが圧着されて構成される。
被覆導線23は、導線25が絶縁性の被覆部27によって被覆されて構成される。導線25は、例えばアルミニウムまたはアルミニウム合金からなるアルミニウム系材料製である。被覆導線23を端子1の圧着部5に挿入する際には、被覆導線23の先端の一部の被覆部27が剥離され、導線25を露出させておく。
端子1は、例えば銅または銅合金からなる銅系材料製であり、端子本体3と圧着部5とからなる。端子本体3は、所定の形状の板状素材を、断面が矩形の筒体に形成したものである。端子本体3は、前端部17に、板状素材を矩形の筒体内に折り込んで形成される弾性接触片15を有する。端子本体3は、前端部17から雄端子などが挿入されて接続される。なお、以下の説明では、端子本体3が、雄型端子等の挿入タブ(図示省略)の挿入を許容する雌型端子である例を示すが、本発明において、この端子本体3の細部の形状は特に限定されない。例えば、雌型の端子本体3に代えて例えば雄型端子の挿入タブを設けてもよい。
圧着部5は、断面が略円形の筒体となるように板状素材が丸められ、板状素材の側縁部同士を突き合わせて接合部21で接合して一体化することにより形成される。筒状に形成された圧着部5の後端部19から、被覆導線23が挿入される。また、圧着部5の前端部(端子本体3側)には封止部11が設けられる。封止部11は、例えば、板状素材を面状に重なるように配置して形成される。すなわち、圧着部5は、一方が閉じた略筒状で、被覆導線が挿入される後端部19以外は、封止される。なお、接合部21および封止部11は、例えばレーザ溶接等によって溶接される。封止部11は、面状に重なった領域(の好ましくは間の部分)において接合部21と交差するように溶接される。
圧着部5は、被覆導線23の被覆部27を圧着する被覆圧着部9と、被覆導線23の先端部分において、被覆部27が除去されて導線25が露出した部位を圧着する導線圧着部7とからなる。
被覆導線23の被覆部27の外周面の少なくとも一部には、粘着部材13が設けられる。粘着部材13は、被覆導線23を圧着部5に挿入した際に、被覆圧着部9に対応する部位に設けられる。なお、粘着部材13は、テープ状の部材を被覆導線23の外周面に周方向に巻き付けるようにして貼り付けられる。この際、粘着部材13の端部同士は突き合わさるようにしてもよく、ラップしてもよい。
図3は、粘着部材13の断面図である。粘着部材13の外面には、離型紙29が設けられる。また、粘着部材13は、支持体としての基材13aの両面に粘着剤13bが配置された複層構造である。すなわち、粘着部材13は、基材13aによって柔軟性を有する。なお、粘着部材13の構成は、図示した例には限られず、基材13aとしては、不織布、ポリエチレン系や、ポリイミド系、アルミ箔、ブチルゴムやシリコンゴム、PET、布、ポリエチレン系の発泡体などを用いることができる。また、粘着剤13bのみで構成されてもよく、他の層を含んでもよい。尚、基材13aを用いる場合は、圧着などにおける形状変化に追従できるように、比較的やわらかい、不織布、ポリエチレン系、ブチルゴムやシリコンゴム、PET、布、ポリエチレン系の発泡体などの材料を用いることが好ましい。
粘着部材13は、例えば0.1〜0.3mm程度の厚みである。厚みが薄すぎると前述したクッション性を得ることができず、厚みが厚すぎると、圧着部5への挿入性が悪くなる。
また、粘着剤13bは、熱可塑性の粘着剤とすることが好ましく、例えば無溶剤型アクリル系粘着剤を適用することができる。また、例えばアルミニウム板への粘着力は、13.0N/20mm以上であることが望ましい。なお、粘着力の評価方法としては、まず、20mm幅の粘着部材13の一方の面をアルミニウム板に貼り付け、他方の面を裏打ち材としてPET版を貼り付け、2kgローラーを1往復させて圧着する。圧着時の温度は、23℃/50%RHとする。その後、23℃/50RHで30分保持し、300mm/minの引張速度で180°の角度で剥離を行い、荷重を測定し、粘着力とする。なお、粘着部材13の粘着力はこれには限られない。尚、熱可塑性の粘着剤を用いることで、高温環境下における電線被覆や被覆圧着部の応力緩和による変形に追従することができ、止水性の低下を抑制できる。
図1に示すように、離型紙29には、あらかじめ切れ目31が設けられる。本実施形態では、切れ目31は、被覆導線23の長手方向(圧着部5の軸方向)に略平行に、複数個所に設けられる。すなわち、切れ目31によって、離型紙29は、周方向に複数に分割される。
次に、端子付き電線10の製造方法について説明する。図4(a)は、端子1へ被覆導線23を挿入する前の状態を示す断面図である。まず、図4(a)に示すように、被覆導線23の先端の所定長さの被覆部27を除去して、導線25を露出させる。次に、被覆導線23の被覆部27の外周の一部に、粘着部材13を貼り付け、筒状の圧着部5に粘着部材13を含む被覆導線23を挿入する。
前述したように、被覆部27に貼り付けられた粘着部材13の外面には離型紙29が配置されている。被覆導線23を圧着部5に挿入する際には、離型紙29を剥離しながら被覆導線23が圧着部5に挿入される。例えば、粘着部材13の端部において離型紙29をあらかじめ少し剥がしておき、離型紙29が端子1の後端部や電線挿入ガイド部材(不図示)に引っ掛かることで、挿入するにつれて離型紙29が剥がれるようにしてもよい。この際、離型紙29には、挿入方向に沿って切れ目31が形成されているため、離型紙29を容易に剥離しながら被覆導線23を圧着部5に挿入することができる。
図4(b)に示すように、導線圧着部7の内部に導線25の露出部が位置し、被覆圧着部9の内部には被覆部27および粘着部材13が位置するまで、被覆導線23を圧着部5に挿入する。最後に、離型紙29を完全に除去することで、被覆導線23が、圧着部5内部に配置される。
図5は、圧着時の圧着部5を示す断面図である。金型33aは、長手方向に延びる半円柱状の空洞を有する。なお、金型33aは、被覆圧着部9に対応する部位が大径部となり、導線圧着部7に対応する部位が小径部となる。同様に、金型33bは、長手方向に延びる半円柱状の空洞を有し、被覆圧着部9に対応する部位が大径部となり、導線圧着部7に対応する部位が小径部となる。
図5に示すように、金型33a、33bを噛み合わせて、圧着部5を圧縮すると(図中矢印A)、圧着部5と被覆導線23とが圧着される。この際、被覆圧着部9の粘着部材13の部位においては、被覆部27と被覆圧着部9の間の少なくとも一部に粘着部材13が設けられ、被覆部27と被覆圧着部9とが、粘着部材13を介して圧着される。以上により、端子付き電線10が製造される。
ここで、圧着前の被覆部27における被覆導線23の総断面積をA0とし、圧着後の被覆圧着部9(粘着部材13の部位を除く)の内部の総断面積をA1とすると、A1/A0が圧縮率となる。本発明は、圧縮率が85%以下であることが好ましい。また、圧着によって被覆導線23の被覆部27が切れることを抑制するためには圧縮率が50%以上であることが好ましい。より好ましくは、圧縮率が50〜80%であることが望ましい。
以上、本実施の形態によれば、被覆圧着部9の一部に粘着部材13が配置されるため、被覆圧着部9と被覆部27とが確実に接着されて、被覆圧着部9と被覆部27との間に隙間が生じることを抑制することができる。このため、止水性を向上させることができる。
例えば、本発明の端子付き電線10は、例えば自動車等に用いられる。このため、エンジンルーム内などにおいて高温にさらされる場合や、振動によって、被覆部27と被覆圧着部9との間に隙間が生じるおそれがあるが、粘着部材13によって、このような隙間の形成を抑制することができる。
また、粘着部材13のように、テープ状の部材を用いることで、例えば、液状の接着剤を用いる場合と比較しても、圧着時に液状接着剤が開口部から流出(または飛散)することがなく、必要な部位の被覆部27と被覆圧着部9とを確実に接着することができる。
例えば、粘着部材13が、基材13aと粘着剤13bとを含み、基材13aで粘着剤13bを保持(基材13aに対して粘着剤13bが付着されている状態を維持)することで、確実に粘着剤13bを、被覆部27および被覆圧着部9とに接触させることができる。たとえば、基材13aの両面に粘着剤13bを設けた構成とすることで、基材13aに対する粘着剤13bの保持力が向上し、一層圧着時に液状接着剤が開口部から流出(または飛散)しにくくなるため、圧着後の粘着剤の位置制御も容易となり、必要な部位における被覆部27と被覆圧着部9との間の隙間を確実に防ぐことができる。なお、基材13aと粘着剤13bとの間に層状の界面が形成される形態に限られず、粘着剤の支持体として不織布が含まれるような構成であってもよい。また、液状の接着剤のように完全に固化することなく、接合形成後も弾性を持った粘着部材13を用いることで、電線の曲げ等の外力に対しても割れなどが生じにくく、被覆部27と被覆圧着部9との間にすき間が形成されるのを抑制することができる。
また、離型紙29を剥離しながら、被覆導線23を圧着部5に挿入するため、粘着部材13が、端子1の後端部19等に付着することを抑制し、挿入作業性が向上する。また、離型紙29に切れ目31を設けておくことで、離型紙29の剥離が容易である。
<第2の実施形態>
次に、第2の実施の形態について説明する。図6(a)、図6(b)は、第2の実施の形態にかかる挿入工程を示す断面図である。なお、以下の説明において、第1の実施の形態と同様の構成については、図1〜図5等と同一の符号を付し、重複する説明を省略する。
第2の実施形態は、第1の実施の形態とほぼ同様の構成であるが、切れ目31の形態が異なる。本実施形態では、切れ目31が、被覆導線23の長手方向(圧着部5の軸方向)に対して螺旋状に形成される。すなわち、離型紙29は、1本または複数本の帯状に形成され、粘着部材13の外周に螺旋状に配置される。
この場合にも、離型紙29を螺旋状に剥離しながら、被覆導線23が圧着部5に挿入される。この際、離型紙29は、被覆導線23の外周を周回させながら剥離してもよく、または、被覆導線23を回転させながら挿入してもよい。
図6(b)に示すように、導線圧着部7の内部に導線25の露出部が位置し、被覆圧着部9の内部には被覆部27および粘着部材13が位置するまで、被覆導線23を圧着部5に挿入する。最後に、離型紙29を完全に除去することで、被覆導線23が、圧着部5内部に配置される。
第2の実施の形態によれば、第1の実施の形態と同様の効果を得ることができる。このように、離型紙29に対して、切れ目31を形成すれば、切れ目31の形態は、直線上であっても螺旋状であってもよい。
<第3の実施形態>
次に、第3の実施の形態について説明する。図7は、第3の実施の形態にかかる挿入工程を示す断面図である。第3の実施形態は、第2の実施の形態とほぼ同様の構成であるが、離型紙29に切れ目31を設けるのではなく、粘着部材13自体を螺旋状に巻き付けて貼り付ける点で異なる。すなわち、1本または複数本の帯状の粘着部材13が、被覆部27の外周に螺旋状に配置される。
なお、螺旋状の粘着部材13は、互いに接触するように巻き付けてもよく、図示したように、多少の隙間をあけて巻き付けてもよい。
この場合にも、離型紙29を剥離しながら、被覆導線23が圧着部5に挿入される。この際、離型紙29は、被覆導線23の外周を周回させながら剥離してもよく、または、被覆導線23を回転させながら挿入してもよい。
第3の実施の形態によれば、第1の実施の形態と同様の効果を得ることができる。なお、本実施形態では、粘着部材13が、全周にわたって連続して配置されないため、水の浸入経路が形成される恐れがある。しかし、粘着部材13が螺旋状に形成されるため、仮に粘着部材13以外の部位において、被覆部27と被覆圧着部9との間に隙間が生じ、水の浸入経路となった場合でも、浸入経路長を長くすることができるため、止水性を向上させることができる。
このように、本発明は、全周にわたって粘着部材13が配置されてなくてもよい。すなわち、粘着部材13は、被覆圧着部9の周方向のいずれの位置においても、圧着部5の軸方向のいずれかの位置に配置されていれば、止水性を向上させることができる。
<第4の実施形態>
次に、第4の実施の形態について説明する。図8(a)は、金型33a、33bの被覆圧着部9に対応する位置の断面図である。金型33a、33bによって、被覆圧着部9は略円形に圧縮されるが、金型33a、33bとの境界部近傍(図中B部)には、段差が形成される。
図8(b)は、これによって圧着された被覆導線23と被覆圧着部9の断面図である。図8(b)に示すように、金型33a、33bとの境界部の段差に対応する部位には、パーティングライン35が形成される。すなわち、パーティングライン35は、被覆圧着部9の外周面に突出するように形成される。
このように、被覆圧着部9の外周部に突起が形成されると、その内面側には、突起に対応する部位に凹みが形成される恐れがある。このような凹みは、水の浸入経路となり得る。
本実施形態では、このパーティングライン35に沿って粘着部材13が配置される。すなわち、粘着部材13が、少なくとも被覆圧着部9のパーティングライン35の周方向位置に設けられる。このため、仮に被覆圧着部9の内面側にパーティングライン35に対応する凹部が設けられた場合でも、粘着部材13が凹部を埋めるとともに、被覆圧着部9と被覆部27とを確実に密着して接着させることができる。
また、本実施形態では、粘着部材13は、両側のパーティングライン35の位置にそれぞれ設けられ、両側のパーティングライン35を結ぶ仮想線C(図中左右方向)と直交する中心線D(図中上下方向)上の部位には、粘着部材13が配置されない。このように、水の浸入経路として最も可能性が高い部位にのみ粘着部材13を設けてもよい。このようにすることで、パーティングライン35の部位における水の浸入を抑制するとともに、その他の部位においては、被覆部27と被覆圧着部9とが粘着部材13を用いなくても密着するため、止水性を確保することができる。
また、図9に示すように、粘着部材13は、両側のパーティングライン35を結ぶ仮想線C(図中左右方向)と直交する中心線D(図中上下方向)上の一方の部位(図中下部)と両側のパーティングライン35の位置にそれぞれ設けられ、中心線D(図中上下方向)上の他方の部位(図中上部)には、粘着部材13が配置されない。すなわち、両側のパーティングライン35を含むように、断面円弧状の範囲(例えば、パーティングライン35を含むように略半周程度)に粘着部材13を設けてもよい。このように、粘着部材13は、パーティングライン35の位置にそれぞれ設けられ、両側のパーティングライン35を結ぶ仮想線Cと直交する中心線D上の少なくとも一方の部位に、粘着部材13が配置されないようにすることで、パーティングライン35の部位における水の浸入を抑制することができるとともに、被覆導線23の挿入性が良好となる。
第4の実施の形態によれば、第1の実施の形態と同様の効果を得ることができる。特に、パーティングライン35の位置における止水性を確保することができる。また、粘着部材13を周方向の全周に設けないことで、被覆導線23を圧着部5に挿入する際に、粘着部材13が被覆圧着部9の内面に付着しにくく、挿入性が良好である。
<第5の実施形態>
次に、第5の実施の形態について説明する。図10(a)、図10(b)は、第5の実施の形態にかかる圧着部5の断面図である。第5の実施形態は、第1の実施の形態とほぼ同様の構成であるが、粘着部材13が、圧着部5の軸方向に対して、一部にのみ配置される。このように、粘着部材13は、被覆圧着部9の略全長にわたって形成されなくてもよく、一部のみでよい。
図10(a)に示すように、粘着部材13を、被覆圧着部9の後端部19側にのみ(例えば被覆圧着部9の軸方向の中央よりも後方側のみ)設けると、被覆導線23を圧着部5に挿入する際に、粘着部材13が圧着部5に付着しにくいため、挿入性が良好である。
また、導線圧着部7は、被覆圧着部9と比較して圧縮量が大きいため、導線圧着部7では、導線25がより大きく変形する。このため、導線圧着部7では、導線25が軸方向に変形しやすくなる。このため、被覆圧着部9の導線圧着部7に近い部分では、この影響を受けて、被覆部27の外面に隙間が生じやすくなる。
しかし、粘着部材13を、被覆圧着部9の後端部19側にのみ配置することで、粘着部材13の部位では、導線圧着部7の影響を受けにくく、より均等に圧縮されるため、粘着部材13による接着効果を確実に得ることができる。
また、図10(b)に示すように、粘着部材13を、被覆圧着部9の先端側(導線圧着部7側)にのみ(例えば被覆圧着部9の軸方向の中央よりも前方側のみ)設けると、圧着時に、粘着部材13の一部が、圧着部5(被覆圧着部9)からはみ出ることがない。粘着部材13の一部が、圧着部5の後端部19からはみ出すと、はみ出した部分に、金属片などの屑が付着し、端子間において導通してしまう恐れがあるが、粘着部材13を先端側に配置することで、このような粘着部材13のはみ出しを抑制することができる。
また、図11に示すように、粘着部材13が、被覆部27の外周のみに配置されるのではなく、粘着部材13の一部が、被覆部27から露出する導線25にかかるように配置されてもよい。このようにすることで、圧着する際に、被覆部27の剥離によって生じる、導線25と圧着部5との隙間を、粘着部材13で埋めることができる。特に、被覆部27の先端における被覆部27と導線25との間を粘着部材13で埋めることで、水分が、圧着部5の後端部19から導線圧着部7へ、被覆部27と導線25との間を伝って浸入することを抑制することができる。
なお、この場合には、粘着部材13の先端は、被覆圧着部9と導線圧着部7との境界部の傾斜部(図中E)の範囲に位置することが望ましい。粘着部材13の先端が、導線圧着部7の平坦部(傾斜部よりも先端側)まで達すると、導線25と導線圧着部7との導通性能に悪影響を与えるおそれがあるためである。
第5の実施の形態によれば、第1の実施の形態と同様の効果を得ることができる。このように、本発明は、被覆圧着部9の全長にわたって粘着部材13が配置されてなくてもよい。また、粘着部材13を、被覆部27の端部から、被覆圧着部9と導線圧着部7との境界の傾斜部における導線25までかかるように配置することで、被覆部27の先端近傍(被覆部27の剥離部)における、導線25と圧着部5との隙間を埋めることもできる。
<第6の実施形態>
次に、第6の実施の形態について説明する。図12は、第6の実施の形態にかかる圧着部5の断面図であって、被覆導線23が圧着部5に挿入され、圧着する前の状態を示す断面図である。
第6の実施形態は、第5の実施の形態とほぼ同様の構成であるが、圧着前の被覆圧着部9が多段に形成される点で異なる。本実施形態では、被覆圧着部9の後端部近傍に太径部37が設けられる。すなわち、圧着前の被覆圧着部9は、挿入部近傍の内径が、他の部位の内径よりも大きい多段に形成される。図示した例では、圧着部5は、導線圧着部7と、被覆圧着部9の定常部と太径部37の三段で構成される。
本実施形態では、粘着部材13は被覆圧着部9の後端部19近傍にのみ配置されるため、粘着部材13が配置される部位が、太径部37となる。このように、被覆圧着部9を多段とすることで、粘着部材13が被覆圧着部9に付着しにくくなるため、被覆導線23を圧着部5に挿入するのが容易となる。
第6の実施の形態によれば、第5の実施の形態と同様の効果を得ることができる。また、被覆圧着部9の後端部に太径部37を設け、太径部37に対応する部位に粘着部材13を配置することで、被覆導線23の挿入性が向上する。
<第7の実施形態>
次に、第7の実施の形態について説明する。図13は、第7の実施の形態にかかる圧着部5の断面図であって、被覆導線23を圧着部5に挿入する状態を示す断面図である。
第7の実施形態では、被覆導線23を圧着部5に挿入する際に、ガイド部材39が用いられる。ガイド部材39は、一方が拡径し、他方が被覆圧着部9の内径に対応するように縮径する部材であり、例えば半割状に形成される。
ガイド部材39の内面には、接着抑制部41が設けられる。接着抑制部41は、例えば、フッ化樹脂やシリコーン系の表面処理や、表面の細かな凹凸形状である。また、離型紙29の表面と同様の表面性状としてもよい。このように接着抑制部41によって、粘着部材13がガイド部材39に付着することを抑制することができる。
また、ガイド部材39の先端は、必ずしも被覆圧着部9の後端部に挿入されなくてもよいが、被覆圧着部9とガイド部材39が同一軸上に配置されれば、被覆導線23を被覆圧着部9の中心に挿入することができるため、被覆圧着部9の内面と粘着部材13とが接触することを抑制することができる。
この場合、第6の実施形態のように、被覆圧着部9の後端部に太径部37を形成することが望ましい。このようにすることで、ガイド部材39と被覆圧着部9との調心が容易である。
第7の実施の形態によれば、第1の実施の形態と同様の効果を得ることができる。また、ガイド部材39によって、被覆導線23を容易に圧着部5に挿入することができる。
以上、添付図を参照しながら、本発明の実施の形態を説明したが、本発明の技術的範囲は、前述した実施の形態に左右されない。当業者であれば、特許請求の範囲に記載された技術的思想の範疇内において各種の変更例または修正例に想到し得ることは明らかであり、それらについても当然に本発明の技術的範囲に属するものと了解される。
例えば、第4の実施の形態では、パーティングライン35の近傍にのみ粘着部材13を配置したが、これに限られず、パーティングライン35に対応する位置を含むようにおよそ半周分の領域に粘着部材13を配置してもよい。上下の金型による圧着において、圧縮応力が小さくなる側(図8における金型33b側)に粘着部材13を配置することで止水性能を向上させることができる。
また、非対称に粘着部材13を配置した場合(例えば、上方半周のみ、または下方半周のみに粘着部材13を配置した場合)は、電線挿入時に被覆導線23の中心軸を端子1の圧着部における中心軸とずらした位置で挿入してもよい。被覆導線23の中心軸を端子1の圧着部の中心軸に対し、粘着部材13を配置した側とは反対側にずらして挿入することで、粘着部材13が圧着部5の内面に付着しにくく、挿入性が良好である。
また、実施例は、電線にアルミニウムを使った場合を記載したが、これに限定されず、電線に銅を使っても良い。
また、本発明にかかる端子付き電線を複数本束ねて使用することもできる。本発明では、このように複数本の端子付き電線が束ねられた構造体を、ワイヤハーネス構造体と称する。
1………端子
3………端子本体
5………圧着部
7………導線圧着部
9………被覆圧着部
10………端子付き電線
11………封止部
13………粘着部材
13a………基材
13b………粘着剤
15………弾性接触片
17………前端部
19………後端部
21………接合部
23………被覆導線
25………導線
27………被覆部
29………離型紙
31………切れ目
33a、33b………金型
35………パーティングライン
37………太径部
39………ガイド部材
41………接着抑制部

Claims (14)

  1. 被覆導線と端子とが接続された端子付き電線であって、
    前記端子は、前記被覆導線が圧着される圧着部と、端子本体とを有し、
    前記圧着部は、一方が閉じた筒状で、被覆部を圧着する被覆圧着部と、前記被覆部から露出する導線を圧着する導線圧着部とを有しており、
    前記被覆部と前記被覆圧着部の間の少なくとも一部に、粘着部材が設けられることを特徴とする端子付き電線。
  2. 前記粘着部材は、粘着剤と前記粘着剤を保持する基材とを含み、
    前記粘着剤が、前記被覆部と前記被覆圧着部とに接することを特徴とする請求項1記載の端子付き電線。
  3. 前記粘着部材は、前記基材の両面に前記粘着剤が配置された複層構造であることを特徴とする請求項2記載の端子付き電線。
  4. 前記粘着部材は、少なくとも前記被覆圧着部のパーティングラインの位置に設けられることを特徴とする請求項1から請求項3のいずれかに記載の端子付き電線。
  5. 前記粘着部材は、前記パーティングラインの位置にそれぞれ設けられ、両側の前記パーティングラインを結ぶ仮想線と直交する中心線上の少なくとも一方の部位には、前記粘着部材が配置されないことを特徴とする請求項4記載の端子付き電線。
  6. 前記粘着部材は、前記被覆圧着部の周方向のいずれの位置においても、前記圧着部の軸方向のいずれかの位置に配置されていることを特徴とする請求項1から請求項3のいずれかに記載の端子付き電線。
  7. 前記粘着部材は、前記圧着部の軸方向に対して、螺旋状に配置されていることを特徴とする請求項6記載の端子付き電線。
  8. 前記粘着部材は、前記被覆部の端部から、前記被覆圧着部と前記導線圧着部との境界の傾斜部における前記導線までかかるように配置されることを特徴とする請求項1から請求項3のいずれかに記載の端子付き電線。
  9. 前記粘着部材は、熱可塑性の粘着剤を含むことを特徴とする請求項1から請求項8のいずれかに記載の端子付き電線。
  10. 被覆導線と端子とが接続された端子付き電線の製造方法であって、
    前記端子は、前記被覆導線が圧着される圧着部と、端子本体とを有し、
    前記圧着部は、一方が閉じた筒状で、被覆部を圧着する被覆圧着部と、前記被覆部から露出する導線を圧着する導線圧着部とを有しており、
    前記被覆導線の前記被覆部の外周の一部に、粘着部材を貼り付け、前記粘着部材を含む前記被覆導線を前記圧着部に挿入して、前記被覆導線と前記圧着部とを圧着することを特徴とする端子付き電線の製造方法。
  11. 前記被覆部に貼り付けられた前記粘着部材の外面には離型紙が配置され、前記離型紙を剥離しながら前記被覆導線を前記圧着部に挿入することを特徴とする請求項10記載の端子付き電線の製造方法。
  12. 前記離型紙には、螺旋状に切れ目が入れられており、前記離型紙を螺旋状に剥がしながら、前記被覆導線を前記圧着部に挿入することを特徴とする請求項11記載の端子付き電線の製造方法。
  13. 前記被覆導線を前記圧着部に挿入する際に、内面に接着抑制部を有するガイド部材を用いることを特徴とする請求項10から請求項12のいずれかに記載の端子付き電線の製造方法。
  14. 圧着前の前記被覆圧着部は、挿入部近傍の内径が、他の部位の内径よりも大きい多段に形成されることを特徴とする請求項10から請求項13のいずれかに記載の端子付き電線の製造方法。
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