JP2020119733A - 端子付き電線及びその製造方法 - Google Patents

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Abstract

【課題】 温度差の生じるような環境でも止水性に優れた端子付き電線およびその製造方法を提供する。【解決手段】 圧着部5は、断面が円形の筒体となるように丸められ、側縁部同士を突き合わせて接合部21で接合して一体化することにより形成される。筒状に形成された圧着部5の後端部19から、被覆導線23が挿入される。圧着部5は、被覆導線23の被覆部27を圧着する被覆圧着部9と、被覆導線23の先端部分において、被覆部が除去されて導線25が露出した部位を圧着する導線圧着部7とが一体で構成される。被覆導線23の被覆部27の先端部近傍には、シール材として、第1の樹脂材である樹脂材29が配置される。樹脂材29は、少なくとも、被覆部27の先端部(被覆部27の剥ぎ際)の導線25の外周に配置され、この状態で圧着部5に被覆導線23が挿入されて圧着される。【選択図】図2

Description

本発明は例えば自動車等に用いられる端子付き電線およびその製造方法に関するものである。
従来、自動車、OA機器、家電製品等の分野では、電力線や信号線として、電気導電性に優れた銅系材料からなる電線が使用されている。特に、自動車分野においては、車両の高性能化、高機能化が急速に進められており、車載される各種電気機器や制御機器が増加している。したがって、これに伴い、使用される端子付き電線も増加する傾向にある。
一方、環境問題が注目される中、自動車の軽量化が要求されている。したがって、ワイヤハーネスの使用量増加に伴う重量増加が問題となる。このため、従来使用されている銅線に代えて、軽量なアルミニウム電線が注目されている。
ここで、このような電線同士を接続する際や機器類等の接続部においては、接続用端子が用いられる。しかし、アルミニウム電線を用いた端子付き電線であっても、接続部の信頼性等のため、端子部には、電気特性に優れる銅が使用される場合がある。このような場合には、アルミニウム電線と銅製の端子とが接合されて使用される。
しかし、異種金属を接触させると、標準電極電位の違いから、いわゆる電食が発生する恐れがある。特に、アルミニウムと銅との標準電極電位差は大きいため、接触部への水の飛散や結露等の影響により、電気的に卑であるアルミニウム側の腐食が進行する。このため、接続部における電線と端子との接続状態が不安定となり、接触抵抗の増加や線径の減少による電気抵抗の増大、更には断線が生じて電装部品の誤動作、機能停止に至る恐れがある。
このため、電線と端子との接続部への水分の浸入を防ぐ方法が提案されている。例えば、被覆導線の導線と被覆部をそれぞれ圧着する圧着部が一体で構成され、管状の圧着部の一端が封止されることで、被覆導線が挿入される部位を除き、他の部位が封止された圧着端子がある(例えば、特許文献1参照)。
特開2014−116323号公報
このような端子付き電線を自動車などに用いる際に、例えば、端子付き電線の一端側が高温のエンジンルーム内に内の機器と接続され、他端がエンジンルーム外の相対的に低温な部位の機器に接続される場合がある。すなわち、端子付き電線の両端で温度差が生じる場合がある。
このような端子付き電線の両端部近傍で温度差が生じると、被覆導線の内部において、温度差に起因する圧力差が生じる場合がある。例えば、高温側では空気の膨張によって圧力が増加し、低温側では相対的に圧力が低い状態となる。
従来の上述した端子付き電線は、被覆導線の導線と被覆部をそれぞれ圧着する圧着部が一体で構成され、管状の圧着部の一端が封止され、被覆圧着部においては被覆圧着部と被覆部とが密着するため、端子内部への水分の浸入が抑制される。しかし、前述したように、被覆導線に圧力差が生じた状態で、例えばエンジンルーム内で端子近傍に水分が付着すると、水分が端子内部に吸い込まれて、被覆導線の内部に浸入する恐れがある。
本発明は、前述した問題点に鑑みてなされたもので、止水性に優れた端子付き電線およびその製造方法を提供することを目的とする。
前述した目的を達成するために第1の発明は、被覆導線と端子とが接続される端子付き電線であって、前記端子は、前記被覆導線が圧着される圧着部と、端子本体とを有し、前記圧着部は、前記被覆導線の被覆部が圧着される被覆圧着部と、前記被覆部から露出する導線が圧着される導線圧着部とが一体で構成され、前記被覆導線が挿入される部位を除き、他の部位が封止されており、少なくとも、前記被覆部の先端部の前記導線に、シール材が配置され、前記シール材の先端側から前記導線が露出し、前記圧着部に前記被覆導線が挿入されて圧着されることを特徴とする端子付き電線である。
前記シール材の圧縮強度は、前記被覆部の圧縮強度よりも大きいことが望ましい。
前記圧着部は、前記導線圧着部と前記被覆圧着部との間に傾斜部を有し、前記シール材は、前記傾斜部に配置されることが望ましい。
前記シール材は、前記導線の外周に塗布されて硬化した第1の樹脂材を含んでもよい。
この場合、前記第1の樹脂材は、前記被覆部の先端から前記被覆導線の先端側に0.5mm以上10mm以下の範囲で配置されることが望ましい。
また、前記第1の樹脂材は、前記被覆部の先端部の前記導線から前記被覆部の外周にまたがって形成され、前記被覆部の先端から前記圧着部の後端部側に0.5mm以上で、前記被覆圧着部からはみ出さない範囲で配置されることが望ましい。
前記シール材は、前記被覆部の先端部において、前記導線の素線間に浸透して硬化した第2の樹脂材を含んでもよい。
この場合、前記第2の樹脂材の前記被覆部の先端から前記導線側への浸透長よりも、前記被覆部の先端から前記被覆部の内部への浸透長が長いことが望ましい。
前記シール材は、前記導線の外周に塗布されて硬化した第1の樹脂材と、前記被覆部の先端部において、前記導線の素線間に浸透して硬化した第2の樹脂材とからなり、前記第1の樹脂材と前記第2の樹脂材とが異なってもよい。
前記シール材はOリングであり、前記被覆導線の軸方向に対する前記Oリングの長さが1mm以上10mm以下であり、前記Oリングから露出する前記導線の長さが1mm以上20mm以下であってもよい。
第1の発明によれば、圧着部が、被覆導線が挿入される部位を除き、他の部位が封止されている端子に対し、被覆部の先端部の導線にシール材が配置された状態で圧着されるため、被覆導線の被覆部先端から被覆導線内部への水分の浸入を抑制することができる。このため、被覆導線の内部に、仮に温度差に起因する圧力差が生じて、被覆導線の内部が負圧になったとしても、水分が被覆導線の内部に吸い込まれることを抑制することができる。
この際、シール材の圧縮強度が被覆部の圧縮強度よりも大きければ、より確実に止水性を確保することができる。
また、シール材が、導線圧着部と被覆圧着部との間の傾斜部に配置されることで、シール材を効率よく被覆部端面に押し付けることができ、より確実に止水性を確保することができる。
また、シール材が、導線の外周に塗布されて硬化した第1の樹脂材であれば、第1の樹脂材によって、被覆部先端部を止水することができる。
この場合には、第1の樹脂材が、被覆部の先端から被覆導線の先端側に0.5mm以上10mm以下の範囲で配置されることで、止水性を確保することができるとともに、導線と導線圧着部との導通の妨げとなることを抑制することができる。
同様に、第1の樹脂材が、被覆部の外周であって、被覆部の先端から圧着部の後端部側に0.5mm以上で被覆圧着部からはみ出さない範囲に配置されれば、止水性を確保することができるとともに、樹脂が端子後端にはみ出すことを抑制することができる。
また、シール材が、被覆部の先端部において、導線の素線間に浸透して硬化した第2の樹脂材を含む場合でも、被覆導線の素線間を樹脂で封止することができるため、被覆導線内部への水の浸入を抑制することができる。
この場合には、第2の樹脂材の被覆部の先端から導線側への浸透長よりも、被覆部の先端から被覆部の内部側への浸透を長くすることで、止水性を確保することができるとともに、導線と導線圧着部との導通の妨げとなることを抑制することができる。
また、シール材として、導線の外周に塗布されて硬化した第1の樹脂材と、導線の素線間に浸透して硬化した第2の樹脂材の両方を用いる場合には、第1の樹脂材と第2の樹脂材とを異なる樹脂とすることで、素線間に浸透させやすい樹脂と導線外部に塗布しやすい樹脂とを使いわけて、より高い止水性を確保することができる。
また、シール材としてはOリングを用いても、樹脂を塗布するのと同様の効果を得ることができる。
第2の発明は、被覆導線と端子とが接続される端子付き電線の製造方法であって、前記端子は、前記被覆導線が圧着される圧着部と、端子本体とを有し、前記圧着部は、前記被覆導線の被覆部を圧着する被覆圧着部と、前記被覆部から露出する導線を圧着する導線圧着部とが一体で構成され、前記被覆導線が挿入される部位を除き、他の部位が封止されており、前記被覆部の先端部の前記導線にシール材を配置し、前記圧着部に前記被覆導線を挿入して前記導線圧着部と前記被覆圧着部とを圧着することを特徴とする端子付き電線の製造方法である。
前記シール材は、粘度が300mPa・s以上の第1の樹脂材であり、前記第1の樹脂材を前記被覆部の先端の前記導線の外周に塗布し、硬化前に前記被覆導線の圧着を行ってもよい。
前記シール材は、粘度が300mPa・s以下の第2の樹脂材であり、前記第2の樹脂材を前記被覆部の先端の前記導線に塗布して素線間に浸透させ、硬化前に前記被覆導線の圧着を行ってもよい。
この場合、前記第2の樹脂材を塗布した後、前記被覆導線の前記導線側が高い位置となるようにして、前記第2の樹脂材を、前記被覆部の先端から前記被覆部の内部に浸透させ、前記第2の樹脂材の前記被覆部の先端から前記導線側への浸透長よりも、前記被覆部の先端から前記被覆部の内部への浸透長を長くしてもよい。
前記シール材は、複数種類の樹脂材であり、第2の樹脂材を前記被覆部の先端の前記導線に塗布して素線間に浸透させ、その後、前記第2の樹脂材よりも粘度が高い第1の樹脂材を前記被覆部の先端の前記導線の外周に塗布し、前記第1の樹脂材および前記第2の樹脂材が硬化前に前記被覆導線の圧着を行ってもよい。
第2の発明によれば、被覆部の先端部の導線にシール材を配置した状態で圧着するため、被覆部の先端部において止水性を確保することができ、被覆導線の被覆部先端から被覆導線内部への水分の浸入を抑制することができる。
また、シール材として、粘度が300mPa・s以上の第1の樹脂材を用いることで、第1の樹脂材を導線の外周に塗布した際に流れ落ちることを抑制することができる。また、硬化前に被覆導線の圧着を行うことで、圧着時に樹脂の流動によって確実に隙間を埋めて止水性を高めることができる。
また、シール材として、粘度が300mPa・s以下の第2の樹脂材を用いることで、第2の樹脂材を導線の外周に塗布した際に、効率よく素線間に第2の樹脂を浸透させることができる。また、硬化前に被覆導線の圧着を行うことで、圧着時に樹脂の流動によって確実に素線間を埋めて止水性を高めることができる。
また、この場合には、第2の樹脂材を塗布した後、被覆導線の導線側を高い位置に傾けることで、効率よく第2の樹脂材を、被覆部の先端から被覆部内部に浸透させることができる。このため、被覆部の先端から被覆部の内部側への第2の樹脂材の浸透長を長くすることができ、止水性を高めることができる。
また、第2の樹脂材を塗布して素線間に浸透させた後、第2の樹脂材よりも粘度が高い第1の樹脂材を導線の外周に塗布することで、より確実に止水性を高めることができる。
本発明によれば、止水性に優れた端子付き電線およびその製造方法を提供することができる。
端子付き電線10を示す斜視図。 (a)は端子付き電線10を示す断面図、(b)は(a)のJ部拡大図。 (a)、(b)は樹脂材29の塗布工程を示す図。 端子1と被覆導線23の接続方法を示す図。 金型31a、31bの間に、圧着部5を配置した状態を示す断面図であり、(a)は圧着前を示す図、(b)は圧着した状態を示す図。 (a)、(b)は樹脂材29aの塗布工程を示す図、(c)は(b)のD−D線断面図。 (a)は樹脂材29、29aを塗布した状態を示す図、(b)は(a)のG−G線断面図。 (a)、(b)、(c)はOリング29bを用いた端子1と被覆導線23の接続方法を示す図。
以下、図面を参照しながら、第1の発明の実施形態について説明する。図1は、端子付き電線10を示す斜視図であり、図2(a)は断面図である。端子付き電線10は、端子1と被覆導線23とが接続されて構成される。
被覆導線23は、導線25が絶縁性の被覆部27によって被覆されて構成される。導線25は、例えばアルミニウムまたはアルミニウム合金製である。すなわち、被覆導線23は、被覆部27と、その先端から露出する導線25とを具備する。導線25は、例えば、複数の素線が撚り合わせられた撚り線である。
端子1は、例えば銅または銅合金製であり、端子本体3と、被覆導線23が圧着される圧着部5とからなる。端子本体3は、所定の形状の板材を、断面が矩形の筒体に形成したものである。端子本体3は、前端部17に、板材を矩形の筒体内に折り込んで形成される弾性接触片15を有する。端子本体3は、前端部17から雄型端子などが挿入されて接続される。
なお、以下の説明では、端子本体3が、雄型端子等の挿入タブ(図示省略)の挿入を許容する雌型端子である例を示すが、本発明において、この端子本体3の細部の形状は特に限定されない。例えば、雌型の端子本体3に代えて雄型端子の挿入タブを設けてもよいし、丸型端子のようなボルト締結部を設けても良い。
圧着部5は、断面が円形の筒体となるように丸められ、側縁部同士を突き合わせて接合部21で接合して一体化することにより形成される。筒状に形成された圧着部5の後端部19から、被覆導線23が挿入される。また、圧着部5の前端部(端子本体3側)には封止部11が設けられる。すなわち、圧着部5は、一方が閉じた略筒状で、被覆導線23が挿入される後端部19以外の他の部位は、封止される。なお、接合部21および封止部11は、例えばレーザ溶接やろう付け等によって接合および封止される。
圧着部5は、被覆導線23の被覆部27を圧着する被覆圧着部9と、被覆導線23の先端部分において、被覆部が除去されて導線25が露出した部位を圧着する導線圧着部7とが一体で構成される。すなわち、被覆部27が剥離されて露出する導線25は、導線圧着部7により圧着され、導線25と端子1とが電気的に接続される。
なお、導線圧着部7の内面の一部には、周方向に、図示を省略したセレーションが設けられる。このようにセレーションを形成することで、導線25を圧着した際に、導線25の表面の酸化膜を破壊しやすく、また、導線25との接触面積を増加させることができる。
図2(b)は、図2(a)のJ部拡大図である。なお、図2(b)において、樹脂材29は透視図とする。図2(b)に示すように、被覆導線23の被覆部27の先端部近傍には、シール材として、第1の樹脂材である樹脂材29が配置される。樹脂材29は、少なくとも、被覆部27の先端部(被覆部27の剥ぎ際)の導線25の外周に配置され、樹脂部材29の先端側から導線25が露出し、この状態で圧着部5に被覆導線23が挿入されて圧着される。なお、樹脂材29は、被覆部27の先端部の全周に亘って配置されることが望ましいが、少なくとも、被覆部27の側面部と上面部(接合部21下部)にあればよい。
圧着部5は、導線圧着部7と被覆圧着部9との間に傾斜部8を有する。樹脂材29の少なくとも一部は傾斜部8に配置される。すなわち、被覆部27の先端は、傾斜部8に位置する。なお、傾斜部8は、端子付き電線10の長手方向の断面における圧着部5の上部の内面側の形態が、略直線状の被覆圧着部9と略直線状の導線圧着部との間で傾斜する部位である。
樹脂材29の圧縮強度は、被覆部27の圧縮強度よりも大きい。例えば、樹脂材29の圧縮強度は6MPa以上であることが望ましく、より望ましくは12MPa以上である。また、樹脂材29の圧縮永久ひずみCsg(%)が、被覆部27の圧縮永久ひずみCse(%)より小さい(Csg<Cse)ことが好ましい。圧縮永久ひずみは、JIS K6262に基づいて算出される。すなわち、試料の元の厚みt0、圧縮後の厚み(スペーサの厚み)をt1、圧縮を解放して30分後の試料の厚みをt2とすると、圧縮永久ひずみは、(t0−t2)/(t0−t1)で算出される。なお、圧縮永久ひずみCsは、その値が小さいほど元の厚さに戻りやすい、すなわち圧縮後の戻り量が大きいことを意味し、同寸法の同じ材料において値が増加するほど劣化していることを意味する。ここで、シール材の圧縮永久ひずみ(%)は具体的に、30%以下であることが好ましい。さらには、樹脂材29の圧縮率(%)が30%以上95%以下であり、被覆部27の圧縮率(%)が50%以上90%以下であることが好まし。樹脂材29としては、湿気硬化樹脂や嫌気硬化樹脂を使用することができ、例えば、シアノアクリレート、ウレタンアクリレート、シリコン樹脂、エポキシ樹脂等を適用することができる。
ここで、樹脂材29は、導線25の外周に塗布されて硬化した樹脂材である。樹脂材29は、被覆部27の先端から被覆導線23の先端側に0.5mm以上10mm以下の範囲(図2(b)のA)に配置される。樹脂材29の配置した範囲が狭すぎると、十分な止水性を確保することが困難である。また、樹脂材29の配置した範囲が広すぎると、導線圧着部7における導線25との導通の妨げとなるため望ましくない。例えば、樹脂材29は、導線圧着部7よりも後方のみに配置されることが望ましい。
また、樹脂材29は、被覆部27の先端部を被覆できればよいため、導線25の外周に配置されれば良いが、被覆部27の外周面にも配置されてもよい。すなわち、樹脂材29は、導線25から被覆部27にまたがるように、被覆導線23の外周面に配置されてもよい。この場合、樹脂材29は、被覆部27の外周であって、被覆部27の先端から圧着部5の後端部19側(図2(b)のB)に0.5mm以上で配置されることが望ましい。このようにすることで、より確実に被覆部27の先端部を被覆することができる。なお、樹脂材29は、被覆圧着部9の後端部19からはみ出さない範囲(図2(b)のC)で配置される。
次に、端子付き電線10の製造方法について説明する。図3(a)、図3(b)は、被覆導線23へ樹脂材29を塗布する工程を示す図である。まず、図示したように、まず、被覆導線23の先端の所定長さの被覆部27を剥離して、内部の導線25を露出させる。次に、被覆部27の剥ぎ際の導線25の外周の全周にわたって樹脂材29を配置する。
なお、樹脂材29は、例えば粘度が300mPa・s以上の樹脂材であることが望ましい。樹脂材29の粘度が低すぎると、樹脂材29が流れ落ちてしまい、被覆導線23の導線25の外周に保持することが困難となる。
図4は、端子1へ被覆導線23を挿入する前の状態を示す斜視図である。なお、圧着前の端子1の導線圧着部7は、被覆圧着部9に対して外径および内径が小さい。このように、導線圧着部7と被覆圧着部9の径をあらかじめ変えておき、より径の大きな被覆部27を圧着する被覆圧着部9の内径を、より径の小さな導線25を圧着する導線圧着部7の内径よりも大きくしておくことで、端子1の圧縮量を少なくすることができる。
次に、筒状の圧着部5に被覆導線23を挿入する。この際、樹脂材29は、硬化前の状態とする。圧着部5に被覆導線23を挿入すると、導線圧着部7の内部には導線25の露出部が位置し、被覆圧着部9の内部には被覆部27が位置する。すなわち、被覆部27の端面は、被覆圧着部9と導線圧着部7の間に位置する。
図5(a)は、圧着前における金型31a、31b等を示す断面図、図5(b)は、圧着中の圧着部5を示す断面図である。金型31aは、長手方向に延びる半円柱状の空洞を有し、被覆圧着部9に対応するとともに被覆圧着部9の半径よりも小さい半径を有する大径部34と、導線圧着部7に対応するとともに大径部34よりも小さい半径を有する小径部32とを備える。金型31bは、長手方向に延びる半円柱状の空洞を有し、導線圧着部7および被覆圧着部9に対応する部位の半径が、金型31aと同様に異なる。大径部34は、被覆圧着部9を圧着する部位であり、小径部32は、導線圧着部7を圧着する部位である。
図5(b)に示すように、金型31a、31bを噛み合わせて、圧着部5を圧縮すると、導線圧着部7が導線25に圧着され、被覆圧着部9が、被覆部27に圧着される。この際、導線圧着部7と被覆圧着部9との間の径の変化部が傾斜部8となる。したがって、樹脂材29の少なくとも一部が傾斜部8で圧縮される。
その後、樹脂材29が硬化することで、端子付き電線10が製造される。なお、樹脂材29は、前述したように湿気硬化樹脂または嫌気硬化樹脂であるため、端子内部における湿気等の存在や金属との接触によって硬化させることができる。このように、樹脂材29を被覆部27の先端の導線25の外周に塗布した後、硬化前に被覆導線23の圧着を行うことで、被覆部27の先端部の止水性を確保することができる。
以上、本実施の形態によれば、被覆部27の先端部の外周に樹脂材29が配置されるため、被覆部27から被覆部27内部への水分の浸入を抑制することができる。このため、仮に、被覆導線23の両端部の温度差によって被覆部27の内部が負圧となったとしても、端子の後端部19に付着した水分が、被覆圧着部9と被覆部27との密着部から浸入し、被覆導線23の内部へ水分が浸入することを抑制することができる。
また、この際、樹脂材29の圧縮強度が被覆部27の圧縮強度よりも大きいため、樹脂材29がより強く被覆部27先端(導線25)と密着して、効率よく止水性を確保することができる。
特に、樹脂材29は、傾斜部8に配置されるため、圧縮時に、傾斜部8の傾斜方向(導線圧着部7側から被覆圧着部9方向)に向けた力を受ける。このため、樹脂材29が被覆部27の端面に押し付けられて、より確実に被覆部27端部の止水性を確保することができる。
また、樹脂材29の粘度が高いため、被覆導線23に塗布した際に、流れ落ちずに保持することができる。このため、導線25の外周に樹脂材29が保持された状態で、圧着部5に挿入することができる。また、樹脂材29が硬化する前に圧着することで、圧着後の圧着部の形状に対して隙間なく樹脂材29を配置することができる。なお、樹脂材29が硬化する前とは、完全に樹脂材29が硬化する前であれば良く、半硬化状態等であってもよい。
次に、第2の実施形態について説明する。図6(a)〜図6(c)は、第2の実施形態にかかる端子付き電線の製造方法において、被覆導線23に樹脂材29aを塗布する工程を示す図である。なお、以下の説明において、第1の実施形態と同様の構成については、図1〜図5と同様の符号を付し、重複する説明を省略する。
本実施形態では、シール材として、第2の樹脂材である樹脂材29aが用いられる。樹脂材29aは、前述した樹脂材29と比較して粘度が低いものが適用可能である。例えば、樹脂材29aは、樹脂材29と同系の樹脂を適用可能であるが、300mPa・s未満であることが望ましい。樹脂材29aの粘度を低くすることで、導線25の素線間に樹脂材29aを効率よく浸透させることができる。
なお、図6(b)に示すように、樹脂材29aを塗布した後、被覆導線23の導線25側が高い位置となるよう傾けて、樹脂材29aを、被覆部27の先端から被覆部27の内部に浸透させてもよい。このようにすることで、被覆部27の先端から導線25側への樹脂材29aの浸透長(図中E)よりも、被覆部27の先端から被覆部27の内部への樹脂材29aの浸透長(図中F)を長くすることができる。
なお、樹脂材29aの被覆部27の先端から導線25側への浸透長(図中E)としては、1mm以上10mm以下であることが望ましい。樹脂材29aの導線25側への浸透長が長くなりすぎると、導線25の素線間の導通の妨げとなる。また、被覆部27の先端から被覆部27の内部への浸透長(図中F)は、1mm超20mm以下であることが望ましい。被覆部27の内部への浸透長が短すぎると止水性の確保が困難であり、長すぎると被覆圧着部9からはみ出した部位の被覆導線23の可撓性を悪化させるためである。
図6(c)は、図6(b)のD−D線断面図である。樹脂材29aの粘度が低く、塗布後に被覆導線23の先端を高い位置に傾けることで、樹脂材29aが被覆部27の内部に浸透し、素線間の隙間および被覆部27と素線間の隙間を樹脂材29aで塞ぐことができる。
このように、樹脂材29aを被覆部27の先端の導線25に塗布して素線間に浸透させ、硬化前に被覆導線23の圧着し、樹脂材29aを効果させることで、端子付き電線を得ることができる。
第2の実施形態によれば、第1の実施形態と同様の効果を得ることができる。このように、水分の浸入経路である被覆部27の先端部の外面を止水するのではなく、被覆導線23の内部を止水することで、被覆部27の内部が負圧となっても、水分の吸い込みを抑制することができる。
この際、樹脂材29aの被覆部27の先端から導線25側への浸透長よりも、被覆部27の先端から被覆部27の内部側への浸透長を長くすることで、樹脂材29aによる止水性を確保するとともに、導線圧着部7における導線25の導通の妨げとなることを抑制することができる。
次に、第3の実施形態について説明する。図7(a)は、第3の実施形態にかかる端子付き電線の製造方法において、被覆導線23に樹脂材29、29aを塗布した状態を示す図であり、図7(b)は、図7(a)のG−G線断面図である。
本実施形態では、複数種類の樹脂材である樹脂材29、29aが用いられる。まず、樹脂材29aを被覆部27の先端の導線25に塗布して素線間に浸透させる。この際、前述したように、導線25が高い位置になるように傾けてもよい。その後、樹脂材29aよりも粘度が高い樹脂材29を被覆部27の先端の導線25の外周に塗布する。
図7(b)に示すように、この状態では、導線25の素線間には樹脂材29aが浸透し、導線25の外周部には樹脂材29が配置される。樹脂材29、29aが硬化する前に被覆導線23の圧着を行い、その後、樹脂材29、29aを硬化させることで、端子付き電線を得ることができる。このように、本実施形態では、シール材が、導線25の外周に塗布されて硬化した樹脂材29と、被覆部27の先端部において、導線25の素線間に浸透して硬化した樹脂材29aとからなり、樹脂材29と樹脂材29aとが異なるものである。なお、樹脂材29と樹脂材29aとが異なるとは、同系の樹脂であっても、塗布時の粘度の差による違いも含むものである。
第3の実施形態によれば、第1の実施形態と同様の効果を得ることができる。このように、樹脂材29、29aを併用することで、より確実に止水性を高めることができる。
次に、第4の実施形態について説明する。図8(a)〜図8(c)は、第4の実施形態にかかる端子付き電線の製造方法を示す図である。本実施形態では、シール材は、Oリング29bである。図8(a)に示すように、被覆部27の先端部の導線25の外周にOリング29bが配置される。なお、この状態において、Oリング29bの外径は被覆部27の外径よりも大きい。
また、圧着部5の被覆圧着部9と導線圧着部7との間の内面には、全周に亘って溝33が形成される。溝33は、被覆圧着部9の内径よりもわずかに大きく設定される。
図8(b)に示すように、被覆導線23を圧着部5に挿入すると、Oリング29bが溝33に嵌って位置決めがなされる。この状態で被覆導線23を圧着することで端子付き電線を得ることができる。
図8(c)は、圧着後の圧着部5の断面図である。圧着後において、被覆導線23の軸方向に対するOリング29bの長さ(図中I)が1mm以上10mm以下であり、Oリング29bから露出する導線25の長さ(図中)Hが1mm以上20mm以下であることが望ましい。Oリング29bの範囲が短いと止水性が十分得られず、Oリング29bの範囲が長くなりすぎると、導線25の圧着長さを確保できず、端子の全長が長くなる。
第4の実施形態によれば、第1の実施形態と同様の効果を得ることができる。このように、シール材としては、樹脂材29、29aを塗布するのではなく、Oリング29bを用いてもよい。また、Oリング29bの使用と、樹脂材29aの塗布(浸透)を併用してもよい。
以上、添付図を参照しながら、本発明の実施の形態を説明したが、本発明の技術的範囲は、前述した実施の形態に左右されない。当業者であれば、特許請求の範囲に記載された技術的思想の範疇内において各種の変更例または修正例に想到し得ることは明らかであり、それらについても当然に本発明の技術的範囲に属するものと了解される。
1………端子
3………端子本体
5………圧着部
7………導線圧着部
8………傾斜部
9………被覆圧着部
10………端子付き電線
11………封止部
15………弾性接触片
17………前端部
19………後端部
21………接合部
23………被覆導線
25………導線
27………被覆部
29、29a………樹脂材
29b………Oリング
31a、31b………金型
32………小径部
33………溝
34………大径部

Claims (15)

  1. 被覆導線と端子とが接続される端子付き電線であって、
    前記端子は、前記被覆導線が圧着される圧着部と、端子本体とを有し、
    前記圧着部は、前記被覆導線の被覆部が圧着される被覆圧着部と、前記被覆部から露出する導線が圧着される導線圧着部とが一体で構成され、前記被覆導線が挿入される部位を除き、他の部位が封止されており、
    少なくとも、前記被覆部の先端部の前記導線に、シール材が配置され、前記シール材の先端側から前記導線が露出し、前記圧着部に前記被覆導線が挿入されて圧着されることを特徴とする端子付き電線。
  2. 前記シール材の圧縮強度は、前記被覆部の圧縮強度よりも大きいことを特徴とする請求項1記載の端子付き電線。
  3. 前記圧着部は、前記導線圧着部と前記被覆圧着部との間に傾斜部を有し、前記シール材は、前記傾斜部に配置されることを特徴とする請求項1または請求項2に記載の端子付き電線。
  4. 前記シール材は、前記導線の外周に塗布されて硬化した第1の樹脂材を含むことを特徴とする請求項1から請求項3のいずれかに記載の端子付き電線。
  5. 前記第1の樹脂材は、前記被覆部の先端から前記被覆導線の先端側に0.5mm以上10mm以下の範囲で配置されることを特徴とする請求項4記載の端子付き電線。
  6. 前記第1の樹脂材は、前記被覆部の先端部の前記導線から前記被覆部の外周にまたがって形成され、前記被覆部の先端から前記圧着部の後端部側に0.5mm以上で、前記被覆圧着部からはみ出さない範囲で配置されることを特徴とする請求項4または請求項5記載の端子付き電線。
  7. 前記シール材は、前記被覆部の先端部において、前記導線の素線間に浸透して硬化した第2の樹脂材を含むことを特徴とする請求項1から請求項6のいずれかに記載の端子付き電線。
  8. 前記第2の樹脂材の前記被覆部の先端から前記導線側への浸透長よりも、前記被覆部の先端から前記被覆部の内部への浸透長が長いことを特徴とする請求項7に記載の端子付き電線。
  9. 前記シール材は、前記導線の外周に塗布されて硬化した第1の樹脂材と、前記被覆部の先端部において、前記導線の素線間に浸透して硬化した第2の樹脂材とからなり、前記第1の樹脂材と前記第2の樹脂材とが異なることを特徴とする請求項1から請求項3のいずれかに記載の端子付き電線。
  10. 前記シール材はOリングであり、前記被覆導線の軸方向に対する前記Oリングの長さが1mm以上10mm以下であり、前記Oリングから露出する前記導線の長さが1mm以上20mm以下であることを特徴とする請求項1から請求項3のいずれかに記載の端子付き電線。
  11. 被覆導線と端子とが接続される端子付き電線の製造方法であって、
    前記端子は、前記被覆導線が圧着される圧着部と、端子本体とを有し、
    前記圧着部は、前記被覆導線の被覆部を圧着する被覆圧着部と、前記被覆部から露出する導線を圧着する導線圧着部とが一体で構成され、前記被覆導線が挿入される部位を除き、他の部位が封止されており、
    前記被覆部の先端部の前記導線にシール材を配置し、
    前記圧着部に前記被覆導線を挿入して前記導線圧着部と前記被覆圧着部とを圧着することを特徴とする端子付き電線の製造方法。
  12. 前記シール材は、粘度が300mPa・s以上の第1の樹脂材であり、前記第1の樹脂材を前記被覆部の先端の前記導線の外周に塗布し、硬化前に前記被覆導線の圧着を行うことを特徴とする請求項11記載の端子付き電線の製造方法。
  13. 前記シール材は、粘度が300mPa・s以下の第2の樹脂材であり、前記第2の樹脂材を前記被覆部の先端の前記導線に塗布して素線間に浸透させ、硬化前に前記被覆導線の圧着を行うことを特徴とする請求項11記載の端子付き電線の製造方法。
  14. 前記第2の樹脂材を塗布した後、前記被覆導線の前記導線側が高い位置となるようにして、前記第2の樹脂材を、前記被覆部の先端から前記被覆部の内部に浸透させ、前記第2の樹脂材の前記被覆部の先端から前記導線側への浸透長よりも、前記被覆部の先端から前記被覆部の内部への浸透長を長くすることを特徴とする請求項13記載の端子付き電線の製造方法。
  15. 前記シール材は、複数種類の樹脂材であり、第2の樹脂材を前記被覆部の先端の前記導線に塗布して素線間に浸透させ、その後、前記第2の樹脂材よりも粘度が高い第1の樹脂材を前記被覆部の先端の前記導線の外周に塗布し、
    前記第1の樹脂材および前記第2の樹脂材が硬化前に前記被覆導線の圧着を行うことを特徴とする請求項11記載の端子付き電線の製造方法。
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