JP2018005697A - 棒金開封機構および貨幣処理装置 - Google Patents

棒金開封機構および貨幣処理装置 Download PDF

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Abstract

【課題】棒金を容易に開封することができ、且つ怪我等の危険にさらされにくい棒金開封機構を提供する。【解決手段】棒金開封溝部100は、重ねられた複数の硬貨が包装材で包装されてなる棒金を折ることにより包装材を破断させて開封するために利用される。棒金開封溝部100は、棒金の直径よりも大きな距離(幅W1)を開けて対向する一対の壁部103を含む。一対の壁部103のうち左壁部103aは、棒金の側面の一部が当たる当たり部として機能し、右壁部103bは、棒金の側面における当たり部に当たる部位より棒金の一端に近い部位が当たり部側に押されたときに、棒金の他端が押された方向と反対に動くのを阻止する阻止部として機能する。【選択図】図2

Description

本発明は、棒金の開封に用いる棒金開封機構に関する。また、本発明は、棒金開封機構を備える貨幣処理装置に関する。
棒金(包装硬貨)を分解してバラの硬貨を取り出すために、POS端末等の貨幣の入出金を行う装置に組み込まれる棒金開封装置が、たとえば、特許文献1に開示されている。
特許文献1の棒金開封装置は、棒金挿入用のガイド穴が形成された装置本体と、ガイド穴に挿入される棒金の側面と向かい合う当該ガイド穴の内壁面の所定箇所に固着されたカッターとを備える。かかる棒金開封装置では、ガイド穴に棒金を挿入して、棒金の側面をガイド穴内に設けられたカッターに当接させ、この状態で棒金を回転させると、棒金に切れ込みが入れられる。棒金開封装置から取り出した棒金を、切れ込みを広げるようにして折ることで、棒金が開封される。
特開2002−032851号公報
しかしながら、上記の棒金開封装置では、使用者が誤ってガイド穴に指を挿入してしまった場合、指がカッターに触れて怪我をしてしまう虞がある。
かかる課題に鑑み、本発明は、棒金を容易に開封することができ、且つ怪我等の危険にさらされにくい棒金開封機構を提供することを目的とする。
本発明の第1の態様は、重ねられた複数の硬貨が包装材で包装されてなる棒金を折ることにより包装材を破断させて開封するための棒金開封機構に関する。本態様に係る棒金開封機構は、棒金の側面の一部が当たる当たり部と、棒金の側面における前記当たり部に当たる部位より棒金の一端に近い部位が前記当たり部側に押されたときに、棒金の他端が押された方向と反対に動くのを阻止する阻止部と、を備えることを特徴とする。
上記の構成によれば、ユーザは、棒金開封機構を利用して、テコの原理により、小さな力で容易に棒金を折って破断させ、開封することができる。しかも、棒金の開封にカッター等の切断具を用いないので、怪我等の危険にさらされにくい。
本態様に係る棒金開封機構は、棒金の直径よりも大きな距離を開けて対向する一対の壁部を含み得る。この場合、前記一対の壁部の間の隙間に棒金が挿入され、前記一対の壁部のうち一方の壁部が前記当たり部として機能し、他方の壁部が前記阻止部として機能する。
上記の構成によれば、棒金の直径よりも大きな距離を開けて対向する一対の壁部によって、棒金開封機構を簡単に構成することができる。
上記の構成とされた場合、さらに、前記一対の壁部は、第1の一対の壁部と、前記第1の一対の壁部とは隙間の大きさが異なる第2の一対の壁部とを含むような構成とされ得る。
このような構成とされれば、棒金開封機構により、直径の異なる種々の棒金の開封を良好に行えやすい。
上記の構成とされた場合、さらに、前記第1の一対の壁部の一方の壁部は、前記第2の一対の壁部の一方の壁部として共用されるような構成とされ得る。
このような構成とされれば、棒金開封機構が、複雑な形状とならず、形成しやすくなる。
本態様に係る棒金開封機構が、一対の壁部を含む構成とされた場合、さらに、前記一対の壁部のうち前記当たり部となる壁部に、前記阻止部となる壁部側に突出する突起部が形成されるような構成が採られ得る。
このような構成とされれば、棒金が折れやすくなるため、一層、棒金を開封しやすくなる。
本態様に係る棒金開封機構が、一対の壁部を含む構成とされた場合、さらに、前記一対の壁部の下に、前記一対の壁部の外に向かって下り傾斜する傾斜面が形成されるような構成が採られ得る。
このような構成とされれば、一対の壁部の間の隙間に棒金の片割れやばらされた硬貨が残った場合、傾斜面を滑ることで、これらが隙間から出やすくなる。
本態様に係る棒金開封機構において、棒金が前記一対の壁部の間に所定長さの分だけ挿入されたときに棒金の先端に当接し、それ以上の棒金の挿入を規制する規制部をさらに備えるような構成が採られ得る。
上記の構成によれば、一対の壁部の間への棒金の挿入長さが決まるため、棒金の挿入が容易になり作業性が向上する。
上記の構成とされた場合、さらに、前記所定長さは、棒金の長さの半分以下とされ得る。
このような構成とされれば、棒金において、力が加えられる部位と折られる部位との間を長く取ることができ、棒金を折るために加える力を小さくできる。
本態様に係る棒金開封機構において、棒金が開封されたときにこぼれ落ちる硬貨を受ける受け部をさらに備えるような構成が採られ得る。
上記の構成によれば、棒金を開封したときに、ばらけた硬貨が床面等にこぼれ落ちるのを防止できる。
本発明の第2の態様に係る貨幣処理装置は、第1の態様に係る棒金開封機構と、硬貨が投入される投入口部と、前記投入口部に投入された硬貨が収納される収納部と、を備える。
上記の構成によれば、第1の態様と同様の作用効果を奏することができる。
本態様に係る貨幣処理装置において、前記棒金開封機構は、前記投入口部の周囲の装置本体の側面に設けられ得る。
上記の構成によれば、棒金を開封した後、取り出した硬貨を投入口部に投入する作業が行いやすい。
上記の構成とされた場合、さらに、前記棒金開封機構は、前記装置本体の前方の側面に設けられ得る。
このような構成とされれば、貨幣処理装置の前面に向き合うユーザが、棒金開封機構で棒金の開封作業を行いやすい。
上記の構成とされた場合、さらに、前記棒金開封機構は、前記当たり部と前記阻止部との間の隙間からなる空間が上方に開口しているような構成とされ得る。
このような構成とされれば、当たり部と阻止部との間の隙間へ棒金を挿入しやすくなるうえ、棒金が開封されたときに棒金開封機構内に残留した硬貨の取り出しや、残留確認が容易に行える。
本態様に係る貨幣処理装置において、前記棒金開封機構は、棒金が開封されたときにこぼれ落ちる硬貨を受ける受け部をさらに含むような構成とされ得る。
上記の構成によれば、棒金を開封したときに、ばらけた硬貨が床面等にこぼれ落ちるのを防止できる。
上記の構成とされた場合、前記受け部は、前記装置本体に着脱自在に設けられ得る。
このような構成とされれば、ユーザは、受け部を用いて、回収された硬貨を容易に投入口部まで運ぶことができる。
本発明によれば、棒金を容易に開封することができ、且つ怪我等の危険にさらされにくい棒金開封機構を提供することができる。
本発明の効果ないし意義は、以下に示す実施形態の説明により更に明らかとなろう。ただし、以下に示す実施形態は、あくまでも、本発明を実施化する際の一つの例示であって、本発明は、以下の実施形態に記載されたものに何ら制限されるものではない。
図1は、実施形態に係る、上蓋が開放されホッパーが外部に露出した状態の硬貨包装機の斜視図である。 図2は、実施形態に係る、棒金開封溝部の構成を示す、上部材の要部の斜視図である。 図3(a)ないし(d)は、本実施形態に係る、棒金開封溝部を用いた棒金の開封について説明するための図である。 図4(a)は、変更例1に係る、棒金開封溝部の構成を示す、上部材の要部の斜視図である。図4(b)および(c)は、変更例1に係る、棒金開封溝部を用いた棒金の開封について説明するための図である。図4(d)は、棒金開封溝部に他の突起部が形成された例を示す図である。 図5(a)は、変更例2に係る、棒金開封溝部の構成を示す、上部材の要部の斜視図である。図5(b)および(c)は、変更例2に係る、棒金開封溝部を用いた棒金の開封について説明するための図である。 図6(a)は、変更例3に係る、棒金開封溝部の構成を示す、上部材の要部の斜視図である。図6(b)および(c)は、変更例3に係る、棒金開封溝部を用いた棒金の開封について説明するための図である。図6(d)は、棒金開封溝部の他の構成例について説明するための図である。 図7(a)は、変更例4に係る、受け皿が上部材の前側面から取り外された状態の棒金開封機構の構成を示す、上部材の要部の斜視図である。図7(b)は、変更例4に係る、受け皿が上部材の前側面に装着された状態の棒金開封機構の構成を示す、上部材の要部の斜視図である。 図8(a)ないし(d)は、変更例4に係る、棒金開封機構を用いた棒金の開封について説明するための図である。 図9(a)は、変更例5に係る、棒金開封機構の構成を示す、上部材の要部の斜視図である。図9(b)および(c)は、変更例5に係る、棒金開封機構を用いた棒金の開封について説明するための図である。 図10(a)および(b)は、その他の変更例に係る、棒金開封溝部の構成を示す、上部材の要部の斜視図である。
以下、本発明の実施形態について、図面を参照して説明する。
以下の実施形態において、硬貨包装機1が特許請求の範囲に記載の「貨幣処理装置」に対応する。また、ホッパー13が特許請求の範囲に記載の「投入口部」に対応する。さらに、第1収納箱16、第2収納箱17および第3収納箱18が特許請求の範囲に記載の「収納部」に対応する。さらに、棒金開封溝部100が特許請求の範囲に記載の「棒金開封機構」に対応する。さらに、後壁部104および底壁部105が特許請求の範囲に記載の「規制部」に対応する。
ただし、上記記載は、あくまで、特許請求の範囲の構成と実施形態の構成とを対応付けることを目的とするものであって、上記対応付けによって特許請求の範囲に記載の発明が実施形態の構成に何ら限定されるものではない。この点は、変更例においても同様である。
図1は、本実施形態に係る、上蓋14が開放されホッパー13が外部に露出した状態の硬貨包装機1の斜視図である。
硬貨包装機1は、装置本体11を備える。装置本体11は、その上部に樹脂製の上部材12を有する。上部材12の上面12aには、バラの硬貨が投入されるホッパー13が設けられる。ホッパー13は、前後に折り畳み可能な上蓋14によって開閉される。
上部材12の上面12aには、ホッパー13の前方に操作表示部15が設けられる。操作表示部15は、たとえば、ディスプレイと、ディスプレイに重ねられたタッチセンサとからなるタッチパネルにより構成される。
装置本体11の前部には、第1収納箱16と、第2収納箱17と、第3収納箱18とが設けられる。第1収納箱16は、装置本体11に対して上方に着脱可能であり、第2収納箱17および第3収納箱18は、装置本体11に対して前方に着脱可能である。
装置本体11内には、識別部、重積部、包装部および搬送部が設けられる。ホッパー13内に投入された硬貨は、一枚ずつ搬送部で搬送されて識別部により金種や真偽の判定と計数とが行われた後、重積部において所定枚数(たとえば、50枚)ずつ棒状に重ねられる。棒状に重ねられた硬貨は、包装部において包装フィルム、包装紙等の包装材で包装される。こうして、所定の金種の棒金(包装硬貨)が生成される。生成された棒金は、第1収納箱16または第2収納箱17に収納される。なお、棒金を生成するのではなく、バラの硬貨を計数した後に保管する場合は、計数後のバラの硬貨が、重積部および包装部に送られることなく、第3収納箱18に収納される。
古くなった棒金や包装に不備があった棒金を再包装する際には、棒金を開封して硬貨をばらし、バラの状態の硬貨をホッパー13に投入する必要がある。そこで、ホッパー13の周囲にある上部材12の前側面12bには、上端部に、棒金開封溝部100が設けられる。
棒金開封溝部100は、棒金を折ることにより包装材を破断させ、これによって棒金を開封するために用いられる。硬貨は金種毎に直径と厚さが異なるため、棒金も、その金種によって直径と長さが異なる。よって、棒金開封溝部100は、全て金種(500円、100円、50円、10円、5円、1円)の棒金に対応可能に構成される。
以下、棒金開封溝部100の構成について、詳細に説明する。
図2は、本実施形態に係る、棒金開封溝部100の構成を示す、上部材12の要部の斜視図である。図3(a)ないし(d)は、本実施形態に係る、棒金開封溝部100を用いた棒金の開封について説明するための図である。
棒金開封溝部100は、前方と上方とが、それぞれ、棒金の前方挿入口101および上方挿入口102として開放された直方体形状の溝部であり、左壁部103aと右壁部103bとからなる平坦な一対の壁部103と、平坦な後壁部104と、平坦な底壁部105とを含む。一対の壁部103の間の隙間の大きさ、即ち、棒金開封溝部100の幅W1は、最も直径の大きな500円の棒金よりも僅かに大きな値、たとえば、28mm程度に設定される。棒金開封溝部100の奥行D1および高さ(深さ)H1は、最も長さの短い1円の棒金の長さの半分以下の値、より望ましくは3分の1程度の値、たとえば30mm程度に設定される。このとき、奥行D1および高さH1は、500円の棒金の直径よりも大きくなる。
なお、棒金開封溝部100の奥行D1は、棒金を、その軸方向が前後方向となるように棒金開封溝部100に挿入するときに挿入可能な挿入長さとなり、それ以上の棒金の挿入は、後壁部104への先端の当接によって規制される。また、棒金開封溝部100の高さH1は、棒金を、その軸方向が上下方向となるように棒金開封溝部100に挿入するときに挿入可能な挿入長さとなり、それ以上の棒金の挿入は、底壁部105への先端の当接によって規制される。
棒金を開封する際には、ユーザは、図3(a)に示すように、前方挿入口101や上方挿入口102を通じて、棒金を、その軸方向が前後方向となるように、その先端が後壁部104に当接するまで棒金開封溝部100内に挿入する。その後、ユーザは、棒金開封溝部100から前方に突き出した棒金の基端側を把持して、図示の矢印のように、左壁部103a側に押し倒すようにする。これにより、棒金の側面の一部が、左壁部103aの前縁部に当たる。また、棒金の先端部は、右壁部103bの後縁部に当たり、左壁部103a側と反対側へ動くのを阻止される。右壁部103bの後縁部に当たる棒金の部位を支点A、押された棒金の部位を力点B、左壁部103aの前縁部に当たる棒金の部位を作用点Cとするテコの原理によって、作用点Cの部分において棒金に大きな曲げ応力が作用する。これにより、図3(b)のように、棒金が折られて包装材が破断し、棒金が開封されてバラの状態の硬貨が取り出せるようになる。
なお、ユーザは、図3(c)のように、棒金を、その軸方向が上下方向となるように、その先端が底壁部105に当接するまで棒金開封溝部100内に挿入し、図3(d)のように、棒金を折って開封することもできる。
<実施形態の効果>
本実施形態によれば、以下の効果が奏され得る。
(1)ユーザは、棒金開封溝部100を利用して、テコの原理により、小さな力で容易に棒金を折って破断させ、開封することができる。しかも、棒金の開封にカッター等の切断具を用いないので、怪我等の危険にさらされにくい。
(2)棒金の直径よりも大きな距離を開けて対向する一対の壁部103を有する溝部を形成するだけで、棒金開封機構を簡単に構成することができる。
(3)後壁部104や底壁部105によって棒金開封溝部100への棒金の挿入長さが決まるため、棒金の挿入が容易になり作業性が向上する。
(4)棒金開封溝部100への棒金の挿入長さが棒金の長さの半分以下であるため、棒金において、力が加えられる部位(力点B)と折られる部位(作用点C)との間を長く取ることができ、棒金を折るために加える力を小さくできる。
(5)棒金開封溝部100は、ホッパー13の周囲の装置本体11(上部材12)の前側面12bに設けられるので、棒金を開封した後、取り出した硬貨をホッパー13に投入する作業が行いやすい。また、硬貨包装機1の前面に向き合うユーザが、棒金開封溝部100で棒金の開封作業を行いやすい。
(6)棒金開封溝部100は、一対の壁部103の間の隙間が装置本体11(上部材12)の上面12aまで繋がっている、即ち、上方挿入口102を有するので、ユーザは、棒金を前方および上方の何れからも棒金開封溝部100に挿入でき、挿入作業が行いやすい。また、棒金が二つにちぎれて片割れが棒金開封溝部100に残っても、その片割れを確認しやすく、指で取り出しやすい。
以上、本発明の実施形態について説明したが、本発明は、上記実施形態によって何ら制限されるものではなく、また、本発明の実施形態も、以下に示す通り、上記以外に種々の変更が可能である。
<変更例1>
図4(a)は、変更例1に係る、棒金開封溝部100Aの構成を示す、上部材12の要部の斜視図である。図4(b)および(c)は、変更例1に係る、棒金開封溝部100Aを用いた棒金の開封について説明するための図である。図4(d)は、棒金開封溝部100Aに他の突起部107が形成された例を示す図である。
本変更例の棒金開封溝部100Aでは、左壁部103aの前縁部に、上下方向に延び右壁部103b側に突出する半円柱状の突起部106が棒金開封溝部100Aと一体形成される。それ以外の構成は、上記実施形態の棒金開封溝部100と同様である。但し、本変更例の棒金開封溝部100Aでは、突起部106の先端から右壁部103bまでの距離L1が、上記実施形態の棒金開封溝部100の幅W1と同じとなる。
本変更例では、図4(b)に示すように、棒金を、その軸方向が前後方向となるように棒金開封溝部100A内に挿入し、左壁部103a側に押し倒すようにすると、棒金の作用点Cとなる部位が突起部106に当たる。これにより、この作用点Cとなる部位に力が集中し、より大きな曲げ応力が棒金に掛かるので、棒金が折れやすくなる。よって、本変更例によれば、棒金を開封しやすくすることができる。
なお、突起部106の形状は、円弧形状でなくてもよく、たとえば、三角形状でもよい。また、上記の例では、突起部106は、上部材12と同じ樹脂で形成される。しかしながら、図4(d)に示すように、上下に延びる金属製の棒(たとえば、丸棒)を、インサート成形により左壁部103aから半出させるようにして、突起部107を形成するようにしてもよい。このように金属製とすれば、突起部107を強固なものとすることができ、突起部107に破損や変形等が生じにくくなる。
また、突起部106は、左壁部103aの上縁部に、前後方向に延び右壁部103b側に突出するよう棒金開封溝部100Aと一体形成されることとしてもよい。
<変更例2>
図5(a)は、変更例2に係る、棒金開封溝部200の構成を示す、上部材12の要部の斜視図である。図5(b)および(c)は、変更例2に係る、棒金開封溝部200を用いた棒金の開封について説明するための図である。
本変更例において、棒金開封溝部200が特許請求の範囲に記載の「棒金開封機構」に対応する。また、左壁部203が特許請求の範囲に記載の「一方の壁部」に対応する。さらに、第1後壁部206および第2後壁部207が特許請求の範囲に記載の「規制部」に対応する。
本変更例の棒金開封溝部200は、上記実施形態の棒金開封溝部100と同じ第1開封溝部200aの後方に連続して第1開封溝部200aよりも幅の小さな第2開封溝部200bが形成された構成を有する。棒金開封溝部200は、前方と上方とが、それぞれ、棒金の前方挿入口201および上方挿入口202として開放される。
棒金開封溝部200は、左壁部203と、左壁部203に対向する第1右壁部204と、第1右壁部204の後方に位置し第1右壁部204よりも短い間隔で左壁部203と対向する第2右壁部205と、第1右壁部204の後縁に位置する第1後壁部206と、第2右壁部205の後縁に位置する第2後壁部207と、底壁部208とで構成される。左壁部203と第1右壁部204は、直径の大きな大径グループ(500円、100円、10円)の棒金の開封に関わる第1の一対の壁部209を構成し、左壁部203と第2右壁部205は、直径の小さな小径グループ(50円、5円、1円)の棒金の開封に関わる第2の一対の壁部210を構成する。
第1開封溝部200aの幅W2、即ち、第1の一対の壁部209の間の隙間は、上記実施形態の棒金開封溝部100の幅W1と等しい。また、第2開封溝部200bの幅W3、即ち、第2の一対の壁部210の間の隙間は、小径グループの棒金の中で最も直径の大きな5円の棒金の直径よりも僅かに大きな値、たとえば、24mm程度に設定される。
棒金開封溝部200の第1後壁部206までの奥行D2、即ち、大径グループの棒金が挿入可能な挿入長さは、上記実施形態の棒金開封溝部100の奥行D1と等しい。また、棒金開封溝部200の第2後壁部207までの奥行D3、即ち、小径グループの棒金が挿入可能な挿入長さは、小径グループの中で最も長さの短い1円の棒金の長さの半分以下の値、たとえば35mm程度に設定される。また、棒金開封溝部200の高さ(深さ)H2は、上記実施形態の棒金開封溝部100の高さH1と等しい。
大径グループの棒金を開封する際には、ユーザは、図5(b)に示すように、棒金を、その軸方向が前後方向となるように、その先端が第1後壁部206に当接するまで棒金開封溝部200内に挿入する。その後、ユーザは、棒金の基端側を左壁部203側に押し倒すようにし、棒金を開封させる。一方、小径グループの棒金を開封する際には、ユーザは、図5(c)に示すように、棒金を、その軸方向が前後方向となるように、その先端が第2後壁部207に当接するまで棒金開封溝部200内に挿入する。その後、ユーザは、棒金の基端側を左壁部203側に押し倒すようにし、棒金を開封させる。
本変更例によれば、棒金開封溝部200は、隙間の距離が異なる第1の一対の壁部209と第2の一対の壁部210とを備えるため、直径の異なる種々の棒金の開封を良好に行えやすい。
また、本変更例によれば、左壁部203が、第1の一対の壁部209および第2の一対の壁部210の一方の壁部として共用されているので、棒金開封溝部200が、複雑な形状とならず、形成しやすくなる。
<変更例3>
図6(a)は、変更例3に係る、棒金開封溝部300の構成を示す、上部材12の要部の斜視図である。図6(b)および(c)は、変更例3に係る、棒金開封溝部300を用いた棒金の開封について説明するための図である。図6(d)は、棒金開封溝部300の他の構成例について説明するための図である。
本変更例において、棒金開封溝部300が特許請求の範囲に記載の「棒金開封機構」に対応する。また、右壁部304が特許請求の範囲に記載の「一方の壁部」に対応する。さらに、後壁部306が特許請求の範囲に記載の「規制部」に対応する。
本変更例の棒金開封溝部300は、上記実施形態の棒金開封溝部100と同じ第1開封溝部300aの下方に連続して第1開封溝部300aよりも幅の小さな第2開封溝部300bが形成された構成を有する。棒金開封溝部300は、前方と上方とが、それぞれ、棒金の前方挿入口301および上方挿入口302として開放される。
棒金開封溝部300は、第1左壁部303と、第1左壁部303に対向する右壁部304と、第1左壁部303の下方に位置し第1左壁部303より短い間隔で右壁部304と対向する第2左壁部305と、後壁部306と、第1左壁部303の下縁に位置する第1底壁部307と、第2左壁部305の下縁に位置する第2底壁部308とで構成される。第1左壁部303と右壁部304は、大径グループ(500円、100円、10円)の棒金の開封に関わる第1の一対の壁部309を構成し、第2左壁部305と右壁部304は、小径グループ(50円、5円、1円)の棒金の開封に関わる第2の一対の壁部310を構成する。
第1開封溝部300aの幅W4、即ち、第1の一対の壁部309の間の隙間は、上記実施形態の棒金開封溝部100の幅W1と等しい。また、第2開封溝部300bの幅W5、即ち、第2の一対の壁部310の間の隙間は、変更例2の第2開封溝部200bの幅W3と等しい。
棒金開封溝部300の奥行D4、即ち、大径グループおよび小径グループの棒金が挿入可能な挿入長さは、上記実施形態の棒金開封溝部100の奥行D1と等しい。また、第1開封溝部300aの高さ(深さ)H3は、上記実施形態の棒金開封溝部100の高さH1と等しい。さらに、第2開封溝部300bの高さ(深さ)H4は、小径グループの中で最も直径の大きな5円の棒金の直径よりも大きい値、たとえば24mm程度に設定される。
大径グループの棒金を開封する際には、ユーザは、図6(b)に示すように、棒金を、その軸方向が前後方向となるように、その先端が後壁部306に当接するまで第1開封溝部300a内に挿入する。その後、ユーザは、棒金の基端側を第1左壁部303側に押し倒すようにし、棒金を開封させる。一方、小径グループの棒金を開封する際には、ユーザは、図6(c)に示すように、棒金を、その軸方向が前後方向となるように、その先端が後壁部306に当接するまで第2開封溝部300b内に挿入する。その後、ユーザは、棒金の基端側を第2左壁部305側に押し倒すようにし、棒金を開封させる。
本変更例によれば、変更例2と同様の作用効果を奏することができる。
なお、本変更例の棒金開封溝部300は、変更例2の棒金開封溝部200に比べ、サイズが大きくなる反面、小径グループの棒金について、図6(c)のように、棒金開封溝部300から前方に突出する部位を長くできるので、棒金を折るために加える力を小さくできる。
上記の例では、右壁部304が、第1の一対の壁部309および第2の一対の壁部310の一方の壁部として共用された。しかしながら、多少、棒金開封溝部300を形成しにくくはなるが、図6(d)のように、第1開封溝部300aおよび第2開封溝部300bの左右方向における中央を一致させるような構成とすることで、右壁部304が、第1の一対の壁部309および第2の一対の壁部310の一方の壁部として共用されない構成とされてもよい。
<変更例4>
図7(a)は、変更例4に係る、受け皿410が上部材12の前側面12bから取り外された状態の棒金開封機構400の構成を示す、上部材12の要部の斜視図である。図7(b)は、変更例4に係る、受け皿410が上部材12の前側面12bに装着された状態の棒金開封機構400の構成を示す、上部材12の要部の斜視図である。図8(a)ないし(d)は、変更例4に係る、棒金開封機構400を用いた棒金の開封について説明するための図である。
本変更例において、受け皿410が特許請求の範囲に記載の「受け部」に対応する。
本変更例の棒金開封機構400は、上部材12の前側面12bの上端部に形成された棒金開封溝部100Bと、上部材12の前側面12bに着脱自在な受け皿410とを含む。
棒金開封溝部100Bは、底壁部105の表面が、前方挿入口101に向かって下り傾斜する傾斜面105aに形成される。棒金開封溝部100Bのその他の構成は、上記実施形態の棒金開封溝部100と同様である。
受け皿410は、上面が開口する、外形が半円柱形状の容器である皿本体411と、皿本体411の右上端部に形成される方形状の壁板412と、皿本体411の一端面に設けられる磁石413により構成される。
上部材12の前側面12bには、棒金開封溝部100Bの前方挿入口101の下方位置に、鉄等の磁性体からなる装着板414が取り付けられる。受け皿410は、磁石413が磁力によって装着板414に吸着されることによって、前方挿入口101の下方位置に装着される。
棒金を開封する際には、ユーザは、図8(a)に示すように、棒金を、その軸方向が前後方向となるように、その先端が後壁部104に当接するまで棒金開封溝部100B内に挿入する。その後、ユーザは、棒金の基端側を左壁部103a側に押し倒すようにし、棒金を開封させる。
棒金が開封された際、ばらけた硬貨がこぼれ落ちる場合がある。このような場合、図8(b)に示すように、こぼれ落ちた硬貨は、受け皿410に収容される。この際、受け皿410の周囲に飛び散ろうとする硬貨が壁板412よって止められ、硬貨の飛散が抑えられる。
図8(c)のように、棒金が二つにちぎれ、棒金開封溝部100B内に棒金の片割れが残っても、片割れは、底壁部105の傾斜面105aを滑り降ることで棒金開封溝部100Bから前方へ出てきやすい。また、片割れから硬貨が飛び出た場合も、これら硬貨は傾斜面105aを滑り落ちて受け皿410に回収されやすい。
受け皿410に硬貨が回収されると、図8(d)のように、受け皿410が上部材12から取り外される。そして、回収された硬貨は、受け皿410ごとホッパー13に運ばれて、ホッパー13内へ投入される。
本変更例によれば、棒金を開封したときに、ばらけた硬貨が床面(フロア)等にこぼれ落ちるのを防止できる。
また、本変更例によれば、受け皿410が装置本体11(上部材12)に着脱自在であるので、ユーザは、受け皿410を用いて、回収された硬貨を容易にホッパー13まで運ぶことができる。さらに、棒金を開封しないときには、受け皿410を取り外すことにより、受け皿410がホッパー13への硬貨の投入作業の邪魔にならない。
さらに、本変更例によれば、受け皿410に設けた壁板412によって、硬貨の飛散が抑えられるので、硬貨を円滑に受け皿410で回収できる。
なお、受け皿410側に装着板414が設けられ、上部材12側に磁石413が設けられてもよい。あるいは、装着板414に替えて、磁石413と極性が異なる磁石が用いられてもよい。さらに、受け皿410を上部材12に着脱自在に装着するための構成は、磁石413を用いた構成に限られるものではなく、たとえば、受け皿410と上部材12との間に設けた凸部と凹部とが係合されるような構成であってもよい。
<変更例5>
図9(a)は、変更例5に係る、棒金開封機構500の構成を示す、上部材12の要部の斜視図である。図9(b)および(c)は、変更例5に係る、棒金開封機構500を用いた棒金の開封について説明するための図である。
本変更例において、当たり棒501が特許請求の範囲に記載の「当たり部」に対応し、阻止棒502が特許請求の範囲に記載の「阻止部」に対応する。
上部材12の前側面12bの上端部には、棒金開封機構500が配置される配置溝部19が形成される。配置溝部19は、前方と上方とが、それぞれ、棒金の前方挿入口19aおよび上方挿入口19bとして開放された直方体形状の溝部であり、平坦な左壁部191、右壁部192、後壁部193および底壁部194を有する。
棒金開封機構500は、当たり棒501と、阻止棒502とを含む。当たり棒501および阻止棒502は、たとえば、鉄、ステンレス等の金属材料で形成される。当たり棒501は、左壁部191の前縁部に、前縁部と接するように設けられる。阻止棒502は、右壁部192に接するように、当たり棒501よりも配置溝部19内のおける後方位置に設けられる。
当たり棒501と阻止棒502との左右方向における間隔(隙間)L2は、たとえば、上記実施形態の棒金開封溝部100の幅W1と同じに設定される。また、当たり棒501と阻止棒502との前後方向における間隔L3は、最も長さの短い1円の棒金の長さの半分以下の値、より望ましくは3分の1程度の値、たとえば30mm程度に設定される。さらに、当たり棒501と阻止棒502とは、その長さL4が同じとされ、最も直径の大きな500円の棒金の直径よりやや大きな値、たとえば28mm程度に設定される。
棒金を開封する際には、ユーザは、図9(b)のように、棒金を、その軸方向が前後方向となるように当たり棒501と阻止棒502との間に挿入する。このとき、棒金の先端が後壁部193に当接すると、後壁部193により、それ以上の先端の挿入が止められる。その後、ユーザは、当たり棒501よりも前方に位置する棒金の基端側を把持して、図示の矢印のように、当たり棒501側に押し倒すようにする。これにより、棒金の側面の一部が、当たり棒501に当たる。棒金の先端部は、阻止棒502に当たり、当たり棒501側と反対側へ動くのを阻止される。阻止棒502に当たる棒金の部位を支点A、押された棒金の部位を力点B、当たり棒501に当たる棒金の部位を作用点Cとするテコの原理によって、作用点Cの部分において棒金に大きな曲げ応力が作用する。これにより、図9(c)のように、棒金が折られて包装材が破断し、棒金が開封されてバラの状態の硬貨が取り出せるようになる。
本変更例によれば、上記実施形態と同様、ユーザは、棒金開封機構500を利用して、テコの原理により、小さな力で容易に棒金を折って破断させ、開封することができる。しかも、棒金の開封にカッター等の切断具を用いないので、怪我等の危険にさらされにくい。
<その他の変更例>
上記実施形態において、図10(a)に示すように、棒金開封溝部100内に、棒金開封溝部100の左壁部103a、右壁部103bおよび後壁部104を構成するコ字状の金属板110が嵌め込まれるようにしてもよい。これにより、棒金開封溝部100が補強される。
また、上記実施形態では、上部材12の上面12aに、上方挿入口102が形成された。しかしながら、図10(b)に示すように、棒金開封溝部100は、その上面が閉じられてもよい。この場合、棒金開封溝部100の高さは、中に棒金の片割れが残っていても指が入る高さとされる。また、底壁部105には、変更例4と同様、棒金開封溝部100の中に残った片割れが出てきやすいよう、傾斜面105aが形成される。
さらに、上記変更例2および3では、1つの棒金開封溝部200、300を、直径の異なる各種の棒金に対応させるようにした。しかしながら、各種の棒金にそれぞれ対応する幅と奥行と高さとを有する複数の棒金開封溝部が、上部材12の前側面12bに横に並ぶように設けられてもよい。
さらに、上記変更例1ないし4の構成は、適宜、組み合わされてよい。
さらに、上記実施形態や上記変更例では、棒金開封溝部100、100A、200、300や棒金開封機構400、500が、貨幣処理装置の一例である硬貨包装機1に適用されたが、他の貨幣処理装置、たとえば、スーパー等に設置される硬貨釣銭機(レジスター、POS端末)、硬貨の入金を行う硬貨入金機、硬貨の入出金を行う硬貨処理機、硬貨処理機が含まれる出納機に適用することもできる。
なお、上記実施形態では、棒金を左壁部103a側に押し倒すようにしているが、棒金を右壁部103b側へ押し倒すこととしてもよい。
この他、本発明の実施形態は、特許請求の範囲に記載の範囲で適宜変更可能である。
1 硬貨包装機(貨幣処理装置)
11 装置本体
12 上部材
12a 上面
12b 前側面
13 ホッパー(投入口部)
16 第1収納箱(収納部)
17 第2収納箱(収納部)
18 第3収納箱(収納部)
100 棒金開封溝部(棒金開封機構)
100A 棒金開封溝部(棒金開封機構)
100B 棒金開封溝部
103 一対の壁部
104 後壁部(規制部)
105 底壁部(規制部)
105a 傾斜面
106 突起部
200 棒金開封溝部(棒金開封機構)
203 左壁部(一方の壁部)
209 第1の一対の壁部
210 第2の一対の壁部
206 後壁部(規制部)
300 棒金開封溝部(棒金開封機構)
304 右壁部(一方の壁部)
309 第1の一対の壁部
310 第2の一対の壁部
306 後壁部(規制部)
400 棒金開封機構
410 受け皿(受け部)
500 棒金開封機構
501 当たり棒(当たり部)
502 阻止棒(阻止部)

Claims (15)

  1. 重ねられた複数の硬貨が包装材で包装されてなる棒金を折ることにより包装材を破断させて開封するための棒金開封機構であって、
    棒金の側面の一部が当たる当たり部と、
    棒金の側面における前記当たり部に当たる部位より棒金の一端に近い部位が前記当たり部側に押されたときに、棒金の他端が押された方向と反対に動くのを阻止する阻止部と、
    を備えることを特徴とする棒金開封機構。
  2. 棒金の直径よりも大きな距離を開けて対向する一対の壁部を含み、
    前記一対の壁部の間の隙間に棒金が挿入され、前記一対の壁部のうち一方の壁部が前記当たり部として機能し、他方の壁部が前記阻止部として機能する、
    ことを特徴とする請求項1に記載の棒金開封機構。
  3. 前記一対の壁部は、第1の一対の壁部と、前記第1の一対の壁部とは隙間の大きさが異なる第2の一対の壁部とを含む、
    ことを特徴とする請求項2に記載の棒金開封機構。
  4. 前記第1の一対の壁部の一方の壁部は、前記第2の一対の壁部の一方の壁部として共用される、
    ことを特徴とする請求項3に記載の棒金開封機構。
  5. 前記一対の壁部のうち前記当たり部となる壁部に、前記阻止部となる壁部側に突出する突起部が形成される、
    ことを特徴とする請求項2ないし4の何れか一項に記載の棒金開封機構。
  6. 前記一対の壁部の下に、前記一対の壁部の外に向かって下り傾斜する傾斜面が形成される、
    ことを特徴とする請求項2ないし5の何れか一項に記載の棒金開封機構。
  7. 棒金が前記一対の壁部の間に所定長さの分だけ挿入されたときに棒金の先端に当接し、それ以上の棒金の挿入を規制する規制部をさらに備える、
    ことを特徴とする請求項1ないし6の何れか一項に記載の棒金開封機構。
  8. 前記所定長さは、棒金の長さの半分以下とされる、
    ことを特徴とする請求項7に記載の棒金開封機構。
  9. 棒金が開封されたときにこぼれ落ちる硬貨を受ける受け部をさらに備える、
    ことを特徴とする請求項1ないし8の何れか一項に記載の棒金開封機構。
  10. 請求項1ないし8の何れか一項に記載の棒金開封機構と、
    硬貨が投入される投入口部と、
    前記投入口部に投入された硬貨が収納される収納部と、
    を備えることを特徴とする貨幣処理装置。
  11. 前記棒金開封機構は、前記投入口部の周囲の装置本体の側面に設けられる、
    ことを特徴とする請求項10に記載の貨幣処理装置。
  12. 前記棒金開封機構は、前記装置本体の前方の側面に設けられる、
    ことを特徴とする請求項11に記載の貨幣処理装置。
  13. 前記棒金開封機構は、前記当たり部と前記阻止部との間の隙間からなる空間が上方に開口している、
    ことを特徴とする請求項11または12に記載の貨幣処理装置。
  14. 前記棒金開封機構は、棒金が開封されたときにこぼれ落ちる硬貨を受ける受け部をさらに含む、
    ことを特徴とする請求項10ないし13の何れか一項に記載の貨幣処理装置。
  15. 前記受け部は、前記装置本体に着脱自在に設けられる、
    ことを特徴とする請求項14に記載の貨幣処理装置。

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2019079277A (ja) * 2017-10-25 2019-05-23 東芝テック株式会社 棒金開封装置
JP2022009800A (ja) * 2017-10-25 2022-01-14 東芝テック株式会社 棒金開封装置

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