JP2018003687A - 動弁装置 - Google Patents
動弁装置 Download PDFInfo
- Publication number
- JP2018003687A JP2018003687A JP2016130947A JP2016130947A JP2018003687A JP 2018003687 A JP2018003687 A JP 2018003687A JP 2016130947 A JP2016130947 A JP 2016130947A JP 2016130947 A JP2016130947 A JP 2016130947A JP 2018003687 A JP2018003687 A JP 2018003687A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- valve
- shaft end
- bridge
- valve bridge
- end portion
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Granted
Links
Images
Landscapes
- Valve-Gear Or Valve Arrangements (AREA)
Abstract
Description
各バルブ1の軸端部3に当接するバルブ出力部5を両端部に備えた状態で前記各軸端部3,3に跨って架設されているバルブブリッジ4と、
前記バルブブリッジ4の長手方向での中央域に形成されているブリッジ入力部6に当接するアーム出力部9を備えて揺動移動可能に支持されているロッカーアーム8とを備え、
前記ロッカーアーム8により、前記バルブブリッジ4を介して一対の前記バルブ1,1を同時に作動させるように構成されている動弁装置において、
前記バルブブリッジ4を往復移動可能とすべく、単一の軸7とこの軸に嵌合する孔10とを、前記バルブブリッジ4の長手方向での中央域とバルブブリッジ支持構造体21とに振り分け配置し、かつ、双方の前記バルブ出力部5,5に前記軸端部3,3に嵌る回り止め部11,12が形成され、
一方の前記回り止め部11と前記軸端部3とのすき間嵌めの寸法公差と、他方の前記回り止め部12と前記軸端部3とのすき間嵌めの寸法公差とを、互いに異ならせてあることを特徴とする。
一方の前記回り止め部11と前記軸端部3とが精密なすき間嵌めに設定され、他方の前記回り止め部12と前記軸端部3とは、一方の前記回り止め部11と前記軸端部3との嵌め合いの寸法公差が最大のときでも、他方の前記回り止め部12と前記軸端部3とが嵌合できる緩いすき間嵌めに設定されていることを特徴とする。
精密なすき間嵌めの精密さが、転合又は精転合に仕上げられていることを特徴とする。
一方の前記回り止め部11及び/又は他方の前記回り止め部12が、前記軸端部3を挟む二面幅部に構成されていることを特徴とする。
前記単一の軸7が前記バルブブリッジ支持構造体21に配備され、前記孔10が前記バルブブリッジ4に形成されていることを特徴とする。
即ち、一方の回り止め部では、バルブ出力部と軸端部とのガタツキによる振動や騒音が出ないように、それら両者のすき間が狭くなるすき間嵌めとし、他方の回り止め部は、一方の回り止め部ガタ(遊び)と、各部品や加工部における寸法公差の集積と、による寸法のバラつき範囲より大きいすき間嵌めに設定する、という手段を採ることができる。
一方の回り止め部では、軸端部とバルブ出力部とが接触するものの、狭いすき間嵌めによって振動や騒音が軽減又は回避できるとともに、他方の回り止め部では、緩いすき間嵌めによって軸端部とバルブ出力部との接触が回避できるものとなる。
その結果、回り止め部のさらなる工夫により、バルブブリッジと各バルブとの良好な組付け性を維持しながらも、回り止め部のガタツキによる振動や騒音の悪化も回避できるようにして、より改善された動弁装置を提供することができる。
図1,図2に示されるように、バルブスプリング2により閉弁方向に付勢される状態でスライド移動可能に支持されている一対のバルブ1,1と、各バルブ1,1の軸端部3に載って当接するバルブ出力部5を両端部に備えた状態で各軸端部3,3に跨って架設されているバルブブリッジ4と、バルブブリッジ4の長手方向での中央域に形成されているブリッジ入力部6に当接するアーム出力部9を備えて揺動移動可能に支持されているロッカーアーム8とを備え、単一のロッカーアーム8により、バルブブリッジ4を介して一対のバルブ1,1を同時に作動させるように構成されている。
精密なすき間嵌めとは、滑らかに挿入できながらも組付け後にはガタ付かない構成であり、緩いすき間嵌めとは、組付け後に回り止めされるが接触はしない構成である、と言える。緩合は、H9とc9の組合せであり、軽転合は、H7とe7、H8とd9又はe8、或いはH9とd9又はe9の組合せである。転合は、H6とf6、H7とf7、或いはH8とf7又はf8の組合せであり、精転合は、H6とg5、H7とg6の組合せである。
また、各垂下片15,16における挟み面13,14の下端縁は、軸端部3の入りれ込みを行い易くするために、バルブ軸心Qに対して10〜25度(例:17.5度)で開いた面取り加工(符記省略)が施されている。
・技術思想Z=(w1−dの最大値)+寸法公差の集積<(w2−dの最小値)
である。より詳しくは、w1−dは、振動や騒音が生じない軽微で済む程度の値(=精密なすき間嵌め)であり、(w1−dの最大値)とは、w1及びdのそれぞれに製品としての寸法公差範囲があるので、それらの寸法公差を考慮した設計上の最大値である。この技術思想を端的に表した模式図を図5に示す。なお、図5は、バルブブリッジ4と各軸端部3,3との寸法関係の特徴を誇大化したものである。
このような構成とすれば、第1回り止め部11においては軸端部3と垂下片15、15とが側面接触するが、第2回り止め部12において軸端部3と垂下片16,16とは側面接触しないから、ガタツキによる振動や騒音は発生しないか殆ど発生しないものとなる。そして、軸端部3とバルブ出力部5との組み付け(嵌合)に関しても、各回り止め部11,12と対応する軸端部3との嵌合操作も円滑に行うことができる。
本実施形態における第1回り止め部11と第2回り止め部12とを互いに反対に設定した構成の動弁装置Aでも良い。
吸気バルブ1,1におけるバルブブリッジ4との上述の構成を、排気バルブ29,29とそのバルブブリッジ17との構成に適用しても良い。
なお、軸7と嵌合する孔10は、穴でも可能である。
2 バルブスプリング
3 軸端部
4 バルブブリッジ
5 バルブ出力部
6 ブリッジ入力部
7 軸
8 ロッカーアーム
9 アーム出力部
10 孔
21 バルブブリッジ支持構造体
11 第1回り止め部
12 第2回り止め部
Claims (5)
- バルブスプリングにより閉弁方向に付勢される状態でスライド移動可能に支持されている一対のバルブと、
各バルブの軸端部に当接するバルブ出力部を両端部に備えた状態で前記各軸端部に跨って架設されているバルブブリッジと、
前記バルブブリッジの長手方向での中央域に形成されているブリッジ入力部に当接するアーム出力部を備えて揺動移動可能に支持されているロッカーアームとを備え、
前記ロッカーアームにより、前記バルブブリッジを介して一対の前記バルブを同時に作動させるように構成されている動弁装置であって、
前記バルブブリッジを往復移動可能とすべく、単一の軸とこの軸に嵌合する孔とを、前記バルブブリッジの長手方向での中央域とバルブブリッジ支持構造体とに振り分け配置し、かつ、双方の前記バルブ出力部に前記軸端部に嵌る回り止め部が形成され、
一方の前記回り止め部と前記軸端部とのすき間嵌めの寸法公差と、他方の前記回り止め部と前記軸端部とのすき間嵌めの寸法公差とを、互いに異ならせてある動弁装置。 - 一方の前記回り止め部と前記軸端部とが精密なすき間嵌めに設定され、他方の前記回り止め部と前記軸端部とは、一方の前記回り止め部と前記軸端部との嵌め合いの寸法誤差が最大のときでも、他方の前記回り止め部と前記軸端部とが嵌合できる緩いすき間嵌めに設定されている請求項1に記載の動弁装置。
- 精密なすき間嵌めの精密さが、転合又は精転合に仕上げられている請求項1又は2に記載の動弁装置。
- 一方の前記回り止め部及び/又は他方の前記回り止め部が、前記軸端部を挟む二面幅部に構成されている請求項1〜3の何れか一項に記載の動弁装置。
- 前記単一の軸が前記バルブブリッジ支持構造体に配備され、前記孔が前記バルブブリッジに形成されている請求項1〜4の何れか一項に記載の動弁装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2016130947A JP6587986B2 (ja) | 2016-06-30 | 2016-06-30 | 動弁装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2016130947A JP6587986B2 (ja) | 2016-06-30 | 2016-06-30 | 動弁装置 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2018003687A true JP2018003687A (ja) | 2018-01-11 |
JP6587986B2 JP6587986B2 (ja) | 2019-10-09 |
Family
ID=60948548
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2016130947A Active JP6587986B2 (ja) | 2016-06-30 | 2016-06-30 | 動弁装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP6587986B2 (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP6865905B1 (ja) * | 2020-04-20 | 2021-04-28 | 三菱電機株式会社 | ベアリング |
Citations (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS5560408U (ja) * | 1978-10-20 | 1980-04-24 | ||
JP2005127329A (ja) * | 2003-10-24 | 2005-05-19 | Man Nutzfahrzeuge Ag | 4ストローク往復動機関のエンジン制御ブレーキ装置 |
JP2008240632A (ja) * | 2007-03-27 | 2008-10-09 | Honda Motor Co Ltd | エンジンの動弁装置 |
US20130098319A1 (en) * | 2010-03-01 | 2013-04-25 | Mechadyne Plc | Valve mechanism for an internal combustion engine |
-
2016
- 2016-06-30 JP JP2016130947A patent/JP6587986B2/ja active Active
Patent Citations (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS5560408U (ja) * | 1978-10-20 | 1980-04-24 | ||
JP2005127329A (ja) * | 2003-10-24 | 2005-05-19 | Man Nutzfahrzeuge Ag | 4ストローク往復動機関のエンジン制御ブレーキ装置 |
JP2008240632A (ja) * | 2007-03-27 | 2008-10-09 | Honda Motor Co Ltd | エンジンの動弁装置 |
US20130098319A1 (en) * | 2010-03-01 | 2013-04-25 | Mechadyne Plc | Valve mechanism for an internal combustion engine |
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP6865905B1 (ja) * | 2020-04-20 | 2021-04-28 | 三菱電機株式会社 | ベアリング |
WO2021214811A1 (ja) * | 2020-04-20 | 2021-10-28 | 三菱電機株式会社 | ベアリング |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JP6587986B2 (ja) | 2019-10-09 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
JP5992540B2 (ja) | フォロワー機構 | |
JP5139112B2 (ja) | エンジン | |
JP4297189B2 (ja) | 可変動弁装置および開弁量調整方法 | |
JP5105130B2 (ja) | 内燃機関の可変動弁装置 | |
JP2010019245A (ja) | 内燃機関の動弁装置 | |
JP6587986B2 (ja) | 動弁装置 | |
JP4829562B2 (ja) | 内燃機関用直動型バルブリフタ | |
JP2005315183A (ja) | 内燃機関の動弁装置 | |
US9103417B2 (en) | Cam follower | |
EP3167167B1 (en) | Switching rocker arm assembly having spring retaining configuration | |
JP4342372B2 (ja) | 内燃機関の動弁装置 | |
JP4525435B2 (ja) | ロッカアーム | |
JP4555803B2 (ja) | 内燃機関の可変動弁装置 | |
CN106065795B (zh) | 内燃机的可变动阀机构 | |
JP5139113B2 (ja) | 可変動弁装置 | |
JP5137595B2 (ja) | 内燃機関のバルブリフト可変式動弁装置 | |
US7536988B2 (en) | Cylinder head and internal combustion engine having the same | |
JP4999815B2 (ja) | 内燃機関の可変動弁装置 | |
JP6731296B2 (ja) | 潤滑油供給機構 | |
JP4785948B2 (ja) | 内燃機関の動弁装置 | |
JPH0693818A (ja) | 内燃機関の動弁装置 | |
JPH0533621A (ja) | 内燃機関の動弁装置 | |
JP2013007326A (ja) | エンジンの動弁装置 | |
JP5187240B2 (ja) | 内燃機関の動弁機構 | |
JP2011052574A (ja) | 動弁機構のバルブブリッジ |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A621 | Written request for application examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621 Effective date: 20180626 |
|
A131 | Notification of reasons for refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 Effective date: 20190611 |
|
A521 | Request for written amendment filed |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523 Effective date: 20190808 |
|
TRDD | Decision of grant or rejection written | ||
A01 | Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01 Effective date: 20190820 |
|
A61 | First payment of annual fees (during grant procedure) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61 Effective date: 20190911 |
|
R150 | Certificate of patent or registration of utility model |
Ref document number: 6587986 Country of ref document: JP Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150 |