JP2018002465A - エレベーター改修方法およびエレベーター改修用ガイドレール支持装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】作業効率を向上させることができるエレベーター改修方法を得る。【解決手段】既設レール台23を取り外し、エレベーター改修用ガイドレール支持装置43を用いて既設ガイドレール22を支持する既設ガイドレール支持工程と、既設ガイドレール支持工程の後に、新設レール台32を設置する新設レール台設置工程と、新設レール台設置工程の後に、新設ガイドレール最下部311を昇降路1に設置し、新設レール台32に新設ガイドレール最下部311を支持させる新設ガイドレール最下部設置工程と、揚重装置42を昇降路1に設置し、揚重装置42を既設かご21に接続する揚重装置設置工程と、新設ガイドレール最下部設置工程および揚重装置設置工程の後に、揚重装置42を駆動させて、既設かご21を昇降させながら、新設ガイドレール残部312を昇降路1に設置する新設ガイドレール残部設置工程とを備えている。【選択図】図4

Description

この発明は、エレベーターを改修するエレベーター改修方法およびこのエレベーター改修方法に用いられるエレベーター改修用ガイドレール支持装置に関する。
従来、既設かごおよび既設ガイドレールを備えた既設エレベーターを新設かごおよび新設ガイドレールを備えた新設エレベーターに改修するエレベーター改修方法であって、既設かごおよび既設ガイドレールを昇降路から取り除いた後に、昇降路内に足場を立てて、既設ガイドレールを最下部から最上部まで順に組み立てるエレベーター改修方法が知られている(例えば、特許文献1参照)。
特開2013−241239号公報
しかしながら、既設ガイドレールを最上部まで組み立てるために、足場を昇降路の最上部にまで組み立てる必要があるので、作業効率が悪いという問題点があった。
この発明は、作業効率を向上させることができるエレベーター改修方法およびエレベーター改修用ガイドレール支持装置を提供するものである。
この発明に係るエレベーター改修方法は、既設かごおよび既設ガイドレールを備えた既設エレベーターを新設かごおよび新設ガイドレールを備えた新設エレベーターに改修するエレベーター改修方法であって、既設ガイドレールを支持する既設レール台を取り外し、エレベーター改修用ガイドレール支持装置を用いて既設ガイドレールを支持する既設ガイドレール支持工程と、既設ガイドレール支持工程の後に、新設ガイドレールを支持するための新設レール台を設置する新設レール台設置工程と、新設レール台設置工程の後に、新設ガイドレールにおける最下部である新設ガイドレール最下部を昇降路に設置し、新設レール台に新設ガイドレール最下部を支持させる新設ガイドレール最下部設置工程と、既設かごを昇降させるための揚重装置を昇降路に設置し、揚重装置を既設かごに接続する揚重装置設置工程と、新設ガイドレール最下部設置工程および揚重装置設置工程の後に、揚重装置を駆動させて、既設かごを昇降させながら、新設ガイドレールにおける新設ガイドレール最下部を除いた部分である新設ガイドレール残部を昇降路に設置する新設ガイドレール残部設置工程とを備えている。
この発明に係るエレベーター改修方法によれば、既設かごを昇降させながら、新設ガイドレール残部を昇降路に設置する新設ガイドレール残部設置工程を備えているので、足場を昇降路の最上部にまで組み立てる必要がなくなる。これにより、エレベーターを改修する際の作業効率を向上させることができる。
この発明の実施の形態1に係るエレベーター改修方法によって改修される前のエレベーターを示す正面図である。 図1のエレベーターを示す平面図である。 図1の既設エレベーターを新設エレベーターに改修する様子を示す平面図である。 図3のIV−IV線に沿った矢視断面図である。 図3のV−V線に沿った矢視断面図である。 図4のエレベーター改修用ガイドレール支持装置を示す拡大図である。 図4の既設かごに取り付けられる安全ブロックを示す図である。 図1の既設エレベーターを新設エレベーターに改修するエレベーター改修方法の手順を示すフローチャートである。
実施の形態1.
図1はこの発明の実施の形態1に係るエレベーター改修方法によって改修される前のエレベーターを示す正面図、図2は図1のエレベーターを示す平面図である。この実施の形態1では、改修される前のエレベーターである既設エレベーターとして、油圧エレベーターを例に説明する。なお、既設エレベーターは、油圧エレベーターに限らず、例えば、機械室有りエレベーターであってもよい。また、この実施の形態1では、改修された後のエレベーターである新設エレベーターとして、機械室無しエレベーターを例に説明する。既設エレベーターと新設エレベーターとの間では、昇降路1におけるそれぞれのガイドレールの設置位置が互いに異なる。
既設エレベーターは、昇降路1を昇降する既設かご21と、昇降路1に設けられ、既設かご21を案内する一対の既設ガイドレール22と、昇降路1のピット11に設けられ、既設ガイドレール22を支持する既設レール台23と、既設かご21を昇降させるための油圧ジャッキ24とを備えている。既設かご21と油圧ジャッキ24との間には、図示しないロープが設置されている。油圧ジャッキ24の高さ方向の寸法が変化することによって、既設かご21が昇降路1を昇降する。
図3は図1の既設エレベーターを新設エレベーターに改修する様子を示す平面図、図4は図3のIV−IV線に沿った矢視断面図、図5は図3のV−V線に沿った矢視断面図である。新設エレベーターは、昇降路1を昇降する図示しない新設かごと、昇降路1に設けられ、新設かごを案内する一対の新設ガイドレール31と、昇降路1のピット11に設けられ、新設ガイドレール31を支持する新設レール台32とを備えている。新設レール台32が設置される位置および既設レール台23が設置される位置は、一部が互いに重なっている。したがって、新設レール台32が設置される前に、既設レール台23がピット11から取り外される必要がある。
既設エレベーターを新設エレベーターに改修する際に用いられるエレベーター改修用装置は、既設ガイドレール22の上部に固定される揚重ビーム41と、揚重ビーム41と既設かご21とに渡って設けられる揚重装置42と、ピット11に設けられ、一対の既設ガイドレール22のそれぞれを支持する一対のエレベーター改修用ガイドレール支持装置43とを備えている。図3および図5には揚重ビーム41および揚重装置42を示していない。
揚重ビーム41は、既設ガイドレール22が互いに対向する方向に延びるように配置されている。この例では、揚重ビーム41は既設ガイドレール22に固定されているが、揚重ビーム41は、昇降路1に固定されてもよい。
揚重装置42は、2個のウインチ421を有している。それぞれのウインチ421は、揚重ビーム41に支持されている。また、それぞれのウインチ421は、揚重ビーム41の長手方向に離れて配置されている。また、それぞれのウインチ421は、ワイヤ部422と、ワイヤ部422を送り出し、または、ワイヤ部422を巻き取る駆動部423とを有している。それぞれのウインチ421のワイヤ部422は、既設かご21に接続されている。したがって、ワイヤ部422が駆動部423から送り出されることによって既設かご21が下降し、ワイヤ部422が駆動部423に巻き取られることによって既設かご21が上昇する。
図6は図4のエレベーター改修用ガイドレール支持装置43を示す拡大図である。エレベーター改修用ガイドレール支持装置43は、既設ガイドレール22の下面に接触する接触部材431と、ピット11の床面に設けられるジャッキベース432と、ジャッキベース432に支持される単管パイプ433とを備えている。ピット11におけるエレベーター改修用ガイドレール支持装置43の設置面積は、ピット11における既設レール台23の設置面積よりも小さくなっている。また、ピット11におけるエレベーター改修用ガイドレール支持装置43が設置される位置は、ピット11における新設レール台32が設置される位置と重ならないようになっている。したがって、エレベーター改修用ガイドレール支持装置43がピット11に設置されている状態で、新設レール台32がピット11に設置可能である。なお、ピット11におけるエレベーター改修用ガイドレール支持装置43の設置面積は、既設ガイドレール22を安定して支持することができる程度となっている。
ジャッキベース432は、ピット11の床面に載せられる平板部434と、平板部434に立てられ、側面にねじ溝が形成されたねじ棒435と、ねじ棒435に設けられ、ねじ棒435の軸心を中心にして周方向に回転することによって平板部434との間の寸法が変化する昇降部436と、ねじ棒435の軸心を中心にして昇降部436から径方向外側に延びる一対のハンドル437とを有している。ハンドル437が周方向に回転することによって、昇降部436が周方向に回転して、昇降部436が平板部434に対して高さ方向に移動する。
単管パイプ433は、内部に下方からねじ棒435の上部が挿入された状態で、昇降部436に支持されている。したがって、単管パイプ433は、昇降部436とともに高さ方向に移動し、また、単管パイプ433は、ジャッキベース432に対して横方向に移動することが規制される。
接触部材431は、上面が既設ガイドレール22の下面に面接触する接触板438と、接触板438から下方に延びる筒部439とを有している。接触板438の下面は、単管パイプ433の上端部に接触している。したがって、接触板438は、昇降部436とともに高さ方向に移動する。筒部439は、単管パイプ433の内部に上方から挿入されている。したがって、接触部材431が単管パイプ433およびジャッキベース432に対して横方向に移動することが規制される。
エレベーター改修用装置は、既設かご21を非常停止させるための安全ブロック(リトラクタ式墜落阻止器具)をさらに備えている。図7は図4の既設かご21に取り付けられる安全ブロックを示す図である。安全ブロック44は、既設ガイドレール22に固定される取付板441と、取付板441に支持されるリール442と、基端部がリール442に巻かれたストラップ443とを有している。
安全ブロック44は、リール442に設けられストラップ443がリール442に巻き取られる方向にリール442を付勢する図示しないばねをさらに有している。ばねの付勢力に逆らってリール442からストラップ443が送り出される方向にストラップ443を引っ張ることによって、ストラップ443は、リール442から送り出される。
リール442は、リール442の回転速度が予め設定された値以上となった場合にリール442の回転を阻止する図示しない回転阻止部をさらに有している。したがって、ストラップ443は、予め設定された速度以上の速度でリール442からストラップ443が送り出される方向に引っ張られた場合に、リール442からの送り出しが停止される。
既設エレベーターは、非常停止装置を備えている。非常停止装置は、スラックロープ式非常停止装置となっている。非常停止装置は、既設ガイドレール22に隣り合うように既設かご21に固定された非常停止装置本体25と、既設ガイドレール22に押し付けられる停止位置と既設ガイドレール22から離される解除位置との間で変位する非常止めレバー26とを有している。非常止めレバー26の位置が停止位置である場合に、非常止めレバー26が既設ガイドレール22に当たり、非常停止装置本体25と非常止めレバー26とが既設ガイドレール22を挟む。非常停止装置本体25と非常止めレバー26とが既設ガイドレール22を挟むことによって、既設かご21が停止される。非常止めレバー26は、既設かご21に対して回動可能に設けられている。非常止めレバー26は、回動することによって停止位置と解除位置との間で変位する。
非常停止装置本体25と非常止めレバー26とが既設ガイドレール22を挟むことによって既設かご21が停止される場合には、既設ガイドレール22に下方への力が作用するものの、既設ガイドレール22はエレベーター改修用ガイドレール支持装置43に支持されているので、既設かご21は既設ガイドレール22とともに下方へ移動することが防止される。
ストラップ443の先端部は既設エレベーターの非常止めレバー26に連結されている。リール442の回転速度が予め設定された速度未満となるように既設かご21が下降する場合には、非常止めレバー26の位置は、安全ブロック44のばねの付勢力に逆らって、解除位置となる。一方、リール442の回転速度が予め設定された速度以上となるように既設かご21が下降する場合には、リール442からのストラップ443の送り出しが停止されるので、非常止めレバー26は安全ブロック44によって解除位置から停止位置に変位する。これにより、既設かご21が停止される。
次に、既設エレベーターを新設エレベーターに改修するエレベーター改修方法の手順について説明する。図8は図1の既設エレベーターを新設エレベーターに改修するエレベーター改修方法の手順を示すフローチャートである。まず、ステップS101において、既設ガイドレール支持工程を行う。既設ガイドレール支持工程では、既設レール台23をピット11から取り外し、エレベーター改修用ガイドレール支持装置43を用いて既設ガイドレール22を支持する。既設レール台23をピット11から取り外す際には、既設ガイドレール22の下端部の一部を切断する。
その後、ステップS102において、新設レール台設置工程を行う。新設レール台設置工程では、新設レール台32をピット11に設置する。既設レール台23がピット11から取り外されているので、新設レール台32をピット11に容易に設置することができる。
その後、ステップS103において、新設ガイドレール最下部設置工程を行う。新設ガイドレール最下部設置工程では、新設ガイドレール31における最下部である新設ガイドレール最下部311を昇降路1に設置し、新設レール台32に新設ガイドレール最下部311を支持させる。また、新設ガイドレール最下部設置工程では、一対の新設ガイドレール最下部311のそれぞれの芯出しを行う。新設ガイドレール最下部311の上端部は、既設かご21を最下部に停止させた場合に既設かご21よりも下方に配置されるようになっている。新設ガイドレール最下部設置工程では、作業者は既設かご21の上部に乗って新設ガイドレール最下部311の上端部の芯出しを行うことができないので、ピット11に足場を組み、作業者はその足場に乗って新設ガイドレール最下部311の上端部の芯出しを行う。なお、新設ガイドレール31における新設ガイドレール最下部311を除いた部分である新設ガイドレール残部312は、作業者は既設かご21の上部に乗って芯出しを行うことができる。
その後、ステップS104において、揚重装置設置工程を行う。揚重装置設置工程では、揚重ビーム41および揚重装置42を昇降路1に設置し、揚重装置42を既設かご21に接続する。
その後、ステップS105において、リトラクタ式墜落阻止機器設置工程を行う。リトラクタ式墜落阻止機器設置工程では、安全ブロック44を昇降路1に設置し、ストラップ443を既設かご21の非常止めレバー26に接続する。
なお、揚重装置設置工程およびリトラクタ式墜落阻止機器設置工程のそれぞれは、このタイミングに限らず、例えば、既設ガイドレール支持工程よりも前に、既設ガイドレール支持工程と新設レール台設置工程との間に、または、新設レール台設置工程と新設ガイドレール最下部設置工程との間に行ってもよい。さらに、揚重装置設置工程およびリトラクタ式墜落阻止機器設置工程は、この順に限らず、リトラクタ式墜落阻止機器設置工程の後に、揚重装置設置工程を行ってもよい。
その後、ステップS106において、油圧ジャッキ取外工程を行う。油圧ジャッキ取外工程では、揚重装置42を駆動させて既設かご21を昇降させながら、油圧ジャッキ24、既設配線などを昇降路1から取り外す。
その後、ステップS107において、新設ガイドレール残部設置工程を行う。新設ガイドレール残部設置工程では、揚重装置42を駆動させて既設かご21を昇降させながら、新設ガイドレール残部312を昇降路1に設置する。
なお、油圧ジャッキ取外工程および新設ガイドレール残部設置工程は、この順に限らず、新設ガイドレール残部設置工程の後に、油圧ジャッキ取外工程を行ってもよい。
その後、ステップS108において、新設かご設置工程を行う。新設かご設置工程では、既設かご21をピット11に移動させ、既設かご21を昇降路1から取り外し、さらに、新設かごを昇降路1に設置する。新設かご設置工程では、つり合い重り、ロープ、巻上機なども昇降路1に設置する。
その後、ステップS109において、既設ガイドレール取外工程を行う。既設ガイドレール取外工程では、新設かごを昇降させながら、既設ガイドレール22を昇降路1から取り外す。以上により、エレベーター改修方法の手順が終了する。
以上説明したように、この発明の実施の形態1に係るエレベーター改修方法によれば、既設レール台23を取り外し、エレベーター改修用ガイドレール支持装置43を用いて既設ガイドレール22を支持する既設ガイドレール支持工程と、既設ガイドレール支持工程の後に、新設レール台32を設置する新設レール台設置工程と、新設レール台設置工程の後に、新設ガイドレール最下部311を昇降路1に設置し、新設レール台32に新設ガイドレール最下部311を支持させる新設ガイドレール最下部設置工程と、揚重装置42を昇降路1に設置し、揚重装置42を既設かご21に接続する揚重装置設置工程と、新設ガイドレール最下部設置工程および揚重装置設置工程の後に、揚重装置42を駆動させて、既設かご21を昇降させながら、新設ガイドレール残部312を昇降路1に設置する新設ガイドレール残部設置工程とを備えているので、足場を昇降路1の最上部にまで組み立てる必要がなくなる。これにより、エレベーターを改修する際の作業効率を向上させることができる。
また、このエレベーター改修方法は、新設ガイドレール残部設置工程の後に、既設かご21を昇降路1から取り外し、新設かごを昇降路1に設置する新設かご設置工程を備えているので、既設かご21が昇降路1に無い状態で、昇降路1で新設かご1を組み立てることができる。これにより、新設かごを昇降路1に容易に設置することができる。
また、このエレベーター改修方法は、新設かご設置工程の後に、新設かごを昇降させながら、既設ガイドレール22を昇降路1から取り外す既設ガイドレール取外工程を備えているので、足場を組み立てることなく、既設ガイドレール22を昇降路1から取り外すことができる。
また、このエレベーター改修方法は、新設ガイドレール残部設置工程の前に、リール442およびリール442に巻かれたストラップ443を有する安全ブロック44を昇降路1に設置し、ストラップ443を既設かご21の非常止めレバー26に接続するリトラクタ式墜落阻止器具設置工程を備えているので、揚重装置42を駆動させて既設かご21を昇降させている状態で、既設かご21が落下する場合に、安全ブロック44により非常止めレバー26の位置が解除位置から停止位置に変位して、既設かご21を非常停止させることができる。
また、この発明の実施の形態1に係るエレベーター改修用ガイドレール支持装置43によれば、既設ガイドレール22を支持する既設レール台23が取り外された既設ガイドレール22の下面に接触する接触部材431と、ピット11の床面に設けられ、接触部材431を支持するジャッキベース432とを備えているので、揚重装置42を駆動させて既設かご21を昇降させながら、新設ガイドレール残部312を昇降路1に設置することができる。これにより、足場を昇降路1の最上部にまで組み立てる必要がなくなる。その結果、エレベーターを改修する際の作業効率を向上させることができる。
なお、上記実施の形態1では、新設かご設置工程の後に、既設ガイドレール取外工程を行い、この既設ガイドレール取外工程では、新設かごを昇降させながら、既設ガイドレール22を昇降路1から取り外すエレベーター改修方法について説明したが、新設かご設置工程の前に、既設ガイドレール取外工程を行い、この既設ガイドレール取外工程では、既設かごを昇降させながら、既設ガイドレール22を昇降路1から取り外すエレベーター改修方法であってもよい。この場合であっても、既設ガイドレール取外工程は、新設ガイドレール残部設置工程の後に行われる。
1 昇降路、11 ピット、21 既設かご、22 既設ガイドレール、23 既設レール台、24 油圧ジャッキ、25 非常停止装置本体、26 非常止めレバー、31 新設ガイドレール、32 新設レール台、41 揚重ビーム、42 揚重装置、43 エレベーター改修用ガイドレール支持装置、44 安全ブロック(リトラクタ式墜落阻止器具)、311 新設ガイドレール最下部、312 新設ガイドレール残部、421 ウインチ、422 ワイヤ部、423 駆動部、431 接触部材、432 ジャッキベース、433 単管パイプ、434 平板部、435 ねじ棒、436 昇降部、437 ハンドル、438 接触板、439 筒部、441 取付板、442 リール、443 ストラップ。

Claims (6)

  1. 既設かごおよび既設ガイドレールを備えた既設エレベーターを新設かごおよび新設ガイドレールを備えた新設エレベーターに改修するエレベーター改修方法であって、
    前記既設ガイドレールを支持する既設レール台を取り外し、エレベーター改修用ガイドレール支持装置を用いて前記既設ガイドレールを支持する既設ガイドレール支持工程と、
    前記既設ガイドレール支持工程の後に、前記新設ガイドレールを支持するための新設レール台を設置する新設レール台設置工程と、
    前記新設レール台設置工程の後に、前記新設ガイドレールにおける最下部である新設ガイドレール最下部を昇降路に設置し、前記新設レール台に前記新設ガイドレール最下部を支持させる新設ガイドレール最下部設置工程と、
    前記既設かごを昇降させるための揚重装置を前記昇降路に設置し、前記揚重装置を前記既設かごに接続する揚重装置設置工程と、
    前記新設ガイドレール最下部設置工程および前記揚重装置設置工程の後に、前記揚重装置を駆動させて、前記既設かごを昇降させながら、前記新設ガイドレールにおける前記新設ガイドレール最下部を除いた部分である新設ガイドレール残部を前記昇降路に設置する新設ガイドレール残部設置工程と
    を備えているエレベーター改修方法。
  2. 前記新設ガイドレール残部設置工程の後に、前記既設かごを前記昇降路から取り外し、前記新設かごを前記昇降路に設置する新設かご設置工程をさらに備えている請求項1に記載のエレベーター改修方法。
  3. 前記新設かご設置工程の後に、前記新設かごを昇降させながら、前記既設ガイドレールを前記昇降路から取り外す既設ガイドレール取外工程をさらに備えている請求項2に記載のエレベーター改修方法。
  4. 前記新設ガイドレール残部設置工程の後に、前記既設かごを昇降させながら、前記既設ガイドレールを前記昇降路から取り外す既設ガイドレール取外工程をさらに備えている請求項1に記載のエレベーター改修方法。
  5. 前記新設ガイドレール残部設置工程の前に、リールおよび前記リールに巻かれたストラップを有するリトラクタ式墜落阻止器具を前記昇降路に設置し、前記ストラップを前記既設かごの非常止めレバーに接続するリトラクタ式墜落阻止器具設置工程をさらに備えている請求項1から請求項4までの何れか一項に記載のエレベーター改修方法。
  6. 既設かごおよび既設ガイドレールを備えた既設エレベーターを新設かごおよび新設ガイドレールを備えた新設エレベーターに改修する際に用いられるエレベーター改修用ガイドレール支持装置であって、
    前記既設ガイドレールを支持する既設レール台が取り外された前記既設ガイドレールの下面に接触する接触部材と、
    ピットの床面に設けられ、前記接触部材を支持するジャッキベースと
    を備えているエレベーター改修用ガイドレール支持装置。
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