JP2018002096A - 車両の走行制御装置 - Google Patents

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【課題】運転支援制御や自動運転制御において目標コースに対して精度良く追従し、操舵制御による不要な車両挙動の変化を生じることなく乗員に不自然な感覚を与えることのない安定した制御とする。【解決手段】設定した目標コースと自車進行路の車幅方向のズレ量ΔY、自車進行路と目標コースのヨー方向のズレ量θy等を検出し、ズレ量ΔYに基づいて自車両を目標コースに復帰させる目標横加速度Δddyを算出し、ズレ量θyに基づいて自車両を目標コースに沿って走行させる目標ヨーレートΔγを算出する。目標横加速度Δddyに基づいて目標舵角ΔAsteerを算出して操舵制御する。目標ヨーレートΔγと実行される操舵制御とに基づいて車両に付加するヨーモーメントΔMzを算出して制駆動力配分制御する。【選択図】図3

Description

本発明は、運転支援制御や自動運転制御において目標コースに沿って走行制御する車両の走行制御装置に関する。
近年、車両においては、操舵制御や制駆動力配分制御により車両にヨーモーメントを発生させて運転支援制御や自動運転制御を実行する技術が開発され実用化されている。例えば、特開2006−282063号公報(以下、特許文献1)では、後輪に補助舵角を与える後輪転舵装置と、車両にヨーモーメントを与える各輪制駆動力配分装置とを有する車両挙動制御装置において、車両に外乱が入力されたとき、外乱入力に伴う車両挙動変化を打ち消し、かつ、前後輪のコーナリングフォースの着力点であるニュートラルステアポイントを、外乱により車両に作用する横力の着力点と一致させるように、後輪転舵装置と各輪制駆動力配分装置を制御する技術が開示されている。
特開2006−282063号公報
しかしながら、上述の特許文献1に開示される車両挙動制御装置の技術は、操舵や外乱に対する車両の応答特性が後輪転舵装置の動作によって変化あるいは悪化してしまうことのトレードオフ(例えば、横風等により車両に生じるヨー変動を抑止しようとして後輪転舵装置を作動させると、車両に横変位を生じてしまうというトレードオフ)を各輪制駆動力配分装置を作動させて抑えるに止まるものであった。ところで、運転支援制御や自動運転制御において目標コースに沿って走行するように車両を制御するには、上述のようなヨー変動ではなく、目標コースからの偏走や目標コースに対する自車両の傾き等を検出し、これらを無くすように制御することが重要である。このような目標コースに沿った制御を実行するに際し、操舵制御により車両にヨーモーメントを付加すると、その制御量によっては車両挙動、あるいは、目標コースに対する自車両の傾き等がドライバの意図と異なるものとなり乗員に不自然な感覚を与えてしまう虞がある。
本発明は上記事情に鑑みてなされたもので、運転支援制御や自動運転制御において目標コースに対して精度良く追従し、操舵制御による不要な車両挙動の変化を生じることなく乗員に不自然な感覚を与えることのない安定した車両の走行制御装置を提供することを目的としている。
本発明の車両の走行制御装置の一態様は、自車両の走行環境情報を検出する走行環境情報検出手段と、前記走行環境情報に基づいて自車両が走行する目標コースを設定し、実際の自車進行路と前記目標コースとのズレ量を検出するズレ量検出手段と、前記ズレ量検出手段で検出した自車両の幅方向の前記自車進行路と前記目標コースとのズレ量に基づいて自車両を前記目標コースに復帰させる目標横加速度を算出する目標横加速度算出手段と、前記目標横加速度に基づいて目標舵角を算出する目標舵角算出手段と、前記目標舵角に基づいて操舵制御する操舵制御手段と、前記操舵制御手段による操舵制御で発生するヨー変動を抑止する車両に付加するヨーモーメントを算出する付加ヨーモーメント算出手段と、前記車両に付加するヨーモーメントに基づいて制駆動力配分制御する制駆動力配分制御手段とを備えた。
本発明による車両の走行制御装置によれば、運転支援制御や自動運転制御において目標コースに対して精度良く追従し、操舵制御による不要な車両挙動の変化を生じることなく乗員に不自然な感覚を与えることのない安定した制御が可能となる。
本発明の実施の一形態に係る車両の全体構成図である。 本発明の実施の一形態に係る制御ユニットの機能ブロック説明図である。 本発明の実施の一形態に係る自動運転制御プログラムのフローチャートである。 本発明の実施の一形態に係る自車両の幅方向の自車進行路と目標コースのズレ量に応じて設定される目標加速度の特性の一例を示す説明図である。 本発明の実施の一形態に係る自車進行路と目標コースのヨー方向のズレ量に応じて設定される目標ヨーレートの特性の一例を示す説明図である。 本発明の実施の一形態に係る操舵制御と制駆動力配分制御の動作説明図である。
以下、図面に基づいて本発明の実施の形態を説明する。
図1において、符号1は自車両を示し、符号2は自車両1の駆動系、符号3は自車両1の操舵系を示す。
駆動系2は、エンジン11、クラッチ機構12、第1モータ13、変速機14、減速装置15、駆動輪(左前輪16fl、右前輪16fr)から構成される前輪駆動力伝達経路と、第2モータ17、第3モータ18、減速装置(左減速装置19rl、右減速装置19rr)及び駆動輪(左後輪20rl、右後輪20rr)から構成される後輪駆動力伝達経路とを備える4輪駆動可能な形態になっている。
エンジン11及び第1モータ13の駆動力は、変速機14及び減速装置15を介して駆動輪(左前輪16fl、右前輪16fr)に伝達される。また、第2モータ17の駆動力は、右減速装置19rrを介して右後輪20rrに伝達される。更に、第3モータ18の駆動力は、左減速装置19rlを介して左後輪20rlに伝達される。
第1モータ13は、バッテリ装置21に蓄えられている電力により駆動され、またエンジン11の出力トルクによって回転して発電し、発電した電力をバッテリ装置21に蓄電する。第2モータ17及び第3モータ18は、バッテリ装置21の蓄電電力及び第1モータ13で発電された電力のうちの少なくとも一方の電力により駆動される。
そして、エンジン制御部22は、制御ユニット50から出力されるエンジントルク指令値に基づいてスロットル開度を制御することでエンジン11のトルクを制御する。変速機制御部23は、制御ユニット50から出力される変速指令値に基づいて変速機14の変速比を制御する。バッテリ制御部24は、バッテリ装置21の電圧及び電流を検出してバッテリの充電状態(State of charge:SOC)を演算する。第1モータ制御部25、第2モータ制御部26及び第3モータ制御部27は、制御ユニット50から出力される第1モータトルク指令値、第2モータトルク指令値及び第3モータトルク指令値に基づいて、第1モータ13、第2モータ17及び第3モータ18のトルクをそれぞれ制御する。
一方、自車両1の操舵系3は、ステアリングホイール31から、ステアリングシャフト31aが延出されており、ステアリングシャフト31aの前端は、ユニバーサルジョイント32a及びジョイント軸32bから成るジョイント部32を介してステアリングギヤボックス34から突出されたピニオン軸35と連結されている。
ステアリングギヤボックス34からは、左前輪16flに向けてタイロッド36flが延出される一方、右前輪16frに向けてタイロッド36frが延出されている。タイロッド36fl、36frのタイロッドエンドは、ナックルアーム37fl、37frを介して、それぞれの側の車輪16fl、16frを回転自在に支持するアクスルハウジング38fl、38frと連結されている。
また、自車両1の操舵系3には、周知のラックアシスト型等の電動パワーステアリング機構39が設けられている。この電動パワーステアリング機構39のパワーステアリング用電動モータは、図示しないパワーステアリング用モータ駆動部により駆動され、パワーステアリング用モータ駆動部は、操舵制御部40からの信号に基づいて制御される。
制御ユニット50には、カメラ装置(ステレオカメラ、単眼カメラ、カラーカメラ等)、レーダ装置(レーザレーダ、ミリ波レーダ等)、ソナー等で構成され、自車両の走行する走行環境情報を検出し、走行環境を認識する走行環境情報検出手段としての走行環境認識装置41、自車位置情報(緯度・経度、移動方向等)を検出して地図情報上に自車両位置の表示、及び、目的地までの経路誘導を行うナビゲーションシステム42、車速Vを検出する車速センサ43、その他センサ、スイッチ44が接続されている。
そして、制御ユニット50は、上述の各センサ、スイッチ41〜44からの各入力信号に基づき、障害物等との衝突防止制御、定速走行制御、追従走行制御を協調して自動運転制御が可能となっている。自動運転制御では、目標コース(例えば、車線中央)を設定し、設定した目標コースと自車進行路の車幅方向のズレ量ΔY、自車進行路と目標コースのヨー方向のズレ量(交差角)θy等を検出する。検出した自車両の幅方向の自車進行路と目標コースとのズレ量ΔYに基づいて自車両を目標コースに復帰させる目標横加速度Δddyを算出し、検出した自車進行路と目標コースのヨー方向のズレ量θyに基づいて自車両を目標コースに沿って走行させる目標ヨーレートΔγを算出する。目標横加速度Δddyに基づいて目標舵角ΔAsteerを算出して該目標舵角ΔAsteerに基づいて操舵制御する。また、目標ヨーレートΔγと実行される操舵制御とに基づいて目標コースに沿わせ、かつ、操舵制御で発生するヨー変動を抑止する車両に付加するヨーモーメントΔMzを算出し、該車両に付加するヨーモーメントΔMzに基づいて制駆動力配分を制御する。
このため、制御ユニット50は、図2に示すように、走行路情報取得部50a、目標横加速度設定部50b、目標ヨーレート設定部50c、目標舵角算出部50d、制駆動トルク算出部50eから主要に構成されている。
走行路情報取得部50aは、走行環境認識装置41とナビゲーションシステム42からの情報が入力され、自車両が走行する車線を認識して、本実施の形態では、走行車線の中央を目標コースとして設定する。そして、この設定した目標コースと自車進行路とを比較して、目標コースと自車進行路の車幅方向のズレ量ΔY、自車進行路と目標コースのヨー方向のズレ量θyを検出し、車幅方向のズレ量ΔYは、目標横加速度設定部50bに出力し、ヨー方向のズレ量θyは、目標ヨーレート設定部50cに出力する。このように走行路情報取得部50aは、ズレ量検出手段として設けられている。
目標横加速度設定部50bは、走行路情報取得部50aから車幅方向のズレ量ΔYが入力される。そして、車幅方向のズレ量の絶対値|ΔY|が予め設定しておいた閾値Dy以上の場合に、例えば、予め実験、計算等により設定しておいた図4に示すようなマップを参照して、あるいは、計算式により、自車両を目標コースに復帰させる目標横加速度Δddyを設定し、目標舵角算出部50dに出力する。尚、閾値Dyは、制御が必要な値となっているか否かを判断するために予め実験、計算等により設定される閾値である。このように、目標横加速度設定部50bは、目標横加速度算出手段として設けられている。
目標ヨーレート設定部50cは、走行路情報取得部50aからヨー方向のズレ量θyが入力される。そして、ヨー方向のズレ量の絶対値|θy|が予め設定しておいた閾値Dθy以上の場合に、例えば、予め実験、計算等により設定しておいた図5に示すようなマップを参照して、あるいは、計算式により、自車両を目標コースに沿って走行させる目標ヨーレートΔγを設定し、制駆動トルク算出部50eに出力する。尚、閾値Dθyは、制御が必要な値となっているか否かを判断するために予め実験、計算等により設定される閾値である。このように、目標ヨーレート設定部50cは、目標ヨーレート算出手段として設けられている。
目標舵角算出部50dは、目標横加速度設定部50bから目標横加速度Δddyが入力される。そして、例えば、以下の(1)式により、目標舵角ΔAsteerを算出し、制駆動トルク算出部50e、操舵制御部40に出力する。このように、目標舵角算出部50dは、目標舵角算出手段として設けられている。
ΔAsteer=−m・Δddy・n/(2・Kf) …(1)
ここで、mは車両質量、nはステアリングギヤ比、Kfは前輪の等価コーナリングパワである。
尚、操舵制御部40が、既に、Asteerの操舵制御量で操舵制御を実行している場合には、上述の目標舵角ΔAsteerを加算して補正した制御量(すなわち、Asteer=Asteer+ΔAsteer)で操舵制御が実行される。このように、操舵制御部40は、操舵制御手段として設けられている。
制駆動トルク算出部50eは、車速センサ43から車速Vが入力され、目標ヨーレート設定部50cから目標ヨーレートΔγが入力され、目標舵角算出部50dから目標舵角ΔAsteerが入力される。そして、例えば、以下の(2)式により、目標コースに沿わせ、かつ、操舵制御で発生するヨー変動を抑止する車両に付加するヨーモーメントΔMzを算出する。
ΔMz=(−(V/L)・(ΔAsteer/n)−(1−(m/(2・L))・(Lf・Kf−Lr・Kr)/(Kf・Kr)・V)・Δγ)/((V/(2・L))・(Kf+Kr)/(Kf・Kr))
=−(2・L・Kf・Kr)/(Kf+Kr)・((ΔAsteer/n)+(1+As・V)・(L/V)・Δγ) …(2)
ここで、Lはホイールベース、Lfは重心から前輪軸までの距離、Lrは重心から後輪軸までの距離、Kf,Krは前後輪の等価コーナリングパワ、Asは車両固有のスタビリティファクタである。
そして、制駆動トルク算出部50eは、上述の車両に付加するヨーモーメントΔMz(反時計回りを「+」として)に基づいて、例えば、以下の(3)、(4)式により、第3モータ18に発生させるモータトルクTrlと、第2モータ17に発生させるモータトルクTrrを算出し、モータトルクTrlは制駆動力配分制御手段としての第3モータ制御部27に、モータトルクTrrは制駆動力配分制御手段としての第2モータ制御部26に出力する。
Trl=−(rt/d)・ΔMz …(3)
Trr=+(rt/d)・ΔMz …(4)
ここで、rtはタイヤ半径、dはトレッドである。
このように、制駆動トルク算出部50eは、付加ヨーモーメント算出手段、制駆動力配分制御手段として設けられている。
次に、上述の制御ユニット50で実行される自動運転制御プログラムを、図3のフローチャートで説明する。
まず、ステップ(以下、「S」と略称)101で、走行路情報取得部50aは、走行環境認識装置41とナビゲーションシステム42からの情報が入力され、自車両が走行する車線を認識して目標コース(本実施の形態では、走行車線の中央)を設定する。そして、この設定した目標コースと自車進行路とを比較して、目標コースと自車進行路の車幅方向のズレ量ΔY、自車進行路と目標コースのヨー方向のズレ量θyを検出する。
次に、S102に進み、目標横加速度設定部50bは、車幅方向のズレ量の絶対値|ΔY|が予め設定しておいた閾値Dy以上(|ΔY|≧Dy)か否か判定し、|ΔY|≧Dyの場合は、S103に進み、例えば、予め実験、計算等により設定しておいた図4に示すようなマップを参照して、あるいは、計算式により、自車両を目標コースに復帰させる目標横加速度Δddyを設定してS105に進む。
逆に、|ΔY|<Dyの場合には、目標横加速度は、新たに付加する必要はないと判断できるため、S104に進み、Δddy=0としてS105に進む。
S103、或いは、S104で目標横加速度Δddyを設定してS105に進むと、目標ヨーレート設定部50cは、ヨー方向のズレ量の絶対値|θy|が予め設定しておいた閾値Dθy以上(|θy|≧Dθy)か否か判定し、|θy|≧Dθyの場合は、S106に進み、例えば、予め実験、計算等により設定しておいた図5に示すようなマップを参照して、あるいは、計算式により、自車両を目標コースに沿って走行させる目標ヨーレートΔγを設定してS108に進む。
逆に、|θy|<Dθyの場合には、ヨーレートは、新たに付加する必要はないと判断できるため、S107に進み、Δγ=0としてS108に進む。
S106、或いは、S107で目標ヨーレートΔγを設定してS108に進むと、設定された目標ヨーレートの絶対値|Δγ|は、予め実験、計算等により設定しておいた閾値Dγ以上(|Δγ|≧Dγ)か、または、設定された目標横加速度の絶対値|Δddy|は、予め実験、計算等により設定しておいた閾値Ddy以上(|Δddy|≧Ddy)か判定される。
そして、|Δγ|≧Dγと|Δddy|≧Ddyの少なくとも一方が成立する場合には、S109に進み、目標舵角算出部50dは、例えば、前述の(1)式により、目標舵角ΔAsteerを算出して操舵制御部40に出力する。
その後、S110に進み、制駆動トルク算出部50eは、例えば、前述の(2)式により、目標コースに沿わせ、かつ、操舵制御で発生するヨー変動を抑止する車両に付加するヨーモーメントΔMzを算出する。
次いで、S111に進んで、例えば、前述の(3)、(4)式により、第3モータ18に発生させるモータトルクTrlと、第2モータ17に発生させるモータトルクTrrを算出し、モータトルクTrlは第3モータ制御部27に、モータトルクTrrは第2モータ制御部26に出力する。
一方、前述のS108で、|Δγ|<Dγ、かつ、|Δddy|<Ddyの場合は、車両挙動を修正することなく、そのままプログラムを抜ける。
このように本実施の形態によれば、図6に示すように、目標コースを設定し、設定した目標コースと自車進行路の車幅方向のズレ量ΔY、自車進行路と目標コースのヨー方向のズレ量(交差角)θy等を検出する。検出した自車両の幅方向の自車進行路と目標コースとのズレ量ΔYに基づいて自車両を目標コースに復帰させる目標横加速度Δddyを算出し、検出した自車進行路と目標コースのヨー方向のズレ量θyに基づいて自車両を目標コースに沿って走行させる目標ヨーレートΔγを算出する。目標横加速度Δddyに基づいて目標舵角ΔAsteerを算出して該目標舵角ΔAsteerに基づいて操舵制御する。また、目標ヨーレートΔγと実行される操舵制御とに基づいて目標コースに沿わせ、かつ、操舵制御で発生するヨー変動を抑止する車両に付加するヨーモーメントΔMzを算出し、該車両に付加するヨーモーメントΔMzに基づいて制駆動力配分制御する。このため、運転支援制御や自動運転制御において目標コースに対して精度良く追従し、操舵制御による不要な車両挙動の変化を生じることなく乗員に不自然な感覚を与えることのない安定した車両の走行制御が可能となる。
尚、本実施の形態では、制駆動力制御は、一方の車輪に駆動力を発生させ、他方の車輪に制動力を発生させることで、車両にヨーモーメントを付加するようになっているが、車両にヨーモーメントを付加できれば良いため、例えば、左右輪の制動力差のみ、或いは、駆動力差のみで車両にヨーモーメントを付加するようにしても良い。
1 自車両
2 駆動系
3 操舵系
11 エンジン
12 クラッチ機構
13 第1モータ
14 変速機
15 減速装置
16fl、16fr 駆動輪
17 第2モータ
18 第3モータ
19rl、19rr 減速装置
20rl、20rr 駆動輪
21 バッテリ装置
22 エンジン制御部
23 変速機制御部
24 バッテリ制御部
25 第1モータ制御部
26 第2モータ制御部(制駆動力配分制御手段)
27 第3モータ制御部(制駆動力配分制御手段)
31 ステアリングホイール
31a ステアリングシャフト
32 ジョイント部
34 ステアリングギヤボックス
35 ピニオン軸
38fl、38fr アクスルハウジング
39 電動パワーステアリング機構
40 操舵制御部(操舵制御手段)
41 前方環境認識装置(走行環境情報検出手段)
42 ナビゲーションシステム
43 車速センサ
44 センサ、スイッチ
50 制御ユニット
50a 走行路情報取得部(ズレ量検出手段)
50b 目標横加速度設定部(目標横加速度算出手段)
50c 目標ヨーレート設定部(目標ヨーレート算出手段)
50d 目標舵角算出部(目標舵角算出手段)
50e 制駆動トルク算出部(付加ヨーモーメント算出手段、制駆動力配分制御手段)

Claims (2)

  1. 自車両の走行環境情報を検出する走行環境情報検出手段と、
    前記走行環境情報に基づいて自車両が走行する目標コースを設定し、実際の自車進行路と前記目標コースとのズレ量を検出するズレ量検出手段と、
    前記ズレ量検出手段で検出した自車両の幅方向の前記自車進行路と前記目標コースとのズレ量に基づいて自車両を前記目標コースに復帰させる目標横加速度を算出する目標横加速度算出手段と、
    前記目標横加速度に基づいて目標舵角を算出する目標舵角算出手段と、
    前記目標舵角に基づいて操舵制御する操舵制御手段と、
    前記操舵制御手段による操舵制御で発生するヨー変動を抑止する車両に付加するヨーモーメントを算出する付加ヨーモーメント算出手段と、
    前記車両に付加するヨーモーメントに基づいて制駆動力配分制御する制駆動力配分制御手段と、
    を備えたことを特徴とする車両の走行制御装置。
  2. 前記ズレ量検出手段で検出した前記自車進行路と前記目標コースのヨー方向のズレ量に基づいて自車両を前記目標コースに沿って走行させる目標ヨーレートを算出する目標ヨーレート算出手段を有し、
    前記付加ヨーモーメント算出手段は、前記目標ヨーレートと前記操舵制御手段による操舵制御とに基づいて前記目標コースに沿わせ、かつ、前記操舵制御手段による操舵制御で発生するヨー変動を抑止する車両に付加するヨーモーメントを算出することを特徴とする請求項1記載の車両の走行制御装置。
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