JP2018002059A - 車両用排気管のマウント装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】簡素な構造で車両衝突時の排気管の車体に対する移動を有効に抑制する車両用排気管のマウント装置を提供する。
【解決手段】排気管に固定される排気管側ハンガ20と、ハンガゴム21とを介して排気管13を、車体10側に配置される車体側ハンガ22に支持する。クロスメンバ12A,12Bは二股に分岐され、且つ外側端がサイドメンバ11に固定される二股部19をクロスメンバ12A,12Bの車両幅方向端部に有し、排気管側ハンガ20を二股部19に囲まれた空間23内に配置する。
【選択図】図2

Description

本発明は、自動車等の四輪車両においてエンジンから排出される排出ガスをマフラへと導く排気管のマウント装置に関するものである。
この種の車両において、車両衝突時にマフラの動きを抑える工夫がなされている。前面衝突では車体が前方へ移動して潰れ、排気管は車体に対して相対的に後方へ移動し、また後面衝突では排気管は後から押されて前方へ移動し、更に側面衝突では押された方向へ排気管が移動する。このように排気管が移動した場合に周辺部品、例えば燃料タンク等に当たらないようにすることは安全性向上のために極めて重要である。
従来でも排気管に付けた部品を車体側に当てて動きを抑えるものがある。例えば特許文献1に開示されるエンジンの排気管支持構造では、車体フレームに対してハンガ部材が弾性部材を介して取り付けられ、該ハンガ部材に車体前後方向に延びる排気管が固定され、該排気管がハンガ部材よりも車体前方に湾曲部を有しており、車体フレームに、衝突時におけるハンガ部材の移動領域において湾曲部の湾曲内方側に規制部材が固定されている。
実開昭64−22627号公報
特許文献1に係る排気管支持構造では、ハンガ部材の移動を規制するための規制部材を車体フレームに固定するという複雑な構造をしている。
本発明はかかる実情に鑑み、簡素な構造で車両衝突時の排気管の車体に対する移動を有効に抑制する車両用排気管のマウント装置を提供することを目的とする。
本発明の車両用排気管のマウント装置は、車両前後方向に延びる一対のサイドメンバを有する車体と、車両幅方向に延び、前記サイドメンバ間を連絡するクロスメンバと、前記クロスメンバと交差しつつ車両前後方向に延びる排気管と、を有し、前記排気管に固定される排気管側ハンガと、ハンガゴムとを介して前記排気管を、前記車体側に配置される車体側ハンガに支持した車両用排気管のマウント装置において、前記クロスメンバは二股に分岐され、且つ外側端が前記サイドメンバに固定される二股部を該クロスメンバの車両幅方向端部に有し、前記排気管側ハンガを前記二股部に囲まれた空間内に配置したことを特徴とする。
本発明によれば、簡素な構造により車両衝突時における排気管の車体に対する大幅な移動を規制することができる。
本発明の適用例としての車両の車体フレームまわりを示す平面図である。 本発明に係る排気管を支持するマウント装置まわりの平面図である。 図2のI−I線に沿う断面図である。 図2のII−II線に沿う断面図である。 本発明に係るマウント装置の変形例を示す平面図である。
以下、図面に基づき、本発明による車両用排気管のマウント装置における好適な実施の形態を説明する。
本発明の一実施の形態に係る車両用排気管のマウント装置は、車両前後方向に延びる一対のサイドメンバを有する車体と、車両幅方向に延び、前記サイドメンバ間を連絡するクロスメンバと、前記クロスメンバと交差しつつ車両前後方向に延びる排気管と、を有し、前記排気管に固定される排気管側ハンガと、ハンガゴムとを介して前記排気管を、前記車体側に配置される車体側ハンガに支持した車両用排気管のマウント装置において、前記クロスメンバは二股に分岐され、且つ外側端が前記サイドメンバに固定される二股部を該クロスメンバの車両幅方向端部に有し、前記排気管側ハンガを前記二股部に囲まれた空間内に配置する。
本発明に係る車両用排気管のマウント装置において、車両が前面衝突、後面衝突又は側面衝突した際に、二股部に囲まれた空間内に配置された排気管側ハンガが、クロスメンバにより構成される二股部の内縁に接触する。排気管側ハンガが二股部に接触することで、排気管側ハンガを取り付けた排気管の移動が規制される。
図1は、本発明の適用例としての車両の特に車体フレームまわりを示す平面図である。先ず、図1を用いて、本実施例に係る車両の概略構成について説明する。なお、図1を含め、以下の説明で用いる図においては運転席から見る方向を車両の前方とし、その逆方向を後方とする。また、右側を右方、左側を左方とし、これらの方向をそれぞれ必要に応じて適宜、矢印により示す。
車両1として例えば乗用車等の車両であってよく、車両1の車体10の骨格構造として、左右一対のサイドメンバ11が左右方向で互いに所定間隔をあけて前後方向に延設される。これらのサイドメンバ11は、複数のクロスメンバ12−1、12−2,12−3,12−4により相互に結合される。車体10の前部にはサイドメンバ11あるいはクロスメンバ12−1の適所に対して直接又は間接的に、複数のエンジンマウントを介してエンジン2が搭載されると共に、懸架装置(サスペンション)を介して左右一対の前輪3が懸架される。また、車体10の後部にはサイドメンバ11あるいはクロスメンバ12−3の適所に対して直接又は間接的に、燃料タンク4が搭載されると共に、懸架装置を介して左右一対の後輪5が懸架される。
エンジン2は、本実施例において例えば多気筒DOHCガソリンエンジン等であってよい。この場合、エンジン2の複数気筒が車両前後方向に沿って列設され、あるいは左右方向に沿って列設される場合であってもよい。エンジン2は、詳細図示を省略するが、複数のエンジンマウントを介して車体10に懸架されることで、車体10に一体的に結合支持され、車両1のエンジンルームに搭載される。
エンジン2のシリンダ内での燃焼後の排気ガスをエンジン2から排出する排気系において、エンジン2に接続されて、該エンジン2から排出される排出ガスを車両後方側に排出させる排出管13を有する。排気管13は、エンジン2の各気筒から排出された排気ガスを集合させるエキゾーストマニホールド6に接続されると共に車両後方へと延設され、車体10の略後端部に配設されたマフラ14に接続される。この例では排出管13は車体10の車両幅方向で左方側へ適度に偏倚して配置され、エキゾーストマニホールド6とマフラ14の間に触媒コンバータ15及びプリマフラ16が装着される。
車両1は、排気管13を車体10に支持するためのマウント装置17を有する。ここで、車両前後方向で中央部前寄りに位置するクロスメンバ12−2は、フロントクロスメンバ部材12A及びリヤクロスメンバ部材12Bを有し、これらのフロントクロスメンバ部材12A及びリヤクロスメンバ部材12Bにおいてマウント装置17が配置構成される。フロントクロスメンバ部材12A及びリヤクロスメンバ部材12Bはそれらを相互に連結するブラケット18に結合し、即ちフロントクロスメンバ部材12A及びリヤクロスメンバ部材12Bがそれぞれブラケット18の左側縁部に結合し、クロスメンバ12−2の端部は、例えばV字状を呈して二股に分岐される。フロントクロスメンバ部材12A及びリヤクロスメンバ部材12Bのそれぞれ車両幅方向左側の外側端がサイドメンバ11(左側)に固定されることで、クロスメンバ12−2の車両方向左側に二股部19が構成される。ブラケット18は、フロントクロスメンバ部材12A及びリヤクロスメンバ部材12Bが結合してなるV字の底部、即ち二股部19の股部に位置する。フロントクロスメンバ部材12A及びリヤクロスメンバ部材12BはV字状を呈して配置されることで、車両幅方向に対して傾斜角度を持つが、排気管13は、平面視でフロントクロスメンバ部材12A及びリヤクロスメンバ部材12Bと交差しつつ、それらの下側を通って車両前後方向に延びる。
なお、本実施例においてブラケット18に対してフロントクロスメンバ部材12A及びリヤクロスメンバ部材12Bと車両幅方向反対側、即ち右側にそれらと同様に構成されるフロントクロスメンバ部材12′A及びリヤクロスメンバ部材12′Bが配置される。フロントクロスメンバ部材12′A及びリヤクロスメンバ部材12′Bは、ブラケット18の中心を通る車両前後方向の軸線中心線に対してフロントクロスメンバ部材12A及びリヤクロスメンバ部材12Bと略対称に配置され、それぞれ車両幅方向右側の外側端がサイドメンバ11(右側)に固定される。図1の図示例のように、クロスメンバ12−2は、左側のフロントクロスメンバ部材12A及びリヤクロスメンバ部材12Bと右側のフロントクロスメンバ部材12′A及びリヤクロスメンバ部材12′Bとにより例えばX字状を呈するように配置構成されるが、これに限らず、後述のようにY字状等の配置形態も可能である。
図2〜図4は、マウント装置17まわりの具体的構成例を示している。図2は排気管13を支持するマウント装置17まわりの平面図、図3は図2のI−I線に沿う断面図、図4は図2のII−II線に沿う断面図である。マウント装置17は後述のように排気管13に固定される排気管側ハンガ20と、ハンガゴム21とを介して排気管13を、車体10側に配置される車体側ハンガ22に支持するように構成され、排気管側ハンガ20が二股部19に囲まれた空間23内に配置される。
ここで先ず、フロントクロスメンバ部材12A及びリヤクロスメンバ部材12Bにより構成される二股部19は図2に示されるように、その外縁における車両前後方向の幅もしくは長さが、ブラケット18側から車両幅方向外側のサイドメンバ11(左側)に向かって拡がるように形成される。なお、二股部19の外縁における車両前後方向の幅とは、フロントクロスメンバ部材12Aの前縁部とリヤクロスメンバ部材12Bの後縁部との車両前後方向の幅を意味する。また、二股部19は空間23内部における車両前後方向の幅が、車両幅方向中心側に向かって縮小するように形成される。なお、二股部19の空間23内部における車両前後方向の幅とは、フロントクロスメンバ部材12Aの後縁部とリヤクロスメンバ部材12Bの前縁部との車両前後方向の幅を意味する。この実施例のように二股部19はフロントクロスメンバ部材12A及びリヤクロスメンバ部材12Bにより、サイドメンバ11を底辺とする概略三角形を呈して配置構成される。
また、サイドメンバ11(左側)は図3に示されるように、縦壁部11aを有する矩形断面(図3では、その矩形の左側辺部の図示を省略する)に形成され、二股部19はその外端部が縦壁部11aに連結される。なお、フロントクロスメンバ部材12A及びリヤクロスメンバ部材12Bの外端部はそれぞれ、図2のようにブラケットもしくはアダプタ24を介してサイドメンバ11の縦壁部11aに溶接等により固定することができる。
マウント装置17の具体的構成において、排気管側ハンガ20は図3及び図4に示されるように基端部20aが排気管13に固定される。排気管13は図2のようにフロントクロスメンバ部材12A及びリヤクロスメンバ部材12Bと交差するように配置され、図3に示されるように典型的には丸パイプ材または、中実の鋼棒材でなる。なお、排気管側ハンガ20の断面形状は図3等の図示例のように円形に限らず、その他の形状も可能である。排気管側ハンガ20の基端部20aは排気管13の下側外周部に沿うように湾曲形成され、溶接等により排気管13に固定される。排気管側ハンガ20は図3のように車両前後方向視で例えば概して逆L字状(上下逆のL字)等に成形され、そのL字の底辺に対応する先端部20bがハンガゴム21と係合する。
ハンガゴム21は図2及び図3に示されるように例えば概して短い円柱状のゴム材でなり、排気管側ハンガ20の先端部20b及び車体側ハンガ22の先端部22bが挿入される上下一対の係合孔25,26(図4参照)を有する。また、ハンガゴム21には図4のように例えば概略H字状に成形されたスリットもしくは切欠き溝27を有する。ハンガゴム21は上下方向等に適度に伸縮可能であるが、スリット27のH字の中辺部で突当て状態となり、過度な収縮変形を規制し得るようになっている。
車体側ハンガ22は中実の鋼棒材でなり、その基端部22aが、車体10を構成するフロントクロスメンバ部材12Aの上側外周部に沿うように湾曲形成され、溶接等によりフロントクロスメンバ部材12Aに固定される。車体側ハンガ22は図2のように平面視で例えば概して変形L字状等に成形され、そのL字の底辺に対応する先端部22bがハンガゴム21と係合する。車体側ハンガ22の先端部22bは、ハンガゴム21の上側の係合孔26に挿入される。排気管側ハンガ20の先端部20b及び車体側ハンガ22の先端部22bにはそれぞれ、係合孔25,26に対する抜止め用にバルジ加工等を施すことが好適である。
図3を参照して、ハンガゴム21の下側の係合孔25に挿入される排気管側ハンガ20の先端部20bにより、排気管13に対する懸架点が設定される。この懸架点は、フロントクロスメンバ部材12Aの最下点Pよりも高い高さ位置Hにあり、典型的にはフロントクロスメンバ部材12Aの最下点Pと最上点P′(高さ位置H′)の中間に位置し、先端部20bは車両前後方向視でフロントクロスメンバ部材12Aと上下方向でオーバラップして配置される。なお、排気管側ハンガ20の先端部20b及びこれが挿入されるハンガゴム21の高さとして、これらの上方に配設される周辺部品等との関係でスペース的に許容されれば、懸架点をフロントクロスメンバ部材12Aの最上点P′よりも高く設定することも可能である。
また、排気管側ハンガ20の先端部20bにより設定される排気管13に対する懸架点とリヤクロスメンバ部材12Bとの高さの関係は、フロントクロスメンバ部材12Aの場合と実質的に同様に設定される。即ち、排気管側ハンガ20の懸架点は、リヤクロスメンバ部材12Bの最下点(図3のフロントクロスメンバ部材12Aの場合を参照)よりも高い高さ位置にあり、リヤクロスメンバ部材12Bと上下方向でオーバラップする。
二股部19は上記のように、排気管側ハンガ20の前方に配置されるフロントクロスメンバ部材12Aと排気管側ハンガ20の後方に配置されるリヤクロスメンバ部材12Bとを含んで構成される。この場合、フロントクロスメンバ部材12A及びリヤクロスメンバ部材12Bは典型的には丸パイプ材でなり、図4に示されるように車両前後方向に延びる平面にて切断した断面が閉断面である。
上述のようにその前部でエキゾーストマニホールド6に接続されると共にその後部でマフラ14に接続される排気管13は、その途中においてマウント装置17により支持される。この場合、マウント装置17の排気管側ハンガ20及び車体側ハンガ22がハンガゴム21を介して連絡され、即ち弾性体であるハンガゴム21を介して、エンジン2や車体10の振動等を有効に減衰しつつ、排気管13を支持することができる。
特に本発明において、フロントクロスメンバ部材12A及びリヤクロスメンバ部材12Bは二股に分岐され、且つ外側端がサイドメンバ11に固定される二股部19を有し、排気管側ハンガ20が二股部19に囲まれた空間23内に配置される。
この構成によれば車両1が前面衝突した場合、排気管13が車体10に対して相対的に後方へ移動する。なお、排気管側ハンガ20の排気管13に対する懸架点は、フロントクロスメンバ部材12A及びリヤクロスメンバ部材12Bにより構成される二股部19とオーバラップして、空間23内に設定される。これにより排気管側ハンガ20が二股部19内縁の後側部19b(リヤクロスメンバ部材12Bの前縁部)に接触し、排気管13の車体10の後方への大幅な移動を規制することができる。
また、車両1が後面衝突した場合、排気管13が車体10に対して相対的に前方へ移動する際、排気管側ハンガ20が二股部19内縁の前側部19a(フロントクロスメンバ部材12Aの後縁部)に接触し、排気管13の車体前方への大幅な移動を規制することができる。
更に、車両1が側面衝突した場合、排気管13が車体10に対して相対的に車両幅方向内側へ移動する際、排気管側ハンガ20が二股部19の内縁の股部、即ちブラケット18に接触し、排気管13の車両幅方向内側への大幅な移動を規制することができる。
このように排気管側ハンガ20が二股部19の空間23内に配置されることで、前面衝突、後面衝突及び側面衝突の際に、排気管13の車体に対する移動を有効に規制することができる。この場合、マウント装置17は簡素な構成であり、製造及び組付けを簡単を行え、コスト的にも有利である。
また、二股部19はその外縁における車両前後方向の幅が、車両幅方向外側に向かって拡がるように形成されると共に、空間23内部における車両前後方向の幅が、車両幅方向中心側に向かって縮小するように形成される。
この構成によれば、二股部19の剛性を向上させ、排気管側ハンガ20と接触した時に二股部19を変形し難い構造にできる。このため車両衝突時に車体10に対する排気管13の大幅な移動を規制することができる。
更に、サイドメンバは縦壁部11aを有する矩形断面に形成され、二股部19はその外端部が縦壁部11aに連結される。
この構成によれば、二股部19を車両前後方向の荷重に対して変形し難い構造にでき、排気管側ハンガ20と接触した際に二股部19を車両前後方向の荷重に対して変形し難い構造にできる。このため車両衝突時に車体10に対する排気管13の大幅な移動を規制することができる。
また、排気管側ハンガ20の前方に配置されるフロントクロスメンバ部材12Aと、排気管側ハンガ20の後方に配置されるリヤクロスメンバ部材12Bは、車両前後方向に延びる平面にて切断した断面が閉断面である。
この構成によれば、二股部19を車両前後方向の荷重に対して変形し難い構造にでき、車両衝突時に車体10に対する排気管13の大幅な移動を規制することができる。
ここで、図5の図示例のように、左側のフロントクロスメンバ部材12A及びリヤクロスメンバ部材12Bと右側のクロスメンバ部材12Cとにより例えばY字状等を呈して配置する態様も可能である。フロントクロスメンバ部材12A及びリヤクロスメンバ部材12Bにより二股部19が構成されるが、ブラケット18に対して二股部19と車両幅方向反対側にクロスメンバ部材12Cが配置される。
前面衝突、後面衝突及び側面衝突いずれの場合でも上記同様に排気管13の車体10に対する大幅な相対移動を規制することができる。この例では特に、クロスメンバ部材12Cによる構成の簡素化により軽量化を図ることが可能となる。
以上、本発明を種々の実施形態と共に説明したが、本発明はこれらの実施形態にのみ限定されるものではなく、本発明の範囲内で変更等が可能である。
排気管側ハンガ20及び車体側ハンガ22の形状等は図示例の場合に限定されず、車体10との関係で適宜変更可能である。
また、フロントクロスメンバ部材12A及びリヤクロスメンバ部材12Bは板金成形によるプレス品であってもよく、例えばハット型あるいは「コ」の字等の開断面形状を持つことも可能である。
更に、二股部19を構成するフロントクロスメンバ部材12A及びリヤクロスメンバ部材12BはV字状の他に例えばU字状等を呈して配置され、そのU字の底部にブラケット18が配置されるようにしてもよい。
1 車両、2 エンジン、3 前輪、4 燃料タンク、5 後輪、6 エキゾーストマニホールド、10 車体、11 サイドメンバ、12−2 クロスメンバ、13 排出管、14 マフラ、15 触媒コンバータ、16 プリマフラ、17 マウント装置、18 ブラケット、19 二股部、20 排気管側ハンガ、21 ハンガゴム、22 車体側ハンガ、23 空間。

Claims (4)

  1. 車両前後方向に延びる一対のサイドメンバを有する車体と、
    車両幅方向に延び、前記サイドメンバ間を連絡するクロスメンバと、
    前記クロスメンバと交差しつつ車両前後方向に延びる排気管と、を有し、
    前記排気管に固定される排気管側ハンガと、ハンガゴムとを介して前記排気管を、前記車体側に配置される車体側ハンガに支持した車両用排気管のマウント装置において、
    前記クロスメンバは二股に分岐され、且つ外側端が前記サイドメンバに固定される二股部を該クロスメンバの車両幅方向端部に有し、
    前記排気管側ハンガを前記二股部に囲まれた空間内に配置したことを特徴とする車両用排気管のマウント装置。
  2. 前記二股部はその外縁における車両前後方向の幅が、車両幅方向外側に向かって拡がるように形成され、且つ前記空間内部における車両前後方向の幅が、車両幅方向中心側に向かって縮小するように形成されていることを特徴とする請求項1に記載の車両用排気管のマウント装置。
  3. 前記サイドメンバは縦壁部を有する矩形断面に形成され、前記二股部はその外端部が前記縦壁部に連結されていることを特徴とする請求項1に記載の車両用排気管のマウント装置。
  4. 前記二股部は、前記排気管側ハンガの前方に配置される前側メンバ部材と前記排気管側ハンガの後方に配置される後側メンバ部材と、を含み、
    前記前側メンバ部材及び前記後側メンバ部材は車両前後方向に延びる平面にて切断した断面が閉断面であることを特徴とする請求項1に記載の車両用排気管のマウント装置。
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