JP2013166420A - 車体前部構造部材 - Google Patents

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Abstract

【課題】車両の衝突時の衝突エネルギを吸収する特性を実現しながら、簡便な構成で車体の前部に補機部品を取り付けることができる構造ユニットしての車体前部構造部材を提供する。
【解決手段】第1の板厚を有した左部材20と、第2の板厚を有した右部材30と、第3の板厚を有した横部材10と、を備えると共に、左部材20の前端と横部材10の左端とが、第1の溶接線L1を規定して溶接され、右部材30の前端と横部材10の右端とが、第2の溶接線L2を規定して溶接され、第1の板厚及び第2の板厚が、第3の板厚よりも薄く、横部材10には、補機部品RCを支持する支持ブラケット12a、12bが取り付けられ、第1の溶接線及L1び第2の溶接線L2が、各々、支持ブラケット12a、12bが横部材10に取り付けられる横部材10における取り付け位置に被らないように、支持ブラケット12a、12bの取り付け位置に対して車体の外方に位置される。
【選択図】図1

Description

本発明は、車体前部構造部材に関し、特に、自動車等の車両の車体の前部に補機部品を配設して支持し得る車体前部構造部材に関するものである。
近年、自動車等の車両におけるシャーシー部品には、種々のマウントやブッシュといった防振部品が使用されているが、かかる防振部品はゴム製であり、金属製で円筒状のカラーにゴム部が接着されたり、更にはビームやアームといった強度部材に設けられたカラーに挿入される構成を採ることが一般的である。
かかるカラーは、防振部品における接着性や強度部材への組付け性を高く維持することが必要であるが、一種の強度部品であるから、カラー自体の強度をも高く維持することも要求される。
かかる状況下で、特許文献1は、車体フレーム構造に関し、車体幅方向両側に設けた一対のフロントサイドフレーム12の先端に前面衝突時に蛇腹状に圧潰変形する一対の圧潰部12bを各々設け、圧潰部12bに連続する後部に断面強度の高いメインフレーム部12aを設け、両部材12b、12aを差厚材で構成すると共に、両部材12b、12aの接合面12cを車体幅方向内側から外側へ向けて斜め後方へ後退するテーパ状に形成した構成を有する。かかる構成により、前面衝突時の衝撃荷重Fは、先ず接合面12cの内側に到達するため、入力荷重がアンバランスとなり、メインフレーム部12aに曲げモーメントが発生し、そのときの屈曲変形により衝撃エネルギが吸収されるものである。なお、一対の圧潰部12b間は、クロス部材13により接続されている。
特開2007−112212号公報
しかしながら、本発明者の検討によれば、特許文献1においては、車両の衝突時の衝突エネルギを吸収する車体フレーム構造が実現されるものであるが、一対の圧潰部12b間は、別部材であるクロス部材13により別途接続される必要があるため、車体の前部構造としては煩雑なものとなり、構成の簡素化や車体への組付け性の向上という点に関し改善の余地がある。
更に、本発明者の検討によれば、特許文献1の車体フレーム構造においては、補機部品を取り付ける具体的構成が教示されておらず、車両の衝突時の衝突エネルギを吸収する特性を維持したままで、簡便な構成で車体の前部に補機部品を取り付ける点に関し改善の余地がある。
本発明は、以上の検討を経てなされたもので、車両の衝突時の衝突エネルギを吸収する特性を実現しながら、簡便な構成で車体の前部に補機部品を取り付けることができる構造ユニットしての車体前部構造部材を提供することを目的とする。
以上の目的を達成すべく、本発明の第1の局面における車体前部構造部材は、第1の板
厚を有して、車体の左側で前後方向に延在する管状で金属製の左部材と、第2の板厚を有して、前記車体の右側で前記前後方向に延在する管状で金属製の右部材と、第3の板厚を有して、前記左部材と前記右部材との間を接続し、前記車体の横方向に延在する管状で金属製の横部材と、を備えた車体前部構造部材であって、前記左部材の後端は、前記車体の左骨格部材に接続されるべき部分であり、前記右部材の後端は、前記車体の右骨格部材に接続されるべき部分であり、前記左部材の前端と前記横部材の左端とは、第1の溶接線を規定して溶接され、前記右部材の前端と前記横部材の右端とは、第2の溶接線を規定して溶接され、前記第1の板厚及び前記第2の板厚は、前記第3の板厚よりも薄く、前記左部材の強度及び前記右部材の強度は、前記横部材の強度よりも各々低く設定されており、前記横部材には、補機部品を支持する支持ブラケットが取り付けられ、前記第1の溶接線及び前記第2の溶接線は、各々、前記支持ブラケットが前記横部材に取り付けられる前記横部材における取り付け位置に被らないように、前記支持ブラケットの前記取り付け位置に対して前記車体の外方に位置された車体前部構造部材である。
また、本発明は、かかる第1の局面に加え、前記左部材は、更に、前記第1の溶接線で前記横部材の前記左端に溶接されると共に、前記車体の左前内方側から前記車体の左後ろ外方側に向けて斜め後方へ斜行して延在する斜部を有し、前記右部材は、更に、前記第2の溶接線で前記横部材の前記右端に溶接されると共に、前記車体の右前内方側から前記車体の右後ろ外方側に向けて斜め後方へ斜行して延在する斜部を有することを第2の局面とする。
また、本発明は、かかる第1又は第2の局面に加え、横部材は、更に、前記第1の溶接線で前記左部材の前記前端に溶接されると共に、前記横部材の左端で前記車体の左前内方側から前記車体の左後ろ外方側に向けて斜め後方へ斜行して延在する斜部、及び前記第2の溶接線で前記右部材の前記前端に溶接されると共に、前記横部材の右端で前記車体の右前内方側から前記車体の右後ろ外方側に向けて斜め後方へ斜行して延在する斜部を有することを第3の局面とする。
また、本発明は、かかる第1から3のいずれかの局面に加え、前記第1の溶接線は、前記左部材の前記前端と前記横部材の前記左端とが、レーザ溶接されることにより規定され、前記第2の溶接線は、前記右部材の前記前端と前記横部材の前記右端とが、レーザ溶接されることにより規定されることを第4の局面とする。
また、本発明は、かかる第1から第4のいずれかの局面に加え、前記支持ブラケットは、前記横部材の左端側に設けられた第1のブラケットと、前記横部材の右端側に設けられた第2のブラケットと、を含み、前記第1の溶接線は、前記第1のブラケットが前記横部材の前記左端側に取り付けられる前記横部材における取り付け位置に被らないように、前記第1のブラケットの前記取り付け位置に対して前記車体の左方に位置され、前記第2の溶接線は、前記第2のブラケットが前記横部材の前記右端側に取り付けられる前記横部材における取り付け位置に被らないように、前記第2のブラケットの前記取り付け位置に対して前記車体の右方に位置されることを第5の局面とする。
また、本発明は、かかる第1から第5のいずれかの局面に加え、前記左部材及び前記右部材は、各々、皺部を有し、前記皺部の断面積は、前記左部材及び前記右部材における前記皺部が設けられていない部分の断面積より小さく設定されたことを第6の局面とする。
また、本発明は、かかる第1から第6のいずれかの局面に加え、前記補機部品は、前記車体の前方に配設されるラジエータコアであることを第7の局面とする。
本発明の第1の局面における構成によれば、第1の板厚を有して、車体の左側で前後方向に延在する管状で金属製の左部材と、第2の板厚を有して、車体の右側で前後方向に延在する管状で金属製の右部材と、第3の板厚を有して、左部材と右部材との間を接続し、車体の横方向に延在する管状で金属製の横部材と、を備えると共に、左部材の後端が、車体の左骨格部材に接続されるべき部分であり、右部材の後端が、車体の右骨格部材に接続されるべき部分であり、左部材の前端と横部材の左端とが、第1の溶接線を規定して溶接され、右部材の前端と横部材の右端とが、第2の溶接線を規定して溶接され、第1の板厚及び第2の板厚が、第3の板厚よりも薄く、左部材の強度及び右部材の強度が、横部材の強度よりも各々低く設定されており、横部材には、補機部品を支持する支持ブラケットが取り付けられ、第1の溶接線及び第2の溶接線が、各々、支持ブラケットが横部材に取り付けられる横部材における取り付け位置に被らないように、支持ブラケットの取り付け位置に対して車体の外方に位置されるものであるため、車両の衝突時の衝突エネルギを吸収する特性を実現しながら、簡便な構成で車体の前部に補機部品を取り付けることができる構造ユニットしての車体前部構造部材を提供することができる。
また、本発明の第2の局面における構成によれば、左部材が、更に、第1の溶接線で横部材の左端に溶接されると共に、車体の左前内方側から車体の左後ろ外方側に向けて斜め後方へ斜行して延在する斜部を有し、右部材が、更に、第2の溶接線で横部材の右端に溶接されると共に、車体の右前内方側から車体の右後ろ外方側に向けて斜め後方へ斜行して延在する斜部を有するものであるため、車体前部のレイアウト上の要請に最適化を図ることができると共に、車両の衝突時の衝突エネルギを吸収する特性を実現しながら、簡便な構成で車体の前部に補機部品を取り付けることができる構造ユニットしての車体前部構造部材を提供することができる。
また、本発明の第3局面における構成によれば、横部材が、更に、第1の溶接線で左部材の前端に溶接されると共に、横部材の左端で車体の左前内方側から車体の左後ろ外方側に向けて斜め後方へ斜行して延在する斜部、及び第2の溶接線で右部材の前端に溶接されると共に、横部材の右端で車体の右前内方側から車体の右後ろ外方側に向けて斜め後方へ斜行して延在する斜部を有するものであるため、車体前部のレイアウト上の要請に最適化を図ることができると共に、車両の衝突時の衝突エネルギを吸収する特性を実現しながら、補機部品を支持する強度部分を拡張することができる。
また、本発明の第4の局面における構成によれば、第1の溶接線が、左部材の前端と横部材の左端とがレーザ溶接されることにより規定され、第2の溶接線が、右部材の前端と横部材の右端とがレーザ溶接されることにより規定されるものであるため、車体前部構造部材の前成形品を成形する際に最適な差厚材を得た上で、車体前部構造部材の前成形品を確実に成形することができると共に、その後のいわゆるハイドロ加工等の成形加工を経て、設計形状を正確に反映した構造ユニットしての車体前部構造部材を提供することができる。
また、本発明の第5の局面における構成によれば、支持ブラケットが、横部材の左端側に設けられた第1のブラケットと、横部材の右端側に設けられた第2のブラケットと、を含み、第1の溶接線が、第1のブラケットが横部材の左端側に取り付けられる横部材における取り付け位置に被らないように、第1のブラケットの取り付け位置に対して車体の左方に位置され、第2の溶接線が、第2のブラケットが横部材の右端側に取り付けられる横部材における取り付け位置に被らないように、第2のブラケットの取り付け位置に対して車体の右方に位置されるものであるため、支持剛性が高い態様で車体前部に補機部品を取り付けた車体前部構造部材を提供することができる。
また、本発明の第6の局面における構成によれば、左部材及び右部材が、各々、皺部を
有し、皺部の断面積は、左部材及び右部材における皺部が設けられていない部分の断面積より小さく設定されていることにより、皺部の形状や個数を調整することで、車体前部構造部材の変形モードが調整自在となる。
また、本発明の第7の局面における構成によれば、補機部品が、車体の前方に配設される嵩張るラジエータコアであっても、かかるラジエータコアを確実に取り付けた車体前部構造部材を提供することができる。
本発明の実施形態における車体前部構造部材の斜視図である。 本実施形態における車体前部構造部材の上面図である。 本発明の実施形態の変形例における車体前部構造部材の斜視図である。 本発明の実施形態の別の変形例における車体前部構造部材の上面図である。
以下、図面を適宜参照して、本発明の実施形態における車体前部構造部材につき詳細に説明する。なお、図中、x軸、y軸及びz軸は、3軸直交座標系を成す。また、x軸の正方向が車体の前方向であり、y軸の正方向が車体の左方向であり、かつ、z軸の正方向が車体の上方向である。また、x軸及びy軸から成る平面が、車体の水平面である。
図1は、本実施形態における車体前部構造部材の斜視図である。また、図2は、本実施形態における車体前部構造部材の上面図である。
図1及び図2に示すように、車体前部構造部材1は、鉄等の金属製である管状部材であり、横部材10と、横部材10の左右両端で横部材10に対応して接続する左部材20及び右部材30と、を備える。横部材10、左部材20及び右部材30は、典型的には車体の水平面上で延在するものであるが、水平面に対して交差する部分を有していてもよい。
具体的には、横部材10は、車体の左右方向に延在する直状の管状部材である。横部材10の下壁部の左右両端側には、対応してブラケット12a及び12bが、溶接等により固設されている。ブラケット12a及び12bは、典型的には鉄等の金属製の同一部材であり、共に協働して補機部品RCを懸垂して支持している。なお、ブラケット12a及び12bの個数の総計は、単数でも複数でもよい。
なお、横部材10は、典型的には、縦断面で矩形状の管状部材であるが、これに限定されるものではなく、円形状や多角形状のものであってもよい。また、横部材10は、実質的に車体の左右方向に延在しているものと評価できれば、湾曲形状や屈曲形状等を含むものであってもよい。また、ブラケット12a及び12bは、横部材10に対して、ボルト、ナット等の締結部材で締結されて取り付けられていてもよいし、又はインシュレータを介してフローティング支持されていてもよい。また、ブラケット12a及び12bは、互いに異形状を有する異部品であってもよい。また、ブラケット12a及び12bは、各々異なる補機部品RCを懸垂して支持していてもよい。また、ブラケット12a及び12bは、横部材10の下壁部以外の前壁部等に設けられていてもよく、補機部品RCを車体の前部に搭載できるものであれば、懸垂以外の載置等の他の支持態様で支持していてもよい。
また、左部材20は、車体の前後方向に延在する直状の管状部材である後部22と、車体の水平面で斜行して延在する直状の管状部材である斜部24と、を同一部材の形成品として備える。後部22の後端は、車体前部の左骨格部材BLに溶接等により固設されている一方で、後部22の前端は、斜部24の後端に連なっている。また、斜部24の前端は
、横部材10の左端に、溶接線L1で示すような縦断面における全周にわたる溶接により固設されている。ここで、斜部24の前端及び後端は、各々対応して車体内方及び車体外方に位置するから、斜部24の内方前端が横部材10の左端に固設され、斜部24の外方後端が左部材20の後部22の前端に連なっており、かかる態様で、斜部24は、車体の左前内方側から車体の左後ろ外方側に向けて斜め後方へ後退斜行して延在していることになる。
より詳しくは、斜部24の外方後端及び後部22の前端間には、不要な応力等を発生させることがないように車体の水平面において車体の左斜め前外方に凸の所定の曲率を有する湾曲部26が、これらと同一部材の形成品として設けられている。つまり、斜部24の外方後端及び後部22の前端は、湾曲部26を介して互いに連なっている。また、斜部24の内方前端は、応力等を緩和するために車体の水平面において車体の左斜め前外方に凸の所定の曲率を有する湾曲部28を含み、湾曲部28を経て横部材10の左端に溶接により固設されている。また、溶接線L1は、湾曲部28が車体の内方で終端する位置よりも更に車体の内方側であって、横部材10に対するブラケット12aの溶接等の取り付け位置に被らない車体の外方側の位置に設けられている。
なお、左部材20における後部22及び斜部24は、典型的には、縦断面で矩形状の管状部材であるが、これに限定されるものではなく、円形状や多角形状のものであってもよい。また、後部22は、実質的に車体の前後方向に延在しているものと評価できれば、湾曲形状や屈曲形状等を含むものであってもよい。また、斜部24は、実質的に車体の水平面で斜行して延在しているものと評価できれば、湾曲形状や屈曲形状等を含むものであってもよい。また、湾曲部26及び湾曲部28は、それらの曲率が相対的に小さくなって、目視上で屈曲部と評価される形状であってもよい。また、溶接線L1は、湾曲部28が車体の内方で終端する位置に設けられるか、その近傍に設けられていてもよい。また、車体のレイアウト上の事情等で、斜部24を設ける余裕が無い場合には、湾曲部26が、後部22の前端と横部材10の左端との間に配設されることになり、対応して、溶接線L1は、湾曲部26が車体の内方で終端する位置よりも更に車体の内方側であって、横部材10に対するブラケット12aの溶接等の取り付け位置に被らない車体の外方側の位置に設けられることになる。かかる場合、溶接線L1は、湾曲部26が車体の内方で終端する位置に設けられるか、その近傍に設けられていてもよい。
また、右部材30は、典型的には、車体の前後方向に延在する車体中央線Cに関して、左部材20に対し対称な形状を有する。
つまり、右部材30は、車体の前後方向に延在する直状の管状部材である後部32と、車体の水平面で斜行して延在する直状の管状部材である斜部34と、を同一部材の形成品として備える。後部32の後端は、車体前部の右骨格部材BRに溶接等により固設されている一方で、後部32の前端は、斜部34の後端に連なっている。また、斜部34の前端は、横部材10の右端に、溶接線L2で示すような縦断面における全周にわたる溶接により固設されている。ここで、斜部34の前端及び後端は、各々対応して車体内方及び車体外方に位置するから、斜部34の内方前端が横部材10の右端に固設され、斜部34の外方後端が右部材30の後部32の前端に連なっており、かかる態様で、斜部34は、車体の右前内方側から車体の右後ろ外方側に向けて斜め後方へ後退斜行して延在していることになる。
より詳しくは、斜部34の外方後端及び後部32の前端間には、不要な応力等を発生させることがないように車体の水平面において車体の右斜め前外方に凸の所定の曲率を有する湾曲部36が、これらと同一部材の形成品として設けられている。つまり、斜部34の外方後端及び後部32の前端は、湾曲部36を介して互いに連なっている。また、斜部3
4の内方前端は、応力等を緩和するために車体の水平面において車体の右斜め前外方に凸の所定の曲率を有する湾曲部38を含み、湾曲部38を経て横部材10の右端に溶接により固設されている。また、溶接線L2は、湾曲部38が車体の内方で終端する位置よりも更に車体の内方側であって、横部材10に対するブラケット12bの溶接等の取り付け位置に被らない車体の外方側の位置に設けられている。
なお、右部材30における後部32及び斜部34は、典型的には、縦断面で矩形状の管状部材であるが、これに限定されるものではなく、円形状や多角形状のものであってもよい。また、後部32は、実質的に車体の前後方向に延在しているものと評価できれば、湾曲形状や屈曲形状等を含むものであってもよい。また、斜部34は、実質的に車体の水平面で斜行して延在しているものと評価できれば、湾曲形状や屈曲形状等を含むものであってもよい。また、車体のレイアウト上の事情等を考慮する場合には、右部材30は、典型的には、車体の前後方向に延在する車体中央線Cに関して、左部材20に対し非対称な形状を有するものであってもよい。また、湾曲部36及び湾曲部38は、それらの曲率が相対的に小さくなって、目視上で屈曲部と評価される形状であってもよい。また、溶接線L2は、湾曲部38が車体の内方で終端する位置に設けられるか、その近傍に設けられていてもよい。また、車体のレイアウト上の事情等で、斜部34を設ける余裕が無い場合には、湾曲部36が、後部32の前端と横部材10の右端との間に配設されることになり、対応して、溶接線L2は、湾曲部36が車体の内方で終端する位置よりも更に車体の内方側であって、横部材10に対するブラケット12bの溶接等の取り付け位置に被らない車体の外方側の位置に設けられることになる。かかる場合、溶接線L2は、湾曲部36が車体の内方で終端する位置に設けられるか、その近傍に設けられていてもよい。
ここで、車体前部構造部材1は、いわゆる差厚材により構成されている。つまり、車体前部構造部材1においては、左部材20の板厚及び右部材30の板厚が横部材10の板厚よりも薄く、左部材20の板厚及び右部材30の板厚が典型的には互いに等しいものである。横部材10、左部材20及び右部材30の各々の材質は、典型的には鉄材やアルミ材であり、それらは同種材料であっても、異種材料であってもよい。但し、左部材20及び右部材30の双方の強度は、横部材10の強度よりも低く設定されている。また、溶接線L1及びL2で規定される横部材10、左部材20及び右部材30間の溶接には、板状の差厚材を管状に成形した後で、管状の差厚材同士を溶接する必要があるため、レーザ溶接を用いることが好ましい。
以上の構成を有する車体前部構造部材1を製造するには、典型的には以下のような工程を経る。
まず、各々が板状の差厚材である横部材10、左部材20及び右部材30の母材を用意して、各々、所定の形状にブランク加工及びピアス加工をして単品ブランク材を得る。
次に、横部材10となるべきブランク材と左部材20となるべきブランク材との対応する端部同士をつき合わせてレーザ溶接すると共に、横部材10となるべきブランク材と右部材30となるべきブランク材との対応する端部同士をつき合わせてレーザ溶接して、差厚材である一体ブランク材を得る。
次に、一体ブランク材を管状に曲げ加工し、その両端をつき合わせて溶接し、直状管状部材である車体前部構造部材1の前成形品を得る。
次に、車体前部構造部材1の前成形品にいわゆるハイドロ加工等の成形加工を施して、ブラケット12a及び12bを除く車体前部構造部材1の主部材を得る。
そして、最後に、ブラケット12a及び12bを横部材10の所定位置に取り付けて、完成品としての車体前部構造部材1を得ることになる。
以上の構成を有する車体前部構造部材1を車体前部の左右骨格部材BL及びBRに固設し、補機部品RCをブラケット12a及び12bにボルト、ナット等の締結部材で締結した構成において、その車体を有する車両が正面衝突的な衝突荷重を受けた場合には、左部材20及び右部材30の双方の強度が、横部材10の強度よりも低く設定されているため、左部材20において、斜部24が車体の内後方に倒れ込みかつ潰れるモードの変形をし、後部22が車体の後方に向かって潰れるモードの変形をすると共に、右部材30において、斜部34が車体の内後方に倒れ込みかつ潰れるモードの変形をし、後部32が車体の後方に向かって潰れるモードの変形をすることにより、衝突に起因する力学的エネルギを吸収しながら、補機部品RCをブラケット12a及び12bに取り付けた横部材10が車体の後方に設計基準量に基づいて移動することを許容する。
ここで、以上の構成を有する車体前部構造部材1は、車両のラジエータコアを支持するラジエータコアサポートとして、好適に適用することができる。
かかる場合、具体的には、補機部品RCは、車両の水冷内燃機関等の水冷エンジンの冷却水に熱交換を行うラジエータのラジエータコアであり、ラジエータコアは、ブラケット12a及び12bに対してボルト、ナット等の締結部材で締結されて、車体の前部に配設される。ブラケット12a及び12bは、車体前部構造部材1を介して、ラジエータコアを車体に支持するラジエータコアサポートブラケットとして機能する。
なお、補機部品RCは、かかるラジエータコアに限定されるものではなく、車両の正面衝突時等に車体の変形モードを考える上で、実質無視し得ないレベルの大きさや重さを有する補機部品であれば足りる。
また、ブラケット12a及び12bは、横部材10に加えて左部材20及び右部材30に対応して取り付けられていてもよいが、かかる場合には、左部材20及び右部材30に対するブラケット12a及び12bの取付け強度が、横部材10に対するブラケット12a及び12bの取付け強度よりも弱く設定され、車両の正面衝突時等に車体の変形モードを考える上で、左部材20及び右部材30に対するブラケット12a及び12b取付け部の影響が実質無視し得るレベルのものであればよい。
さて、以上の構成を有する車体前部構造部材1には、種々の変形例が考えられる。
図3は、本変形例における車体前部構造部材の斜視図である。
図3に示すように、本変形例の車体前部構造部材100においては、左部材120及び右部材130の構成が、車体前部構造部材1における左部材20及び右部材30と異なっていることだけが相違点であるため、かかる相違点に着目して、同一の構成については同じ符号を付して、その説明は適宜簡略化又は省略する。
具体的には、車体前部構造部材100においては、左部材120の後部122及び斜部124に複数の皺部122a及び124aが対応して設けられる共に、右部材130の後部132及び斜部134に複数の皺部132a及び134aが対応して設けられている。
かかる複数の皺部122a及び124a並びに複数の皺部132a及び134aにおいては、それらの縦断面積が、それら以外の一般部の縦断面積よりも小さく設定されている。つまり、かかる複数の皺部122a及び124a並びに複数の皺部132a及び134
aは、脆弱部として機能する。
以上の構成を有する車体前部構造部材100を製造するには、車体前部構造部材100の前成形品にいわゆるハイドロ加工等の加工を施す際に、複数の皺部122a及び124a並びに複数の皺部132a及び134aを併せて成形すればよい。もちろん、かかる複数の皺部122a及び124a並びに複数の皺部132a及び134aは、それ以前の工程で形成しておいてもよい。
また、以上の構成を有する車体前部構造部材100においては、それを組み込んだ車体を有する車両が正面衝突的な衝突荷重を受けた場合には、複数の皺部122a及び124a並びに複数の皺部132a及び134aの形状や個数を調整することで、左部材120の後部122及び斜部124並びに右部材130の後部132及び斜部134の変形モードが調整自在となる。なお、複数の皺部122a及び124a並びに複数の皺部132a及び134aの各々の個数は、限定的なものではなく、各々1個のみ設けてもよいし、かかる皺部は、左部材120及び右部材130の一方のみに1個又は複数設けてもよい。
図4は、別の変形例における車体前部構造部材の上面図である。
図4に示すように、本変形例の車体前部構造部材200においては、横部材210が、その左右両端で斜部212及び214を有し、対応して左部材220の斜部224及び右部材230の斜部234が短縮されていることが、車体前部構造部材1における横部材10、左部材20及び右部材30との相違点であるため、かかる相違点に着目して、同一の構成については同じ符号を付して、その説明は適宜簡略化又は省略する。
具体的には、車体前部構造部材200においては、横部材210が、その左右両端で湾曲部216及び218を対応して介して斜部212及び214を有するため、左部材220の斜部224の内方前端と横部材10の斜部212の外方後端とが溶接線L1を画成しながら固設される一方で、右部材230の斜部234の内方前端と横部材210の斜部214の外方後端とが溶接線L2を画成しながら固設される。対応して、溶接線L1は、左部材220の斜部224の内方前端と横部材10の斜部212の外方後端との間に位置し、溶接線L2は、右部材230の斜部234の内方前端と横部材210の斜部214の外方後端との間に位置することになる。なお、ブラケット12a及び12bは、横部材210の斜部212及び214に取り付けられていてもよい。また、横部材210の斜部212及び214を更に延長して、斜部212及び214が、左部材220の後部22及び右部材230の後部32に直接接続するようにしてもよく、かかる場合には、左部材220の斜部224及び右部材230の斜部234は省略されることになる。
以上の構成を有する車体前部構造部材200においては、横部材210に斜部212及び214が設けられていることに応じて、補機部品RCを取付け可能な範囲が拡大されている。なお、図3で示した各皺部を、本変形例の車体前部構造部材200に適用できるこというまでもない。
以上、本実施形態の構成によれば、第1の板厚を有して、車体の左側で前後方向に延在する管状で金属製の左部材20、120と、第2の板厚を有して、車体の右側で前後方向に延在する管状で金属製の右部材30、130と、第3の板厚を有して、左部材と右部材との間を接続し、車体の横方向に延在する管状で金属製の横部材10と、を備えると共に、左部材の後端が、車体の左骨格部材BLに接続されるべき部分であり、右部材の後端が、車体の右骨格部材BRに接続されるべき部分であり、左部材の前端と横部材の左端とが、第1の溶接線L1を規定して溶接され、右部材の前端と横部材の右端とが、第2の溶接線L2を規定して溶接され、第1の板厚及び第2の板厚が、第3の板厚よりも薄く、左部
材の強度及び右部材の強度が、横部材の強度よりも各々低く設定されており、横部材には、補機部品RCを支持する支持ブラケット12a、12bが取り付けられ、第1の溶接線及び第2の溶接線が、各々、支持ブラケットが横部材に取り付けられる横部材における取り付け位置に被らないように、支持ブラケットの取り付け位置に対して車体の外方に位置されるものであるため、車両の衝突時の衝突エネルギを吸収する特性を実現しながら、簡便な構成で車体の前部に補機部品を取り付けることができる構造ユニットしての車体前部構造部材1、100を得ることができる。
また、左部材20、120が、更に、第1の溶接線L1で横部材10の左端に溶接されると共に、車体の左前内方側から車体の左後ろ外方側に向けて斜め後方へ斜行して延在する斜部24、124を有し、右部材30が、更に、第2の溶接線L2で横部材の右端に溶接されると共に、車体の右前内方側から車体の右後ろ外方側に向けて斜め後方へ斜行して延在する斜部34、134を有するものであるため、車体前部のレイアウト上の要請に最適化を図ることができると共に、車両の衝突時の衝突エネルギを吸収する特性を実現しながら、簡便な構成で車体の前部に補機部品を取り付けることができる構造ユニットしての車体前部構造部材1、100を得ることができる。
また、横部材210が、更に、第1の溶接線L1で左部材220の前端に溶接されると共に、横部材210の左端で車体の左前内方側から車体の左後ろ外方側に向けて斜め後方へ斜行して延在する斜部212、及び第2の溶接線L2で右部材230の前端に溶接されると共に、横部材210の右端で車体の右前内方側から車体の右後ろ外方側に向けて斜め後方へ斜行して延在する斜部214を有するものであるため、車体前部のレイアウト上の要請に最適化を図ることができると共に、車両の衝突時の衝突エネルギを吸収する特性を実現しながら、補機部品を支持する強度部分を拡張することができる。
また、第1の溶接線L1が、左部材20、120の前端と横部材10の左端とがレーザ溶接されることにより規定され、第2の溶接線L2が、右部材30、130の前端と横部材の右端とがレーザ溶接されることにより規定されるものであるため、車体前部構造部材の前成形品を成形する際に最適な差厚材を得た上で、車体前部構造部材の前成形品を確実に成形することができると共に、その後のいわゆるハイドロ加工等の成形加工を経て、設計形状を正確に反映した構造ユニットしての車体前部構造部材1、100を得ることができる。
また、支持ブラケット12a、12bが、横部材10の左端側に設けられた第1のブラケット12aと、横部材の右端側に設けられた第2のブラケット12bと、を含み、第1の溶接線L1が、第1のブラケットが横部材の左端側に取り付けられる横部材における取り付け位置に被らないように、第1のブラケットの取り付け位置に対して車体の左方に位置され、第2の溶接線L2が、第2のブラケットが横部材の右端側に取り付けられる横部材における取り付け位置に被らないように、第2のブラケットの取り付け位置に対して車体の右方に位置されるものであるため、支持剛性が高い態様で車体前部に補機部品RCを取り付けた車体前部構造部材1、100を得ることができる。
また、左部材120及び右部材130が、各々、皺部122a、124a132a134aを有し、皺部の断面積は、左部材及び右部材における皺部が設けられていない部分の断面積より小さく設定されていることにより、皺部の形状や個数を調整することで、車体前部構造部材100の変形モードが調整自在となる。
また、補機部品RCが、車体の前方に配設される嵩張るラジエータコアであっても、かかるラジエータコアを確実に取り付けた車体前部構造部材1、100を得ることができる。
なお、本発明は、部材の形状、配置、個数等は前述の実施形態に限定されるものではなく、その構成要素を同等の作用効果を奏するものに適宜置換する等、発明の要旨を逸脱しない範囲で適宜変更可能であることはもちろんである。
以上のように、本発明においては、車両の衝突時の衝突エネルギを吸収する特性を実現しながら、簡便な構成で車体の前部に補機部品を取り付けることができる構造ユニットしての車体前部構造部材を提供することができるものであるため、その汎用普遍的な性格から広範に車両等の移動体の車体の前部構成強度部材の分野に適用され得るものと期待される。
1…車体前部構造部材
10…横部材
12a、12b…ブラケット
20…左部材
22…後部
24…斜部
26…湾曲部
28…湾曲部
30…右部材
32…後部
34…斜部
36…湾曲部
38…湾曲部
100…車体前部構造部材
120…左部材
122…後部
122a…皺部
124…斜部
124a…皺部
130…右部材
132…後部
132a…皺部
134…斜部
134a…皺部
200…車体前部構造部材
210…横部材
212、214…斜部
216、218…湾曲部
220…左部材
224…斜部
230…右部材
234…斜部
L1、L2…溶接線
BL…左骨格部材
BR…右骨格部材
C…車体中央線

Claims (7)

  1. 第1の板厚を有して、車体の左側で前後方向に延在する管状で金属製の左部材と、
    第2の板厚を有して、前記車体の右側で前記前後方向に延在する管状で金属製の右部材と、
    第3の板厚を有して、前記左部材と前記右部材との間を接続し、前記車体の横方向に延在する管状で金属製の横部材と、
    を備えた車体前部構造部材であって、
    前記左部材の後端は、前記車体の左骨格部材に接続されるべき部分であり、
    前記右部材の後端は、前記車体の右骨格部材に接続されるべき部分であり、
    前記左部材の前端と前記横部材の左端とは、第1の溶接線を規定して溶接され、
    前記右部材の前端と前記横部材の右端とは、第2の溶接線を規定して溶接され、
    前記第1の板厚及び前記第2の板厚は、前記第3の板厚よりも薄く、前記左部材の強度及び前記右部材の強度は、前記横部材の強度よりも各々低く設定されており、
    前記横部材には、補機部品を支持する支持ブラケットが取り付けられ、
    前記第1の溶接線及び前記第2の溶接線は、各々、前記支持ブラケットが前記横部材に取り付けられる前記横部材における取り付け位置に被らないように、前記支持ブラケットの前記取り付け位置に対して前記車体の外方に位置された車体前部構造部材。
  2. 前記左部材は、更に、前記第1の溶接線で前記横部材の前記左端に溶接されると共に、前記車体の左前内方側から前記車体の左後ろ外方側に向けて斜め後方へ斜行して延在する斜部を有し、
    前記右部材は、更に、前記第2の溶接線で前記横部材の前記右端に溶接されると共に、前記車体の右前内方側から前記車体の右後ろ外方側に向けて斜め後方へ斜行して延在する斜部を有する請求項1に記載の車体前部構造部材。
  3. 横部材は、更に、前記第1の溶接線で前記左部材の前記前端に溶接されると共に、前記横部材の左端で前記車体の左前内方側から前記車体の左後ろ外方側に向けて斜め後方へ斜行して延在する斜部、及び前記第2の溶接線で前記右部材の前記前端に溶接されると共に、前記横部材の右端で前記車体の右前内方側から前記車体の右後ろ外方側に向けて斜め後方へ斜行して延在する斜部を有する請求項1又は2に記載の車体前部構造部材。
  4. 前記第1の溶接線は、前記左部材の前記前端と前記横部材の前記左端とが、レーザ溶接されることにより規定され、
    前記第2の溶接線は、前記右部材の前記前端と前記横部材の前記右端とが、レーザ溶接されることにより規定される請求項1から3のいずれかに記載の車体前部構造部材。
  5. 前記支持ブラケットは、前記横部材の左端側に設けられた第1のブラケットと、前記横部材の右端側に設けられた第2のブラケットと、を含み、
    前記第1の溶接線は、前記第1のブラケットが前記横部材の前記左端側に取り付けられる前記横部材における取り付け位置に被らないように、前記第1のブラケットの前記取り付け位置に対して前記車体の左方に位置され、
    前記第2の溶接線は、前記第2のブラケットが前記横部材の前記右端側に取り付けられる前記横部材における取り付け位置に被らないように、前記第2のブラケットの前記取り付け位置に対して前記車体の右方に位置される請求項1から4のいずれかに記載の車体前部構造部材。
  6. 前記左部材及び前記右部材は、各々、皺部を有し、前記皺部の断面積は、前記左部材及び前記右部材における前記皺部が設けられていない部分の断面積より小さく設定された請求項1から5いずれかに記載の車体前部構造部材。
  7. 前記補機部品は、前記車体の前方に配設されるラジエータコアである請求項1から6のいずれかに記載の車体前部構造部材。
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