JP2017535577A - 粉末化された過酸化ラウロイルを生産する方法 - Google Patents

粉末化された過酸化ラウロイルを生産する方法 Download PDF

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Abstract

本出願は、粉末化された過酸化ラウロイルを生産する方法に関し、水、ラウリン酸塩化物、過酸化水素、無機塩基およびアルカンを含む反応混合物を用いることを特徴とする。

Description

本出願は、粉末化された過酸化ラウロイルを生産する方法に関し、水、ラウリン酸塩化物、過酸化水素、無機塩基およびアルカンを含む反応混合物を用いることを特徴とする。
過酸化ラウロイル(過酸化ジ(ドデカノイル)または過酸化ジラウロイルとしても知られる)は、重合反応に用いられるイニシエーターであり、広範の用途を有する。例えば、水には不溶性であるが油および多くの有機溶媒に可溶性である無色の粗粉末として存在し得る。その融点は、およそ48℃〜54℃の範囲内である。一般に、有機過酸化物は、過酸化物系の酸素−酸素結合の切断によって発熱分解する、熱的に不安定な化合物である。したがって、過酸化ラウロイルは反応性が高い。この化合物の臨界温度(その温度で自己加速分解(SADT)が始まる)は、融点の温度範囲にも存在する。
また、過酸化ラウロイルは、無機塩基の水溶液の存在下で、ラウリン酸塩化物および過酸化水素から生産することもできる。過酸化ラウロイルを処理および処方する合成は、非常に多くの刊行物に記載されている。
DD 38072は、60℃で、一連の撹拌タンク反応器内での、ラウリン酸塩化物および過酸化水素から過酸化ラウロイルの連続的な生産を記載する。処理の目的のために、融解された過酸化ラウロイルは冷水中で流されて、固化された生成物は遠心分離で除去される。
DE 29 28 020 A1による同様の連続的な処理は、0〜20℃での合成において操作する。処理の目的のために、過酸化ラウロイルは、その融点よりも高く加熱されなければならない。融解物は、分離器上で分離することができる。
DE 1 192 181は、40〜65℃の合成温度で操作する、溶媒ヘプタン中での生産の方法を開示する。反応溶液の精製後、過酸化ラウロイルは、溶液を0℃に冷却することにより結晶化しなければならない。
過酸化ラウロイルは、フレーク、ペーストの形態で、または水性懸濁液として市販される。しかしながら、特定の適用のために、過酸化ラウロイルを微粉の形態で提供する必要がある。小さな粒子サイズを有する粉末は、その結果、溶媒、樹脂またはモノマーなどに、特に良好な溶解度を可能にする。従来技術より公知の生産方法に従って得られる過酸化ラウロイルの粗生成物を粉末に処理するために、一般に、粗生成物をすり潰しながら、少なくとも1つのさらなる方法ステップが必要である。場合により、さらなる方法ステップも、このステップに先立つ必要があり、合成された過酸化ラウロイルは最初に融解されて、精製されて、それから再度固化される。しかしながら、上述のように、過酸化ラウロイルをその融点よりも上で加熱することは、特定の安全性リスクを必然的に伴うので、これは、機械設備および方法の実行にさらなる要求をして、それは次に、さらなるコストと関連する。この文脈において、過酸化ラウロイル粗生成物を融解および粉砕するステップを伴うこの種の時代遅れの方法ステップを与えることが望ましい。
したがって、本発明の目的は、過酸化ラウロイルを生産する方法を提供して、それを用いて過酸化ラウロイルが直接、すなわち、粗生成物を融解および粉砕するためのさらなる方法ステップがなく、非常に細かい均質な粉末として得られることであった。さらに、この種の方法は、行なうのが単純であり、かつ安全でなければならない。
本発明の文脈において、生産中に、ラウリン酸塩化物、過酸化水素および無機塩基の混合物にアルカンが添加される場合、このようにして方法を行なうことが可能であることが見いだされた。驚くべきことに、このように得られた過酸化ラウロイル粉末は、非常に高レベルの純度によっても区別される。
本発明によって生産された過酸化ラウロイルの粒子サイズ分布を示す。 従来技術によって生産された過酸化ラウロイルの粒子サイズ分布を示す。
したがって、本発明の一態様は、粉末化された過酸化ラウロイルを生産する方法に関し、水、ラウリン酸塩化物、過酸化水素、無機塩基およびアルカンを含む反応混合物が用いられることを特徴とする。
本発明に係る過酸化ラウロイルの生産は、好ましくは水相中で行なわれる。
当該方法は、好ましくは、およそ5℃〜およそ40℃の範囲内、より好ましくは、およそ10℃〜およそ30℃の範囲内、より好ましくは、およそ15℃〜およそ20℃の範囲内の、所定の温度で行なわれる。
用いられるアルカンは、直鎖、分岐鎖および環状アルカンおよびそれらの混合物からなる群より選択することができる。C5−12−アルカン、例えば、ペンタン、ヘキサン、ヘプタン、オクタン、ノナン、デカン、ウンデカンまたはドデカンおよびそれらの異性体、またはそれらの混合物、例えば、石油エーテルが、この場合において好ましい。より好ましくはヘキサン、特にイソヘキサンが用いられる。
無機塩基は、好ましくは、無機塩基の水溶液として用いられる。アルカリ液、例えば、苛性ソーダアルカリ液または苛性カリ液などを、無機塩基の水溶液として用いることができる。例えば、水酸化ナトリウム、水酸化カリウム、炭酸ナトリウム、炭酸カリウムまたは水酸化カルシウムの水溶液および/またはそれらの混合物を用いることができる。好ましくは、水酸化ナトリウム、水酸化カリウムの水溶液またはそれらの混合物が用いられる。
例えば、1重量%〜50重量%の無機塩基を含む水溶液を、無機塩基または上述のそれらの混合物の水溶液として用いることができる。例えば、10重量%、15重量%、20重量%、25重量%、30重量%、40重量%または50重量%の無機塩基を含む水溶液を用いることができる。好ましくは、25%−苛性ソーダアルカリ液または苛性カリ液、すなわち、25重量%の水酸化ナトリウムまたは水酸化カリウムを含む水溶液が用いられる。
反応混合物のpHは、pH9〜pH14、好ましくは、およそpH11〜およそpH14、より好ましくは、およそpH12〜およそpH14、さらにより好ましくは、およそpH13〜およそpH14の範囲内、最も好ましくは、およそpH14である。
過酸化水素は、好ましくは、水溶液の形態で用いられる。この場合、任意の濃度の溶液を用いることができる。過酸化水素水溶液は、例えば、およそ5重量%、およそ10重量%、およそ20重量%、およそ30重量%、およそ40重量%、およそ50重量%、およそ60重量%、およそ70重量%、またはおよそ80重量%の過酸化水素を含んでよい。
反応混合物における理論的に必要とされる量よりも多いモル過剰の過酸化水素は、およそ30%〜およそ80%、好ましくは、およそ50%〜およそ60%であるべきである。過酸化水素に関する、用語「理論的に必要とされる量」は、反応混合物において、1の過酸化水素の物質量当量を2のラウリン酸塩化物の物質量当量ごとに与えるために用いられるべき、過酸化水素の量を表わす。しかしながら、用いられるラウリン酸塩化物に対する、用いられる過酸化水素の比に関して、過酸化ラウロイルの収率の改善を達成するために、理論的に必要とされる量と比較して上述した過剰で過酸化水素を用いることが有利であることが見いだされた。
反応開始時の反応混合物における過酸化水素濃度は、0.5重量%〜10重量%、好ましくは1重量%〜5重量%、より好ましくは2重量%〜3重量%であってよい。
各場合において、少なくとも1の無機塩基の物質量当量を、反応混合物において、ラウリン酸塩化物の物質量当量あたり用いるべきである。しかしながら、それと比較して特定の過剰の無機塩基を使用することが好ましく、反応混合物において理論的に必要とされる量よりも多いモル過剰は、過酸化水素と同様であることが意図される。
反応混合物におけるラウリン酸塩化物に対するアルカンの質量比は、およそ1:10〜およそ1:1、好ましくは、およそ1:5〜およそ1:1、より好ましくは、およそ1:4.5〜およそ1:2の範囲内であってよく、さらにより好ましくは、前記の比は、およそ1:4である。しかしながら、原理的に、アルカンは、この質量比において過剰に用いてもよい。
反応混合物におけるアルカンに対する水相の質量比は、およそ100:10〜およそ100:1の範囲内、好ましくは100:8〜100:2の範囲内であってよく、より好ましくは、前記の比は、およそ100:4であり、水相は、水、過酸化水素および無機塩基を含む。
反応混合物は、さらなる成分を含んでよい。前記のさらなる成分は、例えば、過酸化水素のための安定剤、界面活性剤、アルコール類、およびそれらの組み合わせからなる群より選択してよい。錯化剤を、過酸化水素のための安定剤として用いてよく、エチレンジアミン四酢酸および/またはそれらの塩が好ましくは用いられる。
本発明に係る方法の実行は、以下の合成メカニズムを可能にさせる。過酸化水素および苛性ソーダアルカリ液は、水相中で反応して過酸化ナトリウムを形成する。添加されるアルカンは、水と混和性でなく、反応混合物内に有機相を提供し、それは、好ましくは、水相が形成するよりも著しく小さな反応混合物の割合を形成する。追加的に添加されるラウリン酸塩化物は、まずは、この有機相中に溶解する。続いて、Schotten−Baumann反応の様式で、水相に対する界面で過酸化ナトリウムと迅速に反応して、過酸化ラウロイルを形成する。本発明によって用いられる合成温度の場合では、前記過酸化ラウロイルは一般に、アルカンに可溶性でなく、結晶化して、水相中に過酸化ラウロイルの懸濁液が得られる結果となる。これまでに知られている合成反応と対照的に、粉末化された過酸化ラウロイルは直接得られて、さらに、本明細書に記載される有利な特質によって区別される。もちろん、本発明に係る方法は、記載される合成メカニズムに制限される必要はない。
本発明に係る方法は、バッチ処理として、または連続的な処理として行なってよく、バッチ処理が好ましい。
本発明に係る方法は、任意の適切な反応器内で行なってよい。好ましくは、本発明に係る方法を行なうために撹拌タンク反応器が用いられる。
本発明に係る方法は、好ましくは、以下のステップ:
i)過酸化水素および無機塩基を含む水溶液を提供するステップ;
ii)アルカンを添加するステップ;
iii)撹拌しながら、温度制御された様式でラウリン酸塩化物を添加するステップ;
iv)温度制御された様式で撹拌を続けるステップ;
v)生じた沈殿物を、好ましくはNutscheフィルターを用いて濾過するステップ;
vi)沈殿物を、好ましくは水を用いて洗浄するステップ;
vii)場合により、沈殿物を乾燥するステップ、を含む。
本発明の意味の中には、温度制御されたステップは、およそ5℃〜およそ40℃未満の範囲内、好ましくは、およそ10℃〜およそ30℃の範囲内、より好ましくは、およそ15℃〜およそ20℃の範囲内の所定の温度が維持される、方法ステップを意味する。
本発明によれば、過酸化水素、無機塩基およびアルカンを含む水溶液は、およそ5℃〜およそ40℃未満の範囲内、好ましくは、およそ10℃〜およそ30℃の範囲内、より好ましくは、およそ15℃〜およそ20℃の範囲内の所定の温度が与えられてよく、および、そこまで冷却されてよい。冷却は、ジャケット冷却またはコイル冷却などを用いて、または、管状の反応器の場合は、熱交換器を用いて生じる。続いて、ラウリン酸塩化物を、温度制御された様式で添加することができる。反応混合物は、例えば、およそ1000〜およそ3000rpmの範囲内の撹拌速度を有するプロペラ攪拌機を用いて撹拌される。
2つの個別のステップ、ii)およびiii)でアルカンおよびラウリン酸塩化物を連続して添加する代わりに、本発明によれば、アルカンまたはアルカンの少なくとも一部およびラウリン酸塩化物を、前もって一緒に混合して、続いて、水溶液またはアルカンの一部を既に含む水溶液に添加してもよい。その結果として、上記スキームでは、ステップii)およびiii)は、部分的または完全に組み合わせてもよい。
ラウリン酸塩化物、または、アルカンおよびラウリン酸塩化物を含む混合物は、好ましくは、温度制御された様式で液滴添加される。撹拌しながら、この添加は、好ましくは、およそ10分〜30分の間、生じる。全てのラウリン酸塩化物が添加された時点で、好ましくは、およそ10分〜およそ30分の間、撹拌は続けられる。
ラウリン酸塩化物、または、アルカンおよびラウリン酸塩化物を含む混合物の添加中、冷却は、反応混合物の温度が上記に定義された所望の温度範囲を超えないように制御される。所望の温度範囲は、少なくともステップii)〜iv)の間、冷却を用いて維持されることが好ましい。場合により、加えて、ステップi)およびv)〜vii)の1つまたは複数または全ては、同一温度で生じてもよい。
ステップiv)に続いて得られる沈殿物は、粉末化された過酸化ラウロイルであり、有機相と水相を最初に分離することなく処理することができる。反応混合物からの過酸化ラウロイル沈殿物の分離は、任意の方法を用いて、例えば、フィルター、Nutscheフィルター、ベルトフィルターまたは遠心分離機を用いて、達成することができる。Nutscheフィルターを用いる場合、フィルターケークは、例えば、Nutscheフィルター上で直接、水を用いて洗浄することができ、または、個別に水と再度混合して、再濾過することができる。この方法で得られた、まだ水で湿っている過酸化ラウロイル粉末は、およそ75重量%の含有量を有してよく、続いて、空気または真空を用いて乾燥してよい。得られた粉末化された過酸化ラウロイルは、非常に細かくて均質な形態で存在し、高いレベルの純度を有する。
従来技術より知られる過酸化ラウロイルを生産する方法では、過酸化ラウロイル粗生成物を、例えば精製目的のために、溶解する必要がしばしばある。対照的に、反応混合物も得られた過酸化ラウロイル粉末も、方法の間の任意の時間において、過酸化ラウロイルの融点より高い温度まで加熱されないことが、本発明にとって本質的である。このことは、方法の安全性の増大を保証し、および、より単純で、より費用効果的な実施を可能にする。
本発明のさらなる態様は、本発明に係る方法によって生産される、粉末化された過酸化ラウロイルに関する。以下に説明されるように、この生成物は、非常に細かくて均質な粉末の形態であること、および加えて、非常に高いレベルの純度を有する点で区別される。過酸化ラウロイルは、粉砕のようなさらなる方法ステップを必要とせずに、本発明に係る方法において、この形態で得られる。
本発明に係る方法によって生産される過酸化ラウロイルは、50μm〜500μmの範囲内、好ましくは50μm〜400μmの範囲内のd90値、および、10μm〜300μm、の範囲内、好ましくは10μm〜250μmの範囲内のd50値を有する。d50およびd90値は、ランダムサンプル内に含まれる粒子のそれぞれ50%または90%が、サンプルのそれぞれのd50またはd90値よりも小さな粒径を有することによって定義される。本発明に係る方法によって生産される過酸化ラウロイルに関しては、粒子サイズの分布スペクトルは、個々の非常に均質のバンドを有する。
本発明に係る方法に従って生産される、粉末化された過酸化ラウロイルは、ステップvi)において水で洗浄された直後の非常に高いレベルの純度によって区別される。前記粉末は、したがって、98.5重量%よりも多い、好ましくは99.0重量%よりも多い、より好ましくは99.2重量%よりも多い、さらにより好ましくは99.5重量%よりも多い、過酸化ラウロイルの乾燥含有量を有する。ラウリン過酸(lauric per−acid)の乾燥含有量は、0.1重量%未満、好ましくは、実に0.05重量%未満、より好ましくは0.02重量%未満である。残留塩素含有量は、200ppm未満、好ましくは100ppm未満、より好ましくは70ppm未満である。
本発明に係る方法に従って生産される、粉末化された過酸化ラウロイルは、90%と同等またはそれより高い、好ましくは95%と同等またはそれより高い、より好ましくは96%と同等またはそれより高い、さらにより好ましくは98%と同等またはそれより高い収率で得られる。収率は、用いられたラウリン酸塩化物の物質量に基づいて得られた過酸化ラウロイルの物質量を指し、過酸化ラウロイルの1当量は、理論的に、ラウリン酸塩化物の2当量から生産される。
本発明のさらなる態様は、本明細書に記載のように、およそ5℃〜およそ40℃未満の範囲内の合成温度で、水相で、過酸化ラウロイルを生産する場合の、アルカン、特に好ましくはイソヘキサンの使用に関する。
実施例1:粉末化された過酸化ラウロイルの生産
1250gの水、42g(0.86mol)の過酸化水素70%、252g(1.58mol)の苛性ソーダアルカリ液25%および60gのイソヘキサンを提供して、16℃に冷却する。16〜18℃の温度で冷却しながら、240g(1.10mol)のラウリン酸塩化物を、20分にわたって液滴添加する。添加に続いて、反応混合物を、同じ温度でさらに20分間撹拌する。Nutscheフィルターを用いて前記混合物を濾過して、得られた固形物を、合計4リットルの水を用いて繰り返し洗浄する。水で湿っている291gの生成物が得られ、75%の含有量を有し、それは98%の収率に相当する。空気中または真空中で乾燥後、過酸化ラウロイル含有量は、99.1%であった。生成物中の塩素含有量は60ppmであり、ラウリン過酸の含有量は0.01%である。
任意のさらなる粉砕をせずに、粒子サイズ分布は非常に均質であり、153μmのd50値および222μmのd90を有する。分布を図1に示す。市販される過酸化ラウロイル粉末の分布を、比較の目的のために記録してある(図2)。前記紛体は、360μmのd50および856μmのd90値を有する。
実施例2:樹脂硬化における過酸化ラウロイルの使用
過酸化ラウロイル(LP)は、PVC生産においてだけでなく、樹脂硬化などにおいても用いられる。この目的のために、前記過酸化ラウロイルは、まずポリスチレン樹脂中に溶解されなければならない。比較溶解試験を、本発明に従って、市販されるLPフレークおよびLP粉末に関して行なった。この処理において、予期したとおり、LP粉末はフレークよりも迅速に溶解することが見いだされた。
硬化試験中、ゲル化時間tgel、処理において到達した最高温度Tmax、および、この最高温度に到達するまでの時間tmaxを決定した:
硬化:80℃での試験管内のDIN 16945による
樹脂:Palatal P4
充填剤:三水酸化アルミニウム(樹脂100部に対して40部)
時間tgelおよびtmaxは、より短く、Tmaxは、より長いことがわかる。したがって、LP粉末は、LPフレークよりも活性である。

Claims (20)

  1. 粉末化された過酸化ラウロイルを生産する方法であって、
    水、ラウリン酸塩化物、過酸化水素、無機塩基およびアルカンを含む反応混合物を用いることを特徴とする、
    方法。
  2. 請求項1に記載の方法であって、
    過酸化ラウロイルの生産は、水相中で行なわれることを特徴とする、
    方法。
  3. 請求項1または2のいずれか一項に記載の方法であって、
    およそ5℃〜およそ40℃未満の範囲内の所定の温度で行なわれることを特徴とする、
    方法。
  4. 請求項1から3のいずれか一項に記載の方法であって、
    およそ10℃〜およそ30℃、好ましくはおよそ15℃〜およそ20℃の範囲内の所定の温度で行なわれることを特徴とする、
    方法。
  5. 請求項1から4のいずれか一項に記載の方法であって、
    前記アルカンは、直鎖、分岐鎖および環状アルカンおよびそれらの混合物からなる群より選択されることを特徴とする、
    方法。
  6. 請求項1から5のいずれか一項に記載の方法であって、
    5−12−アルカン、好ましくはイソヘキサンが、前記アルカンとして用いられることを特徴とする、
    方法。
  7. 請求項1から6のいずれか一項に記載の方法であって、
    アルカリ液、好ましくは、水酸化ナトリウム、水酸化カリウムの水溶液、またはそれらの混合物が、前記無機塩基として用いられることを特徴とする、
    方法。
  8. 請求項1から7のいずれか一項に記載の方法であって、
    前記反応混合物において理論的に必要とされる量よりも多いモル過剰の過酸化水素は、およそ30%〜およそ80%、好ましくは、およそ50%〜およそ60%であることを特徴とする、
    方法。
  9. 請求項1から8のいずれか一項に記載の方法であって、
    前記反応混合物におけるラウリン酸塩化物に対するアルカンの質量比は、およそ1:10〜およそ1:1の範囲内、好ましくは、およそ1:4であることを特徴とする、
    方法。
  10. 請求項1から9のいずれか一項に記載の方法であって、
    前記反応混合物は、過酸化水素のための安定剤、界面活性剤、アルコール類、およびそれらの組み合わせからなる群より選択されるさらなる成分を含むことを特徴とする、
    方法。
  11. 請求項10に記載の方法であって、
    錯化剤、好ましくはエチレンジアミン四酢酸および/またはその塩が、過酸化水素のための安定剤として用いられることを特徴とする、
    方法。
  12. 請求項1から11のいずれか一項に記載の方法であって、
    前記反応は、撹拌タンク反応器内で行なわれることを特徴とする、
    方法。
  13. 請求項1から12のいずれか一項に記載の方法であって、
    バッチ処理で行なわれることを特徴とする、
    方法。
  14. 請求項1から13のいずれか一項に記載の方法であって、
    以下のステップ:
    i)過酸化水素および無機塩基を含む水溶液を提供するステップ;
    ii)アルカンを添加するステップ;
    iii)撹拌しながら、温度制御された様式でラウリン酸塩化物を添加するステップ;
    iv)温度制御された様式で撹拌を続けるステップ;
    v)生じた沈殿物を、好ましくはNutscheフィルターを用いて濾過するステップ;
    vi)前記沈殿物を、好ましくは水を用いて洗浄するステップ;
    vii)場合により、前記沈殿物を乾燥するステップ、
    を含む、
    方法。
  15. 請求項14に記載の方法であって、
    少なくともステップii)〜iv)の間、およそ5℃〜およそ40℃未満の範囲内の所定の温度を冷却によって維持することを特徴とする、
    方法。
  16. 請求項14または15のいずれか一項に記載の方法であって、
    少なくともステップii)〜iv)の間、およそ10℃〜およそ30℃の範囲内、好ましくは、およそ15℃〜およそ20℃の範囲内の所定の温度を冷却によって維持することを特徴とする、
    方法。
  17. 請求項1から16のいずれか一項に記載の方法であって、
    前記方法のあいだ、前記過酸化ラウロイルは、その融点よりも高く加熱されないことを特徴とする、
    方法。
  18. 粉末化された過酸化ラウロイルであって、
    請求項1から17のいずれか一項に記載の方法を用いて得ることのできる、
    粉末化された過酸化ラウロイル。
  19. 請求項18に記載の粉末化された過酸化ラウロイルであって、
    前記過酸化ラウロイルは、好ましくは、50μm〜500μmの範囲内、好ましくは50μm〜400μmの範囲内のd90値を有する、
    粉末化された過酸化ラウロイル。
  20. 水相内での過酸化ラウロイルの生産でのアルカンの使用であって、
    およそ5℃〜およそ40℃未満の範囲内、好ましくは、およそ10℃〜およそ30℃の範囲内の合成温度での、
    使用。
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