JPH03255044A - 1,3ビス(2−ヒドロキシエトキシ)ベンゼンの製法 - Google Patents

1,3ビス(2−ヒドロキシエトキシ)ベンゼンの製法

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JPH03255044A
JPH03255044A JP1269535A JP26953589A JPH03255044A JP H03255044 A JPH03255044 A JP H03255044A JP 1269535 A JP1269535 A JP 1269535A JP 26953589 A JP26953589 A JP 26953589A JP H03255044 A JPH03255044 A JP H03255044A
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JP
Japan
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water
benzene
bis
reaction
hydroxyethoxy
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Pending
Application number
JP1269535A
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English (en)
Inventor
Osamu Kimura
修 木村
Masaya Yamashita
雅也 山下
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Taoka Chemical Co Ltd
Original Assignee
Taoka Chemical Co Ltd
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Publication date
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    • Y02TECHNOLOGIES OR APPLICATIONS FOR MITIGATION OR ADAPTATION AGAINST CLIMATE CHANGE
    • Y02PCLIMATE CHANGE MITIGATION TECHNOLOGIES IN THE PRODUCTION OR PROCESSING OF GOODS
    • Y02P20/00Technologies relating to chemical industry
    • Y02P20/50Improvements relating to the production of bulk chemicals
    • Y02P20/52Improvements relating to the production of bulk chemicals using catalysts, e.g. selective catalysts

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 (イ)産業上の利用分野 本発明は1,3ビス(2−ヒドロキシエトキシ)ベンゼ
ンの製造方法に関する。さらに詳しくは、レゾルシンと
エチレンカーボネートとを、脱炭酸触媒の存在下に反応
した後、水を加えてスラリー化し、ろ過することを特徴
とする1、3ビス(2−ヒドロキシエトキシ)ベンゼン
の製法である。
(ロ)従来の技術 ]、3ビス(2−ヒドロキシエトキシ)ベンゼンの製造
法としては、レゾルシンとエチレンオキシドとから水を
溶媒として反応し、ろ過後、水洗して目的物を得る方法
(S、V、Vj、nogradova ら、Vysko
mol、 5oedjn、、 Ser、A 9(10)
、2152−60(1967);ドイツ特許1..95
8,725)、レゾルシンとエチレンオキシドとからメ
タノールを溶媒として反応した後、蒸留で低沸点成分を
除き、蒸留残として目的物を得る方法(ドイツ特許1,
920,032) 、  レゾルシンとエチレンクロル
ヒドリンとから、アルコールなどを溶媒として反応し、
分別蒸留などによって目的物を得る方法(R,E、Ri
ndfusgらJ、Am。
Chem、Soc、42157−65(1920);D
、C,MotwanjらJ、Unjv、Bombay、
4104−5(1935))などが提案されている。
また本発明者らは先にレゾルシンとエチレンカーボネー
トとの反応により1]的物を得る方法について特許出願
した。(特願昭63,49592)(ハ)発明が解決し
ようとする課題 しかしレゾルシンとエチレンオキシドから14的物を得
る方法は、エチレンオキシドが引火点−17,8℃、爆
発箱間3.6〜1−00%の引火および爆発しやすい%
JB点1−0.4℃の液体であって、製造設備に訂ける
安全対策、取扱い時の注意など工業的規模で実施する際
の難点がある。
水を反ノ芯溶媒として利用する場合には回収した水を再
利用するに際しても、反応に使用するため不純物の蓄積
によって目的物の反応に悪影響を受けること、反応時の
容積効率が著しく悪くなること、さらにドイツ特許1,
958,725によれば収率良く目的物を得ようとすれ
ば、窒素による加圧反応が必要であるなどの問題がある
エチレンオキシドを用いてメタノールを用いる方法では
、「l的物のメタノールへの溶解度が高いため、再結晶
するためには溶媒を置換する必要があり、ドイツ特許1
,920,032によれば低沸留分の除去後の残渣を製
品としているため、収率は高いが融点85℃(本発明の
方法によって得られる製品の融点はca、90℃)と低
く、純度も低いなどの問題点がある。
エチレンクロルヒドリンを用いる方法は、エチレンクロ
ルヒドリンが毒性の強いアルコールであり、取扱いに′
IU::@ Lなければならないこと、また溶媒を使用
するため、溶媒との分離、精製工程が必要であること、
などの問題がある。
(ニ)課題を解決するための手段 本発明者らは、1,3ビス(2−ヒドロキシエチル化シ
)ベンゼンの安全で簡素化された経済的な製法を探索す
へく鋭意検討した結果、レゾルシンとエチレンカーボネ
ートとを脱炭酸触媒の存在下に反応した後、水を加えて
スラリー化し、ろ過することにより、高収率、高純度の
1,3ビス(2−ヒドロキシエチル化シ)ベンゼンを得
られることを見出し、本発明を完成させるに至った。
すなわち、本発明はレゾルシンとエチレンカーボネ−1
〜とを、脱炭酸触媒として炭酸アルカリ金属、水酸化ア
ルカリ金属、または水酸化アルカリ土類金属の存在下に
1. OO〜250 ’Cの範囲で反応させた後、水を
加えてスラリー化し、ろ過することを特徴とするJ−7
3ビス(2−ヒドロキシエトキシ)ベンゼンの製造方法
である。
木発19Jにおいて、エチレンカーボネー1〜の使用1
)tは、1モルのレゾルシンにス・1して21.5〜4
゜0モル、ilfましくは、1.8〜3.0モルの範囲
が適している。この場合4.0モル以、にでも差支えな
いが、収率および品質1fffでエチレンカーボネー1
−を増量してもその利益がない。
本発明で用い得る炭酸アルカリ金属、水酸化アルカリ金
属、または水酸化アルカリ土類金属の金属としてはリチ
ウム、ナトリウム、カリウム、カルシウム、マグネシウ
ム等があげられ、その使用量はレゾルシンに対して0.
01〜10重量%、好ましくは0.1〜5重量%の範囲
が適している。
本発明における反応温度は」、 O0〜250℃の範囲
内に保つことが好ましく、さらにljfましくは4 1、40〜200℃の範囲が適している。
反応系に溶媒を用いても差支えないが、その場合にも反
応温度はこの範囲内に保つ必要があり、低沸点溶媒の場
合には耐圧反応器が必要であることなどから、特に溶媒
を用いる利点はない。
加える水の使用量としては、反応生成物に対して0.8
〜]−0倍の範囲、好ましくは1.5〜5倍の範囲が適
している。再結晶効果を目的として温度を上げて溶解後
、冷却晶析する方法、水を加えてスラリー化した後、冷
却して品祈する方法、スラリー化後特に冷却することな
く、ろ過する方法などが取り得るが、反応後100℃以
下に冷却して水を加えた後、さらに冷却して製品をろ過
する方法が操作的に容易な方法である。ろ通抜、水で洗
浄することによって、ケーキに含まれている不純物や、
無機物を除くことができる。ろ液や、洗液に溶解した製
品を回収するために、得られたろ液や洗液を次回の希釈
水とすることができる。
本発明方法によれば、他の方法のようにヒドロキシエチ
ル化に際して特殊な設備を必要とせず、反応溶媒を特に
用いる必要がない。精製については水を用いて結晶化す
れば良いので、取扱い薬品および操作における安全面、
衛生面についての厄険がほとんどなく、高収率、高純度
にて目的物が得られ、工業規模での製造が極めて有利に
なる。
(ホ)実施例 次に本発明方法を実施例でさらに詳しく説明するが、本
発明がこれらに限定されるものでない。
尖施例−ル ゾルシン55 g(0,50モル)、エチレンカーボネ
ート96.9g(1,1,0モル)および苛性ソーダO
,]、gをガラス製200mQ4ソロフラスコに仕込み
、窒素雰囲気下で1.60〜170℃にて3時間保温す
る。90’Cまで冷却後、水250gを加え撹拌しなが
ら徐々に冷却して1.0℃とする。ろ過後、冷水50g
にてケーキを洗浄する。60〜65℃にて、減圧下に乾
燥する。白色粉状納品として、1,3ビス(2−ヒドロ
キシエトキシ)ベンゼン72.5g (0,366モル
)を得た。製品の収率、融点および純度(ガスクロマ1
−グラフィーによる)は次のようになった。
収率  73.2% 融点  88.5〜90.5℃ 純度  99.6% 実施例, レゾルシン55g(0,50モル)、エチレンカーボネ
ート96.9 g(1,10モル)および苛性カリ0.
1gをガラスW2O0m14ツロフラスコに仕込み窒素
雰囲気下で150〜155℃に4時間保温する。95℃
まで冷却後、撹拌しながら水360gを滴下する。5°
Cまで冷却して、撹拌下に1時間同温度に保つ。ろ過後
、5℃の冷水60gでケーキを洗浄する。60〜65℃
にて減圧乾燥する。白色結晶として、1,3ビス(2−
ヒドロキシエトキシ)ベンゼン76.9g(0,388
モル)を得た。製品の収率、融点および純度(ガスクロ
マトグラフィーによる)は次のようになった。
7− 収率  77.6% 融点  88.5〜90.5℃ 純度  99.7% 実施例−3 レゾルシン55g(0,5モル)、エチレンカーボネー
ト96.9 g(1,10モル)および苛性カリ0.1
gを用いて実施例,と同様に反応して、95°Cまで冷
却後、撹拌下に実施例,のる液および洗液計395gを
滴下する。以下実施例,と同じ操作を実施して、1,3
ビス(2−ヒドロキシエトキシ)ベンゼン98.2g 
(0,495モル)を得た。製品の収率、融点および純
度(ガスクロマトグラフィーによる)は次のようになっ
た。
収率  99.0% 融点  88.5〜91.5℃ 純度  99.5% 実施例,、および実施例−3の収率の平均値は88.3
%である。
− 実施例−4 レゾフレシン55 g(0,5モル)、エチレンカーボ
ネート96.9 g(1,10モル)および苛性カリ0
.1 gを用いて実施例−3と同じ操作を繰り返す。但
し、ろ液および洗液としては実施例−3のものを使用す
る。得られた製品の収率、融点および純度は次のように
なった。
収率  98.9% 融点  88.5〜90.5℃ 純度  95.4% 実施例−工から実施例−3までの収率の平均値は91.
8%である。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1、レゾルシンとエチレンカーボネートとを、脱炭酸触
    媒として炭酸アルカリ金属、水酸化アルカリ金属、また
    は水酸化アルカリ土類金属の存在下に、100〜250
    ℃の範囲で反応させた後、水を用いて希釈し、スラリー
    化後、ろ過することを特徴とする1,3ビス(2−ヒド
    ロキシエトキシ)ベンゼンの製法。 2、2回目以降の反応に於いて、前回得られたろ液又は
    ろ液と洗液とを希釈水とすることを特徴とする請求項1
    に記載の方法。
JP1269535A 1989-10-16 1989-10-16 1,3ビス(2−ヒドロキシエトキシ)ベンゼンの製法 Pending JPH03255044A (ja)

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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN103980097A (zh) * 2014-05-21 2014-08-13 芜湖职业技术学院 一种酚类醚化的合成方法
CN105820041A (zh) * 2016-05-09 2016-08-03 铜仁学院 一种β-芳氧基乙醇的合成方法

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN103980097A (zh) * 2014-05-21 2014-08-13 芜湖职业技术学院 一种酚类醚化的合成方法
CN105820041A (zh) * 2016-05-09 2016-08-03 铜仁学院 一种β-芳氧基乙醇的合成方法
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