JPS6225138B2 - - Google Patents

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JPS6225138B2
JPS6225138B2 JP53158404A JP15840478A JPS6225138B2 JP S6225138 B2 JPS6225138 B2 JP S6225138B2 JP 53158404 A JP53158404 A JP 53158404A JP 15840478 A JP15840478 A JP 15840478A JP S6225138 B2 JPS6225138 B2 JP S6225138B2
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JP
Japan
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formanilide
reaction
sodium
potassium
nitrochlorobenzene
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JP53158404A
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JPS5495522A (en
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Uiriamu Mendaa Otsutoo
Rei Wairudaa Jen
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Monsanto Co
Original Assignee
Monsanto Co
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Publication date
Application filed by Monsanto Co filed Critical Monsanto Co
Publication of JPS5495522A publication Critical patent/JPS5495522A/ja
Publication of JPS6225138B2 publication Critical patent/JPS6225138B2/ja
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    • CCHEMISTRY; METALLURGY
    • C07ORGANIC CHEMISTRY
    • C07CACYCLIC OR CARBOCYCLIC COMPOUNDS
    • C07C209/00Preparation of compounds containing amino groups bound to a carbon skeleton
    • C07C209/62Preparation of compounds containing amino groups bound to a carbon skeleton by cleaving carbon-to-nitrogen, sulfur-to-nitrogen, or phosphorus-to-nitrogen bonds, e.g. hydrolysis of amides, N-dealkylation of amines or quaternary ammonium compounds
    • CCHEMISTRY; METALLURGY
    • C07ORGANIC CHEMISTRY
    • C07CACYCLIC OR CARBOCYCLIC COMPOUNDS
    • C07C209/00Preparation of compounds containing amino groups bound to a carbon skeleton
    • CCHEMISTRY; METALLURGY
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    • C07CACYCLIC OR CARBOCYCLIC COMPOUNDS
    • C07C209/00Preparation of compounds containing amino groups bound to a carbon skeleton
    • C07C209/30Preparation of compounds containing amino groups bound to a carbon skeleton by reduction of nitrogen-to-oxygen or nitrogen-to-nitrogen bonds

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  • Chemical & Material Sciences (AREA)
  • Organic Chemistry (AREA)
  • Organic Low-Molecular-Weight Compounds And Preparation Thereof (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】
本発明は染料および劣化防止剤の製造に価値あ
る中間体であるニトロジアリールアミン類の製法
に関する。たとえば4−ニトロジフエニルアミン
はゴム劣化防止剤のための重要な中間体である。
本発明は特にp−ニトロクロロベンゼンからの4
−ニトロジフエニルアミンの製法に関する。 従来ジアリールアミン類生成のためのいくつか
の態様ではウルマン縮合が使用されてきたが、こ
れらすべては通常、銅触媒を使用しての一方また
は両方が活性化置換基を含有するアリールハライ
ドおよびアリールアミンの反応からなる。アリー
ルアミンの活性形態としてのホルミル誘導体およ
びアリールハライドの活性形態としてのニトロハ
ロベンゼンを使用することによりその反応は普通
は炭酸カリウムが使用されるがいわゆる酸受容体
が存在するならば通常の銅触媒なしで実施されう
る。たとえば4−ニトロジフエニルアミンは炭酸
カリウム助剤を使用してホルムアニリドとp−ニ
トロクロロベンゼンとの縮合により生成されう
る。ナトリウムホルムアニリドとp−ニトロクロ
ロベンゼンとの縮合は4−ニトロジフエニルアミ
ンへの可能な合成方法を提供するように考えられ
るしそしてナトリウム塩を使用することは経済上
望ましいことである。しかしながら、芳香族アミ
ンのホルミル誘導体のナトリウム塩、例えば下記
式()で表わされるN−ホルミルアミノベンゼ
ンのナトリウム塩は不活発な反応成分であること
が見出された。 高い反応温度を必要とし、しかも生成物の品質
に悪影響を及ぼしそして第3級アミンの生成を増
加させる。妥当な反応速度および収率を得るには
多量の極性溶媒が反応促進剤として必要とされ
る。今や反応を促進する改良法が見出された。 本発明によれば、芳香族アミンのホルミル誘導
体のナトリウム塩を反応性ハロゲン含有ニトロハ
ロベンゼンおよび反応を促進するに有効な反応促
進量のカリウム化合物、セシウム化合物またはル
ビジウム化合物あるいはそれらの混合物と反応さ
せることからなるナトリウム塩の反応に基づくニ
トロジアリールアミン類の製造法が発見された。
かかる化合物において陰イオンはたとえばハロゲ
ン、炭酸、重炭酸、硫酸またはたとえばホルメー
ト、アセテートおよびベンゾエートのようなアシ
ルであるかあるいは芳香族アミンのホルミル誘導
体からの陰イオンであり、これは主として選択の
問題であると考えられる。すなわちナトリウム反
応成分の一部たとえば10モル%は対応するカリウ
ム塩、セシウム塩またはルビジウム塩により置換
されうる。合算にしたモル比はニトロハロベンゼ
ン1モル当たり約1.0〜1.5モルであるべきであ
る。反応温度は通常150〜205℃、好ましくは160
〜180℃の範囲である。別の態様においては反応
促進剤の陰イオンは反応には入らず、そしてこの
促進剤は反応に必要とされるナトリウム塩のモル
比の外に加えられる。かかる場合に、ナトリウム
塩のモル比はニトロハロベンゼン1モル当り1.0
〜1.5モル、好ましくは約1.3モルの範囲であるべ
きである。カリウム塩が好ましい促進剤である。
促進剤のモル比は通常ニトロハロベンゼン/モル
当たり0.025〜1.0モル当量、好ましくは0.5〜0.7
モル当量の金属である。前記促進剤の作用を観察
するにはほんの少量の極性溶媒を必要とするだけ
である。 ナトリウム塩と一緒に極性溶媒としてのN−ホ
ルミル芳香族アミンを使用すると最適の結果が得
られる。かかる結果を得るにはN−ホルミル芳香
族アミンをニトロハロベンゼン1モル当たり少く
とも約0.4モルの量で使用するのが望ましい。塩
は反応前に単離されている必要はなく適当な反応
媒体中で反応系において生成されそしてニトロハ
ロベンゼンと反応しうる。しかしながら、この塩
の品質はニトロハロベンゼンとの反応で良好な結
果を得るには非常に重要である。たとえばそれは
本質的には結合された水およびアルコールを含有
すべきではない。 一般に、前記ホルミル誘導体以外の溶媒を除外
することが望ましい。他方、少量の不活性溶媒は
反応温度を抑制するのに役立つ。たとえばキシレ
ン、クメンまたはジイソプロピルベンゼンのよう
な不活性非極性溶媒が使用されうる。この方法は
たとえば1・2−ビス−2−メトキシエトキシエ
タン、ジメチルホルムアミドおよびジメチルスル
ホキシドのような極性溶媒を用いて操作される。
しかしながら、上記極性溶媒は高価であり、しか
も全く不活性という訳ではなくて特に反応のため
の温度においては回収上の損失のみならず溶媒を
含む反応からの損失を受けやすい。反応せしめら
れるべきナトリウム塩に対応するホルミル誘導体
は所望生成物のためのプレカーサーであるので、
反応によるいかなる消耗も損失ではない。また、
芳香族第1級アミンのホルミル誘導体はナトリウ
ム塩に対する溶媒であるのみならず所望のニトロ
ジアリールアミンを第3級アミン副生成物にする
さらに別の反応を抑制する。ニトロジアリールア
ミン生成物の混合物を所望する場合にはナトリウ
ム塩を生成させるために使用するものとは異なる
芳香族第1級アミンのホルミル誘導体を使用しう
る。 示差走査熱量測定による実験的証拠によればナ
トリウムホルムアニリドはホルムアニリドと付加
物を生成する。かかる錯体(コンプレツクス)の
生成は疑いなくナトリウムホルムアニリドとp−
ニトロクロロベンゼンとの反応にとつて重要であ
る。ナトリウムホルムアニリドは高温で融解する
固体でありそしてホルムアニリドとの錯体の生成
は融点を下げそして理由は不明であるが反応性を
増大させるようである。ホルムアニリド対p−ニ
トロクロロベンゼンの比が2である場合にはナト
リウムホルムアニリドとの反応速度は1.4の対応
する比について観察した場合よりもかなり速い。
これらの結果は遷移状態の溶媒和が非常に重要で
あるということを意味している。非極性溶媒がホ
ルムアニリド−ナトリウムホルムアニリド錯体の
溶媒和速度を抑制するものと考えられる。 一般に、ナトリウムホルムアニリド、ホルムア
ニリドおよびp−ニトロクロロベンゼンを反応さ
せるにはp−ニトロクロロベンゼン1モル当たり
0.4〜2.6モルのホルムアニリドを使用するのが望
ましいが、さらにはp−ニトロクロロベンゼン1
モル当たり約1.3〜1.6モルのホルムアニリドの割
合がより好ましい。ホルムアニリド対ナトリウム
ホルムアニリドのモル比が1に等しいかまたは1
以上好ましくは1〜2でありそしてホルムアニリ
ド対p−ニトロクロロベンゼンのモル比が1.3に
等しいかまたは1.3以上である場合反応速度およ
びナトリウムホルムアニリドからの収率は非常に
よい。反応速度への悪影響のために、使用するな
らばいかなる不活性溶媒も最小量に保つべきであ
る。高いホルムアニリドレベルではほとんど4・
4−ジニトロトリフエニルアミンの生成を排除す
るが、しかしジメチルホルムアミドをホルムアニ
リドの代りに置き換えるとその量は数倍に増加す
る。 所望により、一酸化炭素の発生を減少させそし
て終局的にはぎ酸の使用を減少させるためにアニ
リンを加えてもよい。アニリンがN−ホルミル−
p−ニトロジフエニルアミン中間体とのアミド交
換(トランスアミデーシヨン)に際して一酸化炭
素を捕促すると考えられる。すなわち一酸化炭素
の還元はホルムアニリドへのアニリンの変換を伴
う。 N−ホルミル芳香族アミンのアルカリ金属塩は
ジメチルホルムアミドまたはキシレン中において
対応するアルカリ金属アルコキシドから製造され
うる。反応を完結に導くためにアルコールは絶え
ず除去される。ナトリウム塩の製造に適当な溶媒
であるキシレンを使用する場合には固体塩が撹拌
下で分離せしめられる。ジメチルホルムアミド中
には溶液が存在しそしてより高い沸点溶媒の屈折
率が得られるまで留出物の屈折計の読みを周期的
にとる。 ナトリウムホルムアニリドの合成のために選択
される方法は生成物の品質に影響しうるので、そ
の方法が4−ニトロジフエニルアミン合成のため
の商業的使用に許容されうるかどうかを決定す
る。たとえば金属ナトリウムは操作上厄介でしか
も危険であり、爆発性水素を遊離しそして通常商
業的操作で必要なように再循環される物質と一緒
に使用したとしても副反応を起して副生成物を増
大させそして収率を減少させる。 従来多種類のニトロハロベンゼンがニトロジア
リールアミン製造に提案されてきたが、これらの
いずれもが本発明方法での使用に適している。か
かるニトロハロベンゼンの具体例としてはたとえ
ばo−ニトロクロロベンゼン、o−ニトロブロモ
ベンゼン、p−ニトロクロロベンゼン、p−ニト
ロブロモベンゼン、m−ニトロクロロベンゼン、
m−ニトロブロモベンゼン、1−クロロ−2−メ
チル−4−ニトロベンゼン、1−クロロ−3−メ
チル−4−ニトロベンゼン、1−クロロ−2−ニ
トロナフタレン、3・4−ジクロロニトロベンゼ
ン、3−メチル−4−クロロニトロベンゼン、2
−メチル−4−クロロニトロベンゼン、2−エチ
ル−4−クロロニトロベンゼン、2・3−ジメチ
ル−4−クロロニトロベンゼン、2・5−ジメチ
ル−4−クロロニトロベンゼン、3・5−ジメチ
ル−4−クロロニトロベンゼンおよびp−ニトロ
フルオロベンゼンがあげられる。 本発明の方法はホルミル誘導体の前記ナトリウ
ム塩としての芳香族第1級アミンの縮合のための
一般法であるがホルムアニリド類に関して最も徹
底的に検討された。ベンゼン核において反応条件
下に不活性な1個またはそれ以上の置換基たとえ
ば1個またはそれ以上のアルキル、アルコキシ、
ニトロ、フルオロまたはクロロの置換基により置
換されたホルムアニリドが適当である。本発明で
使用できる具体的な置換ホルムアニリドの例とし
てはたとえば3−クロロホルムアニリド、4−ク
ロロホルムアニリド、2−メチルホルムアニリ
ド、3−メチルホルムアニリド、4−メチルホル
ムアニリド、3−エチルホルムアニリド、3・4
−ジメチルホルムアニリド、3−メトキシホルム
アニリド、4−メトキシホルムアニリド、4−エ
チルホルムアニリド、4−イソプロピルホルムア
ニリド、4−ブチルホルムアニリド、3・4−ジ
クロロホルムアニリドおよび4−ニトロホルムア
ニリドがあげられる。 反応は軟鋼、ステンレス鋼、ガラスまたはガラ
ス張りの各容器中で実施されうる。縮合が選択さ
れた終点に達した後、アルカリ金属ハライド副生
成物を水洗により除去し、存在するならば溶媒を
蒸留により除去しそして残留物を5℃〜10℃好ま
しくは約5℃に冷却してニトロジアリールアミン
を晶出により回収することができる。 新規化合物と考えられるカリウムホルムアニリ
ドは以下のように製造されそして単離されうる。
122重量部(1.3モル)の45%水酸化カリウム、
300重量部のブタノールおよび100重量部のキシレ
ンから1.3モルのカリウムブトキシドが水を適当
な水トラツプ中に除去することにより製造され
る。ついでカリウムブトキシドを周囲温度におい
て250重量部のキシレン中における156重量部のホ
ルムアニリドのスラリーに加える。塔頂留出物の
屈折率が1.497になるまでブタノール−キシレン
スラリーを真空(100mmHg)中で蒸留しそして容
量を維持するためにキシレンを加える。スラリー
を周囲温度に冷却しついで窒素下で真空をはず
す。ついでスラリーを過しそしてキシレンをベ
ンゼンにより置き換えて常にケーク上に液層を保
つ。同じようにベンゼンをヘキサンに置き換え、
大部分のヘキサンを除きそしてケークを迅速に適
当な容器に移しついで乾燥させる。ジメチルホル
ムアミド、メタノールおよびブタノールに可溶性
の結晶性白色生成物が得られる。カリウムホルム
アニリドは184〜186℃で融解する。一緒にされた
ホルムアニリド−カリウムホルムアニリド付加物
は140〜145℃で融解しそしてカリウムホルムアニ
リドのいくつかの試料は示差走査熱量測定で発熱
性を示す。 ナトリウムホルムアニリドの適当な製法は以下
のとおりである。 200mlのキシレンに溶解された41.6g(0.35モ
ル)のホルムアニリドに約100mmHgの圧力下で80
℃において撹拌しながらメタノール中における
70.2g(0.325モル)の25重量%ナトリウムメト
キシドを滴加する。メタノールを蒸留して除去し
ついで留出物における屈折率がキシレンのそれ
(1.497)になるまで約85℃以下のポツト温度で真
空中において高沸点溶媒を蒸留する。固体のナト
リウム塩を過により分離し、使用するまで水分
から保護する。製造されたナトリウムホルムアニ
リドおよびホルムアニリドをナトリウムホルムア
ニリドを単離せずに使用するためには、過工程
を省き、所望される過剰のホルムアニリドを用い
そしてスラリーを流体に保つためにメタノールを
キシレンまたは他の適当な溶媒に置き換えて前記
操作を行う。ついでp−ニトロクロロベンゼンお
よび反応促進剤を加えそして所望温度に達するま
でキシレンを除去する。 これらの結果は、反応促進剤のより大きなイオ
ンが極性溶媒体中でナトリウムと交換しつつあ
り、それによつて有機陰イオンの溶解度または反
応性が高められるということを示唆している。必
要とされる極性溶媒の量は単にホルミル誘導体の
ナトリウム塩を溶媒和するに充分であればよくそ
してより大きなイオンを溶媒和された殻(クラス
ター)の中に進入させついで交換せしめる。より
大きなイオンは比較的容易に溶媒和され、これに
より大部分の反応を主として低濃度のより大きな
イオン中間体により進行させしめるものとおもわ
れる。それのKClよりも低い溶解度限界のために
カリウムホルムアニリドおよびNaClと平衡にあ
るナトリウムホルムアニリド−KClからのNaCl
沈澱がその平衡をカリウムホルムアニリドの方向
に変えるためのさらに別の推進力として作用しう
る。しかしながら、本発明は反応機構のいかなる
理論にも限定されるものではない。説明の如何に
かかわりなく多くの重要な改良が本発明によりな
される。たとえばp−ニトロクロロベンゼンとナ
トリウムホルムアニリドとの縮合において促進剤
を使用することにより一層低いホルムアニリド溶
媒レベルで匹敵しうる結果を得ることができそし
て一層低い反応温度を用いることができ、一層高
い収率および転化率が一定のホルムアニリドレベ
ルで得られ、一層少ない量の副生成物を生成しそ
して一層明るい色の生成物および母液が製造され
る。低いホルムアニリド溶媒レベルは回収および
再循環の必要性を少なくする。前述のようにホル
ムアニリドは反応成分としてナトリウムホルムア
ニリドを使用することによりもたらされるジニト
ロトリフエニルアミンの生成を抑制する。他の極
性溶媒たとえばジメチルホルムアニリドおよびジ
メチルスルホキシドはかかる抑制をもたらさな
い。また促進剤の使用によつてもより高いレベル
の不活性溶媒で匹敵しうる結果が得られる。 例 1 適当な反応器中に78.5重量部(0.5モル)のp
−ニトロクロロベンゼン、93.8重量部(0.65モ
ル)のナトリウムホルムアニリド、96重量部
(0.8モル)のホルムアニリドおよび18重量部
(0.25モル)の塩化カリウムを仕込む。混合物を
徐々に加熱しそして撹拌すると約134℃において
一酸化炭素の発生が始まる。温度が170゜に達す
るまで加熱し続けると、その温度で反応混合物は
自己加熱するようになる。170゜で撹拌を続け
る。約1時間後18重量部の一酸化炭素が発生しそ
して反応を止めてキシレンを加え、ついでそのキ
シレン溶液を250重量部の水で洗浄し、水から分
離しついで10℃に冷却する。生成する4−ニトロ
ジフエニルアミンの結晶を過により分離しそし
て少量のキシレンで洗浄する。母液から第2群の
4−ニトロジフエニルアミンを回収する。全収量
は105.4重量部であり、すなわち98.5%の収率で
ある。p−ニトロクロロベンゼンは完全に反応す
る。同じモル比の物質および温度を180℃に抑制
するのを助けるための少量のキシレンを塩化カリ
ウムの不存在下で21/2時間加熱すると収率86%
および転化率96%が得られる。一般に先の反応比
で塩化カリウムを使用する方法による収率は90〜
99%でありそしてそれの存在しない場合に予想さ
れる収率は約10%少なくなる。反応は密閉系すな
わちオートクレーブ中で実施されうるが、しかし
それによる利益は全く得られない。 一つはオートクレーブ中で実施されたが、p−
ニトロクロロベンゼン1モル当たり1.3モルのナ
トリウムホルムアニリドを用いての同じ反応から
の結果は以下に要約されている。ホルムアニリド
およびKClのモル数はp−ニトロクロロベンゼン
1モル当たりのモル数である。不活性溶媒キシレ
ンが下記表に要約されている反応において使用さ
れているが、その量はp−ニトロクロロベンゼン
1モル当たりの重量部として記録されている。
【表】 例 2 適当な反応器中に64.4重量部(0.45モル)のナ
トリウムホルムアニリドおよび8.0重量部(0.05
モル)のカリウムホルムアニリドを仕込んで90/
10比の塩を得る。さらに23.4重量部(0.193モ
ル)のホルムアニリドおよび60.6重量部(0.385
モル)のp−ニトロクロロベンゼンを加える。混
合物を152〜160℃で1.5時間加熱しかつ撹拌す
る。生成物を例1に記載のように単離して75.1重
量部すなわち収率93%で4−ニトロジフエニルア
ミンを得る。p−ニトロクロロベンゼンの転化率
は98.4%である。 例 3〜7 4−ニトロジフエニルアミンの製造は適当な反
応器に0.385グラム分子比のp−ニトロクロロベ
ンゼン、0.25グラム分子比のホルムアニリド、
0.5グラム分子比のナトリウムホルムアニリドお
よび以下に示されたグラムモル当量(m.e)の反
応促進剤を仕込むことにより行なわれる。混合物
の反応温度を抑制するのを助けるために少量のキ
シレンを加える。一酸化炭素の発生が止むまで反
応混合物を168〜170℃で加熱する。 結果は以下に要約されており、ここで例3は促
進剤のない場合の対照物である。
【表】 強アルカリは副反応を促進する。0.1モル当量
の85%KOHが記載の条件下で促進作用を失わせ
るがしかし0.025モル当量ではわずかに識別され
うることが注目されよう。促進剤のない場合反応
混合物はオリーブ色がかかつた縁色でありそして
濃い母液を生成するが、しかし促進剤としてカリ
ウム塩を用いる場合には反応混合物は橙色から濃
赤色でありそして水酸化カリウムの場合には特徴
的な色が観察される。 例 8〜12 4−ニトロジフエニルアミンの製造は適当な反
応器に93重量部(0.65モル)のナトリウムホルム
アニリド、97重量部(0.8モル)のホルムアニリ
ド、50重量部のキシレン、78.5重量部(0.5モ
ル)のp−ニトロクロロベンゼン、およびp−ニ
トロクロロベンゼン1モル当たりカリウム含有量
基準で0.5モル当量のカリウム塩を仕込むことに
より行なわれる。反応器の内容物を約11/2時間
170〜175℃に加熱しそして4−ニトロジフエニル
アミンを例1に記載のように単離する。結果は下
記表に示されている。
【表】 これらの結果はりん酸トリカリウム以外のすべ
ての塩について強い促進作用を示している。ある
場合には金属の促進作用が陰イオンの悪作用によ
り失われるけれども、簡単な実験によつてそのカ
リウム化合物、セシウム化合物またはルビジウム
化合物が反応を促進させるに有効であるかどうか
を知ることができる。 本発明は代表的実施例により説明したけれども
本発明はこれに限定されるものではない。開示の
ために選択された本明細書中における実施例の変
法が本発明の趣旨を逸脱することなく容易に実施
されうる。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1 極性溶媒の在在下において、(A)芳香族アミン
    のホルミル誘導体のナトリウム塩を、(B)反応性ハ
    ロゲン含有ニトロハロベンゼンと、(C)反応を促進
    するに有効な反応促進量のカリウム化合物、セシ
    ウム化合物またはルビジウム化合物またはそれら
    の混合物の存在下で反応させることを特徴とす
    る、ニトロジアリールアミン類の製造方法。 2 極性溶媒の存在下において、(A)陰イオンがホ
    ルムアニリドあるいはベンゼン核で1個またはそ
    れ以上のアルキル、アルコキシ、フルオロ、クロ
    ロまたはニトロの置換基により置換されたホルム
    アニリドであるナトリウム塩を、(B)ニトロハロベ
    ンゼンと、アルカリ金属がカリウム、セシウム、
    ルビジウムまたはそれらの混合物でありそして陰
    イオンが(A)の場合と同じであるかまたはハロゲ
    ン、アシル、炭酸塩、重炭酸塩または硫酸塩であ
    るアルカリ金属塩の反応促進量の存在下において
    反応させる特許請求の範囲第1項記載の方法。 3 (A)がナトリウムホルムアニリド、(B)がp−ニ
    トクロロベンゼンそして(C)が塩化カリウムである
    特許請求の範囲第2項記載の方法。 4 (A)がナトリウムホルムアニリド、(B)がp−ニ
    トロクロロベンゼンそして(C)がカリウムホルムア
    ニリドである特許請求の範囲第1項記載の方法。 5 極性溶媒がホルムアニリドである特許請求の
    範囲第4項記載の方法。 6 極性溶媒がホルムアニリドである特許請求の
    範囲第3項記載の方法。 7 p−ニトロクロロベンゼン1モル当たりナト
    リウムホルムアニリド1.0〜1.5モルそしてホルム
    アニリド0.4〜2.6モルの量で使用して、ナトリウ
    ムホルムアニリドとp−ニトロクロロベンゼンと
    をホルムアニリドおよび反応を促進するに有効な
    反応促進量のカリウム塩の存在下で反応させる特
    許請求の範囲第1項記載の方法。
JP15840478A 1977-12-27 1978-12-22 Manufacture of nitrodiaryl amines Granted JPS5495522A (en)

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
US05/864,195 US4187249A (en) 1977-12-27 1977-12-27 Promoting the reaction of sodium salts of formyl derivatives of aromatic amines to form nitrodiarylamines

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPS5495522A JPS5495522A (en) 1979-07-28
JPS6225138B2 true JPS6225138B2 (ja) 1987-06-01

Family

ID=25342722

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP15840478A Granted JPS5495522A (en) 1977-12-27 1978-12-22 Manufacture of nitrodiaryl amines

Country Status (9)

Country Link
US (1) US4187249A (ja)
JP (1) JPS5495522A (ja)
AU (1) AU519040B2 (ja)
BE (1) BE873012A (ja)
BR (1) BR7808435A (ja)
CA (1) CA1101886A (ja)
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