JP2017531673A5 - - Google Patents

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本発明の方法は、フィロウイルスに感染したまたは晒された個体に化合物を投与すること、および当該体が治療されているかどうかを決定することを含み、
ここで、投与ステップは個体が治療されるのに適切な期間にわたって実行され、当該化合物は式I:
Figure 2017531673

[式中、
はフェニル、4−クロロフェニルまたは4−フルオロフェニルであり、
は(C−C)アルキル、ハロゲン、ハロアルキル、−OC(O)(C−Cアルキル)、−C(O)O(C−Cアルキル)、−CONR’R’’、−OC(O)NR’R’’、−NR’C(O)R’’、−CF、−OCF、−OH、C−Cアルコキシ、ヒドロキシアルキル、−CN、−COH、−SH、−S−アルキル、−SOR’R’’、−SOR’、−NO、またはNR’R’’の群のうち独立して最大4つの基で適宜置換されていてもよい、4−ピリジルであり、R’およびR’’は独立して水素または(C−C)アルキルであり、それぞれの置換基のアルキル部位はさらにハロゲン、CN、OH、およびNHから独立して選択される1、2または3つの基で適宜置換されていてもよく、
は水素またはアルキルであり、
nは1または2である]
で示される化合物、またはその薬学的に許容可能な塩であり、
決定ステップはウイルス複製の阻害の測定、ウイルス量減少の測定、またはフィロウイルスに関係する少なくとも1つの症状の軽減のうちの1つを含む。ある実施態様において、式Iで示される化合物は:
Figure 2017531673

である。
本明細書において引用される全ての特許、特許出願、および公開文献は、引用によりそのまま本明細書に援用される。本発明で記述される組成物および方法の様々な改良およびバリエーションは当業者にとって本発明の範囲および趣旨から逸脱することなく明らかであろう。本発明はいくつかの実施態様に関連して記述されているが、本発明はそのようないくつかの実施態様に過度に限定されるべきではないことが理解されよう。実際に、本発明を実行するために記述された形式の、分子生物学、医学、免疫学、薬理学、ウイルス学、または関連分野の当業者にとって明らかである様々な修正は、本発明の範囲に含まれることが意図される。
また、本発明には以下の態様が含まれる。
[1]フィロウイルスに感染したまたは晒された個体に化合物を投与すること、および当該固体が治療されているかどうかを決定することを特徴とする方法であって、
投与ステップが当該個体が治療されるのに適切な期間にわたって実行され、当該化合物が式I:
Figure 2017531673

[式中、
はフェニル、4−クロロフェニルまたは4−フルオロフェニルであり、
は(C −C )アルキル、ハロゲン、ハロアルキル、−OC(O)(C −C アルキル)、−C(O)O(C −C アルキル)、−CONR’R’’、−OC(O)NR’R’’、−NR’C(O)R’’、−CF 、−OCF 、−OH、C −C アルコキシ、ヒドロキシアルキル、−CN、−CO H、−SH、−S−アルキル、−SOR’R’’、−SO R’、−NO 、またはNR’R’’のうち独立して最大4つの基で適宜置換されていてもよい、4−ピリジルであり、R’およびR’’は独立して水素または(C −C )アルキルであり、それぞれの置換基のアルキル部位はさらにハロゲン、CN、OH、およびNH から独立して選択される1、2または3つの基で適宜置換されていてもよく、
は水素またはアルキルであり、
nは1または2である]
で示される化合物またはその薬学的に許容可能な塩であり、
決定ステップがウイルス複製の阻害の測定、ウイルス量減少の測定、またはフィロウイルスに関係する少なくとも1つの症状の軽減のうちの1つを含む方法。
[2]式Iの化合物が:
Figure 2017531673

である、上記[1]に記載の方法。
[3]決定ステップが、適切な期間の間の少なくとも2回の異なる時点において、核酸増幅に基づく試験によってウイルス量を測定することを含む、上記[1]に記載の方法。
[4]核酸増幅に基づく試験によって決定されるウイルス複製の阻害またはウイルス量の減少が少なくとも10%である、上記[1]に記載の方法。
[5]個体がヒトである、上記[1]に記載の方法。
[6]フィロウイルスがエボラウイルスまたはマールブルグウイルスである、上記[1]に記載の方法。
[7]フィロウイルスがエボラウイルスである、上記[1]に記載の方法。
[8]式Iで示される化合物が固形剤形として存在する、上記[1]に記載の方法。
[9]固形剤形がカプセル剤である、上記[8]に記載の方法。
[10]フィロウイルスに感染した、または晒された個体に対して、適切な期間で少なくとも1つの抗生物質を投与することをさらに含み、ここで、当該少なくとも1つの抗生物質および式Iで示される化合物の組み合わせが相乗効果をもたらす、上記[1]に記載の方法。
[11]少なくとも1つの抗生物質がクラリスロマイシンまたはリファブチンのうちの1つから選択される、上記[10]に記載の方法。
[12]フィロウイルスに感染したまたは晒された個体に対して少なくとも2つの抗生物質を投与すること、および当該固体が治療されたかどうかを決定することを特徴とする方法であって、
投与ステップは個体が治療されるのに適切な期間にわたって実行され、
決定ステップがウイルス複製の阻害の測定、ウイルス量減少の測定、またはフィロウイルスに関係する少なくとも1つの症状の軽減のうちの1つを含む方法。
[13]抗生物質の少なくとも1つがマクロライド抗生物質である、上記[12]に記載の方法。
[14]抗生物質の少なくとも1つがリファマイシン抗生物質である、上記[12]に記載の方法。
[15]抗生物質がクラリスロマイシンおよびリファブチンである、上記[12]に記載の方法。
[16]決定ステップが適切な期間の間の少なくとも2回の異なる時点において、核酸増幅に基づく試験によってウイルス量を測定することを含む、上記[12]に記載の方法。
[17]適切なアッセイによって測定されるウイルス複製の阻害またはウイルス量の減少が少なくとも10%である、上記[12]に記載の方法。
[18]個体がヒトである、上記[12]に記載の方法。
[19]フィロウイルスがエボラウイルスまたはマールブルグウイルスである、上記[12]に記載の方法。
[20]フィロウイルスがエボラウイルスである、上記[12]に記載の方法。

Claims (16)

  1. フィロウイルスに感染したまたは晒された個体におけるフィロウイルス感染の治療用医薬であって、有効量のクラリスロマイシンおよび有効量のリファブチンを含み、当該医薬は当該個体に投与され、当該有効量のクラリスロマイシンおよび有効量のリファブチンの投与がウイルス複製の阻害またはウイルス量の減少をもたらし当該投与が当該個体が治療されるのに適切な期間にわたって実行され医薬
  2. 切な期間の間の少なくとも2回の異なる時点において、核酸増幅に基づく試験によってウイルス量測定される、請求項1に記載の医薬
  3. 適切な期間にわたる投与後のウイルス複製の阻害またはウイルス量の減少が少なくとも10%である、請求項1または2に記載の医薬
  4. 個体がヒトである、請求項1〜3のいずれかに記載の医薬
  5. フィロウイルスがエボラウイルスまたはマールブルグウイルスである、請求項1〜4のいずれかに記載の医薬
  6. フィロウイルスがエボラウイルスである、請求項1〜5のいずれかに記載の医薬
  7. フィロウイルスにより生じる少なくとも1つの症状の軽減が測定される、請求項1〜6のいずれかに記載の医薬
  8. 有効量のクラリスロマイシンおよび有効量のリファブチンの投与がウイルス複製の相乗的な阻害またはウイルス量の相乗的な減少をもたらす、請求項1〜7のいずれかに記載の医薬。
  9. フィロウイルスに感染したまたは晒された個体におけるフィロウイルス感染の治療用医薬であって、有効量のクラリスロマイシンおよび有効量の3−(4−クロロフェニル)−アダマンタン−1−カルボン酸(ピリジン−4−イルメチル)アミドを含み、当該医薬は当該個体に投与され、当該有効量のクラリスロマイシンおよび有効量のリファブチンの投与がウイルス複製の阻害またはウイルス量の減少をもたらし、当該投与が当該個体が治療されるのに適切な期間にわたって実行される、医薬。
  10. 適切な期間の間の少なくとも2回の異なる時点において、核酸増幅に基づく試験によってウイルス量が測定される、請求項9に記載の医薬。
  11. 適切な期間にわたる投与後のウイルス複製の阻害またはウイルス量の減少が少なくとも10%である、請求項9または10に記載の医薬。
  12. 個体がヒトである、請求項9〜11のいずれかに記載の医薬。
  13. フィロウイルスがエボラウイルスまたはマールブルグウイルスである、請求項9〜12のいずれかに記載の医薬。
  14. フィロウイルスがエボラウイルスである、請求項9〜13のいずれかに記載の医薬。
  15. フィロウイルスにより生じる少なくとも1つの症状の軽減が測定される、請求項9〜14のいずれかに記載の医薬。
  16. 有効量のクラリスロマイシンおよび有効量の3−(4−クロロフェニル)−アダマンタン−1−カルボン酸(ピリジン−4−イルメチル)アミドの投与がウイルス複製の相乗的な阻害またはウイルス量の相乗的な減少をもたらす、請求項9〜15のいずれかに記載の医薬。
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