JP2017529892A - カーペットの表面処理用組成物及び適用方法 - Google Patents

カーペットの表面処理用組成物及び適用方法 Download PDF

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Abstract

表面繊維処理、この処理を用いて調製されるカーペット、カーペットタイル、ラグ、及びフローリングシステム、ならびに害虫制御を含む種々の目的のために該処理を適用するための方法が提供される。珪藻土、ホウ砂、及び二酸化ケイ素等の害虫駆除剤は、繊維柔軟性を保つ様式でカーペット裏地に適用される。【選択図】図1A、1B

Description

本開示は、表面繊維処理、本処理を用いて調製されるカーペット、カーペットタイル、及びラグ、フローリングシステム、ならびに本処理を適用するための方法に関する。
チリダニ及びそれらの排泄物は、家におけるアレルギー反応の大部分の原因である。
珪藻土(DE)は、アリ、トコジラミ、シミ、毛虫、コオロギ、シロアリ、ノミ、ハサミムシ、甲虫、マダニ、チリダニ、及び他の節足動物を含む様々な昆虫を死滅させることが示されている。
PCT出願第PCT/GB91/00881号は、昆虫耐性活性化合物を不活性粒子に適用するか、または低溶融/蒸気可溶性の高分子粒子の担体粒子内に昆虫耐性活性化合物を組み込み、動物繊維もしくはその製品上に均一に粒子を適用することによって、タルク、DE、挽いて粉末にしたコーンコブ材料、白亜、または高分子粉末の中もしくはそれらの上のピレスロイドまたはより具体的にはペルメトリン等の昆虫耐性活性化合物を動物繊維またはそれらの製品に適用するための方法を開示する。ペルメトリンが短い活性寿命を有する揮発性材料であるため、本開示の昆虫耐性活性化合物は永久性を欠く。さらに、ピレスロイドは、ネコ、水生生物、及びミツバチ等の益虫に対する毒性を示す。これらの材料に対する懸念は、環境危険性が少ない化学物質に対する必要性を生み出す。
英国特許出願第GB2398007号は、高分子フィルムを用いたカーペット裏地の上面にDE粉末を組み込むための方法を開示する。本方法は、パイルが適合される前または後のいずれかのカーペットの裏地の上面への粉末形態の珪藻土の適用を含む。次いで、高温の熱可塑性高分子材料が、裏地及びパイル繊維内及びそれらの周りに流れ、DE粒子の表面の少なくとも一部分を湿らせるように液体形態でカーペットの裏に適用され、その結果、冷却時に熱可塑性高分子材料は、裏地とパイル繊維とを一緒に結合し、少なくとも部分的に曝露されるDE粒子を保持するフィルムを形成する。この方法は、カーペット製造工場への大きな資本投資を必要とし、それらの加工手順を大幅に変更する。さらに、この材料で参照される裏地材料は、一般的に使用されていない。
公開米国特許出願第2005/0255139 A1号は、二酸化ケイ素ベースの殺虫性乾燥剤がポリマー全体を通して均質に分散される高分子組成物及びその高分子組成物の形成方法を開示する。チリダニの成長を制御するための、ナイロンまたはポリエステル製の溶融紡糸繊維における高分子組成物の使用、ならびにこの繊維から形成される、枕、寝具家具の詰め物、及びカーペット地等の物品が開示される。公開米国特許出願第2005/0255139 A1号で開示される殺虫性乾燥剤の例には、沈降シリカ、DE、合成ゼオライト、モンモリロナイト粘土、酸化カルシウム、硫酸カルシウム、及び活性化アルミナが挙げられる。この特許内の実施例は、ダニに対して良好な有効性を示すが、特許内に記載されるDEの粒径は、加工性に強い影響を与え、製造中の製品収量を低下させる。さらに大きい粒径のため、結果として得られる繊維は、割れ目及びフローリング用途における製品寿命の低下に悩まされる可能性が高い。
米国特許第7,238,403号は、棚、抽斗、飾り棚、冷蔵庫、ゴミ用容器、輸送容器等の外部もしくは内部機能性表面の裏地となるために使用される結合剤とともに合成物の吸収剤の例として、またはカーペット地、織物、室内装飾材料、カーテン等の他の表面用の裏地として、DEを列記する。米国特許第7,287,650号及び米国特許第8,056,733号は、微生物成長を阻害する物品用のDEを含み得る膜で処理されるナノ繊維をベースとする構造を開示する。これらの開示は、繊維の表面処理としてのDEの使用を教示しない。
公開米国特許出願第2008/0193387号は、外寄生生物ならびに/またはシラミ、マダニ、ダニ、蚊、アリ、及びノミを含む害虫を死滅させる及び/または撃退するためにカーペット等の製造品に適用される組成物中でリッピアジャワニカ(Lippia javanica)精油と組み合わせて使用される固体担体の例として、DEを開示する。
公開米国特許出願第2011/0311603号は、多孔性織布シートと、第2の織布シートと、多孔性織布シートと第2の織布シートとの間でキルティングされる、または接着される害虫駆除剤と接触する詰め綿とで構成される、害虫を制御するための材料を開示する。害虫駆除剤、好ましくは、食品用珪藻土は、多孔性織布シートを通して制御可能に取り外し可能である。
PCT出願第PCT/US2012/059518号及び公開米国特許出願第2013/0089578号は、水と、湿潤剤、分散剤、消泡剤、または増粘剤等の1つ以上の添加剤との液体混合物中にDEを含む殺虫剤を開示する。殺虫剤は、昆虫の蔓延を制御するために液体形態で表面に適用される。
日本特許第5,620,750号は、寝具中で使用される通気性シートにおけるダニ抵抗の利益を改善するためのホウ酸塩ガラス粉末等の乾燥剤の使用を開示する。ホウ酸塩粉末は、製剤中に分散されるものとして記載され、任意の有機結合剤または硬化剤と組み合わせて、シート上へのコーティングとして適用される。この開示では、シリカゲル、ゼオライト、酸化カルシウム、珪藻土、活性炭、活性粘土、ゼオライト、ホワイトカーボン、塩化カルシウム、塩化マグネシウム、酢酸カリウム、ホウ酸ナトリウム、クエン酸ナトリウム、及び吸水ポリマーが、水分を吸収するために有用であるとして引用される。多数のホームケアに関するウェブサイトも、DEをカーペット上に散布し、その後に掃除機を掛けることによって、存在する害虫をカーペットから取り除くための改善法を記載する。
本発明の態様は、表面繊維処理されたカーペット及びフローリングシステムに関する。
非限定的な一実施形態では、表面繊維処理されたカーペットは、裏地スクリムと、カーペット繊維の下部が裏地スクリムに隣接するように裏地スクリムを通して適合される、上部及び下部を有するカーペット繊維と、裏地スクリムに適用される表面繊維処理と、を含む。
非限定的な一実施形態では、表面繊維処理は、裏地スクリムの下側に適用される。
非限定的な一実施形態では、表面繊維処理は、表面繊維処理の大部分が裏地スクリム及びカーペット繊維の下部上に存在するように、裏地スクリムに適用される。
非限定的な一実施形態では、表面繊維処理の大部分は、裏地スクリム及びカーペット繊維の下部3分の1上に存在する。
本発明の別の態様は、害虫耐性カーペットに関する。
非限定的な一実施形態では、害虫耐性カーペットは、裏地スクリムと、カーペット繊維の下部が裏地スクリムに隣接するように裏地スクリムを通して適合される、上部及び下部を有するカーペット繊維と、裏地スクリムに適用される害虫駆除剤と、を含む。
非限定的な一実施形態では、害虫駆除剤は、裏地スクリムの下側に適用される。
非限定的な一実施形態では、害虫駆除剤は、害虫駆除剤で処理されていないカーペットの柔軟性と実質的に同様の柔軟性を維持しながら、カーペット害虫耐性を与えるのに十分な量及びカーペット内の位置で適用される。
非限定的な一実施形態では、害虫耐性カーペット地は、裏地スクリムと、カーペット繊維の下部が裏地スクリムに隣接するように裏地スクリムを通して適合される、上部及び下部を有するカーペット繊維と、害虫駆除剤の大部分が裏地スクリム及びカーペット繊維の下部上に存在するように裏地スクリムに適用される害虫駆除剤と、を含む。
非限定的な一実施形態では、害虫駆除剤の大部分は、裏地スクリム及びカーペット繊維の下部3分の1上に存在する。
非限定的な一実施形態では、害虫駆除剤は、害虫駆除剤の水性懸濁液または水溶液をカーペットの裏地スクリムに噴霧することによって適用される。
非限定的な一実施形態では、害虫駆除剤は、カーペットの裏地スクリムへの泡塗布によって適用される。
非限定的な一実施形態では、害虫耐性カーペット地は、裏地スクリムへの害虫駆除剤の適用後に裏地スクリムに適用されるラテックス裏地をさらに含む。
非限定的な一実施形態では、カーペット繊維は、ポリエステル、ポリオレフィン、ポリアミド、及びそれらのコポリマーまたは配合物を含む。
非限定的な一実施形態では、裏地スクリムは、熱可塑性ポリマーを含む。
本発明の別の態様は、裏地スクリムと、裏地スクリムを通して適合されるカーペット繊維と、裏地スクリムに適用される害虫駆除剤と、を含む、フローリングシステムに関する。非限定的な一実施形態では、カーペットクッションは、裏地スクリムの下に位置付けられる。
このフローリングシステムの非限定的な一実施形態では、害虫駆除剤は、裏地スクリムの下側に適用される。
このフローリングシステムの非限定的な一実施形態では、害虫駆除剤は、害虫駆除剤で処理されていないカーペット繊維の柔軟性と実質的に同様のカーペット繊維の柔軟性を維持しながら、フローリングシステムを害虫耐性にするのに十分な量及びカーペット内の位置で適用される。
非限定的な一実施形態では、害虫駆除剤の大部分は、このフローリングシステムの裏地スクリム及びカーペット繊維の下部上に存在する。
非限定的な一実施形態では、害虫駆除剤の大部分は、このフローリングシステムの裏地スクリム及びカーペット繊維の下部3分の1上に存在する。
本発明の別の態様は、裏地スクリムと、裏地スクリムを通して適合されるカーペット繊維と、裏地スクリムに適用される表面繊維処理と、を含む、フローリングシステムに関する。非限定的な一実施形態では、カーペットクッションは、裏地スクリムの下に位置付けられる。
本発明のさらに別の態様は、表面繊維処理されたカーペット地を生産するための方法に関する。本方法では、表面繊維処理は、カーペットの裏地スクリムに適用される。カーペットは、裏地スクリムと、カーペット繊維の下部が裏地スクリムに隣接するように裏地スクリムを通して適合される、上部及び下部を有するカーペット繊維と、を含む。
この方法の非限定的な一実施形態では、表面繊維処理は、表面繊維処理で処理されていないカーペットの柔軟性と実質的に同様のカーペットの柔軟性を維持しながら、カーペットを処理にするのに十分な量及びカーペット内の位置で適用される。
この方法の非限定的な一実施形態では、表面繊維処理は、表面繊維処理の大部分が裏地スクリム及びカーペット繊維の下部上に存在するように適用される。
非限定的な一実施形態では、表面繊維処理は、表面繊維処理の大部分が裏地スクリム及びカーペット繊維の下部3分の1上に存在するように適用される。
非限定的な一実施形態では、表面繊維処理は、表面繊維処理の水性懸濁液または水溶液をカーペットの裏地スクリムに噴霧することによって適用される。
非限定的な一実施形態では、本方法は、裏地スクリムへの表面繊維処理の適用に続いて、ラテックス裏地をカーペットの裏地スクリムに適用することをさらに含む。
DEがカーペット地の上に適用される、実施例1に従って調製されたカーペット繊維の走査型電子顕微鏡法(SEM)画像である。図1Aはパイルの上3分の1のSEM画像を示し、図1Bはパイルの下3分の1のSEM画像を示し、倍率レベルは1500倍である。 DEが裏地スクリム上に噴霧される、実施例2及び本発明の方法に従って調製されたカーペット繊維のSEM画像である。図2Aはパイルの上3分の1のSEM画像であり、図2Bはパイルの下3分の1のSEM画像であり、倍率レベルは1500倍である。図2Cは、3500倍の倍率レベルのパイルの下3分の1のSEM画像である。 1500倍の倍率レベルで、実施例3に従って調製された未処理のカーペット繊維のSEM画像である。 DEがカーペット地の上に適用される、実施例4に従って調製されたカーペット繊維のSEM画像である。図4Aはパイルの上3分の1のSEM画像を示し、図4Bは、パイルの下3分の1のSEM画像を示し、倍率レベルは1500倍である。 DEが裏地スクリム上に噴霧される、実施例5及び本発明の方法に従って調製されたカーペット繊維のSEM画像である。図5Aはパイルの上3分の1のSEM画像であり、図5Bはパイルの下3分の1のSEM画像であり、倍率レベルは1500倍である。 1500倍の倍率レベルで、実施例6に従って調製された未処理のカーペット繊維のSEM画像である。 直径約1〜15ミクロンの改変または合成二酸化ケイ素のSEM画像である。 920デニールのカーペット上に裏面噴霧された合成二酸化ケイ素のSEM画像を示す。 以下に示される10,000ベッターマン(Vetterman)ドラムサイクルに曝露された、2.5%の二酸化ケイ素で処理された試料のSEM画像を示す。これらの画像は、表面磨耗を示すが、繊維構造への致命的な損傷は示さない。 10,000ベッターマンドラムサイクルに曝露された、二酸化ケイ素で処理されていないカーペット試料のSEM画像である。この画像は、埃/ラテックス粒子による多少の摩減を示す。 2つの別個の耐久性試験、熱水抽出(HWE)、及び掃除機掛けに供された種々のカーペット試料の写真である。5回のHWEサイクル及び100回の掃除機掛けサイクルの後、ケイ酸塩と反応する塩基性青色染料で試料を染色した。フルオロケミカルUNIDYNE(商標)TG2211の存在は、UNIDYNE(商標)TG2211またはDE単独と比べたより濃い青色によって見られるように、DEの耐久性を上昇させると思われた。
本開示により、表面繊維処理、本処理によって調製されるカーペット地、カーペットタイル、ラグ、フローリングシステム、及び他の製造品、ならびに表面繊維処理されたカーペット地、カーペットタイル、ラグ、フローリングシステム、及び他の製造品を生産するための方法が提供される。
本発明の非限定的な実施形態では、表面処理は、繊維上で利用することができ、害虫制御、糸状菌及び白カビ処理、汚れ防止、耐汚染性、撥水性、耐炎性、ならびに撥油性のために使用され得る。
本発明の非限定的な実施形態では、表面処理は、害虫駆除剤、合成ゼオライト、二酸化ケイ素、表面改質二酸化ケイ素、モンモリロナイト粘土、酸化カルシウム、硫酸カルシウム、活性化アルミナ、またはそれらの組み合わせを含む。
本発明の非限定的な一実施形態では、表面繊維処理の目的は、害虫制御である。「害虫」とは、本明細書で用いる場合、昆虫、ならびにこれらに限定されないが糸状菌、真菌類、及び細菌等の微生物の両方を含むことを意味する。この実施形態では、害虫駆除剤は、表面繊維処理中に含まれる。非限定的な一実施形態では、害虫駆除剤は、珪藻土(DE)または非毒性DE代用品である。非毒性DE代用品には、ホウ砂、ホウ酸、酸化ホウ素ナトリウム、ホウ酸亜鉛、八ホウ酸二ナトリウム四水和物、二酸化ケイ素、合成二酸化ケイ素、非晶質二酸化ケイ素、表面改質二酸化ケイ素、沈降シリカ、重炭酸ナトリウム、またはそれらの組み合わせが挙げられるが、これらに限定されない。
本発明の非限定的な一実施形態では、害虫駆除剤は、45ミクロン以下のメジアン粒径を有する珪藻土(DE)である。本発明の別の非限定的な実施形態では、害虫駆除剤は、粒子の大部分が45ミクロン以下のメジアン粒径を有する、珪藻土(DE)である。本発明の別の非限定的な実施形態では、害虫駆除剤は、実質的に全ての粒子が45ミクロン以下のメジアン粒径を有する、珪藻土(DE)である。
本発明の非限定的な一実施形態では、害虫駆除剤は、15ミクロン以下のメジアン粒径を有する珪藻土(DE)である。本発明の別の非限定的な実施形態では、害虫駆除剤は、粒子の大部分が15ミクロン以下のメジアン粒径を有する、珪藻土(DE)である。本発明の別の非限定的な実施形態では、害虫駆除剤は、実質的に全ての粒子が15ミクロン以下のメジアン粒径を有する、珪藻土(DE)である。
本発明の非限定的な実施形態では、害虫駆除剤は、未焼成DEである。本発明の別の非限定的な実施形態では、害虫駆除剤は、食品用DEである。本発明の別の非限定的な実施形態では、DEは、害虫駆除剤としてのその有効性を上昇させるために、化学害虫駆除剤で処理されてもよく、または表面改質されてもよい。
本発明の非限定的な一実施形態では、害虫駆除剤は、シリコーン二酸化物である。別の非限定的な実施形態では、害虫駆除剤は、45ミクロン以下のメジアン粒径を有する二酸化ケイ素である。本発明の別の非限定的な実施形態では、害虫駆除剤は、粒子の大部分が45ミクロン以下のメジアン粒径を有する、二酸化ケイ素である。本発明の別の非限定的な実施形態では、害虫駆除剤は、実質的に全ての粒子が45ミクロン以下のメジアン粒径を有する、二酸化ケイ素である。
本発明の非限定的な一実施形態では、害虫駆除剤は、15ミクロン以下のメジアン粒径を有する二酸化ケイ素である。本発明の別の非限定的な実施形態では、害虫駆除剤は、粒子の大部分が15ミクロン以下のメジアン粒径を有する、二酸化ケイ素である。本発明の別の非限定的な実施形態では、害虫駆除剤は、実質的に全ての粒子が15ミクロン以下のメジアン粒径を有する、二酸化ケイ素である。
本発明の非限定的な実施形態では、害虫駆除剤は、合成二酸化ケイ素である。合成二酸化ケイ素という用語は、本明細書で用いる場合、改変二酸化ケイ素または改変シリカを指すこともある。
害虫駆除剤に加えて、表面繊維処理は、水等の水溶液をさらに含む。
表面繊維処理に含まれ得るさらなる成分には、アルカリ塩、二酸化硫黄、亜硫酸塩、プロピオン酸塩、亜硝酸塩、及び硝酸塩等の防腐剤、ならびにこれらに限定されないが、ポリビニルアルコール等の高分子フィルム形成物、珪質架橋剤、アクリル酸塩結合剤、ウレタンフィルム形成物、及びカルベン/ナイトレン骨格咬合(biting)分子等の結合添加剤または結合剤が挙げられるが、これらに限定されない。任意の特定の理論に制限されるものではないが、結合添加剤は、表面処理をカーペット繊維表面に保持する静電引力がカーペットの摩減及び清掃の厳しさに耐えるのに十分な強度ではない場合に含まれ得る。本明細書に記載されるもの等の結合剤は、強引な掃除機掛け、熱水抽出、過度の歩行量、及び界面活性剤での洗浄の存在下において、表面繊維処理をカーペット繊維に接着されたまま保つことができると予想される。
本発明の非限定的な一実施形態では、表面繊維処理は、カーペットの裏地スクリムに適用される。非限定的な一実施形態では、処理の後、ラテックス(または他のタイプの接着性の)裏地がカーペットに追加される前に、接着剤が適用されてもよい。非限定的な一実施形態では、処理は、ラテックス裏地がカーペットに追加される前に適用されてもよい。表面処理の目的が害虫制御である実施形態では、このような適用は、害虫耐性カーペットをもたらす。非限定的な実施形態では、表面処理は、当業者に既知の任意の液体、発泡体、泡の塗布によって適用されてもよい。非限定的な一実施形態では、処理は、カーペットの裏地スクリムへの水溶液または懸濁液の噴霧によって適用されてもよい。噴霧は、裏地及びカーペットパイルの下部が活性成分で処理されることを可能にし、このため、従来の家庭清掃習慣を用いるときに、粒子がその基部内に捕捉されたまま留まり、空気中に容易に浮遊しない、または取り除かれず、処理の活性寿命を増加させる。さらに、表面繊維処理をスクリムに適用することは、仕上げ加工(ラテックスまたは他の接着剤がカーペットスクリムに適用され、硬化される)の前に適用される噴霧バーを取り付けることによって、カーペット製造工場内での容易な実装を可能にする。任意の特定の理論に限定されないが、本方法は、表面繊維処理の活性成分をカーペットの基部の近くで捕捉し、それによりカーペット加工中及び通常の清掃習慣または摩減下で活性成分が空気中に浮遊する、または取り除かれることを防ぐと考えられている。
本発明の別の非限定的な実施形態では、処理は、泡塗布によって適用されてもよい。この実施形態では、パッドまたはニップローリングも利用され得る。任意の特定の理論に限定されないが、本方法は、表面繊維処理の活性成分をカーペットの基部の近くで捕捉し、それにより通常の清掃習慣下で活性成分が空気中に浮遊する、または取り除かれることを防ぐとも考えられている。
非限定的な一実施形態では、活性成分の大部分(50%超を意味する)は、表面繊維処理の適用後、カーペットの裏地スクリム及びカーペット繊維の下部上に存在する。非限定的な一実施形態では、活性成分の大部分(50%超を意味する)は、表面繊維処理の適用後、カーペットの裏地スクリム及びカーペット繊維の下部3分の1上に存在する。
本開示は、害虫耐性カーペット地、害虫耐性カーペットタイル、害虫耐性ラグ、及び害虫耐性フローリングシステムにも関する。
本発明の害虫耐性カーペットは、裏地スクリムを含む。非限定的な一実施形態では、裏地スクリムは、熱可塑性ポリマーを含む。裏地スクリムを形成するために使用される熱可塑性ポリマーは、熱可塑性物質、ジュート、または繊維ガラスから選択されるだろう。裏地スクリムを作製するために使用され得る熱可塑性物質の例には、ポリプロピレン、ポリエチレン、及びポリエステルが挙げられる。
害虫耐性カーペット地は、カーペット繊維の下部が裏地スクリムに隣接するように裏地スクリムを通して適合される、上部及び下部を有するカーペット繊維をさらに含む。本明細書で用いる場合、適合されるという用語は、裏地スクリムを通して合成繊維を固定するための当該技術分野で既知の方法を指す。裏地スクリムを通した繊維の適合方法には、タフティング、製織、及びニードルパンチングが挙げられるが、これらに限定されない。非限定的な一実施形態では、カーペット繊維は、タフテッドカーペットを形成する。
本発明の非限定的な実施形態では、カーペット、カーペットタイル、ラグ、及びフローリングシステムに使用される繊維は、羊毛、綿、合成繊維、またはそれらの組み合わせを含む。別の非限定的な実施形態では、カーペット、カーペットタイル、ラグ、及びフローリングシステムに使用される繊維は、ポリオレフィン、ポリエステルポリアミド、またはそれらの組み合わせを含む。本発明の別の非限定的な実施形態では、本発明のカーペット、カーペットタイル、ラグ、及びフローリングシステムは、嵩高連続フィラメントから構成されてもよい。
好適なポリアミドには、そのような用途において少なくとも適度に丈夫であるように十分な粘性、靭性、化学安定性、及び結晶性を有する、嵩高連続フィラメント繊維の形成に好適であることが当該技術分野で知られている繊維形成ポリアミドを含む。ポリアミドは、ナイロン5,6、ナイロン6/6、ナイロン6、ナイロン7、ナイロン11、ナイロン12、ナイロン6/10、ナイロン6/12、ナイロンDT、ナイロン6T、ナイロン6I、及びそれらの配合物またはコポリマーからなる群から選択され得る。一実施形態では、ポリアミドは、ナイロン6/6ポリマーである。
好適なポリオレフィンには、ポリプロピレンを含む。好適なポリエステルには、当該技術分野で既知の繊維形成ポリエステルを含む。ポリエステル樹脂は、ポリエチレンテレフタレート、ポリトリメチレンテレフタレート、ポリブチレンテレフタレート、ポリエチレンナフタレート、ポリ乳酸(PLA)、及びそれらの配合物またはコポリマーからなる群から選択され得る。
非限定的な実施形態では、本発明のカーペット、カーペットタイル、ラグ、及びフローリングシステムを形成するために使用される繊維は、酸性染料部位を無効にすることが知られている汚染防止添加剤を含む、好適なビルトイン汚染防止添加剤をさらに含む。使用され得る好適な汚染防止添加剤には、本発明の溶液で染色された嵩高連続フィラメントを形成するために使用される高分子原材料と共重合することが可能な、芳香族スルホン酸塩及びそれらのアルカリ金属塩を含む。例えば、ナイロン6,6またはナイロン6等のポリアミドでは、酸性染料部位とは、酸性染料と反応または結合して汚染をもたらすアミン末端基またはアミド結合を指す。汚染防止添加剤は、これらの酸性染料部位と反応または結合し、酸性染料部位が酸性染料と反応または結合することを防ぐ。ポリアミド中で使用するのに適した汚染防止添加剤は、米国特許第5,155,178号で考察されており、これは参照により本明細書に組み込まれる。好適な汚染防止添加剤には、5−スルホイソフタル酸ナトリウム塩及びジメチル−5−スルホイソフタレートナトリウム塩等の芳香族スルホン酸塩及びそれらのアルカリ金属塩が挙げられるが、これらに限定されない。非限定的な一実施形態では、汚染防止添加剤は、5−スルホイソフタル酸ナトリウム塩(SSIPA)である。本発明の一実施形態では、汚染防止添加剤は、5−スルホイソフタレートである。非限定的な一実施形態では、汚染防止添加剤は、約1〜10重量パーセントの範囲で存在する。別の非限定的な実施形態では、汚染防止添加剤は、約1〜5重量パーセントの範囲で存在する。
非限定的な実施形態では、本発明のカーペット、カーペットタイル、ラグ、及びフローリングシステムを形成するために使用される繊維は、少なくとも1つの伝導性フィラメントをさらに含む。別の実施形態では、伝導性フィラメントの量は、帯電防止性カーペット、カーペットタイル、ラグ、またはフローリングシステムを形成するのに十分である。帯電防止特性をカーペットに与えるために使用され得る伝導性フィラメントの例は、米国特許第4,900,495号及び同第4,997,712号で開示されており、参照により本明細書に組み込まれる。本発明の非限定的な一実施形態では、伝導性フィラメントは、スピン配向性であり、高分子マトリックス中に分散される伝導性炭素の成分と同一の広がりをもつ非伝導性高分子成分を有し、スピン配向性の伝導性フィラメントの非伝導性高分子成分は、多量の非伝導性の繊維を形成する高分子材料を含有する溶融配合物である。
加えて、本発明のカーペット地、ラグ、及びカーペットタイルは、カーペットの裏地スクリムに適用される害虫駆除剤を含む。非限定的な一実施形態では、害虫駆除剤は、害虫駆除剤で処理されていないカーペットの柔軟性と実質的に同様の柔軟性を維持しながら、カーペット害虫耐性を与えるのに十分な量及びカーペット内の位置で適用される。非限定的な一実施形態では、害虫駆除剤は、害虫駆除剤の大部分が裏地スクリム及びカーペット繊維の下部上に存在するように適用される。非限定的な一実施形態では、害虫駆除剤の大部分(50%超を意味する)は、表面繊維処理の適用後、カーペットの裏地スクリム及びカーペット繊維の下部3分の1上に存在する。
非限定的な一実施形態では、害虫駆除剤は、珪藻土(DE)または非毒性DE代用品である。非毒性DE代用品には、ホウ砂、ホウ酸、酸化ホウ素ナトリウム、ホウ酸亜鉛、八ホウ酸二ナトリウム四水和物、二酸化ケイ素、合成二酸化ケイ素、非晶質二酸化ケイ素、表面改質二酸化ケイ素、沈降シリカ、重炭酸ナトリウム、またはそれらの組み合わせが挙げられるが、これらに限定されない。
本発明の非限定的な一実施形態では、害虫駆除剤は、45ミクロン以下のメジアン粒径を有する珪藻土(DE)である。本発明の別の非限定的な実施形態では、害虫駆除剤は、粒子の大部分が45ミクロン以下のメジアン粒径を有する、珪藻土(DE)である。本発明の別の非限定的な実施形態では、害虫駆除剤は、実質的に全ての粒子が45ミクロン以下のメジアン粒径を有する、珪藻土(DE)である。
本発明の非限定的な一実施形態では、害虫駆除剤は、15ミクロン以下のメジアン粒径を有する珪藻土(DE)である。本発明の別の非限定的な実施形態では、害虫駆除剤は、粒子の大部分が15ミクロン以下のメジアン粒径を有する、珪藻土(DE)である。本発明の別の非限定的な実施形態では、害虫駆除剤は、実質的に全ての粒子が15ミクロン以下のメジアン粒径を有する、珪藻土(DE)である。
本発明の非限定的な実施形態では、害虫駆除剤は、未焼成DEである。本発明の別の非限定的な実施形態では、害虫駆除剤は、食品用DEである。本発明の別の非限定的な実施形態では、DEは、害虫駆除剤としてのその有効性を上昇させるために、化学害虫駆除剤で処理されてもよく、または表面改質されてもよい。
本発明の非限定的な一実施形態では、害虫駆除剤は、シリコーン二酸化物である。別の非限定的な実施形態では、害虫駆除剤は、45ミクロン以下のメジアン粒径を有する二酸化ケイ素である。本発明の別の非限定的な実施形態では、害虫駆除剤は、粒子の大部分が45ミクロン以下のメジアン粒径を有する、二酸化ケイ素である。本発明の別の非限定的な実施形態では、害虫駆除剤は、実質的に全ての粒子が45ミクロン以下のメジアン粒径を有する、二酸化ケイ素である。
本発明の非限定的な一実施形態では、害虫駆除剤は、15ミクロン以下のメジアン粒径を有する二酸化ケイ素である。本発明の別の非限定的な実施形態では、害虫駆除剤は、粒子の大部分が15ミクロン以下のメジアン粒径を有する、二酸化ケイ素である。本発明の別の非限定的な実施形態では、害虫駆除剤は、実質的に全ての粒子が15ミクロン以下のメジアン粒径を有する、二酸化ケイ素である。
本発明の非限定的な実施形態では、害虫駆除剤は、合成二酸化ケイ素である。合成二酸化ケイ素という用語は、本明細書で用いる場合、改変二酸化ケイ素または改変シリカを指すこともある。
いくつかの実施形態では、本発明の害虫耐性カーペットは、繊維を裏地スクリムに固定するための接着剤または追加の裏地をさらに含む。非限定的な一実施形態では、接着剤または追加の裏地は、ラテックス裏地である。ラテックス裏地は、害虫駆除剤処理後に適用されてもよい。別の非限定的な実施形態では、熱可塑性粉末またはフィルムを使用して、繊維を適所で加熱及び接合する。他の非限定的な実施形態では、ポリ塩化ビニル、酢酸ビニル、ポリウレタン、ビチューメン、またはゴムが、繊維を裏地スクリムに固定するための接着剤または追加の裏地として使用され得る。
本開示の別の態様は、本発明の表面繊維処理されたカーペットを含むフローリングシステムに関する。非限定的な一実施形態では、フローリングシステムは、裏地スクリムと、裏地スクリムを通して適合されるカーペット繊維と、裏地スクリムに適用される表面繊維処理の層と、を含む。非限定的な一実施形態では、カーペットクッションは、裏地スクリムの下に位置付けられる。
一実施形態では、表面繊維処理は、本フローリングシステムの裏地スクリムの下側に適用される。非限定的な一実施形態では、処理は、未処理のカーペット繊維の柔軟性と実質的に同様のカーペット繊維の手触りとも称される柔軟性を維持しながら、フローリングシステムのカーペット繊維が処理されるのに十分な量及びカーペット内の位置で適用される。非限定的な一実施形態では、表面繊維処理の大部分は、フローリングシステムの裏地スクリム及びカーペット繊維の下部上に存在する。非限定的な一実施形態では、表面繊維処理の大部分は、裏地スクリム及びカーペット繊維の下部3分の1上に存在する。
本発明のフローリングシステムは、繊維を裏地スクリムに固定するための接着剤または追加の裏地をさらに含んでもよい。非限定的な一実施形態では、接着剤または追加の裏地は、ラテックス裏地である。ラテックス裏地は、害虫駆除剤処理後に適用されてもよい。別の非限定的な実施形態では、熱可塑性粉末またはフィルムを使用して、繊維を適所で加熱及び接合する。他の非限定的な実施形態では、ポリ塩化ビニル、酢酸ビニル、ポリウレタン、ビチューメン、またはゴムが、繊維を裏地スクリムに固定するための接着剤または追加の裏地として使用され得る。
本発明のフローリングシステムは、繊維を裏地スクリムにさらに固定するための接着剤または追加の裏地上に置かれる二次的なスクリムをさらに含んでもよい。
本発明の非限定的な実施形態では、表面処理は、繊維上で利用することができ、害虫制御、糸状菌及び白カビ処理、汚れ防止、耐汚染性、撥水性、耐炎性、ならびに撥油性のために使用され得る。
非限定的な実施形態では、本発明のフローリングシステム内で使用される表面処理は、害虫駆除剤、合成ゼオライト、モンモリロナイト粘土、酸化カルシウム、硫酸カルシウム、活性化アルミナ、またはそれらの組み合わせを含む。
本発明の非限定的な一実施形態では、表面繊維処理の目的は、害虫制御である。この実施形態では、害虫駆除剤は、表面繊維処理中に含まれる。非限定的な一実施形態では、害虫駆除剤は、珪藻土(DE)または非毒性DE代用品である。非毒性DE代用品には、ホウ砂、ホウ酸、酸化ホウ素ナトリウム、ホウ酸亜鉛、八ホウ酸二ナトリウム四水和物、二酸化ケイ素、合成二酸化ケイ素、非晶質二酸化ケイ素、表面改質二酸化ケイ素、沈降シリカ、重炭酸ナトリウム、またはそれらの組み合わせが挙げられるが、これらに限定されない。
本発明の非限定的な一実施形態では、害虫駆除剤は、45ミクロン以下のメジアン粒径を有する珪藻土(DE)である。本発明の別の非限定的な実施形態では、害虫駆除剤は、粒子の大部分が45ミクロン以下のメジアン粒径を有する、珪藻土(DE)である。本発明の別の非限定的な実施形態では、害虫駆除剤は、実質的に全ての粒子が45ミクロン以下のメジアン粒径を有する、珪藻土(DE)である。
本発明の非限定的な一実施形態では、害虫駆除剤は、15ミクロン以下のメジアン粒径を有する珪藻土(DE)である。本発明の別の非限定的な実施形態では、害虫駆除剤は、粒子の大部分が15ミクロン以下のメジアン粒径を有する、珪藻土(DE)である。本発明の別の非限定的な実施形態では、害虫駆除剤は、実質的に全ての粒子が15ミクロン以下のメジアン粒径を有する、珪藻土(DE)である。
本発明の非限定的な実施形態では、害虫駆除剤は、未焼成DEである。本発明の別の非限定的な実施形態では、害虫駆除剤は、食品用DEである。本発明の別の非限定的な実施形態では、DEは、害虫駆除剤としてのその有効性を上昇させるために化学害虫駆除剤で処理されてもよい。
本発明の非限定的な一実施形態では、害虫駆除剤は、シリコーン二酸化物である。別の非限定的な実施形態では、害虫駆除剤は、45ミクロン以下のメジアン粒径を有する二酸化ケイ素である。本発明の別の非限定的な実施形態では、害虫駆除剤は、粒子の大部分が45ミクロン以下のメジアン粒径を有する、二酸化ケイ素である。本発明の別の非限定的な実施形態では、害虫駆除剤は、実質的に全ての粒子が45ミクロン以下のメジアン粒径を有する、二酸化ケイ素である。
本発明の非限定的な一実施形態では、害虫駆除剤は、15ミクロン以下のメジアン粒径を有する二酸化ケイ素である。本発明の別の非限定的な実施形態では、害虫駆除剤は、粒子の大部分が15ミクロン以下のメジアン粒径を有する、二酸化ケイ素である。本発明の別の非限定的な実施形態では、害虫駆除剤は、実質的に全ての粒子が15ミクロン以下のメジアン粒径を有する、二酸化ケイ素である。
本発明の非限定的な実施形態では、害虫駆除剤は、合成二酸化ケイ素である。合成二酸化ケイ素という用語は、本明細書で用いる場合、改変二酸化ケイ素または改変シリカを指すこともある。
害虫駆除剤に加えて、表面繊維処理は、水等の水溶液をさらに含む。
本発明の非限定的な実施形態では、フローリングシステムに使用される繊維は、羊毛、綿、合成繊維、またはそれらの組み合わせを含む。別の非限定的な実施形態では、カーペット、カーペットタイル、ラグ、及びフローリングシステムに使用される繊維は、ポリオレフィン、ポリエステル、ポリアミド、またはそれらの組み合わせを含む。本発明の別の非限定的な実施形態では、本発明のフローリングシステムで使用される繊維は、嵩高連続フィラメントから構成されてもよい。
好適なポリアミドには、そのような用途において少なくとも適度に丈夫であるように十分な粘性、靭性、化学安定性、及び結晶性を有する、嵩高連続フィラメント繊維の形成に好適であることが当該技術分野で知られている繊維形成ポリアミドを含む。ポリアミドは、ナイロン5,6、ナイロン6/6、ナイロン6、ナイロン7、ナイロン11、ナイロン12、ナイロン6/10、ナイロン6/12、ナイロンDT、ナイロン6T、ナイロン6I、及びそれらの配合物またはコポリマーからなる群から選択され得る。一実施形態では、ポリアミドは、ナイロン6/6ポリマーである。
好適なポリオレフィンには、ポリプロピレンを含む。好適なポリエステルには、当該技術分野で既知の繊維形成ポリエステルを含む。ポリエステル樹脂は、ポリエチレンテレフタレート、ポリトリメチレンテレフタレート、ポリブチレンテレフタレート、ポリエチレンナフタレート、ポリ乳酸(PLA)、及びそれらの配合物またはコポリマーからなる群から選択され得る。
非限定的な一実施形態では、フローリングシステムの裏地スクリムは、熱可塑性ポリマーを含む。
本開示により、表面処理されたカーペット地、カーペットタイル、ラグ、及びフローリングシステムを生産するための方法をさらに提供する。本方法では、限定されないが害虫駆除剤等の表面繊維処理は、カーペットの裏地スクリムに適用される。裏地スクリムに加えて、カーペットは、カーペット繊維の下部が裏地スクリムに隣接するように裏地スクリムを通して適合される、上部及び下部を有するカーペット繊維も含む。非限定的な一実施形態では、表面繊維処理は、表面繊維処理で処理されていないカーペットの柔軟性または手触りと実質的に同様の手触りとも称される柔軟性を維持しながら、カーペットが処理されるのに十分な量及びカーペット内の位置で適用される。この方法の非限定的な一実施形態では、表面繊維処理は、処理の大部分が裏地スクリム及びカーペット繊維の下部上に存在するように適用される。別の非限定的な実施形態では、表面繊維処理の大部分が、裏地スクリム及びカーペット繊維の下部3分の1上に存在する。
非限定的な一実施形態では、表面繊維処理は、表面繊維処理の水性懸濁液または水溶液をカーペットの裏地スクリムに噴霧することによって適用される。表面繊維処理の噴霧は、表面繊維処理の深度の調節のためのいくつかの手段を提供する。例えば、噴霧バーのpsiを上昇させて、浸透深度を増加することができる。加えて、含浸量の増加は、浸透深度への影響を有することが予想される。
さらに、裏地スクリムのピック数を変更することで、より広い間隔、すなわち、より少ないピック数を有する裏地スクリムを容易に通過することができる表面繊維処理の量に影響を与えることができ、より多くの材料が繊維を通ることを可能にし、浸透深度を増加させる可能性がある。噴霧直後に掃除機(または抽出器)を適用することは、裏地スクリムからカーペット繊維に抽出されるより多くの表面繊維処理をもたらすことが予想される。最後に、カーペットの湿り気は、殺虫処理に対する浸透の深度に影響を与え得る。
別の非限定的な実施形態では、表面繊維処理は、カーペットの裏地スクリムへの表面繊維処理の泡塗布によって適用される。この実施形態では、パッドまたはニップローリングも利用され得る。任意の特定の理論に限定されないが、本方法は、表面繊維処理の活性成分をカーペットの基部の近くで捕捉し、それにより通常の清掃習慣下で活性成分が空気中に浮遊する、または取り除かれることを防ぐとも考えられている。
本発明の非限定的な実施形態では、表面処理は、繊維上で利用することができ、害虫制御、糸状菌及び白カビ処理、汚れ防止、耐汚染性、撥水性、耐炎性、ならびに撥油性のために使用され得る。
非限定的な実施形態では、本発明のフローリングシステム内で使用される表面処理は、害虫駆除剤、合成ゼオライト、モンモリロナイト粘土、酸化カルシウム、硫酸カルシウム、活性化アルミナ、またはそれらの組み合わせを含む。
本発明の非限定的な一実施形態では、表面繊維処理の目的は、害虫制御である。この実施形態では、害虫駆除剤は、表面繊維処理中に含まれる。非限定的な一実施形態では、害虫駆除剤は、珪藻土(DE)または非毒性DE代用品である。非毒性DE代用品には、ホウ砂、ホウ酸、酸化ホウ素ナトリウム、ホウ酸亜鉛、八ホウ酸二ナトリウム四水和物、二酸化ケイ素、合成二酸化ケイ素、表面改質二酸化ケイ素、非晶質二酸化ケイ素、表面改質二酸化ケイ素、沈降シリカ、重炭酸ナトリウム、またはそれらの組み合わせが挙げられるが、これらに限定されない。
本発明の非限定的な一実施形態では、害虫駆除剤は、45ミクロン以下のメジアン粒径を有する珪藻土(DE)である。本発明の別の非限定的な実施形態では、害虫駆除剤は、粒子の大部分が45ミクロン以下のメジアン粒径を有する、珪藻土(DE)である。本発明の別の非限定的な実施形態では、害虫駆除剤は、実質的に全ての粒子が45ミクロン以下のメジアン粒径を有する、珪藻土(DE)である。
本発明の非限定的な一実施形態では、害虫駆除剤は、15ミクロン以下のメジアン粒径を有する珪藻土(DE)である。本発明の別の非限定的な実施形態では、害虫駆除剤は、粒子の大部分が15ミクロン以下のメジアン粒径を有する、珪藻土(DE)である。本発明の別の非限定的な実施形態では、害虫駆除剤は、実質的に全ての粒子が15ミクロン以下のメジアン粒径を有する、珪藻土(DE)である。
本発明の非限定的な実施形態では、害虫駆除剤は、未焼成DEである。本発明の別の非限定的な実施形態では、害虫駆除剤は、食品用DEである。本発明の別の非限定的な実施形態では、DEは、害虫駆除剤としてのその有効性を上昇させるために化学害虫駆除剤で処理されてもよい。
本発明の非限定的な一実施形態では、害虫駆除剤は、シリコーン二酸化物である。別の非限定的な実施形態では、害虫駆除剤は、45ミクロン以下のメジアン粒径を有する二酸化ケイ素である。本発明の別の非限定的な実施形態では、害虫駆除剤は、粒子の大部分が45ミクロン以下のメジアン粒径を有する、二酸化ケイ素である。本発明の別の非限定的な実施形態では、害虫駆除剤は、実質的に全ての粒子が45ミクロン以下のメジアン粒径を有する、二酸化ケイ素である。
本発明の非限定的な一実施形態では、害虫駆除剤は、15ミクロン以下のメジアン粒径を有する二酸化ケイ素である。本発明の別の非限定的な実施形態では、害虫駆除剤は、粒子の大部分が15ミクロン以下のメジアン粒径を有する、二酸化ケイ素である。本発明の別の非限定的な実施形態では、害虫駆除剤は、実質的に全ての粒子が15ミクロン以下のメジアン粒径を有する、二酸化ケイ素である。
本発明の非限定的な実施形態では、害虫駆除剤は、合成二酸化ケイ素である。合成二酸化ケイ素という用語は、本明細書で用いる場合、改変二酸化ケイ素または改変シリカを指すこともある。
害虫駆除剤に加えて、表面繊維処理は、水等の水溶液をさらに含む。
本発明の非限定的な実施形態では、フローリングシステムに使用される繊維は、羊毛、綿、合成繊維、またはそれらの組み合わせを含む。別の非限定的な実施形態では、カーペット、カーペットタイル、ラグ、及びフローリングシステムに使用される繊維は、ポリオレフィン、ポリエステルポリアミド、またはそれらの組み合わせを含む。本発明の別の非限定的な実施形態では、本発明のフローリングシステムで使用される繊維は、嵩高連続フィラメントから構成されてもよい。
好適なポリアミドには、そのような用途において少なくとも適度に丈夫であるように十分な粘性、靭性、化学安定性、及び結晶性を有する、嵩高連続フィラメント繊維の形成に好適であることが当該技術分野で知られている繊維形成ポリアミドを含む。ポリアミドは、ナイロン5,6、ナイロン6/6、ナイロン6、ナイロン7、ナイロン11、ナイロン12、ナイロン6/10、ナイロン6/12、ナイロンDT、ナイロン6T、ナイロン6I、及びそれらの配合物またはコポリマーからなる群から選択され得る。一実施形態では、ポリアミドは、ナイロン6/6ポリマーである。
好適なポリオレフィンには、ポリプロピレンを含む。好適なポリエステルには、当該技術分野で既知の繊維形成ポリエステルを含む。ポリエステル樹脂は、ポリエチレンテレフタレート、ポリトリメチレンテレフタレート、ポリブチレンテレフタレート、ポリエチレンナフタレート、ポリ乳酸(PLA)、及びそれらの配合物またはコポリマーからなる群から選択され得る。
非限定的な一実施形態では、フローリングシステムの裏地スクリムは、熱可塑性ポリマーを含む。
いくつかの実施形態では、カーペットは、溶液を乾燥させるため、表面繊維処理の適用後に加熱されてもよい。
非限定的な一実施形態では、本方法は、表面繊維処理の裏地スクリムへの適用に続いて、繊維を裏地スクリムに固定するための接着剤または追加の裏地を適用することをさらに含む。非限定的な一実施形態では、接着剤または追加の裏地は、ラテックス裏地である。ラテックス裏地は、害虫駆除剤処理後に適用されてもよい。別の非限定的な実施形態では、熱可塑性粉末またはフィルムを使用して、繊維を適所で加熱及び接合する。他の非限定的な実施形態では、ポリ塩化ビニル、酢酸ビニル、ポリウレタン、ビチューメン、またはゴムが、繊維を裏地スクリムに固定するための接着剤または追加の裏地として使用され得る。
カーペット内にチリダニが存在する場合、それらは一般的にカーペット裏地の近くで発見される。このため、害虫駆除剤の大部分がカーペットの下部に存在する本発明の表面繊維処理及びカーペット地は、チリダニ集団を効果的に制御し、それによりチリダニへのアレルギー反応を低減させることが予想される。マダニ、ノミ、及びトコジラミ集団、ならびに他の害虫、微生物、糸状菌、及び白カビの減少も、本発明において予想される。
本発明の表面繊維処理されたカーペットの生産方法も、この適用技法を実装するために製造工場レベルにおいて最低限の資本経費しか必要としないため、有利である。例えば、スクリムの下側への表面処理の適用は、ラテックスコーティング装置の前の任意の時点に位置される噴霧バーによって、カーペット製造工場で実現され得る。そのような噴霧バーが位置され得るいくつかの場所が存在する。この作業を達成するための噴霧バーの位置の非限定的な例は、連続する染料ライン上である。しかしながら、本開示を読むことによって当分野の技術者に理解されるように、噴霧装置は、カーペットの裏地が噴霧され得るように、抽出器スロットの前の、そのライン内の任意の時点に位置し得る。ノズル開口部の大きさならびにポンプの大きさ及び種類等の噴霧バーの規格は、処理中の任意の微粒子が噴霧装置のライン、フィルター、及びノズルを詰まらせないように、選択及び/または調節され得る。カーペットの表面に位置付けられ、噴霧装置の直後のライン上に位置する掃除機(または抽出器)も使用され得る。掃除機は、表面処理の浸透深度を補助することが予想される。処理溶液は、噴霧の間、任意の粒子が分散したままであるように、適用中に撹拌を必要とし得る。カーペットは、ラテックスコーティングが適用され得る前に完全に乾燥させるべきであるが、本発明の表面処理を適用する前に湿っていても、または乾燥していてもよい。
英国特許出願第GB2398007号は、高分子フィルムを用いたカーペット裏地の上面にDE粉末を組み込むための方法を開示する。本方法は、カーペットの裏地の上面への粉末形態での珪藻土の適用、ならびに裏地スクリムの裏面に適用されるフィルムにDE粉末を誘引するための帯電の使用を含む。本方法は、製造工場への大きな資本投資及びそれらの加工手順への大幅な変更を必要とする。本発明の実施形態は、カーペットの裏地スクリム、カーペットタイル、ラグ、またはフローリングシステムの上面にDE粉末を追加することを含まない。加えて、本開示の実施形態は、裏地スクリムの裏面に適用されるフィルムの使用またはDE粉末の場所を制御するための帯電の使用を必要としない。
本発明に従う表面繊維処理の適用は、カーペットの手触りが、DE害虫駆除剤等の表面処理に関連付けられる任意の粗いコーティングに影響を受けないことも確実にする。
DE及びDE代用品を含む本発明の害虫駆除剤表面処理の使用は、タフテッドカーペット内のチリダニ集団を低減するための非毒性で環境に優しい方法を提供する。DEのいくつかの懸念は、空気中に浮遊するその能力に起因して生じる。しかしながら、本発明の方法では、害虫駆除剤がカーペットの下部に接着され、DE微粒子を適所に保つ。非限定的な一実施形態では、スクリムの裏面上の任意の緩んだDEの摩耗落ちを防ぐために、製造中、接着剤がコーティングの前またはDEスラリー中で使用されてもよい。最後に、本発明の方法の使用は、カーペットの上面へのDEの散布及び繊維の大半中へのDEの追加等の方法と比較して、最小量のDE等の害虫駆除剤でカーペット内の最大量の害虫制御を実現する。さらに、背面への噴霧適用は、上面への噴霧適用法と比べて繊維のより少ない「埃の除去」を可能にする。
以下の章は、本発明の製造品及び加工のさらなる実例を提供する。これらの作業例は、例示に過ぎず、どのようにも本発明の範囲を制限することは意図しない。
実施例1〜6に関して、処理されたカーペットを4gの珪藻土、252gの脱イオン水、及び10mgの塩化マグネシウム(防腐剤である)からなる珪藻土水溶液で処理した。St.Gabriel Organicsから珪藻土を得た。珪藻土は、未焼成であり、145%を超える吸水量及び135%を超える吸油量を有した。この珪藻土の水溶液はベージュ色であり、噴霧適用前に溶液の撹拌を必要とした(溶液の微粒子沈降を防ぐため)。
実施例1:カーペット繊維上へのDEの噴霧
試験に使用されたカーペットは、995デニールのナイロン6,6繊維から生産された住居用のカットパイル構成であった。繊維は、2枚が一緒に重ねられ、1インチ当たり6回撚糸された。最終的なサキソニースタイルのカーペットは、9/16インチのパイル高さ、1インチ当たり13〜14ステッチ、及び1/8インチのゲージを用いて構成された。カーペットの重量は、1平方ヤード当たり45オンスであった。カーペットを薄い小麦ベージュ色に染色し、汚染阻害剤で処理した。カーペットは裏打ちされず、一次ポリプロピレン裏地スクリムのみを有し、ラテックスを含まなかった。
珪藻土溶液を、15%の含浸量を有するように高容量低圧(HVLP)ガンを用いてカーペット上に(カットパイル側を上にして)噴霧した。カーペットを150℃で8分間かけて硬化した。このカーペットの手触りは、未処理対照よりも目に見えて粗かった。
次いでカーペット繊維を走査型電子顕微鏡法(SEM)で観察した。1500倍の倍率レベルでパイルの上3分の1及びパイルの下3分の1のSEM画像を撮影した。SEM画像は、この方法が、珪藻土微粒子の大部分がパイルの上3分の1に接着するという結果をもたらすことを示す。
実施例2:本発明に従う裏地スクリム上へのDEの噴霧
試験に使用されたカーペットは、995デニールナイロン6,6繊維の住居用のカットパイル構成であった。繊維は、2枚が一緒に重ねられ、1インチ当たり6回撚糸された。最終的なサキソニースタイルのカーペットは、9/16インチのパイル高さ、1インチ当たり13〜14ステッチ、及び1/8インチのゲージを用いて構成された。カーペットの重量は、1平方ヤード当たり45オンスであった。カーペットを薄い小麦ベージュ色に染色し、汚染阻害剤で処理した。カーペットは裏打ちされず、一次ポリプロピレン裏地スクリムのみを有し、ラテックスを含まなかった。
HVLPガンを用いて、15%の含浸量でカーペットのポリプロピレン一次裏地スクリム上に(カーペットのカットパイル側を下にして)珪藻土溶液を噴霧した。カーペットを150℃で8分間かけて硬化した。このカーペットの手触りは、未処理対照よりも目に見えて粗くはなかった。
次いでカーペット繊維をSEMで観察した。1500倍の倍率レベルでパイルの上3分の1及びパイルの下3分の1のSEM画像を撮影した。SEM画像は、この方法が、珪藻土微粒子の大部分がパイルの下3分の1に接着するという結果をもたらすことを示す。
実施例3:未処理のカーペット
試験に使用されたカーペットは、995デニールナイロン6,6繊維の住居用のカットパイル構成であった。繊維は、2枚が一緒に重ねられ、1インチ当たり6回撚糸された。最終的なサキソニースタイルのカーペットは、9/16インチのパイル高さ、1インチ当たり13〜14ステッチ、及び1/8インチのゲージを用いて構成された。カーペットの重量は、1平方ヤード当たり45オンスであった。カーペットを薄い小麦ベージュ色に染色し、汚染阻害剤で処理した。カーペットは裏打ちされず、一次ポリプロピレン裏地スクリムのみを有し、ラテックスを含まなかった。
カーペットには処理を行わなかった。1500倍の倍率レベルで清潔で滑らかな繊維を示すカーペット繊維のSEM画像を撮影した。
実施例4:カーペット繊維上へのDEの噴霧
試験に使用されたカーペットは、1245デニールのナイロン6,6繊維から生産され、1インチ当たり4.5回の撚り数を使用する2枚重ねのループ式商業用構成であった。最終的なカーペットは、1/10インチのゲージを使用して1/4インチのパイル高さに構成された。カーペットの重量は、1平方ヤード当たり32オンスであった。カーペットを薄い小麦ベージュ色に染色し、汚染阻害剤で処理した。カーペットは裏打ちされず、一次ポリプロピレン裏地スクリムのみを有し、ラテックスを含まなかった。
珪藻土溶液を、15%の含浸量を有するようにHVLPガンを用いてカーペット上に(カットパイル側を上にして)噴霧した。カーペットを150℃で8分間かけて硬化した。カーペットの手触りは、著しく影響されなかった。
次いでカーペット繊維をSEMで観察した。1500倍の倍率レベルでパイルの上3分の1及びパイルの下3分の1のSEM画像を撮影した。SEM画像は、この方法が、珪藻土微粒子の大部分がパイルの上3分の1に接着するという結果をもたらすことを示す。
実施例5:本発明に従う裏地スクリム上へのDEの噴霧
試験に使用されたカーペットは、1245デニールのナイロン6,6繊維から生産され、1インチ当たり4.5回の撚り数を使用する2枚重ねのループ式商業用構成であった。最終的なカーペットは、1/10インチのゲージを使用して1/4インチのパイル高さに構成された。カーペットの重量は、1平方ヤード当たり32オンスであった。カーペットを薄い小麦ベージュ色に染色し、汚染阻害剤で処理した。カーペットは裏打ちされず、一次ポリプロピレン裏地スクリムのみを有し、ラテックスを含まなかった。
HVLPガンを用いて、15%の含浸量でカーペットのポリプロピレン一次裏地スクリム上に(カーペットのカットパイル側を下にして)珪藻土溶液を噴霧した。カーペットを150℃で8分間かけて硬化した。カーペットの手触りは、著しく影響されなかった。
次いでカーペット繊維をSEMで観察した。1500倍の倍率レベルでパイルの上3分の1及びパイルの下3分の1のSEM画像を撮影した。SEM画像は、この方法が、珪藻土微粒子の大部分がパイルの下3分の1に接着するという結果をもたらすことを示す。
実施例6:未処理のカーペット
試験に使用されたカーペットは、1245デニールのナイロン6,6繊維から生産され、1インチ当たり4.5回の撚り数を使用する2枚重ねのループ式商業用構成であった。最終的なカーペットは、1/10インチのゲージを使用して1/4インチのパイル高さに構成された。カーペットの重量は、1平方ヤード当たり32オンスであった。カーペットを薄い小麦ベージュ色に染色し、汚染阻害剤で処理した。カーペットは裏打ちされず、一次ポリプロピレン裏地スクリムのみを有し、ラテックスを含まなかった。
カーペットには処理を行わなかった。1500倍の倍率レベルで清潔で滑らかな繊維を示すカーペット繊維のSEM画像を撮影した。
実施例7〜16に関して、使用されたDEは、未焼成であり、15ミクロン以下のメジアン粒径、145%を超える吸水量、及び135%を超える吸油量を有した。実施例7〜16に関して、使用された二酸化ケイ素は、Rockwell Labs,Ltd(North Kansas City,MO)から得られ、CimeXa(商標)の名称で販売される合成二酸化ケイ素であった。
実施例7:チリダニ試験
生きているチリダニ、具体的にはヤケヒョウヒダニを使用して試験を行った。生きているダニ培養物を成長させ、使用準備が整うまで25℃及び65%の相対湿度(RH)で保管した。試験前、培養物1グラム当たりのチリダニの数は、培養物の一部を単離皿上に検量し、次いで立体双眼顕微鏡及びカメラを使用して生きているダニの数を計数することによって判定した。次いで、有効性試験のためのカーペット試料上への約50のチリダニの追加を推定するためにこの情報を使用した。
カーペットの調製及びチリダニ播種に対して、カーペット試料を10cm×15cmの区分に切断し、チリダニの逃避を防ぐために、縁をFLUON(登録商標)ポリテトラフルオロエチレンの障壁で事前コーティングした。次いで試料を環境チャンバ(25℃及び65%のRH)内で3時間かけて事前調整した。全試料を3連で処理した。次いで乾燥肝臓酸化物からなるチリダニ食糧(0.02グラム)を、1kgの円筒状分銅を使用して試料内に入れ込んだ。カーペットの基部への食糧の均等な分布を確実にするために圧力を加えた。次いでカーペットを1時間環境チャンバに戻した。
いったん調整されると、規定の重量のチリダニ培養物をカーペットに追加し、約50のダニを送り込んだ。次いでカーペットを、有効性評価のために取り出されるまでチャンバ内に戻した。培養中、フロアランプを活動的ではないアレルゲンチャンバ内に置き、12時間毎にオン及びオフを周期させるように自動タイマーを設定した。このプロセスは、家庭内の規則的な点灯周期を模倣する。
熱抽出法(HEM)プロトコル
5週間でカーペットを取り出し、熱抽出法(HEM)を使用して有効性評価を行った。試験を行うために、カーペット試料よりも若干大きいホットプレートの電源を入れ、25℃まで上げた。カーペットの大きさと等しいメッシュ生地を予め切断し、接着フィルムに付着した。フィルムの粘着面がメッシュと良好に接触していることを確実にするために、材料を一緒に堅く圧迫した。メッシュを使用して、テープに接着し得る食糧粒子及び死滅したダニの量を制限した。次いで、繊維の房との良好な接触を維持するようにカーペットの表面にメッシュフィルムを圧迫した。次いでカーペット試料を25℃のホットプレート上に置き、試験全体を通して堅固な定圧を維持するためにポリスチレンブロック及び12gの重りをメッシュ上に置いた。10分後、ホットプレートを40℃に調節し、さらに10分間置いた。25℃の間隔で10分間毎に温度を上昇させた。これを125℃に達するまで繰り返し、試料を最後の10分間保持した。ホットプレートの温度はカーペットの温度を反映しないことに留意されたい。カーペットの3D構造のため、実験は、カーペット温度が80℃を超えなかったことを示した。熱への曝露後、メッシュフィルムをカーペットから取り除き、その後の計数のため、メッシュを挟み、ダニを固定するように第2の接着フィルムを適用した。各試料に対して、立体双眼顕微鏡及びカメラを使用してダニの総数を計数した。3回の測定の平均及び標準偏差として結果を報告する。
酵素結合免疫吸着アッセイ(ELISA)プロトコル
5週間でカーペットを取り出し、ELISA法を使用して有効性評価を行い、存在するDer p1タンパク質の量を定量化した。カーペット内で見られるDer p1が多いほど、チリダニの数が多い。0.05%Tweenを含む250mLのリン酸緩衝生理食塩水(PBST)緩衝液を含む容器中にカーペット試料を置いた。カーペットからのアレルゲン抽出を補助するために、容器を300rpmで24時間攪拌器に置いた。2500rpm/5℃で20分間かけて抽出物を遠心分離し、上澄みを収集した。ELISAを使用して、残っているDer p1タンパク質の量を判定した。3回の測定の平均及び標準偏差として結果を報告する。
DEを用いるパイロット規模での噴霧及び試験の結果
パイロット規模範囲でDEを用いてカーペットを処理した。珪藻土(DE)粉末を水に単純に追加し、スラリーを形成することによって処理を調製した。DEの大粒径に起因する急速な沈殿を機械的撹拌によって防いだ。次いで、カーペット製造工場内にフルオロケミカル処理を適用するために使用される典型的な噴霧バー装置の使用により、撹拌されたスラリーをカーペットの下面、すなわちスクリム上に噴霧した。カーペット上への含浸量を調節することによって試料間の濃度差を実現した。次いで、フルオロケミカル(Chemours Company,Wilmington,DEのCAPSTONE(登録商標)RCP、短鎖忌避物質(repellant)、及び界面活性剤)及びナノ粒子フルオロケミカル増量剤を含有する局所防汚製剤でカーペットを処理した。次いでカーペットを完全に乾燥させ、ラテックスでコーティングした。
環境チャンバ内で5週間かけてチリダニとともに試料を培養した。HEM及びELISAを介して有効性試験を測定した。各試験に関して、3回の測定の平均を報告する。結果を表1に示す。
種々の二酸化ケイ素のパイロット規模試験の結果
テクスチャを付与されたカットパイルの居住用の1平方ヤード当たり45オンスの表面重量(face weight)のカーペットを試験に使用した。920デニールの繊維から、1インチ当たり11ステッチ、1/8インチのゲージ、及び11/16インチのパイル高さを使用する2枚に重ねられ、房の付いたカーペットを構成した。カーペットを、噴霧前に脱イオン水と混合したDE及び合成二酸化ケイ素粉末の両方で処理した。機械的撹拌によって混合物を撹拌し、噴霧加工全体を通して沈殿を防いだ。次いで、フルオロケミカル(The Chemours Company,Wilmington,DEのCAPSTONE(登録商標)RCP、短鎖忌避物質、及び界面活性剤)及びシルキサン(silxane)フルオロケミカル増量剤を含有する局所防汚製剤でカーペットを処理した。次いでカーペットを完全に乾燥させ、ラテックスでコーティングした。表2の有効性試験の結果は、珪藻土処理の異なる供給元に対して種々の有効性レベルを示し、これは使用される珪藻土グレードの粒径、吸水性、及び吸油性の違いに起因する可能性が高い。表2の結果は、チリダニの死滅に極めて効果的である合成二酸化ケイ素処理を示す。
さらに、耐久性試験は、熱水抽出が実施される前と比べて若干効果が弱いが、熱水抽出後もチリダニの死滅の活性に対して処理が依然として有効であることを示した。結果を表3に示す。これは処理が、カーペットの寿命の間、カーペットを維持するために必要とされる熱水抽出清掃手順に対して比較的耐久性があることを示す。
実施例8:性能試験
汚染
American Association of Textile Chemists and Colorists(AATCC) Method 175、「Stain Resistance:Pile Floor Coverings」に基づく手順を使用して酸性染料耐汚染性を評価した。10の評定は完全な汚染除去を表し、1の評定は汚染除去がないことを示すAATCC Test Method 175の視覚的汚染評定尺度(AATCC Red 40 Stain Scale)を用いて汚染を評価した。
カーペット試料の手触り/感覚
比較試験法を使用してカーペット試料の手触りまたは感覚を評価した。柔軟性評価を行う人は、個々に選択されるいかなる様式または方法で、清潔な手を使用してカーペットに触れ、本発明に従う処理が商業化された局所処理と比較して柔らかい、ザラザラしている、または変化がないかどうかを判定した。手触りの研究班は、評定者が処理名を知覚することによって左右され得ないように、盲検試験で行った。このプロセスにおいて、評定者はカーペットの特性に対する意見を述べることも可能であった。評定を表4に提供する。
カーペットの処理。全ての920デニールのカーペット(以前の実施例に記載される)に、2.5%の二酸化ケイ素を実現するように、上面に噴霧または背面に噴霧した。対照カーペットAは、汚染阻害剤以外の局所化学物質を有しなかった。試験カーペットに、合成二酸化ケイ素(カーペットC及びE)または珪藻土(カーペットB及びD)のいずれかを噴霧した。以前の実施例において記載されるように背面噴霧適用において(カーペットB及びC)、または典型的には産業で行われるようにカーペットの房の上面に(カーペットD及びE)、カーペット内に各製品を適用した。次いで、手触りの研究班の技法を使用して、柔軟性及びダスティング等の他の特性に関して試料を評価した。評定は1〜5であり、1が最も柔らかく、5が最もザラザラしている。
試料ID:
A−対照、汚染阻害剤のみ
B−珪藻土、本発明に従う背面への噴霧
C−合成二酸化ケイ素、背面への噴霧
D−珪藻土、上面への噴霧
E−合成二酸化ケイ素、上面への噴霧
撥汚性
ドラムでの汚れ付け(drum soiling)の前にカーペット試料を調整するための方法を概説するASTM D1776法、及びドラムでの汚れ付けに必要とされるステップを概説するASTM D6540法の2つの方法を使用して、撥汚性を測定した。ドラムでの汚れ付けの前ならびにドラムでの汚れ付け及び掃除機掛けの後、較正色彩色差計を使用して、カーペット試料のL×a×b×値を測定した。次いで、各個別のカーペット試料に対して、以下の式からカーペット試料に対するΔEを計算した。「u」は汚されていないカーペットからの値を表し、「s」は汚されたカーペットの値を表す。
式1
5回のΔE測定から、この報告において報告されるΔE値を平均化した。対照試料性能の関数である促進された汚れ付け性能を報告する対照のΔE%は、行われるバッチ間のΔE測定値の比較を可能にする。
末端利用における清掃
カーペット試料上で掃除機掛け及び熱水抽出を行い、通常の消費者の管理下での処理の耐久性を評価した。Dyson−17またはD65縦型掃除機を使用して掃除機を掛けた。使用される掃除機の型は、各試験内で一貫していたが、試験間では異なり得た。各カーペット試料に最大100回掃除機を掛け、各前後運動は1「回」または「パス」を示した。カーペットが過熱しないように、掃除機掛けを20パス区分内で完了した。10パス毎に、カーペットの向きを90°変えた。
熱水抽出(HWE)に関しては、ヒートキットを備えるサンディア3ガロンスポット抽出器を使用した。5ガロンの水に対して0.75オンスのFlexiclean洗剤を使用して、清掃溶液を調製した。まず噴霧機能を利用して試料を均一に噴霧し、続いて、1回の吸引機能を用いて任意の過剰な液体を除去することにより、HWEを実施した。1回の噴霧及び1回の吸引の組み合わせを「1パス」と名付け、専門的なサービスによる1回のHWE清掃サイクルを模倣するために3パスを使用した。このため、3回のHWEとは、15回カーペットが噴霧され、吸引されたことを示す。HWEサイクル間に最低1時間、最大1日かけて試料を乾燥させた。
SEM及び色検出によって残りのSiO2の存在を判定した。色検出システムは、シリカ系ナノ粒子と特異的に反応する塩基性青色染料であるStandard Dyes,Inc.のPermacryl Blue NCNを使用した。
強熱減量試験
処理されたカーペット上に存在する無機ケイ素の量を判定するために、強熱減量試験を行った。これらの実施例での処理に使用されるカーペットは、不均一にコーティングされた炭酸カルシウムが豊富なラテックスによる任意の無機質量寄与を避けるためにラテックスコーティングされていないカーペット試料であった。強熱減量試験を行うために、清潔な白金るつぼを20分間かけてマッフル炉内で800±25℃まで加熱した。次いでるつぼを炉から取り出し、室温まで冷却した。るつぼをデシケーター内に30分間置いた。次いでるつぼ重量を記録した。10gの裏打ちされていない処理されたカーペット試料を、検量されたアルミニウム鍋内で1時間かけて150℃のオーブン内で乾燥させた。試料及び鍋をデシケーター内に30分間置いた。るつぼをブンゼンバーナー上に置き、カーペット試料を、試料の燃焼が終わるまでるつぼにゆっくりと追加した。次いでアルミニウム鍋を検量し、るつぼ内で燃焼した試料の量を判定した。次いでるつぼを800±25℃のマッフル炉内に1時間置いた。次いでるつぼを炉から取り出し、室温まで冷却した。るつぼをデシケーター内に30分間置き、次いでるつぼの重量を判定した。以下の式を用いて無機材料%を計算した。
無機材料%=(灰化した試料及びるつぼの重量−るつぼの重量)×100/(試料及びアルミニウム鍋の重量−アルミニウム鍋の重量)
処理された試料中のケイ素の量を計算するために、未処理のDE/二酸化ケイ素試料の強熱減量(防汚製剤中の触媒、艶消し剤、及びナノ粒子からの無機物含量を含む)を二酸化ケイ素で処理された試料の強熱減量値から減じる必要がある。加えて、DE/二酸化ケイ素粉末からの水分損失及び少量の有機物含量損失を考慮する必要がある。DE/二酸化ケイ素粉末は、試料の灰化時に4.7重量%〜7.2重量%の範囲で失われる。これは、全ての材料が繊維に適用される場合、繊維上の2.5%のDE/二酸化ケイ素の標的とされる濃度が、繊維に適用される約2.32%〜2.38%の無機物含量を有するべきであることを意味する。
汚れ付け及び汚染データの結果
汚れ付け及び汚染データを表5に示す。汚れ付けデータは、珪藻土処理がカーペットの汚れ付け挙動に影響を与えないことを示した。しかしながら、合成二酸化ケイ素処理は、対照カーペットから著しい汚れ付け保護の改善を有した。珪藻土及び合成二酸化ケイ素処理は、カーペット繊維の汚染性能に大きな影響を与えなかった。強熱減量試験の結果も同様に表5に示される。結果は、DEまたは二酸化ケイ素の標的濃度の約半分が、処理後、繊維及びスクリム表面にうまく接着されたことを示す。プロセス中、二酸化ケイ素の標的濃度の量の多少の損失が予想され、このため、得られる強熱減量結果は、処理が成功した良い目安である。
10,000ベッターマンドラムサイクルに曝露された、2.5%の二酸化ケイ素で処理された試料のSEM画像を図9A及び9Bに示す。これらの画像は、表面磨耗を示すが、繊維構造への致命的な損傷は示さない。10,000ベッターマンドラムサイクルに曝露された、二酸化ケイ素で処理されていない試料のSEM画像を図10に示す。この画像は、埃/ラテックス粒子による多少の摩減を示す。
実施例9:ナイロンサキソニーカーペット上へのDE上面噴霧
カーペットを、スクリムではなく、カーペットの表面上、すなわちカーペット房の上に噴霧されるDE水性スラリーで処理した。場合によっては、フルオロケミカルと、防汚配合物を含有するフルオロケミカルと併せて、DE処理を適用した。この実施例で使用されるフルオロケミカルは、Daikin America Inc.(Orangeburg,NY)から供給されるUNIDYNE(商標)TG2211であった。噴霧前にフッ素系添加剤をDE及び水と混合した。特別な混合手順を必要としなかった。カーペット上に処理を噴霧した後、試料を150℃で10分間乾燥させた。
乾燥後、過剰な量の粉末をカーペット試料から除去した。適用されるDEの濃度は背面噴霧適用と同一であったため、背面噴霧適用が粉末をカーペット内により長く保持するさらなる利点を有することが結論付けられた。これは、より少ない加工及び環境問題、消費者への曝露の低減を提供し、有効性を製品の寿命よりも延長させる。
次いで試料を2つの別個の耐久性試験、HWE、及び掃除機掛けに供した。5回のHWEサイクル及び100回の掃除機掛けサイクルの後、ケイ酸塩と反応する塩基性青色染料で試料を染色した。フルオロケミカルの存在は、UNIDYNE(商標)TG2211またはDE単独と比べてより濃い青色によって見られるように、DEの耐久性を上昇させると思われる。図11を参照されたい。柔軟性試験は、DEの上面噴霧適用が、以前の背面噴霧試験と比較して、よりザラザラした手触り及びより多くの埃をもたらしたことを示した。UNIDYNE(商標)TG2211フルオロケミカルをDEと組み合わせた場合、柔軟性は、ザラザラ感に関して対照とDEのみの試料との間であり、埃は改善されたようには見えなかった。
実施例10:商業用構成カーペット
これらの試験において、使用されたカーペットは、1インチ当たり4.5回の撚り数、1/4インチのパイル高さ、及び1/10インチのゲージを有する商業用構成、2490デニール、2枚重ね、ナイロン6,6ループカーペットであった。カーペットの重量は、1平方ヤード当たり32オンスであった。カーペットを薄い小麦ベージュ色に染色した。次いでカーペットを、DE粉末を水に単純に追加してスラリーを形成することによって、DEで処理した。DEの大粒径に起因する急速な沈殿を機械的撹拌によって防いだ。次いで、カーペット製造工場内にフルオロケミカル処理を適用するために使用される典型的な噴霧バー装置の使用により、撹拌されたスラリーをカーペットの下面、すなわちスクリム上に噴霧した。カーペット上への含浸量を調節することによって試料間の濃度差を実現した。次いで、フルオロケミカル(Chemours Company,Wilmington,DEのCAPSTONE(登録商標)RCP、短鎖忌避物質(repellant)、及び界面活性剤)及びナノ粒子フルオロケミカル増量剤を含有する局所防汚製剤でカーペットを処理した。次いでカーペットを完全に乾燥させ、ラテックスでコーティングした。DEで処理されたカーペット及びDEで処理していないカーペットにおけるチリダニ致死有効性を評価した。100回掃除機を掛けられた、DEで処理されたカーペットにおけるチリダニ致死有効性も評価した。表6に示される有効性データは、処理が掃除機掛け前及び掃除機掛け後の両方において商業用カーペット上で有効であり、ゆえに真空吸引に対して耐久性があることを示す。
実施例11:ポリエステルカーペットにおける上面噴霧対背面噴霧の比較
上面噴霧適用を使用してポリエステルカーペット及びDEスラリーを再試験した、すなわち、スクリムではなくカーペットの表面または房にDEスラリーを噴霧した。場合によっては、フルオロケミカルと、防汚配合物、すなわち、The Chemours Company,Wilmington,DEのCAPSTONE(登録商標)RCP、短鎖忌避物質、及び界面活性剤を含有するフルオロケミカルと併せて、DE処理を適用した。選択される防汚化学物質は、フルオロケミカルと粘土系ナノ粒子との組み合わせであった。噴霧前にDEを水性防汚処理と単純に配合することによって、混合物を作製した。試験の結果を表7に示す。
実施例12:溶液で染色されたナイロン(SDN)
これらの試験で使用されたカーペットは、1平方ヤード当たり45オンスの表面重量を有するテクスチャを付与されたカットパイルの住居用のものであった。920デニールの繊維から、1インチ当たり11ステッチ、1/8インチのゲージ、及び11/16インチのパイル高さを使用する2枚に重ねられ、房の付いたカーペットを構成した。Burmese Gray顔料を用いて、溶液で染色されたナイロンスルホン化繊維からカーペットを作製した。カーペットを、噴霧前に脱イオン水と混合したDE及び合成二酸化ケイ素粉末の両方を用いて処理した。機械的撹拌によって混合物を撹拌し、噴霧加工全体を通して沈殿を防いだ。次いで、フルオロケミカル(The Chemours Company,Wilmington,DEのCAPSTONE(登録商標)RCP、短鎖忌避物質、及び界面活性剤)及び粘土ナノ粒子フルオロケミカル増量剤を含有する局所防汚製剤でカーペットを処理した。次いでカーペットを完全に乾燥させ、ラテックスでコーティングした。
DEまたは合成二酸化ケイ素が適切にカーペットに適用されたかどうかを判定するために、ラテックスコーティングされていない処理されたカーペット及び未処理のカーペットの試料に対して強熱減量試験を行い、カーペット上に存在する無機物含量パーセントを判定した。強熱減量試験の結果を表8に示す。
結果は、二酸化ケイ素の約半分強が、処理後、繊維及びスクリム表面にうまく接着されたことを示す。プロセス中、二酸化ケイ素の標的濃度の多少の量の損失が予想され、このため、得られる強熱減量結果は、処理が成功した良い目安である。
実施例13:排気適用された防汚及び汚染阻害剤
汚染阻害剤及び防汚(フルオロケミカル及びナノ粒子)の両方を用いて、カーペットを低pHで排気処理した。次いで、撹拌されたDEスラリーを用いて一次裏地スクリムを通してカーペットを噴霧処理した。対照カーペット及び排気珪藻土処理されたカーペットに対するチリダニ殺虫有効性が表9に示され、珪藻土処理された排気されたカーペットの有効性を示す。
実施例14:ポリエステルサキソニー構成
1000デニールの繊維からポリエステルカーペットを構成し、これは1/10インチのゲージ及び5/8インチのパイル高さを用いる2枚に重ねられ、房の付いた直線ステッチであった。カーペットの最終重量は、50oz/yd2であった。撹拌されたスラリーを用いて一次裏地スクリムを通してカーペットを噴霧処理した。次いで、カーペットを乾燥させ、ラテックスをその下面に適用した。DEまたは合成二酸化ケイ素が適切にカーペットに適用されたかどうかを判定するために、ラテックスコーティングされていない処理されたカーペット及び未処理のカーペットの試料に対して強熱減量試験を行い、カーペット上に存在する無機物含量パーセントを判定した。強熱減量試験の結果を表10に示す。強熱減量結果は、二酸化ケイ素の約3分の1から半分強が、処理後、繊維及びスクリム表面にうまく接着されたことを示す。プロセス中、二酸化ケイ素の標的濃度の量の多少の損失が予想され、このため、得られる強熱減量結果は、処理が成功した良い目安である。汚れ付けの結果は、DE及び合成二酸化ケイ素で処理されたカーペットに対するより良好な汚れ付け保護を示し、DE及び合成二酸化ケイ素処理が汚れ付け保護を改善し得ることを示す以前の結果と一致する。
実施例15:より少ないピック数の一次裏地を有するカーペット
995デニールのナイロン6,6繊維は、1/8インチのゲージ及び9/16インチのパイル高さを用いて、2枚重ねであり、13ピック数の一次ポリプロピレン裏地に房が付いていた。最終的なタフテッドカーペットは、30oz/yd2の表面重量を有する。次いで、カーペットを乾燥させ、ラテックスをその下面に適用した。合成二酸化ケイ素が適切にカーペットに適用されたかどうかを判定するために、ラテックスコーティングされていない処理されたカーペット及び未処理のカーペットの試料に対して強熱減量試験を行い、カーペット上に存在する無機物含量パーセントを判定した。強熱減量試験の結果を表11に示す。結果は、二酸化ケイ素の約3分の1が、処理後、繊維及びスクリム表面にうまく接着されたことを示し、処理が成功した良い目安である。汚れ付けの結果は、少ないピック数を有する処理されたカーペットは汚れが少ないことを示し、繊維上の、汚れ付け保護に寄与することが示された二酸化ケイ素の存在を示す。
実施例16:カーペット上のケイ酸塩またはフィロケイ酸塩の検出のための染料試験
図11は、2つの別個の耐久性試験、熱水抽出(HWE)、及び掃除機掛けに供された種々のカーペット試料の写真である。5回のHWEサイクル及び100回の掃除機掛けサイクルの後、ケイ酸塩と反応する塩基性青色染料で試料を染色した。フルオロケミカルUNIDYNE(商標)TG2211の存在は、UNIDYNE(商標)TG2211またはDE単独と比べてより濃い青色によって見られるように、DEの耐久性を上昇させると思われた。
ケイ酸塩及びフィロケイ酸塩の検出試験
この手順は、70°Fで4分間にわたって実施される染料プロセスを使用して、カーペット試料上のケイ酸塩またはフィロケイ酸塩の存在を判定する。染料溶液対繊維の比率は、15:1である。好適なフィロケイ酸塩の例には、粘土ナノ粒子、ヘクトライト、及び合成ヘクトライトが挙げられる。
溶液調製:Blue NCN(Sevron/Permacryl56%)の1g/Lの溶液を作製する。リン酸一ナトリウム(MSP)を用いてpHを6.90に低下させ、次いでリン酸三ナトリウム(TSP)を用いてpHを7.20(+/−0.02)に上昇させることによって、溶液を緩衝する。染料溶液を適切に標識された容器中に保管する。溶液が24時間以内に使用されない場合、廃棄して新たに作製する。
試料調製:カーペットを保持する容器内に適合するようにカーペット試料を切断し、カーペットが染料溶液で覆われることを可能にする。
試験手順:
1.カーペット試料を検量することによって必要とされる染料溶液の量を判定する。その重量を記録する。
2.裏打ちされていないカーペットの場合:染料溶液(g)=カーペット重量(g)×15。
3.裏打ちされたカーペットの場合:染料溶液(g)=(カーペット重量(g)/2)×15。
4.カーペットタイルの場合:染料溶液(g)=(カーペット重量(g)/3)×15。
5.染料溶液を容器内に置く。
6.カーペットを染料溶液中に表面を下にして置き、計時を開始する。
7.カーペットの適切な湿潤を確実にするために、カーペット試料を表面が上になるように回転し、アクリル製ブレイヤーを使用して全四方向にカーペットの端部から端部へ穏やかに転がし、次いで、残りの時間、カーペットを染料溶液中で表面が下になるように回転する。染料浴中の合計時間=4分間。
8.試料を流水でよく濯ぐ。
9.過剰な水を抽出し、または拭き取り、試料を空気乾燥させる。
10.試験された試料を対照試料と比較する。
本発明の非限定的な実施形態では、基材上のケイ酸塩またはフィロケイ酸塩の存在を検出するための方法が開示される。本方法は、(a)試験基材及び対照基材を含む基材セットを提供すること、(b)該試験基材及び該対照基材の各々をケイ酸塩またはフィロケイ酸塩基材上への接着に適した色素と接触させること、(c)試験基材及び対照基材の各々を濯ぎ水で洗浄すること、ならびに(d)試験基材及び対照基材の各々への色素接着の差を測定することを含む。
非限定的な一実施形態では、フィロケイ酸塩は、粘土鉱物またはスメクタイトを含む。別の非限定的な実施形態では、粘土鉱物は、ディッカイト、フォーゲライト(fougerite)、ハロイサイト、イライト、カオリナイト、ナクライト、ノントロナイト、パリゴルスカイト、サポナイト、セピオライト、及びタルクからなる群から選択される。別の非限定的な実施形態では、スメクタイトは、アリエッタイト(aliettite)、バイデライト、フェロサポナイト、ヘクトライト、モンモリロナイト、ノントロナイト、ピメライト(pimelite)、サリオタイト(saliotite)、サポナイト、ソーコナイト、ステベンサイト、スワインホルダイト(swinefordite)、ヴォルコンスコイト(volkonskoite)、ヤコントバイト(yakhontovite)、及びジンクシライトからなる群から選択される。別の非限定的な実施形態では、フィロケイ酸塩は、合成ヘクトライトである。
好適な色素は、酸性染料及び塩基性染料で構成される一覧から選択される。別の非限定的な実施形態では、塩基性染料は、Basic Yellow、Basic Red、及びBasic Blueで構成される一覧から選択される。別の非限定的な実施形態では、塩基性染料は、Basic Blue 94である。

Claims (40)

  1. 表面繊維処理されたカーペットであって、
    裏地スクリムと、
    上部及び下部を有するカーペット繊維であって、前記カーペット繊維の前記下部が前記裏地スクリムに隣接するように前記裏地スクリムに適合される、カーペット繊維と、
    前記裏地スクリムに適用される表面繊維処理と、
    を含む、表面繊維処理されたカーペット。
  2. 前記裏地スクリムが、上側及び下側を有し、前記表面繊維処理が、裏地スクリムの前記下側に適用される、請求項1に記載の表面繊維処理されたカーペット。
  3. 前記表面繊維処理が、未処理のカーペットの柔軟性と実質的に同様の柔軟性を維持しながら前記カーペットが処理されるのに十分な量及び前記カーペット内の位置で適用される、請求項1または2に記載の表面繊維処理されたカーペット。
  4. 前記表面繊維処理の大部分が、前記裏地スクリム及び前記カーペット繊維の下部上に存在する、請求項1〜3のいずれかに記載の表面繊維処理されたカーペット。
  5. 前記表面繊維処理の前記大部分が、前記裏地スクリム及び前記カーペット繊維の下部3分の1上に存在する、請求項4に記載の表面繊維処理されたカーペット。
  6. 前記表面繊維処理が、前記カーペットの前記裏地スクリムへの前記表面繊維処理の水性懸濁液または水溶液の噴霧によって適用される、請求項1〜5のいずれかに記載の表面繊維処理されたカーペット。
  7. 前記表面繊維処理が、前記カーペットの前記裏地スクリムへの前記表面繊維処理の泡塗布によって適用される、請求項1〜6のいずれかに記載の表面繊維処理されたカーペット。
  8. 前記表面繊維処理が、害虫駆除剤、合成ゼオライト、モンモリロナイト粘土、酸化カルシウム、硫酸カルシウム、活性化アルミナ、またはそれらの組み合わせを含む、請求項1〜7のいずれかに記載の表面繊維処理されたカーペット。
  9. 前記害虫駆除剤が、珪藻土(DE)、非毒性DE代用品、ホウ砂、ホウ酸、酸化ホウ素ナトリウム、ホウ酸亜鉛、八ホウ酸二ナトリウム四水和物、二酸化ケイ素、合成二酸化ケイ素、非晶質二酸化ケイ素、表面改質二酸化ケイ素、沈降シリカ、重炭酸ナトリウム、またはそれらの組み合わせである、請求項8に記載の表面繊維処理されたカーペット。
  10. 前記害虫駆除剤が、珪藻土(DE)である、請求項8に記載の表面繊維処理されたカーペット。
  11. 前記害虫駆除剤が、45ミクロン以下のメジアン粒径を有するDEである、請求項8に記載の表面繊維処理されたカーペット。
  12. 前記害虫駆除剤が、15ミクロン以下のメジアン粒径を有するDEである、請求項8に記載の表面繊維処理されたカーペット。
  13. 前記害虫駆除剤が合成二酸化ケイ素である、請求項8に記載の表面繊維処理されたカーペット。
  14. 前記害虫駆除剤が、15ミクロン以下のメジアン粒径を有する合成二酸化ケイ素である、請求項8に記載の表面繊維処理されたカーペット。
  15. 前記カーペット繊維が、ポリエステル、ポリアミド、ポリオレフィン、またはそれらのコポリマーもしくは配合物を含む、請求項1〜14のいずれかに記載の表面繊維処理されたカーペット。
  16. 前記裏地スクリムが熱可塑性ポリマーを含む、請求項1〜15のいずれかに記載の表面繊維処理されたカーペット。
  17. 害虫耐性カーペットであって、
    裏地スクリムと、
    上部及び下部を有するカーペット繊維であって、前記カーペット繊維の前記下部が前記裏地スクリムに隣接するように前記裏地スクリムに適合される、カーペット繊維と、
    前記裏地スクリムに適用される害虫駆除剤と、
    を含む、害虫耐性カーペット。
  18. 前記裏地スクリムが上側及び下側を有し、前記害虫駆除剤が、裏地スクリムの前記下側に適用される、請求項17に記載の害虫耐性カーペット。
  19. 前記害虫駆除剤が、未処理のカーペットの柔軟性と実質的に同様の柔軟性を維持しながら前記カーペットを害虫耐性にするのに十分な量及び前記カーペット内の位置で適用される、請求項17または18に記載の害虫耐性カーペット。
  20. 前記害虫駆除剤が、前記カーペットの前記裏地スクリムへの前記害虫駆除剤の水性懸濁液または水溶液の噴霧によって適用される、請求項17〜19のいずれかに記載の害虫耐性カーペット。
  21. 前記害虫駆除剤が、前記カーペットの前記裏地スクリムの前記害虫駆除剤の泡塗布によって適用される、請求項17〜19のいずれかに記載の害虫耐性処理されたカーペット。
  22. 前記害虫駆除剤が、珪藻土(DE)、非毒性DE代用品、ホウ砂、ホウ酸、酸化ホウ素ナトリウム、ホウ酸亜鉛、八ホウ酸二ナトリウム四水和物、二酸化ケイ素、合成二酸化ケイ素、非晶質二酸化ケイ素、表面改質二酸化ケイ素、沈降シリカ、またはそれらの組み合わせである、請求項17〜21のいずれかに記載の害虫耐性カーペット。
  23. 前記害虫駆除剤が珪藻土(DE)である、請求項17〜21のいずれかに記載の害虫耐性処理されたカーペット。
  24. 前記害虫駆除剤が、45ミクロン以下のメジアン粒径を有するDEである、請求項17〜21のいずれかのいずれかに記載の害虫耐性カーペット。
  25. 前記害虫駆除剤が合成二酸化ケイ素である、請求項17〜21のいずれかに記載の表面繊維処理されたカーペット。
  26. 前記害虫駆除剤が、15ミクロン以下のメジアン粒径を有する合成二酸化ケイ素である、請求項17〜21のいずれかに記載の表面繊維処理されたカーペット。
  27. 前記カーペット繊維が、ポリエステル、ポリアミド、ポリオレフィン、またはそれらのコポリマーもしくは配合物を含む、請求項17〜21のいずれかに記載の害虫耐性カーペット。
  28. 表面繊維処理されたカーペット地を製造するための方法であって、表面繊維処理をカーペットの裏地スクリムに適用することを含み、前記カーペットが、裏地スクリムと、上部及び下部を有するカーペット繊維であって、前記カーペット繊維の前記下部が前記裏地スクリムに隣接するように前記裏地スクリムを通して適合される、カーペット繊維と、を含む、方法。
  29. 前記表面繊維処理が、未処理のカーペットの柔軟性と実質的に同様の前記カーペットの柔軟性を維持しながら前記カーペットが処理されるのに十分な量及び前記カーペット内の位置で適用される、請求項28に記載の方法。
  30. 前記表面繊維処理が、前記表面繊維処理の大部分が前記裏地スクリム及び前記カーペット繊維の下部上に存在するように適用される、請求項28に記載の方法。
  31. 前記表面繊維処理が、前記表面繊維処理の大部分が前記裏地スクリム及び前記カーペット繊維の下部3分の1上に存在するように適用される、請求項28に記載の方法。
  32. 前記表面繊維処理が、前記カーペットの前記裏地スクリムへの前記表面繊維処理の水性懸濁液または水溶液の噴霧によって適用される、請求項28〜31のいずれかに記載の方法。
  33. 前記表面繊維処理が、前記カーペットの前記裏地スクリムへの前記表面繊維処理の泡塗布によって適用される、請求項28〜31のいずれかに記載の方法。
  34. 前記表面繊維処理が、害虫駆除剤、合成ゼオライト、モンモリロナイト粘土、酸化カルシウム、硫酸カルシウム、活性化アルミナ、またはそれらの組み合わせを含む、請求項28〜31のいずれかに記載の方法。
  35. 前記害虫駆除剤が、珪藻土(DE)、非毒性DE代用品、ホウ砂、ホウ酸、酸化ホウ素ナトリウム、ホウ酸亜鉛、八ホウ酸二ナトリウム四水和物、二酸化ケイ素、合成二酸化ケイ素、非晶質二酸化ケイ素、表面改質二酸化ケイ素、沈降シリカ、重炭酸ナトリウム、アルミノケイ酸ナトリウム、またはそれらの組み合わせである、請求項28〜31のいずれかに記載の方法。
  36. 前記害虫駆除剤が珪藻土(DE)である、請求項28〜31のいずれかに記載の方法。
  37. 前記害虫駆除剤が、45ミクロン以下のメジアン粒径を有するDEである、請求項28〜31のいずれかに記載の方法。
  38. 前記害虫駆除剤が合成二酸化ケイ素である、請求項28〜31のいずれかに記載の表面繊維処理されたカーペット。
  39. 前記害虫駆除剤が、15ミクロン以下のメジアン粒径を有する合成二酸化ケイ素である、請求項28〜31のいずれかに記載の表面繊維処理されたカーペット。
  40. 前記カーペット繊維が、ポリエステル、ポリアミド、ポリオレフィン、またはそれらのコポリマーもしくは配合物を含む、請求項28〜31のいずれかに記載の方法。
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