JPH0333276A - カーペットバッキング用接着剤組成物 - Google Patents

カーペットバッキング用接着剤組成物

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JPH0333276A
JPH0333276A JP16935289A JP16935289A JPH0333276A JP H0333276 A JPH0333276 A JP H0333276A JP 16935289 A JP16935289 A JP 16935289A JP 16935289 A JP16935289 A JP 16935289A JP H0333276 A JPH0333276 A JP H0333276A
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carpet
composition
effect
backing
boric acid
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JP16935289A
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Katsunaga Okuni
大国 勝永
Toshinaga Okubo
大久保 利長
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Lion Corp
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 産−上の利 本発明は、カーペットの製造時に使用されるバッキング
用接着剤組成物、さらに詳しくは分散安定性が高く、カ
ーペットに優れたダニ防除効果を付与し、かつこの効果
が長期間に渡って持続するカーペットバッキング用接着
剤組成物に関するものである。
丈来立狡延 カーペットは古くから利用されてきた敷物の一つである
が、近年、生活の洋式化傾向に加えてカーペット製造技
術の進歩に伴う品質の向上、大量生産、コストダウン等
により、ますます利用されるようになってきている。し
かし、このようなカーペットにも問題点がないわけでは
ない。例えば、ゴミやホコリ等が付着し易いこと。
清掃しにくいこと、パイル糸の脱落や変形等により風合
や外観が劣化しやすいこと、耐水性や難燃性が充分でな
いこと等であるが、特にゴミやホコリが付着し易い上に
清掃しにくい点が指摘されている。
そこで、カーペット自体に防汚性を付与する方法、カー
ペット専用の洗浄剤、洗浄方法等が提案され、実用化も
され、改善されつつあるが。
充分とまでには至っていないのが現状である。
カーペットはその構造上又使用実態上、ゴミやホコリが
付着し易いこと及び清掃しにくいことは必然であり、避
は難い欠点とも言える。ゴミ、ホコリ、フケ等が付着し
たカーペットはコナダニ、チリダニ等のダニ類の格好な
生息環境となり、梅雨期はもちろん、暖房機器が普及し
た今日では冬期においてもこれらのダニ類が増殖し、衛
生上無視できない問題となってきている。
このようなダニ類の防除のために殺虫剤を散布したり、
@繁に清掃する方法が推奨されている。しかし、殺虫剤
の使用は人体に対する安全性からも限度があり、清掃に
してもカーペットの形態上、内部まで完全に行うことは
難しいこと等から限度があり、ダニ類の防除には必ずし
も充分とはいえない。
このような実情から鑑みて、近年ダニ防除効果を有する
薬剤をカーペットに内在せしめ、ダニを防除しようとす
る方法が提案されている。
これは、パイル糸、バッキング剤、基布等のカーペット
を構成する材料にダニ忌避剤や殺ダニ剤を含浸、塗布、
配合等の方法で保持させることを特徴とするものであり
、カーペットのダニ対策として有効な手段であると考え
られる。なかでも、バッキング剤にダニ防除効果を有す
る薬剤を配合しテカーペットに使用する方法は、ダニ増
殖抑制効果、人体に対する安全性、製造の容易性、コス
ト等の点から最も現実的でかつ有効な手段である。
これまでにも、バッキング剤にダニ防除効果を有する薬
剤を配合しようとする試みは数多くなされている。例え
ば、SBR系、EVA系、EVC系等のバッキング剤に
マレイミド系のダニ防除避剤を配合する方法(特開昭5
8−120878号公報、同59−31702号公報)
、同様にフタルイミド誘導体、スルファミド誘導体、I
F−1000、ジフェニルエーテル誘導体等のダニ防除
剤を配合する方法(特開昭60−239401号公報)
、2−ベンジル−4−クロロフェノール、ショートメチ
ル−p−トリルサルフォン、トリブロモフェノール等の
ダニ忌防除剤を配合する方法(特開昭60−23940
2号公報)、サリチル酸ベンジル、フェネチルベンゾエ
ート等のダニ防除剤を配合する方法(特開昭61−87
603号公報)、2,5−ジクロロ−4−ブロモフェノ
ール、2−フェニルフェノール、5−クロロ−2−メチ
ル−4−イソチアゾリン−3−オン、ベンズイミダゾリ
ルメチルカーバメート等を配合する方法(特開昭61−
129102号公報)、サリチル酸フェニル、安息香酸
フェニル、ジフェニルアミン、メチルナフチルケトン、
クマリン等を配合する方法(特開昭62−33106号
公報)、N−フルオロジクロロメチル−チオ−シクロヘ
キセン−ジカルボキシイミド、α−ブロモシンナミルア
ルデヒド、p−ニトロ安息香酸メチル、P−クロロメタ
キシレノール等を配合する方法(特開昭62−3310
7号公報)などが提案されている。また、ラテックスエ
マルジョン、防虫成分、充填剤、増粘剤から成る防虫ラ
テックス組成物(特開昭59−27801号公報)、高
分子ラテックスおよびゲラニオール、ネロール、シトラ
ール等から成る防虫効果を有する接着剤組成物(特開昭
60−238376号公報)などが開示されている。
ホウ酸やホウ酸塩をカーペットに内在せしめ、ダニ類の
防除効果を付与しようとする考えはこれまでにも提案さ
れている。特開昭63−130013号公報には「有機
質繊維の表面もしくは該繊維同志の空隙部にホウ素化合
物を単独もしくは該化合物をバインダーと共に存在せし
めたものを、敷物中に存在せしめたことを特徴とする敷
物」に関する発明が記載されており、ホウ素化合物を保
持したシート状殺虫材をカーペットに組み込むことによ
りダニ防除効果を付与したカーペットが開示されている
しかしながら、これらの従来技術によるバッキング剤を
応用したカーペットはダニ防除効果の持続性が充分でな
かったり、持続性はあるもののダニ防除効果が充分でな
いというような欠点を有するものが多い。
が解決しようとする課題 本発明者等は、上記従来技術の問題点を鋭意研究した結
果、高分子ラテックス、充填剤を含むバッキング用基剤
にホウ酸またはホウ酸塩を配合したカーペットバッキン
グ用接着剤を用いることにより、ダニ防除効果が高くか
つ長期間に渡って持続するカーペットが得られることを
見い出し、本発明を成すに至った。
A1■口見緩 本発明のカーペットバッキング用接着剤組成物は、高分
子ラテックス及び充填剤を主剤とするカーペットバッキ
ング用接着剤組成物において、該組成物にホウ酸及び/
又はホウ酸塩を配合したことを特徴とする。
カーペットバッキング用接着剤は、−数基布と二次基布
との接着、パイル糸の脱落防止、裁断性、寸法安定性の
付与、風合の調整、クツション性・断熱性・防音性の付
与など、カーペットの製造に欠かすことのできない重要
な材料の一つであり、一般に高分子分散液を主剤とし、
これに必要に応じて充填剤、界面活性剤、劣化防止剤、
粘度調整剤、その他の成分を加えた組成物である0本発
明は高分子分散液に高分子ラテックスを用い、充填剤、
ダニ防除効果を有するホウ酸又はその塩を含む組成物で
ある。
前述のように、ホウ素化合物をダニ駆除物品に使用する
ことは、特開昭63−130013号公報に記載されて
いる。
しかしながら、特開昭63−130013号公報記載の
発明は本発明の組成物を示唆するものでもなく、本発明
組成物を適用するカーペットを含むものでもない。すな
わち、特開昭63−130013号公報記載のカーペッ
トと本発明組成物を適用したカーペットとを比較すると
次の点で大きく異なっている。
■ まず、ホウ素化合物の存在状態が異なる。
前記公知例においては、ホウ素化合物は不織布等を構成
する繊維の表面に付着又は繊維間の空隙部に沈着してい
る状態で存在するが、一方、本発明組成物を使用した場
合はゴム状のバッキング層内部及びこの表面に存在して
いる。これは単なる違いではなく、ホウ素化合物の脱落
防止効果の点で大きく異なる。バッキング剤に存在せし
めたものは脱落し難いが、繊維の表面に付着又は繊維間
に沈着せしめた場合には組み込み処理工程中に脱落し易
くまたクリーニング等により脱落し易い。
■ 次に、カーペットへの組み込み手段が異なる。前記
公知例においては、ホウ素化合物を保持せしめたシート
材を基布に縫い付ける方法等により組み込むものである
が、本発明組成物を用いたものは塗布により組み込むこ
とが可能である。シート材を組み込む方法は製造工程が
複雑となったり、場合によっては、カーペット原反とバ
ッキング剤との接着性が低下する等の問題点が生ずるが
、本発明組成物を組み込む場合にはこのような欠点はな
い。
このように、ホウ素化合物を保持したシート材を組み込
んだカーペットは知られているものの、ホウ酸(又は塩
)を含有するバッキング剤組成物及びこの組成物を用い
たカーペットは知られていない。さらに、本発明組成物
はカーペットに適用して優れたダニ防除効果を付与する
ばかりでなく、実用性の高いカーペットバッキング剤で
ある。すなわち、カーペットバッキング剤は高分子分散
剤を主剤とし、これに必要に応じて他の成分を配合する
組成物であるが、高分子分散に単にホウ酸又はホウ酸塩
を配合すると沈澱が生じ1分散液の均一性に欠けるなど
の問題点が生ずるが1本発明はこのような欠点を解決し
たカーペットバッキング剤組成物である。
本発明に使用する高分子ラテックスとしては、乾燥する
とゴム状となり、接着性を有する高分子の分散液であれ
ばよく、特に、制限されない。
具体的には、天然ゴムラテックス、イソプレン重合体ラ
テックス、ブタジェン重合体ラテックス、クロロプレン
重合体ラテックス、スチレン/ブタジェン共重合体ラテ
ックス、カルボキシル化変成スチレン/ブタジェン共重
合体ラテックス、アクリロニトリル/ブタジェン共重合
体ラテックス、アクリロニトリル/スチレン/ブタジェ
ン共重合体ラテックス、エチレン/酢酸ビニル共重合体
ラテックス、塩化ビニル重合体ラテックス等を例示する
ことができるが、スチレン/ブタジェン共重合体ラテッ
クス、カルボキシル化変成スチレン/ブタジェン共重合
体うテックスが好ましい。このような高分子ラテックス
は乳化重合法等により製造することもできるが、市販品
より入手が可能である。高分子ラテックスに含まれ乾燥
してゴム状となる固形分の濃度は特に制限されないが、
接着力、耐久性等の点より30〜70%であればよい。
本発明に使用する充填剤は高分子ラテックスに分散でき
る粉体で、カーペットバッキング用接着剤の乾燥速度を
高め、増量剤としての効果をもち、更にホウ酸又はその
塩との相容性を有すると共に分散安定性を高める効果を
もつものであれば特に制限されない。具体的には、炭酸
カルシウム、水酸化アルミニウム、水酸化マグネシウム
、ゼオライト、クレイ、タルク、シリカ、炭酸マグネシ
ウム等の平均粒径が1〜50μの粉体を例示することが
できるが、ホウ酸又はその塩との相容性にすぐれ、経済
的であることより、炭酸カルシウムが好適である。これ
らの充填剤の配合量は高分子ラテックス100重量部に
対し50〜500部、好ましくは100〜300部であ
る。高分子ラテックスに対し充填剤の量が多過ぎる場合
にはカーペットバッキング用接着剤としての性能が低下
し、充分な接着力が得られなかったり、弾力性、クツシ
ョン性に欠け、また風合の悪いカーペットしか得られな
くなる。また、充填剤の量が少な過ぎる場合はホウ酸又
はその塩を高分子ラテックス中に安定に分散させる力に
欠け、増量剤としての効果、乾燥時間を短縮する効果も
期待できなくなる。
本発明は、カーペット中でダニが増殖することを抑制で
きるバッキング用接着剤を提供するものであるが、この
ための有効成分としてはホウ酸及び/又はホウ酸塩を配
合する必要がある。
ホウ酸としてはオルトホウ酸、メタホウ酸等が例示され
るが、オルトホウ酸がダニ防除効果が高く好適である。
ホウ酸塩としてはホウ酸ソーダ、ホウ酸カリウム、ホウ
酸マグネシウム、ホウ酸アンモニウム等が例示される。
これらのホウ酸又はその塩は一種又は二種以上を混合し
て使用することができ、バッキング用接着剤組成物への
配合量はダニの増殖を抑制するに足る量であればよく、
特に制限されないが、バッキング用組成物中に0.2〜
20重量%、好ましくは1〜10重量%程度を配合する
のが適当である。本発明による組成物を用いたカーペッ
トがいかなる作用に基づきダニの増殖が抑制できるかの
詳細は不明であるが、ホウ酸又はその塩が接着剤層の表
面にブリードアウトし、これがダニの口器または表皮を
通して体内に取り込まれ中毒を起こすであろうと推測さ
れる。
本発明の組成物は高分子ラテックス、充填剤及びホウ酸
又はその塩を必須成分として含有するものであるが、更
に必要に応じてホウ酸又はその塩以外のダニ駆除成分、
界面活性剤、劣化防止剤、粘度調整剤、ブリスター防止
剤、難燃化剤、帯電防止剤、加硫剤等の任意成分を配合
することができる。はつ酸又はその塩以外のダニ駆除成
分としてはダイアジノン、フェニトロチオン、フェンチ
オン等の有機リン系化合物、ピレトリン、フタルスリン
、バーメスリン等のピレスロイド系化合物、IBTA、
S−421デイート、ベンジルベンゾエート、シトラー
ル、ゲラニオール、シトロネロールなどを例示すること
ができる。界面活性剤としてはステアリン酸ソーダ、オ
レイン酸ソーダ、ミリスチン酸カリウム等の脂肪酸石鹸
、アルキルベンゼンスルホン酸ソーダ、α−オレフィン
スルホン酸ソーダ、アルキル硫酸エステル塩等のアニオ
ン界面活性剤、ポリアルキレンオキシドアルキルエーテ
ル、ポリアルキレンオキシドアルキルフェニルエーテル
、ポリオキシエチレン脂肪酸アミド等のノニオン界面活
性剤等が例示される。粘度調整剤にはカルボキシメチル
セルロース、ポリアクリル酸ソーダ等を、ブリスター防
止剤には亜鉛華、オルガノポリシロキサン等を、劣化防
止剤にはBHA、BHT、アミノ安息香酸誘導体、サリ
チル酸誘導体等を、難燃化剤にはトリアルキルホスフェ
ート、トリス(ハロゲン)ホスフェート、二酸化アンチ
モン等を、帯電防止剤にはカーボンブラック等を、加硫
剤にはイオウ等をそれぞれ例示することができる。
本発明の組成物は公知のカーペットバッキング用接着剤
の製造法により得られる。
例えば、撹拌機を備えた容器に所定量の高分子ラテック
スを仕込み、これに撹拌しながら所定量のホウ酸又はそ
の塩を少しずつ添加し均一な混合物とした後、更に撹拌
を続けながら所定量の充填剤を徐々に加え、充分に撹拌
することにより本発明の組成物を得ることができる。こ
の製造過程において任意成分を任意の段階で添加するこ
とができるが、添加する成分の性状、量等に留意して添
加方法を適宜選択すること及び充分に撹拌することが重
要である。
本発明の組成物はタフテッドカーペット、ニードルパン
チカーペット、フックカーペット等裏加工処理し、−数
基布と二次基布の接着、パイル糸の抜は防止、クツショ
ン性の付与などを行なう全てのカーペットに適用するこ
とができる。また、カーペットはの適用方法としてはホ
ワイトバッキング、メツシュ貼り、ジュート貼り、フオ
ームバッキング等の処理方法が可能である。
見」B膿凱果 本発明によれば、バッキング用接着剤組成物中にホウ酸
(塩)を配合することにより、ダニ防除成分が分解や揮
散等により消失しその効果が失われるようなことがない
ので、使い尺すまで有効にダニを防除することができる
カーペットを提供できる。
失−産一銖 実施例における試験用カーペット・ピースの作成及びダ
ニ増殖抑制試験は次の方法によった。
■ 試験用カーペット・ピースの作成 基布がポリプロピレン織布、パイル糸がナイロンのタフ
テッドカーペット原反(ループ型、パイル長= 4 m
m)の裏面に1.2kg/ポの割合で予め調製しておい
たバッキング用接着剤組成物を均一に塗布し1次いで第
二基布であるジュート布を圧着により裏貼りした後、1
20℃の乾燥機にて20分間乾燥し、タフテッドカーペ
ットを作成した。このようにして得られたカーペットを
直径が6cmの円形ピースに裁断した後、60℃の温度
条件下に一定期間放置し、ダニ防除効果を強制的に低下
させた。これらをダニ増殖抑制試験用カーペット・ピー
スとした。
■ ダニ増殖抑制試験 上記方法で準備したカーペット・ピースを内径6cmの
シャーレに敷き、この上にチリダニが繁殖した培地1g
を散布した後、軽い振動を加え、カーペット内に培地を
沈着させる。次いで、シャーレに和紙を貼付して蓋をし
た後、温度が25℃、相対湿度が70%の環境下に保存
する。
30日経過後、カーペット・ピース(検体)を取り出し
、表面を下に向は漏斗にセットする。漏斗の下の口の真
下に水盤をおき、検体から約60II+離して、上から
ioow電球で6時間照射し、ダニを熱で追い出し水盤
上に落下させる。ダニが浮遊している上層の水を吸引装
置を付けた濾紙上に移し、濾紙を0.1%メチレンブル
ー水溶液で染色した後、実体顕微鏡(X 20)を用い
て、ダニ数をカウントし、次式により増殖抑制率を求め
た。
増殖抑制率(%)= ((B−5)/B)xto。
但し、B=ダニ防除成分を使用しないカーペット・ピー
スにおけるダ ニ数 S=ダニ防除成分を使用したカー ペット・ピースにおけるダニ 数 をそれぞれ示す。
この値が大きいものほど、ダニ防除効果が優れていると
評価できる。
実施例1 炭酸カルシウム(平均粒径15μ)     200重
量部ダニ防除成分(表−1中に記載)     5重量
部ポリアクリル酸ソーダ         2重量部よ
り成るバッキング用接着剤組成物をダニ防除成分の種類
を種々に変えて調製し、これらの組成物を用いたカーペ
ット・ピースを作成した。
60℃条件下で放置後、各々におけるダニ増殖抑制率を
求めた。この値をダニ防除成分の種類と共に表−1に示
す。
表−1の結果から、本発明による組成物をバッキング用
接着剤として使用したカーペット(実@Nα↓〜6)に
おいては、60℃で3ケ月放置したものでも製造直後の
ものと同程度の高いダニ増殖抑制率を示し、ダニ防除効
果が長期に渡って持続することが判る。一方、従来の組
成による接着剤を用いた比較例(実験Na 7〜9)に
おいては、製造直後のカーペットにはダニ増殖抑制効果
を有するものの、長期間経過するとその効果が低下して
しまうものが多い。ダイアジノンを使用した場合には、
60℃で1ケ月経過のものが30%に、3ケ月経過のも
のが8%にそれぞれ低下してしまう。パーメスリンを使
用した場合も同様な傾向にある。シトラールに至っては
この傾向がますます強く、持続性に欠けることが判る。
なお、通常、カーペットを60℃のような高温の下に長
期間保管することはないが、本実験ではダニ防除効果の
持続性を評価するための促進試験条件として選んだ。
実施例2 成分及びその配合量を種々変えたバッキング用組成物を
調製し、これらの組成物を用いたカーペット・ピースを
作成した。60℃条件下で放置した後、各々における性
能を評価した。組成及び性能評価の結果を表−2に示す
なお、表−2に示した高分子ラテックス成分については
次の略号を用いた。
BR・ラテックス:ブタジェン重合体ラテックスSBR
・ラテックス:スチレン/ブタジェン共重合体ラテック
ス C−5BR・ラテックス二カルボキシル化変戒スチレン
/ブタジェン共重合体うテックス NBR・ラテックス:アクリロニトリル/ブタジェン共
重合体ラテックス NR・ラテックス:天然ゴムラテックス表−2の結果か
ら、本発明による組成物(実験Nα11〜20)をバッ
キング用接着剤として用いたカーペットはいずれも優れ
たダニ防除効果を有し、且つその効果が長期間に渡って
持続すること及び組成物の分散安定性がよいことが判る
一方、ダニ防除成分にディートを使用した組成(実験N
α21)はダニ防除効果が持続せず、また。
充填剤を配合しない組成(実験Nα22)は分散安定性
に欠ける等、 比較例はいずれも欠点を有する ことが判る。
(以下余白)

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 1、高分子ラテックス及び充填剤を主剤とするカーペッ
    トバッキング用接着剤組成物において、該組成物にホウ
    酸及び/又はホウ酸塩を配合したことを特徴とするカー
    ペットバッキング用接着剤組成物。
JP16935289A 1989-06-29 1989-06-29 カーペットバッキング用接着剤組成物 Pending JPH0333276A (ja)

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