JPH0316534Y2 - - Google Patents

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JPH0316534Y2
JPH0316534Y2 JP1983122015U JP12201583U JPH0316534Y2 JP H0316534 Y2 JPH0316534 Y2 JP H0316534Y2 JP 1983122015 U JP1983122015 U JP 1983122015U JP 12201583 U JP12201583 U JP 12201583U JP H0316534 Y2 JPH0316534 Y2 JP H0316534Y2
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insect repellent
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latex
carpet
rubber
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Description

【考案の詳細な説明】
この考案は、防虫加工した繊維製敷物に関す
る。 この考案は、繊維敷物自体の裏面に防虫ラテツ
クス組成物を加工した場合、長期間有効な防虫
(殺虫)効果がもたらせる知見を得て、完成され
たものである。 この考案の対象とする繊維製敷物は、家屋の内
外で敷物として使用しうるものを意味し、その材
質、構造、形状などは特に限定されない。 たとえば、カーペツト(じゆうたん)や、玄関
マツト、バスマツトなどの各種マツト、布製シー
トが挙げられる。カーペツトでいえば、ループ・
カーペツト、カツトカーペツトのようなタフトカ
ーペツト、ニードルパンチカーペツトもしくはこ
れらのジユートで裏打ちしたものが挙げられる。
これらの材質には、ウール、リネン、コツトンの
ような天然繊維、ポリエステル、ナイロン、アク
リル、ポリプロピレンなどの合成繊維がある。 この考案において、防虫エマルジヨン組成物で
処理される敷物の本体とは、簡単にいえば通常ラ
テツクス加工される材料部分をいう。タフトカー
ペツト、ニードルパンチカーペツトやフエルトで
いえば裏面を構成するカーペツトもしくはフエル
ト素材を意味する。しかしながら場合によつては
ジユートの部分であつてもよい。 具体的に図によつて説明すると、第1〜3図は
この考案のカーペツトの代表例の断面図である。 第1図において、1はループカーペツト基布、
2はループパイル、3は基布1の裏面に形成され
た防虫ラテツクス組成物層、4がジユートであ
る。 第2図において、5はカツトカーペツト基布で
6はカツトパイル、7は基布5の裏面に形成され
た防虫ラテツクス組成物層である。 第3図において、8はニードルパンチカーペツ
ト基布で、9がパンチングされた表面層、10が
裏面層、11が裏面に加工された防虫ラテツクス
組成物である。 近年、生活様式の変化とりわけ家屋の気密性の
向上、冷暖房の普及にともない害虫が家屋内に常
在化し易い環境となることが知られている。 加えてカーペツトやじゆうたん等の敷物が普及
し、これらのカーペツトやじゆうたん等が微細な
チリやほこりを吸い込みやすいことから家屋内に
おけるカーペツトやじゆうたん等はチリ、ほこり
と共にダニ類が寄生し易くなり、これらダニ類の
うちにはある種のアレルギー性疾患の原因とされ
ているものもある。又、ゴキブリ等に至つては家
屋害虫の代表的なものであつて種々の病原菌を媒
介する害虫であることは言うまでもなく、これら
の害虫駆除の必要性は軽視できぬものとなつてい
る。 しかしながら従来これらのダニ類やゴキブリ等
を駆除する方法としては例えば厨房等に捕獲器を
設置する方法や殺虫剤を直接噴霧する方法しかな
く、その殺虫効果が極めて短時間に消失するか、
あるいは特定の害虫に対するものであつて恒常的
にダニ類、ゴキブリ類を駆除する方法は知られて
いない。 この考案で用いる防虫ラテツクス組成物とは天
然ゴム又は合成ゴムのコロイド粒子が水相に均一
に乳化されてなるラテツクスエマルジヨンにさら
に防虫成分と充填剤および(または)増粘剤とが
配合されてなる防虫ラテツクス組成物である。か
かる防虫ラテツクス組成物は分散媒たる水相に天
然ゴム又は合成ゴムのコロイド粒子および乳化剤
が分散・乳化されて成るラテツクスエマルジヨン
中に防虫成分と充填剤および(または)増粘剤を
それぞれ乳化状態で混合するか、あるいは上記ラ
テツクスエマルジヨン中に防虫成分と充填剤およ
び(または)増粘剤を混合した後乳化せしめるこ
とにより製することができる。 防虫ラテツクス組成物の具体例としては、好ま
しくは水相に粒径が概ね0.01〜2μのコロイド状の
天然ゴム又は合成ゴム粒子を約20〜80W/W%、
乳化剤を約0.1〜10W/W%それぞれ含有すると
共に、防虫成分を約0.01〜1.0W/W%、充填剤
を約1〜70%および(または)増粘剤を約0〜10
%それぞれ配合してなるものをあげることがで
き、このような割合で各成分を配合すれば淡黄色
〜白色のクリーム状の液体組成物としての防虫ラ
テツクスが得られる。 防虫ラテツクス組成物中に配合される防虫成分
は防虫ラテツクスを塗布後、ラテツクス層構成成
分と適度な不相溶性を有する必要があり、このよ
うな防虫成分としてはその蒸気圧(20℃)が約1
×10-7〜1×10-2mmHgである防虫成分があげら
れる。 かかる防虫成分としては例えばダイアジノン、
フエニトロチオン、フエンチオン、クロルピリフ
オスメチルの如き有機リン系殺虫剤、BPMC(化
学名;2−sec−ブチルフエニル−N−メチルカ
ーバメート)、MIPC(化学名;2−イソプロピル
フエニル−N−メチルカーバメート)、XMC(化
学名;3,4−キシリル−N−メチルカーバメー
ト)、PHC(化学名;2−イソプロポキシフエニ
ル−N−メチルカーバメート)、MTMC(化学
名;3−メチルフエニル−N−メチルカーバメー
ト)の如きカーバメート系殺虫剤、あるいはピレ
トリン、フタルスリン、アレスリン、フエノトリ
ン、レスメトレン、ベルメトリンの如きピレスロ
イド系殺虫剤を用いることができる。これらのう
ち好ましい防虫成分としてはダイアジノン、フエ
ニトロチオン、フエンチオン、BPMC等があげ
られる。 上記の如き防虫成分はラテツクスエマルジヨン
100重量部に対して約0.01〜2重量部、好ましく
は約0.07〜1.5重量部とりわけ好ましくは約0.1〜
1.2重量部用いるのが好ましい。これらの防虫成
分は概ね水に溶解し難いため予め水に乳化分散さ
せて用いるのが好ましく、又乳化分散に際しては
乳化剤を用いてもあるいは機械的にこれを実施し
てもよい。乳化剤としては防虫成分に対し不活性
なものであれば特に限定されず、例えばアビエチ
ン酸ナトリウム、デヒドロアビエチン酸カリウ
ム、テトラヒドロアビエチン酸ナトリウムの如き
ロジン酸セツケン、トール油セツケン、ミリスチ
ン酸ナトリウム、ラウリル酸カリウム、ステアリ
ン酸ナトリウム、オレイン酸ナトリウムの如き脂
肪酸セツケン等を用いることができる。 又、機械的に実施する場合には例えば市販の乳
化機、高圧化機等を用いて実施することができ
る。上記のいずれの場合によるときも防虫成分の
乳化分散液中における防虫成分の濃度は約20〜
60W/W%であるのが適当である。 上記の防虫成分はマイクロカプセル化して用い
てもよく、例えばダイアジノンであればポリアミ
ド系ポリマー、ポリエステル系ポリマー又は架橋
ナイロン等の壁膜中に含有せしめて用いることが
できる。さらには、これらのマイクロカプセル化
された防虫成分は単独で又は前記した如き乳化剤
と共に懸濁せしめて水性乳剤として用いることも
できる。 ラテツクスエマルジヨンとしては水相にコロイ
ド状の天然ゴム又は合成ゴム粒子を乳化剤により
安定に乳化分散してなるものであればよい。かか
るラテツクスエマルジヨンとしては該エマルジヨ
ンにおいてコロイド状ゴム粒子成分が天然ゴムの
他、スチレン−ブタジエンゴム、ブタジエンゴ
ム、イソプレンゴム、クロロプレンゴム、アクリ
ロニトリル−ブタジエンゴム、イソブチレン−イ
ソプレンゴム、アクリルゴム、アクリル酸−アク
リロニトリルゴム、エチレン−プロピレンブタジ
エンゴムまたはこれらの混合物であるエマルジヨ
ンがあげられる。これらのうちゴム成分が天然ゴ
ム、スチレン、ブタジエンゴム、ブタジエンゴ
ム、アクリロニトリル−ブタジエンゴム、アクリ
ル酸−アクリロニトリルゴム、アクリロゴムまた
はこれらの混合物であるラテツクスエマルジヨン
がとりわけ好ましい。これらのゴム成分は水相中
に概ね30〜70W/W%程度含有されていればよ
く、又、その粒子径は前記の防虫ラテツクス組成
物の説明におけるが如き粒子の範囲内であればよ
い。 又、これらのゴムコロイド粒子を安定に乳化さ
せる乳化剤としては前記において防虫成分を乳化
分散せしめるに際して用いた乳化剤を用いること
ができる他、更には合成ゴム製造に際して用い得
る乳化剤であればいずれも用いることができる。 上記のゴムラテツクスエマルジヨン中のゴム成
分の劣化防止あるいは品質改善を目的として加硫
剤、加硫促進剤、老化防止剤等の添加剤を配合し
てもよい。これらの添加剤は合成ゴム又は天然ゴ
ムの劣化防止や品質改善に際し通常用いられるも
のであればいずれも用いることができ、加硫剤と
しては例えばイオウ、ジペンジルキノンジオキシ
ム、p−キノンジオキシム、ジチオジモルフイ
ン、セレニウム、テルル、亜鉛華等があげられ
る。加硫促進剤としてはジメチルジチオカルバミ
ン酸ナトリウム、ジエチルジチオカルバミン酸ナ
トリウム、ピベコリルジチオカルバミン酸エステ
ル、エチルフエニルジチオカルバミン酸亜鉛、ジ
メチル・ジチオカルバミン酸亜鉛の如きジチオカ
ルバミン酸系加硫促進剤、ジフエニルグアニジ
ン、ジ−o−トルイルグアニジン、o−トルイル
グアニジンの如きグアニジン系加硫促進剤、2−
メルカプトベンゾチアゾール、ジベンゾチアジル
ジスルフイド、N−シクロヘキシル−2−ベンゾ
チアジルスルフエンアミドの如きチアゾール系加
硫促進剤等を用いることができる。更に老化防止
剤としては例えばジ−t−ブチルクレゾール、ス
チレン化フエノール、ジヒドロキシジフエニルシ
クロヘキサンの如きフエノール系老化防止剤、フ
エニルナフチルアミン、ジナフチルフエニルレン
ジアミン、ジアリルフエニレンジアミンの如きア
リルアミン系老化防止剤等を好適に用いることが
できる。 これらはラテツクスエマルジヨン中において加
硫剤を約0.5〜3W/W%、加硫促進剤を約0.3〜
2W/W%、老化防止剤を約0.3〜2W/W%それ
ぞれ配合するのが適当である。 防虫ラテツクス組成物のもう一方の構成成分た
る充填剤としてはカーボンブラツク、ホワイトカ
ーボン、炭酸カルシウム、水酸化アルミニウム、
塩基性炭酸マグネシウム、クレー、亜鉛華、けい
そう土、アルミナ、アスベスト等を用いることが
でき、とりわけ水酸化アルミニウム、炭酸カルシ
ウム、クレー等が好ましい。これらの充填剤はラ
テツクスエマルジヨンに対し約100〜300W/W%
用いるのがよく、とりわけ200W/W%が好まし
い。 更に防虫ラテツクス組成物において増粘剤を用
いる場合において該増粘剤はラテツクス組成物を
所望の粘度に調整でき、かつ殺虫成分に対し不活
性なものであればいずれの増粘剤であつても使用
し得るが、具体的に例えばアルギン酸ナトリウ
ム、ガゼイン、にかわ、ゼラチン、メチルセルロ
ース、カルボキシメチルセルロース、ポリアクリ
ル酸ナトリウム、酢酸ビニル・エマルジヨン、ア
ンモニウムカゼイン、ポリビニルアルコール、ア
クリル・エマルジヨン、デンプン、ケイ酸ナトリ
ウム、ベントナイト等を用いることができ、これ
らは必要に応じラテツクスエマルジヨンに対し約
1〜5W/W%配合するのが好ましい。 防虫ラテツクス組成物を製するには、まず所望
によりラテツクスエマルジヨン中に加硫剤、加硫
促進剤、老化防止剤を加えて混合し、ついでこの
混合物中に防虫成分と充填剤および(または)増
粘剤を加えて混合し乳化分散せしめるか、或いは
防虫成分と充填剤および(または)増粘剤を予め
水に乳化せしめた後上記ラテツクスエマルジヨン
中に加硫剤等を混合物に加えて混合することによ
り製することができる。 上記において全成分を加えてのち乳化分散させ
る場合も、また各成分を個別に水に乳化せしめて
用いる場合もいずれも乳化は常法により実施で
き、例えば市販の乳化機を用いて実施することが
できる。尚、このときラテツクスエマルジヨン中
に添加する各種の添加剤によりラテツクスエマル
ジヨンのPHが変動し防虫成分の効力が低下する場
合もあるため、かかるPHの変動を避け防虫成分に
とつて望ましいPH範囲となるよう適宜PH調整する
のが好ましい。かかる望ましいPH範囲としては例
えばダイアジノンであれば7〜8、その他の有機
リン系防虫成分、カーバメート系防虫成分であれ
ばいずれもPHが3〜7.5であるのが適当である。
PH調整に際して用いうるPH調整剤としては例えば
アンモニア、水酸化ナトリウム、水酸化カリウム
等の塩基性物質、塩酸の如き鉱酸、クエン酸の如
き有機酸等の酸性物質、更には陽イオン界面活性
剤等を適宜用いることができる。 ついで得られる混合物に必要に応じて水を加え
て所望の粘度及び全固形分濃度に調整することに
よつて防虫ラテツクス組成物を得ることができ
る。 かくして得られた防虫ラテツクス組成物はPHが
前記防虫成分の至適PH範囲内でありかつその粘度
は約100〜40000c.p.s.であつて、スプレー塗布す
る場合は約100〜2000c.p.s.、又ローラーコーテイ
ングする場合は約10000〜30000c.p.s.であるのが
とりわけ好ましい。又組成物中の全固形分濃度は
約20〜80W/W%であつてスプレー塗布する場合
は約20〜60W/W%、ローラーコーテイングする
場合は約40〜80W/W%であるのがとりわけ好ま
しい。 尚、この考案の防虫ラテツクス組成物中には所
望により消泡剤、着色剤、軟化剤、難燃剤等を適
宜添加することもできる。消泡剤としては例えば
シリコーンオイル、コロイダルシリカ等を、着色
剤としては例えばチタン白、カドミウム黄、カド
ミウム赤等を、軟化剤としては例えばスピンドル
油、流動パラフイン等をそれぞれ用いることがで
き、更には難燃剤としてはハロゲン化物等を用い
ることができる。これらの各種配合剤は防虫ラテ
ツクス組成物の製造の任意の段階で適宜加えるこ
とができるが、増粘剤および水を加えて粘度を調
整するまでに加えるのが好ましい。 かくして得られた防虫ラテツクス組成物は塗布
用ラテツクス組成物として種々の繊維製敷物の裏
材に塗布したのち、乾燥硬化処理することによつ
て当該繊維製敷物の塗布面に防虫ラテツクスを形
成せしめることができる。 これらの敷物類に防虫ラテツクス組成物を加工
するには、通常塗布によつて行われる。例えば市
販のカーペツトコーター、あるいはスプレー装置
の如きこの技術分野における常法を好適に採用し
得る。塗布量はラテツクス組成物として約0.2〜
2Kg/m2、とりわけ約1Kg/m2であり、防虫成分
が例えば有機リン系防虫成分、カーバメート系防
虫成分の場合は約0.1〜10g/m2、とりわけ約0.5
〜5g/m2、ピレスロイド系防虫成分であれば約
0.1〜5g/m2、とりわけ約0.5〜2g/m2となる
ように防虫ラテツクス組成物の塗布量を適宜調節
するのが好ましい。ついで該カーペツトを約80〜
160℃とりわけ約100〜140℃で乾燥することによ
りラテツクス組成物が硬化し防虫効果を有するラ
テツクス層が形成される。 この考案による敷物は、チリダニ、コナダニ、
ツメダニ等の屋内性ダニ類、チヤバネゴキブリ、
クロゴキブリ、ワモンゴキブリ、ヤマトゴキブリ
等のゴキブリ類、イガ、ヒメマルカツオブシムシ
などの繊維害虫等に対し殺虫乃至防虫効果を示す
上、ダニ類等に対しては増加を抑制する効果を示
すものである。しかも、この考案で用いる防虫ラ
テツクス組成物は、ラテツクス層が形成された後
は当該ラテツクス層内部の防虫成分がラテツクス
を形成するゴム成分と不相溶性を有することか
ら、ラテツクス表面における防虫成分の蒸散に対
しラテツクス層内部から防虫成分が表面に到達す
ることによつて表面からの蒸散により失なわれた
防虫力の低下を補うので該カーペツト全体として
長期間防虫効果を示すという特徴を有するもので
ある。 以下、実施例によりこの考案をさらに詳細に説
明する。 実施例 1 カーペツト(10×10cm)の本体裏面に下記第1
表に示す薬剤を含有する防虫性ラテツクス組成物
(処方例1と同様にして製したもの)を1.3Kg/m2
の割合で塗布する(このとき、各薬剤は2g/m2
の割合でカーペツトに塗布されている)。ついで
140℃で10〜20分乾燥する。ついでこのカーペツ
トのラテツクス塗布面、繊維面の両方にチヤバネ
ゴキブリ成虫20匹を接触させてその内の経時的死
亡数を確認し効果を確認した。 結果は下表に示す通りである。
〔スチレン−ブタジエン共重合体A 70部 スチレン−ブタジエン共重合体B 30部 脂肪酸セツケン 2部 無 機 塩 2部 パラオクチルフエノール 2部 コロイダルシリカ 2部 スチレン化フエノール 2部 亜 鉛 華 2部 ジメチルジチオカルバミン酸ナトリウム1部 〕
防虫成分(25%乳化液として 4.8部 〔BPMC 1.2部 ポリオキシエチレンノニルフエニルエーテル
0.5部 〕 水酸化アルミニウム 400部 カルボキシメチルセルロース 2部 ポリアクリル酸ナトリウム 2部 水 適量 上記処方においてスチレン−ブタジエンゴムラ
テツクスに、かく拌下防虫成分を徐々に加える。
しばらくかく拌を続け更に充填剤、増粘剤を加え
てかく拌する。ついで水を加えて混合することに
より防虫ラテツクス組成物を得る。 粘 度 15000c.p.s. 全固形分濃度 70% PH 7.5 (注) 処方例においてはいずれも重量部であるこ
とを表わす。 処方例 2 アクリル酸ブチル−アクリロニトリルゴムラテツ
クス 200部 (固形分濃度 50%) 〔アクリル酸ブチル−アクリロニトリル共重合体
100部 脂肪酸セツケン 2部 無 機 塩 1部 ポリオキシエチルノニルフエニルエーテル
1部 〕 防虫成分(25%乳化液として) 4.8部 〔ダイアジノン 1.2部 ポリオキシエチレンノニルフエニルエーテル
0.5部 〕 沈降性炭酸カルシウム 50部 ポリアクリル酸ナトリウム 2部 水 適量 上記処方を用いて処方例1と同様に実施するこ
とにより防虫ラテツクス組成物を得る。 粘 度 10000c.p.s. 全固形分濃度 50% PH 7.5 処方例 3 天然ゴム−スチレンブタジエンゴムラテツクス
200部 (固形分濃度 50%) 〔天然ゴム 60部 スチレン−ブタジエン共重合体 40部 脂肪酸セツケン 2部 〕 無 機 塩 3部 パラオクチルフエノール 2部 シリコーンオイル 2部 スチレン化フエノール 2部 コロイドイオウ 1部 ジエチルジチオカルバミン酸ナトリウム 0.5部 2−メチルカブトベンゾチアゾール亜鉛 0.5部 防虫成分(25%乳化液として) 4.8部 〔BPMC 1.2部 ポリオキシエチレンノニルフエニルエーテル
0.1部 〕 沈降性炭酸カルシウム 400部 ポリアクリル酸ナトリウム 2部 カルボキシルメチルセルロース 2部 水 適量 上記処方を用いて処方例1と同様に実施するこ
とにより防虫ラテツクス組成物を得る。 粘 度 1500c.p.s. 全固形分濃度 70% PH 6.0 処方例 4 アクリロニトリル−ブタジエンゴムラテツクス、
スチレン−ブタジエンゴムラテツクスの混合ラテ
ツクス 200部 (固形分濃度 50%) 〔アクリロニトリル−ブタジエン共重合体80部 スチレン−ブタジエン共重合体 20部 脂肪酸セツケン 2部 〕 無 機 塩 2部 パラオクチルフエノール 2部 コロイダルシリカ 2部 亜 鉛 華 3部 ジメチルジチオカルバミン酸ナトリウム 2部 防虫成分(25%乳化液として) 3.48部 〔ダイアジノン 0.87部 ポリオキシエチレンノニルフエニルエーテル
0.07部 〕 水酸化アルミニウム 200部 ポリアクリル酸ナトリウム 3部 カルボキシメチルセルロース 3部 水 適量 上記処方を用いて処方例1と同様に実施するこ
とにより防虫ラテツクス組成物を得る。 粘 度 10000c.p.s. 全固形分濃度 60% PH 7.5 処方例 5 アクリル酸ブチル−アクリロニトリルゴムラテ
ツクス 200部 (固形分濃度 50%) 〔アクリル酸ブチル−アクリロニトリル共重合体
100部 脂肪酸セツケン 2部 〕 無 機 塩 1部 パラオクチルフエノール 1部 防虫成分(25%乳化剤として) 0.48部 〔フエンチオン 0.12部 ポリオキシエチレンノニルフエニルエーテル
0.01部 〕 沈降炭酸カルシウム 50部 ポリアクリル酸ナトリウム 2部 水 適量 上記処方を用いて処方例1と同様に実施するこ
とにより防虫ラテツクス組成物を得る。 粘 度 1000c.p.s. 全固形分濃度 50% PH 6.5 処方例 6 スチレン−ブタジエンゴムラテツクス 200部 (固形分濃度 50%) 〔スチレン−ブタジエン共重合体A 70部 スチレン−ブタジエン共重合体B 30部 脂肪酸セツケン 2部 無 機 塩 2部 パラオクチルフエノール 2部 コロイダルシリカ 2部 スチレン化フエノール 2部 亜 鉛 華 2部 ジメチルジチオカルバミン酸ナトリウム1部 〕 防虫成分(23%乳化液として) 4.8部 〔(ダイアジノンのポリアミド系マイクロカプセ
ル剤) 1.2部〕 水酸化アルミニウム 400部 カルボキシメチルセルロース 2部 ポリアクリル酸ナトリウム 2部 水 適量 上記処方においてスチレン−ブタジエンゴムラ
テツクスに、かく拌下防虫成分を徐々に加える。
しばらくかく拌を続け更に充填剤、増粘剤を加え
てかく拌する。ついで水を加えて混合することに
より防虫ラテツクス組成物を得る。 粘 度 15000c.p.s. 全固形分濃度 70% PH 7.5 実施例 2 カーペツト製造工程において、基布にパイル系
をタフトし、裏面に、前記処方例−2の防虫性ラ
テツクス組成物(防虫成分はダイアジノン)を
1.3Kg/m2の割合でコーテイングし(ダイアジノ
ンは2g/m2の割合でカーペツトに塗布されてい
る)、ジユート布を張合せて、150℃で5〜10分間
乾燥して仕上げた(試験カーペツト)。なお、同
工程により防虫成分無添加のカーペツトを作製し
て対照カーペツトとした。 上記試験カーペツトと対照カーペツトとを、一
般家庭の6畳間に、3畳づつ並列して敷き込ん
だ。その後通常の管理・掃除を行ない、1年間各
月1回宛下記方法により、塵を採取してダニ数を
測定した。 すなわち紙パツク式電気掃除機で、試験カーペ
ツトと対照カーペツトとについてそれぞれ、60秒
間づつカーペツト全面から塵を採取し、この塵に
ついてワイルドマン−フラスコ法に基づいてダニ
数を測定し、各カーペツト1m2当りに換算したチ
リダニ数を求め、結果を測定月順に表2に示し
た。なお採取された塵中に存在するダニ類の91〜
98%がチリダニであり、少数のコナダニ、ニクダ
ニ、ササラダニ、ハエダニ、ホコリダニ、ツメダ
ニ、チヤタテムシなどが認められた。 ダイアジノン含有の試験カーペツトは、ダイア
ジノン無添加の対照カーペツトと比べて、全期間
にわたつて、ダニ数が約1/3〜1/4におさえられ、
すぐれた防虫効果を示している。
【表】 【図面の簡単な説明】
図面はこの考案の防虫ラテツクス組成物を塗布
した防虫カーペツトの代表例を示し、第1図はル
ープカーペツトの断面図、第2図はカツトカーペ
ツトの第1図相当図、第3図はニードルパンチカ
ーペツトの第1相当図である。 1……ループカーペツト基布、3……防虫ラテ
ツクス組成物層。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 繊維製敷物の本体裏面がラテツクスエマルジヨ
    ン中に防虫成分のダイアジノンと充填剤および
    (または)増粘剤を配合させてなる防虫テラツク
    ス組成物で処理されてなる防虫繊維製敷物。
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