JP4472529B2 - カーペット製造中のカーペットパイル繊維への固体抗菌剤の局所適用 - Google Patents

カーペット製造中のカーペットパイル繊維への固体抗菌剤の局所適用 Download PDF

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Description

本発明は、固体粒子の局所抗菌適用が、製品製造中または製品製造後(例えば、クリーニングまたは処理過程の部分)に為されたカーペットパイル繊維を含んでなるカーペット状の床カバー物品に関する。このような局所処理剤には、特定の無機抗菌性金属イオンに基づく固体化合物、例えば銀イオン交換化合物(銀ジルコニウムホスフェート、銀ゼオライト、および/または銀ガラスを含む)が含まれ、これは、取扱いおよび適用を容易にするために液体媒体中に分散されていてもされていなくてもよい。また、このような処理剤は、所望により、標的のカーペット状製品に他の特性を付与するために、耐汚染剤、汚れ再付着防止化合物ならびに液体、界面活性剤、帯電防止剤などからなる組成物を含んでいる。従って、このようなカーペット製品は、カーペットパイル表面ならびにパイル自体内の両方において優れた抗菌特性を示す。さらに、このような固体の金属イオンに基づく抗菌剤の適用により、真空処理後の標的カーペット製品の抗菌活性を増大させうることがわかった。
以下に挙げる全ての米国特許は、その全体が本明細書の一部を構成する。
近年においては、潜在的に毎日の暴露からの細菌汚染の危険が大きく注目されている。このような関心の顕著な例には、ファーストフードレストランにおいて不十分に調理されたビーフ内で発見されるEschericia coli(大腸菌)のある種の菌株による食品毒汚染の致命的な結果;不十分に調理され洗浄されていない家禽食品製品により病気を引き起こすSalmonella汚染;ならびに、Staphylococcus aureus、Klebsiella pneumoniae、酵母、および他の単細胞生物に起因する病気および皮膚感染症が含まれる。この分野における消費者の関心の増大に伴って、製造業者は、種々の家庭用製品および物品中に抗菌剤を導入し始めている。例えば、あるブランドのポリプロピレン製まな板、液体石鹸などの全ては、抗菌化合物を含有している。このような物品のための最も普通の抗菌剤はトリクロサンである。このような化合物を液体またはある種の高分子媒体中に導入するのが比較的簡単であるが、他の基材(織物および繊維の表面を含む)には、接近させにくいことがわかった。さらに、トリクロサンは塩素イオンを含み、これは、解離したときに基材表面に放出されるであろう。このようなイオンは、接触時ならびに環境流出物中などでの皮膚刺激のゆえに、潜在的にヒトにとって危険である。さらに、有害微生物は、場合により、トリクロサンの殺菌特性に対する免疫を出現させる能力を示した。また、トリクロサンを含む表面処理剤は、同じように有効ではないことがわかった。その理由は、この化合物の高水溶性であり、十分量の水分に暴露したときに容易に除去されるためである。
カーペット、特にカーペットのパイル部分(例えば歩行者の履物と接触するように設計された部分、例えば房状化した繊維、カットパイル繊維、ループパイル繊維など)は、細菌、菌類、および他の種類の微生物汚染に非常にさらされやすい。このような表面を歩行者が履物、裸の足などで歩行すると、液体こぼれ物、パンくず、および他の細菌および菌類の栄養物質が比較的高くなる可能性は言うまでもなく、細菌および菌類の移動、さらにはこのような微生物の維持および増殖の容易化も同様に起こりそうである。ある種のクリーニング法(例えば蒸気クリーニング)は、カーペット表面部分に栄養増殖のための水性環境を残すことによって、ある時間にわたって微生物の増殖速度を増大させ、こうしてその後の微生物維持および増殖を増大させると考えられる。細菌または菌類は、クリーニング中の高温暴露によって阻害されるかもしれないが、温度レベルが普通に戻ったときに、該微生物は休眠状態から復帰することができる。接着不良を防止するため、即ち、裏地それ自体からのパイル部分の離層を防止するために、抗菌剤がカーペット裏地に適用されている。さらに、カーペットのパイル部分へのある種の抗菌剤適用も同様に行われている。これにはSchollaらの特許文献1が含まれ、この文献には、しみレジストおよび抗細菌化合物の同時処理が適用されたカーペットが開示されている。しかし、特許権者は、アニオン型および/またはノニオン型の抗菌剤、例えば、好ましくはグルタルアルデヒド、Microban X-580 (イソプロパノール、p-ジ-イソブチルフェノキシエトキシ-臭素コンプレックス、およびn-オクチル-ビ-シクロヘプタン-ジ-カルボキシイミド、ピペロニルブトキシド、およびピレトリン)、およびリン酸を開示しているが、この特許明細書中のどこにも、金属に基づく無機抗菌剤への言及はなく、もちろん金属イオンに基づく無機抗菌剤への言及はない。このような従来技術の抗菌剤は、例えば長期有効性の欠如(従って、高い抗菌性能レベルの継続のために反復処理を要する)、および潜在的な細菌免疫などの欠点を示すようである。また、特許文献2は、被覆された硫酸バリウム粒子(銀、銅、アルミナ、シリカ、およびアゼライン酸ジオクチルによる)の使用を開示しているが、これはカーペット繊維および糸中の抗菌剤として使用するためであって、その上への局所適用として使用するためではない。従って、短期および長期有効性、耐久性、かつ長期持続性の局所適用される抗菌剤を、カーペットパイル表面および製品のために供するという、長くにわたる必要性が存在している。
最近になって、特定の金属イオン含有(例えばAg含有)無機殺菌剤(例えばイオン交換化合物、例えばリン酸ジルコニウム、ガラス、および/またはゼオライト化合物)が開発され、多くの異なる基材および表面の上およびその中で抗菌剤として使用されている。この種の抗菌剤は、それに対する細菌または菌類免疫の懸念なく抗菌活性において効力を与えることができるので、言うまでもなく有害な刺激および潜在的に不快な臭気を与えうる高酸化性部分およびペンダント基(例えば塩素に基づく化合物)を欠いているので、ならびに、一般にこのような固体粒子の取扱いが容易であるので非常に望ましく、多くの異なる媒体中でこのような化合物を使用する願望を創製する。特に、このような殺菌剤は、固有に抗菌特性を示す家庭用および消費者用製品を提供するために、プラスチック組成物および繊維中に導入するように適合されている。このような銀に基づく剤は、優れた耐久性の抗菌特性を与えるが、現在まで、カーペットパイル繊維上の耐久性局所適用としてのこのような無機化合物の存在を教示または明白に示唆する記述は存在しない。このことは、特定のカーペットパイル表面および繊維は言うまでもなく任意の表面に、固体粒子の耐久性局所適用を行うことの困難性を考慮すれば驚くべきことではない。このような固体粒子がカーペットパイル構造の底部に重力沈下する傾向、従って、一見して繊維の全体にわたって(即ち、頂部、中間部、および底部において同時に)有効な抗菌性能を与えることができない傾向は、このような処理の企画に対して不利に作用した。従って、この保護の不均一性は、上記の非常に望ましい抗菌剤の有効利用の前に改善を必要とする。現在まで、このような障害は克服されておらず、カーペットパイル構造中の該抗菌剤の広範囲の利用は可能になっていない。
米国特許第5096747号明細書 米国特許第5503840号明細書
従って、本発明の目的は、床カバー物品のカーペットパイル部分を、物品それ自体の最初の製造中に、耐久性の抗菌金属イオン含有の抗菌処理剤で効果的に処理する簡単な方法を提供することである。本発明のさらなる目的は、床カバー物品のカーペットパイル部分を、クリーニング操作またはクリーニング後操作において、耐久性の抗菌金属イオン含有の抗菌処理剤で効果的に処理する簡単な方法を提供することである。本発明の別の目的は、床カバー物品のカーペットパイル部分を、それに抗真菌および臭気減少特性をも付与する耐久性の抗菌金属イオン含有の抗菌処理剤で効果的に処理する簡単な方法を提供することである。
即ち、本発明は、カーペット成分を含む床カバー物品であって、該カーペット成分の少なくとも一部が、固体抗菌剤で局所処理され、該床カバー物品のカーペット成分が、AATCC試験法138に従う少なくとも2回の標準カーペットシャンプー処理の後に、AATCC試験法100-1999に従って24時間暴露で試験したときに、少なくとも1.0、好ましくは1.5以上、より好ましくは2.0以上のKlebsiella pneumoniaeの対数死滅率を示す床カバー物品を包含する。また、本発明は、このような本発明のカーペット状床カバー物品を局所処理する異なる方法をも包含する。上記のシャンプー耐久性試験は標準的なものであり、当業者にはよく理解されるように、本発明における要件または限定を意図するものではない。該試験方法は、それに従って2回シャンプーしたときに、本発明の処理したカーペット状床カバー物品がその抗菌効果を過度に失わないという標準を示すにすぎない。
保持される固体抗菌剤の有効量は、任意の通常の方法、例えば、誘導結合プラズマ(ICP)、X線蛍光(XRF)、または原子吸収(AA)分光分析などによって測定することができる。しかし、ここでも代替として、このように局所適用されるカーペット処理の耐久性は、抗菌性能との関係で測定するのが好ましい(即ち、カーペットパイル表面における処理剤の保持を)。即ち、抗菌的に有効な処理剤を用いて、上記のように、AATCC試験法138に従う2回の標準シャンプーの後に、AATCC試験法100-1999に従って24時間暴露後に少なくとも1.0およびそれ以上のKlebsiella pneumoniaeの対数死滅率を示すことが、最低の許容しうる性能のために抗菌的になお有効でありそして/または保持される固体抗菌剤の適切かつ必要な量を示すものである。この対数死滅率は、好ましくは1.2以上、より好ましくは1.5以上、最も好ましくは少なくとも2.0である。ここでも、この最低数のシャンプー後の対数死滅率は、上記の所望の耐久性レベルを象徴するものである。
従来技術のどこにも、このような特定の処理したカーペット状の床被覆物またはその製造方法は、開示も利用もされておらず、また全く示唆もされていない。最も近い技術(上記のSchollaら)は、カーペットパイル構造への可能性ある共添加剤としてある種の液体抗菌剤を、ある種のしみレジスト仕上剤と同時に挙げている。固体抗菌剤はもちろん、金属イオン含有の固体抗菌剤も銀イオン含有の抗菌化合物も教示されておらず、また全く示唆もされていない。他の全ての従来技術は、繊維(カーペット繊維を含む)中に固体抗菌剤を押出して、標的の床カバー物品に抗菌特性を付与することを議論している。しかし、そのどこにも、上に広く記載した耐久性の局所処理は記載も示唆もされていない。
任意の標準のカーペット糸または繊維を、本願の範囲内で、その局所処理のための基材として使用することができる。即ち、天然繊維(綿、羊毛など)または合成繊維(ポリエステル、ポリアミド、ポリオレフィンなど)が、それ自体で、あるいは、天然繊維、合成繊維、ブレンド品または両タイプの任意の組合せまたは混合物で、標的の基材を構成することができる。例えば、合成タイプのものについては、限定を意図するものではないが、ポリオレフィン(例えば、ポリエチレン、ポリプロピレン、およびポリブチレン)、ハロゲン化ポリマー(例えばポリビニルクロリド)、ポリエステル(例えばポリエチレンテレフタレート)、ポリエステル/ポリエーテル、ポリアミド(例えば、ナイロン6およびナイロン6,6)、ポリウレタン、ならびに、ホモポリマー、コポリマー、またはターポリマー(これらモノマーの任意の組合せにある)などを、本発明の範囲内で使用することができる。ナイロン-6、ナイロン-6,6、ポリプロピレン、およびポリエチレンテレフタレート(ポリエステル)が特に好ましい。一般に、標的の床カバー物品のカーペットパイル部分は、少なくともある種の合成繊維を含んでいるべきである。これは、固体の金属イオンに基づく抗菌化合物は、このような繊維材料に適用されたときに、より有効になるようであるためである。いずれかの特定の科学的理論に拘束されることを意図するものではないが、このような固体抗菌剤は、天然繊維(例えば羊毛)よりも合成タイプの繊維(例えば、ポリアミドおよびポリエステル)に、より容易に引き付けられ、そして/またはその中に埋入されると考えられる。さらに、標的繊維は、その中に同時押出された添加剤を含有していてよく、任意の数の異なる材料(以下においてより詳しく記載する材料を含む)でプレコートされていてよく、そして/または、他の美的特徴を末端ユーザーに与えるために任意の種類の着色剤[例えば、ポリ(オキシアルキレン化)着色剤、ならびに顔料、染料、色彩など]で染色または着色されていてよい。また、他の添加剤が、標的の繊維または糸の上および/またはその中に存在していてもよい。これらには、帯電防止剤、増白化合物、核剤、酸化防止剤、UV安定剤、充填剤、パーマネントプレス仕上剤、柔軟剤、滑剤、硬化促進剤などが含まれる。本発明の生地に対する所望による追加の仕上剤として特に望ましいのは、カーペットパイル糸および繊維の疎水性およびクリーニング性を改善する汚れ遊離剤または再付着防止剤である(例えば、SCOTCHGUARDなど)。さらに、他の可能性ある添加剤および/または仕上剤には、撥水フルオロカーボンおよびその誘導体、シリコーン、ワックス、および他の同様の防水材料が含まれる。
特定の処理剤は、好ましくは、少なくとも1種の固体の金属イオン含有粒子またはその混合物を含有する。用語「金属」は、周期律表の任意の歴史的に理解されている一員を包含することが意図されている(遷移金属、例えば限定されることなく、銀、亜鉛、銅、ニッケル、鉄、マグネシウム、マンガン、バナジウム、金、コバルト、白金などが含まれ、また他の種類、例えば限定されることなく、アルミニウム、スズ、カルシウム、マグネシウム、アンチモン、ビスマスなどが含まれる)。より好ましくは、本発明において使用される金属は、通常は遷移金属として知られる金属である。これら遷移金属の中で、より好ましい金属は、銀、亜鉛、金、銅、ニッケル、マンガン、および鉄である。最も好ましいのは、銀および亜鉛である。これらの金属は、最も全体的に望ましい特性を与える。これらは、例えば、標的カーペットパイル基材における、好ましくは抗菌、抗真菌、および/または臭気減少特性、ある種の着色性、良好な耐光堅牢性、および最も重要にはシャンプー耐久性である。
本発明に好ましい金属イオン含有化合物は、抗菌性の銀ジルコニウムホスフェート(Milliken & Companyから商標名ALPHASANRのもとで入手可能)であるが、任意の銀含有の抗菌化合物[例えば、単なるいくつかの例として、銀置換されたゼオライト(Sinanenから商標名ZEOMICRのもとで入手可能)、または銀置換されたガラス(Ishizuka Glassから商標名IONPURERのもとで入手可能)が含まれる]を、好ましい種に加えてまたはその代替物として使用することができる。また、このような化合物として好ましいのは、酸化亜鉛、リシノール酸亜鉛、塩化亜鉛、および硫酸亜鉛である。上記のように、他の金属を使用することもできるが、性能の観点から銀および亜鉛が好ましく、銀イオン含有種が最も好ましい。一般に、このような金属化合物は、特定の処理組成物の全重量の約0.01〜60%、より好ましくは約0.05〜50%、最も好ましくは約0.1〜50%の量で添加される(標的の使用に依存する;液体を用いる場合、この量は、液体処理中に十分量の抗菌剤を供給しうることにより非常に少ないが、一方、固体ミックス中の量は、比較的少ない量の固体が標的パイル表面と接触することにより比較的多い;即ち、固体局所適用を用いる場合、最初のミックス中の比較的多量の抗菌剤が、使用中に十分な抗菌剤レベルを供給する)。即ち、金属イオン含有化合物を、活性物質として、液体(例えばシャンプー)または固体媒体からの供給により、表面繊維の重量に対して(owff)、100〜15000ppm、より好ましくは150〜約14000ppm、さらに好ましくは175〜13000ppm、最も好ましくは200〜12000ppm(これは、約0.02〜1.2重量% owffに相当する)の量で標的基材に添加する。このような割合は、最良の抗菌および/または臭気減少性能を、洗浄耐久性、非電導性、および全体コストと関連して与え、言うまでもなく、十分な量が、さらなるおよび/または将来の真空または他のクリーニング操作を行った後に標的繊維中に埋入されたままである最良の可能性を与える。処理剤それ自体(あらゆる必要な結合剤、接着剤、増粘剤などを含む)は、基材に、(a)約0.01〜8.0オンス/平方ヤード、または(b)約0.1〜20% owffの量で添加される。他の可能な化合物は、ここでも限定されるものではないが、銀に基づく材料、例えばAMPR T558およびMICROFREER (両方ともDuPontから入手可能)、ならびに、JMACR (Johnson Matheyから入手可能)である。
即ち、本処理組成物および配合物は、該金属イオン含有化合物を、抗菌、防汚、抗真菌、および臭気防止成分として含有する。従って、該化合物は、異なるパイル表面添加剤および処理剤(限定はされないが、耐漂白剤、色保全剤、撥水剤および/または撥色剤、しみブロック剤、しみレジストなど、ならびに、標的パイル繊維への固体抗菌剤の接着を容易にするための結合剤を含む)と同時に、標的パイル表面に供給される。好ましくは、該抗菌剤などの化合物は、耐漂白配合物あるいは撥水および/または撥染配合物中に混合または分散される。このような配合物は、耐漂白型については、パイル表面のための任意の耐漂白化合物、例えば、メチルパラベン、発泡剤、例えば任意の種々のアニオン性またはノニオン性の界面活性剤[限定はされないが、脂肪アリールスルホネート、脂肪アリールホスフェート(好ましくはドデシルベンゼンスルホン酸)など、および/またはエトキシル化脂肪アルコール(好ましくはMilliken & CompanyからのSyn LubeR 728)を含む]、ならびに、しみブロック剤または結合剤、例えばアクリレート(または同型の化合物)(例えばRohm and HaasからのAcrysolR ASE-75;これは両要求を満たすことができる)を含有する。さらなる添加剤には、さらなる発泡剤(例えばココナツ油)、帯電防止剤などが含まれる。該耐漂白配合物は、好ましくはその性質が水性であり(短鎖アルコール、例えばメタノール、エタノール、イソプロパノールなどを、その中の溶媒として使用してもよい)、シャンプー、コーティング、スプレー、微粒分散物などの形態にあってよく、シャンプーが好ましい供給方法である。
撥水配合物および/または撥染配合物は、好ましくは、パイル繊維への接着を容易にし、それと同時に優れた反発(撥)特性をそれに導入するために、フッ素化ポリマーを含有する。このようなフルオロポリマーは、あらゆる周知の種類のものであってよく、これには、限定はされないが、DuPontからのZonylR型、MitsubishiからのRepearlR、Elf AtochemからのForaperleR 501、ならびに、3Mから入手可能な任意の多数のフッ素化ポリマーが含まれる。この配合物も一般にその性質が水性であり、スプレー、シャンプー、またはコーティングとして適用される。ここでもシャンプーが好ましい。
用語「床カバー」は、上記のように、表面繊維を含み、かつ人が歩行する表面を覆うように使用される、あらゆる通常の物品を包含することが意図される。即ち、カーペット(絨毯、タイルなど)および床マット(屋外、屋内など)が、本発明に関連する主な物品である。用語「表面繊維部分」は、床被覆物において使用される任意の通常の繊維およびその複合体を包含する。単なる例として、ナイロン、ポリエチレン、ポリプロピレン、綿、ポリビニルアセテートなどの繊維を、例えば用語「一次裏地部分」に包含されることが意図される生地(例えば任意の繊維タイプの織布、不織布、または編布、例えば先に挙げた生地)を介して房状にすることができる。また、表面繊維部分は、モノフィラメント、芯-鞘繊維などであることができるか、あるいは、ループパイル、カットパイル、またはあらゆる他の種類のカーペット表面として存在することができる。
初めに、いずれかの他の成分との一体化の前に、表面繊維部分に、一次裏地を介して縫合、房状化、針刺などを行って複合体を形成し、次いで、これをさらなる部分に単純に密着させることができる。別法によれば、一次裏地を二次裏地と接触させてよく、次いで、一次裏地を介して針刺などによって表面繊維部分を創製することができる。基本的に、任意の多数の代替法が本発明の床カバー製品の製造に利用可能である。カーペットおよびカーペットタイルの製造例は、米国特許第5929145号(Higginsら)、第5948500号(Higginsら)、第5545276(Higginsら)、および第5540968号(Higginsら)中に開示されている。床マットの製造例は、米国特許第5902662号(Kerr)、第5928446号(Kerrら)、および第5305565号(Nagahamaら)中に存在する。好ましくは、表面繊維部分を二次裏地に密着させるためにラテックスを使用して、安定化した複合体を形成する。このラテックスは、所望により抗菌剤を含有することができる。
用語「二次裏地部分」は、かなり広いことが意図される。これは、このような成分に関連する重要な課題が、該層と一次裏地の間のラテックスとの接触であるためである。このような二次層は、任意の通常のカーペットまたは床マット裏地のもの、あるいは中間層であってよい。即ち、それがカーペットである場合、二次裏地は、ポリオレフィン生地、またはポリウレタンフォーム(クッション目的のため)、または単純にポリウレタンフォームが結合した生地層であってよい。それが床マットである場合、二次裏地は、ソリッドゴムまたは発泡ゴムのシートである可能性が最も高いであろうが、ここでも、該裏地は、一次裏地と外側層の間の生地、ゴムなどの中間層であってもよい。
特定の固体の金属イオンに基づく抗菌剤は、AATCC試験法100-1999に従って24時間後に許容しうる対数死滅率を示すべきである。このような許容しうるレベルの対数死滅率を、Staphylococcus aureusに対して、ベースラインからの少なくとも0.1の増加について試験する。別法によれば、この対数死滅率が、未処理(即ち、固体無機抗菌剤の添加がない)パイル繊維の対数死滅率よりも高いときに、例えば、対照の抗菌剤不含の繊維を超えて対数死滅率が約0.5増加するときに、許容しうるレベルが存在するであろう。S.aureusに対して、この対数死滅率ベースラインの増加は、好ましくは少なくとも0.3、より好ましくは0.5、最も好ましくは1.0である。もちろん、このような対数死滅率の上端は、ベースラインよりもはるかに高く、5.0の大きさ(99.999%死滅率)である。従って、この中間の全ての率も同様に許容性である。しかし、その数が負である対数死滅率も、該測定値が関連の未処理繊維で測定される値よりも良好である限り、本発明にとって許容性である。このような場合、標的カーペットパイル繊維中に存在する抗菌物質は、少なくとも微生物増殖の妨害を示す。
上記の選択的な繊維処理剤の好ましい態様を、以下において詳しく説明する。
本発明の範囲内にある特に好ましい処理剤の例を以下に記載する。
抗菌性の床カバーパイル表面の製造
通常のクッション性カーペットタイル物品を、米国特許第5540968号および第5545276号の一般的製造方法に従って製造した。あらゆるカーペット状の床カバー物品を本発明の広い範囲に従って製造することができ、これらのカーペットタイル物品が、本発明の抗菌処理剤を導入した末端使用物品の好ましい非限定的な例であるにすぎないことを理解すべきである。このような製造方法は、種々の可能性ある添加剤(例えば、しみブロック剤、漂白保護剤など)の適用をさらに含む。該方法の工程を、以下に記載するように、本発明の抗菌局所適用方法の選択した変法で行った。好ましくは、該適用を、アクリレートしみブロック剤または漂白保護剤(またはその両方;これも以下に記載する)を含む発泡処理配合物、その後のパイル表面への添加剤の固定のための1〜2分の蒸気処理を用いて行った。次いで、このカーペットタイル(1つの例においてはナイロン-6,6繊維からなるカーペットパイルを、また、別の例においてはポリエチレンテレフタレート繊維からなるカーペットパイルを含んでいた)を、素早く洗浄および真空処理して、過剰の添加剤を除去した。次いで、フルオロカーボン処理(以下に記載する)を行って、カーペットパイル物品に撥水性、撥染性、および/または撥液性を与えた。本発明の方法の別の潜在的に好ましい変法においては、抗菌剤をフルオロカーボンと同時に適用した。フルオロカーボン適用の後に、標的カーペットタイルを乾燥し、得意先への出荷用に貯蔵した。
好ましい抗菌剤含有の処理配合物を、以下の表に従い、全成分を一緒に混合することによってコンパウンド化した。これら特定の配合物を用いて局所処理を行った製造も、以下の表に示す。
抗菌剤含有の処理配合物
実施例1:アクリルマトリックス
Figure 0004472529

実施例2:フルオロカーボン配合物
Figure 0004472529
上記の非限定的な製造方法で製造し、ある工程において特定の配合物を用いて上記のように処理した床被覆物のカーペット状パイル表面について、製造後ならびに2回の標準カーペットシャンプー処理(これにどのような追加の抗菌添加剤をも添加しない)の後に、抗菌効果を試験した。標的カーペットタイルのパイル部分に適用した抗菌剤の量は、一様に等しい異なるレベル、即ち表面繊維の重量に対して(owff)、200ppmから3000ppm owffまでに調整した(このような異なる抗菌剤レベルでの効果の差異を試験するため)。対数死滅の結果は、以下のように24時間暴露後のK.pneumoniaeに対するものであり、当初およびAATCC試験法138に従う2回のその後のシャンプー処理後であった。
Figure 0004472529
Figure 0004472529
Figure 0004472529
このように、本発明の製造したカーペット状の床被覆物は、優れた耐久性の抗菌特性を示した。
特許請求の範囲に含まれることが意図される本発明の多くの別態様および別修飾が存在するのは勿論である。

Claims (8)

  1. カーペット成分を含む床カバー物品であって、該カーペット成分の少なくとも一部が、固体の銀イオンに基づく抗菌化合物、少なくとも1つのフルオロケミカル化合物、少なくとも1つの結合剤、およびメチルパラベン化合物を含んでなる耐漂白配合物で局所処理され、該床カバー物品のカーペット成分が、AATCC試験法138に従う少なくとも2回の標準カーペットシャンプー処理の後に、AATCC試験法100-1999に従って24時間暴露で試験したときに、少なくとも1.0のKlebsiella pneumoniaeの対数死滅率を示す床カバー物品。
  2. 銀イオンに基づく化合物が銀イオン交換化合物である請求項に記載の床カバー物品。
  3. カーペットである請求項1に記載の床カバー物品。
  4. カーペットである請求項に記載の床カバー物品。
  5. カーペット成分を含む床カバー物品の製造中に該物品を局所処理する方法であって、以下の工程:
    (a)表面繊維を含むパイル表面を有するカーペット床カバー物品を供する工程;
    (b)該表面繊維の少なくとも一部を、少なくとも1つの固体の銀イオンに基づく抗菌化合物、少なくとも1つのフルオロケミカル化合物、少なくとも1つの結合剤、およびメチルパラベン化合物を含んでなる耐漂白配合物と接触させる工程;
    を含み、
    ここで、該床カバー物品のカーペット成分が、AATCC試験法138に従う少なくとも2回の標準カーペットシャンプー処理の後に、AATCC試験法100-1999に従って24時間暴露で試験したときに、少なくとも1.0のKlebsiella pneumoniaeの対数死滅率を示すものである方法。
  6. 銀イオンに基づく化合物が銀イオン交換化合物である請求項に記載の方法
  7. カーペット成分を含む床カバー物品の製造中に該物品を局所処理する方法であって、以下の工程:
    (a)表面繊維を含むパイル表面を有するカーペット床カバー物品を供する工程;
    (b)該表面繊維の少なくとも一部を、少なくとも1つの固体の銀イオンに基づく抗菌化合物、少なくとも1つのフルオロケミカル化合物、少なくとも1つの結合剤、およびメチルパラベン化合物を含んでなる耐漂白配合物と接触させる工程;
    を含み、
    ここで、該床カバー物品のカーペット成分が、AATCC試験法100-1999に従って24時間暴露で試験したときに、少なくとも1.0のKlebsiella pneumoniaeの対数死滅率を示すものである方法。
  8. 銀イオンに基づく化合物が銀イオン交換化合物である請求項に記載の方法。
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