JP2017525610A - テザー式ガス供給充填管を備えた膨張可能シートベルト - Google Patents

テザー式ガス供給充填管を備えた膨張可能シートベルト Download PDF

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Abstract

車両において乗員を拘束するための拘束装置は、ベルトと、インフレータと、ガスガイドと、可撓性テザーと、を含む。ベルトは、第1の層と、第2の層と、第1の層と第2の層との間の封止部と、を含む。同様に、第1及び第2の層は、ベルトの第1の端部からベルトの第2の端部まで延在する。封止部は、第1及び第2の層と共にベルトの膨張可能部分を形成する。インフレータは、加圧ガスを提供するように動作可能である。ガスガイドは、インフレータの吐出口の上に載置された第1の端部と、ベルトの膨張可能部分の中に延在する第2の端部と、を有する。可撓性テザーは、ガスガイドをベルトに固定する。【選択図】図1

Description

本開示は、膨張可能シートベルトに関し、より具体的には、膨張可能シートベルト用のテザー式ガス供給充填管に関する。
本節では、必ずしも先行技術であるとは限らないが、本開示に関連する背景技術に関する情報を提供する。
自動車などの車両は、典型的には、互いにかつ他の安全システムと連動して機能して、衝突事象に関連するエネルギーを吸収し、車両の乗員から離れる方向に消散させる1つ又は2つ以上のエアバッグを備える。例えば、自動車などの車両には、正面衝突事象に関連するエネルギーを吸収する車両のハンドル又はインストルメントパネルに取り付けられた1つ又は2つ以上のフロントエアバッグを組み込むことができる。同様に、車両には、側面衝突事象に関連するエネルギーを吸収する目的で、車両のドア、柱、及び/又はシートアセンブリにサイドエアバッグを更に組み込むことができる。
車両はまた、フロントエアバッグ及びサイドエアバッグなどの膨張可能拘束体と連動して機能するシートベルトアセンブリを備える。実際には、一部のシートベルトアセンブリには、衝突事象に関連する力を吸収し、かつ/又はそのような力を車両の構造の中に向かわせ、車両の乗員から離れる方向に向かわせる、シートベルトアセンブリと連動して機能する膨張可能部分を組み込んでいる。
シートベルトアセンブリのウェビングに取り付けられた一体型膨張可能部分又はエアバッグを有するシートベルトアセンブリは、典型的には、車両の乗員に対して適切にウェビングを位置付けることができるように、ウェビングをリトラクタから選択的に繰り出させる肩載せリトラクタを備える。そのようなシートベルトアセンブリはまた、膨張可能部分又はエアバッグに加圧ガスを提供するインフレータと、インフレータから膨張可能部分又はエアバッグに加圧ガスを送達する充填管と、を備える。
充填管の一端は、典型的にはインフレータの端部の上に載置され、充填管の他端は、膨張可能部分又はエアバッグに挿入されている。充填管は、膨張可能部分又はエアバッグより硬くかつ厚くてもよい。したがって、充填管が中を通って延在する膨張可能部分又はエアバッグの長さ部分は、乗員に不快感をもたらす場合がある膨張可能部分又はエアバッグの残りの長さ部分より可撓性が小さく、厚くてもよい。更に、充填管の厚さ及び硬さにより、シートベルトアセンブリの抜け及び引き戻しを妨げることができる。更に、充填管が膨張可能部分又はエアバッグに加圧ガスを送達する際、充填管が膨張可能部分又はエアバッグから外れてしまう場合がある。更に、充填管内でよじれが生じ、かつ/又は膨張可能部分又はエアバッグを不要に膨張させるように、充填管の位置が変化する場合がある。
充填管が膨張可能部分又はエアバッグから外れないように、充填管の長さ方向に沿った複数の場所における膨張可能部分又はエアバッグの内側表面に、(例えば、接着剤を用いて)充填管を直接取り付けることができる。しかしながら、取り付け部は、膨張可能部分又はエアバッグより剛性及び硬性が高い場合があるので、これはまた、乗員に不快感をもたらす場合がある。更に、充填管と膨張可能部分又はエアバッグとの間の取り付け部には、充填管が膨張可能部分に加圧ガスを送達する際、比較的高い負荷が掛かる。その結果、充填管と膨張可能部分又はエアバッグとの間の取り付け部は機能しなくなる場合があり、その場合、充填管は、膨張可能部分又はエアバッグから外れてしまう場合があり、かつ/又は充填管の位置が不要に変化する場合がある。
更に、充填管は、充填管が膨張可能部分又はエアバッグの内側表面に取り付けられた場所で、膨張可能部分又はエアバッグに加圧ガスを送達しない場合がある。したがって、充填管が膨張可能部分又はエアバッグに加圧ガスを分配する充填管の周囲の周りの方向の数が、充填管と膨張可能部分との間の取り付け部によって制限される場合がある。例えば、充填管がガスを分配する充填管の周囲の周りの角度範囲は360°未満となる場合がある。
本節は、本開示の概要を提供するが、本開示の全範囲又は本開示の特徴のすべてを包括的に開示するものではない。
車両において乗員を拘束する拘束装置が提供される。拘束装置は、ベルトと、インフレータと、ガスガイドと、テザーと、を備える。ベルトは、第1の層と、第2の層と、第1の層と第2の層との間の封止部と、を備える。第1及び第2の層は、ベルトの第1の端部からベルトの第2の端部に延在する。封止部は、第1及び第2の層と協働して、ベルトの膨張可能部分を形成する。
インフレータは、加圧ガスを提供するように動作可能である。ガスガイドは、インフレータからベルトの膨張可能部分に加圧ガスを送達するように構成されている。テザーは、ガスガイドに取り付けられた第1の端部と、ベルトにガスガイドを固定するようにベルトの内側表面に取り付けられた第2の端部と、を有する。
他の構成において、車両において乗員を拘束する拘束装置が提供される。拘束装置は、ベルトと、インフレータと、ガスガイドと、可撓性テザーと、を備える。ベルトは、第1の層と、第2の層と、第1の層と第2の層との間の封止部と、を含む。第1及び第2の層は、ベルトの第1の端部からベルトの第2の端部に延在する。封止部は、第1及び第2の層と協働して、ベルトの膨張可能部分を形成する。
インフレータは、加圧ガスを提供するように動作可能である。ガスガイドは、インフレータの吐出口の上に載置された第1の端部と、ベルトの膨張可能部分の中に延在する第2の端部と、を有する。可撓性テザーは、ガスガイドをベルトに固定する。
更に他の構成において、車両において乗員を拘束する拘束装置が提供される。拘束装置は、ベルトと、インフレータと、ガスガイドと、テザーと、を備える。ベルトは、第1の層と、第2の層と、第1の層と第2の層との間の封止部と、を備える。第1及び第2の層は、ベルトの第1の端部からベルトの第2の端部まで延在する。封止部は、第1及び第2の層と協働して、ベルトの膨張可能部分を形成する。膨張可能部分は、第1のウィングと、第2のウィングと、第1及び第2のウィングの内部から膨張可能部分の内部を分離するティアシームと、を有する。第1及び第2のウィングは、膨張可能部分の中に配設されている。
インフレータは、加圧ガスを提供するように動作可能である。ガスガイドは、インフレータの吐出口の上に載置された第1の端部と、ベルトの膨張可能部分の中に延在する第2の端部と、を有する。テザーは、ガスガイドをベルトに固定する。
更なる適用性の範囲については、本明細書で提供される詳細な説明から明らかとなるであろう。本概要における説明及び具体的な例は、例示のみを意図するものであり、本開示の範囲を限定することを意図するものではない。
本明細書で記載される図面は、選択された実施形態の例示の目的のためだけのものであり、可能なすべての実施を目的とするものではなく、本開示の範囲を限定することを意図するものではない。
車両のシートベルトアセンブリの中に乗員を拘束する本開示の原理による、拘束装置を備える車両の一部の斜視図である。 インフレータ、充填管、アンカー、及びベルトの一部を備える、図1の拘束装置の一部の断面図である。 ベルトが取り外された、図2に示す拘束装置の一部の斜視図である。 ベルト、ガスガイド、及びベルトが反転される前のテザーを示す、図1の拘束装置の一部の平面図であって、ガスガイドは、ガスガイドの周囲の周りに配設された放射状の孔を含む、平面図である。 ベルト、ガスガイド、及びベルトが反転される前のテザーを示す、図1の拘束装置の一部の平面図であって、ガスガイドは、ガスガイドの両側に配設された角度が付いたスリットを含む、平面図である。 ベルトのウィングが折り畳み上げられ、ベルトが反転されて、ベルトの外側シェル内にウィングを位置付ける場合のベルトを示す図1の拘束装置の一部の断面斜視図である。 ベルトのウィングが折り畳み上げられ、ベルトが反転されて、ベルトの外側シェル内にウィングを位置付ける場合のベルトを示す図1の拘束装置の一部の断面斜視図である。 ベルトのウィングが折り畳み上げられ、ベルトが反転されて、ベルトの外側シェル内にウィングを位置付ける場合のベルトを示す図1の拘束装置の一部の断面斜視図である。 ベルトが展開される際の、ベルトを示す図1の拘束装置の一部の断面斜視図である。 ベルトの厚さ方向の任意の断面においてベルトが8つの層を含む、図1の拘束装置の変形例の断面斜視図である。 ベルトのZ字形断面を示す、図1の拘束装置の一部の断面模式図である。 ベルトのZ字形断面を示す、図1の拘束装置の一部の断面模式図である。 ベルトがS字形断面を有する、図1の拘束装置の変形例の断面模式図である。 ベルトがS字形断面を有する、図1の拘束装置の変形例の断面模式図である。 ベルトが8つの層を含み、ベルトがベルトの横軸線に対して対称である、図1の拘束装置の変形例の断面模式図である。 ベルトが8つの層を含み、ベルトがベルトの横軸線に対して対称である、図1の拘束装置の変形例の断面模式図である。 ベルトが10個の層を含み、ベルトがベルトの横軸線に対して対称である、図1の拘束装置の変形例の断面模式図である。 ベルトが10個の層を含み、ベルトがベルトの横軸線に対して対称である、図1の拘束装置の変形例の断面模式図である。 ベルトが8つの層を含み、ベルトがベルトの横軸線に対して非対称である、図1の拘束装置の変形例の断面模式図である。 ベルトが8つの層を含み、ベルトがベルトの横軸線に対して非対称である、図1の拘束装置の変形例の断面模式図である。 ベルトのウィングを折り畳むことができる多様な方向を示す、図1の拘束装置の変形例の断面模式図である。 ベルトのウィングを折り畳むことができる多様な方向を示す、図1の拘束装置の変形例の断面模式図である。 ベルトのウィングを折り畳むことができる多様な方向を示す、図1の拘束装置の変形例の断面模式図である。 ベルトのウィングを折り畳むことができる多様な方向を示す、図1の拘束装置の変形例の断面模式図である。 ベルトのウィングを折り畳むことができる多様な方向を示す、図1の拘束装置の変形例の断面模式図である。 ベルトのウィングを折り畳むことができる多様な方向を示す、図1の拘束装置の変形例の断面模式図である。 ベルトのウィングを折り畳むことができる多様な方向を示す、図1の拘束装置の変形例の断面模式図である。 ベルトのウィングを折り畳むことができる多様な方向を示す、図1の拘束装置の変形例の断面模式図である。 ガスガイドがベルトのウィング内の折り目に対して位置することができる多様な場所を示す、図1の拘束装置の変形例の断面模式図である。 ガスガイドがベルトのウィング内の折り目に対して位置することができる多様な場所を示す、図1の拘束装置の変形例の断面模式図である。 ガスガイドがベルトのウィング内の折り目に対して位置することができる多様な場所を示す、図1の拘束装置の変形例の断面模式図である。 ガスガイドがベルトのウィング内の折り目に対して位置することができる多様な場所を示す、図1の拘束装置の変形例の断面模式図である。 本発明の原理によるベルト及びガスガイドを組み立てるプロセスの図である。 本発明の原理によるベルト及びガスガイドを組み立てるプロセスの図である。 本発明の原理によるベルト及びガスガイドを組み立てるプロセスの図である。 本発明の原理によるベルト及びガスガイドを組み立てるプロセスの図である。 本発明の原理によるベルト及びガスガイドを組み立てるプロセスの図である。 本発明の原理によるベルト及びガスガイドを組み立てるプロセスの図である。 本発明の原理によるベルト及びガスガイドを組み立てるプロセスの図である。
対応する参照番号は、図面の複数の図を通して対応する部分を示す。
例示的実施形態について、添付図面を参照して以下により詳しく説明する。
本開示が、当業者に対して、明快になり、かつ本開示の範囲を十分に伝えるように、例示的実施形態が提供される。本開示の実施形態を明快に理解できるように、具体的な構成要素、装置、及び方法の例などの数多くの具体的な詳細が説明される。具体的な詳細を用いる必要はなく、多くの様々な形態で例示的な実施形態を具体化することができ、いずれも本開示の範囲を限定するとして解釈すべきでないことが、当業者には明らかになろう。一部の例示的実施形態において、周知のプロセス、周知の装置の構造、及び周知の技術について詳細に説明していない。
ここで、図1を参照すると、拘束装置10は、膨張可能部分14を有するベルト12と、ベルト12の一部を選択的に繰り出すか、又はベルト12を拘束するリトラクタ16と、膨張可能部分14を展開前状態から展開又は膨張状態へ選択的に変更するインフレータアセンブリ18と、を備える。拘束装置10は、更に、インフレータアセンブリ18から膨張可能部分14内の1つ又は2つ以上の場所にガスを送達するガスガイド20と、ガスガイド20をベルト12に固定するテザー22と、を備える。拘束装置10を、例えば、自動車、飛行機、列車、又はバスなどの車両26のシートアセンブリ24と連動して使用することができる。
ベルト12は、例えば、シートベルトウェビング及び/又はエアバッグ−クッション材料などの織布材料から形成することができる。具体的には、ベルト12は、従来のシートベルトウェビング、裁断及び縫製されたエアバッグ−クッション材料、ワンピース織り(OPW)エアバッグ−クッション材料、及び/又は積層エアバッグ−クッション材料から形成することができる。
ベルト12の膨張可能部分14は、ベルト12の残部と一体的に形成することができる。膨張可能部分14は、膨張時に、膨張可能部分14の残部より大きい直径又は断面積を有するウィング状部28を含む。ウィング状部28は、ベルト12の長さ方向に沿って実質的に任意の場所に位置付けることができる。ベルト12は、ベルト12の全長に沿って延在する外側シェル30を備え、ウィング状部28は、外側シェル30の封止された内部33(図8)の中に配設された第1のウィング32a及び第2のウィング32bを備える。ウィング32a、32bは、外側シェル30と同じ材料から形成することができる。例えば、外側シェル30及びウィング32a、32bは両方とも、従来のシートベルトウェビングから形成することができる。あるいは、ウィング32a、32bは、外側シェル30とは異なる材料から形成することができる。例えば、ウィング32a、32bは、エアバッグ−クッション材料から形成することができ、外側シェル30は、従来のシートベルトウェビングから形成することができる。ウィング32a、32bがエアバッグ−クッション材料から形成され、外側シェル30がシートベルトウェビングから形成される場合、ウィング32a、32bは、縫製により外側シェル30に取り付けることができる。ベルト12の均一な引っ張り強度を確保するために、外側シェル30の層は、ベルト12の長さ方向に沿って連続する複数個の材料であってもよい。
図1に示すように、シートアセンブリに着座したときに、膨張可能部分14が乗員34の膝及び胴部に亘って位置付けられるように、膨張可能部分14は、ベルト12の長さ方向に沿って位置付けられる。図1に示すように、ウィング状部28が乗員34の胴部に亘って位置付けられるように、膨張可能部分14のウィング状部28は、ベルト12の長さ方向に沿って位置付けることができる。膨張可能部分14は、インフレータアセンブリ18により展開前状態(図1)から膨張状態又は展開状態(図9)に変更することができる。具体的には、車両26が被った衝突事象に関連する力を乗員34から離れる方向に消散させるクッションとして膨張可能部分14を利用する目的で、インフレータアセンブリ18から受け取った加圧ガスを膨張可能部分14に充填することができる。膨張可能部分14は、ベルト12の残部と一体的に形成されているので、膨張可能部分14が展開されるときに、膨張可能部分14が適所から移動又はずれることはできない。したがって、外側シェル30からの力は、衝撃を吸収して、乗員34により吸収される力の量を最小化することができる膨張可能部分14を介する以外は乗員34に伝達することができない。
ベルト12は、シートアセンブリ24及び車両26のうち一方に各々接続された第1の端部36及び第2の端部38を有する。具体的には、第1の端部36は、シートアセンブリ24のシートバック40の上部に近接するシートアセンブリ24及び車両26のうち一方に取り付けることができる。第1の端部36は、シートバック40の上部に近接するシートアセンブリ24又は車両26に取り付けることができ、第1の端部36は、シートアセンブリ24のシートバック40とシート座部42との接合部と反対側のシートバック40の端部に位置付けられる。このとき、第1の端部36は、乗員34の肩に近接して位置付けられる。それとは対照的に、第2の端部38は、シート座部42に近接して、シートアセンブリ24と車両26のうち一方に取り付けることができる。そのため、第2の端部38は、使用時に、乗員34の臀部に近接して位置付けることができる。
ベルト12の第1の端部36及び第2の端部38がシートアセンブリ24又は車両26のいずれか一方に取り付けることができるが、図1では、第1の端部36及び第2の端部38は、車両26に取り付けられている様子が記載及び図示されている。図1に示すように、第1の端部36は、リトラクタ16を介して車両26に取り付けることができ、第2の端部38は、アンカー44を介して車両26に取り付けることができる。あるいは、第1の端部36は、アンカー44を介して車両26に取り付けることができ、第2の端部38は、リトラクタ16を介して車両26に取り付けることができる。
図1に示すベルト12は、乗員34の膝及び胴部に亘って延在するが、本開示の原理によるベルトは乗員34の膝のみに亘って延在することができる。更に、ベルト12のウィング状部28は、乗員34の胴部に亘って延在して図示されているが、ウィング状部28は、乗員34の膝及び胴部の両方に亘って延在することができる。更に、図1において、インフレータアセンブリ18及びアンカー44は、シート座部42の近くで車両26に取り付けられて図示され、リトラクタ16は、シートバック40の上部近くで車両26に取り付けられて図示されている。しかしながら、インフレータアセンブリ18及びアンカー44は、シート座部42近くで車両26に取り付けられてもよく、リトラクタ16は、シートバック40の上部近くで車両26に取り付けられてもよい。
リトラクタ16は、いわゆる負荷制限リトラクタ又は負荷制限アンカーであってもよく、あるいは、予張リトラクタであってもよい。したがって、リトラクタ16は、拘束装置10の通常の使用中、ベルト12のどこも繰り出すことはない。むしろ、リトラクタ16は、ベルト12が所定の大きさの力を受けるときに、ベルト12の長さを繰り出すのみである。すなわち、車両26が衝突事象を経験する際、乗員34は、所定の閾値以上であり、それによりリトラクタ16にベルト12の所定の長さを繰り出させる力をベルト12に加えることができる。ある構成において、乗員34がベルト12を装着する際、リトラクタ16は、およそ150〜250mmのウェビングを繰り出すことができる。リトラクタ16がいわゆる予張リトラクタである場合、リトラクタ16は、車両26が衝突事象を経験する際、ベルト12の一部を巻き取ることができる。このとき、ベルト12は、リトラクタ16を介して乗員34に力を加えて、シートバック40に向けて乗員34の胴部を引き寄せる。
リトラクタ16について、負荷制限リトラクタ又は予張リトラクタとして説明しているが、リトラクタ16は、代わりに、拘束装置10の通常の使用中、力がベルト12に加えられると、ウェビングの比較的短い長さを繰り出す従来のリトラクタのように機能することが可能である。例えば、シートアセンブリ24に着座する際、乗員34が広い範囲で動くことができるように、力がベルト12に加えられると、リトラクタ16は、比較的小さい量のウェビングを繰り出してもよい。例えば、リトラクタ16は、拘束装置10の通常の使用中、150〜250mmのウェビングを繰り出すように、乗員34がベルト12に力を加えることを可能にしてもよい。しかしながら、ベルト12に加えられた力が解放されると、リトラクタ16は、ウェビングをもう一度巻き取って、ベルト12の有効長を短くすることができる。ベルト12が所望の場所で乗員に対して位置付けられると、舌部45aをバックル45bに挿入することにより所望の場所でベルト12を保持することができる。
アンカー44を使用して、ベルト12の第2の端部38を車両26に取り付ける場合、第2の端部38は、車両26による動きに対して固定することができる。あるいは、アンカー44は、車両26に対して回転することができるが、ベルト12の長手方向軸線に沿った方向には移動することができないように、第2の端部38は、アンカー44を介して車両26に取り付けることができる。どちらの構成においても、アンカー44が、車両26に対して回転することができるか、又は車両26による動きに対して固定されるかに拘わらず、ベルト12の第2の端部38は、車両26から離れる方向へ動くことができない。ベルト12の第2の端部38が車両26から遠ざかる方向に移動することができないため、インフレータアセンブリ18は、図1に示すように、ベルト12の第2の端部38に近接して位置付けることができる。
図2及び図3を更に参照すると、インフレータアセンブリ18は、インフレータ46及び充填管48を含む。インフレータ46及び充填管48は、金属及び/又はプラスチックから形成することができる。インフレータ46及びブラケット50がシートアセンブリ24又は車両26による動きに対して固定されるように、インフレータ46は、ブラケット50を介してシートアセンブリ24及び車両26のうち一方に取り付けることができる。インフレータ46は、車両26の電気システム(図示せず)に取り付けられる第1の端部52、及び充填管48と流体連通する第2の端部54を含む。インフレータ46は、インフレータ46の第1の端部52に配設されたスクイブ(squib)56、及びインフレータ46の第2の端部54に配設された放射状ディフューザ58を含む。スクイブ56は、高圧ガスを生成又は解放するインフレータ46の中に配設された火工材料に点火する。あるいは、インフレータ46は、火工材料に点火することなく、圧縮された高圧ガスを解放する低温ガスインフレータであってもよい。高圧ガスはヘリウム、アルゴン、又はこれらの混合ガスであってもよい。高圧ガスは、放射状ディフューザ58及び充填管48を介してベルト12の膨張可能部分14に運搬されて、展開前状態から膨張状態に膨張部14を変更することができる。
ベルト12の外側シェル30は、第1の層60及び第2の層62を含む。ベルト12の膨張可能部分14では、第1の層60及び第2の層62の外側縁部64は、外側シェル30の密閉された内部33(図8)を形成するように、縫製部63を介して共に接合される。膨張可能部分14に加えて、ベルト12は、ベルト12の第2の端部38に配設され、アンカー44にベルト12を固定するようにアンカー44内の開口70を通って延在するループ部分68を含んでもよい。ループ部分68では、図1に示すように、第1の層60及び第2の層62が互いに離間することができるように、第1の層60及び第2の層62の外側縁部64は共に接合されていない。ループ部分68は、縫製部を介して形成することができる第1の封止部71aにより膨張可能部分14から分離される。膨張可能部分14は、ループ部分68からベルト12の第1の端部36に延在してもよい。ベルト12が所望の位置で乗員34の周囲に留められるときに、膨張可能部分14がリトラクタ16まで延在しないように、ベルト12は、第2の封止部71bを含むことができる。第1の封止部71a及び第2の封止部71b、並びに第1の層60と第2の層62との間の縫製部63は、外側シェル30の密閉された内部33を形成するように、第1の層60及び第2の層62と協働する封止部を含んでもよい。
第1の層60は、第1の端部72を有してもよく、第2の層は、第2の端部74を有してもよく、第1の端部72及び第2の端部74は、縫製部を介して結合されて、ループ76を形成することができる。ループ76は、ベルト12をアンカー44に固定する前に形成することができる。このとき、ベルト12をアンカー44に固定するように、ループ76は、アンカー44の底面80からアンカー44内の開口70に延在するアンカー44内のスロット78(図3)を通って滑ることができる。一旦、ループ76が開口70を通って延在するように、ループ76が位置付けられると、アンカー44及びインフレータブラケット50は、アンカー44及びブラケット50内の孔82の中にファスナ(図示せず)を挿入することにより、車両26に固定することができる。一方、アンカー44の底面80は、ベルト12のループ76がアンカー44から取り外すことができないように、車両26の表面に対して同一平面上に据えられてもよい。
上記のように、ガスガイド20は、インフレータアセンブリ18から膨張可能部分14内の1つ又は2つ以上の場所にガスを送達し、テザー22は、ガスガイド20をベルト12に固定する。ガスガイド20は、可撓性チューブ又はホースであってもよく、図1に示すように、インフレータアセンブリ18から膨張可能部分14のウィング状部28に延在してもよい。ガスガイド20は、布地(例えば、織布材料又は不織布材料)から形成されてもよい。ガスガイド20は、通常、ベルト12の厚さ、外観、及び可撓性が従来のシートベルトのこれらと類似するように、比較的平坦であってもよい。ガスガイド20がガスを送達するとき、ガスガイド20は、チューブ形状を有してもよい。
ガスガイド20は、インフレータアセンブリ18に取り付けられ、その吐出口85(図2)と流体連通する第1の端部84、及びテザー22に取り付けられる第2の端部86を有する。ガスガイド20の第1の端部84は、図2に示すように、吐出口85を含むインフレータアセンブリ18の一部の上に載置されてもよく、ガスガイド20の外側表面の周囲をクランプするブラケット88を用いて、インフレータアセンブリ18に接合されてもよい。ガスガイド20の第2の端部86は、縫製、加熱接合、及び/又は接着剤によりテザー22に取り付けることができる。ガスガイド20は、第2の端部86に隣接する、かつ/又は第2の端部86を介して膨張可能部分14にガスを送達してもよい。
テザー22は、ガスガイド20の第2の端部86に取り付けられた第1の端部90、及び膨張可能部分14の内面に取り付けられた第2の端部92を有する。ガスガイド20と同様、テザー22は、布地(例えば、織布材料又は不織布材料)から形成されてもよい。しかしながら、ガスガイド20とは対照的に、テザー22は、膨張可能部分14内の1つ又は2つ以上の場所にガスを送達するために用いられる。したがって、テザー22は、可撓性チューブ又はホースより相対的に薄い材料のストリップであってもよく、それゆえに、テザー22は、ガスガイド20より薄くてもよい。テザー22は、膨張可能部分14が展開されるときに、ガスガイド20が膨張可能部分14から外れないようにする。更に、テザー22は、膨張可能部分14内によじれが発生することを防止し、膨張可能部分14が所望の様に確実に膨張するように、膨張可能部分14内にガスガイド20を位置付ける。更に、テザー22は、ガスガイド20の軸方向の動きを制限する一方、ガスガイド20を径方向に移動を可能にする。
上記のように、ガスガイドがベルトの膨張可能部分の内側表面に直接取り付けられる従来のシートベルトアセンブリは、取り付け部と接するために、乗員34に不快感を与える場合がある。したがって、そのようなシートベルトアセンブリ内のガスガイドの長さは、取り付け部が乗員34の肩の上にあって、取り付け部と乗員34との間の接触を防ぐように、図1に示すガスガイド20の長さより長くてもよい。ガスガイド20と上記テザー22との間の差分のために、テザー22が通って延在するベルト12の長さは、ガスガイド20が通って延在するベルト12の長さに対して、乗員34にとってより快適なものであってもよい。更に、テザー22の場所でのベルト12のサイズ(例えば、厚さ)は、ガスガイド20の場所でのベルト12のサイズより小さくてもよい。したがって、ガスガイド20の長さを短くさせることにより、テザー22は、乗員34の快適さを改善して、ベルト12のサイズを小さくすることができる。
更に、テザー22は、膨張可能部分14が展開されるときに、衝撃を吸収するように可撓性又は弾性であってもよい。一方、ガスガイド20とテザー22との間の取り付け部を通って伝達される負荷量は、テザー22が硬いときには、取り付け部を通って伝達される負荷量より小さくてもよい。その結果、ガスガイド20とテザー22との間の取り付け部は、故障しにくくなり得る。
テザー22の可撓性又は弾性はまた、ベルト12の組み立てに役立ち、ベルト12のライフサイクル中、ガスガイド20の形状及び位置を保持させる。テザー22は、テザー22が変形された後に元の長さに戻り、又は変形された状態に留まって、所望のとおり新しい長さを維持するように構成することができる。元の長さに戻るように、又は新しい長さを維持するようにテザー22を構成するか否かの決定は、テザー22がコーティングされているかコーティングされていないか、テザー22内の繊維の配向及び/又はテザー22を形成するために用いられる糸の性質に基づいてなされる。ナイロン、ポリエステル、又は比較的大きい弾性の化合物を有するOPW材料などの可撓性材料からテザー22を形成することにより、テザー22は可撓性又は弾性であることができる。更に、テザー22は、布の横糸及び縦糸に対してバイアス角度(例えば、45°)で裁断又はトリミングすることにより、より高い弾性であることができる。
次に、図4及び図5を参照すると、組み立てる前のベルト12、ガスガイド20、及びテザー22が図示されている。図4及び図5に示すように、ウィング32a、32bは、当初は外側シェル30の外側に配設されてもよい。ウィング32a、32bは、その後、以下で更に詳細に述べるように、外側シェル30の上でウィング32a、32bを折り畳み、ベルト12を反転させる(すなわち、ベルト12全体を裏返しにする)ことにより、外側シェル30の密閉された内部33の中に位置付けることができる。
上記のように、従来のシートベルトアセンブリでは、ガスガイドは、ガスガイドに沿った複数の場所で膨張可能部分又はエアバッグの内側表面に直接取り付けられる。したがって、充填管が膨張可能部分又はエアバッグに加圧ガスを分配する充填管の周囲の周りの方向の数は、充填管と膨張可能部分との間の取り付け部によって制限される場合がある。一方、ガスガイド20は、テザー22を介して膨張可能部分14に固定されるために、ガスガイド20は、ガスガイド20の周囲の周りの全方向(例えば、360°)で放射状分散を提供することができる。例えば、図4に示すように、ガスガイド20は、ガスガイド20の周囲の周りに均一にガスを分配するように、第2の端部86に隣接して放射状の孔94を画定してもよい。あるいは、図5に示すように、ガスガイド20は、第2の端部86に隣接し、ガスガイド20の両側に配設された、角度が付いたスリット96を画定することができる。
図6〜図8は、ベルト12のウィング32a、32bが折り畳まれ、外側シェル30の密閉された内部33の中にウィング32a、32bを位置付けるようにベルト12が反転される際の、ベルト12のウィング状部28の構成における変化を示す。折り畳みの回数及び場所を含む本明細書で提示されるベルトのウィングを折り畳む多様な方法は、従来のシートベルトの典型的なパッケージングサイズ内でウィングをパッケージすることをなおも可能にしつつ、ウィングのサイズ(例えば、幅)を大きくすることができる。一方、ベルトのウィング状部の断面積又は直径を増加させてもよい。その結果、ベルトは、より小さい直径の膨張可能なベルトに比較して、衝突事象に関連するより多くのエネルギーを車両の乗員から離れる方向へ消散させることができる。
図6は、ベルト12が反転又は回動する前のウィング状部28を示す。上記のように、回動されていない状態では、ウィング32a、32bは外側シェル30の外側に配設され、外側シェル30の外側縁部64から延在する。ウィング32a、32bは、縫製部97により外側シェル30に取り付けられてもよく、又はウィング32a、32bは、外側シェル30と一体的に形成されてもよい。外側シェル30と同様、ウィング32a、32bは、それぞれ、布地の2つの層を含んでもよい。第1のウィング32aは、第1の層98及び第2の層100を含んでもよく、第2のウィング32bは、第1の層102及び第2の層104を含んでもよい。第1の層98及び第2の層100の外側端部106は、縫製部108により結合して、第1のウィング32aの密閉された内部110を形成してもよい。同様に、第1の層114及び第2の層116の外側端部112は、縫製部118により結合して、第2のウィング32bの密閉された内部120を形成してもよい。ティアシーム122は、ウィング32a、32bの密閉された内部110、120から外側シェル30の密閉された内部33を分離することができる。
図7は、ウィング32a、32bが外側シェル30の上で折り畳まれた後であるが、ベルト12が回動される前の、ベルト12のウィング状部28を示す。図6に示す構成から図7に示す構成にウィング状部28を変更するために、第1のウィング32aは、図6に示す方向Aに折り畳み上げられてもよく、第2のウィング32bは、図6に示す方向Bに折り畳み下げられてもよい。あるいは、第1のウィング32aが折り畳み下げられてもよく、第2のウィング32bが折り畳み上げられてもよい。
ベルト12は、ウィング32a、32bが外側シェル30の上で折り畳まれた後、反転される。図8は、ベルト12が反転された後であり、ベルト12の膨張可能部分14が展開される前の、ベルト12のウィング状部28を示す。反転された展開前状態において、ウィング32a、32bは、外側シェル30の密閉された内部33の中に配設される。その結果、ベルト12の厚さ及び外観は、従来のシートベルトのこれらと類似していてもよい。
図9は、膨張可能部分14が展開された後のベルト12のウィング状部28を示す。膨張可能部分14が展開されるにつれて、ティアシーム122が破れるか、又は壊れて、加圧ガスを外側シェル30の密閉された内部33からウィング32a、32bの密閉された内部110、120に流れるようにする。一方、外側シェル30の層60、62は、互いに離間し、ウィング32a、32bは、外側シェル30の密閉された内部33から密閉された内部33の外側へ左右方向外方に広がる。その結果、ベルトのウィング状部28の直径は、増加する。
上記のように、外側シェル30及びウィング32a、32bはそれぞれ、2つの層を含んでもよい。したがって、ベルト12のウィング状部28が図8に示すとおり反転された展開前状態にあるとき、ベルト12のウィング状部28は、ベルト12の厚さを通って延在する縦軸線Zに沿うウィング状部28の任意の断面において6つの層を含むことができる。したがって、図8に示す構成は、6層構成と称することができる。
更に、図6に示すように、第1のウィング32aの寸法(例えば、幅W1)は、第2のウィング32bの寸法(例えば、幅W2)に等しくてもよい。更に、上記のように、第1のウィング32aの層及び折り畳みの数は、第2のウィング32bの層及び折り畳みの数に等しくてもよい。したがって、ベルト12は、外側シェル30の横軸線Yに対して対称であってもよい。したがって、図8に示す構成は、対称構成と呼ばれてもよい。
図10は、ベルト12の厚さを通って延在する縦軸線Zに沿うウィング状部28の任意の断面において8つの層を含むベルト12の代替的な構成を示す。この構成において、ベルト12は、ウィング32a、32bの幅W1、W2より大きい幅を有する第1のウィング124及び第2のウィング126を含む。更に、ウィング124、126は、縦軸線Zに沿うウィング状部28の任意の断面において付加的な2つの層をもたらす、それぞれの長さ方向に沿う付加的な折り畳みを含む。これに関連して、第1のウィング124は、層128、130、132及び134を含み、第2のウィング126は、層136、138、140及び142を含む。したがって、縦軸線Zの左側で、ベルト12は、外側シェル30の第1の層60及び第2の層62、第1のウィング124の層128、130、並びに第2のウィング126の層136、138、140及び142を含む。縦軸線Zの右側で、ベルト12は、外側シェル30の第1の層60及び第2の層62、第1のウィング124の層128、130、132及び134、並びに第2のウィング126の層136、138を含む。
ウィング124、126と外側シェル30との間の取り付け部におけるウィング124、126内の折り畳みは、ウィング124、126全体が外側シェル30の上に折り畳まれるために、全折り畳み部と称することができる。層132、134、136及び138の幅は、層128、130、140及び142の幅の半分以下であってもよい。したがって、層132、134、136及び138をもたらすウィング124、126の折り畳みは、半折り畳み部と称することができる。
図11及び図12は、ウィング状部28のベルト12のZ字形断面を示す。図11は、ベルト12の断面が180°だけ回転して、Z字形の断面を示すことを除いて、図7に対応している。図12は、図8に示す断面斜視図の端面模式図である。外側シェル30及びウィング32a、32bは、それぞれ、粗い面F及び細かい面Rを有してもよい。
図13及び図14は、ウィング状部28の断面がS字形を有するベルト12の代替の構成を示す。図13及び図14に示すウィング32a、32bと図11及び12に示すウィング32a、32bとの間の唯一の差異は、ベルト12が反転される前に、ウィング32a、32bが折り畳まれる方向である。図11及び図12に示す構成を得るために、ウィング32a及び32bは、図6に示すように、方向A及びBにそれぞれ折り畳まれる。図13及び図14に示す構成を得るために、ウィング32a及び32bは、反対方向に折り畳まれる。
図15及び図16は、ウィング124、126が異なる方向に折り畳まれることを除いて、図10に示す構成に類似しているベルト12の8層対称構成を示す。図15は、ウィング124、126が折り畳まれた後であり、ベルト12が反転される前の、ベルト12のウィング状部28の断面を示す。ティアシーム144a、144bは、外側シェル30の密閉された内部33からウィング124、126の密閉された内部146、148を分離する。図15に示す構成を得るために、全折り畳み部150は、第1のウィング124をティアシーム144aで方向Cに折り畳み上げることにより形成され、半折り畳み部152は、第1のウィング124を方向Dに折り畳み上げることにより形成される。同様に、全折り畳み部154は、第2のウィング126をティアシーム144bで方向Eに折り畳み下げることにより形成され、半折り畳み部156は、第2のウィング126を方向Fに折り畳み下げることにより形成される。
図16は、ベルト12が反転された後の、図15に示すベルト12の8層対称構成を示す。図16に示すように、ウィング124、126の全折り畳み部150、154の幅は、外側シェル30の幅にほぼ等しい。更に、ウィング124、126の半折り畳み部152、156の幅は、外側シェル30の幅の半分にほぼ等しい。したがって、ウィング状部28は、ベルト12の厚さを通って延在する縦軸線Zに沿うウィング状部の任意の断面において8つの層を含む。更に、図10に示す8層対称構成と同様、ベルト12は、外側シェル30の横軸線Yに対して対称である。
図17及び図18は、ベルト12の横軸線Yに対して対称に配設された10個の層を含むベルト12の代替の構成を示す。図17及び図18に示す構成は、第1のウィング32a及び第2のウィング32bに代えて、第1のウィング158及び第2のウィング160を含む。ウィング158、160は、ウィング32a、32bの幅のほぼ2倍であってもよい。
図17は、ウィング158、160が折り畳まれた後であり、ベルト12が反転される前の、ベルト12のウィング状部28の断面を示す。ティアシーム162、164は、外側シェル30の密閉された内部33からウィング158、160の密閉された内部166、168を分離する。図16に示す構成を得るために、全折り畳み部170は、第1のウィング158をティアシーム162で方向Cに折り畳み上げることにより形成され、全折り畳み部172は、第1のウィング158を方向Dに折り畳み上げることにより形成される。同様に、全折り畳み部174は、第2のウィング160をティアシーム164で方向Eに折り畳み下げることにより形成され、全折り畳み部176は、第2のウィング160を方向Fに折り畳み下げることにより形成される。
図18は、ベルト12が反転された後の、図17に示すベルト12の10層対称構成を示す。図18に示すように、ウィング124、126の全折り畳み部170、172、174、176の幅は、外側シェル30の幅にほぼ等しい。したがって、ウィング状部28は、ベルト12の厚さを通って延在する縦軸線Zに沿うウィング状部の任意の断面において10個の層を含む。更に、ベルト12は、外側シェル30の横軸線Yに対して対称である。
図19及び図20は、ベルト12の横軸線Yに対して非対称に配設された8つの層を含むベルト12の代替的な構成を示す。膨張可能部分14の片側が膨張可能部分14の他の側より大きく膨張するように、図19及び図20に示す非対称構成などの非対称構成においてベルト12を設けることが所望され得る。
図19及び図20に示す構成は、第1のウィング32a及び第2のウィング32bに代えて、第1のウィング178及び第2のウィング180を含む。第1のウィング178の幅W3は、第1のウィング32aの幅W1(図6)にほぼ等しくてもよい。第2のウィング180の幅W4は、第2のウィング32bの幅W2(図6)の幅のほぼ2倍以上であってもよい。
図19は、ウィング178、180が折り畳まれた後であり、ベルト12が反転される前の、ベルト12のウィング状部28の断面を示す。ティアシーム182、184は、外側シェル30の密閉された内部33からウィング178、180の密閉された内部186、188を分離する。図19に示す構成を得るために、全折り畳み部190は、第1のウィング178をティアシーム182で方向Cに折り畳み上げることにより形成される。更に、全折り畳み部192は、第1のウィング178をティアシーム184で方向Eに折り畳み下げることにより形成され、全折り畳み部194は、第2のウィング180を方向Fに折り畳み下げることにより形成される。
図20は、ベルト12が反転された後の、図19に示すベルト12の8層非対称構成を示す。図20に示すように、ウィング178、180の全折り畳み部190、192、194の幅は外側シェル30の幅にほぼ等しい。したがって、ウィング状部28は、ベルト12の厚さを通って延在する縦軸線Zに沿うウィング状部の任意の断面において8つの層を含む。更に、第2のウィング180の幅W4は、第1のウィング178の幅W3のほぼ2倍以上であり、それゆえに、第2のウィング180は、第1のウィング178より全折り畳み部を1つ多く(すなわち、層を2つ多く)含む。したがって、ベルト12は、外側シェル30の横軸線Yに対して非対称である。
図21〜図28は、多様な異なる方向に形成されるウィング124、126における全折り畳み部及び半折り畳みを備える図10に示す構成に類似するベルト12の多様な8層対称構成を示す。図21〜図24に示す構成を得るために、ウィング124、126は、Z字形構成に折り畳まれ、半折り畳みは、ウィング124、126において形成され、ベルト12は反転される。上記方法でウィング124、126を折り畳むことにより、第1のウィング124における全折り畳み部196及び半折り畳み部198と、第2のウィング126における全折り畳み部200及び半折り畳み部202とが得られる。全折り畳み部196、200及び半折り畳み部198、202の各々は、2つの層を有する。したがって、外側シェル30の第1の層60及び第2の層62を算定するとき、ベルト12は、縦軸線Zに平行な任意の線に沿って8つの層を有する。
図21は、ベルト12が反転される前に半折り畳み部198、202の両方が折り畳み上げられる場合の、ベルト12が反転された後のベルト12のウィング状部28の厚さを通る断面を示す。図22は、ベルト12が反転される前に半折り畳み部198、202の両方が折り畳み下げられる場合の、ベルト12が反転された後のウィング状部28の断面を示す。図23は、ベルト12が反転される前に半折り畳み部198が折り畳み下げられ、半折り畳み部202が折り畳み上げられる場合の、ベルト12が反転された後のウィング状部28の断面を示す。図24は、ベルト12が反転される前に半折り畳み部198が折り畳み上げられ、半折り畳み部202が折り畳み下げられる場合の、ベルト12が反転された後のウィング状部28の断面を示す。
図25〜図28に示す構成を得るために、ウィング124、126は、S字形構成に折り畳まれ、半折り畳み部がウィング124、126において形成され、ベルト12は反転される。図25は、ベルト12が反転される前に半折り畳み部198、202の両方が折り畳み上げられる場合の、ベルト12が反転された後の、ウィング状部28の厚さを通る断面を示す。図26は、ベルト12が反転される前に半折り畳み部198、202の両方が折り畳み下げられる場合の、ベルト12が反転された後の、ウィング状部28の断面を示す。図27は、ベルト12が反転される前に半折り畳み部198が折り畳み上げられ、半折り畳み部202が折り畳み下げられる場合の、ベルト12が反転された後の、ウィング状部28の断面を示す。図28は、ベルト12が反転される前に半折り畳み部198が折り畳み下げられ、半折り畳み部202が折り畳み上げられる場合の、ベルト12が反転された後の、ウィング状部28の断面を示す。
図29〜図32は、ベルト12が折り畳まれ、反転されて、図22に示す8層対称構成が得られる場合の、ガスガイド20の可能な位置のうち一部を示す。ベルト12内の折り畳みに対するガスガイド20の位置は、ガスガイド20がベルト12の膨張可能部分14にガスを分配する様式に影響を及ぼし得る。異なる車両の用途には、異なるガス分配が所望され得る。したがって、本明細書で提示するベルト12における折り畳みに対するガスガイド20の多様な位置により、ガスガイド20からのガスの分配を制御するための設計自由度がもたらされる。
ベルト12が図12に示す構成などの6層構成を有するように、半折り畳み部198、202が省かれる場合、外側シェル30と第2のウィング126との間の領域204にガスガイド20を位置付けることができる。あるいは、第1のウィング124と第2のウィング126との間の領域206、又は第1のウィング124と外側シェル30との間の領域208にガスガイド20を位置付けることができる。ガスガイド20を領域内206に位置付けるにより、膨張可能部分14内の加圧ガスの最も均一な分布を提供することができる。テザー22は、ベルト12の膨張可能部分14が展開されるにつれて、領域206内などの所望の位置にガスガイド20の位置を維持することができる。
図29〜図32は、ガスガイド20が領域206内に位置付けられることを示し、ガスガイド20が半折り畳み部198、202に対して位置付けられることができる多様な方法を示す。図29では、ガスガイド20は、第2のウィング126における全折り畳み部200と第2のウィング126における半折り畳み部202との間に位置付けられる。図30では、ガスガイド20は、第1のウィング124における全折り畳み部196と第1のウィング124における半折り畳み部198との間に位置付けられる。図31及び図32の両方では、ガスガイド20は、半折り畳み部198と半折り畳み部202との間に位置付けられる。しかしながら、図31では、ガスガイド20は、全折り畳み部196と半折り畳み部198との間の領域、全折り畳み部200と半折り畳み部202との間の領域の中にはそれぞれ延在しない。一方、図32では、ガスガイド20は、全折り畳み部196と半折り畳み部198との間の領域、全折り畳み部200と半折り畳み部202との間の領域の中にはそれぞれ延在する。
図21〜図28は、ベルト12が全折り畳み部196、200及び半折り畳み部198、202を有するウィング126、128を含むときの、ベルト12の少なくとも24個の可能な構成のうち8個を示す。図29〜図32は、図21〜図28に示すベルト12の8つの可能な構成のうち1つのみに対するガスガイド20の4つの可能な場所を示す。したがって、ウィング126、128に対してガスガイド20を位置決めする複数の方法について説明する際、ベルト12の少なくとも42個の可能な構成が存在する。
図33〜図39は、所望の構成を得るために、ベルト12を折り畳み、ガスガイド20を位置付ける方法を示す。図33では、ウィング126、128は、未だに折り畳まれていない。ベルト12の細かい面Fは、上向きに位置付けられてもよく、ベルト12の粗い面Rは、下向きに位置付けられてもよい。
図34では、第1のウィング124における半折り畳み部198は、ベルト12の粗い面Rに向かって折り畳み下げられ、第2のウィング126の半折り畳み部202は、ベルト12の細かい面Fに向かって折り畳み上げられる。図35及び図36では、ガスガイド20は、ベルト12の細かい面F上の第1のウィング124に取り付けられる。ガスガイド20は、接着剤、縫製部、及び/又は加熱接合を用いて、第1のウィング124に取り付けられてもよい。図37では、第1のウィング124は、外側シェル30の細かい面Fの上に折り畳み上げられる。図38では、第2のウィング126は、外側シェル30の粗い面Rの上に折り畳み下げられる。その後、外側シェル30の全長が反転されて、図39に示す構成を得ることができる。
実施形態の上記の説明は、例示及び説明の目的ために提供されている。実施形態の上記の説明は、本開示を網羅すること又は限定することを意図したものではない。特定の実施形態の個々の要素又は特徴は、概ね、その特定の実施形態に限定されるものではないが、前記当する場合には、具体的に図示又は説明されていない場合であっても、選択された実施形態において、互換性があり、又は使用可能である。多様に変形することも同様に可能である。そのような変形例は、本開示から逸脱するとはみなされず、そのような変更例のすべてが本開示の範囲内に含まれることを意図している。
本明細書で用いている用語は、特定の例示の実施形態を説明する目的ためだけのものであり、限定を意図するものではない。本明細書で用いる場合、単数の形態である「a」、「an」、及び「the」は、文脈が明確にそうでないと記載しない限り、複数の形態を含むことが意図され得る。用語「comprises」、「comprising」、「including」、及び「having」は、包括的であり、それゆえに、特徴、整数、工程、操作、要素、及び/又は構成要素の存在を特定するが、他の特徴、整数、工程、操作、要素、構成要素及び/又はこれらの群の存在又は追加を排除するものではない。本明細書に記載されている方法の工程、プロセス、及び操作は、実行順序として具体的に特定されていない限り、検討又は図示された特定の順序で必ずしも実行する必要はない。また、追加又は代替の工程を用いてもよいことを理解されたい。
要素若しくは層が他の要素若しくは層「の上にある」、「に係合される」、「に接続される」、又は「に連結される」とき、その要素又は層は、直接、他の要素若しくは層の上にあっても、それに係合されても、それに接続されても、若しくはそれに連結されてもよく、又は中間要素若しくは層が存在してもよい。それとは対照的に、要素が、他の要素若しくは層「の直接上にある」、「に直接係合される」、「に直接接続される」、又は「に直接連結される」とき、中間要素又は層が存在しなくてもよい。要素間の関係を表すのに用いられる他の表現(例えば、「〜との間に」に対する「〜との直接間に」、「隣接する」に対する「直接的に隣接する」など)は、同様に解釈される必要がある。本明細書で用いる際、用語「及び/又は」は、関連する列挙されたアイテムのうち1つ又は2つ以上の任意及びすべてを含む。
「第1」、「第2」、「第3」などの用語が本明細書で、多様な要素、構成要素、領域、層及び/又は区画を表すために用いられてもよいが、これらの要素、構成要素、領域、層及び/又は区画はこれらの用語により限定されるべきではない。これらの用語は、1つの要素、構成要素、領域、層又は区画を他の領域、層又は区画から区別するためにのみ用いられてもよい。「第1の」、「第2の」、及び他の数値用語などの用語は、本明細書で用いる場合には、文脈で明確に示されない限り、連続又は順序を意味するものではない。したがって、以下で説明する第1の要素、構成要素、領域、層又は区画は、例示的な実施形態の教示から逸脱することなく、第2の要素、構成要素、領域、層又は区画ということができる。
「内側」、「外側」、「下に」、「下方」、「下側」、「上方」、「上側」などの空間的な相対語は、本明細書において、図に示すように、ある要素又は特徴の他の要素又は特徴に対する関係を表現し易くするために用いられてもよい。空間的な相対用語は、図で示される方位に加えて、使用中又は動作中の装置の様々な方位を包含するように意図されてもよい。例えば、図における装置がひっくり返る場合、他の要素又は特徴「の下方」又は「の下に」のように表される要素は、他の要素又は特徴の「上方に」方位付けられる。したがって、例示的な用語「下方」は、上方及び下方の両方の方位を包含することができる。装置は、別の方法で方位付けられてもよく(90°回転又は他の方位において)、それに伴って、本明細書では、空間相対用語が用いられる。

Claims (20)

  1. 車両において乗員を拘束するための拘束装置であって、
    第1の層と、第2の層と、前記第1の層と前記第2の層との間の封止部と、を含む、ベルトであって、前記第1及び第2の層は、前記ベルトの第1の端部から前記ベルトの第2の端部まで延在し、前記封止部は、前記第1及び第2の層と共に、前記ベルトの膨張可能部分を形成する、当該ベルトと、
    加圧ガスを提供するように動作可能なインフレータと、
    前記インフレータから前記ベルトの前記膨張可能部分に加圧ガスを送達するように構成されたガスガイドと、
    前記ガスガイドに取り付けられた第1の端部と、前記ベルトの内側表面に取り付けられて、前記ガスガイドを前記ベルトに固定する第2の端部とを有するテザーとを含む拘束装置。
  2. 前記テザーは、平坦なストリップの材料を含む、請求項1に記載の拘束装置。
  3. 前記テザーは、布地から形成されている、請求項2に記載の拘束装置。
  4. 前記ベルトが展開される際、前記テザーは、前記ガスガイドの位置を維持するように構成されている、請求項2に記載の拘束装置。
  5. 前記テザーは、前記ガスガイドの軸方向の動きを制限しながら、前記ガスガイドを、前記ベルトの前記膨張可能部分内で径方向に移動可能にする、請求項2に記載の拘束装置。
  6. 前記ガスガイドは、前記ガスガイドの全周の周りに配設された放射状の孔を画定する、請求項2に記載の拘束装置。
  7. 前記ガスガイドは、前記ガスガイドの両側に配設された角度が付いたスリットを画定する、請求項2に記載の拘束装置。
  8. 車両において乗員を拘束するための拘束装置であって、
    第1の層と、第2の層と、前記第1の層と前記第2の層との間の封止部と、を含む、ベルトであって、前記第1及び第2の層は、前記ベルトの第1の端部から前記ベルトの第2の端部まで延在し、前記封止部は、前記第1及び第2の層と共に前記ベルトの膨張可能部分を形成する、当該ベルトと、
    加圧ガスを提供するように動作可能なインフレータと、
    前記インフレータの吐出口の上に載置された第1の端部及び前記ベルトの前記膨張可能部分の中へ延在する第2の端部を有するガスガイドと、
    前記ガスガイドを前記ベルトに固定する可撓性テザーと、を含む、拘束装置。
  9. 前記ベルトの前記膨張可能部分が展開される際、前記可撓性テザーが衝撃を吸収するように構成されている、請求項8に記載の拘束装置。
  10. 前記可撓性テザーは、可撓性材料から形成されている、請求項8に記載の拘束装置。
  11. 前記可撓性テザーは、布地から形成され、前記テザーの長手方向縁部は、前記布地の横糸及び縦糸に対して非直交角度で配設されている、請求項8に記載の拘束装置。
  12. 前記ベルトの前記膨張可能部分が展開される際、前記可撓性テザーは、第1の長さから第2の長さに長さが増加するように構成され、前記ベルトの前記膨張可能部分が展開された後、前記ベルトは、前記第2の長さから前記第1の長さに長さが減少するように構成されている、請求項8に記載の拘束装置。
  13. 前記ベルトの前記膨張可能部分が展開される際、前記可撓性テザーは、第1の長さから第2の長さに長さが増加するように構成され、前記ベルトの前記膨張可能部分が展開された後、前記ベルトは、前記第2の長さを維持するように構成されている、請求項8に記載の拘束装置。
  14. 車両において乗員を拘束するための拘束装置であって、
    第1の層と、第2の層と、前記第1の層と前記第2の層との間の封止部と、を含む、ベルトであって、前記第1及び第2の層は、前記ベルトの第1の端部から前記ベルトの第2の端部まで延在し、前記封止部は、前記第1及び第2の層と協働して、前記ベルトの膨張可能部分を形成し、前記膨張可能部分は、第1のウィングと、第2のウィングと、前記第1及び第2のウィングの内部から前記膨張可能部分の内部を分離するティアシームと、を含む、ウィング状部を有し、前記第1及び第2のウィングは、前記膨張可能部分の中に配設されている、ベルトと、
    加圧ガスを提供するように動作可能なインフレータと、
    前記インフレータの吐出口の上に載置された第1の端部及び前記ベルトの前記膨張可能部分の中へ延在する第2の端部を有するガスガイドと、
    前記ガスガイドを前記ベルトに固定するテザーと、を含む、拘束装置。
  15. 前記ガスガイドの前記第2の端部は、前記ベルトの前記膨張可能部分の前記ウィング状部の中に配設されている、請求項14に記載の拘束装置。
  16. 前記テザーは、前記ガスガイドに取り付けられた第1の端部と、前記ベルトの前記膨張可能部分の前記ウィング状部の外側にある場所で前記ベルトに取り付けられた第2の端部と、を有する、請求項15に記載の拘束装置。
  17. 前記テザーの前記第2の端部は、前記ベルトが乗員の周囲に留められると、車両の前記乗員から離間するように構成されている場所において前記ベルトに取り付けられる、請求項16に記載の拘束装置。
  18. 前記ガスガイドの前記第2の端部は、前記第1のウィングと前記第2のウィングとの間に配設されている、請求項14に記載の拘束装置。
  19. 前記テザーは、前記バッグの前記膨張可能部分が展開される際、前記第1のウィングと前記第2のウィングとの間の位置に前記ガスガイドを維持するように構成されている、請求項18に記載の拘束装置。
  20. 前記ガスガイドの前記第2の端部は、前記ベルトの第1及び第2の層のうち一方と前記第1及び第2のウィングのうち一方との間に配設されている、請求項14に記載の拘束装置。
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