JP6575277B2 - シートベルトエアバッグ用織物 - Google Patents
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Description
1.経糸、緯糸及び接結糸を用いて一体的に製織されたシートベルトエアバッグ用織物であって、
前記経糸と前記緯糸とを用いて一体的に製織され、前記経糸の方向を長さ方向として対向する2層の帯状織物と、前記帯状織物の各々の幅方向の両側端部に、経糸として織り込まれた前記接結糸とを備え、前記接結糸はエアバッグ作動時に断裂可能であることを特徴とするシートベルトエアバッグ用織物。
2.前記接結糸の本数が1〜3本である前記1.に記載のシートベルトエアバッグ用織物。
3.前記接結糸の外側に1〜50本の経糸が織り込まれる前記1.に記載のシートベルトエアバッグ用織物。
4.エアバッグが内装されたウェビングとして用いられる前記1.乃至3.のうちのいずれか1項に記載のシートベルトエアバッグ用織物。
5.別体としてのウェビングと、前記ウェビングと前記2層の帯状織物のうちのいずれか一方との間に介装されるエアバッグとが内装されたカバー材として用いられる前記1.乃至3.のうちのいずれか1項に記載のシートベルトエアバッグ用織物。
6.長さがシートベルトのウェビングと同じである前記1.乃至3.のうちのいずれか1項又は5.に記載のシートベルトエアバッグ用織物。
また、織物がエアバッグが内装されたウェビングとして用いられる場合は、全体が同一の外観を有するウェビングとすることができ、エアバッグが内装されているにも拘わらず、見栄えのよいウェビングとすることができる。
更に、別体としてのウェビングと、ウェビングと2層の帯状織物のうちのいずれか一方との間に介装されるエアバッグとが内装されたカバー材として用いられる場合は、全体が略同一の外観を有するウェビングとすることができ、別体としてのウェビングとエアバッグとが内装されているにも拘わらず、見栄えのよいウェビングとすることができる。
また、前記1.及び3.の発明においてシートベルトエアバッグ用織物の長さがシートベルトのウェビングと同じである場合は、全体が同一の外観を有し、見栄えのよいウェビングとすることができる。
ここで示される事項は例示的なもの及び本発明の実施形態を例示的に説明するためのものであり、本発明の原理と概念的な特徴とを最も有効に且つ難なく理解できる説明であると思われるものを提供する目的で述べたものである。この点で、本発明の根本的な理解のために必要である程度以上に本発明の構造的な詳細を示すことを意図してはおらず、図面と合わせた説明によって本発明の幾つかの形態が実際にどのように具現化されるかを当業者に明らかにするものである。
本発明のシートベルトエアバッグ用織物1(以下、織物1と略記することもある)は、経糸21と緯糸22とを用いて一体的に製織され、経糸21の方向を長さ方向として対向する2層の帯状織物31、32と、帯状織物31、32の各々の幅方向の両側端部3a、3b(図4参照)に、経糸として織り込まれた接結糸23とを備え、接結糸23はエアバッグ作動時に断裂可能である(図1、4、5、6参照)。
以下、本発明のシートベルトエアバッグ用織物1の製造方法の一例、及び製造された織物1の模式的な縦断面、横断面について、図1〜4を用いて説明する。
経糸21を2段に開口させ、2段の開口の各々にそれぞれ1本の緯糸22を同時に織り込むことで2層の帯状織物31、32(工程を説明する図1及び模式的な横断面を表す図2参照)を同時に製織する。また、2層の帯状織物31、32の各々の両側端部で経糸として供給される接結糸23を全開口させ、この開口に2本の緯糸22を織り込み(工程を説明する図1及び模式的な横断面を表す図3参照)、2層の帯状織物31、32がそれぞれの両側端部で接結糸23により接結された織物1を製造する。
シートベルトエアバッグ用織物1に内装されるエアバッグ5は特に限定されない。例えば、袋織により製織された織物からなり、一面側の織地と他面側の織地とを有し、幅広に形成された幅方向の両端部から内方側に向かって折り畳まれて形成されたエアバッグ5を用いることができる。このエアバッグ5は、織物1がウェビング4aとして用いられるとき、及びカバー材4bとして用いられるとき、のいずれの場合も、織物1の長さ方向の中間部に内装され、車両の衝突等により衝撃が加わったときに、インフレータから噴出した高圧ガスが内部に流入して膨張展開し、拡幅するとともに厚さが増し、乗員に加わる衝撃、特に肩及び胸部に加わる衝撃が緩和される(図8参照)。
本発明のシートベルトエアバッグ用織物1の製造には、通常、合成樹脂からなるフィラメントが用いられる。このフィラメントとしては、マルチフィラメントとモノフィラメントとがあるが、マルチフィラメントが用いられることが多い。フィラメントの材質は特に限定されず、各種の合成樹脂からなるフィラメントを用いることができる。
尚、経糸21、緯糸22及び接結糸23の繊度として、ポリエステル製のマルチフィラメントであるときの値を例示したが、この繊度は、糸の材質及びマルチフィラメントを構成するフィラメント数等によって適宜調整すればよい。
Claims (6)
- 経糸、緯糸及び接結糸を用いて一体的に製織されたシートベルトエアバッグ用織物であって、
前記経糸と前記緯糸とを用いて一体的に製織され、前記経糸の方向を長さ方向として対向する2層の帯状織物と、前記帯状織物の各々の幅方向の両側端部に、経糸として織り込まれた前記接結糸とを備え、前記接結糸はエアバッグ作動時に断裂可能であることを特徴とするシートベルトエアバッグ用織物。 - 前記接結糸の本数が1〜3本である請求項1に記載のシートベルトエアバッグ用織物。
- 前記接結糸の外側に1〜50本の経糸が織り込まれる請求項1に記載のシートベルトエアバッグ用織物。
- エアバッグが内装されたウェビングとして用いられる請求項1乃至3のうちのいずれか1項に記載のシートベルトエアバッグ用織物。
- 別体としてのウェビングと、前記ウェビングと前記2層の帯状織物のうちのいずれか一方との間に介装されるエアバッグとが内装されたカバー材として用いられる請求項1乃至3のうちのいずれか1項に記載のシートベルトエアバッグ用織物。
- 長さがシートベルトのウェビングと同じである請求項1乃至3のうちのいずれか1項又は請求項5に記載のシートベルトエアバッグ用織物。
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