JP6428008B2 - 袋織エアバッグ - Google Patents

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Description

本発明は、袋織エアバッグに関し、更に詳しくは、膨張して保護対象への衝撃を緩和するためのエアバッグであって、製織によって袋織構造にされた袋織エアバッグに関する。
従来、2枚重ねにした生地の端部を縫製して閉じたエアバッグが知られている。このようなエアバッグでは、膨張・展開に必要な気密性や強度を得るために、生地の端部を折り返して縫製することが多い。しかし、生地端部が折り返されていると、その部分の厚みが増し、折り畳んだ際のエアバッグの収容体積が嵩んでしまうという問題がある。
これに対して、製織によって1枚の布内に袋部を形成した袋織構造の袋織エアバッグが知られている。このような袋織エアバッグは、気体流入により膨張される袋部と、気体流入されないよう一層に織られた閉部と、が1枚の布内に織り込みにより形成される。そして、閉部は一層に織られるために、端部厚みが小さくなり、折り畳んだ際のエアバッグの収容体積を、前述の生地端部が折り返されたエアバッグに比べて、小さくすることができる。このような袋織エアバッグとして下記特許文献1が知られている。
特開2013−216213号公報
折り畳んで収容された袋織エアバッグは、必要な際には、袋部に気体を導入して展開・膨張させる。その展開・膨張は極めて短時間で行わなければならない。そのため、展開・膨張に要する気体を短時間で袋部に導入する必要があり、高い圧力で気体導入を行うこととなる。その圧力は、主として袋部と閉部との境界において受け止められる。即ち、袋部がそれ以上に膨張しないように必要な形状を付与しているのが境界だからである。そのため、袋部と閉部との境界領域は、高い圧力に耐え得る構造を要する。
この点において、特許文献1に開示された反転組織を1回のみ有する袋織エアバッグでは、袋部と閉部との境界おける目開きが大きくなる傾向があることが分かった。目開きが大きいと、目開きがより小さい場合に比べて、内圧を維持できる性能は相対的に低下することとなる。そのため、袋部と閉部との境界における目開きはより小さく制御できることが好ましい。
本発明は上記実情に鑑みてなされたものであり、袋部と閉部との境界における目開きを抑えることによって内圧維持性能が向上された袋織エアバッグを提供することを目的とする。
上記問題点を解決するために、請求項1に記載の袋織エアバッグは、離間可能に織られた2層の織物層を有し、前記2層の織物層間へ気体が流入することによって膨張可能にされた第1の袋部と、
前記第1の袋部の外周に隣接し、前記第1の袋部をなす前記2層の織物層の各構成糸が交差反転して形成された第1の反転組織と、
前記第1の反転組織の外周に隣接し、前記第1の反転組織で交差反転された前記構成糸を用いて離間可能に織られた2層の織物層を有する第2の袋部と、
前記第2の袋部の外周に隣接し、前記第2の袋部をなす前記2層の織物層の各構成糸が交差反転して形成された第2の反転組織と、
前記第2の反転組織の外周に隣接し、前記第2の反転組織で交差反転された前記構成糸を用いて離間可能に織られた2層の織物層を有する第3の袋部と、
前記第3の袋部の外周に隣接し、前記第3の袋部をなす前記2層の織物層の各構成糸が1層に織り込まれてなる閉部と、を備え、
これら前記第1の袋部、前記第1の反転組織、前記第2の袋部、前記第2の反転組織、前記第3の袋部及び前記閉部が、この順に本袋織エアバッグの中央側から外側へ向かって配置されることにより、反転組織の数が偶数にされており、
前記中央側から前記外側へ向かって延びる構成糸を緯糸とし、前記緯糸を織り込む糸を経糸とした場合に、
前記第2の袋部をなす前記2層の織物層を構成する合計経糸数が4本であり、
前記第3の袋部をなす前記2層の織物層を構成する合計経糸数が4〜6本であり、
前記第2の袋部をなす前記2層の織物層が1×1組織であることを特徴する袋織エアバッグ。
請求項2に記載の袋織エアバッグは、請求項1に記載の袋織エアバッグにおいて、前記第3の袋部をなす前記2層の織物層を構成する合計経糸数が4本であり、
前記第3の袋部をなす前記2層の織物層が1×1組織であり、
前記閉部は、前記中央側端に2×2組織を有することを要旨とする。
請求項3に記載の袋織エアバッグは、請求項1又は2に記載の袋織エアバッグにおいて、外表面が樹脂コーティングされたことを要旨とする。
請求項4に記載の袋織エアバッグは、請求項1乃至3のうちのいずれかに記載の袋織エアバッグにおいて、カーテンシールドエアバッグであることを要旨とする。
本袋織エアバッグ1によれば、袋部と閉部との境界における目開きを従来に比べて小さく抑えることができ、それによって内圧維持性能を向上させることができる。即ち、第1の袋部11、第1の反転組織21、第2の袋部12、第2の反転組織22、第3の袋部13及び閉部31をこの順に中央側から外側へ向かって備えることにより、構成糸の荷重をより均一に分散させて、第1の袋部11内に充填される気体の圧力によって、第1の袋部11の外縁の境界部に生じる目開き(第1の反転組織21における目開き)を小さく抑制して、内圧維持性能を向上させることができる。
本袋織エアバッグ1において、第2の袋部12をなす織物層121及び122を構成する合計経糸数が12本以下である場合、及び、本袋織エアバッグ1において、第3の袋部13をなす織物層131及び132を構成する合計経糸数が12本以下である場合には、各々より効果的に第1の袋部11の外縁の境界部における目開きをより小さくして、内圧維持性能を更に向上させることができる。
本袋織エアバッグ1において、閉部31が中央側端に2×2組織を有する場合には、閉部31が中央側端に1×1組織を有する場合に比べて、第1の袋部11側における構成糸の自由度を大きくして、構成糸に負荷される荷重をより均一に分散できる。
本発明について、本発明による典型的な実施形態の非限定的な例を挙げ、言及された複数の図面を参照しつつ以下の詳細な記述にて更に説明するが、同様の参照符号は図面のいくつかの図を通して同様の部位を示す。
本袋織エアバッグの一例(実施例1)の断面を模式的に示す説明図である。 本袋織エアバッグの一例(実施例1)の平面形状を模式的に示す説明図である。 参考例1の袋織エアバッグの断面を模式的に示す説明図である。 参考例1の袋織エアバッグの平面形状を模式的に示す説明図である。 比較例1の袋織エアバッグの断面を模式的に示す説明図である。
ここで示される事項は例示的なものおよび本発明の実施形態を例示的に説明するためのものであり、本発明の原理と概念的な特徴とを最も有効に且つ難なく理解できる説明であると思われるものを提供する目的で述べたものである。この点で、本発明の根本的な理解のために必要である程度以上に本発明の構造的な詳細を示すことを意図してはおらず、図面と合わせた説明によって本発明の幾つかの形態が実際にどのように具現化されるかを当業者に明らかにするものである。
[1]袋織エアバッグ
本発明の袋織エアバッグ1は、離間可能に織られた2層の織物層111及び112を有し、2層の織物層111及び112間へ気体が流入することによって膨張可能にされた第1の袋部11と、
第1の袋部11の外周に隣接し、第1の袋部11をなす2層の織物層111及び112の各構成糸が交差反転して形成された第1の反転組織21と、
第1の反転組織21の外周に隣接し、第1の反転組織21で交差反転された構成糸を用いて離間可能に織られた2層の織物層121及び122を有する第2の袋部12と、
第2の袋部12の外周に隣接し、第2の袋部12をなす2層の織物層121及び122の各構成糸が交差反転して形成された第2の反転組織22と、
第2の反転組織22の外周に隣接し、第2の反転組織22で交差反転された構成糸を用いて離間可能に織られた2層の織物層131及び132を有する第3の袋部13と、
第3の袋部13の外周に隣接し、第3の袋部13をなす2層の織物層131及び132の各構成糸が1層に織り込まれてなる閉部31と、を備え、
これら第1の袋部11、第1の反転組織21、第2の袋部12、第2の反転組織22、第3の袋部13及び閉部31が、この順に本袋織エアバッグ1の中央側から外側へ向かって配置されることにより、反転組織の数が偶数にされており、
中央側から外側へ向かって延びる構成糸を緯糸とし、緯糸を織り込む糸を経糸とした場合に、
前記第2の袋部をなす前記2層の織物層を構成する合計経糸数が4本であり、
前記第3の袋部をなす前記2層の織物層を構成する合計経糸数が4〜6本であり、
前記第2の袋部をなす前記2層の織物層が1×1組織でありることを特徴する(図1〜図4参照)。
「第1の袋部(11)」は、離間可能に織られた2層の織物層(111及び112)を有し、前記2層の織物層の層間へ気体が流入することによって膨張可能に形成された部位である。
通常、第1の袋部11は、インフレータによって発生された気体が内部に導入されることで膨張される。また、袋織エアバッグは折り畳んで所望の部位に収容されているため、気体の流入に従って膨張しながら展開されることとなる。そして、膨張した袋部11が保護対象である乗員等と、その保護対象(例えば、乗員)が衝突対象(例えば、自動車の内側壁)との間に介在されることによって保護対象への緩衝作用を発揮できる。
第1の袋部11の織組織は、どのような織組織であってもよく、平織り、綾織り、朱子織り、及びこれらの組合せを、織物層111及び織物層112で各々独立して採用できる。これらのなかでは、平織りが好ましく、更には、織物層111及び112の両層ともが平織りであることが好ましい。また、平織りである場合、例えば、1×1組織〜4×4組織等を採用できるが、1×1組織が特に好ましい。
「第1の反転組織(21)」は、第1の袋部11の外周に隣接された部位である。第1の反転組織21は、第1の袋部11がこの第1の反転組織21より外側の領域で膨張されないように閉じる組織である。このため、第1の反転組織21は、第1の袋部11の外周に隣接されており、実質的に第1の袋部11の外縁を形成している。即ち、換言すれば、第1の反転組織21は第1袋部11の外縁として機能している。
また、この第1の反転組織21は、第1の袋部11をなす2層の織物層111及び112の各構成糸が交差反転して形成された部位である。即ち例えば、図1及び図3において、紙面の左右方向に緯糸が織り込まれ、紙面の奥行方向に経糸が織り込まれているとした場合、織物層111を構成する緯糸と、織物層112を構成する緯糸と、は第1の反転組織21において交差されている。その結果、織物層111を構成する緯糸は、織物層122を構成する緯糸となる。一方、織物層112を構成する緯糸は、織物層121を構成する緯糸となる。このように、緯糸の上下が第1の反転組織21において入れ替わる。
同様に、例えば、図1及び図3において、紙面の左右方向に経糸が織り込まれ、紙面の奥行方向に緯糸が織り込まれているとした場合、織物層111を構成する経糸と、織物層112を構成する経糸と、は第1の反転組織21において交差される。
第1の反転組織21では、経糸及び緯糸のうちの少なくとも一方が反転されるが、これらの両方が反転されてもよい。
「第2の袋部(12)」は、第1の反転組織21の外周に隣接された部位である。即ち、第2の袋部12は、第1の反転組織21を介して、第1の袋部11と、隣り合っている。
また、第2の袋部12は、第1の反転組織21で交差反転された構成糸を用いて離間可能に織られた2層の織物層121及び122を有している。この交差反転については前述の通りである。
また、第2の袋部12は、袋織エアバッグ1の中央側から外側へ向かって延びる構成糸を緯糸とし、緯糸を織り込む糸を経糸とした場合に、第2の袋部12をなす2層の織物層121及び122を構成する合計経糸数は、特に限定されない。この合計経糸数は、4本以上(即ち、織物層121の経糸が2本以上、織物層122の経糸が2本以上)であることが好ましく、100本以下(即ち、織物層121の経糸が50本以下、織物層122の経糸が50本以下)であることが好ましい。更には、4〜12本が好ましく、4〜10本がより好ましく、4〜8本が更に好ましく、4〜6本が特に好ましい。
第2の袋部12の織組織は、どのような織組織であってもよく、平織り、綾織り、朱子織り、及びこれらの組合せを、織物層121及び織物層122で各々独立して採用できる。これらのなかでは、平織りが好ましく、更には、織物層121及び122の両層ともが平織りであることが好ましい。また、平織りである場合、例えば、1×1組織〜4×4組織等を採用できるが、1×1組織が特に好ましい。
「第2の反転組織(22)」は、第2の袋部12の外周に隣接された部位である。第2の反転組織22は、第2の袋部12の外縁として機能して、袋部を閉じる組織である。
また、この第2の反転組織22は、第2の袋部12をなす2層の織物層121及び122の各構成糸が交差反転して形成された部位である。即ち例えば、図1及び図3において、紙面の左右方向に緯糸が織り込まれ、紙面の奥行方向に経糸が織り込まれているとした場合、織物層121を構成する緯糸と、織物層122を構成する緯糸と、は第2の反転組織22において交差されている。その結果、織物層121を構成する緯糸は、織物層132を構成する緯糸となる。一方、織物層122を構成する緯糸は、織物層131を構成する緯糸となる。このように、緯糸の上下が第2の反転組織22において入れ替わる。
同様に、例えば、図1及び図3において、紙面の左右方向に経糸が織り込まれ、紙面の奥行方向に緯糸が織り込まれているとした場合、織物層121を構成する経糸と、織物層122を構成する経糸と、は第2の反転組織22において交差される。
第2の反転組織22では、経糸及び緯糸のうちの少なくとも一方が反転されるが、これらの両方が反転されてもよい。
「第3の袋部(13)」は、第2の反転組織22の外周に隣接された部位である。即ち、第3の袋部13は、第2の反転組織22を介して、第2の袋部12と、隣り合っている。
また、第3の袋部13は、第2の反転組織22で交差反転された構成糸を用いて離間可能に織られた2層の織物層131及び132を有している。この交差反転については前述の通りである。
また、第3の袋部13は、袋織エアバッグ1の中央側から外側へ向かって延びる構成糸を緯糸とし、緯糸を織り込む糸を経糸とした場合に、第3の袋部13をなす2層の織物層131及び132を構成する合計経糸数は、特に限定されない。この合計経糸数は、4本以上(即ち、織物層131の経糸が2本以上、織物層132の経糸が2本以上)であることが好ましく、100本以下(即ち、織物層131の経糸が50本以下、織物層132の経糸が50本以下)であることが好ましい。更には、4〜12本が好ましく、4〜10本がより好ましく、4〜8本が更に好ましく、4〜6本が特に好ましい。
第3の袋部13の織組織は、どのような織組織であってもよく、平織り、綾織り、朱子織り、及びこれらの組合せを、織物層131及び織物層132で各々独立して採用できる。これらのなかでは、平織りが好ましく、更には、織物層131及び132の両層ともが平織りであることが好ましい。また、平織りである場合、例えば、1×1組織〜4×4組織等を採用できるが、1×1組織が特に好ましい。
「閉部(31)」は、第3の袋部13の外側に配置されている。また、第3の袋部13の外縁として機能し、袋部を閉じる組織となっている。また、第3の袋部13をなす2層の織物層131及び132の各構成糸が1層に織り込まれて形成されている。
閉部31は、どのような織組織であってもよく、平織り、綾織り、朱子織り、及びこれらの組合せを採用できる。これらのなかでは、平織りが好ましい。また、平織りである場合、例えば、1×1組織〜4×4組織等を採用できるが、特に本袋織エアバッグでは、2×2組織を含むことが好ましい。
更に、2×2組織を含む場合、2×2組織は、閉部31の中央側端に配置されることが好ましい。即ち、第3の袋部13の組織と、上記の2×2組織とが、隣接されていることが好ましい。この場合、上記の2×2組織と、隣接される第3の袋部13の組織は1×1組織であることが好ましい。従って、1×1組織を少なくとも外周部に有した織物層131の当該外周部と、1×1組織を少なくとも外周部に有した織物層132の当該外周部と、閉部31の中央側端の2×2組織と、が隣接されていることが好ましい。
加えて、閉部31は、上述の通り、1×1組織を少なくとも外周部に有した織物層131の当該外周部と、1×1組織を少なくとも外周部に有した織物層132の当該外周部と、閉部31の中央側端の2×2組織と、が隣接されたうえで、更に、2×2組織の外側に3×3組織が隣接されていることが好ましい。
この2×2組織の外側に隣接された3×3組織を有する場合、2×2組織は、袋織エアバッグ1の中央側から外側へ向かって延びる構成糸を緯糸とし、緯糸を織り込む糸を経糸とした場合に、閉部31を構成する2×2組織を構成する経糸数は特に限定されないが、4本以上であることが好ましく、100本以下であることが好ましい。更には、4〜10本が好ましく、4〜6本がより好ましい。また、2×2組織の外側に隣接された3×3組織を構成する経糸数も特に限定されないが、6本以上であることが好ましく、100本以下であることが好ましい。更には、6〜40本が好ましく、6〜30本がより好ましい。
閉部31の範囲は特に限定されない。第3の袋部13との境界から、袋織エアバッグ1の外縁まで、その範囲の全域を1層に織り込んだ閉部31とすることができる。また、第3の袋部13との境界から、袋織エアバッグ1の外縁まで、の範囲の一部のみを1層に織り込んだ閉部31とすることができる。この場合、例えば、袋織エアバッグ1の中央側から外側へ向かって延びる構成糸を緯糸とし、緯糸を織り込む糸を経糸とした場合に、閉部31は、第3の袋部13との境界から、経糸本数において、2本以上の大きさであることが好ましい。更に、2〜50本が好ましく、3〜40本がより好ましく、4〜34本が特に好ましい。
また、本発明の袋織エアバッグ1は、第2の袋部12及び第3の袋部13と同様に、膨張しない袋部(以下、単に「他の袋部」ともいう)を、第3の袋部13の外側に備えることができる。他の袋部は、いくつ備えてもよいが、通常、1〜5個(図2及び図4のA−A’のように断面に現れる袋部の数)を備えることができる。
本発明の袋織エアバッグ1が備える袋部の総数(図2及び図4のA−A’のように断面に現れる袋部の総数)は、奇数個であってもよく、偶数個であってもよいが、これらのうちでは、奇数個が好ましい。即ち、第1の袋部11を除いた袋部の数が偶数個であることが好ましい。具体的には、2個、4個、6個等が好ましく、2個が特に好ましい。即ち、第2の袋部12及び第3の袋部13のみを有する形態が好ましい。
第1の袋部11を含めた袋部(即ち、第1の袋部11と、その外側に配置される膨張しない袋部と、この合計)が、奇数個であると、これらの袋部に介在する反転組織の数が偶数となる。即ち、図2でいえば、A−A’の断面に現れる反転組織の数が偶数となる。
反転組織の数が偶数である場合には、中央側から外側へと伸びる糸の織り込みによるクリンプが、反転組織が奇数である場合に比べて、均一となり、各糸のテンションがより均一になる。そのため、第1の袋部11と第1の反転組織との境界部における糸の目開きをより小さく抑制する効果を得ることができる。
更に、上述のように、他の袋部を備える場合には、第2の袋部12及び第3の袋部13の場合と同様に、袋部同士の間に、通常、反転組織(以下、単に「他の反転組織」ともいう)を備える。
尚、上述のように、他の袋部及び他の反転組織を有する場合、これらは中央側から外側へ向かって、第3の反転組織、第4の袋部、第4の反転組織、第5の袋部、第5の反転組織、第6の袋部、第6の反転組織、等と称するものとする。
更に、第1の袋部11よりも外側の各部は、各々異なる外形を有してもよいが、通常、これらは、互いに同じ間隔を維持して配置される(図2及び図4参照)。また、これらの各部は、直線的な外形を有してもよいが、曲線的な外形であることが好ましい(図2及び図4参照)。即ち、これらの各部の外形が曲線状であることにより、袋織エアバッグ1の設計の自由度を高めるとともに、ガス圧を適度に分散させることができる。
本袋織エアバッグ1に用いられる各糸は特に限定されず各種の糸を適宜用いることができる。フィラメントは、マルチフィラメントであってもよく、モノフィラメントであってもよいが、通常、マルチフィラメントが用いられる。
また、フィラメントを構成する材質も特に限定されないが、通常、合成樹脂が用いられる。合成樹脂としては、ナイロン6、ナイロン66等のポリアミド系樹脂、ポリエチレンテレフタレート、ポリブチレンテレフタレート、ポリトリメチレンテレフタレート等のポリエステル系樹脂、ポリアクリル系樹脂、ポリプロピレン等のポリオレフィン系樹脂などが挙げられる。なかでも、特にポリアミド系樹脂及びポリエステル系樹脂が好ましい。
各糸の繊度は特に限定されず、袋織エアバッグの種類及び平面形状、寸法等により、適宜の繊度のフィラメント等を用いることが好ましいが、特に、繊度は235〜700デシテックス、特に350〜600デシテックスのマルチフィラメントが好ましい。
また、マルチフィラメントの場合においては、その糸を構成するフィラメント数は特に限定されず、繊度等によって設定できるが、36〜300本、特に72〜200本であることが好ましい。
更に、フィラメント間の間隙を減ずるために、異形断面糸を用いることができる。その断面形状は特に限定されないが、三角形及び六角形等を利用できる。
本袋織エアバッグ1では、第1の袋部11の外表面の少なくとも一部(全面であってもよい)を樹脂でコーティングすることができる。また、第1の袋部11だけでなく、第1の反転組織21、第2の袋部12、第2の反転組織22、第3の袋部13、及び、閉部31の各々の少なくとも一部(全面であってもよい)を樹脂でコーティングすることができる。コーティングに利用する樹脂の種類は特に限定されないが、気密性、浸透性、可撓性、耐火、耐熱等の観点からシリコーン樹脂が好ましい。
本袋織エアバッグ1は、各種のエアバッグとして利用できる。即ち、各種の乗り物において、乗員の周辺に収納されるとともに、車両等が衝突した際に、インフレータから供給される高圧ガスにより膨張し、展開して、乗員と車両等の構成部材との間隙に介在させて利用できる。即ち、例えば、カーテンシールドエアバッグ、運転席エアバッグ、助手席エアバッグ、サイドエアバッグ、ニーエアバッグ及びITSヘッド・エアバッグ等が挙げられる。これらのなかでも、本袋織エアバッグ1は、カーテンシールドエアバッグとして利用することが特に好ましい。
以下、実施例により本発明を具体的に説明する。
(1)実施例1(図1及び図2)の袋織エアバッグの作製
ポリエステル製の182本のフィラメントにより構成される繊度555デシテックスのマルチフィラメントを使用し、図2に示す平面形状のカーテンシールドエアバッグ1(実施例1)を製造した。製品寸法は横方向が1800mm、縦方向が400mm(気体導入口50等の凸状部は含まない)である。
実施例1の袋織エアバッグ1は、図1にその断面構造を示すように、第1の袋部11、第1の反転組織21、第2の袋部12、第2の反転組織22、第3の袋部13、閉部31を、この順に備えている。
更に、第1の袋部11は、離間可能な織物層111及び112から構成され、各織物層111及び112は1/1平織組織で形成されている。
同様に、第2の袋部12は、離間可能な織物層121及び122から構成され、各織物層121及び122は1/1平織組織で形成されている。
更に、第3の袋部13は、離間可能な織物層131及び132から構成され、各織物層131及び132は1/1平織組織で形成されている。
また、袋織エアバッグ1の中央側から外側へ向かって延びる構成糸を緯糸とし、緯糸を織り込む糸を経糸とした場合(実際には、図2のA−A’断面と、図2のB−B’断面と、では経糸及び緯糸が入れ替わることとなる)に、
第1の反転組織21は、織物層111を構成する緯糸が、織物層122を構成する緯糸となるように、また、織物層112を構成する緯糸が、織物層121を構成する緯糸となるように、互いに上下に反転(1回のみの反転)して、形成されている。
同様に、第2の反転組織22は、織物層122を構成する緯糸が、織物層131を構成する緯糸となるように、また、織物層121を構成する緯糸が、織物層132を構成する緯糸となるように、互いに上下に反転(1回のみの反転)して、形成されている。
更に、閉部31は、第3の袋部13を構成する織物層131及び132なしている全ての構成糸が1層に織り込まれて形成されている。また、この実施例1の袋織エアバッグ1では、中央側が、経糸4本分の2×2平織組織で形成され、この2×2平織組織の外側は、経糸28本分の3×3平織組織で形成されている。
加えて、本実施例1の袋織エアバッグ1の外表面は、その全面がシリコーン樹脂でコーティングされている。
(2)参考例1(図3及び図4)の袋織エアバッグの作製
実施例1と同じマルチフィラメントを使用し、同じ平面形状のカーテンシールドエアバッグ1(参考例1)を製造した。
参考例1の袋織エアバッグ1は、図4にその断面構造を示すように、第1の袋部11、第1の反転組織21、第2の袋部12、第2の反転組織22、第3の袋部13、第3の反転組織23、第4の袋部14、閉部31を、この順に備えている。
第1の袋部11、第2の袋部12、第3の袋部13の各々は、実施例1と同じ、離間可能な2枚の織物層から構成されるとともに、各織物層は1/1平織組織で形成されている。そして、第4の袋部14も、離間可能な織物層141及び142から構成され、各織物層141及び142は1/1平織組織で形成されている。
また、袋織エアバッグ1の中央側から外側へ向かって延びる構成糸を緯糸とし、緯糸を織り込む糸を経糸とした場合(実際には、図4のA−A’断面と、図4のB−B’断面と、では経糸及び緯糸が入れ替わることとなる)に、
第1の反転組織21、第2の反転組織22の各々は、実施例1と同じ反転組織となっている。加えて、この参考例1の袋織エアバッグ1では、第3の反転組織23は、織物層131を構成する緯糸が、織物層142を構成する緯糸となるように、また、織物層132を構成する緯糸が、織物層141を構成する緯糸となるように、互いに上下に反転(1回のみの反転)して、形成されている。
また、閉部31は、実施例1と同様の構成となっている。即ち、第4の袋部14を構成する織物層141及び142なしている全ての構成糸が1層に織り込まれて形成されている。また、この参考例1の袋織エアバッグ1では、中央側が、経糸4本分の2×2平織組織で形成され、この2×2平織組織の外側は、経糸24本分の3×3平織組織で形成されている。
加えて、参考例1の袋織エアバッグ1の外表面は、その全面がシリコーン樹脂でコーティングされている。
尚、図4では、図4内の拡大図では、第1の反転組織21、第2の反転組織22、第3の反転組織23、第4の袋部と閉部との境界、の4つを4本の実線として示している。但し、図4内の拡大図以外では、この4本の実線を便宜上3本に省略して記載している。
(3)比較例1(図5)の袋織エアバッグの作製
実施例1と同じマルチフィラメントを使用し、同じ平面形状のカーテンシールドエアバッグ1(比較例1)を製造した。
比較例1の袋織エアバッグ1は、図5にその断面構造を示すように、第1の袋部11、第1の反転組織21、第2の袋部12、閉部31を、この順に備える。
第1の袋部11、第2の袋部12の各々は、実施例1と同じ、離間可能な2枚の織物層から構成されるとともに、各織物層は1/1平織組織で形成されている。
また、袋織エアバッグ1の中央側から外側へ向かって延びる構成糸を緯糸とし、緯糸を織り込む糸を経糸とした場合(実際には、実施例1における図3のA−A’断面と、図3のB−B’断面と、では経糸及び緯糸が入れ替わることとなるのと同様である)に、第1の反転組織21は、実施例1と同じ反転組織となっている。
また、閉部31は、第2の袋部12を構成する織物層121及び122をなしている全ての構成糸が1層に織り込まれて形成されている。また、この比較例1の袋織エアバッグ1では、中央側が、経糸4本分の2×2平織組織で形成され、この2×2平織組織の外側は、経糸32本分の3×3平織組織で形成されている。
加えて、比較例1の袋織エアバッグ1の外表面は、その全面がシリコーン樹脂でコーティングされている。
(4)実施例1、参考例1及び比較例1の袋織エアバッグの比較
上記(1)〜(2)で得られた実施例1、参考例1及び比較例1の各袋織エアバッグにインフレータを取り付け、展開させる方法(初期圧力 kPa以上となるように展開)により、各袋織エアバッグの展開から6秒後の内圧を測定した。その結果、比較例1の袋織エアバッグにおける展開後6秒時の内圧をZ(kPa)とすると、実施例1の袋織エアバッグの展開後6秒時の内圧はZの1.51倍となった。同様に、参考例1の袋織エアバッグの展開後6秒時の内圧はZの1.49倍となった。
このように、実施例1及び参考例1が、比較例1に比べて高い内圧維持性能を示すことができたのは、比較例1(従来の袋織エアバッグ)に比べて、実施例1及び参考例1の袋織エアバッグでは、袋部と閉部との境界における目開きが抑えられたことによる。即ち、第1の袋部11、第1の反転組織21、第2の袋部12、第2の反転組織22、第3の袋部13及び閉部31をこの順に中央側から外側へ向かって備えた袋織エアバッグは、境界部における荷重に対する目開き量を小さく抑えることができる構造であり、従来の袋織エアバッグに対して内圧維持性能が向上されていることが分かる。また、実施例1及び参考例1の袋織エアバッグでは、従来の袋織エアバッグに比べて、破断強度が高い。このような結果が得られるのは、反転組織を2つ以上備えることによって各構成糸の荷重がより均一に組織内で配分されるためと考えられる。
前述の例は単に説明を目的とするものでしかなく、本発明を限定するものと解釈されるものではない。本発明を典型的な実施形態の例を挙げて説明したが、本発明の記述および図示において使用された文言は、限定的な文言ではなく説明的および例示的なものであると理解される。ここで詳述したように、その形態において本発明の範囲または精神から逸脱することなく、添付の特許請求の範囲内で変更が可能である。ここでは、本発明の詳述に特定の構造、材料および実施例を参照したが、本発明をここにおける開示事項に限定することを意図するものではなく、むしろ、本発明は添付の特許請求の範囲内における、機能的に同等の構造、方法、使用の全てに及ぶものとする。
本発明は、エアバッグの技術分野において広く利用される。特に、各種乗り物においてエアバッグとして利用可能であり、とりわけ、自動車用のカーテンシールドエアバッグとして好適に利用される。
1;袋織エアバッグ、カーテンシールドエアバッグ、
11;第1の袋部、111及び112;織物層、
12;第2の袋部、121及び122;織物層、
13;第3の袋部、131及び132;織物層、
21;第1の反転組織、
22;第2の反転組織、
31;閉部、
50;気体導入口、
70;試験片。

Claims (4)

  1. 離間可能に織られた2層の織物層を有し、前記2層の織物層間へ気体が流入することによって膨張可能にされた第1の袋部と、
    前記第1の袋部の外周に隣接し、前記第1の袋部をなす前記2層の織物層の各構成糸が交差反転して形成された第1の反転組織と、
    前記第1の反転組織の外周に隣接し、前記第1の反転組織で交差反転された前記構成糸を用いて離間可能に織られた2層の織物層を有する第2の袋部と、
    前記第2の袋部の外周に隣接し、前記第2の袋部をなす前記2層の織物層の各構成糸が交差反転して形成された第2の反転組織と、
    前記第2の反転組織の外周に隣接し、前記第2の反転組織で交差反転された前記構成糸を用いて離間可能に織られた2層の織物層を有する第3の袋部と、
    前記第3の袋部の外周に隣接し、前記第3の袋部をなす前記2層の織物層の各構成糸が1層に織り込まれてなる閉部と、を備え、
    これら前記第1の袋部、前記第1の反転組織、前記第2の袋部、前記第2の反転組織、前記第3の袋部及び前記閉部が、この順に本袋織エアバッグの中央側から外側へ向かって配置されることにより、反転組織の数が偶数にされており、
    前記中央側から前記外側へ向かって延びる構成糸を緯糸とし、前記緯糸を織り込む糸を経糸とした場合に、
    前記第2の袋部をなす前記2層の織物層を構成する合計経糸数が4本であり、
    前記第3の袋部をなす前記2層の織物層を構成する合計経糸数が4〜6本であり、
    前記第2の袋部をなす前記2層の織物層が1×1組織であることを特徴する袋織エアバッグ。
  2. 前記第3の袋部をなす前記2層の織物層を構成する合計経糸数が4本であり、
    前記第3の袋部をなす前記2層の織物層が1×1組織であり、
    前記閉部は、前記中央側端に2×2組織を有する請求項1に記載の袋織エアバッグ。
  3. 外表面が樹脂コーティングされた請求項1又は2に記載の袋織エアバッグ。
  4. カーテンシールドエアバッグである請求項1乃至3のうちのいずれかに記載の袋織エアバッグ。
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