JP2014240261A - エアバッグ - Google Patents

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Abstract

【課題】ロール状に巻かれて収納されるエアバッグであって、容易且つ効率よくロール状に巻くことができるエアバッグを提供する。【解決手段】ロール状に巻かれて収納されるカーテンシールドエアバッグ等のエアバッグ1であって、膨張部3と非膨張部5とを有する。非膨張部5には、帯状の第1領域7と帯状の第2領域9とが交互に配されており、第1領域7は、n?m組織(但し、n及びmはそれぞれ独立に1〜5の整数である。)のうちの少なくとも1種の組織であって、袋織組織でない織物組織からなる領域を備え、第2領域9は袋織組織からなる。また、第1領域7及び第2領域9は、ロール状に巻かれる方向に延びる形態とされている。第1領域7は、更に袋織組織からなる領域を有することが好ましい。【選択図】図1

Description

本発明は、車両の衝突時に膨張し、展開して、乗員に加わる衝撃を吸収し、緩和するエアバッグに関する。更に詳しくは、本発明は、ロール状に巻かれて収納されるエアバッグであって、容易且つ効率よくロール状に巻くことができるエアバッグに関する。
車両用のエアバッグは、車両の衝突時等にインフレータから供給されるエアによって膨張し、展開する膨張部を備える。また、例えば、カーテンシールドエアバッグ等の大型のエアバッグでは、膨張部の外周側には非膨張部が設けられている。更に、膨張部からのエア漏れを抑えるため、膨張部と非膨張部との境界には閉部が設けられている。また、膨張、展開時のエア漏れをより抑えるため、通常、外表面にはシリコーン樹脂等からなるコーティング層が設けられている。
上述のようなエアバッグは、通常、コンパクトに丸められ、又は折り畳まれて、車両の所定箇所に収納されている。また、折り畳み性を改善した袋織エアバッグが知られている(例えば、特許文献1参照。)。
特開2001−277973号公報
しかし、特許文献1には、ロール状に巻かれて収納されるエアバッグについては何ら記載されていない。
本発明は、上述の従来の状況に鑑みてなされたものであり、ロール状に丸められて収納されるエアバッグであって、容易且つ効率よくロール状に巻くことができ、収納性に優れるエアバッグを提供することを目的とする。
本発明は、以下のとおりである。
1.ロール状に巻かれて収納されるエアバッグであって、
膨張部と非膨張部とを有し、
前記非膨張部には、帯状の第1領域と帯状の第2領域とが交互に配されており、
前記第1領域は、n×m組織(但し、n及びmはそれぞれ独立に1〜5の整数である。)のうちの少なくとも1種の組織であって、袋織組織でない織物組織からなる領域を備え、
前記第2領域は袋織組織からなり、
前記第1領域及び前記第2領域は、ロール状に巻かれる方向に延びる形態とされていることを特徴とするエアバッグ。
2.前記第1領域は、更に袋織組織からなる領域を有する前記1.に記載のエアバッグ。
本発明のエアバッグは、袋織組織でない織物組織からなる領域を備える帯状の第1領域と、袋織組織からなる帯状の第2領域と、が交互に配されてなる非膨張部を有する。そして、第1領域及び第2領域は、ロール状に巻かれる方向に延びる形態とされている。
このような構成とされていると、巻かれる方向と略直行する方向には変形したり、捩れたりし難く、且つ巻かれる方向には容易且つ効率よくロール状に丸めることができる。
請求項2の発明は、第1領域が、更に袋織組織からなる領域を有する。
このような構成とされていると、非膨張部が全体としてより柔軟になり、ロール状に巻くことがより容易になる。更に、袋織組織からなる領域を有さないときと比べて製織も容易になる。
以下、本発明による典型的な実施形態の非限定的な例を挙げ、言及された複数の図面を参照しつつ後述のように詳細に説明するが、同様の参照符号は図面のいくつかの図を通して同様の部品であることを表す。
本発明のエアバッグの一例であるカーテンシールドエアバッグの模式的な平面図である。 図1の非膨張部の一部の平面図である。 図2のエアバッグのA−A断面の模式図である。 帯状の第1領域の織物組織の一例の説明図である。 帯状の第1領域の織物組織の他例の説明図である。 帯状の第2領域の織物組織の一例の説明図である。 帯状の第2領域の織物組織の糸本数が少ない他例の説明図である。 エアバッグの丸められる方向と、この方向と略直行する方向との剛軟度を比較して表すグラフである。
以下、本発明を、図も参照しながら詳しく説明する。
ここで示される事項は例示的なもの及び本発明の実施形態を例示的に説明するためのものであり、本発明の原理と概念的な特徴とを最も有効に且つ難なく理解できる説明であると思われるものを提供する目的で述べたものである。この点で、本発明の根本的な理解のために必要である程度以上に本発明の構造的な詳細を示すことを意図してはおらず、図面と合わせた説明によって本発明の幾つかの形態が実際にどのように具現化されるかを当業者に明らかにするものである。
本実施形態のエアバッグ(1)[図1のカーテンシールドエアバッグ(1)参照]は、ロール状に巻かれて収納されるエアバッグ(1)である。また、膨張部(3)と非膨張部(5)とを有する。更に、非膨張部(5)には、帯状の第1領域(7)と帯状の第2領域(9)とが交互に配されている。第1領域(7)は、n×m組織(但し、n及びmはそれぞれ独立に1〜5の整数である。)のうちの少なくとも1種の組織であって、袋織組織でない織物組織からなる領域(11)を備える。一方、第2領域(9)は袋織組織からなる。また、第1領域(7)及び第2領域(9)は、ロール状に巻かれる方向[図1において符号(R)で表す方向、以下、この方向を「縦方向」ということもある。]に延びた形態とされている。
[1]膨張部
膨張部(3)は、車両が衝突したとき等に、インフレータ(図示せず)から供給されるエアが内部に流入することにより、膨張し、展開する。これにより、乗員の頭部、顔面、胸部等に加わる衝撃が緩和される。膨張部(3)は袋織組織とすることができる。即ち、エアバッグ(1)は袋織エアバッグとすることができる。袋織の組織は特に限定されず、1/1組織、2/1組織、1/2組織、2/2組織、2/3組織、3/2組織、3/3組織等とすることができる。これらの組織のうち、1/1組織、2/1組織及び1/2組織、特に1/1組織では、エアバッグ(1)が剛直になることがある。その場合は2/2組織等の他の組織とすることが好ましい。また、一面側及び他面側の各々の織布の織物組織も特に限定されず、例えば、平織組織、斜子組織、斜文組織、朱子組織等の各種の織物組織とすることができる。
膨張部(3)は、2枚の織布を縫合して形成することもできる。この場合、2枚の織布の各々の織物組織は特に限定されず、平織組織、斜子組織、斜文組織、朱子組織等の各種の織物組織とすることができる。また、組織も特に限定されず、1/1組織、2/1組織、1/2組織、2/2組織、2/3組織、3/2組織、3/3組織等とすることができる。これらの組織のうち、1/1組織、2/1組織及び1/2組織、特に1/1組織では、エアバッグ(1)が剛直になることがある。その場合は2/2組織等の他の組織とすることが好ましい。
[2]非膨張部
非膨張部(5)は、閉部(13)を境界として膨張部(3)の外周側に設けられている。この非膨張部(5)は、エアバッグ(1)の作動時、膨張、展開せず、非作動時の厚さがそのまま保持される。非膨張部(5)は、帯状の第1領域(7)と帯状の第2領域(9)とが、エアバッグ(1)が丸められてロール状とされる方向と略直行する方向[図1において符号(V)で表される方向、以下、この方向を「横方向」ということもある。]に交互に配される形態とされている(図1参照)。また、第1領域(7)と第2領域(9)とは、エアバッグ(1)が丸められてロール状とされる方向である縦方向に延びる形態とされている(図1参照)。
第1領域(7)は、n×m組織のうちの少なくとも1種の組織であって、袋織組織でない織物組織からなる領域(11)を備える(図4、5参照)。n及びmはそれぞれ独立に1〜5の整数である。この組織としては、1/1組織、2/1組織、1/2組織、2/2組織、2/3組織、3/2組織、3/3組織、4×4組織、5×5組織等が挙げられる。これらの組織は特に限定されないが、1/1組織では硬くなり過ぎ、4×4組織及び5×5組織では柔軟に過ぎることがある。そのため、エアバッグ(1)の剛軟度及び製織のし易さ等を勘案して設定することが好ましい。
また、第1領域(7)が備える袋織組織でない織物組織からなる領域(11)の織物組織は特に限定されない。この織物組織としては、平織組織、斜子組織、斜文組織、朱子組織等の各種の織物組織が挙げられる。これらのうちでは、平織組織が各糸の交絡が均等であって好ましい。更に、第1領域(7)は、袋織組織でない織物組織のみにより形成されていてもよいが、一部に袋織組織からなる領域(15)を有することが好ましい(図4、5参照)。袋織組織からなる領域(15)を混在させることにより、エアバッグ(1)の剛軟度を調整することができる。また、袋織組織からなる領域(15)を混在させることで第1領域(7)の製織も容易になる。
第2領域(9)は袋織組織からなる(図6、7参照)。第2領域(9)の袋織の組織は特に限定されず、1/1組織、2/1組織、1/2組織、2/2組織、2/3組織、3/2組織、3/3組織等とすることができる。これらの組織は、エアバッグ(1)の剛軟度等を勘案して設定することが好ましい。また、一面側及び他面側の各々の織布の織物組織も特に限定されず、例えば、平織組織、斜子組織、斜文組織、朱子組織等の各種の織物組織とすることができる。
第1領域(7)及び第2領域(9)は、前述のように、エアバッグ(1)が丸められてロール状とされる方向と略直行する方向(V)(図1参照)、即ち、横方向に交互に配されている。そして、ロール状に巻かれる方向(R)(図1参照)、即ち、縦方向に延びた形態とされている。このように、第1領域(7)及び第2領域(9)を、ロール状に巻かれる方向(R)、即ち、縦方向に延びた形態とすることで、縦方向より横方向の剛軟度を大きくすることができる。これにより、ロール状に巻くときに、横方向には変形したり、捩れたりし難く、縦方向に容易に、且つ効率よくロール状に巻くことができるエアバッグ(1)とすることができる。
尚、剛軟度はJIS L 1096のA法(カンチレバー法)により測定することができる。
[3]閉部
閉部(13)は、膨張部(3)と非膨張部(5)との境界に設けられる(図1参照)。この閉部(13)は、膨張部(3)が膨張し、展開してエアバッグ(1)が所定の立体形状となるように、膨張部(3)に流入したエアの漏洩を抑えるための通気度の低い帯状部である。閉部(13)の織物組織は、流入したエアの漏洩を十分に抑えることができる限り、特に限定されない。閉部(13)の織物組織は、例えば、平織組織、斜子組織、斜文組織、朱子組織等の各種の織物組織とすることができる。また、これらの織物組織の間に袋織組織を介在させることもできる。閉部(13)の織物組織は、平織組織、斜子組織及び平織組織と斜子組織との組み合わせであることが多く、これらの間に袋織組織を介在させることもできる。
また、閉部(13)の組織は、収納するため丸めるときの作業が容易である限り、特に限定されない。例えば、1/1組織、2/1組織、1/2組織、2/2組織、2/3組織、3/3組織、3/2組織等とすることができる。これらの組織のうち、1/1組織、2/1組織、1/2組織、特に1/1組織では、エアバッグ(1)が剛直になることがあるため、その場合は2/2組織等の他の組織とすることが好ましい。
尚、閉部(13)の幅方向の糸本数は特に限定されない。糸の材質、繊度等にもよるが、4〜80本、特に10〜50本であることが好ましい。この範囲の本数であれば、エアの漏洩を十分に抑えることができる。
[4]糸の材質、繊度等
本発明のエアバッグ(1)の製造には、合成樹脂からなるフィラメントが用いられる。このフィラメントとしては、マルチフィラメントとモノフィラメントとがあるが、通常、マルチフィラメントが用いられる。フィラメントの材質は特に限定されず、各種の合成樹脂を用いてなるフィラメントを使用することができる。合成樹脂としては、ナイロン6、ナイロン66等のポリアミド系樹脂、ポリエチレンテレフタレート、ポリブチレンテレフタレート、ポリトリメチレンテレフタレート等のポリエステル系樹脂、ポリアクリル系樹脂、ポリプロピレン等のポリオレフィン系樹脂などが挙げられる。合成樹脂としては、特にポリアミド系樹脂及びポリエステル系樹脂が好ましく、ポリアミド系樹脂がより好ましい。
マルチフィラメント等の合成樹脂フィラメントの繊度は特に限定されない。エアバッグ(1)の種類、及び平面形状、寸法等により、適宜の繊度のマルチフィラメント等を用いることが好ましい。繊度は235〜700dtexとすることができ、特に350〜470dtexであることが好ましい。合成樹脂フィラメントの繊度が235〜700dtexであれば、収納のために丸めてロール状にすることが容易なエアバッグ(1)とすることができる。また、エア漏れを十分に抑えることができる閉部(13)を形成することもできる。
また、マルチフィラメントの場合、このマルチフィラメントを構成するフィラメント数は特に限定されず、その繊度等によって設定することができる。フィラメント数は、36〜200本、特に72〜144本であることが好ましい。
[5]エアバッグの種類
本発明のエアバッグ(1)の種類は特に限定されない。例えば、カーテンシールドエアバッグ、運転席エアバッグ、助手席エアバッグ、サイドエアバッグ、ニーエアバッグ及びITSヘッド・エアバッグ等の各種の車両用エアバッグが挙げられる。また、容易にロール状に丸めることができる本発明のエアバッグ(1)は、特に、大型であって、ロール状に丸められてフロントピラーからルーフサイド部に収納されるカーテンシールドエアバッグ(1)として好適である。
以下、実施例により本発明を具体的に説明する。
実施例1
ポリアミド製の72本のフィラメントにより構成される繊度470dtexのマルチフィラメントを使用し、図1のように、平面形状が略長方形の袋織カーテンシールドエアバッグ1を製造した。製品寸法は横方向が1800mm、縦方向が400mm(エア導入口17等の凸状部は含まない。)である。膨張部3は袋織組織であり、一面側及び他面側の各々の織布は平織組織とした。また、平織の組織は1/1組織とした。
また、非膨張部5の帯状の第1領域7は、3/3平織組織(袋織組織でない織物組織からなる領域11となる。)と、袋織組織(袋織の組織は1/1組織であり、袋織組織からなる領域15となる。)とが混在する織物組織とした。一方、非膨張部5の帯状の第2領域9は、袋織組織(袋織の組織は1/1である。)とした。更に、帯状の第1領域7及び帯状の第2領域9の各々の糸本数は、それぞれ24本とした。尚、閉部13は、膨張部3の側から1/1組織及び2/2組織の平織組織とした。
上述のようにして作製した袋織エアバッグ1の縦方向及び横方向の剛軟度を、JIS L 1096のA法(カンチレバー法)により測定した。その結果、縦方向は102.8mm、横方向は119.8mmであった。このように、横方向の剛軟度が縦方向と比べて大きく、縦横の剛軟度の差は17.0mmであった。
実施例2
非膨張部5の帯状の第2領域9の袋織組織の糸本数を12本とした他は、実施例1と同様にして袋織エアバッグ1を作製した。また、実施例1と同様の方法で剛軟度を測定した。その結果、縦方向は104.7mm、横方向は120.2mmであった。このように、横方向の剛軟度が縦方向と比べて大きく、縦横の剛軟度の差は15.5mmであった。
実施例3
非膨張部5の帯状の第1領域7を、2/2平織組織からなる領域11と袋織組織(袋織の組織は1/1である。)からなる領域15とが混在する織物組織とした他は、実施例1と同様にして袋織エアバッグ1を作製した。また、実施例1と同様の方法で剛軟度を測定した。その結果、縦方向は104.7mm、横方向は140.4mmであった。このように、横方向の剛軟度が縦方向と比べて大きく、縦横の剛軟度の差は35.8mmであった。
実施例4
非膨張部5の帯状の第2領域9の袋織組織の糸本数を12本とした他は、実施例3と同様にして袋織エアバッグ1を作製した。また、実施例1と同様の方法で剛軟度を測定した。その結果、縦方向は113.9mm、横方向は146.8mmであった。このように、横方向の剛軟度が縦方向と比べて大きく、縦横の剛軟度の差は32.8mmであった。
以上、実施例1〜4の第1領域7及び第2領域9の各々の織物組織と糸本数、並びに縦方向及び横方向のそれぞれの剛軟度と縦横の剛軟度の差を表1にまとめて記載する。
Figure 2014240261
実施例の効果
本実施例の袋織エアバッグ1では、非膨張部5が、平織組織からなる領域11及び袋織組織からなる領域15を備える帯状の第1領域7と、袋織組織からなる帯状の第2領域9とを有する。そして、第1領域7と第2領域9とが袋織エアバッグ1の横方向に交互に配されている。また、第1領域7と第2領域9とは袋織エアバッグ1の縦方向に延びる形態とされている。そして、表1からも明らかなとおり、丸められる縦方向と比べて横方向の剛軟度が大きい。更に、実施例1〜4のいずれの場合も、収納するためロール状に丸めたときに、剛軟度の大きい横方向には変形したり、捩れたりし難く、剛軟度の小さい縦方向に容易に効率よくロール状に丸めることができた。このように、本発明のエアバッグ1は収納性に優れていることが分かった。
尚、本発明においては、前記の実施例に限られず、目的、用途に応じて本発明の範囲内で種々変更した実施例とすることができる。例えば、非膨張部5の帯状の第1領域7のうちの袋織組織でない織物組織からなる領域11を平織組織としたが、これに限られず、綾織組織等の他の織物組織とすることもできる。また、非膨張部5の帯状の第1領域7の糸本数を24本、帯状の第2領域9の糸本数を24本又は12本としたが、これに限られず、袋織エアバッグ1の縦横の剛軟度、それらの差及びロール状とするときの巻き易さ等を勘案して設定することができる。
また、前述の記載は単に説明を目的とするものでしかなく、本発明を限定するものと解釈されるものではない。本発明を典型的な実施形態を挙げて説明したが、本発明の記述及び図示において使用された文言は、限定的な文言ではなく、説明的および例示的なものであると理解される。ここで詳述したように、その形態において本発明の範囲又は精神から逸脱することなく、添付の特許請求の範囲内で変更が可能である。ここでは、本発明の詳述に特定の構造、材料及び実施形態を参照したが、本発明をここにおける開示事項に限定することを意図するものではなく、寧ろ、本発明は添付の特許請求の範囲内における、機能的に同等の構造、方法、使用の全てに及ぶものとする。
本発明は、車両用のエアバッグの技術分野において利用することができる。特に、ロール状に巻かれて収納されるカーテンシールドエアバッグ等の技術分野において好適に利用することができる。
1;エアバッグ、3;膨張部、5;非膨張部、7;帯状の第1領域、9;帯状の第2領域、11;袋織組織でない織物組織からなる領域、13;閉部、15;袋織組織からなる領域、17;エア導入口、R;ロール状に巻かれる方向(縦方向)、V;ロール状に巻かれる方向と略直行する方向(横方向)。

Claims (2)

  1. ロール状に巻かれて収納されるエアバッグであって、
    膨張部と非膨張部とを有し、
    前記非膨張部には、帯状の第1領域と帯状の第2領域とが交互に配されており、
    前記第1領域は、n×m組織(但し、n及びmはそれぞれ独立に1〜5の整数である。)のうちの少なくとも1種の組織であって、袋織組織でない織物組織からなる領域を備え、
    前記第2領域は袋織組織からなり、
    前記第1領域及び前記第2領域は、ロール状に巻かれる方向に延びる形態とされていることを特徴とするエアバッグ。
  2. 前記第1領域は、更に袋織組織からなる領域を有する請求項1に記載のエアバッグ。
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