JP2017525135A - 冷却アレイを有している集積回路 - Google Patents

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Abstract

本発明は、集積回路を形成する少なくとも1つのマイクロ電子素子の実現のためのドープされている区別されている複数の領域を有している誘電体基板、および冷却アレイを形成している少なくとも1つの熱電要素からなる、好ましくはマイクロプロセッサまたは冷却装置のための、集積回路冷却アレイに関する。上記冷却アレイは、上記熱電要素(1)が、少なくとも1つの第1の接触領域、少なくとも1つの第2の接触領域、ならびに少なくとも1つの冷却部を備えており、当該冷却部が、少なくとも1つの熱素子(29)からなり、かつ上記第1の接触領域および第2の接触領域の間に配置されており、当該熱素子(29)が、制御ユニットを介して上記第1の接触領域および第2の接触領域によって電圧を供給されており、当該熱素子(29)が、少なくとも1つのドープされている層および第2のドープされている層からなり、これらの層は、ブリッジ素子(53、58、59、73、83、84、92)が、上記第1のドープされている層および/または上記第2のドープされている層の上ぼ一部にのみ載っているように、当該ブリッジ素子(53、58、59、73、83、84、92)によって接続されていることを特徴とする。集積回路の内部からの十分に自由な熱流量が保証されているので、本発明に係る冷却アレイによって、小型のおよび/またはより効率的な集積回路が実現され得る。

Description

発明の詳細な説明
本発明は、冷却アレイを形成する少なくとも1つの熱電要素の実現のためのドープされた区別されている複数の領域を有している絶縁性基板からなる、好ましくはマイクロプロセッサまたは冷却装置ための、集積回路冷却アレイに関する。さらに、熱電要素は、上記集積回路冷却アレイによって冷却される基板上または基板内に形成され得る。
好ましくはマイクロプロセッサのための、集積回路は、誘電媒体からなる基板上に特定の設計および形成順序において配置されている金属、半導体または誘電媒体の複数の層の複雑な配列物から、一般的になる。そのように非常に限られた空間において電子回路を実現する選択肢が、層の組成およびドーピングにとっての異なる方法を含んでいる半導体技術に起因して、存在する。これらの方法を用いることによって、サブミクロンのレベルにおいて明確な厚さおよび明確な形状の層、ならびに明確なドーピングを生じること。スパッタ堆積の方法、ビーム堆積、蒸気被覆、イオンめっき(物理的な蒸着)、化学蒸着、電気蒸着、イオンプランテーション、中性子核変換ドーピングおよび拡散ドーピングの方法が、ここに挙げられる。
このようにして、非常に限られた空間において高度に複雑な電子回路を生成することが可能になるが;電子回路の性能の向上につれて、電力消費も上昇する。上昇した電力消費は、その代償として集積回路のマイクロ電子素子の上昇した熱放射、および必然的にマイクロ電子素子の全体的な熱生成をともなう。しかし、集積回路から放射される熱は、マイクロ電子素子に害を及ぼし、ときに持続性でさえあり得る臨界温度に達するとき、それらの機能的な能力の損失さえ生じ得る。したがって、集積回路の性能およびしたがってその複雑さが低減されなければならないか、または集積回路の能動的な冷却が生じなければならない。能動的な冷却システムをともなって、特に小型の、非常に効率的な集積回路の両方が実現され得る。しかし、集積回路において生じる熱が、その表面に達する前に集積回路を通過しなければならないので、集積回路の電力消費および複雑さは、能動的な冷却システムを用いてさえ制限されている。
集積回路の内部における能動的な冷却は、従来技術に係るいわゆるペルチェ素子の使用によって可能である。ペルチェ素子は、変化する導電性を有している2つの要素からなる熱素子の直列素子である。両方の要素は、導電性のいわゆるブリッジによって接続されている。2つの熱素子のそれぞれはまた、それぞれのブリッジがペルチェ素子の第1の要素ならびに第2の要素または隣接する熱素子の間に電気接続をもたらすように、ブリッジによって接続されている。2つの要素は、一般的に、nドーピングされている半導体材料およびpドープされている半導体材料である。これらの2つの要素は、しばしば主に金属製のブリッジによって電気的に接続されている。pドープされている半導体材料の伝導帯のエネルギー準位が、nドープされている同一の半導体材料の伝導帯のエネルギー準位と異なるので、電子が第1の要素から第2の要素、またはその逆に進むかに依存して、電子が上記要素の一方から他方に進むときに、熱エネルギーは周囲から吸収されるか、または熱エネルギーは周囲に放出される。
したがって、電流フローの間に、ブリッジおよび要素の間にある接触領域から、周囲への熱の放出、または周囲からの熱の吸収が、生じ、その結果として、熱輸送の方向は、第1および第2の要素の材料、ならびに電流フローの方向に依存する。周囲は、集積回路およびさらなるマイクロ電子要素の埋め込み材料によって形成されている。
ペルチェ素子のより温かい側から放出される熱は、外部の冷却システム(例えば、ペルチェ素子に配置されている冷却装置およびファン)の補助によって分散されなければならない。ペルチェ素子が集積回路内に配置されている場合、憎悪は、熱チャネルを通して集積回路の表面に運ばれ得、それから分散され得る。
ペルチェ素子を介して集積回路内に実現され得るこの冷却システムにもかかわらず、集積回路の電力消費および複雑さは、限られている。これは、集積回路の内部から外部への、単位時間ごとの十分な熱の拡散に対する制限、または向上された冷却レベルによって選択的(すなわち局所的)に低下され得ない局所的な熱のスパイクの発生に起因し得る。
米国特許出願2009/0321909A1は、層構造および冷却アレイを有している集積回路を開示している。当該集積回路は、当該集積回路を構成しているマイクロ電子要素を特徴づけている2つの層を備えている。ペルチェ素子は、上記集積回路の一部の領域を冷却するために、複数の上記層の少なくとも一方に配置されている。
さらなる米国特許出願2006/0102223A1は、格子状の表面を有している絶縁材料から作製されている基板、および当該基板の高所に配置されている複数の熱電素子を備えている集積回路のための冷却アレイを開示している。ここで、熱電素子の1つの要素が、nドープされており、高所の一方の側に配置されており、第2の熱電素子は、pドープされており、高所の他方の側に配置されている。両方の要素は、それぞれの酵素の頂部に配置されている金属ブリッジによって接続されている。2か所の高所の間に、金属ブリッジは、第1の要素および第2の要素のそれぞれを電気的に接続するために配置されている。
英国特許出願2364439Aは、基板、当該基板上に配置されている集積回路、および当該基板の背面に配置されている当該集積回路を冷却するための熱電冷却アレイを備えている半導体チップを開示している。冷却アレイはペルチェ素子である。
最後に、米国特許出願201370255741A1は、埋め込まれている熱交換体および埋め込まれている熱電冷却アレイを有している集積回路を開示している。ここで上記、熱交換体は、上記熱電冷却アレイと結合されているヒートシンク部によって特徴付けられている。
この背景に対して、本発明のひとまずの目的は、向上した熱拡散、および冷却されるべき(複数の)要素(例えば、同一基板に実現されている複数のマイクロ電子要素)が、選択的かつ局所的に冷却され得る事実に起因して、従来技術と比べてより顕著に小型であり得る集積回路冷却アレイを示すことである。本発明のさらなる目的は、できる限り小さい消費電力を用いて、集積回路のマイクロ電子要素の向上した冷却を実現することである。
この目的を実現するために、熱電要素が、少なくとも第1の接触領域、少なくとも第2の接触領域、および少なくとも1つの冷却部を備えていることが意図されている。ここで、で、上記冷却物は、上記第1の接触領域および第2の接触領域の間に配置されており、制御ユニットを介して電圧を供給されている少なくとも1つの熱素子からなる。ここで、上記熱素子は、上記第1のドープされている層および/または第2のドープされている層に部分的にのみブリッジ要素が置かれているようにブリッジ要素によって接続されている少なくとも1つの第1のドープされた層および少なくとも1つの第2のドープされた層からなる。
本発明の複数の実施形態のさらなる利点は、従属請求項に特徴づけられている。
本発明によれば、上記熱電要素は、少なくとも1つの第1の接触領域および少なくとも1つの第2の接触領域を備えている。少なくとも1つの冷却部は、これらの接触領域の間に配置されている。上記冷却部は、少なくとも1つの熱素子からなる。上記熱素子は、ブリッジ素子によって電気的に接続されている第1のドープされている層および第2のドープされている層からなる。上記ブリッジ素子は、上記第1のドープされている層および/または第2のドープされている層に部分的にのみ置かれているように配置されている。
上記冷却部は、制御ユニットを介して上記第1の接触領域および第2の接触領域を通って供給され得る。冷却部がいくつかの熱素子からなる場合、隣接する複数の熱素子はまた、互いにブリッジ素子によって電気的に接続されている。
好ましくは、上記第1のドープされている層は、nドープされている半導体層であり、上記第2のドープされている層は、pドープされている半導体層であり、ここで逆の配列が可能である。そのような冷却アレイは、上記熱素子の上記ブリッジが、上記第1のドープされている層もしくは第2のドープされている層のいずれか、または両方の層に部分的にのみ置かれていることを特徴とする。したがって、それは、1つ以上のそのような熱素子からなる熱電要素の熱伝導の操作を、必須の「チップ設計」の変更を必要とせずに、可能にする。ブリッジ素子およびドープされている層の間において最小化されている接触領域は、このようにして、当該接触領域における電流密度の上昇、したがって、当該接触領域における熱吸収または熱放出の増大を生じる。このようにして、冷却能力は、ある集積回路における熱放出の空間的な分布だけでなく、上記冷却アレイのより小さい電力需要を可能にする熱放出の強度に対して調整され得る。
本発明の集積回路冷却アレイによれば、上記第1または第2のドープされている層xにに置かれているブリッジ素子(53、58、59、73、83、84、92)の部分の長さ、上記第1または第2のドープされている層yの長さ、ならびに上記第1または第2のドープされている層zの幅は、0.2≦x/y≦0.5およびz≧xの条件を満たす。yおよびzは、例えば、1μm〜1cmの間の範囲にあり得る。より小さい寸法は、作製により困難であり、したがってより効果であるが、同じように可能である。より大きい寸法はまた、可能である。x、yおよびzの寸法は、上記集積回路冷却アレイの目的にしたがって選択され得、主要な特徴は、単位面積あたりの冷却電力、および冷却電力の分布である。したがって、x、yおよびzの値は、上記条件が満たされる限り、熱電要素内において変わり得る。
上記少なくとも1つの熱電要素は、上記基板上または基板内に配置され得る。上記基板上に配置されている熱電要素は、上記集積回路から周囲の大気または冷却装置に放出される熱を通過させ得る。上記基板内に配置されている熱電要素は、上記集積回路の内部からその表面への熱の輸送に役立つ。
好ましくは、熱電要素の冷却部は、上記第1および第2の接触領域のそれぞれの間において直列に接続されているいくつかの熱素子、および/または上記第1および第2の接触領域の間において直列にそれぞれ接続されており、さらなる熱素子が個々の熱素子と並列に少なくとも部分的に接続されているいくつかの熱素子からなる。複数の熱素子のそのような直列接続によれば、熱素子の上記第1のドープされている層および第2のドープされている層は、ブリッジ素子によって接続されている。さらに、熱素子の上記第1のドープされている層は、隣接する熱素子の上記第2のドープされている層に対して、さらなるブリッジ素子によって接続されており、上記第2のドープされている層は、隣接する他の熱素子と、さらなるブリッジ素子によって接続されている。この場合に、複数の熱素子のそのような直列接続の個々の複数の熱素子が、個々のさらなる複数の熱素子と並列に接続されていることが、意図され得る。後者は、冷却能力の局所的な向上に役立つ。
上記ブリッジ素子ならびに上記第1および第2のドープされている層の間における上記接触領域は、大きさについて互いに異なることが、意図され得る。この実施形態において、上記ブリッジ素子は、上記第1のドープされている層および第2のドープされている層に部部的にのみ置かれているだけでなく、上記第1のドープされている層の上記接触領域は、上記第2のドープされている層の上記接触領域と、それらの大きさについて異なる。複数の上記接触領域の大きさは、熱素子から熱素子まで変化し得る(すなわち、1つの冷却部内において、すべての接触領域が異なる大きさを有し得る)。ここで、冷却部に沿った上記接触領域の大きさは、連続的に増大し得るか、または周期的に形成され得る。
好ましくは、互いにほぼ隣接して基板内に配置されているか、および/または互いの上に配置されているか、および/またはいくつかの隣接する熱電要素が基板上に配置されているいくつかの熱電要素が、存在する。互いにほぼ隣接して配置されている熱電要素は、面積の全体に渡る冷却能力の分布を可能にする。互いの上に配置されている熱電素子は、上記集積回路の内部からその表面への、放出された熱の向上された輸送を可能にする。上記集積回路の表面の冷却は、上記基板上に互いにほぼ隣接して配置されている熱電素子を介して実現され得る。ここで、当該熱電素子は、必要に応じて冷却装置と接触し得る。熱電素子のそれぞれは、以上に詳述されている通り、第2の接触領域および2つの接触領域の間に配置されている少なくとも1つの冷却部を備えている。ここで、当該冷却部は、少なくとも1つの、好ましくは直列に接続されているいくつかの熱素子からなる。当該いくつかの熱素子は、局所的に選択的な冷却を可能にするために、基板の異なる高さまたは互いに同じ高さに配置され得る。
本発明の特定の実施形態において、上記基板内のより低い位置における少なくとも1つの熱素子、および当該基板内のより高い位置における1つの熱素子は、熱チャネルによって接続されていることが意図され得る。そのような熱チャネルは、熱素子によって放出される熱の拡散を可能にし、所望されない電流を防ぐための誘電媒体、または金属が熱について特に伝導性であるので、迅速な熱輸送を実現するための金属から、一般的になる。後者の場合に、上記熱チャネルは、当然、所望されない短絡を防ぐように設計されなければならない。
さらに、その第1および第2の接触領域が永続的または切替え可能なVIA接続によって接続されているいくつかの熱電要素が互いの上に配置されていることが意図され得る。ここで、VIA接続の切替えは、上記制御ユニットを介して生じる。VIA(=Vertical Interconnect Access)は、集積回路の2つの高さの間における電気接続である。そのようなVIA接続は、永続的であり得る(すなわち、上記集積回路の全体にわたって縦に伸びている回路パスとして設計されている)か、または切替え可能であり得る(すなわち、トランジスタまたは他の切替え可能な要素を含んでいることによって)。上記集積回路を通る熱輸送は、したがって、上記制御ユニットによって調節され得、同時に上記冷却アレイの電力需要が、要求にしたがってオンまたはオフに切替えられ得る選択される熱電要素のために、最適化され得る。
好ましい実施形態において、いくつかの冷却部は、上記第1および第2の接触領域の間において平行に広がるように配置されている。それによって、冷却部のそれぞれは、他方と独立して、電圧を供給し得る。さらに、少なくとも2つの冷却部は、互いに対して水平角αにおいて広がっているか、少なくとも2つの冷却部は、周期的に入れ替わる距離を置いて互いに配置されている。互いにほぼ隣接して配置されている冷却部は、特定の領域の全体にわたる冷却能力分布を可能にする。熱素子の上記第1および第2のドープされている層に部分的に置かれているブリッジの特徴によって、より高い冷却能力を有している領域およびより低い冷却能力を有している領域は、1つの冷却部に沿って実現され得る。冷却能力は、複数の冷却部の間におけるより長い距離を有している領域より、冷却部の間におけるより小さい距離を有している領域において大きいので、高いにある角度において広がっている冷却部の補助によって、局所的に高い冷却能力が、さらに実現され得る。また、局所的に向上された冷却能力は、周期的に変化する距離を置いて互いに配置されている1つ以上の冷却部によって実現され得る。異なる冷却部の熱素子の間における最小の距離の領域は、常に、最も高い冷却能力を有している領域である。
冷却部の2つの熱素子の間、または2つの冷却部の間、または2つの冷却部の2つの部分の間における水平角は、5°〜85°、好ましくは30°〜40°、特に好ましくは10°〜20°にある。
さらに、熱要素のいくつかの熱素子または冷却部は、上記基板において互いの上に配置されていることが意図され得る。熱電要素は、したがって、基板の高さにまで下げられている必要は必ずしもないが、基板のいくつかの高さに伸び得るか、または基板のいくつかの高さに及び得る。
上記冷却アレイは、熱電要素が、第1の接触領域および第2の接触領域を含んでおり、ここで、少なくとも1つの冷却部のそれぞれが、上記第1の接触領域および第2の接触領域の間に配置されているように、さらに設計され得る。上記第1の接触領域は、したがって、いくつかの第2の接触領域によって囲まれ得、ここで、少なくとも1つの冷却部は、当該第1の接触領域、およびそれぞれの当該第2の接触領域の間に配置されている。一実施形態によれば、いくつかの冷却部は、星型形状における上記第1の接触領域から、第2の領域、または当該第1の接触領域を囲んでいるいくつかの第2の接触領域まで伸びている。
冷却能力を監視し、かつ制御するために、(局所の)冷却能力を調節するために上記制御ユニットと相互作用している温度センサが、異なる位置にある少なくとも2つの冷却部の間に配置され得る。冷却能力を単に監視することは、上記温度センサを用いても可能である。上記冷却アレイおよび温度センサの上述した実施形態の補助によって、位置および冷却能力について最適化されている、冷却能力の効率的な調節(同時に電力需要を最適化する)が、実現され得る。
上記制御ユニットは、いくつかの熱電要素の1つ、またはいくつかの冷却部の1つに選択的に電圧を供給するための回路素子を備えていることが、さらに意図され得る。そのよぷな切替え素子はまた、個々の熱電要素または個々の冷却部をオンまたはオフに切替えることによる局所的に選択的な冷却能力を可能にする。
好ましい実施形態において、上記制御ユニットは、ブロッキングダイオードを介して上記熱電要素に電圧を供給するトランジスタを備えているか、または他の熱電要素に関して同時にか、または時差的に、ブロッキングダイオードを介して熱電要素に電圧をそれぞれが供給する、並列に接続されているいくつかのトランジスタを備えている。そのような制御ユニットは、局所的および一時的な冷却能力のの効率的な調節を可能にする。さらに、上記制御ユニットはまた、存在する切替え可能なVI接続を、互いに独立して、オンまたはオフに切替え得る。
上記制御ユニットは、高周波パルス生成器および制御ユニットを有している、パルス生成器によって始動され得るプログラム可能な装置を備えている。ここで、少なくとも2つの熱電要素の間におけるVIA接続は、計数ユニットの計数値に関連して、上記制御ユニットによって切替えられる。したがって、例えば、周期的な起動(すなわち、1つ以上の冷却要素または冷却部への電圧供給)が可能な、冷却能力の時限制御が、可能である。
従来技術に基づく一実施形態において、熱素子の上記第1のドープされている層は、nドープされている層(特にnドープされている半導体材料から作製されている)であり、上記第2のドープされている層は、pドープされている層(特にpドープされている半導体材料から作製されている)である。上記半導体材料は、ガリウムヒ素または炭化ケイ素であり得る。ブリッジ素子は、高濃度にドープされているポリシリコン、金属または金属合金からなる。
本発明に係る上記集積回路のさらなる実施形態において、熱電要素のより温かい側に隣接して配置されている少なくとも1つのシールド層が存在し得る。ここで、当該シールド層は、絶縁基板および熱電要素のより温かい側の間における電気接続を防止する。上記シールド層は、電気絶縁材料を含み得る。ここで、絶縁材料は、high−k誘電媒体および/またはlow−k誘電媒体(特に、二酸化ケイ素、AgO、TiO、HfOまたはNl)からなる。
さらに、本発明に係る上記回路は、熱電要素のより冷たい側に対して少なくとも1つのブリッジ素子を接触させており、熱伝導性材料からなる少なくとも1つの冷却層を特徴とし得る。熱電素子の冷却能力は、そのような冷却層の補助によってより良好に分配される。
本発明の特定の実施形態において、上記集積回路は、熱電要素の間、および/または1つ以上の熱電要素の冷却部の間、および/または冷却部のより温かい側もしくはより冷たい側に配置されている少なくとも1つの機能的ユニットを備えていることが意図され得る。
上記機能的ユニットは、
−センサ、特に熱センサまたは光センサ、
−整流器、特にダイオード、
−切替え素子、特にトランジスタ、好ましくはMOSFET(IGFET、NMOS、PMOS、VMOSのような)、
−制御素子、
−プログラム可能なデバイス、特にマイクロプロセッサ、マイクロコントローラまたはプログラム可能なロジック(FPGAまたはPLDのような)、
−記憶素子(DRAM、ROM、SRAMのような)、
−ソーラーパネル、
−レーザーダイオード、
−発光ダイオード、
−マイクロストリップ
を備え得る。
そのような機能的ユニットは、集積回路を形成している上記のマイクロ電子要素からなるが、上記集積回路内の特定の機能性にすでに特徴づけられている。
本発明に係る上記集積回路は、0.5pA〜500mA、特に1mA〜200mA、好ましくは20μA〜120μA、特に好ましくは10pA〜1mAの合計の電流のために設計されている。
さらに、上記熱電要素の間の距離を決定する中間層は、上記基板において互いの上に配置されている熱電要素の間に配置されていることが意図され得る。この距離は、好ましくは5nm〜12nmにある。
さらに、上記第1および第2のドープされている層およびブリッジ素子は、接着層によって基板と接続されていることが可能である。同様に、いくつかの熱素子を備えている冷却部を用いて、上記第1のドープされている層、第2のドープされている層、およびブリッジ素子は、接着層によって上記基板と接続されている。そのような接着層は、個々の層の分離を防ぐ。接着層は、固体材料から作製されている中間層である。
特定の実施形態において、熱電要素は、上記基板上、または上記基板の上層の1つに配置されていることが可能である。ここで、上記集積回路の上記熱電要素によって生成された熱は、電圧の発生に使用される。この実施形態において、熱電要素は、上記基板上、または上記基板の上層に配置されており、当該熱電要素は、ペルチェ素子として使用されないので、上記集積回路の能動的な冷却に役立つが、熱電式発電器として使用される(すなわち、上記集積回路の無駄な熱によって生じる温度差を電圧に変換する(ゼーベック効果))。このようにして生じた電圧は、上記熱電要素の駆動または上記制御ユニットの駆動に寄与し得る。
これ以降に与えられている説明に加えて、その開示の全体が明細書に組み込まれる科学上の刊行物"Performance of Novel Thermoelectric Cooling Module Depending on Geometrical Factors", Journal of Electronic Materials, Vol. 44, No. 6および"Influence of Geometrical Factors on Performance of Thermoelelctric Material Using Numerical Methods" Journal of Electronic Materials, Vol. 44, No. 6に対する言及がなされている。
本発明は図面の補助によってさらに説明されている。
図1は、2つの冷却素子を有している集積回路の熱電要素のための回路図を
図2は、熱電要素の考えられる取り付け位置の、断面視したときの模式図を
図3は、冷却フローの温度−時間図を
図4は、熱電要素および冷却素子の個々の要素の模式図を
図5は、2つの冷却素子を有している第1の実施形態の層構成を
図6は、3つの冷却要素を有している層構成を
図7は、熱電式発現装置としての、2つの冷却素子を有している層構成を
図8は、合計4つの冷却素子を有している第4の実施形態の層構成を示している。
図1は、熱電要素1の組立品に関する個々の要素の回路図を示している。トリガーユニット2は、トリガーライン3を介して2つのトランジスタ4に接続されており、そこでトリガーユニット2及びトランジスタ4は、電圧供給によって正の電位5が供給される。トリガーユニット2及びトランジスタ4は、制御ユニットの部分である。トランジスタ4の出力側で、ライン6は、2つの保護ダイオード7、8を通過して、各々が冷却素子15へと分岐している。冷却素子15は、熱電要素の熱素子または冷却部分である。保護ダイオード7、8は、例えば、ショットキー保護ダイオードよりなっていてもよく、電流の流れを冷却素子15の方向に導くものであってもよい。両方の冷却素子15は、一方側でゼロ電位に接続されており、他方側の2つの保護ダイオード7、8を介してトランジスタ4によって電圧が供給されてもよい。
電圧供給により、冷却素子15は、マイクロ電子素子の冷却、例えばマイクロプロセッサの冷却のために、冷却を生じさせる。このような理由で、回路図の全ての要素は、付加的に集積回路に集積されることが意図される。この集積は少なくとも1回、生じてもよく、好ましくは、図4から図8の実施態様によれば、数回生じてもよい。冷却の発生は、本質的に知られるように、ペルチェ効果の結果として生じる。ペルチェ効果の基本は、異なるエネルギーレベルの伝導帯を有する2つの材料、特に、一方側のpドープされた半導体材料と、他方側のnドープされた半導体材料の接触であり、それらはブリッジ素子によって電気的に接続されている。次々と配置されているこれらの半導体材料の2つの接触点を通って電気が一旦流れると、隣接する半導体材料のエネルギー的により高い伝導帯へ電子を輸送するために熱エネルギーが接触点の一つにおいて吸収されなければならず、その結果、冷却効果が生じる。他の接触点において、電子はより高いエネルギーレベルからより低いエネルギーレベルと落下し、その結果、この場合には、電子がnドープされた半導体からpドープされた半導体に移る箇所で冷却が生じる。
図2は、集積回路10の概略的な斜視図を示しており、その中にはマイクロプロセッサの構造、または類似の要素が集積されている。マイクロプロセッサの高電力消費により、例えば、相当な量の熱発生により、その結果、冷却システム及びファンを介するだけではなく、さらに集積回路10内で、完全な集積回路10の付加的な冷却が生じる。それゆえに当面の発明は、少なくとも1つの冷却素子15を有する少なくとも1つのさらなる熱電素子1を集積回路10に集積することを表しており、それは、集積回路の個々の層の間に配置されるか、または、集積回路10の最低位置または最高位置に配置される。しかしながら、いくつかの熱電要素1を集積回路において個々の要素の直下に置く可能性もあり、例えば、上記集積回路が、いくつかの平行に延びているマイクロプロセッサよりなり、それらが対応する制御ロジックによって一時的にスイッチオン及びスイッチオフされる場合、例えば、温度の著しい上昇が生じ、一部がシャットダウンするか、必要であれば、冷却が要求される場合である。それゆえに、マイクロプロセッサが集積回路10において複合配置で集積されると、各々の個々のマイクロプロセッサはそのような熱電要素1に帰属され、そこで、単純な構造を特徴としてもよいが、図4から図8に従ってより複雑に構造化されていてもよい。図2は単に、概略図において熱電要素1の1つの位置を点線で示しているだけであるが、それは任意に選択されたものであってもよく、集積回路10内で任意に変えられてもよい。
図3は、冷却素子15に関する典型的な冷却流の温度−時間図を示している。冷却素子15の温度は、温度がさらに約15°の値で安定するまで、0°よりも高い温度から、−30°程度の低さまで低下する。極度の冷却温度の利点を得るために、活性期において、冷却素子15だけに、温度−30°に達するときの時点xまで、電圧が供給される。冷却素子15はそれから休止期へと移されて、一方で、冷却効果を繰り返して使用するために、第2の、または1つのさらなる冷却素子15に、次々と電力が供給される。いくつかの個々の冷却素子15を使用することで、活性期の間の最大温度の低下が集積回路の冷却に使用され、一方で、冷却素子15は、休止期17の間は周囲の温度に適応する。いくつかの冷却素子15がそのような方法で使用される限り、−15°より低い冷却を実現するために、冷却素子15の温度調整の代わりに、連続的な冷却が達成され得る。
図4は、本発明に係る、少なくとも1つの冷却素子15を有する熱電要素1の組立の概略図を示しており、それは例えばマイクロプロセッサのような集積回路内で実現化される。図4の熱素子29は、図1の冷却素子15に相当する。電圧を加えるために、第1の接触領域20が形成され、それには通常の環境下で正の電圧が供給される。他方で、第2の接触領域21はゼロ電位に接続され、そこで接触領域21は寸法が決められ、その結果、冷却素子15の接触が可能となる。集積回路内の熱電要素1は第1の接触領域22よりなり、それはゼロ電位に対する接触として生じさせられ、冷却部27、28、30、31、32を特徴としている。電圧供給は、並行して切替えられる2つのトランジスタ24、25によって第1の接触領域20を介して起こり発生し、それらは起動電流を減少させるために、電力供給を同時にまたは連続して切替えられる。さらなる回路素子26を介して電流が妨害されてもよい。電流の妨害は、集積回路の一部が永久に不活性である場合に生じてもよく、または、冷却して温度を下げるために集積回路内において温度が上昇する間、標的とする熱電要素1がスイッチオンされてもよい。そのような熱電要素1内での電流は、第1の接触領域22、冷却部27、28、30、31、32、及び第2の接触領域23を介して生じる。第1の接触領域22は冷却部を介して第2の接触領域23に電気的に接続されており、そこでの3つの異なる接続を図4に示している。
第1の実施態様に関して、第1の接触領域22は、等間隔に配置されたいくつからの平行に延びる冷却部を介して第2の折衝領域23と接続されていてもよく、そこで、個々の冷却部27、28は、熱素子29からなる。冷却部27、28が等間隔で平行に延びる場合、領域の温度の一定の冷却が達成される。さらなるセンサ素子33が個々の冷却部27、28の間に配置されていてもよく、それらは第1の接触領域22への電流の供給を妨害するか、またはそれを引き込むような、目下の温度勾配によるスイッチング過程を誘発する。第1の接触領域22、第2の接触領域23、冷却部27、28、及び熱素子29の配置は、互いに層状に配置されていてもよい。
あるいは、角度αの下で冷却部を配置する可能性もあり、その結果、第1の冷却部28及び第2の冷却部30が存在し、そこで、特定の角度と冷却部28、30間の距離の変化によって、より急速な冷却が第1の接触領域22の近くで達成され、一方で、著しく遅い冷却が、距離の増大によって、特に、第2の接触領域23の近くで生じる。この配置は第2の実施態様を示しており、それは、互いに層状になって、複合配置で配置されていてもよい。
代替的に、2つの熱電冷却部31、32を介して第1の接触領域22に第2の接触領域23を電気的に接続する可能性がある。その場合、2つの冷却部31、32の距離が周期的に変化することによって温度低下の変化が達成される。この実施態様に関して、図4の第3の例を示す。第1の例のように、温度センサ33が第2及び第3の例で使用されてもよく、そこで上記温度センサ33は、制御ユニットを介して冷却部31、32への選択的な電圧供給を許容する。
図5は、層配置における熱要素29の概略図を示しており、そこでは、一般的に、半導体チップにおいて、いくつかの熱素子29は隣同士に配置されていてもよく、及び/または互いに上へと配置されていてもよい。ここで、ペルチェ効果を利用していくつかの熱素子29を介して集積回路のある領域を意図的に冷却するために、ここではさらに、電気的に延びている個々の熱的素子20が、直列または並列に存在する可能性がある。
2つの電気的な接触領域50、51に関して、個々の熱素子29に、さらに熱要素29を並列または直列に接続するか、あるいは電源供給として上記接触領域50、51を使用する可能性がある。ここでは完全な配置が基板52に埋め込まれ、それは複数の類似した熱素子29を保持することが可能であり、さらには、個々のマイクロエレクトロニクス素子、例えばマイクロプロセッサを保持し、そこで、マイクロプロセッサの構成に対する熱素子29の直接的な割り当てが意図されもよく、その結果、多量に熱を放出するそれらの領域において、目標とする冷却が生じてもよい。
第1の上ブリッジ素子53の2つの接触領域50、51に加えて熱素子29が存在し、それは接触領域54、55を介してpドープまたはnドープされた半導体材料と接続されている。pドープされた半導体材料56は、下方のブリッジ素子68を介して第1の接触領域50に接続されており、一方で、nドープされた半導体材料57は、第2の下方のブリッジ素子59を介して第2の電気的な接触領域51に接続されている。電流の方向により半導体材料56、57の逆ドーピングが生じてもよい。熱素子29の各々の個々の要素は、接着層60、61、62、63、64を介して基板52に接続されている。
さらに、この熱素子29の基本的な配置は、独特の特徴を示しており、すなわち、ドープされた半導体材料56、67の両方が、異なる寸法の接触領域54、55を介して上方のブリッジ素子53に接続されており、ドープされた半導体材料56、57の形状に適合させる必要がない。接触領域54、55はもはや、半導体材料56、57を有することによって変化してもよく、上方のブリッジ53に関して、配列の外に配置されていてもよい。ここで、接触領域54、55がより大きいほど、熱輸送はより小さくなるという規則が適用される。放熱は、第1のドープされた半導体材料56の露出領域65、66、または、第2のドープされた半導体材料57のそれぞれの領域67、68を介して生じる。この熱素子29の単純な構造はさらに、より複雑な実施形態の基礎でもある。
図6は、いくつかの熱素子29からなる熱電冷却アレイの組立の概略図を示している。冷却アレイ70はまた、第1の接触領域71及び第2の接触領域72を特徴としており、それは様々な冷却アレイ70を互いに接続するか、または、電圧供給のために使用される。第1のnドープされた半導体材料74及び第2のpドープされた半導体材料75は上方のブリッジ素子73を介して接続されており、そこで、異なるサイズの接触領域76、66を介して接続が生じる。この原因は、より小さい接触領域76を通る電流を考慮した場合には、より熱が放出され、すなわち、基板78から放出されなければならず、一方で、より大きな接触領域77は、基板78へとより少ない熱を放出することにある。第1のnドープされた半導体材料はさらに、接触領域79を介して第2のnドープされた半導体材料80に接続されており、一方で、pドープされた半導体材料75は、接触領域81を介して、pドープされた半導体材料82にさらに接続されている。2階段の、列に並んだドープまたはpドープされた半導体材料74、75、80、82によって、より高い冷却能力が達成される。
第1のpドープされた半導体材料74、75に対して、例えばBiTe、BN、TiN、SiGeN、PbTeNが基材として使用され、また同じ材料は、第2のnドープされた半導体材料80、82の基材として使用されてもよい。一般的に、pドープされた半導体材料、及びnドープされた半導体材料に使用されるべき基材は、集積回路冷却アレイの動作温度に依存する。第2のnドープされた半導体材料80、82は、それぞれ下方のブリッジ素子83、84を介して、再度、第1の接触領域71、または、第2の接触領域72に接続されており、その結果、伝導層を通じた電流の流れが達成され得る。下方のブリッジ82、84は、接着層87、88を介して基板78に接続され、一方で、第1のドープされた半導体材料74、75は、接着層89、90を介して接続され、上方のブリッジ素子73は、接着層91を介して基板79に接続されている。ここに示す代替は、さらに、さらなるブリッジ素子92を特徴としており、それは第1のpドープされた半導体材料93及び第2のnドープされた半導体を接続し、それらは接着層95、96、97を介して順番に基板78に接続されている。他の配置とは反対に、これらの第3のドープされた半導体材料93、94の直接的な電気的接触は利用することができない。第3の半導体材料93、94は基板78に埋め込まれ、それは誘電体である。第2のドープされた半導体材料80と第3のドープされた半導体材料93との間の距離Aと、第2のドープされた半導体材料80と第3のドープされた半導体材料93との間の距離Bは等しくないように選択されたものの非常に狭く保たれるため、基板78は、この短い距離に関して、約−30°の間は誘電体であり、したがってさらなる熱素子98の電圧供給が生じる。このように、約−30°で冷却することで、温度の連続的な上昇が結果としてもたらされるにも関わらず、さらなる冷却により、約−30°の温度が長時間に亘って持続され得るということを達成することができる。
図7は、ゼーベック効果による熱電式発電器の配置を図示している。熱電式発電器100は上方のブリッジ素子101よりなり、それは接触領域104、105を介して第1のnドープされた半導体102、及び第1のpドープされた半導体材料103に接続されている。第1のドープされた半導体材料102、103は、第2のnドープされた半導体材料106、及び第2のpドープされた半導体材料107に接続されている。この場合、第1の半導体材料102及び103と、それぞれの第2の半導体材料106、107とは、完全に接触している。第2の半導体材料106、107は、下方のブリッジ要素108を介して第1の接触領域110、及び第2の接触領域111に接続されている。個々の熱電式発電器素子100を接続するために、または、電圧を引くために、再度、接触領域110、111が使用される。下方のブリッジ素子108及び109は、接着層112、113を介して接続され、第2のドープされた半導体材料106、107は、接着層114、115を通じて基板116に接続されており、一方で、上方のブリッジ素子101は、接着層117を介して基板116に接続されている。
図8は、冷却アレイ120を形成するために一緒に組み立てられている、熱素子の複合配置の概略図を示している。第1の熱素子121は、ブリッジ素子122を介して第2の熱素子123に接続されている。各々の個々の熱素子121、123の組立は、図4による熱素子の組立に対応する。第1の接触領域124及び第2の接触領域125を介して電圧供給が生じてもよい。接触領域124、125の両方は、誘電性化合物層126、127を介して2つのさらなる熱素子128、129に接続されており、その結果、熱素子の四重配置を利用可能である。この場合、2つの上方の熱素子121、123は、2つの下方の熱素子128、129のように順番に切替えられる。上方の熱素子121、123はまた、電気的化合物層126、127を介して下方の熱素子128、129と並列に切替られ、その結果、いずれの熱素子121、123、128、129も作動され得ない。この配置の利点は、熱的要素128、129の下方の配置が、対応する冷却によってのみスイッチオンされ、その結果、遅延接続により、より低い開始電流が生じることにある。
4つの熱素子121、123、128、129はすべて基板130に集積されており、各々は接着層を介して基板130に接続されている。
この場合、熱電式発電器100は、集積回路によって生じた廃熱により、さらなる電圧の発生のために使用されなければならない。ゼーベック効果により熱電式発電器100における電圧の発生により得られた廃熱は、集積回路内において、熱素子の供給として使用してもよい。それゆえに、そのような熱電式発電器100は、得られる廃熱を使用するために、集積回路の上方の層に使用されることが好ましい。
(符号の説明)
1 熱電要素
2 トリガーユニット
3 トリガーライン
4 トランジスタ
5 正の電位
6 ライン
7 保護ダイオード
8 保護ダイオード
9 ゼロ電位
10 集積回路
15 冷却素子
17 休止期
20 第1の接触領域
21 第2の接触領域
22 第1の接触領域
23 第2の接触領域
24 トランジスタ
25 トランジスタ
26 回路素子
27 冷却部
28 冷却部
29 熱素子
30 冷却部
31 冷却部
32 冷却部
33 センサ
50 接触領域
51 接触領域
52 基板
53 ブリッジ素子
54 接触領域
55 接触領域
56 半導体材料
57 半導体材料
58 ブリッジ素子
59 ブリッジ素子
60 接着層
61 接着層
62 接着層
63 接着層
64 接着層
65 領域
66 領域
67 領域
68 領域
70 冷却アレイ
71 接触領域
72 接触領域
73 ブリッジ素子
74 半導体材料
75 半導体材料
76 接触領域
77 接触領域
78 基板
79 接触領域
80 半導体材料
81 接触領域
82 半導体材料
83 ブリッジ素子
84 ブリッジ素子
85 接着層
86 接着層
87 接着層
88 接着層
89 接着層
90 接着層
91 接着層
92 ブリッジ素子
93 半導体材料
94 半導体材料
95 接着層
96 接着層
97 接着層
98 熱素子
100 熱電式発電器
101 ブリッジ素子
102 半導体材料
103 半導体材料
104 接触領域
105 接触領域
106 半導体材料
107 半導体材料
108 ブリッジ素子
109 ブリッジ素子
110 接触領域
111 接触領域
112 接着層
113 接着層
114 接着層
115 接着層
116 基板
117 接着層
120 冷却部
121 熱素子
122 ブリッジ素子
123 熱素子
124 接触領域
125 接触領域
126 化合物層
127 化合物層
128 熱素子
129 熱素子
130 基板
A 距離
B 距離
2つの冷却素子を有している集積回路の熱電要素のための回路図である。 熱電要素の考えられる取り付け位置の、断面視したときの模式図である。 冷却フローの温度−時間図である。 熱電要素および冷却素子の個々の要素の模式図である 2つの冷却素子を有している第1の実施形態の層構成を示す図である。 3つの冷却要素を有している層構成を示す図である。 熱電式発現装置としての、2つの冷却素子を有している層構成を示す図である。 合計4つの冷却素子を有している第4の実施形態の層構成を示す図である。

Claims (29)

  1. 冷却アレイを形成する少なくとも1つの熱電要素(1)の実現のためのドープされた区別されている複数の領域を有している誘電体基板からなる、好ましくはマイクロプロセッサまたは冷却装置のための、集積回路冷却アレイであって、
    上記熱電要素は、少なくとも1つの第1の接触領域(22)、少なくとも1つの第2の接触領域(23)、および少なくとも1つの冷却部(27、28、30、31、32)を備えており、
    上記冷却部(27、28、30、31、32)は、上記第1の接触領域(22)と上記第2の接触領域(23)との間に配置されており、かつ少なくとも1つの熱素子(29)からなり、
    上記熱素子(29)は、制御ユニットを介して上記第1の接触領域(22)および第2の接触領域(23)によって電圧が供給されるものであり、
    上記熱素子(29)は、少なくとも1つのドープされた層および少なくとも1つの第2のドープされた層からなり、これらの層は、当該第1のドープされた層および/または当該第2のドープされた層上の一部にのみブリッジ素子(53、58、59、73、83、84、92)が載るように、当該ブリッジ素子(53、58、59、73、83、84、92)によって接続されていることを特徴とする、集積回路冷却アレイ。
  2. 上記ブリッジ素子(53、58、59、73、83、84、92)における上記第1のドープされた層または第2のドープされた層に載っている部分の長さx、上記第1のドープされた層または第2のドープされた層の長さy、および上記第1のドープされた層または第2のドープされた層の幅zが、0.2≦x/y≦0.5、および、z≧xの条件を満たすことを特徴とする、請求項1に記載の集積回路冷却アレイ。
  3. 冷却部(27、28、30、31、32)は、複数の熱素子(29)からなり、当該複数の熱素子(29)はそれぞれ、上記第1の接触領域(22)と上記第2の接触領域(23)との間で直列に接続されている、および/または、
    冷却部(27、28、30、31、32)は、複数の熱素子(29)からなり、当該複数の熱素子(29)はそれぞれ、上記第1の接触領域(22)と上記第2の接触領域(23)との間で直列に接続されており、かつさらなる熱素子(29)が、少なくとも部分的に、各熱素子(29)と並列に接続されていることを特徴とする、請求項1または2に記載の集積回路冷却アレイ。
  4. 上記ブリッジ素子と上記第1のドープされた層および上記第2のドープされた層との間の上記接触領域(51、51、54、55、71、72、76、77、79、81)は、互いにサイズが異なっていることを特徴とする、請求項1〜3の何れか1項に記載の集積回路冷却アレイ。
  5. 上記熱電要素(1)は、上記基板(52、78)上に、または上記基板(52、78)内に配置されていることを特徴とする、請求項1〜4の何れか1項に記載の集積回路冷却アレイ。
  6. 複数の熱電要素(1)が存在し、
    当該複数の熱電要素(1)は、上記基板(52、78)内で、隣同士に、および/もしくは、互いに上へと配置されている、ならびに/または、
    複数の隣接する熱電要素(1)が、上記基板(52、78)上に配置されていることを特徴とする、請求項1〜5の何れか1項に記載の集積回路冷却アレイ。
  7. 複数の熱電要素(1)が互いに上へと配置されており、その第1の接触領域(22)および第2の接触領域(23)は、少なくとも1つの恒久的なまたは切替え可能なVIA接続(Vertical Interconnect Access)によって接続されており、VIA接続の切替えが上記制御ユニットを介して生じることを特徴とする、請求項1〜6の何れか1項に記載の集積回路冷却アレイ。
  8. 複数の冷却部(27、28、30、31、32)が、上記第1の接触領域(22)と上記第2の接触領域(23)との間に平行に延びるように配置されていることを特徴とする、請求項1〜7の何れか1項に記載の集積回路冷却アレイ。
  9. 冷却部(27、28、30、31、32)はそれぞれ、別の冷却部と独立して電圧が供給されるものであることを特徴とする、請求項1〜8の何れか1項に記載の集積回路冷却アレイ。
  10. 少なくとも2つの冷却部(27、28、30、31、32)が存在し、当該少なくとも2つの冷却部(27、28、30、31、32)は、互いに水平角(α)において延びているか、または
    少なくとも2つの冷却部が存在し、当該少なくとも2つの冷却部は、互いに周期的に変化する距離において延びていることを特徴とする、請求項1〜9の何れか1項に記載の集積回路冷却アレイ。
  11. 冷却部(27、28、30、31、32)の2つの熱素子(29)の間、または2つの冷却部(27、28、30、31、32)の間、または2つの冷却部(27、28、30、31、32)の2つのセグメントの間の水平角は、5°から85°の間、好ましくは30°から40°の間、特に好ましくは10°から20°の間であることを特徴とする、請求項1〜10の何れか1項に記載の集積回路冷却アレイ。
  12. 熱電要素(1)の複数の熱素子(29)または複数の冷却部(27、28、30、31、32)が、上記基板(52、78)において互いに上へと配置されていることを特徴とする、請求項1〜11の何れか1項に記載の集積回路冷却アレイ。
  13. 第1の接触領域(22)および複数の第2の接触領域(23)が存在し、少なくとも1つの冷却部(27、28、30、31、32)がそれぞれ、当該第1の接触領域(22)と当該複数の第2の接触領域(23)との間に配置されている、および/または、
    上記第1の接触領域(22)が複数の第2の接触領域(23)によって囲まれており、少なくとも1つの冷却部(27、28、30、31、32)がそれぞれ、当該第1の接触領域(22)と当該第2の接触領域(23)との間に配置されていることを特徴とする、請求項1〜12の何れか1項に記載の集積回路冷却アレイ。
  14. 複数の冷却部(27、28、30、31、32)が、星形構造の形態における上記第1の接触領域(22)から、当該第1の接触領域(22)を囲んでいる第2の接触領域(23)または当該第1の接触領域(22)を囲んでいる複数の第2の接触領域(23)に延びていることを特徴とする、請求項1〜13の何れか1項に記載の集積回路冷却アレイ。
  15. 温度センサ(33)が、上記制御ユニットと相互作用する少なくとも2つの冷却部(27、28、30、31、32)の間に配置されていることを特徴とする、請求項1〜14の何れか1項に記載の集積回路冷却アレイ。
  16. 上記制御ユニットは、複数の熱電要素(1)のうちの1つ、または複数の冷却部(27、28、30、31、32)のうちの1つへの選択的な電圧供給のための回路素子を備えていることを特徴とする、請求項1〜15の何れか1項に記載の集積回路冷却アレイ。
  17. 上記制御ユニットは、トランジスタ(24、25)を備えており、当該トランジスタ(24、25)が、ブロッキングダイオードを介して上記熱電要素に電圧を供給すること、または
    上記制御ユニットは、複数のトランジスタ(24、25)を備えており、当該複数のトランジスタ(24、25)が、並列に接続されており、かつそれぞれがブロッキングダイオードを介して熱電要素に他の熱電要素(1)と同時もしくは時差的に電圧を供給することを特徴とする、請求項1〜16の何れか1項に記載の集積回路冷却アレイ。
  18. 上記制御ユニットは、存在する切替え可能なVIA接続を、互いに独立に切替えることを特徴とする、請求項1〜17の何れか1項に記載の集積回路冷却アレイ。
  19. 上記制御ユニットは、高周波パルス生成器と当該パルス生成器によって起動させることが可能な計数ユニットとを備えるプログラム可能なデバイスを備えており、少なくとも2つの熱電要素(1)の間のVIA接続が、当該制御ユニットによって、当該計数ユニットの計数値と関連して切替えられることを特徴とする、請求項1〜18の何れか1項に記載の集積回路冷却アレイ。
  20. 熱素子(29)の上記第1のドープされた層は、nドープされた層であり、
    熱素子(29)の上記第2のドープされた層は、pドープされた層であることを特徴とする、請求項1〜19の何れか1項に記載の集積回路冷却アレイ。
  21. 上記ブリッジ素子(53、58、59、73、83、84、92)は、高度なポリシリコン、金属または金属合金からなることを特徴とする、請求項1〜20の何れか1項に記載の集積回路冷却アレイ。
  22. 少なくとも1つのシールド層が存在し、当該少なくとも1つのシールド層は、熱電要素(1)の温かい側に隣接するように配置されていることを特徴とする、請求項1〜21の何れか1項に記載の集積回路冷却アレイ。
  23. 上記シールド層は、電気絶縁材料を備えており、当該電気絶縁材料は、high−kおよび/またはlow−k誘電媒体、特に二酸化ケイ素、AgO、TiO、HfOまたはAlからなることを特徴とする、請求項1〜22の何れか1項に記載の集積回路冷却アレイ。
  24. 少なくとも1つの冷却層が存在し、当該少なくとも1つの冷却層は、熱電要素(1)の冷たい側上にある少なくとも1つのブリッジ素子(53、58、59、73、83、84、92)と接触しており、当該少なくとも1つのブリッジ素子(53、58、59、73、83、84、92)は、熱伝導性材料からなることを特徴とする、請求項1〜23の何れか1項に記載の集積回路冷却アレイ。
  25. 上記集積回路は、少なくとも1つの機能的ユニットを備えており、
    当該少なくとも1つの機能的ユニットは、上記熱電要素(1)の間および/もしくは熱電要素(1)の冷却部(27、28、30、31、32)の間に配置されている、ならびに/または、
    当該少なくとも1つの機能的ユニットは、冷却部(27、28、30、31、32)の温かい側もしくは冷たい側に配置されていることを特徴とする、請求項1〜24の何れか1項に記載の集積回路冷却アレイ。
  26. 上記機能的ユニットは、
    −センサ、特に熱センサまたは光センサ、
    −整流器、特にダイオード、
    −スイッチング素子、特にトランジスタ、好ましくはMOSFET(IGFET、NMOS、PMOS、VMOSのような)、
    −制御素子、
    −プログラム可能なデバイス、特にマイクロプロセッサ、マイクロコントローラまたはプログラム可能なロジック(FPGAまたはPLDのような)、
    −記憶素子(DRAM、ROM、SRAMのような)、
    −ソーラーパネル、
    −レーザーダイオード、
    −発光ダイオード、または、
    −マイクロストリップ
    を備えていることを特徴とする、請求項1〜25の何れか1項に記載の集積回路冷却アレイ。
  27. 熱電要素(1)が、上記基板(52、78)上または上記基板(52、78)の上層のうちの1つの中に配置されており、マイクロ電子素子の廃熱が、電圧の発生のために使用されることを特徴とする、請求項1〜26の何れか1項に記載の集積回路冷却アレイ。
  28. 上記集積回路は、0.5pAから500mAの間、特に1mAから200mAの間、好ましくは20μAから120μAの間、特に好ましくは10pAから1μAの間の総電流のために設計されていることを特徴とする、請求項1〜27の何れか1項に記載の集積回路冷却アレイ。
  29. 中間層が、上記基板(52、78)において互いに上へと配置されている熱電要素(1)の間に配置されており、当該中間層が、当該熱電要素(1)の間の距離を定めていることを特徴とする、請求項1〜28の何れか1項に記載の集積回路冷却アレイ。
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