JP2017517653A - 繊維機械および繊維機械を運転する方法 - Google Patents

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Abstract

本発明は、粗糸(2)を製造するのに用いられる繊維機械を運転する方法であって、粗糸製造中に、少なくとも1つの強化手段(3)を用いて、該強化手段に供給されたスライバ(4)から、保護撚りを有する粗糸(2)を製造し、強化手段によって製造された粗糸(2)を、巻取り装置(5)を用いて、巻取り箇所(6)の領域に配置された巻管(7)に巻き取り、巻管(7)に完全にまたは部分的に粗糸(2)が巻成された後で、巻管交換を行い、該巻管交換中に、巻成済みの巻管(7)を前記巻取り箇所(6)から除去し、かつ空の巻管(7)を巻取り箇所(6)の領域に移動させる、方法に関する。本発明によれば、粗糸(2)の製造を、巻管交換中に中断せず、強化手段によって製造された粗糸(2)を巻管交換中に、少なくとも、粗糸(2)が巻管交換によって空の巻管(7)と接触するまでは、巻成済みの巻管(7)に巻き取る。さらに、本発明は、粗糸(2)を製造する繊維機械に関し、本発明の構成では、繊維機械は、該繊維機械を本発明に係る方法のように運転するように構成された、少なくとも1つの制御装置(13)を有している。

Description

本発明は、粗糸を製造するのに用いられる繊維機械を運転する方法であって、粗糸製造中に、少なくとも1つの強化手段を用いて、該強化手段に供給されたスライバから、保護撚りを有する粗糸を製造し、強化手段によって製造された粗糸を、巻取り装置を用いて、巻取り箇所の領域に配置された巻管に巻き取り、巻管に完全にまたは部分的に粗糸が巻成された後で、巻管交換を行い、該巻管交換中に、巻成済みの巻管を巻取り箇所から除去し、かつ空の巻管を巻取り箇所の領域に移動させる、方法に関する。本発明はさらに、粗糸を製造する繊維機械であって、当該繊維機械は、少なくとも1つの強化手段を有していて、該強化手段を用いて、該強化手段に供給されたスライバに保護撚りをかけることができ、当該繊維機械は、少なくとも1つの巻取り装置を有していて、該巻取り装置を用いて、粗糸は巻管に巻取り可能である、繊維機械に関する。
粗糸は、多くの場合延伸によって前処理された(例えばダブリングされた)スライバから製造され、粗糸の個々の繊維が例えばリング精紡機を用いて1本の糸に紡績される、後続の紡績プロセスのための供給物(Vorlage)として働く。後続処理のために必要な強度を粗糸に与えるために、供給されたスライバを粗糸の製造中にドラフト装置(該ドラフト装置は多くの場合相応の繊維機械の一部である)を用いて延伸すること、および次いで保護撚りをかけることが、好ましいことが判明している。上に述べた強度は、巻管への巻取り時もしくは後続の紡績機への供給中における粗糸の裂断を、阻止するのに重要である。かけられた保護撚りはこのとき一方では、個々の巻取り工程もしくは繰出し工程中およびそれぞれの機械型式の間における相応の搬送工程中に、個々の繊維のまとまりが保証されるような強さでなくてはならない。他方においては、保護撚りにもかかわらず、紡績機における粗糸のさらなる処理が可能であることが、保証されねばならず、つまり粗糸は引き続きドラフト可能でなくてはならない。
相応の粗糸を製造するためには、優先的に、いわゆるフライヤが使用されるが、しかしながらフライヤの供給速度は、発生する遠心力に基づいて制限されている。ゆえに既に、フライヤを回避するまたはフライヤの代わりに別の機械型式を使用するという様々な提案がなされている。
特に、これに関連して既に、粗糸を空気紡績機によって製造することも提案されており、このような空気紡績機では、保護撚りは渦空気流によって生ぜしめられる。この場合基本原理は、スライバを、空気紡績ノズルとして形成された強化手段を通して案内することにあり、この強化手段内においては空気渦が生ぜしめられる。この空気渦によって最終的に、供給されたスライバの外側の繊維の一部が、いわゆる巻付き繊維として、互いにほぼ平行に延びる芯繊維から成っていて中心を延びる繊維ストランドの周りに巻き掛けられる。
粗糸製造のための別の方法は、独国特許出願公開第2447715号明細書(DE2447715A1)において開示されている。強化されていないスライバの、この明細書に開示された強化を行う強化手段は、撚りを生ぜしめるのではなく、1つまたは複数のフィラメント糸、好ましくはモノフィラメントのフィラメント糸によるスライバの螺旋状の巻掛けを生ぜしめ、このようなフィラメント糸は、スライバをまとめ、かつスライバに強度を与える。このとき個々のフィラメント糸の螺旋は、同方向に配置されていてもまたは逆方向に配置されていてもよい。好ましくは2つのフィラメント糸が、互いに逆の回転で、もしくは互いに交差するように配置されている。従ってこのようにして生ぜしめられた粗糸はほぼ、平行に配置されたステープルファイバのスライバと、スライバに螺旋状に巻き掛けられた1つまたは複数の極細番手(feintitrig)のフィラメント糸とから成っている。
強化されていないスライバに1つまたは複数のフィラメント糸を巻き付けるためには、種々様々な可能性が存在している。例えば、フィラメント糸を、小径の小さなボビンに装着することができる。次いでフィラメント糸は、位置固定のボビンから引き出され、スライバと一緒に、ボビン軸を通して引っ張られ、このときスライバにはフィラメント糸が巻き付けられ、ボビンから引き出された巻成体の数は、スライバに装着された巻条の数に相当している。また基本的には、強化されていないスライバだけがボビン軸を通して案内されるように、強化手段を構成することも可能であり、これによって巻付き工程をフィラメント糸ボビンの後に移動させることができる。このとき巻付き点は適宜な糸ガイドによって決定されることが望ましい。
粗糸を製造する別の方法が、国際公開第2009/086646号(WO2009/086646A1)に開示されており、この公知の方法は以下のステップを有している:1)好ましくは撚られていない2つのスライバである、スライバを準備し、2)両方のスライバの互いに交互に現れる領域にわたってS撚りおよびZ撚りをかけ、このとき各スライバにおけるS撚りおよびZ撚りの領域を、撚りのない領域によって隔て、3)S撚りおよびZ撚りを備えた両方のスライバを1つの粗糸にまとめ、このとき両方のスライバはその戻り撚り傾向に基づいて自動的に一緒に回転する。
S撚りおよびZ撚りは、例えば、使用される強化手段の2つのエレメントを用いて生ぜしめることができ、両方のエレメントは、各スライバをクランプして保持し、このとき少なくとも1つのエレメント、好ましくは両方のエレメントは、スライバに、相対運動によって該スライバの表面においてスライバ長手方向に対して横方向に、両側において交互に互いに逆向きの撚りをかける。同時に各スライバは、スライバ方向に移動させられる。しかしながらまたS撚りおよびZ撚りは、エアロダイナミック式な、特に空気力式の方法を用いても生ぜしめることができる。
交互に現れるS撚りおよびZ撚りは、さらに撚りのない変化領域によって中断される。同様にS撚りおよびZ撚りを備えた両方のスライバは、最終的に、いわゆる一体化点においてまとめられる。ここにおいてスライバは自動的に一緒に回転し始め、つまりスライバは相互に絡み合う。このいわゆる確定領域(Fachen)は、個々のスライバにおけるS撚りおよびZ撚りを維持するので、それ自体安定する2成分の粗糸が生じる。しかしながら基本的にこのとき注意すべきことは次のことである。すなわちこの場合、第1のスライバにおける撚りのない領域は、第2のスライバの撚りのない領域に対して長手方向においてずらされて配置されることが望ましく、このようになっていると、第1および第2のスライバの撚りのない2つの領域が、出来上がった粗糸において互いに並んで位置することがなくなる。それというのは、粗糸の強度は、主として、両方のスライバの撚りのない領域の位相位置に依存するからである。従って粗糸は、上に述べたように、強化手段を用いて常に、撚りのない領域が位相の外に位置するようにまとめられる。このようにして製造された粗糸は、最終的に、撚りを掛けられていないスライバに比べて高い強度を有しており、この強度は、結局、粗糸をミスドラフト(Fehlverzuege)なしにボビンに巻き取るのにかつボビンから再び繰り出すのに十分である。
しかしながら上に述べた繊維機械もしくは方法には、巻管交換、つまり粗糸を巻成された巻管と空の巻管との交換に問題がある。特に、巻管交換前における強化手段による粗糸製造の従来必要な停止と、巻管交換後に次いで行われる粗糸製造の始動工程とは、繊維機械の生産性を不所望に低下させてしまう。
ゆえに本発明の課題は、可能な限り効果的な巻管交換によって傑出している、粗糸製造に用いられる繊維機械を運転する方法および相応の繊維機械を提供することである。
この課題は、独立請求項に記載の特徴を備えた方法および繊維機械によって解決される。
本発明に係る方法では、粗糸の製造を、巻管交換中に中断せず、強化手段によって製造されたもしくは強化手段から供給された粗糸を、巻管交換中に、少なくとも、粗糸が巻管交換によって空の巻管と接触するまでは、巻成済みの巻管に巻き取る。これによって本発明に係る方法は、粗糸の製造が巻管交換中にも継続されることを提案する。つまり強化手段には、巻管交換中にもスライバ(このスライバは、好ましくは強化手段への進入前に繊維機械のドラフト装置を用いてドラフトされる)が供給され、このスライバには、強化手段において保護撚りがかけられる。このとき粗糸は、巻管交換まで、巻取り箇所の領域に位置する巻管に巻き取られ、巻管交換中に、新しい空の巻管と接触させられ、この空の巻管はこの時点において、好ましくは、なお巻取り装置の、巻取り箇所から間隔をおいた領域に位置している。粗糸が空の巻管と接触する瞬間(またはその直後)に、最終的に粗糸の切断が、巻成済みの巻管と最初は空の巻管との間において行われ、このとき空の巻管は、同時にまたは時間をずらして、巻取り箇所の領域にもたらされる。次いで強化手段から供給された粗糸は、最終的に、新しい巻管に巻き取られ、これによって巻管交換を粗糸の製造停止なしに行うことができる。巻管交換後に巻管取出し箇所の領域(この領域には巻管交換前に空の巻管が位置していた)に位置している巻成済みの巻管は、最終的に、巻取り装置から取り出されて、別の空の巻管と交換され、これによって巻取り装置は、次の巻管交換のための準備状態になる。このようにして粗糸の製造は、相応に途中で行われる巻管交換によって中断されることなく、スライバがもはや提供されなくなるまでまたは別の理由から繊維機械が停止されねばならなくなるまで、ずっと継続することができる。
ここでさらに全般的なことについて(および以下においてさらに詳しく述べる本発明に係る繊維機械との関連においても)述べておくと、前記強化手段は、種々様々な構成を有することが可能である。例えば、粗糸を、前記印刷物、国際公開第2009/086646号(WO2009/086646A1)および独国特許出願公開第2447715号明細書(DE2447715A1)に記載されているように製造するのに適した強化手段を使用することが可能である。
しかしながら好ましくは、繊維機械は空気紡績機として形成され、強化手段は、空気紡績ノズルとして形成されており、この空気紡績ノズルによって、粗糸の保護撚りが、上において述べたように、渦空気流を用いて生ぜしめられる(空気紡績機として形成された相応の繊維機械の一部が、図面に例として記載されている)。
好適な態様では、強化手段の粗糸供給速度が、巻管交換中に一定のままであり、かつ/または、強化手段が巻管交換前および/または巻管交換後に有する粗糸供給速度から、最大で30%、好ましくは最大で25%異なっている。特に、好ましくは強化手段の上流側に配置されたドラフト装置の供給速度を絞ることによって、強化手段として空気紡績ノズルが使用される場合には、紡績ノズルの内部における前記渦空気流のために必要な紡績空気の圧力および/または容積流を絞ることによって、粗糸供給速度を少なくとも一時的に減じるまたは高めることが有利である。同様に、交換工程前に巻成された巻管の回転数および/または交換工程前に空の巻管の回転数を、交換工程中に、少なくとも一時的に、増減することも有利であり、この場合においても、交換工程前に巻成された巻管の回転数に対して25%までの差異が考えられる。いずれにせよ上に述べた回転数は、巻管交換中に、強化手段と巻成済みの巻管との間もしくは巻成済みの巻管と空の巻管との間における粗糸の裂断を生ぜしめないように、互いにかつ粗糸供給速度に合わせられねばならない。これに関連して最終的にはまた、強化手段(もしくは強化手段の下流側に配置された引出しユニット)とそれぞれの時点において巻成済みの巻管との間における粗糸のたるみに関連して、それぞれの巻管の回転数を合わせることも可能であり、このときたるみは、1つまたは複数のセンサを用いて監視することができる。
別の好適な態様では、巻成済みの巻管および巻管交換の開始時に空の巻管を、巻管交換中に回転軸線を中心にして回転させ、このとき空の巻管の回転は、巻管交換の直前にまたは巻管交換の開始時に初めて開始することができる。そのために巻取り装置は、好ましくは、それぞれ1つの巻管を固定することができる少なくとも2つの巻管ホルダを有しており、これらの巻管ホルダは、それぞれ別個の駆動装置に接続されており、これによって各巻管ホルダの回転数、ひいては各巻管ホルダによって保持された各巻管の回転数を、個別に調整することができる。
また特に好適な態様では、粗糸を、巻管交換中に綾振りエレメントを用いて案内し、綾振りエレメントを、好ましくは巻管の回転軸線に対して平行に往復動させる。綾振り運動の反転点の位置は、巻取り工程中に変化可能であり、これによってボビン(=粗糸を巻成された巻管)をその両端面の領域において円錐形にすることができる。回転軸線は好ましくは鉛直方向に方向付けられており、このとき前記巻管ホルダは、好ましくは、巻取り装置の巻管交換装置の一部であり、この巻管交換装置もまた同様に駆動装置を用いて鉛直な回転軸線を中心にして回転可能であり、これによって、巻管交換前に巻成された巻管を、巻管交換中に、前記巻取り箇所から1つの巻管交換箇所の領域に、かつ同時に、巻管交換前に巻管取出し箇所の領域において準備されていた空の巻管を、巻取り箇所の領域に移動させることができる。
綾振りエレメントは、例えば、粗糸を案内する溝付ドラムによって、または粗糸のためのガイドを有していて綾振りするように往復動する綾振りフィンガによって形成することができる。しかしながら好ましくは、綾振りエレメントは、いわゆるプレスフィンガとして形成されている。プレスフィンガは例えば、縦長の、例えば棒状の部分を有しており、この部分には、巻取り工程中に粗糸が1回または複数回巻き掛けられ、これによって粗糸に対して、粗糸移動方向において増大する摩擦力が生ぜしめられる。これにより粗糸は、巻取り時に引張り応力下にあり、この引張り応力によって、粗糸を相応に密に巻管に巻き取ることができ、このとき摩擦によって生ぜしめられた引張り応力は、粗糸がプレスフィンガから進出して巻管に向かう途中の領域において最大である。この領域における粗糸の裂断を阻止するために、プレスフィンガは粗糸のためのガイド面を有しており、このガイド面は、巻取り工程中に駆動装置を用いて、既に巻管に巻き取られた粗糸の最上位の層に押し付けられる。これによってガイド面と、予め巻き取られた粗糸の、ガイド面に隣接する部分との間における間隔は、粗糸の平均的な繊維長さよりもはるかに短くなるので、この領域における粗糸の裂断は排除されている。さらに別の好適な態様では、綾振りエレメントの綾振り振幅を、巻管交換中に少なくとも一時的に増大させる。例えば、粗糸が巻管交換中に空の巻管もしくは該巻管の固着ストリップ(固着ストリップは、粗い表面を有していて、粗糸が固着ストリップに接触するや否や、粗糸を空の巻管の表面により良好に固着させたままにする)と接触するや否や、綾振り振幅を増大させることが考えられる。択一的にまた、粗糸が空の巻管もしくは該巻管の固着ストリップと接触する時に、綾振り振幅を増大させることも可能である。上に述べた綾振り振幅の増大によって、粗糸を空の巻管によって確実に捕捉することが保証され、これにより粗糸を空の巻管に確実に巻き取ることが可能になる。綾振り振幅の変化の他に、追加的にまたは択一的に、綾振り幅(つまり綾振り運動の反転点の間の間隔)を巻管交換中に少なくとも一時的に変化させる、好ましくは減じることも有利なことがある。例えば、粗糸が少なくとも一時的に、前記固着ストリップが位置している領域だけにおいて空の巻管に巻成されるように、綾振り幅を粗糸の接触中(もしくはその直前および/または直後)に減じことが可能である。
さらに別の好適な態様では、粗糸を巻管交換中に、かつ好ましくは上に述べた綾振りエレメントを用いて、巻管交換前に最後に巻成された領域の外側に位置する領域において、巻成済みの巻管に巻き取る。粗糸は例えば、ボビン本体(つまり巻管に位置する粗糸)の上側円錐部の領域において巻成されることができ、このとき粗糸は、この領域において上方に向かって螺旋状に巻き取られる。このいわゆるネクタイ形成(Krawattenbildung)は、次いで行われる搬送時(この搬送時に、前記円錐部は通常、鉛直に方向付けられた巻管の上側領域に位置している)に解離し、このとき巻管からの粗糸の、重力に基づく不所望の繰出しが生じてしまう。
特に好適な別の態様では、綾振りエレメントを、巻管交換の直前に、2つの反転点の間において往復動させ、綾振りエレメントを巻管交換中に、反転点の間に位置する領域の外側に位置する領域に移動させる。反転点は、巻管交換前に、好ましくは円錐形に延びる2つの縁部領域の間に位置する円筒形の巻成本体部分を画定する。巻管交換中に、綾振りエレメントは、好ましくは、粗糸が特に螺旋状に、ボビン本体の円錐形に延びる上側の縁部領域に巻き取られるように、上方に向かって案内される。これによって最終的に、上に述べたネクタイ形成が行われ、これによって粗糸は、次いで行われる巻成済みの巻管の搬送時に、もはや自動的にボビン本体から解離しない。
好適な態様では、粗糸を、空の巻管との接触後に、巻成済みの巻管と巻管交換の開始時に空の前記巻管との間において切断する。切断は、例えば切断エレメントを用いて行うことができ、この切断エレメントは、巻成済みの巻管と巻管交換の開始時に空の巻管との間において粗糸の走路内に旋回させられ、または他の形式で移動させられ、この際に粗糸が切断される。同様に、巻成済みの巻管および巻管交換の開始前に空の巻管の回転数を調整して、粗糸を両方の巻管の間において、高められた引張り応力に基づいて裂断することも可能である。いずれの場合においても、粗糸は切断されて、巻成済みの巻管は巻管交換後に巻取り装置から除去され、強化手段から供給された粗糸は、巻管交換前に空の巻管に巻き取られることができる。
同様に好適な別の態様では、粗糸は、巻管交換中に、少なくとも一時的にかつ好ましくは、粗糸が直ぐ上の段落において述べたように切断される時点に到るまでに、巻成済みの巻管ともしくは巻成済みの巻管に巻き取られた粗糸と、かつ巻管交換の開始時に空の巻管とに接触している。空の巻管が上に述べた固着ストリップを有している場合には、前記時間内における粗糸の接触は固着ストリップの外側において行われることが望ましく、これによって粗糸の早期の裂断を回避することができる。粗糸が最終的に、粗糸が両方の巻管と接触している間に、固着ストリップの領域に綾振りされると、切断を行うことができる。それというのは、強化手段からこの時点において供給された粗糸は、固着ストリップによって捕捉されていて、固着ストリップを有する空の巻管の回転によって該空の巻管に巻き取られるからである。
特に好適な態様では、粗糸を、巻管交換中に、綾振りエレメントが、巻成済みの巻管の、巻管交換前に最後に巻成された領域の外側に位置している時点において、切断する。巻成済みの巻管に位置する粗糸の、切断工程によって発生する端部は、この場合、前記2つの反転点の下、もしくは好ましくは上に位置する領域において巻き取られ、これにより結果として前記ネクタイ形成が生ぜしめられる。
同様に好適な別の態様では、綾振りエレメントを、巻管交換の直後に、2つの反転点の間において往復動させ、該2つの反転点相互の間隔が、綾振りエレメントが巻管交換の直前においてその間を往復動した、反転点相互の間隔よりも大きい。これによって、円筒形の中央領域とこの中央領域の両側に接続している2つの円錐形の縁部領域とを有しており、このとき円錐は、円筒形の中央領域を起点として巻管の回転軸線の方向で外側に向かって先細りになっている。
また別の好適な態様では、巻成済みの巻管および巻管交換の開始時に空の巻管を、巻管交換前に巻管交換装置によって位置固定に保持し、かつ巻管交換中に、巻管交換装置の運動、好ましくは回転によって、移動させる。巻取り装置の構成部分であることが望ましい巻管交換装置は、例えばプラットフォームを有していてよく、このプラットフォームは、駆動装置を用いて、特に鉛直に延びる回転軸線を中心にして回転可能である。
特に好適な態様では、巻成済みの巻管を、巻管交換中に、巻取り箇所から巻管取出し箇所の領域に移動させ、かつ巻管交換の開始時に空の巻管を、巻管取出し箇所から巻取り箇所の領域に移動させる。巻取り箇所は、好ましくは巻管取出し箇所よりも綾振りエレメントの近くに位置しており、巻取り箇所の領域においてボビン形成が、つまり空の巻管への粗糸の巻成が行われる。巻管取出し箇所の領域において、最終的に、巻成済みの巻管を空の巻管と交換することができ、これによって粗糸製造中には常に空の巻管が、巻管交換工程のために準備されている。巻成済みの巻管および空の巻管の上に述べた移動は、例えば上に述べた巻管交換装置の回転によって行われる。
本発明に係る繊維機械では、最終的に次のことによって傑出している。すなわち本発明に係る繊維機械は、該繊維機械を上に述べたまたは以下に記載の態様のうちの1つまたは複数の態様のように運転するように構成された、少なくとも1つの制御装置を有している。特に繊維機械は追加的に、明細書または請求項に記載されたおよび/または図面に示された、具体的な特徴の任意の特徴を有することが可能である。
これに関連して、特に好適な態様では、巻取り装置は、それぞれ駆動装置を用いて、好ましくは互いに無関係に、回転させることができる少なくとも2つの巻管ホルダを有しており、該巻管ホルダは、巻管交換装置の構成部分であり、該巻管交換装置を用いて、巻管ホルダによって保持された巻管は、巻取り箇所から巻管取出し箇所におよび/または巻管取出し箇所から巻取り箇所に移動可能である。この構成の利点に関しては、特に巻管交換装置に対する上に述べた記載が参照される。
本発明の別の利点は、以下の実施の形態に記載されている。
空気紡績機として形成された繊維機械の粗糸製造の始動工程の第1段階を示す図である。 空気紡績機として形成された繊維機械の粗糸製造の始動工程の第2段階を示す図である。 空気紡績機として形成された繊維機械の粗糸製造の始動工程の第3段階を示す図である。 空気紡績機として形成された本発明に係る繊維機械の巻取り装置の一部を示す斜視図であって、巻管交換の開始時における状態を示す図である。 空気紡績機として形成された本発明に係る繊維機械の巻取り装置の一部を示す斜視図であって、巻管交換中における状態を示す図である。 空気紡績機として形成された本発明に係る繊維機械の巻取り装置の一部を示す斜視図であって、巻管交換の終了時における状態を示す図である。 空気紡績機として形成された本発明に係る繊維機械の巻取り装置の一部を示す側面図であって、巻管交換の終了時における第1段階を示す図である。 空気紡績機として形成された本発明に係る繊維機械の巻取り装置の一部を示す側面図であって、巻管交換の終了時における第2段階を示す図である。 空気紡績機として形成された本発明に係る繊維機械の巻取り装置の一部を示す側面図であって、巻管交換の終了時における第3段階を示す図である。 空気紡績機として形成された本発明に係る繊維機械の巻取り装置の一部を示す側面図であって、巻管交換の終了時における第4段階を示す図である。 綾振りエレメントの1つの可能な実施形態を部分的に示す図である。
図1〜図3は、本発明に係る繊維機械の一部が概略的に示されており、ここでは、このような繊維機械のための例として、粗糸2を製造するのに役立つ空気紡績機が、粗糸製造の始動工程の異なった時点において示されている。空気紡績機は、必要な場合に、対応する複数のドラフト装置ローラ17(図面を見易くするために、これらのドラフト装置ローラ17のうちの1つにだけ符号が付けられている)を備えたドラフト装置16を有することができ、このドラフト装置16には、例えばダブリングされた練条スライバ(Streckenband)として形成されたスライバ4が供給される。さらに図示の空気紡績機1は、原則的に、ドラフト装置16から間隔をおいて位置する空気紡績ノズル3として形成された強化手段を有しており、この強化手段は、従来技術に基づいて公知の、ゆえに図示しない内部に位置する渦流室と、同様に従来技術に基づいて公知の、ゆえに図示しない糸形成エレメントとを備えている。空気紡績ノズル3内において、スライバ4もしくはスライバ4の繊維の少なくとも一部には保護撚りがかけられる。
同様に、空気紡績機1は、好ましくは2つの引出しローラ19を備えた、粗糸2用の引出しユニット18を有することができる(引出しユニット18は必ずしも必要ではない)。さらに、通常、引出しユニット18の下流側には、巻取り装置5が配置されており、この巻取り装置5は、少なくとも1つの巻管駆動装置28(図1〜図4にだけ図示)と、この巻管駆動装置28に結合されていて原理が公知の各1つの巻管ホルダ14とを有しており、この巻管ホルダ14を用いて巻管7が、固定可能であり、かつ巻管駆動装置28を介して回転運動可能である。
巻取り装置5は、本発明の実施形態では、以下において図4〜図10との関連において記載するように、少なくとも2つの巻管ホルダ14を有しており、その結果、空気紡績機1の運転時に実際に巻成される巻管7のための巻管ホルダ14のみならず、空の巻管7のための1つまたは複数の別の巻管ホルダ14が設けられていてよい。
本発明に係る繊維機械のための例として示した空気紡績機1は、特殊な空気紡績法によって作動する。粗糸2を形成するために、スライバ4は搬送方向Tにおいて、走入開口(図示せず)を介して空気紡績ノズル3の渦流室に導入される。この渦流室においてスライバ4は、保護撚りをかけられ、つまりスライバ4の繊維の少なくとも一部が、相応に配置された空気ノズルによって生ぜしめられる渦空気流によって捕捉される。このとき繊維の一部は、スライバ4から少なくともある程度長く引き出され、渦流室内に進入する糸形成エレメントの先端に巻き付けられる。
最終的にスライバ4の繊維は、糸形成エレメントの入口開口と、糸形成エレメントの内部に配置されていて入口開口に接続する引出し通路とを介して、渦流室から引き出される。このとき最終的に、自由な繊維端部もまた螺旋軌道に沿って入口開口に向かって引っ張られ、このとき中心において延びる芯繊維の周りの巻付き繊維として巻き掛けられ、その結果所望の保護撚りを有する粗糸2が形成される。
粗糸2は、単に繊維の部分的な撚りによって、例えばリング精紡機のような後続の紡績機における粗糸2のさらなる処理のために必要なドラフト可能性を有している。汎用の空気紡績装置は、これとは異なり、スライバ4に、糸製造に続く必要なドラフトがもはや不可能であるような強い撚りをかける。これはこの場合望まれていることでもある。それというのは、汎用の空気紡績機1は、通常高い強度によって傑出することが望ましい完成した糸を製造するように設計されているからである。
そして巻管7に粗糸2を巻き取る前に、始動工程が行われねばならず、この始動工程では、空気紡績ノズル3から進出した粗糸2が巻管7と接触させられる。可能な始動工程の一部が、図1〜図3に示されている。
最初にスライバ4が、ドラフト装置16の始動によって空気紡績ノズル3に供給される。空気紡績ノズル3において、上に述べた粗糸製造が行われ、この粗糸製造時にスライバ4には保護撚りがかけられる。最終的に粗糸2は、上に述べた図には示されていない出口開口を介して空気紡績ノズル3から進出し、吸込みユニット24の空気流によって捕捉される。吸込みユニット24は、好ましくは吸込み開口20を備えた吸込みノーズ23を有しており、吸込み開口20を介して空気が、ひいては空気紡績ノズル3から進出した粗糸2も、吸い付けられる、もしくは吸い込まれる。これによって図1に示したこの段階において、空気紡績ノズル3によって製造された粗糸2は、空気紡績ノズル3から進出して、吸込み開口20を介して吸込みユニット24内に吸い込まれ、このとき空気紡績ノズル3の供給速度は、好ましくは、始動工程後に優勢である供給速度に相当している、もしくはこの供給速度に比べて僅かに低い速度である。
全般的なことをここで確認しておくと、全始動工程は、好ましくは粗糸製造もしくは粗糸供給の中断なしに、つまりドラフト装置16の作動時、空気紡績ノズル3の作動時、および存在している場合には、(つまり粗糸2を空気紡績ノズル3から引き出す)引出しユニット18の作動時に行われるので、図示された空気紡績機1の特に高い効果を保証することができる。
さらに、略示された制御装置22が設けられており、この制御装置22は、特に前記始動工程を実施するためおよび後で記載する巻管交換を実施するために、空気紡績機1の前記エレメントと作用結合されている。制御装置22は、空気紡績機1の紡績箇所毎に設けられていてもよい。同様に、複数の紡績箇所のために1つの制御装置22が設けられているような構成も可能である。
次のステップ(図2参照)において吸込みユニット24は、引渡し位置に移動させられ(好ましくは吸込みノーズ23は旋回軸線25を中心にして旋回させられ)、この引渡し位置において吸込み開口20は、ひいては粗糸2の一部も(粗糸の残りは、いまなお空気紡績ノズル3から供給される)、巻管表面の領域に位置しており、巻管7と粗糸2との間における接触は、この段階において好ましくはなお存在しない。
吸込みユニット24が図2に示されたその位置にある間に(またはその直後に)、綾振りユニット21の綾振りエレメント9は、図3に略示された位置にもたらされ、この位置において粗糸2は、綾振りエレメント9によって捕捉されて案内される。このとき綾振りユニット21は、粗糸2を巻管7の近傍に移動させ、もしくは巻管7と粗糸2との間における直接的な接触を生ぜしめ、これによって粗糸2は、(好ましくは巻管7の相応の粗い表面部分の作用に基づき)巻管7によって捕捉される。
同時にまたはその直後に、最終的に切断ユニットが作動させられ、この切断ユニットは、例えば可動の(好ましくは旋回可能な)切断エレメント26を有している。切断エレメント26はこのとき、粗糸2と、好ましくは、綾振りユニット21と吸込み開口20との間に位置する粗糸2の部分と、接触させられる。この瞬間に粗糸2は、切断ユニットと接触する領域において、局部的に制動されるので、これによって粗糸2は、最終的に巻管7と切断ユニットとの間において裂断する。それというのは、粗糸2は、回転する巻管7によって、つまり引張り力を加えられて、引き続き巻き取られるからである。粗糸2の裂断によって、最終的に、粗糸1の、吸込みユニット側の部分が発生し、この粗糸部分は、吸込みユニット24を介して排出することができる。同様に、空気紡績ノズル側の粗糸部分が発生し、この粗糸部分は、既に巻管7によって捕捉されていて、空気紡績ノズル3と巻管7との間において延在している。
巻管7のさらなる回転によって、空気紡績ノズル3から引き続き供給される粗糸2は、最終的に連続的に巻管7に巻き取られ、このとき綾振りエレメント9は、巻管7の回転軸線8の方向の移動によって、粗糸2を巻管7に均一に巻き取るのに役立つ。切断エレメント26および吸込みユニット24もその本来の位置に位置するこの段階において、空気紡績機1は、最終的にその通常の、粗糸製造の始動工程に続く通常運転にあり、この通常運転において巻管7には、所望の巻管サイズが得られるまで、粗糸2が巻成される。
以下においては、必要な、本発明に係る巻管交換についてだけ記載する。
図4〜図6には、この関係において、空気紡績機1の巻取り装置5の一部が示されており、この巻取り装置5は原則的に、2つ(または必要な場合にはそれ以上)の巻管ホルダ14を有しており、これらの巻管ホルダ14を用いて、各1つのボビンが固定可能である。各巻管ホルダ14は、巻管駆動装置28によって回転させることができ、これにより個々の巻管7を、好ましくは互いに無関係に、回転させることが可能である。さらに巻管ホルダ14は、巻管交換装置15の一部であり、巻管交換装置15は、駆動装置13によって(例えばベルト29またはその他の伝達手段を介して)同様に回転させることができ、このとき巻管交換装置15の回転軸線は、好ましくは巻管7の回転軸線8に対して平行に延びている。
図4には、上に述べた始動工程後の段階が示されており、この段階において巻管7には十分に粗糸2が巻成されていて、巻管7は巻管交換の待機状態にある。この時点においては今なお、空気紡績ノズル3から供給された粗糸2が、綾振りエレメント9によって綾振りされて、巻管7に巻き取られる(綾振り運動はこのとき原則的に双方向矢印の方向で行われる)。
そして巻管交換が制御装置22によって開始されると、巻管交換装置15は、粗糸製造の停止時に回転し始め、これによって、引き続き粗糸が巻き取られている巻成済みの巻管7は、巻取り箇所6から巻管取出し箇所12の領域へと移動させられる(図4〜図6参照、このとき巻管交換装置15は継続的に時計回り方向に回転する)。同時に空の巻管7が巻管取出し箇所12から巻取り箇所6の領域に移動させられる。
図6に示した巻管交換の時点を、図7は側面図で示しており、この図7には、以下における説明のために重要な部分だけが示されている。追加的に、図7において巻取り箇所6の領域に到着した空の巻管7は、固着ストリップ27を備えており、この固着ストリップ27を原則的に、個々の図面に示したすべての巻管7が有することが望ましい(固着ストリップはすべての図面に示されてはいないが)。
このときいずれにせよ、綾振りエレメント9が巻管交換の開始時までもしくは図7に示した時点に到るまで、2つの反転点10,11の間において往復動させられると有利である。そして反転点10,11の位置は、巻取り工程時に互いに対して移動させることができるので、最終的に、巻成済みの巻管7の、図4〜図10に示した外輪郭が生ぜしめられる。
巻管交換中に綾振りエレメント9は、この綾振りエレメント9が巻管交換前に方向転換を実施していた両方の反転点10,11の外側に位置するように上方に向かって移動させられる。相応の運動は、図7と図8との比較から理解することができる。この移動には、粗糸2が空の巻管7の固着ストリップ27の領域に達して、この固着ストリップ27によって捕捉され得るという利点がある。同時に綾振りエレメント9が移動させられ、粗糸2は、巻成済みの巻管7の、反転点10,11の内部に位置する円筒領域においては、もはや巻き取られない。むしろ粗糸2は、第1の反転点10の上に位置する円錐領域に巻き付けられ、この巻付けは螺旋状に行われる。
図9に示した段階において粗糸2は、最終的に、好ましくは既に述べた(単に鋏として略示された)切断エレメント26を用いて、巻成済みの巻管7と空の巻管7との間において切断される。巻成済みの巻管7における粗糸2の端部は、最終的に巻成済みの巻管7に巻き取られ、これに対して、空の巻管7と接触している粗糸2の、切断工程後に形成された端部は、交換工程の開始時において空の巻管7に巻き取られる(図10参照)。
最後の段階において、巻成済みの巻管7を巻取り装置5から取り出し、空の巻管7と交換することができる。巻取り装置5は、巻取り箇所6の領域に位置する巻管7が必要な巻取りサイズに達するや否や、実施される新しい巻管交換のための準備状態になる。
最後の図11には、上の説明において既に述べたプレスフィンガとして形成された、前記綾振りエレメント9の可能な実施形態の一部が示されている(図11は平面図である)。綾振りエレメント9は、原則的に、好ましくは棒状の巻掛け部分30を有しており、この巻掛け部分30には粗糸2が、巻管7への巻取り工程中に複数回巻き掛けられている(この巻掛けは、例えば巻掛け部分30の、その長手方向軸線を中心にした回転によって、および/またはグリッパ31の、前記軸線を中心にした回転によって生ぜしめることができる)。さらに綾振りエレメント9は、粗糸2のためのガイド面32を有しており、このガイド面32は、巻取り工程中、図示されていない駆動装置によって、巻管7に、もしくは巻管7に巻き取られた粗糸2の最外位の層に押し付けられる。その結果、巻掛けによっておよびこれに関連した、巻掛け部分30と粗糸2との間における摩擦によって、引張り応力が粗糸2に加えられ、この引張り応力によって、巻管7への粗糸2の緊張状態における巻取りが可能になる。このとき粗糸2の裂断が、巻管7もしくは巻管7に巻き取られた粗糸2の最外位の層における、ガイド面32の接触によって阻止される(これについての詳細な説明は、上の記載を参照)。
本発明は、図示および記載の実施形態に制限されるものではない。特許請求の範囲における請求項の枠内における変化態様が、それが記載もしくは請求項の異なった部分にまたは異なった実施形態において図示および記載されていたとしても、記載した特徴の任意の組合せと同様に可能である。
1 空気紡績機
2 粗糸
3 空気紡績ノズル
4 スライバ
5 巻取り装置
6 巻取り箇所
7 巻管
8 回転軸線
9 綾振りエレメント
10 綾振りエレメントの第1の反転点
11 綾振りエレメントの第1の反転点
12 巻管取出し箇所
13 巻管交換装置の駆動装置
14 巻管ホルダ
15 巻管交換装置
16 ドラフト装置
17 ドラフト装置ローラ
18 引出しユニット
19 引出しローラ
20 吸込み開口
21 綾振りユニット
22 制御装置
23 吸込みノーズ
24 吸込みユニット
25 吸込みノーズの旋回軸線
26 切断エレメント
27 固着ストリップ
28 巻管駆動装置
29 ベルト
30 巻掛け部分
31 グリッパ
32 ガイド面
A 綾振りエレメントの反転点の間の間隔
T 搬送方向

Claims (15)

  1. 粗糸(2)を製造するのに用いられる繊維機械を運転する方法であって、
    粗糸製造中に、少なくとも1つの強化手段を用いて、該強化手段に供給されたスライバ(4)から、保護撚りを有する粗糸(2)を製造し、
    前記強化手段によって製造された前記粗糸(2)を、巻取り装置(5)を用いて、巻取り箇所(6)の領域に配置された巻管(7)に巻き取り、
    前記巻管(7)に完全にまたは部分的に前記粗糸(2)が巻成された後で、巻管交換を行い、
    該巻管交換中に、巻成済みの巻管(7)を前記巻取り箇所(6)から移動し、かつ空の巻管(7)を前記巻取り箇所(6)の領域に移動させる、方法において、
    前記粗糸(2)の製造を、前記巻管交換中に中断せず、前記強化手段によって製造された前記粗糸(2)を前記巻管交換中に、少なくとも、前記粗糸(2)が前記巻管交換によって前記空の巻管(7)と接触するまでは、前記巻成済みの巻管(7)に巻き取ることを特徴とする、粗糸を製造するのに用いられる繊維機械を運転する方法。
  2. 強化手段として、空気紡績ノズル(3)を使用し、前記スライバ(4)から前記空気紡績ノズル(3)の内部において、渦空気流を用いて、前記保護撚りを有する前記粗糸(2)を製造する、請求項1記載の方法。
  3. 前記強化手段の粗糸供給速度が、前記巻管交換中に一定のままであり、かつ/または、前記強化手段が前記巻管交換前および/または前記巻管交換後に有する粗糸供給速度から、最大で30%、好ましくは最大で25%異なっている、請求項1または2記載の方法。
  4. 前記巻成済みの巻管(7)および前記巻管交換の開始時に空の前記巻管(7)を、前記巻管交換中に回転軸線(8)を中心にして回転させる、請求項1から3までのいずれか1項記載の方法。
  5. 前記粗糸(2)を、前記巻管交換中に綾振りエレメント(9)を用いて案内し、前記綾振りエレメント(9)を、好ましくは前記巻管(7)の前記回転軸線(8)に対して平行に往復動させ、かつ/または前記綾振りエレメント(9)の綾振り振幅を、前記巻管交換中に少なくとも一時的に増大させる、請求項1から4までのいずれか1項記載の方法。
  6. 前記粗糸(2)を前記巻管交換中に、かつ好ましくは請求項5に記載の前記綾振りエレメント(9)を用いて、前記巻管交換前に最後に巻成された領域の外側に位置する領域において、前記巻管(7)にもしくは前記巻管(7)上における前記粗糸(2)に巻き取る、請求項1から5までのいずれか1項記載の方法。
  7. 前記綾振りエレメント(9)を、前記巻管交換の直前に、2つの反転点(10;11)の間において往復動させ、前記綾振りエレメント(9)を前記巻管交換中に、前記反転点(10;11)の間に位置する領域の外側に位置する領域に移動させる、請求項4から6までのいずれか1項記載の方法。
  8. 前記粗糸(2)を、前記空の巻管(7)との接触後に、前記巻成済みの巻管(7)と前記巻管交換の開始時の空の前記巻管(7)との間において切断する、請求項1から7までのいずれか1項記載の方法。
  9. 前記粗糸(2)は、前記巻管交換中に、少なくとも一時的にかつ好ましくは、前記粗糸(2)が請求項8記載のように切断される時点に到るまでに、前記巻成済みの巻管(7)ともしくは前記巻成済みの巻管(7)に巻き取られた前記粗糸(2)と、かつ前記巻管交換の開始時の空の前記巻管(7)とに接触しており、かつ/または、前記粗糸(2)を、前記巻管交換中に、前記綾振りエレメント(9)が、前記巻成済みの巻管(7)の、前記巻管交換前に最後に巻成された領域の外側に位置している時点において、切断する、請求項1から8までのいずれか1項記載の方法。
  10. 前記綾振りエレメント(9)を、前記巻管交換の直後に、2つの反転点(10;11)の間において往復動させ、該2つの反転点(10;11)相互の間隔(A)が、前記綾振りエレメント(9)が前記巻管交換の直前においてその間を往復動した、反転点(10;11)相互の間隔(A)よりも大きい、請求項4から9までのいずれか1項記載の方法。
  11. 前記巻成済みの巻管(7)および前記巻管交換の開始時の空の前記巻管(7)を、前記巻管交換前に巻管交換装置(15)によって位置固定に保持し、かつ前記巻管交換中に、前記巻管交換装置(15)の運動、好ましくは回転によって、移動させる、請求項1から10までのいずれか1項記載の方法。
  12. 前記巻成済みの巻管(7)を、前記巻管交換中に、前記巻取り箇所(6)から巻管取出し箇所(12)の領域に移動させ、かつ前記巻管交換の開始時の空の前記巻管(7)を、前記巻管取出し箇所(12)から前記巻取り箇所(6)の領域に移動させる、請求項1から11までのいずれか1項記載の方法。
  13. 粗糸(2)を製造する繊維機械であって、
    当該繊維機械は、少なくとも1つの強化手段を有していて、該強化手段を用いて、該強化手段に供給されたスライバ(4)に保護撚りをかけることができ、
    当該繊維機械は、少なくとも1つの巻取り装置(5)を有していて、該巻取り装置(5)を用いて、前記粗糸(2)は巻管(7)に巻取り可能である、繊維機械において、
    当該繊維機械は、該繊維機械を請求項1から12までのいずれか1項記載のように運転するように制御する、少なくとも1つの制御装置(13)を有していることを特徴とする、粗糸を製造する繊維機械。
  14. 前記巻取り装置(5)は、それぞれ駆動装置を用いて、好ましくは互いに無関係に、回転させることができる少なくとも2つの巻管ホルダ(14)を有しており、該巻管ホルダ(14)は、巻管交換装置(15)の構成部分であり、該巻管交換装置(15)を用いて、前記巻管ホルダ(14)によって保持された前記巻管(7)は、巻取り箇所(6)から巻管取出し箇所(12)におよび/または巻管取出し箇所(12)から巻取り箇所(6)に移動可能である、請求項13記載の繊維機械。
  15. 前記強化手段は、空気紡績ノズル(3)として形成されていて、前記スライバ(4)から、前記空気紡績ノズル(3)の内部において渦空気流を用いて、前記保護撚りを有する前記粗糸(2)が製造可能である、請求項13または14記載の繊維機械。
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