JP2017504741A - シートパイル - Google Patents

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Abstract

シートパイル壁を形成する方法は、Z型パイル又はU型パイルを冷間矯正する工程と、少なくとも1つの係合部分を有するシートパイル壁を形成するために、複数の矯正された鋼パイルを連結する工程と、を備え、係合部分は、断面から見たときに、狭められた首部を有する窪みである。【選択図】図1b

Description

本発明は、例えば土木工学及び大規模建設計画で使用されるシートパイルに関する。
シートパイルは、土木工学において、垂直道路を支持するため、及び/又は、側圧に抵抗するために使用される。パイルは、地中に沈められるか打ち込まれる。シートパイルは、一般的に鋼で成形された個々のパイルで成形され、「壁」を形成するために互いに連結又は結合される。
シートパイル壁の使用は、例えば、背面水又は土を保持するために、擁壁として使用されることを含む。シートパイルを使って建設された壁は、一時的及び永久構造物の双方として使用され、一般的に、実質的に耐水である。シートパイル擁壁は、例えば、水深下の構造物又は地中の構造物を建設する際に、締め切り(cofferdam)として一般的に使用される。他の例では、川の橋脚の一部として使用される。
一般的に、個々のパイルは、実質「U型」、又は、フランジに対して約120°〜135°の「Z」のウェブを有する実質「Z型」のいずれかに成形される。パイルが反対向きの別のパイルと結合すると、略矩形波の断面を有するシートパイルが形成される。鋼パイルは、一般的に、製鋼所の熱間圧延ロールで成形されるが、冷間成形でもよい。パイルの奥行きは、鋼圧延機のロールの溝の奥行きで決定される。パイルの奥行きを大きくするためには、ロールの溝の奥行きを増加しなければならない。パイルの一般的な幅は、600mm〜700mmである。
理解されるように、シートパイルの剛性は、重要なパラメータである。従来の剛性の指標は、鋼パイル又はシートパイルの断面係数となる。断面係数を増加するためには、パイルの奥行きを増加することが望ましいが、製鋼所の成形ロールの溝の奥行きに限界があるので、深い断面のパイルをロールすることはより困難になる。実際には、ロールの溝が深すぎて、破損され得る個所で溝がロールを弱くすることがないように、ロール可能な最大約500mmの奥行きとなる。
高い係数(modulus;引張応力)に対する要求の様々な課題が解決されている。現在の解決方法には、「H型」断面又は管断面と組み合わせて「Z型」又は「U型」断面を使用して、壁を形成することが含まれる。理解されるように、これらの壁は、パイルの配置及び壁の要求に応じて、様々な形態が可能である。高い係数を実現するために、ウェブ断面が壁の前面に対して略90°になるように、管又は「H型」断面が配置される。これによって、高い安定性及び強度が得られる。しかし、シートパイル壁の建設において、壁の奥行きが、重要な要素であり、パイルの配置によって、管又は「H型」断面を有する壁には、必然的に、壁に対して実質的な奥行きが加わる。例えば、都市の基礎に対して締め切りを行うとき等、空間に制限がある状況では、壁の奥行きが特に重要になる。利用可能な空間が損なわれる関係から、パイルの大きな奥行きは、建物の所有者にとって、多大な不利益となる。従って、壁の奥行きと強度との間で、しばしば妥協が必要となる。
高い剛性に対する要求の別の解決方法では、シートパイルに溶接されるプレートを使用することで、壁のシートパイルを強化する。これらのプレートは、一般的な「Z型」又は「U型」シートパイル、又は、「H型」又は管断面を有するものに加えられる。しかし、要求される別の溶接及び材料によって、費用及び作業が増加する。さらに、パイルの重量が実質的に増加する。「H型」又は管パイルを建設するとき、同様の問題が生じる。完全にするためには、フランジ及びウェブと端部との双方で、厚い鋼を使用するという別の要素が必要である。明らかに、厚い鋼断面を使用すると、より大きな剛性が達成されるが、重量が大きくなり、さらに費用がかかるので望ましくない。上記の通り、一般的な厚さの鋼断面が想定される(一般的には20mm)。
シートパイルの製造方法は、WO−A−99/42669号に開示されている。この方法では、断面奥行きを大きくすると共に、断面係数を増加するために、冷間型鋼形成によって製造された「開いたZ型」("open Z-shape")パイル又は「開いたU型」("open U-shape")パイルを冷間矯正して、フランジ及びウェブ間の角度が小さくなるが、「開いたZ型」又は「開いたU型」の幅における少なくともいくつかの利点は維持されることが示唆されている。
シートパイルは、例えば、水流に対向する擁壁として使用され、この壁は、別の材料及び/又は構造物を使って強化又は最適化される。例えば、川の中で、壁は、流体に対する滑らかな面と、水流に対する障害及び摩耗と腐食との抵抗を最小にするための細い断面とが必要である。一般的に、これは、現場でコンクリートを流し込んで行われる。高い係数の擁壁は、一般的に、海洋用途で必要とされ、シートパイルは、しばしば、約1m〜2mの径の大きな鋼パイルに連結される。これらの擁壁は、「コンビ」壁として知られる。しかし、これらの壁は、その形状のために、コンクリート被覆ができない。そのため、これらは、しばしば、摩耗及び腐食に晒されて、結果として、多大な維持費用がかかる。
本発明は、独立請求項で規定された方法及び装置を提供する。
第1の発明では、シートパイル壁を形成する方法が提供され、その方法は、Z型パイル又はU型パイルを矯正する工程と、少なくとも1つの係合部分(engagement section;係合断面)を有するシートパイル壁を形成するために、矯正された複数のシートパイルを連結する工程と、を備える。係合部分は、断面から見たときに、狭められた首部を有する窪みである。
Z型パイルは、2つのフランジ及び1つのウェブを備え、ウェブとフランジとの間の角度は90°以上であって、パイルを矯正すると、角度が90°未満に小さくなる。U型パイルは、2つのウェブ及び1つのフランジを備え、ウェブとフランジとの間の角度は90°以上であって、パイルを矯正すると、角度が90°未満に小さくなる。
係合部分は、シートパイルに対して他の構造物が係合可能な断面形状となっている。即ち、係合部分は、結合の「溝」("groove")部分を形成する係合部分によって、さねはぎ(tongue and groove)結合が使用され得る。例えば、係合部分は、ハトの尾形である。この断面を有するシートパイルは、下記で詳述される多くの利点を有する。
一実施形態では、矯正工程は、パイルを冷間形成する工程を備える。冷間形成は、大気温度でシートパイルを矯正することを意味するが、例えば、クラックを防止するために低温度環境で、加熱処理することも含まれることが認められる。
一実施形態では、各フランジとウェブとの間の角度を90°未満に小さくするために、Z型パイルを冷間成形する。別の実施形態では、各ウェブとフランジとの間の角度を90°未満に小さくするために、U型パイルを冷間成形する。
本実施形態の発明の方法では、パイルのウェブとフランジとの間の角度が鈍角から鋭角になるように、「Z型」又は「U型」パイル(いくつかの実施形態では、熱間矯正された「Z型」又は「U型」パイル)を「閉じる」("close")。本発明では、パイルの奥行きを大きくすることなく、複数の矯正されたパイルを使用することで形成された壁の断面係数を増加でき、さらに、「魚の尾」、「さねはぎ」又は「ハトの尾」断面のシートパイルを即時に製造できるパイルに型を搬送できる大きな利点がある。
パイルの幅を小さくして、ウェブ/フランジ角度を90°未満にするという発想は、シートパイルを建設するためのパイルの数及び労働量を少なくするために開いた型のパイルを使用するという業界標準に完全に反する。
第2の発明では、シートパイル壁を形成する方法が提供され、その方法は、Z型パイル又はU型パイルを矯正する工程と、少なくとも1つの係合部分を有するシートパイル壁を形成するために、矯正された複数のシートパイルを連結する工程と、を備える。係合部分は、断面から見たときに、狭い首部を有する窪みである。
Z型パイルは、2つのフランジ及び1つのウェブを備え、パイルを矯正する工程は、ウェブの少なくとも1箇所が、ウェブの第1端及び第2端の間に延設された直線ベクトルから離れて延設するように、パイルを矯正する工程を備える。U型パイルは、2つのウェブ及び1つのフランジを備え、パイルを矯正する工程は、フランジの少なくとも1箇所が、フランジの第1端及び第2端の間に延設された直線ベクトルから離れて延設するように、パイルを矯正する工程を備える。
「ウェブの第1端及び第2端の間に延設された直線ベクトル」とは、ウェブの一端(例えば、Z型パイルにおいて、ウェブがフランジと連結する部分)からウェブの他端(例えば、Z型パイルにおいて、ウェブが他のフランジと連結する部分)まで仮想直線を引く場合に、ウェブの少なくとも一部が、この線から外れる(即ち、この線から離れて曲げられる)ことを意味する。
即ち、パイルのウェブが直線にならないように、鋼パイル(鋼断面)が実質的に冷間矯正される。これによって、パイルが形成する包囲部の前方部分の幅より広い幅を有する係合部分が形成される(前方とは、包囲部の開口側を意味する)。例えば、U型パイルのウェブが内側(即ち、別の方向に向けて)に曲げられる場合、包囲部の開口は、ウェブが内側に曲げられる箇所よりも広く維持される。包囲部とは、一対の矯正されたZ型パイル又は単一の矯正されたU型パイルのフランジ/ウェブによって部分的に囲まれ規定された範囲を意味する。
第1又は第2の発明の方法の一実施形態では、Z型パイル又はU型パイルを矯正する工程は、パイルを冷間矯正する工程を備える。
一実施形態では、第1又は第2の発明は、別の機械的結合の必要がなく、例えば、現場打ちコンクリート及び鋼ケージ等、別の構造物を備えた複合壁を形成する方法を提供する。例えば、現場打ちコンクリートは、壁の一方又は双方に設けられる。
別の実施形態では、第1又は第2の発明は、2列の間に中空部が形成された2列の鋼シートパイルからなる複合壁を形成する方法を提供する。中空部は、コンクリート及び鋼ケージで補強され得る。本実施形態では、鋼パイルの各列は、壁の要求される特性に応じて、離間される。任意的に、壁は、鋼パイル列の一方面又は双方面に、追加の外側コンクリートを備える。
別の実施形態では、第1又は第2の発明は、切断、溶接又はボルト固定の必要がなく、壁の係合部分に確実に固定するハトの尾形状のアンカー又は別のアンカーを使用することで、別の構造物(例えば、タイロッド又は浮遊式緩衝部材(floating fender))が取り付けられ得る壁を形成する方法を提供する。別の実施形態では、(例えば、パイルが水中に沈められるとき)係合部分に別の構造物又はコンクリートを保持するために、堰板がシートパイルの基礎に固定され得る。
矯正前の2つのZ型パイルのダブルパイルを示す断面図。 本発明の一実施形態に係る矯正されたZ型パイルを示す断面図。 矯正前の2つの開いたU型パイルで形成されたダブルパイルを示す断面図。 本発明の一実施形態に係る矯正されたU型パイルを示す断面図。 相対角度を変更するために、パイルを冷間矯正し得る方法の一例を示す。 相対角度を変更するために、パイルを冷間矯正し得る方法の別の例を示す。 矯正前の2つのZ型パイルのダブルパイルを示す断面図。 本発明の一実施形態に係る2つのZ型パイルのダブルパイルを示す断面図。 矯正前の2つのU型パイルのダブルパイルを示す断面図。 本発明の一実施形態に係る2つのU型パイルのダブルパイルを示す断面図。 パイルのウェブを曲げるために、パイルを冷間矯正し得る方法の一例を示す。 矯正されたパイルの一実施形態を示す。 矯正されたパイルの別の実施形態を示す。 矯正されたパイルの別の実施形態を示す。 矯正されたパイルの別の実施形態を示す。 矯正されたパイルの別の実施形態を示す。 矯正されたパイルの別の実施形態を示す。 矯正されたパイルの別の実施形態を示す。
シートパイル壁を形成する方法が提供され、この方法は、Z型パイル又はU型パイルを矯正する工程を備える。矯正されると、シートパイル壁を形成するために、複数の矯正されたシートパイルが結合される。シートパイルの矯正、及び、シートパイル壁の矯正によって、少なくとも1つの窪み(又は、係合部分)が形成される。窪み又は係合部分は、(断面から見たとき)狭い首部を有し、窪みの開口部に向けて再び広げられ得る。そのため、窪みの形状は、ソケット又はさねはぎ(tongue and groove)結合を提供する。
図1aは、2つの連結された熱間延形のZ型鋼パイル1を示す。各パイル1は、1つのウェブ5及び2つのフランジ6を備え、各フランジは、その先端に連結部7を備える。各フランジ6が熱間圧延のZ型パイル1のウェブ5に連結する角度αは、一般的に120°〜135°の鈍角である。本実施形態では、各Z型鋼パイル1は矯正されて、少なくとも1つの角度αが鋭角(即ち、90°未満)に形成される。1つのZ型パイルのみを矯正する代わりに、双方の角度を変形して、対称に維持することもできる。図1bは、本発明に係る連結されて矯正された2つのZ型鋼パイル2を示す。各フランジ6及びウェブ5の間の角度α1は、鋭角である。例えば、角度α1は、85°、70°、60°、50°又は45°である。
図2aは、2つの熱間圧延のU型鋼パイル21を示す。各U型鋼パイルは、フランジ26で連結された2つのウェブ25を備える。各ウェブ5とフランジ26との間の連結で規定された角度βは、一般的に120°〜135°の鈍角(即ち、90°超え)である。本発明の実施形態では、U型鋼パイル21は矯正されて、少なくとも1つの角度αが鋭角(即ち、90°未満)に形成される。双方の角度を変形して、対称に維持することもできる。図2bは、本発明に係る矯正されたU型鋼パイル22を示す。各フランジ/ウェブ連結での角度β1は、鋭角である。例えば、β1は、85°、70°、60°、50°、又は20°超えの鋭角である。他の実施形態では、パイルが矯正されて、さらに鋭角な角度β2に形成される。β2は、例えば、45°又は30°である。
Z型及びU型パイルの双方において、ウェブとフランジとの間の角度がさらに鋭角になると、単一のパイルの断面係数は、開先角度(included angle)が直角になる点まで、増加する。角度が実質90°未満になると、角度が小さくなるので、単一のパイルの断面係数が小さくなり始める。しかし、角度が小さくなることで、壁の1m当たりに設置できるパイルの数が増加する。従って、壁のユニット当たりの断面係数は増加する。例えば、当初の配置で700mm幅のZ型パイルは、350mmの幅まで小さくできる。その結果、壁の厚さが小さく変更なく、壁の1m当たりの断面係数は2倍になる。
図1a−b及び2a−bの通り、パイルの先端において、「フック」形状の連結機構7,27があり、これによって、各パイルが近接のパイルに連結される。パイルの連結端は、特に、本発明に係る新規な発想ではない。しかし、図2a−bの実施形態では、角度αが小さくなることで、「フック」27に近接するウェブの相対角度も小さくなるので、隣接するパイルを連結する観点からは、フック27が不適切に位置合わせされる。そのため、実際には、ウェブと「フック」に近接する部分との間の角度を開いたり「平らに」したりする必要がある。
一般的なZ型パイル1を矯正して、矯正されたZ型パイル2とすることで、少なくとも1つの他のパイル2が連結されると、パイル2が「ハトの尾(dove-tail)」形状50を形成する(図1b及び9〜11参照)。同様に、一般的なU型パイル21を矯正して、本発明の一実施形態に係る矯正されたU型パイル22とすることで、「ハトの尾(dove-tail)」形状50が形成される(図2b参照)。このハトの尾又は魚の尾(fish-tail)形状50は、例えば、さねはぎ(tongue and groove)連結を可能とすることで、鋼パイル2,22と他の構造物(例えば、緩衝部材(fender)又はゴム蓋)との連結を容易にする。これによって、ボルト締め及び溶接の必要性が減少し(多くの例では、削減)、プレキャスト構造物を使用する範囲が増加する。これによって、製造及び建設費用、さらに、パイル壁の建設期間が減少する。
例えば、図10の通り、ゴム製の保護クッション302は、ハトの尾形状50に対応して形成され、さねはぎ形式の係合を可能にする。また、ゴム製クッション302の形状をハトの尾形状50に対応させずに、ハトの尾形状50に連結係合する他の形状であってもよい。壁301が形成されると、ゴム製クッション302がハトの尾形状50に係合して、壁301の一方面に保護層を形成するように、ゴム製保護クッション302が壁301に連結され得る。一実施形態では、他の固定手段が必要ない。しかし、他の実施形態では、例えば、ゴム製クッション302を壁301に連結するボルトや、コンクリートでハトの尾形状50の余分空間を埋めたりする他の手段で、ゴム製クッション301をさらに固定してもよい。別の手段又は付加する手段として、製造中に、鋼又はプラスチック繊維ロープをゴム内に形成してもよい。これらをハトの尾形状50のコンクリート内に流し込んだり、他の手段でパイルに固定されたりする。好ましくは、ゴム製クッション302の背面の水圧又は空気圧に対抗するために、ハトの尾形状50の隙間が充填される。
上記の通り、本発明は、ウェブとフランジとの間の角度(α)が実質90°超えの熱間圧延パイルに関する。これは、100°以上、好ましくは、114°以上である。実際上では、熱間圧延パイルの角度αは、150°を超えることはない。
図3及び図4は、熱間圧延されたパイルの冷間矯正の方法工程を示す。冷間矯正は、大気温度で鋼パイルを矯正することを意味するが、例えば、クラックを防止するための低温度環境での熱間方法を含むことも認められる。シートパイルに一般的に用いられる鋼は、通常、180°曲げの延性がある。しかし、低温度環境(例えば、0℃)では、特に、鋼の性質が脆弱である場合に、クラックを防止するため、約50℃に鋼を予め加熱する必要がある。この加熱は最小限であるので、一般的な冷間矯正の定義に含まれる。
矯正工程は、例えば、
a)一般的な冷間くせ取りロールを通った単パイル
b)巻き取り可能な他の装置を通った又は押圧された単パイル、又は
c)圧延機の場所ではなく、二次工程の場所又は建設場所で矯正された単パイル又はダブルパイル
で実行される。
図3は、角度αを角度α1又はα2に小さくするために用いられるロール設備を再改変する工程を示す。図3の左側において、突出ローラ10が角度の内側に配置され、一対のローラ11,12が外側に配置され、ローラ11,12の面の間の角度が、所定の角度α1又はα2を規定する。図3の右側において、突出ローラ10が角度の内側に配置され、この実施例では、角度βは、2つの分離したローラ以外の窪みローラ13の傾斜面の間で規定される。
図4の実施形態では、冷間加工方法は、ローラの代わりに、押圧ブロックの配列を使用する。「V」ブロック14が示され、「V」の面の間の相対角度が、角度α1又はα2を規定する。ナイフプレス16の突出ブレード15がブロック14内で押圧され、それらの間のパイルの角度で、角度をαからα1又はα2に変形する。勿論、同様の動作で、パイルの他の角度を形成できる。
様々な実施例において、2つ又はそれ以上の冷間矯正ステージで、角度αをα1又はα2に変形できることが認められる。
本発明の他の実施形態において、1つのウェブ35及び2つのフランジ36を有する2つの熱間形成されたZ型パイル31(図5a参照)が(例えば、冷間矯正によって)矯正され、ウェブ35の少なくとも1箇所が曲げられる。Z型パイル31のウェブ35は、いずれの方向及びいずれの箇所で曲げられ得る。これによって、Z型パイル32が矯正され、ウェブ35は、2つのウェブとフランジとの連結(点線38)の間で引かれる直線ベクトルから離れて延設される。ウェブとフランジとの連結の角度Yは、同一に維持される(例えば、角度Yは90°超えに維持される)。また、ウェブとフランジとの連結の角度Yは、変更され得る。多くの係合部分又は「ソケット」60を備えるパイル壁を形成するために、矯正されたZ型パイル32が使用される(図5b、12及び13参照)。壁は、矯正されたZ型パイル32と改変されないZ型パイル31との組み合わせで形成されたり、矯正されたZ型パイル32だけで形成されたりする。
本実施形態では、2つのZ型パイル32によって形成された包囲部の少なくとも一部によって係合部分60(又は、ソケット)が形成され、2つのパイル32は、少なくとも1箇所で、包囲部の開口の幅lより大きな幅lを有する(即ち、ウェブとフランジとの間の連結で形成された開口は、包囲部から外側に離れて延設する)。さらに、矯正されたZ型パイル又はU型パイルのいずれかによって形成された包囲部の少なくとも一部によって係合部分が形成され、Z型パイル又はU型パイルは、パイルによって形成された包囲部の前方部分の幅より大きな幅を有する(前方とは、包囲部の開口側を意味する)。例えば、U型パイルのウェブが内側(即ち、互いに向き合って)に曲げられると、包囲部の開口は、ウェブが内側に曲げられた箇所より広く維持される。しかし、後方(即ち、フランジ側の方向)の箇所では、包囲部は、2つの内側に曲げられた箇所の間の距離より広くなり、そのため、矯正されたパイルは、常時、係合部分を有する。係合部分60は、ハトの尾形状50と同様の機能を発揮することが認められる。係合部分60は、さねはぎ(鍵及び鍵穴)連結の一部として使用され、それによって、パイル壁と他の材料との組み合わせを容易にする。
本発明の他の実施形態では、2つのウェブ45及び1つのフランジ46を有するU型パイル41(図6a参照)が(例えば、冷間矯正によって)矯正されて、少なくとも1つのウェブ45の少なくとも一部が曲げられる。U型パイル41の少なくとも1つのウェブ45が、いずれかの方向及びいずれかの箇所で曲げられ得る。その結果、矯正されたU型パイル42(図6b参照)のウェブ45は、点線48で示される通り、矯正されたウェブ45がフランジ46と交わる部分とその対向端との間で引かれる直線ベクトルから離れて延設される。パイルの所定の特性に応じて、パイル41の一方のウェブ45又は双方のウェブ45を矯正できることが認められる。ウェブとフランジとの連結の角度δが同一に維持され得る(例えば、角度δは90°超えに維持され得る)。また、ウェブとフランジとの連結の角度δは変更され得る。U型パイル41の少なくとも1つのウェブ45を矯正することで、係合部分60が形成される。Z型パイル32及びU型パイル42のハトの尾形状50及び係合部分60を有することで、係合部分60は、さねはぎ形式でパイル壁と他の材料との組み合わせを容易にする。
ウェブ/フランジの連結部分以外でウェブ及びフランジの角度が形成されるという点を除いて、図3及び図4の内容と同じ技術を使って、矯正されたZ型パイル32及びU型パイル42が形成され得る。例えば、図7は、ナイフブロック設備を使って、Z型パイル31及びU型パイル41の双方を矯正する方法を示す。図4の方法は、ウェブ及びフランジに沿ってZ型パイル32及びU型パイル42を矯正するために用いられることが認められる。ウェブ/フランジの連結部分以外でウェブ/フランジに沿って鋼パイルを矯正することが一般的に容易であることが認められる。
一般的な鋼パイルは、厚さが8mmと18mmとの間であって、鋼の性能は、一般的に、S240GPとS430GP(英国標準EN10248−1:1996「非合金鋼の熱間ロールシートパイル。技術搬送条件」に従った基準)との間で変化する。長さに沿ってZ型パイル31又はU型パイル41を矯正する際、一般的に、1m当たり100トンと1m当たり300トンとの間の押圧力が必要である。パイルの矯正又は曲げは、単一の送り又は矯正工程で完了する必要はない。複数の分離された曲げ又は矯正工程で鋼パイルを曲げることによって矯正することができる。例えば、曲げ角度及び曲げ長さの双方の工程ごとに徐々に材料を曲げることができる。
図8は、本発明の一実施形態を示す。図8は、複数の冷間矯正されたZ型パイル2によって建設された鋼パイル壁101を示す。同様に、壁は、矯正されたU型パイル22によって建設され得ることが認められる。壁101が、連続した魚の尾形又はハトの尾形を有するように、Z型パイル2が配置される。コンクリート壁102がシートパイル壁101の反対側に流し込まれ、これによって、複合シートパイル及びコンクリート壁100が形成される。図8の複合壁によって、さらなる強度と防水、及び腐食抵抗を得る。さらに、コンクリートが壁の表面仕上げとなる。壁101の魚の尾形が、コンクリート壁102の係合のアンカーとなり、これによって、コンクリート壁102の側方移動を規制する。これによって、従来の剛パイルを使用する際に必要な複数のせん断連結具の必要性が減少する。いくつかの実施形態では、コンクリートを保持し、係合部分からにじみ出ることを防止するために、下端堰板(不図示)が必要である。例えば、下端堰板は、側堰板の底に取り付けられ、ハサミのようにヒンジになっている。下端堰板を設置及び係合するため、ハサミ部分は、閉じて、設置されると開いて、パイル内に挿入される。開いた状態では、ハサミ部分が液状コンクリート圧に抵抗できる範囲で、ハサミ部分がシートパイルを係合する。さらに、開いた状態では、下端が、断面ハトの尾形孔を密閉して、コンクリートが係合部分の基部からにじみ出ることを防止する。下端は、油圧シリンダー又は他の機構手段の動作によって、閉じた状態から開いた状態になる。コンクリート設置後の取り外しは、設置と逆の工程となる(即ち、下端は、開いた状態から閉じた状態になる)。下端は、シートパイル壁の上端に固定手段で取り付けられ、又は、タイロッドを介して取り付けられ、パイルの上端を通過し、パイル壁の反対側で固定手段に取り付けられる。
図9は、本発明の別の実施形態を示し、図8で説明したように建設された複合壁200は、アンカーパイル203で補強される。アンカーパイル203は、壁200に対して固定及び支持し、壁200の強度を増加する。
上記の通り、図10は、本発明の別の実施形態を示し、壁301が連続するハトの尾又はさねはぎ形50を有するように、複数の冷間矯正されたZ型パイル2で建設された壁301が配置される。これによって、ゴム製の成形パネル302が、固定のためにハトの尾形50に係合できる。ゴム製の成形パネル302が防水シールを形成し、パイル2の腐食又は浸食を防止する。特に、シールが、加速する低水腐食を防止する。ゴム製の成形パネル302は、壁301の建設後に組み込まれて、再利用の車両タイヤから形成される。本実施形態では、壁301はコンクリート層304によって補強されて、別の固定具305で強化される。
図11は、本発明の別の実施形態を示し、壁401が連続するハトの尾又はさねはぎ形50を有するように、複数の冷間矯正されたZ型パイル2で建設された壁401が配置される。これによって、延設ペグ403及びヘッド404を有する予め成形されたコンクリート蓋402を、壁401の上端に挿入できる。蓋402の延設ペグ403は、2つの冷間矯正されたZ型パイル2(又は、1つの冷間矯正されたU型パイル22)によって成形されたハトの尾形50が係合する形状となっており、ペグ403は、壁401の上端を塞ぐ蓋402のヘッド404でハトの尾形50に挿入される。ハトの尾形50は、固定するために、蓋402に対する固定係合ベースとなり、これによって、蓋402が、別の付属品なく適切に壁401に固定され得る。各蓋402は、一対の矯正されたZ型パイル2又は単一の矯正されたU型パイル22を覆う。蓋402のヘッド404は、別の建造物の基礎又は保護カバーを含む複数の状況で使用できる。蓋402のヘッド404は、連結機構を備え、これによって、1つの蓋402が、隣接する蓋402に連結され得る。ハトの尾形50を形成する矯正されたZ型パイル2及びU型パイル22を使用することで、特に、建設前にコンクリート蓋402を予め製造できるという利点がある。現在の方法では、現場でコンクリートを打設し、多大な時間がかかる面倒な工程となる。そのため、本発明では、より速く安価な建設工程を可能とする。蓋402は、図9〜図13の実施形態と組み合わせて、使用できることが認識される。さらに、当業者であれば、蓋402は、様々な材料で形成され得ることが認識される。プレキャストコンクリート蓋402を組み合わせることで、様々な形式のプレキャストコンクリート係合部材(不図示)を採用され得ることが認識される。例えば、腐食を遮蔽するプレキャストコンクリート部材が、壁401と係合され得る。本実施形態では、プレキャストコンクリート部材は、成形されたゴム製パネル302と同じ形状である。
図12は、本発明の実施形態を示し、壁501を形成するために、矯正されたZ型パイル2が使用される。壁501は、別の構造物に対する固定箇所("anchorage point")となる複数の係合部分60を備える。例えば、壁501は、港湾内、又は、橋脚の一部として使用され得る。流水環境下で使用されるパイル擁壁は、特別な性質、例えば、流水、摩耗及び腐食抵抗のための滑らかな面を必要とする。さらに、一般的には、許容される外観を有する壁が要求される。このことは、係合部分60を使用することによって、壁501で実行でき、プレキャスト(不図示)又は現場でのコンクリート充填502(ここで2つの層502a及び502bが示される)のいずれかを使用できる。コンクリート502は、パイルの係合部分60内で固定され、他の固定具、例えば、レーキやボルトの必要性を少なくする。一度設置すると、コンクリートは、滑らかな面と美感的に好ましい仕上げを有する。さらに、成形された連結構造の結果(即ち、コンクリート502が係合部分60に固定される)、複合壁501(即ち、パイル及びコンクリート)は、高い横剛性を有する高い垂直負荷支圧強度を備える一方、コンクリート単独で実行されるよりも高い柔軟性が維持される。壁501は、高い係数(modulus:引張応力)の壁の特性を備える一方、(変形されていない(即ち、矯正されていない)シートパイルで形成されたシートパイル壁よりも)薄い部分が維持され、これは、流水抵抗を減少するためにも重要となる。壁に対する損傷を防止するための緩衝部材等、コンクリートで覆われていない部分で、係合部分60は、別の構造物に対する固定箇所となる。本実施形態では、強固で機能的な壁を速く建設することができ、モジュール形式でさらに改善されるものである。
図13は、本発明の別の実施形態を示す。複合壁601は、2つの分離したシートパイル壁からなる。各壁602,603は、交互の方向(壁の中心線に対して内向き及び外向き)で、矯正されたU型パイル42の列で形成される。各U型パイル42が単一の係合部分60を形成するように、U型パイル42のフランジが矯正される。本実施形態では、内向きパイルが他の内向きパイルに対向するように、パイルが配列される。しかし、別の実施形態では、パイルは、様々な方向で配列される。別の実施形態では、内向きパイル及び外向きパイルは、異なる鋼厚さでもよい。例えば、外向きフランジ(即ち、フランジがパイルの前面である方向)は、厚い鋼で建設され(例えば、厚い鋼フランジを有する)、内向きパイルは、薄い鋼フランジを有する。これによって、鋼がより効果的に使用され、必要とされる壁の端点に厚い鋼が配置されるが、壁の内向き面には鋼が使用されない。
2つの分離されたパイル壁602,603によって規定された中空部604は、支持鋼ケージ610によって強化され、ケージ610は、シートパイル壁602,603の係合部分610に係合するための(例えば)ハトの尾形部分611を備え、さらに、中空部604は、コンクリート605で充填される。これによって、「ビーム効果」を奏する。壁の露出外向き面がコンクリート被覆され、コンクリートが外向き係合部分に固定されて、鋼パイルの保護及び壁601をさらに強化する。
一般的なU型パイルを使用(即ち、矯正されていないパイルを使用)する同様の壁に比べて、図13の複合壁601は、非常に強化されている。これは、組合せ効果による。第1に、(係合部分60での)コンクリート及びパイルの連結によって、構造物601の剛性及び強度が増加する。第2に、鋼パイル壁の係数が増加する。別の実施形態では、矯正されたZ型パイル及びU型パイル2,22を使用して、壁の1ユニット当たりの係数が非常に増加して、壁で高い係数のパイルの数が増加するので、特に大きな効果を奏する。
別の実施形態では、2つの分離されたパイル壁602,603の間に形成される空隙604は、壁601の必要性に基づいて、変更され得る。一実施形態では、2つのパイル壁602,603の間のエリア604は掘削されない。別の実施形態では、空隙又は空間604は、様々な好適な材料(例えば、コンクリート)で充填され得る。2つのパイル壁602,603の間の材料の掘削は、柱に設けられた油圧動作つかみ機によって実行され、パイルリグ(piling rig)によって動作され得る。パイルの係合部分60に配置された材料の部分掘削は、パイルリグに設けられた螺旋刃で実行され得る。別の工程、又は、螺旋刃の工程と共に、係合部分60に適した形状のスプーンが、柱の先端に設けられる。係合部分60に挿入されると、柱が打ち込み降下して、係合部分の外側から材料を押出し、そして、2つのシートパイル壁602,603の間に形成された空間に材料を投入する。必要であれば、その後、廃棄物が、2つのパイル壁602,603の間の空間604から取り出される。単一のシートパイル壁で形成された壁、及び/又は、ハトの尾形50を有する壁で、同様の機構が使用される。
複合壁601の建設において、シートパイルにへこみ(indentations)を形成して、鋼パイルの鉛直せん断力が完全にコンクリート605に移転することで、壁601の構造的な整合性が向上され得る。従って、パイル壁602,603の間の空間604がコンクリートで充填されると、コンクリート605がへこみを充填して、締まりばめ(interference fit)を形成し、せん断移転を容易にする。水平に設けられた複数の油圧シリンダーを有する柱をパイル壁602,603の係合部分60内で降下することで、へこみが形成され得る。シリンダーは、好ましくは、強固な鋼製部分を備え、動作するときに、鋼製部分が各パイルの壁にへこみを形成する。複数のへこみを形成するために、これが繰り返される。
別の実施形態では、図14の通り、複合壁701は、矯正されたZ型パイル32で形成される。複合壁702は、図13の複合壁601と同様の特性及び利点を有する。
別の実施形態では、例えば、図13及び図14の複合壁601,701は、千鳥状に配置できる。例えば、鋼パイル壁602の頂点は第1高さ(例えば、地表高さ)となり、鋼パイル壁603の頂点は第2高さ(例えば、第1高さより低い)となり得る。鋼パイル壁602及び603が実質同一パイルで形成される場合、鋼パイル壁603の底は壁602の底より低くなる。従って、本実施形態において、複合壁の頂点及び底の双方で、複合壁601の断面は薄い壁部分となり、壁は鋼パイル壁602、603のいずれか一方のみで規定される。壁の全体高さにわたって同一の鋼断面が使用される一般的な高い係数の擁壁に比べて、鋼の浪費が少ないという別の利点がある。曲げモーメント(及び、壁に対する力)が中央部分より小さいことから、パイルの頭部(頂点)又は先端(底)で厚い鋼断面を使用する必要ないので、全体高さにわたって同一の鋼断面を使用することは、鋼の浪費である。しかし、千鳥配置で、複合壁601は、中央部分(例えば、壁に作用する力が最も高い箇所)でより高い係数を有し、壁で使用されるパイルを短くでき、それによって、鋼の量を少なくできる。
油圧押圧具等の環境に優しい機器を使って、矯正されたパイル2,22,32,42を打ち込むことができるという点で、本発明の鋼パイル2,22,32,42は、既存の擁壁、特に「コンビ」擁壁("Combi" retaining walls)に対して特別な利点を有する。一方、「コンビ」擁壁は、ハンマー及びバイブレータ等の大きな機器を必要とし、「コンビ」壁を設置できる環境は制限される。そのため、本発明のパイル2,22,32,42では、(建設技術の制限によって)既存の壁が所望よりも弱くなったり、壁の建設で周囲環境に悪影響を及ぼしたりする環境下で、壁を建設できる。さらに、本発明のパイルを使用して建設された壁は、容易にコンクリート被覆、又は、(例えば)ゴム製インサートで保護できるので、既存の高い係数の壁、特に「コンビ」壁(これらはコンクリート被覆ができない形状であるため)よりもメンテナンスを非常に少なくできる。
係合部分60及びハトの尾形50によって、壁を既存のシートパイル壁よりも非常に速く建設できる。これらの係合手段50,60によって、プレキャスト及び予め製造された構造物を壁に連結でき、建設期間及び現場での時間が少なくなる。係合手段50,60によって、複合壁及び他の構造物と壁(例えば、緩衝部材)とを固定するために一般的に必要な、ボルト、溶接及び他の固定工程の量が少なくなる。これによって、壁の建設に含まれる費用が少なくなる。
別の実施形態では、本発明のシートパイルを使用することで、曲げ壁又は円形の壁が建設される(例えば、壁を形成するためにパイルを打ち込むとき、壁が曲げられたり、壁が完全な円形を形成したりするように、パイルが矯正される)。本実施形態では、直線に打ち込まなければならない一般的な高い係数の壁とは異なり、曲げ壁は高い係数を保持する。本実施形態では、好ましくは、内側放射壁のハトの尾形50(又は、係合部分60)は、外側放射壁のハトの尾形50(又は、係合部分60)に対応する。これには、シートパイルを曲げるか再加工するための角度を変更して、小さな円弧に(例えば、内側放射壁シートパイルの連結を妨害し、かつ、対応する外側放射壁シートパイルの連結も妨害する内側放射壁によって規定される円形の中心から引かれる様々な直径の幅に)、各内側放射壁シートパイルの幅を小さくする必要がある。一実施形態では、内側放射壁のシートパイルは、外側放射壁のシートパイルよりも薄い。
図9〜図14において、全ての実施形態が、本発明の別の矯正されたパイルで同様に建設され得る。例えば、図9〜図12において、ウェブ/フランジの角度を小さくして矯正されたU型パイル22、又は、ウェブ35,45に沿った箇所で曲げて矯正されたZ型パイル32及びU型パイル42が、同等に適している。これらの実施形態は、上記と同様の利点を有する。
図1a,2a,5a及び6aのZ型パイル1,31又はU型パイル21,41を矯正する別の代わりの方法を採用できることが認められる。例えば、一実施形態では、パイルを矯正して、型鋼ローラの第1及び第2セットの手段で、図1b、2b、5b及び6bの矯正されたZ型パイル2,32及びU型パイル22,42を形成する。特に、先ず、パイルは、製鋼所内の型鋼からロールされて、従来技術を使って、図1a,2a,5a及び6aのZ型1,31又はU型21,41パイルを形成する。その後、まだ保温中か冷間後のいずれかに、パイル1,21,31,41が、第1セットとは異なる直径のローラの第2セットを通じて、図1b、2b、5b及び6bの矯正されたZ型2,32及び矯正されたU型22,42パイルを製造する。別の実施形態では、冷間されたZ型1,31又はU型21,41パイルを再加熱し、さらに、第1セットとは異なる直径のローラの第2セットを使って成形することで、実行される。これらの実施形態は、単一の連続工程の一部であってもよいことが認められる。
図面、開示事項、請求項に基づいて、本発明を実行する当業者であれば、記載された実施形態に対する様々な変形が可能であることが理解できる。例えば、以下の例がある。
シートパイルは様々な厚さにできる。例えば、シートパイルは、5mm厚、10mm厚、15mm厚又は30mm厚にできる。
シートパイルの連結は、2つのシートパイルを連結するための様々な手段にできる。
ウェブ又はフランジで複数の曲げを形成するために、ウェブ(Z型)又はフランジ(U型)に沿ってパイルを曲げることでシートパイルの矯正を繰り返すことができる。

Claims (11)

  1. シートパイル壁を形成する方法であって、
    複数のZ型パイル又はU型パイルを準備する工程を備え、前記Z型パイルは、2つのフランジ及び1つのウェブを備え、前記Z型パイルの前記ウェブ及び前記フランジ間の角度は、実質的に90°よりも大きく、前記U型パイルは、2つのウェブ及び1つのフランジを備え、前記U型パイルの前記ウェブ及び前記フランジ間の角度は、実質的に90°よりも大きく、
    前記方法は、さらに、
    前記ウェブ/フランジ形状を変更するために、前記Z型パイルの前記ウェブ及び前記フランジ間の前記角度を90°未満に小さくすることで前記Z型パイルを矯正する工程、又は、前記ウェブ及び前記フランジ間の前記角度を90°未満に小さくすることで前記U型パイルを矯正する工程と、
    少なくとも1つの係合部分を有するシートパイル壁を形成するために、複数の前記矯正された剛パイルを連結する工程と、を備え、前記係合部分は、断面から見たとき、狭められた首部を有する窪みである
    ことを特徴とする方法。
  2. シートパイル壁を形成する方法であって、
    複数のZ型パイル又はU型パイルを準備する工程を備え、前記Z型パイルは、2つのフランジ及び1つのウェブを備え、前記U型パイルは、2つのウェブ及び1つのフランジを備え、
    前記方法は、さらに、
    前記ウェブ/フランジ形状を変更するために、前記ウェブの少なくとも1箇所が、前記ウェブの第1端及び第2端の間に延設された直線ベクトルから離れて延設するように、前記Z型パイルを矯正する工程、又は、前記フランジの少なくとも1箇所が、前記フランジの第1端及び第2端の間に延設された直線ベクトルから離れて延設するように、前記U型パイルを矯正する工程と、
    少なくとも1つの係合部分を有するシートパイル壁を形成するために、複数の前記矯正された剛パイルを連結する工程と、を備え、前記係合部分は、断面から見たとき、狭められた首部を有する窪みである
    ことを特徴とする方法。
  3. 前記Z型又はU型パイルは、前記角度が80°未満で30°より大きくなるように、矯正される
    ことを特徴とする請求項1に記載の方法。
  4. 前記係合部分は、別の材料又は構造物と連結する固定箇所となり、特に、前記係合部分は、ハトの尾形状である
    ことを特徴とする請求項1〜3のいずれかに記載の方法。
  5. さらに、前記シートパイル壁の前記係合部分に、ゴム製インサート、予め形成されたコンクリート製の化粧パネル及び蓋、剛ケージ、又は、現場打ちコンクリートのうちの1つを係合する工程を含む
    ことを特徴とする請求項1〜4のいずれかに記載の方法。
  6. 少なくとも2つのシートパイル壁が、複合壁として配置される
    ことを特徴とする請求項1〜5のいずれかに記載の方法。
  7. 前記複合壁の2つのシートパイル壁は、その間に空隙を有しており、前記空隙は、コンクリートで充填される
    ことを特徴とする請求項6に記載の方法。
  8. 複数の前記矯正された剛パイルを連結する工程は、矯正されたパイルが連結機構を介して隣接するパイルと連結するように、矯正されたパイルを地中に打ち込む工程を備える
    ことを特徴とする請求項1〜7のいずれかに記載の方法。
  9. さらに、前記パイルを地中に打ち込む工程の後に、前記壁の前記係合部分内にある材料を掘削する工程を備える
    ことを特徴とする請求項8に記載の方法。
  10. 前記Z型パイル又は前記U型パイルを矯正する工程は、前記パイルを冷間矯正する工程を備える
    ことを特徴とする請求項1〜9のいずれかに記載の方法。
  11. 前記Z型パイル又は前記U型パイルは、鋼断面を熱間圧延することで形成される
    ことを特徴とする請求項1〜10のいずれかに記載の方法。
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