JP2017214073A - Ptp包装機 - Google Patents

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Abstract

【課題】多大なコストをかけることなく第二空間への所定物質の流出阻止を図りつつ、第一空間への異物の侵入についてもより確実に防止可能なPTP包装機を提供する。【解決手段】PTP包装機には、第一空間11Sと第一空間11Sの外部に位置する第二空間12Sとが設けられる。PTP包装機は、両空間11S,12Sを仕切るとともに出口空間63Sを有する仕切部61と、出口空間63Sに配置され、複数のシート収容空間711及び各シート収容空間711が直接連通しないように区切る区切部713を有する回転体71とを備える。回転体71の外周には、区切部713により区画された複数の外周区画部が周方向に複数存在する。仕切部61は、回転体71の外周に近接する壁部631A,632Aを有し、両壁部631A,632Aは、自身の周方向に沿って前記外周区画部の周方向長さ以上の長さを有する。【選択図】 図6

Description

本発明は、錠剤などの物品を包装するブリスタ包装用シート(以下、「PTPシート」という)を製造するためのPTP包装機に関する。
一般に、PTPシートは、例えば、複数のポケット部を備える容器フィルムと、前記ポケット部を塞ぐようにして容器フィルムに取着されたカバーフィルムとを有している。また、ポケット部には、錠剤やカプセル等の物品が充填されている。
このようなPTPシートを製造するためのPTP包装機は、容器フィルムに対しポケット部を形成する装置、ポケット部に対し前記物品を充填する装置、容器フィルムに対しカバーフィルムを取着する装置、容器フィルムにカバーフィルムが取着されてなるPTPフィルムを打抜く装置、打抜いて得られたPTPシートを包装する装置等を備えている。
ところで、PTPシートの製造過程においては、ポケット部の内部や物品等に対する粉塵などの異物の付着を防止する必要がある。そこで、ポケット部の形成、前記物品の充填、カバーフィルムの取着、PTPフィルムの打抜きを行う各種装置を所定のカバーで覆い、当該カバー内部の空間(第一空間)と、PTPシートの結束や包装を行う装置等が配置された前記カバー外の空間(第二空間)とを仕切るとともに、第一空間の気圧を第二空間の気圧よりも高く保つことにより、前記物品の充填やカバーフィルムの取着等が清浄な空間内で行われるようにする手法が提案されている(例えば、特許文献1等参照)。尚、当該手法では、所定の孔部を通して第一搬送手段から第二搬送手段へとPTPシートを落下させることで、第一空間から第二空間へとPTPシートが搬出される。
一方、昨今では、第一空間から第二空間に対し、前記物品から放出された高薬理活性物質などの所定物質が流出してしまうことを阻止することが要求され得る。このような所定物質の流出阻止を図るために、例えば、上記手法における前記両空間の気圧の大小関係を反転させる手法、すなわち、前記両空間の気圧差を一定に制御し、第一空間を負圧(陰圧)に保つ手法が採用され得る。この手法を採用した設備は、いわゆるコンテインメント(封じ込め)と称される。
特開2015−30518号公報
しかしながら、コンテインメントを設置するには、多大なコストが必要となってしまうおそれがあり、また、コンテインメントを設置すれば、気圧の関係から、結果的に、第二空間から第一空間へと粉塵などの異物が侵入しやすくなってしまう。一方で、コンテインメントを設置しない場合には、前記所定物質による影響を考慮して、作業者は、防護服や防護マスクなどを装着した上で作業を行わなければならず、作業効率や安全性の低下を招いてしまう可能性がある。
本発明は、上記事情に鑑みてなされたものであり、その目的は、多大なコストをかけることなく第一空間から第二空間に対する所定物質の流出阻止を図ることができるとともに、第二空間から第一空間に対する異物の侵入についてもより確実に防止することができるPTP包装機を提供することにある。
以下、上記目的を解決するのに適した各手段につき、項分けして説明する。なお、必要に応じて対応する手段に特有の作用効果を付記する。
手段1.帯状の容器フィルムに形成されたポケット部に対し所定の物品を充填する充填手段と、
前記ポケット部に前記物品が収容された前記容器フィルムに対し、前記ポケット部を塞ぐように帯状のカバーフィルムを取着する取着手段と、
前記容器フィルムに前記カバーフィルムが取着されてなる帯状のPTPフィルムをPTPシート単位に打抜く打抜手段と、
打抜いて得られた前記PTPシートを搬送する上流側搬送手段と、
前記上流側搬送手段よりも下流において、前記PTPシートを搬送する下流側搬送手段とを備え、
前記充填手段、前記取着手段、前記打抜手段及び前記上流側搬送手段が配置された第一空間と、
前記下流側搬送手段が配置され、前記第一空間の外部に位置する第二空間とが設けられたPTP包装機であって、
前記第一空間及び前記第二空間を仕切るとともに、前記第一空間から前記第二空間に連通する出口空間が形成されてなる仕切部と、
外周に開口し前記PTPシートを収容可能な複数のシート収容空間、及び、前記各シート収容空間が直接連通しないように区切る複数の区切部を有し、前記シート収容空間及び前記区切部が周方向に沿って交互に設けられるとともに、前記出口空間に配置され、かつ、自身の回転に伴い前記上流側搬送手段から受け渡されて前記シート収容空間に収容された前記PTPシートを前記下流側搬送手段側へと搬送する回転体とを備え、
前記回転体の外周には、前記区切部によって区画された複数の外周区画部が周方向に複数存在しており、
前記仕切部は、
前記回転体の外周のうち前記第一空間から前記第二空間へと移動する部位に近接した状態で設けられた断面円弧状の第一壁部と、
前記回転体の外周のうち前記第二空間から前記第一空間へと移動する部位に近接した状態で設けられた断面円弧状の第二壁部とを備え、
前記両壁部は、自身の周方向に沿って前記外周区画部の周方向長さ以上の長さを有することを特徴とするPTP包装機。
上記手段1によれば、仕切部の出口空間に配置された回転体は、周方向に沿ってシート収容空間と区切部とを交互に有し、区切部によって各シート収容空間が直接連通しないようになっており、また、その外周に区切部によって区画された複数の外周区画部を備えた構成となっている。そして、仕切部は、回転体の外周に対し近接した状態で設けられた断面円弧状の第一壁部及び第二壁部を備えており、各壁部は、自身の周方向に沿って外周区画部の周方向長さ以上の長さを有している。従って、上記手段1によれば、回転体の回転軸を含み第一壁部の周方向一端を通過する仮想平面と前記回転軸を含み第一壁部の周方向他端を通過する仮想平面との間であって第一壁部と相対する範囲、及び、前記回転軸を含み第二壁部の周方向一端を通過する仮想平面と前記回転軸を含み第二壁部の周方向他端を通過する仮想平面との間であって第二壁部と相対する範囲の双方に、常に区切部を位置させることができる。そのため、回転体の外周と仕切部との間に位置する微小な隙間などを除いて、第一空間及び第二空間がシート収容空間を介して連通するといったことは生じず、両空間をほぼ遮断された状態とすることができる。これにより、多大なコストをかけることなく、第一空間から第二空間に対する所定物質(例えば、高薬理活性物質など)の流出阻止をより確実に図ることができる。その結果、作業者において、多量の前記所定物質が流出することを前提とした対策を特段行う必要がなくなり、良好な作業効率や安全性を得ることができる。また、第二空間から第一空間に対する異物の侵入防止についてもより確実に図ることができる。その結果、衛生的な環境において安全性に優れたPTPシートをより確実に製造することができる。
手段2.前記回転体の外周には、前記回転体及び前記両壁部間の気体を内周側に吸引するインナ吸引口が設けられることを特徴とする手段1に記載のPTP包装機。
上記手段2によれば、回転体の外周には、インナ吸引口が設けられている。ここで、上記手段1によれば、回転体及び両壁部間の隙間は非常に小さく、回転体の外周は両壁部に近接した状態となるため、インナ吸引口によって、回転体及び両壁部間の隙間に存在していたり、両壁部に付着していたりした異物や所定物質を効果的に吸引することができる。これにより、第一空間から第二空間に対する所定物質の流出阻止や、第二空間から第一空間に対する異物の侵入防止を一層確実に図ることができる。
手段3.前記両壁部には、前記回転体及び前記両壁部間の気体を外周側に吸引するアウタ吸引口が設けられることを特徴とする手段1又は2に記載のPTP包装機。
上記手段3によれば、アウタ吸引口によって、回転体と両壁部との間の隙間に存在していたり、回転体の外周に付着していたりした異物や所定物質を効果的に吸引することができる。また、アウタ吸引口によって、シート収容空間の内部に存在する異物や所定物質についても吸引することができる。ここで、各シート収容空間は区切部によって非連通の状態であるため、吸引効果をより高めることができる。これらの結果、第一空間から第二空間に対する所定物質の流出阻止や、第二空間から第一空間に対する異物の侵入防止をより一層確実に図ることができる。
手段4.前記回転体の外周には、前記回転体及び前記両壁部間に気体を吹き出すインナ吹出口が設けられ、
前記両壁部には、前記回転体及び前記両壁部間の気体を外周側に吸引するアウタ吸引口が設けられることを特徴とする手段1に記載のPTP包装機。
上記手段4によれば、アウタ吸引口が設けられることで、上記手段3と同様の作用効果が奏されることとなる。
さらに、上記手段4によれば、インナ吹出口から吹き出す気体によって、異物や所定物質を、回転体や壁部から離したり、シート収容空間の内部から外部へと移動させたりした上で、アウタ吸引口によって吸引することができる。これにより、第一空間から第二空間に対する所定物質の流出阻止や、第二空間から第一空間に対する異物の侵入防止をより効果的に図ることができる。
手段5.前記回転体には、外周に開口し前記シート収容空間に連通する爪配置空間が設けられることで、前記シート収容空間及びこれに連通する前記爪配置空間によるユニット空間が複数設けられ、
前記区切部により、前記ユニット空間同士が直接連通しないように構成されており、
前記爪配置空間は、前記シート収容空間に収容された前記PTPシートを引掛けた状態で、当該PTPシートを当該シート収容空間の外へと引出す方向に移動することにより、当該PTPシートを前記下流側搬送手段側へと引出す引出爪部を配置可能に構成されていることを特徴とする手段1乃至4のいずれかに記載のPTP包装機。
上記手段5によれば、引出爪部によって、シート収容空間に収容されたPTPシートをより確実に取出すことができる。
尚、爪配置空間を設けたとしても、区切部によって、シート収容空間及び爪配置空間からなる各ユニット空間同士は直接連通しないものとされるため、上記手段1による作用効果が損なわれるといったことはない。
手段6.前記回転体は、間欠回転可能であり、
前記回転体の回転動作時に、前記爪配置空間に対し前記引出爪部が配置され、前記回転体の一時停止時に、前記引出爪部が移動することにより前記PTPシートが引出されるように構成されていることを特徴とする手段5に記載のPTP包装機。
上記手段6によれば、回転体の回転動作時に、爪配置空間に対して引出爪部が予め配置された上で、回転体の一時停止時に、引出爪部が移動することによりPTPシートを引出すことができる。従って、回転体の一時停止時に、爪配置空間へと引出爪部を配置する場合と比較して、回転体の一時停止時間を短縮させることができる。これにより、搬送動作の高速化を図ることができ、生産性を向上させることができる。
手段7.前記上流側搬送手段は、
前記PTPシートの搬送方向に沿って延び、自身の終端部が前記回転体の外周に近接した状態で設けられた上流側搬送台と、
前記回転体に接近する経路及び前記回転体から離れる経路を含む環状の移動経路に沿って移動するとともに、前記移動経路のうち前記回転体に接近する経路の少なくとも一部を移動している最中に、少なくとも一部が前記上流側搬送台の上方へと突出した状態となるように構成された上流側搬送爪部とを備え、
前記上流側搬送爪部のうち前記上流側搬送台の上方へと突出する部位により、前記PTPシートは、前記上流側搬送台に載置された状態で前記回転体に向けて押されて搬送された上で、前記上流側搬送台から前記シート収容空間へと投入されるように構成され、
前記上流側搬送爪部は、前記爪配置空間を通る移動経路に沿って移動するように構成されていることを特徴とする手段5又は6に記載のPTP包装機。
上記手段7によれば、上流側搬送爪部は、爪配置空間を通る移動経路に沿って移動する。そのため、シート収容空間へとPTPシートを投入する際に、上流側搬送爪部を回転体に対し著しく接近させることができる。これにより、上流側搬送手段から回転体に対しPTPシートをより確実に受け渡すことができる。
また、シート収容空間に対しPTPシートをより確実に収容することも可能となる。これにより、シート収容空間に対するPTPシートの収容状態が不完全であること(例えば、シート収容空間からPTPシートの一部が出ていること)に伴う不具合(例えば、第一壁部と回転体との間にPTPシートが挟まってしまうこと等)が生じてしまうことをより確実に防止できる。
手段8.前記PTPシートは、前記上流側搬送台から前記シート収容空間に対する投入時に、前記ポケット部が上方に突出した状態とされることを特徴とする手段7に記載のPTP包装機。
上記手段8によれば、上流側搬送台からシート収容空間に対する投入時に、PTPシートは、ポケット部が上方に突出し、平坦なカバーフィルムが下面を構成している状態となる。従って、上流側搬送台からシート収容空間に対するPTPシートの投入時に、PTPシートが回転体(上流側搬送台との間で隙間を形成する部位)に引っ掛かってしまうことをより確実に防止できる。これにより、シート収容空間に対しPTPシートをより円滑に投入することができ、シート収容空間に対しPTPシートを一層確実に収容することができる。また、投入時におけるPTPシートの破損防止をより確実に図ることができる。
手段9.前記回転体の回転軸は、水平方向に延びており、
前記回転体は、前記上流側搬送手段から受け渡された前記PTPシートを、前記回転軸よりも上側を通るようにして前記下流側搬送手段側へと搬送するように構成されていることを特徴とする手段1乃至8のいずれかに記載のPTP包装機。
上記手段9によれば、上流側搬送手段から受け渡されたPTPシートは、回転体の回転軸よりも上側を通って搬送される。そのため、搬送途中に、重力によってシート収容空間の奥へとPTPシートを入り込ませることができ、シート収容空間に対しPTPシートを一層確実に収容することができる。
手段10.前記仕切部は、前記回転体の回転方向と反対方向に沿った前記第一壁部よりも手前側において前記第一壁部と連続した状態で設けられ、前記第一壁部に近づくにつれて前記回転体の回転軸に対し徐々に接近するように構成されたガイド部を有することを特徴とする手段1乃至9のいずれかに記載のPTP包装機。
上記手段10によれば、上流側搬送手段から回転体に対するPTPシートの受け渡し後において、仮にPTPシートの収容状態が不完全であっても、ガイド部に対しPTPシートが接触することによって、当該PTPシートをシート収容空間の奥側へと移動させることができる。これにより、シート収容空間に対しPTPシートをより一層確実に収容することができる。
手段11.前記第二空間は、前記第一空間の気圧よりも低圧とされていることを特徴とする手段1乃至10のいずれかに記載のPTP包装機。
上記手段11によれば、第二空間から第一空間に対する異物の侵入をより確実に防止することができる。これにより、より衛生的な環境において安全性に優れたPTPシートを製造することができる。
尚、上記手段11によれば、第一空間から第二空間へと空気が流れやすくなってしまうため、所定物質が流出しやすくなってしまうおそれがあるが、上記手段1を採用することで、所定物質の流出阻止をより確実に図ることができる。また、上記手段2〜4の少なくとも1つを採用することで、所定物質の流出阻止をより一層確実に図ることができる。
尚、「前記第一空間は、大気圧以上の正圧下とされる」こととしてもよい。このように構成することで、第1空間の周囲の空間からの異物の侵入を防止することができる。
PTPシートの構成を示す斜視図である。 PTPシートの一部破断拡大図である。 PTP包装機の概略構成を示す模式図である。 上流側搬送コンベアの部分拡大斜視図である。 下流側搬送コンベアの部分拡大斜視図である。 仕切部や回転体等の断面図である。 第一空間側から見たときにおける仕切部や回転体等の斜視図である。 第二空間側から見たときにおける仕切部や回転体等の斜視図である。 回転体の中心軸を含む断面において仕切部を切断したときにおける仕切部及び回転体の一部破断平面図である。 回転体の中心軸を含む断面における枠部の断面斜視図である。 回転体の中心軸と直交する断面における枠部の断面斜視図である。 回転体の斜視図である。 回転体の一部破断斜視図である。 図12の点線において回転体を切断したときの回転体の断面斜視図である。 図12の二点鎖線において回転体を切断したときの回転体の断面斜視図である。 上流側搬送爪部の移動経路を説明するための回転体等の断面図である。 回転体の回転に伴うPTPシートの搬送について説明するための回転体等の断面図である。 シート収容空間からのPTPシートの引出しについて説明するための回転体等の断面図である。 別の実施形態におけるインナ吹出口等を示す回転体の斜視図である。 別の実施形態における、上流側搬送コンベアから回転体に対するPTPシートの受け渡し手法、及び、回転体から下流側搬送コンベアに対するPTPシートの受け渡し手法を説明するための回転体等の断面図である。
以下に、一実施形態について図面を参照しつつ説明する。
まず、PTPシート1について説明する。図1及び図2に示すように、PTPシート1は、複数のポケット部2を備えた容器フィルム3と、ポケット部2を塞ぐようにして容器フィルム3に取着されたカバーフィルム4とを有している。
容器フィルム3は、例えばPP(ポリプロピレン)やPVC(ポリ塩化ビニル)等の透明又は半透明な熱可塑性樹脂材料などによって形成されている。一方、カバーフィルム4は、例えばポリエステル樹脂等からなるシーラントが表面に塗布された不透明材料(例えば、アルミニウム箔等)により構成されている。
PTPシート1は、平面視略矩形状に形成されており、シート長手方向に沿って配列された5個のポケット部2からなるポケット列が、シート短手方向に2列形成されている。つまり、計10個のポケット部2が形成されている。各ポケット部2には、物品としての錠剤5が1つずつ収容されている。
次に、PTP包装機(ブリスタ包装機)10の概略構成について、図3を参照して説明する。PTP包装機10は、PTPシート1を製造する第一装置11と、製造されたPTPシート1を搬送した上で、箱詰めする第二装置12と、両装置11,12間に配設された仕切部61及び回転体71と、第二装置12側に設けられた引出爪部81(図5参照)とを備えている。
まず、第一装置11について説明する。第一装置11の最上流側では、帯状の容器フィルム3の原反がロール状に捲回されている。ロール状に捲回された容器フィルム3の引出し端側は、ガイドロール13に案内されている。容器フィルム3は、ガイドロール13の下流側において間欠送りロール14に掛装されている。間欠送りロール14は、間欠的に回転するモータに連結されており、容器フィルム3を間欠的に搬送する。
ガイドロール13と間欠送りロール14との間には、容器フィルム3の搬送経路に沿って、加熱装置15及びポケット部形成装置16が順に配設されている。そして、加熱装置15によって容器フィルム3が加熱されて該容器フィルム3が比較的柔軟になった状態において、ポケット部形成装置16によって容器フィルム3の所定位置に複数のポケット部2が成形される。ポケット部2の成形は、間欠送りロール14による容器フィルム3の搬送動作間のインターバルの際に行われる。
間欠送りロール14から送り出された容器フィルム3は、テンションロール18、ガイドロール19及びフィルム受けロール20の順に掛装されている。フィルム受けロール20は、一定回転するモータに連結されているため、容器フィルム3を連続的に且つ一定速度で搬送する。テンションロール18は、容器フィルム3を弾性力によって緊張する側へ引っ張った状態とされており、前記間欠送りロール14とフィルム受けロール20との搬送動作の相違による容器フィルム3の弛みを防止して容器フィルム3を常時緊張状態に保持する。これにより、容器フィルム3は、テンションロール18及びフィルム受けロール20間において、停止することなく連続搬送される。
ガイドロール19とフィルム受けロール20との間には、容器フィルム3の搬送経路に沿って、錠剤充填装置21及び検査装置22がこの順序で配設されている。
錠剤充填装置21は、ポケット部2に錠剤5を自動的に充填する充填手段としての機能を有する。錠剤充填装置21は、フィルム受けロール20による容器フィルム3の搬送動作と同期して、所定間隔毎にシャッタを開くことで錠剤5を落下させるものであり、このシャッタ開放動作に伴って各ポケット部2に錠剤5が充填される。
検査装置22は、錠剤5における割れや欠け、錠剤5に対する異物の付着の有無、及び、錠剤5の形状や大きさが製造品種と適合しているか否か等について検査を行う装置である。
一方、帯状に形成されたカバーフィルム4の原反は、最上流側においてロール状に捲回されている。
ロール状に捲回されたカバーフィルム4の引出し端は、ガイドロール26によって加熱ロール27の方へと案内されている。加熱ロール27は、前記フィルム受けロール20に圧接可能となっており、両ロール20,27間に容器フィルム3及びカバーフィルム4が送り込まれるようになっている。そして、容器フィルム3及びカバーフィルム4が、両ロール20,27間を加熱圧接状態で通過することにより、容器フィルム3にカバーフィルム4が貼着され、ポケット部2がカバーフィルム4で塞がれる。これにより、錠剤5が各ポケット部2に充填された帯状のPTPフィルム7が製造されるようになっている。本実施形態では、フィルム受けロール20及び加熱ロール27によって、シール手段が構成される。尚、本実施形態において、PTPフィルム7は、PTPシート1に相当する部分がその幅方向に沿って4枚分存在する構成となっている。
フィルム受けロール20から送り出されたPTPフィルム7は、テンションロール28及び間欠送りロール29の順に掛装されている。間欠送りロール29は、間欠的に回転するモータに連結されているため、PTPフィルム7を間欠的に搬送する。テンションロール28は、PTPフィルム7を弾性力によって緊張する側へ引っ張った状態とされており、前記フィルム受けロール20と間欠送りロール29との搬送動作の相違によるPTPフィルム7の弛みを防止してPTPフィルム7を常時緊張状態に保持する。
間欠送りロール29から送り出されたPTPフィルム7は、テンションロール31及び間欠送りロール32の順に掛装されている。間欠送りロール32は、間欠的に回転するモータに連結されているため、PTPフィルム7を間欠的に搬送する。テンションロール31は、PTPフィルム7を弾性力によって緊張する側へ引っ張った状態とされており、前記間欠送りロール29,32間でのPTPフィルム7の弛みを防止する。
間欠送りロール29とテンションロール31との間には、PTPフィルム7の搬送経路に沿って、スリット形成装置33及び刻印装置34が順に配設されている。スリット形成装置33は、PTPフィルム7の所定位置に切離用スリットを形成する機能を有する。刻印装置34は、PTPフィルム7の所定位置(例えばタグ部)に刻印を付す機能を有する。
間欠送りロール32から送り出されたPTPフィルム7は、その下流側においてテンションロール35及び連続送りロール36の順に掛装されている。間欠送りロール32とテンションロール35との間には、PTPフィルム7の搬送経路に沿って、シート打抜装置37が配設されている。シート打抜装置37は、PTPフィルム7をPTPシート1単位にその外縁を打抜く打抜手段としての機能を有する。本実施形態では、シート打抜装置37によって、PTPフィルム7の幅方向に並ぶ4枚分のPTPシート1に相当する部分が一度に打抜かれる。そして、シート打抜装置37によって打抜かれた各PTPシート1は、上流側搬送手段としての上流側搬送コンベア38に落下する。
上流側搬送コンベア38は、回転体71側へとPTPシート1を搬送する装置である。本実施形態において、上流側搬送コンベア38は、図4に示すように、一度に打抜かれるPTPシート1の数に対応して複数存在しており、PTPシート1の搬送方向と直交する方向に沿って並べて配置されている。各上流側搬送コンベア38は、それぞれ上流側搬送台39及び上流側搬送爪部40を備えている。
上流側搬送台39は、PTPシート1の搬送方向に沿って延びるとともに、少なくとも上面が平坦状をなす板状の上流側レール部391を複数備えている。各上流側レール部391は、前記搬送方向と直交する方向に所定の間隔をあけた状態で並べて配設されている。また、上流側搬送台39は、自身の終端部が回転体71の外周に近接した状態とされている(図6参照)。
上流側搬送爪部40は、直棒状をなしており、図示しない所定の駆動手段により、回転体71に接近する経路及び回転体71から離れる経路を含む環状の移動経路に沿って移動する。上流側搬送爪部40は、その移動方向に沿って等間隔に複数設けられている。また、上流側搬送爪部40のうち回転体71に接近する経路の少なくとも一部を移動しているものは、少なくとも一部(本実施形態では、上部)が、上流側レール部391間の隙間を通って上流側搬送台39の上方へと突出した状態となるように構成されている。そして、上流側搬送爪部40のうち上流側搬送台39の上方へと突出する部位によって、上流側搬送台39に載置された状態のPTPシート1が回転体71に向けて押されて搬送されるようになっている。
図3に戻り、検査装置22によって不良判定された場合、不良判定に係るPTPシート1は、上流側搬送コンベア38に対応して設けられた不良シート排出機構41によって別途排出され、図示しない不良品ホッパに移送される。
前記連続送りロール36の下流側には、裁断装置42が配設されている。そして、シート打抜装置37による打抜き後に帯状に残った残材部(スクラップ部)を構成する不要フィルム部43は、前記テンションロール35及び連続送りロール36に案内された後、裁断装置42に導かれる。尚、前記連続送りロール36は従動ロールが圧接されており、前記不要フィルム部43を挟持しながら搬送動作を行う。裁断装置42は、不要フィルム部43を所定寸法に裁断しスクラップ処理する機能を有する。このスクラップはスクラップ用ホッパ44に貯留された後、別途廃棄処理される。
尚、上記各ロール14,19,20,29,31,32などは、そのロール表面とポケット部2とが対向する位置関係となっているが、各ロール14等の表面には、ポケット部2が収容される凹部が形成されているため、基本的には、ポケット部2が潰れてしまうことがない。また、ポケット部2が各ロール14等の凹部に収容されながら送り動作が行われることで、間欠送り動作や連続送り動作が確実に行われる。
また、本実施形態において、第一装置11は、所定のカバーで覆われており、その内部に第一空間11Sが存在している。第一空間11Sには、少なくとも、ポケット部2を形成するための手段である加熱装置15及びポケット部形成装置16と、錠剤充填装置21と、シール手段としてのフィルム受けロール20及び加熱ロール27と、シート打抜装置37とが配置されている。
さらに、第一装置11を覆う前記カバーには、第一空間11Sに連通する外気取込口45が設けられており、当該外気取込口45には、粉塵を除去するためのフィルタ46と、フィルタ46を通過した清浄な外気を第一空間11Sに取り込むためのファン47とが設けられている。そして、第一空間11S内は、前記ファン47により取り込まれた外気により、大気圧以上の正圧下とされており、外部からの粉塵が入り込みにくいクリーンゾーンとなっている。尚、第一空間11Sは、外気取込口45と後述する出口空間63Sとを除いて、外気と遮断された状態となっている。
第二装置12は、下流側搬送手段としての下流側搬送コンベア48と、箱詰装置51とを備えている。
下流側搬送コンベア48は、回転体71を介して上流側搬送コンベア38から受け渡されたPTPシート1を箱詰装置51へと搬送する装置である。下流側搬送コンベア48は、図5に示すように、一度に打抜かれるPTPシート1の数に対応して複数存在しており、PTPシート1の搬送方向と直交する方向に沿って並べて配置されている。各下流側搬送コンベア48は、それぞれ下流側搬送台49及び下流側搬送爪部50を備えている。
下流側搬送台49は、PTPシート1の搬送方向に沿って延びる板状の下流側レール部491を複数備えている。各下流側レール部491は、前記搬送方向と直交する方向に所定の間隔をあけた状態で並べて配設されている。また、下流側搬送台49は、自身の始端部が回転体71の外周に近接した状態とされている(図6参照)。
下流側搬送爪部50は、直棒状をなしており、図示しない所定の駆動手段により、回転体71に接近する経路及び回転体71から離れる経路を含む環状の移動経路に沿って移動する。下流側搬送爪部50は、その移動方向に沿って等間隔に複数設けられている。また、下流側搬送爪部50のうち回転体71から離間する経路の少なくとも一部を移動しているものは、少なくとも一部(本実施形態では、上部)が、下流側レール部491間の隙間を通って下流側搬送台49の上方へと突出した状態となるように構成されている。この下流側搬送爪部50のうち下流側搬送台49の上方へと突出する部位によって、下流側搬送台49に載置された状態のPTPシート1は、箱詰装置51へと押されて搬送される。
箱詰装置51は、下流側搬送コンベア48により搬送されたPTPシート1を箱詰めする機能を備えている。尚、第二装置12は、PTPシート1を結束する装置や、PTPシート1を袋詰めする装置等を備えていてもよい。そして、下流側搬送コンベア48によって、これら装置に対しPTPシート1が搬送されるように構成してもよい。
さらに、第二装置12は、前記第一空間11Sの外部に位置する第二空間12S(一般ゾーン)に配置されている。第二空間12S内は、前記第一空間11Sの気圧よりも低圧(本実施形態では、大気圧)とされている。前記仕切部61は、前記両空間11S,12Sを仕切る(分離する)ために設けられている。
仕切部61は、図6〜9に示すように、板部62及び枠部63を備えている。板部62は、枠部63の周囲に設けられており、第一空間11Sを覆う前記カバーの一部を構成している。尚、図6、図16、図17及び図18等では、上流側搬送爪部40や下流側搬送爪部50の移動を通常の太線の矢印で表し、回転体71の移動を黒塗りの矢印で表し、引出爪部81の移動を白抜きの矢印で表している。
枠部63は、それぞれ回転体71の軸方向に延びる第一構成部631及び第二構成部632と、両構成部631,632の前記軸方向両端部を連結する連結部633,634とを備えている。
第一構成部631は、回転体71の直上方に位置しており、図10及び図11に示すように、内部に中空部631Sを備えている。当該中空部631Sは、図示しない所定の吸気手段により、第一構成部631から上方に向けて突出する通気管641を介して負圧が供給された状態となっている。また、第一構成部631の下面部は、第一壁部631Aと、これに連続するガイド部631Bとを備えている。
第一壁部631Aは、回転体71の中心軸と直交する断面において前記中心軸を中心とした円弧状をなしている。また、第一壁部631Aは、回転体71の外周部位(より詳しくは、回転体71の外周のうち第一空間11Sから第二空間12Sへと移動する部位)に対し近接した状態(例えば、回転体71の外周部位までの距離が数mm以内の状態)で設けられている。
さらに、第一壁部631Aには、前記中空部631Sと後述する出口空間63Sとを連通する第一アウタ吸引口631Cが多数貫通形成されている。そして、第一アウタ吸引口631Cによって、回転体71及び第一壁部631A間の気体が外周側(中空部631S側)へと吸引されるようになっている。
また、第一壁部631Aの周方向に沿った長さは、後述する外周区画部714の周方向長さ以上となっている。
ガイド部631Bは、平坦面状をなしており、第一空間11S側に設けられている。また、ガイド部631Bは、第一壁部631Aに近づくにつれて回転体71の中心軸(回転軸)に対し徐々に接近するように構成されている(図6参照)。
第二構成部632は、回転体71の直下方において、第一構成部631との間で回転体71を挟む位置に配設されており、内部に中空部632Sを備えている。当該中空部632Sは、図示しない所定の吸気手段により、第二構成部632から下方に突出する通気管642を介して負圧が供給された状態となっている。また、第二構成部632の上面部は、第二壁部632Aを備えている。
第二壁部632Aは、第一壁部631Aと同様に、回転体71の中心軸と直交する断面において前記中心軸を中心とした円弧状をなしている。また、第二壁部632Aは、回転体71の外周部位(より詳しくは、回転体71の外周のうち第二空間12Sから第一空間11Sへと移動する部位)に対し近接した状態(例えば、回転体71の外周部位までの距離が数mm以内の状態)で設けられている。
さらに、第二壁部632Aには、前記中空部632Sと後述する出口空間63Sとを連通する第二アウタ吸引口632Cが多数貫通形成されている。そして、第二アウタ吸引口632Cによって、回転体71及び第二壁部632A間の気体が外周側へと吸引されるようになっている。本実施形態では、第一アウタ吸引口631C及び第二アウタ吸引口632Cがそれぞれアウタ吸引口に相当する。
加えて、第二壁部632Aの周方向に沿った長さは、後述する外周区画部714の周方向長さ以上となっている。
連結部633,634は、それぞれ回転体71の軸方向端面と近接した状態で設けられており(図9参照)、結果的に、両壁部631A,632A及び両連結部633,634と回転体71の外周(回転体71の外周を含む仮想円柱)との間には、極めて小さな隙間のみが存在する状態となっている。
さらに、枠部63は、内部に円柱状の出口空間63Sを備えており、この出口空間63Sを介して、第一空間11Sから第二空間12Sへと連通した状態となっている。そして、この出口空間63Sに対し前記回転体71が配置されている。
回転体71は、図12及び図13に示すように、円柱状をなしており、図示しない駆動手段によって、水平方向に延びる自身の中心軸を回転軸として間欠回転可能に構成されている。詳述すると、回転体71は、上流側搬送台39の終端部及び下流側搬送台49の始端部に対応する位置のそれぞれに対し次述するシート収容空間711の開口が配置された状態となるまで回転して、前記状態となったときに一時停止することと、一時停止の開始時から所定時間だけ経過した後に回転を再開することとを交互に繰り返すように構成されている。尚、回転体71は、上流側搬送コンベア38によって搬送されているPTPシート1が回転体71の手前における所定位置まで到達したときに、一時停止状態となるように構成されている。
さらに、回転体71は、外周に開口しPTPシート1を収容可能な複数のシート収容空間711を備えている。本実施形態では、上流側搬送コンベア38によって一度に搬送されるPTPシート1の数に対応する数(本実施形態では、4つ)のシート収容空間711が、回転体71の軸方向に沿って等間隔に一列に並んで設けられている。また、この一列に並ぶ複数のシート収容空間711は、回転体71の周方向に沿って等間隔に複数設けられている。
さらに、回転体71は、各シート収容空間711に対応する複数の爪配置空間712を備えている。爪配置空間712は、回転体71の外周に開口し、シート収容空間711よりも深い一対の溝によって構成されている。また、爪配置空間712は、回転体71の周方向に沿って延びるとともに、対応するシート収容空間711と連通した状態となっている。シート収容空間711とこれに連通する爪配置空間712とにより、ユニット空間717が構成されている。尚、本実施形態において、爪配置空間712は、主として前記引出爪部81の配置空間として機能するものであるが、上流側搬送爪部40の移動空間としても機能する。すなわち、上流側搬送爪部40は、爪配置空間712を通る移動経路に沿って移動するように構成されている。
このように回転体71においては、ユニット空間717を周方向に沿って複数備えているところ、回転体71は、図14(図14は、図12における点線にて回転体71を切断した場合の図である)に示すように、その周方向に沿って並ぶ前記各ユニット空間717の間に区切部713を備えている。区切部713は、回転体71におけるその軸方向一端からその軸方向他端に連なる、回転体71の軸方向に延びる中実部分である。区切部713を設けることによって、回転体71は、その周方向に沿ってユニット空間717と区切部713とを交互に備えた構成となっている。そのため、回転体71の外周には、区切部713によって区画された外周区画部714が複数存在した状態となっている。図14においては、区切部713を介して回転体71の周方向に隣接する散点模様を付した各領域が、外周区画部714に相当する。
また、区切部713によって、回転体71の周方向に並ぶ前記各ユニット空間717が区切られ、これら各ユニット空間717が直接連通しないようになっている。尚、本実施形態では、回転体71の軸方向に並ぶ前記各ユニット空間717についても、直接連通しないように構成されているが、軸方向に並ぶ前記各ユニット空間717同士が連通するように構成してもよい。
さらに、図13及び図15(尚、図15は、図12における二点鎖線にて回転体71を切断した場合の図である)に示すように、回転体71の内部には、シート収容空間711及び爪配置空間712と直接連通しないように構成された複数の中空部71Sが設けられている。また、回転体71の中心には、回転体71の軸方向に延びる吸気孔715が設けられており、当該吸気孔715は、図示しない所定の吸気手段により負圧が供給された状態となっている。そして、前記各中空部71Sは、それぞれ前記吸気孔715に連通されており、その結果、負圧が供給された状態となっている。
さらに、回転体71の外周部には、外部と前記中空部71Sとを連通するインナ吸引口716が多数貫通形成されている。そして、インナ吸引口716によって、回転体71及び両壁部631A,632A間の気体が内周側(中空部71S側)へと吸引されるようになっている。
上記のように構成された回転体71は、シート収容空間711へとPTPシート1を収容した状態で回転することにより、上流側搬送コンベア38側から下流側搬送コンベア48側へとPTPシート1を搬送する。そして、下流側搬送コンベア48側へと搬送されたPTPシート1は、前記引出爪部81によって、シート収容空間711から引き出されて、下流側搬送台49上へと載置される。
引出爪部81は、図5及び図6に示すように、その先端部(上端部)が鉤状をなすとともに、当該先端部が下流側搬送台49よりも上方に突出するように構成されている。引出爪部81は、その先端部が前記下流側レール部491間に配置される退避位置と、その先端部を含む大部分が前記爪配置空間712に配置される接近位置との間で下流側搬送コンベア48の延びる方向(つまり、下流側搬送コンベア48におけるPTPシート1の搬送方向)に沿って往復移動可能に構成されている。尚、引出爪部81は前記接近位置に配置されたときに、その先端部がシート収容空間711の最奥よりも奥側(回転体71の回転軸側)に配置されるように構成されている。
次いで、上流側搬送コンベア38から回転体71へのPTPシート1の受け渡し、回転体71における上流側搬送コンベア38側から下流側搬送コンベア48側へのPTPシート1の搬送、及び、回転体71から下流側搬送コンベア48に対するPTPシート1の受け渡しについて説明する。
まず、図6に示すように、上流側搬送コンベア38において、PTPシート1は、上流側搬送台39に載置された状態で、上流側搬送爪部40のうち上流側搬送台39の上方へと突出する部位により押されることによって、回転体71に向けて搬送される。このとき、PTPシート1は、ポケット部2が上方に突出した状態となっており、下面を構成する平坦状の前記カバーフィルム4が上流側搬送台39に載置された状態となっている。そして、上流側搬送爪部40によって、PTPシート1は、一時停止状態とされた回転体71のシート収容空間711へと投入される。尚、図16に示すように、PTPシート1の投入直後、上流側搬送爪部40は、爪配置空間712を通過する。
上流側搬送コンベア38からPTPシート1が受け渡された後、図17に示すように、回転体71は回転を再開する。これにより、PTPシート1は、回転体71の回転軸の上側を通るようにして下流側搬送コンベア48側へと搬送されていく。一方、引出爪部81は、回転体71の回転動作時に、退避位置から接近位置へと移動し、爪配置空間712へと配置される。
そして、図18に示すように、回転体71が一時停止したときに、引出爪部81が前記退避位置へと移動することにより、PTPシート1は、シート収容空間711から下流側搬送台49上へと引出される。これにより、回転体71から下流側搬送コンベア48へとPTPシート1が受け渡される。尚、PTPシート1の引出時(受け渡し時)において、PTPシート1は、ポケット部2が下方に突出した状態となっている。
そして、下流側搬送台49に載置されたPTPシート1は、下流側搬送爪部50のうち下流側搬送台49よりも上方に突出する部位によって押されることで、箱詰装置51側へと搬送されていく。
以上詳述したように、本実施形態によれば、回転体71の外周とこれに近接した両壁部631A,632Aとの間に位置する微小な隙間などを除いて、第一空間11S及び第二空間12Sがシート収容空間711及び爪配置空間712を介して連通するといったことは生じず、両空間11S,12Sをほぼ遮断された状態とすることができる。これにより、多大なコストをかけることなく、第一空間11Sから第二空間12Sに対する所定物質(例えば、高薬理活性物質など)の流出阻止をより確実に図ることができる。その結果、作業者において、多量の前記所定物質が流出することを前提とした対策を特段行う必要がなくなり、良好な作業効率や安全性を得ることができる。また、第二空間12Sから第一空間11Sに対する異物の侵入防止についてもより確実に図ることができる。その結果、衛生的な環境において安全性に優れたPTPシート1をより確実に製造することができる。
さらに、インナ吸引口716及びアウタ吸引口631C,632Cによって、回転体71及び両壁部631A,632A間の隙間に存在していたり、回転体71や両壁部631A,632Aに付着していたりした異物や所定物質を効果的に吸引することができる。これにより、第一空間11Sから第二空間12Sに対する所定物質の流出阻止や、第二空間12Sから第一空間11Sに対する異物の侵入防止を一層確実に図ることができる。また、アウタ吸引口631C,632Cによって、シート収容空間711や爪配置空間712の内部に存在する異物や所定物質についても効果的に吸引することができる。ここで、各ユニット空間717は区切部713によって非連通の状態であるため、吸引効果をより高めることができる。
加えて、爪配置空間712に引出爪部81を配置した上で、引出爪部81によりPTPシート1を引出すため、シート収容空間711に収容されたPTPシート1をより確実に取出すことができる。特に本実施形態では、ポケット部2が下方に突出した状態のPTPシート1を下流側搬送台49側へと移動させつつ、シート収容空間711から取出すため、取出時に、下流側搬送台49等に対しポケット部2が引っ掛かり、PTPシート1の取出に支障が生じることが懸念されるが、引出爪部81を用いることにより、このような懸念を払拭することができる。
併せて、回転体71の回転動作時に、爪配置空間712に対して引出爪部81が予め配置された上で、回転体71の一時停止時に、引出爪部81が移動することによりPTPシート1を引出すことができる。従って、回転体71の一時停止時に、爪配置空間712へと引出爪部81を配置する場合と比較して、回転体71の一時停止時間を短縮させることができる。これにより、搬送動作の高速化を図ることができ、生産性を向上させることができる。
また、上流側搬送爪部40は、爪配置空間712を通る移動経路に沿って移動する。そのため、シート収容空間711へとPTPシート1を投入する際に、上流側搬送爪部40を回転体71に対し著しく接近させることができる。これにより、上流側搬送コンベア38から回転体71に対しPTPシート1をより確実に受け渡すことができる。また、シート収容空間711に対しPTPシート1をより確実に収容することができる。このため、シート収容空間711に対するPTPシート1の収容状態が不完全であることに伴う不具合の発生をより確実に防止できる。
さらに、上流側搬送台39からシート収容空間711に対する投入時に、PTPシート1は、平坦なカバーフィルム4が下面を構成している状態となっている。従って、上流側搬送台39からシート収容空間711に対するPTPシート1の投入時に、PTPシート1が回転体71(上流側搬送台39との間で隙間を形成する部位)に引っ掛かってしまうことをより確実に防止できる。これにより、シート収容空間711に対しPTPシート1をより円滑に投入することができ、シート収容空間711に対しPTPシート1を一層確実に収容することができる。また、投入時におけるPTPシート1の破損防止をより確実に図ることができる。
加えて、上流側搬送コンベア38から受け渡されたPTPシート1は、回転体71の回転軸よりも上側を通って下流側搬送コンベア48側へと搬送される。そのため、搬送途中に、重力によってシート収容空間711の奥へとPTPシート1を入り込ませることができ、シート収容空間711に対しPTPシート1を一層確実に収容することができる。
併せて、上流側搬送コンベア38から回転体71に対するPTPシート1の受け渡し後において、仮にPTPシート1の収容状態が不完全であっても、ガイド部631Bに対しPTPシート1が接触することによって、当該PTPシート1をシート収容空間711の奥側へと移動させることができる。これにより、シート収容空間711に対しPTPシート1をより一層確実に収容することができる。
また、第一空間11Sが大気圧以上の正圧下とされ、第二空間12Sが第一空間11Sの気圧よりも低圧とされているため、第二空間12Sから第一空間11Sに対する異物の侵入を一層確実に防止することができる。これにより、より衛生的な環境において安全性に優れたPTPシートを製造することができる。
一方、第二空間12Sが第一空間11Sの気圧よりも低圧とされることで、第一空間11Sから第二空間12Sへと空気が流れやすくなってしまい、所定物質が流出しやすくなってしまうおそれがあるが、上記のように仕切部61や回転体71を構成することにより、所定物質の流出阻止をより確実に図ることができる。
尚、上記実施形態の記載内容に限定されず、例えば次のように実施してもよい。勿論、以下において例示しない他の応用例、変更例も当然可能である。
(a)上記実施形態では、回転体71の外周にインナ吸引口716が設けられており、インナ吸引口716によって回転体71及び両壁部631A,632A間の気体が吸引されるように構成されている。これに対し、例えば、図示しない所定の気体供給手段により回転体71の前記中空部71Sに対し正圧を供給することで、図19に示すように、回転体71の外周に、回転体71及び両壁部631A,632A間に気体を吹き出すインナ吹出口718を設けることとしてもよい。この場合には、インナ吹出口718から吹き出す気体によって、異物や所定物質を、回転体71や壁部631A,632Aから離したり、シート収容空間711等の内部から外部へと移動させたりした上で、アウタ吸引口631C,632Cによって吸引することができる。これにより、第一空間11Sから第二空間12Sに対する所定物質の流出阻止や、第二空間12Sから第一空間11Sに対する異物の侵入防止をより効果的に図ることができる。
尚、回転体71の外周に、回転体71及び両壁部631A,631B間の気体を内周側に吸引するインナ吸引口716を設けつつ、両壁部631A,631Bに、回転体71及び両壁部631A,631B間に気体を吹き出すアウタ吹出口を設けることとしてもよい。この場合には、回転体71にインナ吹出口718を設けるとともに、両壁部631A,632Aにアウタ吸引口631C,632Cを設けた場合と同様の作用効果が奏されることとなる。
(b)上記実施形態では、上流側搬送爪部40によってシート収容空間711へとPTPシート1が投入されることで、上流側搬送コンベア38から回転体71に対しPTPシート1が受け渡されるように構成されているが、上流側搬送コンベア38から回転体71に対するPTPシート1の受け渡し手法はこれに限定されるものではない。従って、例えば、図20に示すように、出口空間65Sが上下方向に貫通するように枠部65を構成した上で、前記出口空間65Sに配置された回転体91のシート収容空間911に対し、PTPシート1を上流側搬送コンベア38から落下させることにより、上流側搬送コンベア38から回転体91に対しPTPシート1を受け渡すこととしてもよい。
また、上記実施形態では、引出爪部81がシート収容空間711からPTPシート1を引き出すことによって、回転体71から下流側搬送コンベア48へとPTPシート1が受け渡されるように構成されているが、回転体71から下流側搬送コンベア48に対するPTPシート1の受け渡し手法はこれに限定されるものではない。従って、例えば、図20に示すように、シート収容空間911に収容されたPTPシート1を下流側搬送コンベア48へと落下させることで、回転体91から下流側搬送コンベア48に対しPTPシート1を受け渡すように構成してもよい。
(c)上記実施形態において、回転体71の回転軸は水平方向に延びるように構成されているが、回転体の回転軸の延びる方向については特に限定されるものではない。従って、例えば、回転体の回転軸が鉛直方向に延びるように構成してもよい。
(d)上記実施形態では、容器フィルム3がPPやPVC等の熱可塑性樹脂材料により形成され、カバーフィルム4がアルミニウム箔等を基材として形成されているが、各フィルム3,4の材料は、これらに限定されるものではなく、他の材質のものを採用してもよい。
(e)上記実施形態では、物品として錠剤5を挙げているが、物品としてカプセルなどを採用してもよい。また、錠剤やカプセル等の形状は特に限定されるものではない。
(f)上記実施形態では、第一空間11Sが正圧下とされ、第二空間12Sは第一空間11Sよりも低圧とされているが、両空間11S,12Sの気圧を同一としてもよい。また、第一空間11Sの気圧が第二空間12Sの気圧よりも小さくなるように構成してもよい。
1…PTPシート、2…ポケット部、3…容器フィルム、4…カバーフィルム、5…錠剤(物品)、7…PTPフィルム、10…PTP包装機、11S…第一空間、12S…第二空間、20…フィルム受けロール、21…錠剤充填装置(充填手段)、27…加熱ロール、37…シート打抜装置(打抜手段)、38…上流側搬送コンベア(上流側搬送手段)、39…上流側搬送台、40…上流側搬送爪部、48…下流側搬送コンベア(下流側搬送手段)、61…仕切部、63S…出口空間、71…回転体、81…引出爪部、631A…第一壁部、631B…ガイド部、631C…第一アウタ吸引口(アウタ吸引口)、632A…第二壁部、632C…第二アウタ吸引口(アウタ吸引口)、711…シート収容空間、712…爪配置空間、713…区切部、714…外周区画部、716…インナ吸引口、717…ユニット空間、718…インナ吹出口。

Claims (11)

  1. 帯状の容器フィルムに形成されたポケット部に対し所定の物品を充填する充填手段と、
    前記ポケット部に前記物品が収容された前記容器フィルムに対し、前記ポケット部を塞ぐように帯状のカバーフィルムを取着する取着手段と、
    前記容器フィルムに前記カバーフィルムが取着されてなる帯状のPTPフィルムをPTPシート単位に打抜く打抜手段と、
    打抜いて得られた前記PTPシートを搬送する上流側搬送手段と、
    前記上流側搬送手段よりも下流において、前記PTPシートを搬送する下流側搬送手段とを備え、
    前記充填手段、前記取着手段、前記打抜手段及び前記上流側搬送手段が配置された第一空間と、
    前記下流側搬送手段が配置され、前記第一空間の外部に位置する第二空間とが設けられたPTP包装機であって、
    前記第一空間及び前記第二空間を仕切るとともに、前記第一空間から前記第二空間に連通する出口空間が形成されてなる仕切部と、
    外周に開口し前記PTPシートを収容可能な複数のシート収容空間、及び、前記各シート収容空間が直接連通しないように区切る複数の区切部を有し、前記シート収容空間及び前記区切部が周方向に沿って交互に設けられるとともに、前記出口空間に配置され、かつ、自身の回転に伴い前記上流側搬送手段から受け渡されて前記シート収容空間に収容された前記PTPシートを前記下流側搬送手段側へと搬送する回転体とを備え、
    前記回転体の外周には、前記区切部によって区画された複数の外周区画部が周方向に複数存在しており、
    前記仕切部は、
    前記回転体の外周のうち前記第一空間から前記第二空間へと移動する部位に近接した状態で設けられた断面円弧状の第一壁部と、
    前記回転体の外周のうち前記第二空間から前記第一空間へと移動する部位に近接した状態で設けられた断面円弧状の第二壁部とを備え、
    前記両壁部は、自身の周方向に沿って前記外周区画部の周方向長さ以上の長さを有することを特徴とするPTP包装機。
  2. 前記回転体の外周には、前記回転体及び前記両壁部間の気体を内周側に吸引するインナ吸引口が設けられることを特徴とする請求項1に記載のPTP包装機。
  3. 前記両壁部には、前記回転体及び前記両壁部間の気体を外周側に吸引するアウタ吸引口が設けられることを特徴とする請求項1又は2に記載のPTP包装機。
  4. 前記回転体の外周には、前記回転体及び前記両壁部間に気体を吹き出すインナ吹出口が設けられ、
    前記両壁部には、前記回転体及び前記両壁部間の気体を外周側に吸引するアウタ吸引口が設けられることを特徴とする請求項1に記載のPTP包装機。
  5. 前記回転体には、外周に開口し前記シート収容空間に連通する爪配置空間が設けられることで、前記シート収容空間及びこれに連通する前記爪配置空間によるユニット空間が複数設けられ、
    前記区切部により、前記ユニット空間同士が直接連通しないように構成されており、
    前記爪配置空間は、前記シート収容空間に収容された前記PTPシートを引掛けた状態で、当該PTPシートを当該シート収容空間の外へと引出す方向に移動することにより、当該PTPシートを前記下流側搬送手段側へと引出す引出爪部を配置可能に構成されていることを特徴とする請求項1乃至4のいずれか1項に記載のPTP包装機。
  6. 前記回転体は、間欠回転可能であり、
    前記回転体の回転動作時に、前記爪配置空間に対し前記引出爪部が配置され、前記回転体の一時停止時に、前記引出爪部が移動することにより前記PTPシートが引出されるように構成されていることを特徴とする請求項5に記載のPTP包装機。
  7. 前記上流側搬送手段は、
    前記PTPシートの搬送方向に沿って延び、自身の終端部が前記回転体の外周に近接した状態で設けられた上流側搬送台と、
    前記回転体に接近する経路及び前記回転体から離れる経路を含む環状の移動経路に沿って移動するとともに、前記移動経路のうち前記回転体に接近する経路の少なくとも一部を移動している最中に、少なくとも一部が前記上流側搬送台の上方へと突出した状態となるように構成された上流側搬送爪部とを備え、
    前記上流側搬送爪部のうち前記上流側搬送台の上方へと突出する部位により、前記PTPシートは、前記上流側搬送台に載置された状態で前記回転体に向けて押されて搬送された上で、前記上流側搬送台から前記シート収容空間へと投入されるように構成され、
    前記上流側搬送爪部は、前記爪配置空間を通る移動経路に沿って移動するように構成されていることを特徴とする請求項5又は6に記載のPTP包装機。
  8. 前記PTPシートは、前記上流側搬送台から前記シート収容空間に対する投入時に、前記ポケット部が上方に突出した状態とされることを特徴とする請求項7に記載のPTP包装機。
  9. 前記回転体の回転軸は、水平方向に延びており、
    前記回転体は、前記上流側搬送手段から受け渡された前記PTPシートを、前記回転軸よりも上側を通るようにして前記下流側搬送手段側へと搬送するように構成されていることを特徴とする請求項1乃至8のいずれか1項に記載のPTP包装機。
  10. 前記仕切部は、前記回転体の回転方向と反対方向に沿った前記第一壁部よりも手前側において前記第一壁部と連続した状態で設けられ、前記第一壁部に近づくにつれて前記回転体の回転軸に対し徐々に接近するように構成されたガイド部を有することを特徴とする請求項1乃至9のいずれか1項に記載のPTP包装機。
  11. 前記第二空間は、前記第一空間の気圧よりも低圧とされていることを特徴とする請求項1乃至10のいずれか1項に記載のPTP包装機。
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