JP2010030661A - 粉漏れ検知装置 - Google Patents
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Abstract
【解決手段】粉が充填されてなる製品(w)が順次搬送される搬送ライン3、11と、吸入口33が搬送されている製品に向けて配置された吸入経路31と、吸入口33から吸入経路31内に空気を吸引するファンモーター35と、吸引され空気と共に吸入経路31を通過する粉(p)をセンサー検知する赤外線センサー43と、粉(p)が検知されると作動される警報ブザー61と警報ランプ63を備える。この装置によれば、袋の穴の有無を連続的且つ機械的に検知できる。
【選択図】 図1
Description
また、意図的に袋に封入した希ガスの穴からの漏れによる圧力変動を検知することで穴の有無を検知することもできるが、検出精度確保のため、バッチ式が基本であり、処理効率に問題がある。
従って、上記のように、製品が粉の場合には、ベルトコンベア上に載置され順次搬送される製品を上側から作業員が手で叩き、粉が飛散したか否かを目視で観察して粉漏れの有無から穴あきの有無を確認している。
本発明は、上記従来の問題点に着目して為されたものであり、プラスチック製袋(ポリエチレン、ポリプロピレン等の単層フィルムまたは、ポリエチレンテレフタレートとポリエチレン、ポリエチレンテレフタレートとポリプロピレン等の積層フィルム)などの包装体から粉漏れが有るか無いかを連続的に且つ確実に検知できる検知装置を提供することを目的とする。
先ず、粉漏れ検知装置1の構成を説明する。
符号3、11は搬送ラインとしてのベルトコンベアを示す。ベルトコンベア3では、モーターと接続された駆動ロール5と受動ロール7との間に搬送ベルト9が掛け渡されており、ベルトコンベア11では、モーターと接続された駆動ロール13と受動ロール15との間に搬送ベルト17が掛け渡されている。
ベルトコンベア3、11は直列に配置されており、夫々の搬送ベルト9、17の間には隙間(s)が形成されているが、粉が袋に充填包装された製品(w)が乗り移れるようになっている。
非常停止リレー23の電磁コイル27を励磁するための回路にはライン停止スイッチ29が設けられている。このライン停止スイッチ29には停止ボタン(図示省略)が接続されており、その停止ボタンの押下によりライン停止スイッチ29がオンになるように構成されている。
吸入経路31の先端に設けられた吸入口33は、2つのベルトコンベア3、11の夫々の搬送ベルト9、17の隙間(s)に下から臨ませる位置関係で配置されている。
ファンモーター35には排出経路39が接続されており、吸入経路31に吸引された空気はこの排出経路39の排出口41から外に排出される。
吸入経路31と排出経路39とで、空気流路が構成されている。
フォトトランジスタ47はデプレッション形になっており、その介装された信号受信回路は、粉、即ち障害物により赤外線が遮られて、フォトトランジスタ47に入光する赤外線の光量が低下すると、ゲート電圧が低下してオン、即ち導通するようになっている。
フォトトランジスタ53の介装された回路は(24V)リレー駆動回路になっており、直流電源に負荷である警報駆動リレー55の電磁コイル57が直列に介装されている。この警報駆動リレー55は電磁コイル57の励磁により相方の常時開の接点59が閉じるようになっている。
警報駆動リレー55の電磁コイル57の励磁により常時開の接点59が閉じると、直流電源から警報ブザー61と警報ランプ63に給電されて、警報ブザー61が鳴動し、警報ランプ63が点灯するようになっている。
ベルトコンベア3、11が駆動されると共に、検知側のファンモーター35が駆動され、赤外線センサー43が発光されて、検知モードになる。
隣接する充填包装機で、ポリエチレンなどのビニール袋に粉剤などの粉が充填包装された製品(w)が順次製造される。作業者により、製品(w)が順次所定の間隔をおいてベルトコンベア3の搬送ベルト9に載置される。そして、製品(w)が叩かれて、粉漏れが目視観察により確認された場合にはその製品(w)は取り除かれる。粉漏れが確認されなかった場合にはそのまま搬送させる。
その乗り移りの際、その袋の穴から漏れ出て周囲の搬送ベルト9や袋と搬送ベルト9との間に飛散した粉(p)が隙間(s)から落下する。その落下した粉(p)はファンモーター35の駆動により生成された吸引力により生成された周囲の空気流にトラップされながら、吸入口33から吸入経路31内に入り込み、捕集手段37により粉(p)が捕集され周囲空気とは分離される。その後、空気流はファンモーター35内へ導かれ、ファンモーター35からの排気は排出経路39の排出口41からなされる。
上記警報に気付いた作業者により、停止ボタンが押されてベルトコンベア3、11の駆動が停止される。袋の穴あきにより粉漏れが有った製品(w)はベルトコンベアの両端部に掛け渡されて隙間(s)上にあるかその少し前方にあるので、作業者によりその製品(w)がベルトコンベア3、11上から取り除かれる。
ベルトコンベア11の搬送ベルト17の下流端まで搬送された製品(w)は、順次梱包されていく。
さらに、ベルトコンベア3の搬送ベルト9上に飛散した粉(p)が確実に捕集されるので、後から搬送されてくる別の製品の袋に付着することが無く、誤検知が防止される。
例えば、上記の粉漏れ検知装置1では、光学センサーとして赤外線センサーを利用しているが、これに限定されない。空気吸引手段も、ファンに限定されず、真空ポンプやブロアーなどでもよい。
粉の検出信号をベルトコンベアの制御盤に送り、自動的に搬送ラインを停止する構成にしてもよい。この際の信号は制御盤の仕様によりセンサーからの信号のまま5V程度で発信されても、24V等に適宜増幅してもかまわない。
また、前処理として、製品を人手で叩いて粉を飛散させているが、製品を吊らす、揺らす、圧迫する、落下させるなどの前処理により機械的に粉を飛散させるようにしてもよい。そのようにすれば、手間も掛からない上に、確実に粉を飛散させることができるので検知精度も上がる。
19…給電線 21…モーター電源
23…非常停止リレー 31…吸入経路
33…吸入口 35…ファンモーター
37…捕集手段 39…排出経路
43…赤外線センサー 55…警報駆動リレー
61…警報ブザー 63…警報ランプ
w…製品 p…粉 s…隙間
Claims (6)
- 包装体からの粉漏れを検知する粉漏れ検知装置において、
粉が充填されてなる包装体が順次搬送される搬送ラインと、
吸入口と排出口を有し、前記吸入口が搬送されている包装体に向けて配置された空気流路と、
前記吸入口から前記空気流路内に空気を吸引する空気吸引手段と、
吸引され空気と共に前記空気流路を通過する粉をセンサー検知する粉末検知手段と、
粉が検知されるとその旨を警報する警報手段と、を備えることを特徴とする粉漏れ検知装置。 - 請求項1に記載した粉漏れ検知装置において、
搬送ラインは2つのベルトコンベアが隙間をあけて直列に配置されたものからなり、
空気吸引手段の吸入口は前記2つのベルトコンベアの隙間に下から臨ませる位置関係で配置されていることを特徴とする粉漏れ検知装置。 - 請求項1に記載した粉漏れ検知装置において、
搬送ラインにはベルトコンベアが配置されており、
空気吸入手段の吸入口は前記ベルトコンベアの上方もしくは側方に配置されていることを特徴とする粉漏れ検知装置。 - 請求項1から3のいずれかに記載した粉漏れ検知装置において、
警報手段はブザー及び/またはランプであることを特徴とする粉漏れ検知装置。 - 請求項1から4のいずれかに記載した粉漏れ検知装置において、さらに、
搬送ラインの緊急停止手段を備えることを特徴とする粉漏れ検知装置。 - 請求項1から5のいずれに記載した粉漏れ検知装置において、さらに、
検知した粉を捕集する捕集手段を備えることを特徴とする粉漏れ検知装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2008197344A JP2010030661A (ja) | 2008-07-31 | 2008-07-31 | 粉漏れ検知装置 |
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JP2008197344A JP2010030661A (ja) | 2008-07-31 | 2008-07-31 | 粉漏れ検知装置 |
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-
2008
- 2008-07-31 JP JP2008197344A patent/JP2010030661A/ja active Pending
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