JP2000006928A - ケース内の破袋検出装置 - Google Patents

ケース内の破袋検出装置

Info

Publication number
JP2000006928A
JP2000006928A JP17095098A JP17095098A JP2000006928A JP 2000006928 A JP2000006928 A JP 2000006928A JP 17095098 A JP17095098 A JP 17095098A JP 17095098 A JP17095098 A JP 17095098A JP 2000006928 A JP2000006928 A JP 2000006928A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
bag
storage case
case
broken
packaging bag
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP17095098A
Other languages
English (en)
Other versions
JP3549399B2 (ja
Inventor
Eiji Ishimura
英司 石村
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Nisshin Seifun Group Inc
Original Assignee
Nisshin Seifun Group Inc
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Nisshin Seifun Group Inc filed Critical Nisshin Seifun Group Inc
Priority to JP17095098A priority Critical patent/JP3549399B2/ja
Publication of JP2000006928A publication Critical patent/JP2000006928A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP3549399B2 publication Critical patent/JP3549399B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Fee Related legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Control And Other Processes For Unpacking Of Materials (AREA)
  • Examining Or Testing Airtightness (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】粉粒体を充填して密封した複数の包装体を収納
した収納ケース中の破袋した包装袋を確実かつ高速で検
出することができる、検出精度が高く、処理速度も速い
ケース内の破袋検出装置を提供する。 【解決手段】収納ケース内に収納された、粉粒体を充填
して密封した複数の包装袋に向けて圧縮空気を吹き付け
て、破袋した包装袋の内外から粉粒体を飛散させる空気
噴出手段とこの飛散した粉粒体を回収するためのダクト
と、このダクトと連通し、飛散した粉粒体をダクトを介
して吸引回収する吸引手段と、ダクト内に設けられ、吸
引手段によってダクト内に吸引された粉粒体を検出する
センサを有することにより、上記課題を解決する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、粉粒体を充填して
密封した複数の包装袋を収納して搬送するための収納ケ
ース中の破袋した包装袋および破袋した包装袋を収納し
た収納ケースならびに破袋した包装袋から漏出した粉粒
体に汚染された収納ケースを検出するケース内の破袋検
出装置に関する。
【0002】
【従来の技術】小麦粉等の穀粉や小麦粉等に砂糖や塩な
どの調味料や副原料や配合剤などを混合した調合粉、い
わゆるミックス粉などの粉粒体は、充填包装装置によっ
て所定量ずつ包装袋に袋詰めされ、さらに出荷用ケース
に収納され、市場に出荷されている。このような包装袋
は、内面がポリエチレン等の合成樹脂材料によって塗布
または積層されたコーティング紙やラミネート紙や合成
樹脂製フィルムを袋状に折り合わせ、側面および底面が
加熱密封(ヒートシール)されて成形され、いわゆるピ
ロー包装袋とした後、充填包装装置によって上方の口か
ら所定量の粉粒体が充填された後、上方の口がヒートシ
ールされる。
【0003】このようなヒートシールによって袋詰され
た包装袋においては、ヒートシール部にシール不良が存
在すると、運搬、輸送、箱詰め等の取扱い時に、このシ
ール不良部分から袋内の充填粉粒体が漏出したり、袋内
の充填粉粒体に湿気等が入ったりして、製品の取扱いや
品質安定性に問題が生じてしまう虞があった。このた
め、本出願人は、粉粒体を充填した包装袋のシール不良
を検出するためのシール不良検出装置を特願平8−24
9983号明細書に提案している。ここに提案されたシ
ール不良検出装置によって、シール不良のある粉粒体充
填包装袋は確実に検出されるので、包装ラインから確実
に除くことができる。一方、シールに問題のない包装袋
は、その後箱詰工程に運ばれ、ロボットアームなどを用
いた自動箱詰装置によって所定個数整列され、A式の段
ボール箱などの収納ケースに箱詰めされている。この
後、収納ケースは封函され、出荷されることになる。
【0004】ところが、一般に、自動箱詰装置は、生産
性を上げるために高速化が要求されており、ロボットア
ームを用いた包装袋の箱詰めの際、高速スピードで整列
・箱詰めを行なおうとすると、ロボットアームの先端の
爪によって包装袋が破れるという虞を完全には払拭でき
ないという問題が生じる。ポリエチレンなどの合成樹脂
製フィルムで包装された包装袋は、粗雑に扱うと破れや
すいため、丁寧な取り扱いが要求される。従って現在、
自動箱詰装置では、可能な限り破袋が生じないように種
々の対策や工夫がなされているが、今後、箱詰めロボッ
トが要求される高速スピードを満たすためには、装置側
の種々の対策や工夫でも包装袋の破袋の発生の可能性を
完全になくすことができないことが考えられる。
【0005】万が一このように破袋した包装袋が誤って
混入したまま段ボール箱などの収納ケースが封函される
と、破袋包装袋が消費者のもとに届くこととなり、製品
イメージを下げることになりかねないという問題が生じ
る。特に、包装される粉粒体が小麦粉やミックス粉等の
食品の場合には、このような破袋包装袋の存在は、一般
消費者に一定量および一定品質の製品を提供することが
できない虞があるばかりか、製品の衛生面における不安
をも助長することになり、製品の信頼性、ひいては製造
者の信頼性を害する虞がある。このため、破袋した包装
袋が誤って混入した収納ケースが封函されて出荷される
のを未然に防ぐ必要があり、自動箱詰装置で箱詰めされ
た収納ケースを封函前に検品する工程は不可欠である。
この検品工程として、作業者が全品を目視にて検品し、
破袋品を人手にて取り除く方法がまず第1に考えられ、
多くの分野でも採用されている。しかしながら、作業者
の目視による検品作業は大変な労力と時間を要するもの
であるという当業者共通の問題があった。さらに、検品
工程を作業者の目視で行うと、自動箱詰装置の箱詰作業
を高速化した場合、高速化に合わせて作業者の数を増や
さないと、全体の作業の高速化が図れないという問題も
あった。
【0006】この作業者による破袋包装袋の検品作業の
負担を軽減するために、種々の破袋検出装置が提案され
ている。例えば、特公平3−35180号公報には、粒
状物が充填されて包装された包装袋を搬出機で搬出する
際に加力装置で包装袋に外力を作用させ、包装袋からこ
ぼれ出たころころ転がる粒状物を収集ベルトコンベアな
どの収集装置で集めて光センサなどの検出器で検出し、
包装ラインから排除する包装検査装置を開示している。
しかしながら、この包装検査装置は、対象がころころ転
がり得る粒状物の検出に限られるし、段ボール箱などの
収納ケースに箱詰めする前の個々の破袋包装袋を検出す
るものであって、ケース内に箱詰めされた破袋包装袋を
検出するものではない。また、この包装検査装置では、
傾斜面によってこぼれた粒状物を一ケ所に集めて、収集
コンベア上に粒状物を落下させてそのエンド部で検出器
側に落して検出しているが、微量の粉塵の場合には、収
集コンベア上に落下してもエンド部で検出器側に落ちず
にコンベアに付着したままとなる場合もあるし、傾斜面
を使っても一ケ所に集まらない場合があるという問題が
ある。
【0007】特開平6−40438号公報に開示された
破袋検出装置は、振動コンベア搬送中にこぼれ出た内容
物を天秤に受け、検知を行うものであるが、これも精度
という観点からは満足いくレベルのものには程遠い。ま
た、これは、一度検出がなされると受器に溜まった内容
物を取り除いて秤をリセッティングせねば新たな検知が
できず、連続性に欠けていると言わざるを得ない。ま
た、これは、収納ケースに箱詰めする前の個々の破袋を
検出するもので、ケース内に箱詰めされた破袋包装袋を
検出するものでなはい。さらに、特開平8−15692
1号公報に開示されたケース内の袋不良検出装置は、袋
詰製品が収納され折り畳み梱包されたケースを一対の叩
きアームによって叩き、ケースのフラップ間から漏れ出
た粉塵をダクト吸引して検出するものである。ここに開
示された、粉塵をダクト吸引して検出する手法は、ケー
スを叩いて漏れ出る粉塵をキャッチするのでは相当量の
漏れがないと検知できないであろうし、ケースを傷める
ことになるという問題もある。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】本発明は、上記実状に
鑑みてなされたものであり、粉粒体を充填して密封した
複数の包装袋を収納した収納ケース中の破袋した包装袋
を確実かつ高速で検出することができる、検出精度が高
く、処理速度も速いケース内の破袋検出装置を提供する
ことを主目的とするものである。また、本発明は、上記
主目的に加え、破袋した包装袋を収納した収納ケースや
破袋した包装袋から漏出した粉粒体によって汚染された
収納ケースを確実かつ高速で検出することができる、検
出精度が高く、処理速度も速いケース内の破袋検出装置
を提供することを他の目的とするものである。
【0009】
【課題を解決するための手段】前記目的を達成するため
に、本発明は、粉粒体を充填して密封した複数の包装袋
を収納した少なくとも1つの収納ケース内において破袋
した包装袋を検出する破袋検出装置であって、前記収納
ケース内の前記包装袋に向けて圧縮空気を吹き付けて破
袋した包装袋の内外、すなわちその中の粉粒体およびそ
の中から外に漏れ出た粉粒体の少なくとも一方を飛散さ
せる空気噴出手段と、この空気噴出手段からの圧縮空気
によって前記収納ケース内の破袋した包装袋の内外から
飛散した粉粒体を回収するためのダクトと、このダクト
と連通し、前記飛散した粉粒体を前記ダクトを介して吸
引回収する吸引手段と、前記ダクト内に設けられ、前記
空気噴出手段によって前記破袋した包装袋の内外から飛
散し、前記吸引手段によって前記ダクト内に吸引された
粉粒体を検出する検知センサを有することを特徴とする
ケース内の破袋検出装置を提供するものである。本発明
において、「収納ケース内の包装袋に向けて圧縮空気を
吹き付ける」とは、破袋した包装袋の中から粉粒体を飛
散させるために包装袋そのものに圧縮空気を吹き付ける
ことの他、ロボットアームによって破袋した包装袋の中
から既に漏れ出て、包装袋の表面に付着したり、収納ケ
ース内で包装袋と包装袋の間に挟まったり、あるいは収
納ケースの底面に落ちた粉粒体を飛散させるために、包
装袋と包装袋の隙間や包装袋と収納ケース内壁との隙間
に圧縮空気を吹き付けることも含まれる。従って、本発
明においては、むしろ、破袋包装袋の内外および収納ケ
ースの底の粉粒体を飛散させるように、並んだ包装袋間
の隙間や収納ケースとの隙間を狙って圧縮空気を吹き付
けるのが好ましい。
【0010】ここで、上記ケース内の破袋検出装置は、
さらに、前記ダクトに連通して、その先端かつ前記複数
の包装袋を収納した収納ケースを覆うようにその上方に
設けられ、前記破袋した包装袋の内外から飛散した粉粒
体を収集する集塵フードを有するのが好ましい。また、
上記ケース内の破袋検出装置は、さらに、前記検知セン
サの出力値によって、前記収納ケース内の前記破袋した
包装袋に加え、前記破袋した包装袋から漏出した粉粒体
によって汚染された収納ケースを判定する手段を備える
のが好ましい。
【0011】また、上記ケース内の破袋検出装置は、さ
らに、前記複数の包装袋を収納した前記収納ケースを搬
送する搬送手段を有し、前記収納ケース内の破袋した包
装袋および/またはこれから漏出した粉粒体によって汚
染された収納ケースの検出を連続的に行うのが好まし
い。また、前記空気噴出手段が、前記搬送手段によって
搬送される前記収納ケースの通過に合わせて、間欠的に
圧縮空気を吹き付けるものであるのが好ましい。また、
前記搬送手段は、前記空気噴出手段によって圧縮空気が
吹き付けられている間に前記収納ケースの搬送方向を変
更する手段を備えるのが好ましい。
【0012】また、前記空気噴出手段は、前記収納ケー
ス内の前記複数の包装袋に圧縮空気を吹き付ける方向を
変更する手段を備えるのが好ましい。また、前記空気噴
出手段は、移動可能であるのが好ましい。また、前記検
知センサは、摩擦帯電式粉塵センサであるのが好まし
い。
【0013】
【発明の実施の形態】本発明に係るケース内の破袋検出
装置を添付の図面に示す好適実施形態に基づいて以下に
詳細に説明する。
【0014】図1に、本発明のケース内の破袋検出装置
を、包装ラインにおいて、包装袋を段ボール箱等の収納
ケースに収納するロボット箱詰め装置の次工程に適用し
た一実施例の模式図を示す。同図に示されるように、本
発明のケース内の破袋検出装置10は、粉粒体を充填し
て密封した包装袋Aを整列して、段ボール箱等の収納ケ
ースBに箱詰めする自動箱詰装置12の搬送下流側に設
けられるものであり、自動箱詰工程で収納ケースBに箱
詰された包装袋Aの中からシール不良包装袋A’や破袋
した包装袋A’やそれらを含む収納ケースB、またはシ
ール不良または破袋した包装袋A’から漏出した粉粒体
によって汚染された収納ケースBを検出するためのもの
である。なお、本発明においては、シール不良包装袋お
よび破袋した包装袋をまとめて、破袋した包装袋または
破袋包装袋として代表して説明する。
【0015】なお、本発明において対象とする粉粒体
は、特に制限的ではないが、例えば、小麦粉などの穀粉
や、穀粉等に砂糖や塩などの調味料や副原料や配合剤な
どを混合した調合粉、いわゆるミックス粉などの食料粉
の他、飲料粉末、飼料粉、さらには段ボール箱などの収
納ケースに収納された包装袋の破袋が問題となる粉粒体
を挙げることができる。また、本発明において対象とす
る包装袋も、特に制限的ではなく、例えば、内面がポリ
エチレン等の合成樹脂材料によって塗布または積層され
たコーティング紙やラミネート紙や合成樹脂製フィルム
を袋状に折り合わせ、側面および底面が加熱密封(ヒー
トシール)されて成形され、いわゆるピロー包装袋とし
た後、充填包装装置によって上方の口から所定量の粉粒
体が充填された後、上方の口がヒートシールされて密封
されたものなどをあげることができるが、上述のような
粉粒体を袋詰めして充填・密封するものであれば、どの
ようなものでもよい。このような包装袋に充填される粉
粒体の重量は、特に制限的ではないが、小麦粉などの穀
粉やミックス粉の場合には、1個当たりの重量で450
g,600g,720g,1kgなどのものをあげるこ
とができるが、いくらであってもよい。また、本発明に
おいて対象とする収納ケースも特に制限的ではなく、例
えば、上述した段ボール箱のように、上述のような粉粒
体が充填された包装袋を箱詰めして収納するものであれ
ば、どのようなものでもよい。また、1個の収納ケース
に箱詰めする包装袋の数も特に制限的ではなく、例え
ば、12〜20袋を挙げることができるが、粉粒体の種
類、包装袋および収納ケースの種類やサイズなどに応じ
て適宜選択することができる。
【0016】なお、自動箱詰装置12による自動箱詰工
程の前工程に、本出願人の出願に係る特願平8−249
983号明細書に記載のシール不良検出装置を用いる場
合には、シール不良包装袋Aは排除されているので、本
発明の破袋検出装置10は、自動箱詰工程において箱詰
めされて稀に生じた破袋包装袋A’やそれを含む収納ケ
ースBまたは破袋によって漏出した粉粒体によって汚染
された収納ケースBを検出するものであればよい。以下
の説明においては、シール不良包装袋A’は上述のシー
ル不良検出装置によって排除され、破袋は自動箱詰工程
によって生じたものとして説明するが、本発明がこれに
限定されないことはいうまでもないことである。
【0017】まず、図1に示される自動箱詰装置12に
ついて説明する。自動箱詰装置12は、小麦粉やミック
ス粉等の粉体を充填して密封した包装袋Aを段ボール箱
等の収納ケースBに箱詰め収納するためのものであり、
ベルトコンベア等の搬送手段(図示せず)によって運ば
れ、整列手段(図示せず)によって複数個ずつ複数組、
図示例では3個ずつ2組に整列された包装袋Aを載置
し、整列位置と箱詰め位置との間をスライドするスライ
ドテーブル14と、このスライドテーブル14上の複数
個の包装袋Aを、箱詰め位置に配置された複数個、図示
例では2個の未収納の収納ケースBに2箱分同時に箱詰
めして所定個数の包装袋Aを箱詰めするロボットハンド
16と、このロボットハンド16によって所定個数の包
装袋Aが箱詰めされた収納ケースBを箱詰め位置から排
出する搬送手段18とを有する。
【0018】ここで、図示例のロボットハンド16は、
隣接した2箱の収納ケースBへ一動作で同時にスライド
テーブル14上に整列された2組の複数個の包装袋Aを
箱詰めすることができるものであるが、本発明はこれに
限定されず、1箱の収納ケースBに箱詰めするものであ
っても、3箱以上の収納ケースに箱詰めするものであっ
てもよい。もちろん、ロボットハンド16の構成のみな
らず、一動作で箱詰めする収納ケースBの個数に応じて
スライドテーブル14および搬送手段18の構成を変更
してもよいことはもちろんである。
【0019】このような自動箱詰装置12においては、
ロボットハンド16は、スライドテーブル14上に整列
した包装袋Aをスライドテーブル14から捕捉して収納
ケースBに整列したまま箱詰めしていく必要があるた
め、先端に爪16aを有している。包装袋Aは、合成樹
脂フィルム製もしくは合成樹脂ラミネート紙(合成樹脂
コーティング紙)製であるため、稀にではあるが、ロボ
ットハンド16の爪16aによって包装袋Aを捕捉する
時、爪16aによって包装袋Aが破れる虞があることは
前述した通りである。ここでは、スライドテーブル14
上の図中最左側の包装袋A’がロボットハンド16の爪
16aによって破られたものであるものとする。このよ
うに破袋した包装袋A’も正常な包装袋Aとともに収納
ケースBに箱詰めされる。
【0020】なお、ロボットハンド16の爪16aでピ
ロー包装袋Aが一度破れると、漏れ出た粉粒体がロボッ
トハンド16の爪16aおよびスライドテーブル14上
に残留する。ここで、次の正常な(破袋していない)所
定数の包装袋Aがスライドテーブル14上に整列する
と、あるいはロボットハンド16の爪16aで整列され
た包装袋Aを収納ケースBに箱詰めすると、スライドテ
ーブル14上やロボットハンド16の爪16aに残留し
た粉粒体が、包装袋Aの底部や側面部に付着したまま箱
詰めされることになるし、または直接収納ケースB自体
や収納ケースB内の包装袋Aにこぼれ落ち、そのまま包
装袋Aが箱詰めされることになる。
【0021】この後、破袋した包装袋A’が正常な包装
袋Aとともに箱詰めされた収納ケースBおよび破袋した
包装袋A’から漏れ出た粉粒体がその底部や側面部に付
着した正常な包装袋Aが箱詰めされた収納ケースBは、
搬送手段18によって、本発明のケース内の破袋検出装
置10に搬送される。
【0022】本発明のケース内の破袋検出装置10は、
図1に示すように、自動箱詰装置12からその搬送手段
18によって搬送され、破袋検出位置に配置された収納
ケースB内の包装袋Aに向かって上方から圧縮空気を吹
き付け、破袋包装袋A’から漏れ出たもしくは包装袋A
に付着したまたは収納ケースBの底に落ちた粉粒体を飛
散させる空気噴射ノズル20を備えた空気噴出手段22
と、飛散し、浮上した粉粒体を集塵するために、空気噴
出手段22の回りおよび検出位置の収納ケースBを覆う
ように設けられた集塵フード24、集塵フード24と連
通し、他方に延在するダクト26と、ダクト26の他端
側に設けられ、集塵された粉粒体を吸引する吸引手段2
8と、ダクト26内に設けられ、空気噴出手段22によ
り飛散または浮上され、吸引手段28によって集塵フー
ド24によって集塵され、ダクト26に吸引された粉粒
体を検出する検知センサ30と、検知センサ30の粉塵
検出出力レベルに応じて破袋包装袋A’を収納した収納
ケースBおよび漏出粉粒体によって汚染された収納ケー
スBなどの系外排出すべき収納ケースBを検出または判
定し、系外排出指示(NG出力)を出すNG出力制御部
32と、収納ケースBを、前工程の自動箱詰装置12の
搬送手段18から受け取り、破袋検出のための空気噴出
手段22による圧縮空気吹き付けの間中、破袋検出位置
または領域(ゾーン)、すなわち圧縮空気吹付(噴出)
位置または領域(ゾーン)内に停止し、あるいはこのゾ
ーン内を搬送し、破袋検出後排出部36に搬送する搬送
手段34とを備える検出部35、およびNG出力制御部
32によって出されたNG出力(系外排出指示)を受け
て、系外排出すべき収納ケースB、例えば破袋包装袋
A’を収納した収納ケースBおよび漏出粉粒体による汚
染収納ケースBを系外に排出する排出部36を有する。
【0023】ここで空気噴出手段22は、空気噴出ノズ
ル20と、圧縮空気供給部38と、これらを接続する配
管40と、圧力調整器42とを有し、ノズル20から噴
出される圧縮空気は、圧力調整器42で減圧され一定圧
力を保持する。図示例の空気噴出ノズル20は、ケース
搬送方向前方および後方の2方向に向けて上方から圧縮
空気を噴出するダブルノズルである。図示例において
は、空気噴出ノズル20として、収納ケースB内の包装
袋Aに吹き付ける圧縮空気の風量を増すため、二次空気
導入型のダブルノズルを用いている。例えば、このよう
な二次空気導入型のダブルノズルとしては、トランスベ
クター(VORTEC社のライセンス生産による虹技(株)社
製)などが挙げられる。なお、本発明に用いられる空気
噴射ノズルは2方向に向けて圧縮空気を噴出可能なダブ
ルノズルに限定されず、例えば1方向に噴出するシング
ルノズルであってもよいし、3方向以上に圧縮空気を噴
出可能な多管ノズルであってもよい。
【0024】ここで、空気噴出ノズル20と収納ケース
Bとは、相対的に移動もしくは回転できるようにするの
が好ましい。こうすることにより、収納ケースB内に箱
詰めされた包装袋Aをどの包装袋Aにも万遍なく圧縮空
気を吹き付けることができ、破袋した包装袋A’やこれ
から漏れ出た粉粒体、または付着したあるいはこぼれ落
ちた粉粒体が収納ケースB内のどこにあっても、漏出ま
たは付着した粉粒体を確実に飛散させ、浮上させること
ができる。
【0025】このような相対的移動または回転のために
は、空気噴射ノズル20自体に移動手段または回転手段
を設け、搬送手段34によって破袋検出位置またはゾー
ン(以下、位置で代表させることもある)に搬送、また
は配置された収納ケースBに対してノズル20を移動も
しくは回転させてもよいし、空気噴射ノズル20は固定
し、搬送手段34自体を回転可能として、収納ケースB
を回転させてもよいし、搬送手段34を収納ケースBの
搬送と回転との両方を行うことができるようにしてもよ
いし、ノズル20と搬送手段34による収納ケースBと
の両方を移動または回転するようにしてもよい。ところ
で、空気の噴出ノズル20や搬送手段34によって収納
ケースBを回転させる場合、回転角度は特に限定的では
なく、ノズル20の形状や収納ケースBの形状に合わせ
て適宜設定できるが、回転機構の構成の単純化のために
は約90°としてもよい。
【0026】なお、収納ケースB内の包装袋Aに空気噴
出ノズル20から圧縮空気を吹き付けて破袋検出を行っ
ている間、収納ケースBは、搬送手段34上の破袋検出
位置で停止してもよいし、搬送手段34によって破袋検
出ゾーン内を搬送されていてもよい。搬送手段34によ
って収納ケースBを搬送しつつ、その内部の包装袋Aに
圧縮空気を吹き付ける場合、ノズル20を搬送方向と直
交する方向に収納ケースBの幅に応じて必要な本数だけ
配列される多管ノズルとしてノズル20または収納ケー
スBの回転を不要としてもよい。
【0027】空気噴出ノズル20からの圧縮空気の収納
ケースB内の包装袋Aへの吹き付けは、収納ケースBが
破袋検出位置またはゾーンを通過するのに合わせて、所
定時間連続して吹き付けることにより、すなわち、空気
噴出ノズル20からの圧縮空気の吹き付けを連続的に搬
送されてくる収納ケースBの通過に合わせて間欠的に行
うことにより、収納ケースBの破袋検出を連続的に行う
ことができる。この時には、搬送手段34による収納ケ
ースBの搬送を間欠的に行い、圧縮空気の吹き付け中は
収納ケースBを破袋検出位置に停止させておいてもよ
い。
【0028】次に、空気噴出ノズル20の回りに設けら
れた集塵フード24は、収納ケースBを覆うことができ
る大きさであって、空気噴出ノズル20の上方に配置さ
れるもので、ノズル20からの圧縮空気の吹き付けによ
って飛散した粉粒体を効率よく集塵し、ダクト26内に
吸引できれば、その形状およびサイズは特に制限されな
い。なお、さらに飛散粉粒体の集塵および吸引を効率よ
く行うため、集塵フード24の下部には収納ケースBの
側面、好ましくは全側面を覆うための垂れ幕44で覆う
のが好ましい。垂れ幕44は、飛散し、浮上した粉粒体
をできるだけ外部へ漏らさず、集塵フード24からダク
ト26に吸引させることができるものであればよく、例
えば、飛散し、浮上した粉粒体は通過せず、空気のみ通
過できるフィルター材を用いるのがよい。
【0029】ダクト26は、集塵フード24と吸引手段
28とを接続するとともに、破袋包装袋A’に起因する
粉塵を検出するための検知センサ30を取り付けるため
のものである。ダクト26には円管などがよく用いられ
るが、ダクト26の形状・寸法は、飛散した粉粒体を空
気とともに確実に輸送でき、検知センサ30の粉塵検出
に供することができれば、特に制限的ではない。
【0030】吸引手段28は、飛散した粉粒体を集塵フ
ード24で収集し、ダクト26内に吸引し、ダクト26
内を輸送するための空気を吸引するためのもので、例え
ば、ブロア、空気抜きフードやフィルターおよびダスト
ボックス(いずれも図示せず)などから構成される。ブ
ロアは、収納ケースB内から出て飛散した粉粒体を空気
に担持させて集塵フード24およびダクト26を介して
吸引する。空気抜きフードやフィルターは、ブロアによ
って吸引された粉粒体を担持する集塵空気から粉粒体を
分離して空気のみを外部へ、分離された粉粒体をダスト
ボックス内に収集する。ここで用いられるブロアは、フ
ァン、イジェクター等の従来公知の各種の吸引手段が使
用可能である。
【0031】ところで、飛散した粉粒体を確実に検知セ
ンサ30で検出するためには、吸引手段28による空気
の吸引によって、飛散した粉粒体を集塵フード24で漏
れなく確実に収集し、収集された粉粒体をダクト26内
に吸引し、検知センサ30までダクト26内を輸送しな
ければならない。このため、集塵フード24の形状を集
塵に適した形状にすることはもちろん、検知センサ30
を通過する集塵空気のダクト26内の流速をダクト26
内で粉粒体の滞留を生じさせないような流速となるよう
に、ダクト26の形状・寸法や吸引手段28の能力を設
定する必要がある。しかし、飛散粉塵の確実な回収の律
速となるのは、ダクト26内の流速、従って空気流速
(風速)であり、吸引手段28の吸引能力やダクト26
の寸法、例えば内径等は、風速を設定するための2次的
なパラメータである。
【0032】本発明の破袋検出装置10においては、ダ
クト26内の風速は、ダクト26の形状、寸法、例えば
円筒であれば内径や吸引手段28であるファンの吸引能
力と、粉粒体の比重や粒度などに応じて、最適となるよ
うに適宜設定すればよい。
【0033】検知センサ30は、吸引される粉粒体の濃
度または有無を検知できるものであれば特に限定され
ず、公知の各種のセンサが使用可能であり、例えば、
色、光、静電気を用いたセンサが挙げられる。中でも、
摩擦帯電式粉塵センサが好適に例示され、具体的には、
メナルディ・クリスウェル・ジャパン社製のEMP−3
等が挙げられる。このような摩擦帯電式粉塵センサは、
配管中に固定された検知棒を通して管内の固体粒子の流
量を測定するもので、粒子が粒子同士または管壁との摩
擦が生じ、その流量に比例して微量の静電気が粒子に発
生することにより、この微量の静電気を検知棒に電荷移
動させて電子回路で増幅し、出力信号に転換するもので
ある。このような検知センサ30を用いることにより、
数mgの粉塵をも検出できるが、本発明はこれに限定さ
れず、精度および耐久性が良好であれば、どのようなセ
ンサでもよい。
【0034】図2に、このように検知センサ30として
摩擦帯電式粉塵センサを用いた粉体センシングの模式図
を示す。図示例の検知センサ30はステンレス製の検知
棒30aがダクト26内を吸引方向に対して垂直に挿入
されており、吸引されてきた粉粒体Pを検知し、粉流量
に比例した出力の信号を発生する。センサ出力は感度調
整により可変であり、使用者が適宜設定すればよい。な
お、検知センサ30による粉粒体Pの検知信号は、NG
出力制御部32を介して後述する排出部36の制御部に
送られてフリッパー54を回動させると同時に、必要に
応じて排出部36の計量コンベア48の上方に設けられ
る表示装置52に表示される。
【0035】系外排出指示(NG出力)制御部32は、
検知センサ30の出力値のレベルに応じて、検査対象の
収納ケースB内に破袋した包装袋A’があることおよび
検査対象収納ケースBが破袋した包装袋A’から漏出し
た粉粒体で汚染されており、その汚染レベルが許容レベ
ルを超えていることを検出し、当該収納ケースBを、包
装ラインの次工程、例えば収納ケースBの封函工程へ送
るのではなく、包装ラインの系外に排出すべきであるこ
とを判定し、系外排出指示、すなわちNG出力を排出部
36に出すためのものである。なお、NG出力制御部3
2では、系外排出指示(NG出力)を図示しない表示装
置に表示をしたり、図示しない警報装置によってその旨
の警報を発生させるようにしても良い。検知センサ30
の出力値の出力レベルが許容レベル以下であれば、NG
出力制御部32が、OKの指示(OK出力)を排出部3
6に出し、検査対象の収納ケースBを包装ラインの次工
程、例えば収納ケースBの封函工程へ送るのはもちろん
である。この場合にも、図示しない表示装置や警報装置
にその旨の表示や警報を出させてもよい。
【0036】図3に、図1に示す自動箱詰装置12で箱
詰めされた収納ケースB内の包装袋Aについて、本発明
のケース内の破袋検出装置10によって破袋検出した場
合の検知センサ30の出力レベルの一例を示し、この出
力レベルに基づいてNG出力制御部32における判定、
すなわち、破袋した包装袋A’がケース内にある収納ケ
ースBであること、正常な包装袋Aのみが収納されてい
るが、破袋した包装袋A’から漏れ出た粉粒体によって
汚染されている収納ケースBであること、およびその汚
染レベルが許容レベル内であるか、許容レベルを超えて
いるかの判定について説明する。図3においては、収納
ケースBとして段ボール箱を用いており、段ボールBA
−1およびBB−1と、段ボールBA−2およびBB−
2とは、それぞれ自動箱詰装置12でロボットハンド1
6で同時に箱詰めされた収納ケースであることを示す。
また、図3に示す例は工場でのオンラインテスト時のあ
る時間帯に収納ケースBが2個づつ所定間隔で流れてき
た例であり、サイクルタイムは瞬間で5〜6秒/ケース
である場合を示す。なお、図示例の場合でも、収納ケー
スBが連続して流れてくる場合には、10ケース/分以
上の能力がある。
【0037】まず、段ボールBA−1中に破袋した包
装袋A’が入っている場合、図3に示すように、段ボー
ルBA−1についてのケース内破袋検出における検知セ
ンサ30の出力値(V)は、その出力レベルは高く、高
いピークを示す。従って、NG出力制御部32は、段ボ
ールBA−1について検知センサ30からこのような高
い出力値を受け取ると、段ボールBA−1には破袋包装
袋A’があると判定して、排出部36に対して系外排出
指示(NG出力)を出力する。なお、段ボール(収納ケ
ースB)中に破袋した包装袋A’が入っていると判定さ
れる場合のケース内破袋検出での検知センサ30の出力
値(V)の出力レベルは、予め破袋包装袋A’が入った
段ボール箱を実測して、好ましくは複数回実測し平均し
て求めておけばよい。このような実測値は、粉粒体、包
装袋A、段ボール箱Bの組合せに応じてそれぞれ求めて
おくのがよいが、類似の場合は平均化して所定範囲を設
定してもよいし、ほとんど、または全ての場合について
適用できる範囲を設定してもよい。
【0038】この時、仮に段ボールBA−1中の破袋包
装袋A’が、同時に箱詰めされる段ボールBB−1に近
い場所にあると、段ボールBB−1中には破袋包装袋
A’がなく全て正常な包装袋Aのみだとしても、図3に
示すように段ボールBB−1に関するケース内破袋検出
での検知センサ30の出力レベルは、段ボールBA−1
の場合ほど高くはないが、ある程度の高さを持つピーク
を示す。従って、NG出力制御部32は、段ボールBB
−1に関する検知センサ30からこのような所定高さの
出力値を受け取ると、段ボールBA−1には他の段ボー
ル内の破袋包装袋A’から漏れ出た粉粒体が付着した
り、こぼれ落ちたりして、汚染されていると判定し、そ
の汚染レベルは許容レベルを超えていると判定して、排
出部36に対して系外排出指示(NG出力)を出力す
る。
【0039】次に、自動箱詰装置12による前回の段ボ
ールBA−1への箱詰めにおいてロボットハンド16の
爪16aで破袋した包装袋A’から漏れ出し、爪16a
やスライドテーブル14に付着した粉粒体が今回の段ボ
ールBA−2およびBB−2への箱詰めにおいて正常な
包装袋Aに付着したまま箱詰めされ、または段ボールB
A−2およびBB−2内やそれらの内部の正常な包装袋
Aにこぼれ落ちていると、それらの内部に収納されてい
る包装袋Aが全て破袋がなく、正常であったとしても、
前の段ボールBA−1への箱詰めの際に破袋した包装袋
A’から漏れ出た粉粒体によって汚染されているので、
図3に示すように段ボールBA−2に関するケース内破
袋検出での検知センサ30の出力レベルは、段ボールB
A−1の破袋の場合ほど高くはないが、ある程度の高さ
を持つピークを示し、段ボールBA−2の場合の検知セ
ンサ30の出力レベルは、この段ボールBA−2の場合
および先の段ボールBB−2の場合より、さらに低い
が、ある程度の高さを持つピークを示す。従って、NG
出力制御部32は、段ボールBA−2およびBB−2の
場合に検知センサ30からこのような所定高さの出力値
を受け取ると、段ボールBA−2およびBB−2は、他
の段ボール内の破袋包装袋A’から漏れ出た粉粒体で汚
染されていると判定し、その汚染レベルは許容レベルを
超えていると判定して、排出部36に対して系外排出指
示(NG出力)を出力する。このように他の段ボール内
の破袋包装袋A’から漏れ出た粉粒体によって汚染され
ていると判定される検知センサ30の出力レベルや、N
G出力を出力しなくてもよいと判定される許容レベル
は、上述した段ボール内に破袋包装袋A’があると判定
される場合の出力レベルの設定と同様に実測に基づいて
設定すればよい。
【0040】図3からも分かるように、の段ボールB
A−1で発生したケース内破袋の影響は、途中で新規な
破袋の発生がなければ、自動箱詰装置12による箱詰め
の回数が重なる毎に小さくなり、検査対象段ボールBに
おける検知センサ30の出力レベルは徐々に小さくな
り、いつかはその出力レベルが許容レベル以下となる。
このように、検知センサ30の出力レベルが許容レベル
以下となった場合や破袋が全く無く検知センサ30の出
力レベルがほぼ0に近い場合の検査対象段ボールBに対
しては、NG出力制御部32は、もちろん系外排出指示
は出さず、OKの指示、すなわちOK出力を排出部36
に出す。なお、検査工程を簡素化するため、検出精度は
落ちるが、前述したシール不良検出装置を用いずに、検
出部35においてシール不良包装袋の検出を行ってもよ
い。
【0041】次に、排出部36は、検出部35の搬送手
段34から検査済収納ケースBを受け取り、検出部35
のNG出力制御部32からのOKの指示(OK出力)ま
たは系外排出指示(NG出力)を受けて、それぞれ包装
ラインの次工程(封凾工程)に排出するか、または包装
ラインの系外に排出するためのものである。図4に本発
明の破袋検出装置10の排出部36の概略斜視図を示
す。図示例の排出部36は、ベルトコンベア46と、計
量コンベア48と、排出コンベア50と、表示装置52
と図示しない制御部とを有する。ベルトコンベア46
は、検出部35から搬送手段34によって搬送される収
納ケースBを引き継いで計量コンベア48へ搬送するも
のであり、2本のローラ46a,46bに張架されるコ
ンベアベルト46cからなり、2本のローラ46a,4
6bのいずれか一方には駆動手段(図示せず)が連結さ
れる。
【0042】計量コンベア48は、ベルトコンベア46
と同様の構成のベルトコンベアとしての機能に加え、粉
粒体を充填・密封した包装袋を所定個数収納した収納ケ
ースBの重量を測定し、重量値を読み取り、計量信号と
して制御部に出力する機能を有するものである。計量コ
ンベア48は、このような両機能を有するものであれ
ば、特に限定されず、例えばロードセル等の公知各種の
計測手段を備えたコンベアなどの従来公知の計量コンベ
アを用いることができる。また、計量コンベア48には
金属異物検出機能を持たせてもよい。なお、検出部35
のNG出力制御部で、NG出力が出されている収納ケー
スBについては、計量コンベア48による重量計量を省
略し、OK出力の正常な収納ケースBのみを計量コンベ
ア48で重量を計量するのがよい。これは、重量計量工
程の速度アップができるし、包装ラインのスピードを上
げることになるからである。
【0043】制御部は、具体的に図示しないが、表示装
置52の装置本体に内蔵され、計量コンベア48から入
力された計量信号を基づいて、破袋検出済収納ケースB
の計量結果を表示装置52に表示する一方、収納ケース
Bの全体の重量が所定の基準重量以上であるかどうか、
すなわち基準量の粉粒体が充填された正常な包装袋Aが
規定個数収納されているかどうかを判定して、収納ケー
スBの全体の重量が所定の基準重量以上であればOKの
指示(OK出力)を排出コンベア50に出し、収納ケー
スBの全体の重量が所定の基準重量未満であれば系外排
出指示(NG出力)を排出コンベア50に出すととも
に、表示装置52に表示させるためのものである。この
時、制御部では、図示しない警報装置によって重量不足
(系外排出)の警報を発生させてもよいし、OKの警報
を発生させても良い。
【0044】また、この制御部は、NG出力制御部32
から入力されたOK出力またはNG出力信号を受けて、
破袋や汚染粉粒体の有無および包装ラインの次工程へ送
るか、系外に排出するかのいずれか少なくとも一方を表
示装置52に表示するようにしてもよい。すなわち、計
量コンベア48の計量手段による、包装袋Aを収納した
ケースBの重量の計量結果を表示する表示装置52と検
査部35の検知センサ30による破袋の検知結果、すな
わちNG出力制御部32の出力を表示する表示装置とを
共通化し、1つの表示装置、例えば表示装置52に両者
を、好ましくは同一表示画面に、さらに好ましくは同時
に表示するようにしてもよい。さらに、ケースBの重量
の計量結果および破袋の検知結果の警報を発生する警報
装置も共通化してもよい。
【0045】なお、表示装置52への表示は、特に制限
されず、例えば包装袋Aを収納したケースBの重量の計
量結果、すなわち計量コンベア48の重量計量手段の計
量値や、これに基づく制御部の出力(OK出力、NG出
力)や、破袋の検知結果、すなわち検出部35の検知セ
ンサ30の出力値や、これらに基づくNG出力部32の
出力(OK出力、NG出力)など、どのようなものを表
示するものであってもよい。また、制御部は、このよう
に計量結果および検知結果を表示するとともに、上述し
たように、その結果、破袋した場合、または基準重量に
満たない場合の少なくとも一方に該当する場合、すなわ
ちNG出力制御部32またはこの制御部からNG出力、
すなわち系外排出指示が出された場合には、その旨の信
号を排出コンベア50に送り、排出コンベア50上のフ
リッパ54を所定角度に水平方向に90°回動させ、破
袋した包装袋A’を収納した収納ケースBや、破袋した
包装袋A’から漏れ出た粉粒体で汚染された収納ケース
Bや、重量不足収納ケースBを押出ロッド56で押し出
して包装ラインの系外に排出し、このいずれにも該当し
ない場合、すなわち両方からOK出力が出された場合に
は、フリッパ54はそのまま稼働させず、包装ラインに
沿って正常な収納ケースBを次工程、例えば収納ケース
Bの上方の口を閉じて、密封するための封凾工程へ搬送
するように排出コンベア50に設けられた駆動手段(図
示せず)に指示を与えるものである。
【0046】排出コンベア50は、ベルトコンベア46
と同様の構成のベルトコンベアとしての機能に加え、破
袋した包装袋A’を収納した、またはこれから漏れ出た
粉粒体で汚染された、もしくは重量が不足した収納ケー
スB、すなわち系外排出収納ケースBを包装ラインの系
外に排出するためのフリッパ54および押出ロッド56
を有するコンベアである。フリッパ54は、排出コンベ
ア50のコンベアベルトに沿って回動軸54aを中心と
して回動可能に設けられる長尺状の板状部材であり、端
部の回動軸54aによって、系外排出収納ケースBの場
合には、この回転軸54aを中心に回動して、系外への
排出路を開き、押出ロッド56で収納ケースBを排出コ
ンベア50上の搬送路から系外排出路へ押し出すことに
より、包装ラインの搬送系外に排出する。フリッパ54
は、通常排出コンベア50のコンベアベルトに沿って設
定されているが、制御部からの指示に応じて図示しない
駆動手段により所定角度、例えば約90°水平方向に回
動させ、系外排出すべき収納ケースBを包装ラインの系
外に排出することができる。
【0047】系外排出された収納ケースBは、目視によ
って収納ケースB内から破袋包装袋A’を見出し、排除
するとともに、収納ケースB内および内部の包装袋Aが
漏れ出た粉粒体で汚染されている場合には、収納ケース
B内および内部の包装袋Aに付着した粉粒体を除去す
る。なお、目視によって収納ケースB内から破袋包装袋
A’や汚染の程度を見出す場合、破袋包装袋A’の数や
汚染の程度を検知センサ30の出力値に応じて、目視検
出効率を上げるため、推定しておくのが好ましい。な
お、排出コンベア50における系外排出収納ケースBの
系外排出手段および方法は、図示例に限定されず、どの
ような手段であってもよいし、どのような方法を採用し
てもよい。例えば、図示例と系外排出路と包装ラインの
方向を入れ換えてもよい。
【0048】本発明のケース内の破袋検出装置は、基本
的に以上のように構成されるが、以下にその作用につい
て説明する。本発明のケース内の破袋検出装置10が用
いられる包装ラインにおいて、上流側にある図示しない
充填包装装置によって所定量の粉粒体が袋詰めされてヒ
ートシールされた包装袋Aは、そのまま、もしくはその
中から、シール不良検出装置、例えば本出願人に係る特
願平8−249983号明細書に提案されたシール不良
検出装置などによって、シール不良のある粉粒体充填包
装袋が包装ラインから除去された後、正常な包装袋のみ
となって、図1に示すようにスライドテーブル14上に
整列される。所定数の包装袋Aが整列されたスライドテ
ーブル14は、自動箱詰装置12の箱詰位置にスライド
し、ロボットハンド16によって、2個の収納ケースB
に同時に箱詰めされる。この時、ロボットハンド16の
爪16aによって包装袋Aが破れる虞がある。図1にお
いては、ロボットハンド16の最も右の爪16aによっ
て破れたものとして、破袋包装袋A’が図示されてい
る。
【0049】所定個数の包装袋Aが収納された収納ケー
スBは、搬送手段18によって1個ずつ、本発明の破袋
検出装置10に搬送され、その搬送手段34によって検
査部35の破袋検出位置(ゾーン)に搬送される。破袋
検出装置10では、破袋検出位置(ゾーン)において収
納ケースBを相対的に移動または回転して収納ケースB
内の全ての包装袋Aに空気噴出手段22の圧縮空気供給
部38から供給され、圧力調整器42で減圧された圧縮
空気を空気噴出ノズル20から吹き付け、破袋包装袋
A’から漏れ出た粉粒体や破袋包装袋A’から漏れ出て
こぼれ落ちた、または付着した粉粒体を飛散させ、浮上
させる。飛散した粉粒体は、吸引手段28によって集塵
フード24で集塵され、ダクト26内に空気とともに吸
引され、ダクト26内に設けられた検知センサ30によ
って粉塵濃度または空気内の粉塵量が検出される。
【0050】検知センサ30における検知結果は、NG
出力制御手段32に送られる。NG出力制御手段32
は、検知センサ30の出力レベルが、図3に示す段ボー
ルBA−1の検出結果のように高レベルである時は、収
納ケースB内に破袋包装袋A’があるとして、また図3
に示す段ボールBB−1,BA−2,BB−2の検出結
果のように、段ボールBA−1の検出結果のように高く
はないが所定の高さがあり、予め設定された許容レベル
より高い場合には、段ボールBA−1の破袋包装袋A’
から漏れ出た粉粒体に汚染されているとして、系外排出
指示(NG出力)を排出部36に出力し、必要に応じて
表示装置52に表示し、図示しない警報装置で警報を発
する。破袋がなければ、検知センサ30の出力は小さ
く、許容レベル以下であり、または、破袋があってもそ
の後破袋がなければ、検知センサ30の出力は、検出回
数を重ねる度毎に、3回目、4回目と小さくなり、許容
レベル以下になるので、NG出力制御手段32はOK出
力を排出部36に出す。
【0051】排出部36では、検査部35で破袋検出さ
れた収納ケースBは、搬送手段34からベルトコンベア
46に送り出し、計量コンベア48に送られる。計量コ
ンベア48では、重量計量され、その結果が図示しない
制御部へ送られ、表示装置52に表示され、重量不足の
場合には、系外排出指示(NG出力)を排出コンベア5
0に送るとともに、必要に応じて、その旨の表示が成さ
れ、図示しない警報装置によって警報が発される。制御
部からNG出力を受けた排出コンベア50では、フリッ
パー54が回動軸54aを中心に約90°回動して系外
排出路を開き、押出ロッド56で系外排出路に系外排出
すべき収納ケースBを排出する。系外排出された収納ケ
ースBにおいては、目視による破袋包装袋A’や収納ケ
ースB内の汚染粉粒体や重量不足包装袋や包装袋Aの不
足の検出が行われ、これらは除去される。除去された収
納ケースBには、正常な包装袋Aが箱詰めされ、再びケ
ース内の破袋検出工程に送られる。一方、破袋もなく、
粉粒体の汚染もなく、重量不足もない収納ケースBは、
包装ラインの次工程、封凾に送られ、密封される。
【0052】
【実施例】(実施例1)図1に示す構成のケース内の破
袋検出装置10を用いて、収納ケースB内の破袋および
破袋による粉粒体汚染の検出を上述した方法により行っ
た。まず、粉粒体として、ミックス粉を用いた。検査対
象物である収納ケースBには、幅300mm、奥行36
0mm、高さ320mmの段ボール箱を用い、粉粒体6
00gを充填し密封した包装袋Aを12袋、ロボットハ
ンド16を用いて収納させた。
【0053】図1に示すケース内の破袋検出装置10に
おいて、空気噴出手段22の空気噴出ノズル20から吹
き付ける圧縮空気は、圧縮空気供給部38から供給され
る1次圧力5kgf/cm2 の圧縮空気に対して、圧力
調整器42を用いて1.0kgf/cm2 に減圧するこ
とで、ノズル20からの噴出速度を30〜40m/sに
保持した。また、ノズル20には、トランスベクター
(虹技(株)製)を使用し、前方、後方の2方向のダブ
ルノズルを採用し、搬送速度10〜15m/分に対し空
気噴出時間を5秒とし、また、収納ケースBを搬送手段
34によって90°回転させ、また、収納ケースB内の
粉粒体を一様に飛散させることにした。
【0054】集塵フード26には、収納ケースBが完全
に覆われる垂れ幕44を用いた。吸引手段28には、吸
引能力が10m3 /分のファンを用い、ダクト26は直
径105mmとし、その結果ダクト内風速は20m/s
であった。検知センサ30には、メナルディ・クリスウ
ェル・ジャパン社製のEMP−3を用いた。なお、本破
袋検出装置10の処理速度は10ケース/分とした。
【0055】以上の条件で、任意の時に、強制的にロボ
ットハンド16の爪16aで破袋させた包装袋A’を発
生させ、これらの破袋包装袋A’を包装袋Aとともに自
動箱詰装置12で収納した1500ケースの収納ケース
Bにつき破袋検出を行ったところ、破袋した包装袋A’
が箱詰めされた収納ケース(段ボール箱)Bを全て検知
することができた。また、ロボットハンド16の爪16
aで箱詰め中の包装袋Aを破袋した場合、ロボットハン
ド16や箱詰前の包装袋Aを載せたスライドテーブル1
4が粉粒体で汚染されるため正常な包装袋Aのみが収納
された段ボール箱Bも汚染されるが、汚染の度合いを考
慮して、センサ出力電圧に閾値を設けることで対処し、
汚染段ボールBも全て検出できた。以上の結果から、本
願発明のケース内の破袋検出装置の効果は明らかであ
る。
【0056】
【発明の効果】以上、詳細に説明したように、本発明に
よれば、複数の包装袋を収納し、搬送する収納ケースの
中から破袋した包装袋が含まれる収納ケースを自動的
に、かつ正確に連続的に検出することができる。従っ
て、本発明によれば、破袋のない包装袋のみを収納ケー
スで出荷することが可能となる。また、本発明によれ
ば、工場における生産ラインの中に組み込むことによ
り、より効率的に収納ケース内の破袋の検出を行うこと
ができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明に係るケース内の破袋検出装置をロボ
ット自動箱詰装置の次工程に適用した実施形態を示す概
略図である。
【図2】 本発明のケース内の破袋検出装置における検
出センサによるセンシングの一実施例を示す模式図であ
る。
【図3】 本発明のケース内の破袋検出装置における検
出部の検知センサの出力値と系外排出判定との関係の一
例を示す説明図である。
【図4】 本発明のケース内の破袋検出装置における検
出部と排出部の一実施形態を示す概略斜視図である。
【符号の説明】
10 破袋検出装置 12 自動箱詰装 14 スライドテーブル 20 空気噴出ノズル 22 空気噴出手段 24 集塵フード 26 ダクト 28 吸引手段 30 検知センサ 32 NG出力制御部 34 搬送手段 35 検出部 36 排出部 38 圧縮空気供給部 42 圧力調整器 44 垂れ幕 46 ベルトコンベア 46a,46b ローラ 46c コンベアベルト 48 計量コンベア 50 排出コンベア 52 表示装置 54 フリッパ 56 押出ロッド A 包装袋 B 複数の包装体を収納した収納ケース P 粉粒体

Claims (9)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】粉粒体を充填して密封した複数の包装袋を
    収納した少なくとも1つの収納ケース内において破袋し
    た包装袋を検出する破袋検出装置であって、 前記収納ケース内の前記包装袋に向けて圧縮空気を吹き
    付けて破袋した包装袋の中の粉粒体およびその中から外
    に漏れ出た粉粒体の少なくとも一方を飛散させる空気噴
    出手段と、 この空気噴出手段からの圧縮空気によって前記収納ケー
    ス内の破袋した包装袋の内外から飛散した粉粒体を回収
    するためのダクトと、 このダクトと連通し、前記飛散した粉粒体を前記ダクト
    を介して吸引回収する吸引手段と、 前記ダクト内に設けられ、前記空気噴出手段によって前
    記破袋した包装袋の内外から飛散し、前記吸引手段によ
    って前記ダクト内に吸引された粉粒体を検出する検知セ
    ンサを有することを特徴とするケース内の破袋検出装
    置。
  2. 【請求項2】請求項1に記載のケース内の破袋検出装置
    であって、 さらに、前記ダクトに連通して、その先端かつ前記複数
    の包装袋を収納した収納ケースを覆うようにその上方に
    設けられ、前記破袋した包装袋の内外から飛散した粉粒
    体を収集する集塵フードを有することを特徴とするケー
    ス内の破袋検出装置。
  3. 【請求項3】請求項1または2に記載のケース内の破袋
    検出装置であって、 さらに、前記検知センサの出力値によって、前記収納ケ
    ース内の前記破袋した包装袋に加え、 前記破袋した包装袋から漏出した粉粒体によって汚染さ
    れた収納ケースを判定する手段を備えることを特徴とす
    るケース内の破袋検出装置。
  4. 【請求項4】請求項1〜3のいずれかに記載のケース内
    の破袋検出装置であって、 さらに、前記複数の包装袋を収納した前記収納ケースを
    搬送する搬送手段を有し、前記収納ケース内の破袋した
    包装袋および/またはこれから漏出した粉粒体によって
    汚染された収納ケースの検出を連続的に行うことを特徴
    とするケース内の破袋検出装置。
  5. 【請求項5】前記空気噴出手段が、前記搬送手段によっ
    て搬送される前記収納ケースの通過に合わせて、間欠的
    に圧縮空気を吹き付けるものである請求項4に記載のケ
    ース内の破袋検出装置。
  6. 【請求項6】前記搬送手段は、前記空気噴出手段によっ
    て圧縮空気が吹き付けられている間に前記収納ケースの
    搬送方向を変更する手段を備える請求項4または5に記
    載のケース内の破袋検出装置。
  7. 【請求項7】前記空気噴出手段は、前記収納ケース内の
    前記複数の包装袋に圧縮空気を吹き付ける方向を変更す
    る手段を備える請求項1〜6のいずれかに記載のケース
    内の破袋検出装置。
  8. 【請求項8】前記空気噴出手段は、移動可能である請求
    項7に記載の破袋検出装置。
  9. 【請求項9】前記検知センサが摩擦帯電式粉塵センサで
    ある請求項1〜8のいずれかに記載のケース内の破袋検
    出装置。
JP17095098A 1998-06-18 1998-06-18 ケース内の破袋検出装置 Expired - Fee Related JP3549399B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP17095098A JP3549399B2 (ja) 1998-06-18 1998-06-18 ケース内の破袋検出装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP17095098A JP3549399B2 (ja) 1998-06-18 1998-06-18 ケース内の破袋検出装置

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2000006928A true JP2000006928A (ja) 2000-01-11
JP3549399B2 JP3549399B2 (ja) 2004-08-04

Family

ID=15914392

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP17095098A Expired - Fee Related JP3549399B2 (ja) 1998-06-18 1998-06-18 ケース内の破袋検出装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP3549399B2 (ja)

Cited By (6)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2002085029A (ja) * 2000-09-07 2002-03-26 Nisshin Seifun Group Inc 電子線照射装置
JP2010030661A (ja) * 2008-07-31 2010-02-12 Ajinomoto Co Inc 粉漏れ検知装置
CN104764682A (zh) * 2015-03-04 2015-07-08 盐城工学院 一种实验室烟气处理评价研究平台
CN109703837A (zh) * 2019-01-28 2019-05-03 金霖 一种外袋包装自动监测与自动打中包装置
KR102134115B1 (ko) * 2020-04-14 2020-07-15 삼익티에이치케이 주식회사 음압이 제어되는 더스트 수거 장치
CN115352660A (zh) * 2022-09-21 2022-11-18 南漳龙蟒磷制品有限责任公司 一种气粉态磷化工产品的包装方法

Cited By (8)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2002085029A (ja) * 2000-09-07 2002-03-26 Nisshin Seifun Group Inc 電子線照射装置
JP2010030661A (ja) * 2008-07-31 2010-02-12 Ajinomoto Co Inc 粉漏れ検知装置
CN104764682A (zh) * 2015-03-04 2015-07-08 盐城工学院 一种实验室烟气处理评价研究平台
CN104764682B (zh) * 2015-03-04 2018-04-17 盐城工学院 一种实验室烟气处理评价研究平台
CN109703837A (zh) * 2019-01-28 2019-05-03 金霖 一种外袋包装自动监测与自动打中包装置
KR102134115B1 (ko) * 2020-04-14 2020-07-15 삼익티에이치케이 주식회사 음압이 제어되는 더스트 수거 장치
CN115352660A (zh) * 2022-09-21 2022-11-18 南漳龙蟒磷制品有限责任公司 一种气粉态磷化工产品的包装方法
CN115352660B (zh) * 2022-09-21 2024-05-31 南漳龙蟒磷制品有限责任公司 一种气粉态磷化工产品的包装方法

Also Published As

Publication number Publication date
JP3549399B2 (ja) 2004-08-04

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US7698877B2 (en) Packaging machine and discharging device for a packaging machine
JP4362239B2 (ja) 小物品の計数供給装置
SG192294A1 (en) Flexible assembly line for cutlery packaging
CN102099659B (zh) 重量检查装置
EP2755006B1 (en) Container liquid leak inspection device
JP3549399B2 (ja) ケース内の破袋検出装置
JP5936870B2 (ja) 物品検査システム
CN109420623A (zh) 一种应用于贝壳的全自动x射线检测、分拣系统
JP2011219138A (ja) 縦型製袋充填包装機の搬出シュート駆動式系外排出装置
TW527306B (en) Method and device for continuously filling a predetermined quantity of a product into packages
KR102389032B1 (ko) 떡볶이용 떡 포장 시스템
CN207860683U (zh) 一种水泥包装异常处理装置
JP4509832B2 (ja) 計量包装検査システム
JPH1095410A (ja) シール不良検出装置
JP3551990B2 (ja) ケース内の袋不良検出装置
CN209918363U (zh) 一种漏包输送机
JP3580372B2 (ja) 包装機における継目部分の包装物排除装置
JP7173786B2 (ja) 包装製品の検査方法および検査装置
JP2010030661A (ja) 粉漏れ検知装置
JP3751395B2 (ja) 包装機への物品供給装置及びその方法
JP2022051001A (ja) 生産処理装置
JP2021089251A (ja) 改善判断システム
TWI803225B (zh) 空袋剔除系統
JP2008239183A (ja) ストリップパック装置
CN216728329U (zh) 吸管包检测分选机

Legal Events

Date Code Title Description
A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20040205

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20040413

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20040420

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20080430

Year of fee payment: 4

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20090430

Year of fee payment: 5

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20090430

Year of fee payment: 5

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20100430

Year of fee payment: 6

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20110430

Year of fee payment: 7

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20110430

Year of fee payment: 7

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20120430

Year of fee payment: 8

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20120430

Year of fee payment: 8

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20130430

Year of fee payment: 9

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20140430

Year of fee payment: 10

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees