JP2017212814A - 電源装置および電源制御方法 - Google Patents

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Abstract

【課題】負荷電流が増大した場合のドロップ量を維持したまま、PFM動作モードでのPWMパルスにおけるリップル電圧を低減できると共に、高効率のシステムの開発が可能となる電源装置および電源制御方法を提供する。【解決手段】電源装置10は、負荷に対して出力電圧Voutを出力する出力トランジスタQp・Qnを駆動するドライバ34と、ドライバ34に供給するPWMパルスを生成するPWM発生器32と、出力電圧Voutに基づいて、PWMパルスのパルス幅を制御するCMP出力を生成するコンパレータ38と、通常時のPWM動作モードとPWM動作モードよりも軽負荷時のPFM動作モードとを有し、PFM動作モードにおいては、CMP出力の立ち上がりのタイミングに応じて、PWMパルスをオフするコントローラ22とを備える。【選択図】図1

Description

本実施の形態は、電源装置および電源制御方法に関する。
自動車に搭載されるあらゆる部品のための安全機能(例えば、フェールセーフ、異常検出、安全停止などの機能)の規格が見直されつつある。特に、車載用の機器の多くは、電気的/電子的に制御されており、高性能化・高機能化だけでなく、安全性の確保も重要なニーズとなっている。
安全な車載用機器の開発手法や管理方式などを体系的にまとめた国際基準規格ISO26262が策定されている。
車載用機器に適用可能な電源装置としては、例えばスイッチング電源が既に知られている。
特開2009−71978号公報
"ISO 26262-1:2011"、[online]、2011-11-15、International Organization for Standardization、[平成28年2月17日検索]、インターネット<URL:https://www.iso.org/obp/ui/#iso:std:iso:26262:-1:ed-1:v1:en>
スイッチング電源が備える多くのDCDCコンバータは、一定のスイッチング周波数によりPWM動作する(通常動作時のPWM動作モード)。また、近年においては、軽負荷動作時でも高効率を維持できるパルス周波数変調(PFM)制御によるDCDCコンバータの需要が高まっている。
しかしながら、軽負荷動作時の高効率を実現するためにPFM(オン時間固定)制御が行われているDCDCコンバータでは、PWMパルスが一定のオン時間となるように固定されることにより、効率は高いものの、PWMパルスにおけるリップル電圧が高くなる。
本実施の形態は、負荷電流が増大した場合のドロップ量を維持したまま、PFM動作モードでのPWMパルスにおけるリップル電圧を低減できると共に、高効率のシステムの開発が可能となる電源装置および電源制御方法を提供する。
本実施の形態の一態様によれば、負荷に対して出力電圧を出力する出力トランジスタを駆動するドライバと、前記ドライバに供給するPWMパルスを生成するPWM発生器と、前記出力電圧に基づいて、前記PWMパルスのパルス幅を制御するCMP出力を生成するコンパレータと、通常時のPWM動作モードと前記PWM動作モードよりも軽負荷時のPFM動作モードとを有し、前記PWM動作モードにおいては、前記PWMパルスが一定のオン時間となるように制御し、前記PFM動作モードにおいては、前記CMP出力の立ち上がりのタイミングに応じて、前記PWMパルスをオフする制御部とを備える電源装置が提供される。
本実施の形態の他の態様によれば、負荷に対して出力電圧を供給するドライバと、前記ドライバを駆動させるためのPWMパルスを生成する発生器と、前記ドライバの出力電流に基づいて、前記PWMパルスを制御するためのCMP出力を生成するコンパレータと、通常時のPWM動作モードと前記PWM動作モードよりも軽負荷時のPFM動作モードとを有し、前記PWM動作モードにおいては、前記CMP出力の立ち下がりのタイミングに応じて、前記PWパルスが一定のオン時間となるように制御し、前記PFM動作モードにおいては、前記CMP出力の立ち上がりのタイミングに応じて、前記PWMパルスをオフする制御部とを備える電源装置が提供される。
本実施の形態の他の態様によれば、負荷を出力電圧により駆動するドライバに供給するPWMパルスを、一定のオン時間となるように制御する通常時のPWM動作モードと、前記PWMパルスのパルス幅を制御するCMP出力に応じて制御する、前記PWM動作モードよりも軽負荷時のPFM動作モードとを有し、前記PFM動作モードにおいては、前記CMP出力の立ち上がりのタイミングを判定するステップと、前記CMP出力の立ち上がりのタイミングに応じて、前記PWMパルスをオフするステップとを有する電源装置の電源制御方法が提供される。
本実施の形態の他の態様によれば、負荷を出力電圧により駆動するドライバに供給するPWMパルスを、一定のオン時間となるように制御する通常時のPWM動作モードと、前記PWMパルスのパルス幅を制御するCMP出力に応じて制御する、前記PWM動作モードよりも軽負荷時のPFM動作モードとを有し、前記PFM動作モードにおいては、前記PWMパルスのレベルを判定するステップと、前記PWMパルスのハイレベルが判定されたことを条件に、前記PWMパルスのハイレベル期間内に、前記CMP出力のレベルを検出するステップと、前記CMP出力のハイレベルが検出されたことを条件に、前記PWMパルスをハイレベルからロウレベルに切り替えるステップとを有する電源装置の電源制御方法が提供される。
本実施の形態によれば、負荷電流が大きくなった場合のドロップ量を維持したまま、PFM動作モードでのPWMパルスにおけるリップル電圧を低減できると共に、高効率のシステムの開発が可能となる電源装置および電源制御方法を提供することができる。
実施の形態に係る電源装置の模式的構成図。 比較例に係る電源装置の軽負荷動作時の概略タイミングチャートであって、(a)スイッチング信号SWの概略波形図、(b)CMP出力の概略波形図、(c)出力電圧の概略波形図。 実施の形態に係る電源装置の軽負荷動作時の概略タイミングチャートであって、(a)スイッチング信号SWの概略波形図、(b)CMP出力の概略波形図、(c)出力電圧の概略波形図。 実施の形態に係る電源装置の通常動作時のタイミングチャートであって、(a)PWMパルスの概略波形図、(b)CMP出力の概略波形図、(c)出力電圧の概略波形図。 実施の形態に係る電源装置の軽負荷動作時のタイミングチャートであって、(a)PWMパルスの概略波形図、(b)CMP出力の概略波形図、(c)出力電圧の概略波形図。 実施の形態に係る電源装置の軽負荷動作時のタイミングチャートであって、(a)PWMパルスの概略波形図、(b)CMP出力の概略波形図、(c)出力電圧を比較例の出力電圧と対比して示す概略波形図。 比較例に係る電源装置の軽負荷動作時の処理手順を示すフローチャート。 実施の形態に係る電源装置の軽負荷動作時の処理手順を示すフローチャート。 実施の形態に係る電源装置の変形例を示す模式的構成図。 実施の形態の変形例に係る電源装置をモータ制御ICに適用した電源システムの模式的構成図。
次に、図面を参照して、本実施の形態を説明する。以下の図面の記載において、同一または類似の部分には同一または類似の符号を付している。ただし、図面は模式的なものであり、厚みと平面寸法との関係、各層の厚みの比率などは現実のものとは異なることに留意すべきである。したがって、具体的な厚みや寸法は以下の説明を参酌して判断すべきものである。また、図面相互間においても互いの寸法の関係や比率が異なる部分が含まれていることはもちろんである。
また、以下に示す実施の形態は、技術的思想を具体化するための装置や方法を例示するものであって、構成部品の材質、形状、構造、配置などを下記のものに特定するものでない。実施の形態は、特許請求の範囲において、種々の変更を加えることができる。
[実施の形態]
(電源装置の概要)
実施の形態に係る電源装置10の模式的構成は、図1に示すように表される。ここでは、電源装置10を、PFM(Pulse Frequency Modulation:パルス周波数変調)動作モードを有するDCDCコンバータを備えたスイッチング電源用IC(Integrated Circuits)とした場合を例に説明する。
実施の形態に係る電源装置10は、例えば、コントローラ22を有する制御ロジック(デジタル制御回路)20と、デジタルPWM(Pulse Width Modulation:パルス幅変調)発生器32、ドライバ34、出力トランジスタQp・Qn、ADC回路36、およびCMP回路(コンパレータ)38を有するアナログ部30とを備える。
コントローラ22は、全体の動作タイミングなどを制御する制御部であって、例えばDCDCコンバータのエラーアンプを構成するデジタルフィルタに相当する機能を有する。コントローラ22は、通常動作(通常制御)時にはPWM動作モードによりデジタルPWM発生器32を制御し、負荷電流が、例えば7mA〜40μA程度と小さい軽負荷動作(低電力制御)時にはPFM動作モードによりデジタルPWM発生器32を制御する。
すなわち、実施の形態に係る電源装置10は、PWM動作モードとは別に、負荷電流が小さい軽負荷動作時にスイッチング回数を減らし、DCDCコンバータとしての消費電流を低減させるPFM動作モードを備える。
動作の詳細については後述するが、電源装置10において、コントローラ22は、負荷電流に応じてPWM動作モードとPFM動作モードとを切り替え設定し、設定した動作モードに基づいてデジタルPWM発生器32を制御する。
コントローラ22は、例えば、負荷電流と予め設定される閾値との比較によって、通常動作時か、軽負荷動作時かを判別し、動作モードの設定を切り替えるようにしても良い。
なお、制御ロジック20としては、CPU(Central Processing Unit)やDSP(Digital Signal Processor)をベースにしたもの、またはハードロジックを主体に構成されるものであっても良い。
また、制御ロジック20には、例えば、PWMパルスのパルス幅を検出するためのデジタルカウンタや、各動作モードを実行するための処理プログラムや動作モードを判別する閾値などを格納するメモリを備えるようにしても良い。
アナログ部30において、デジタルPWM発生器32は、コントローラ22からのデジタル値に基づいてPWMパルスを生成し、そのPWMパルスをドライバ34に供給する。
ドライバ34は、デジタルPWM発生器32からのPWMパルスに応じて出力トランジスタQp・Qnの各ゲートを駆動する。
出力トランジスタQp・Qnは、例えば、pチャネルMOS(Metal Oxide Semiconductor)トランジスタQpとnチャネルMOSトランジスタQnとを直列に接続したCMOS(Complementary MOS)インバータ構造を有し、電源電圧(Vcc)と接地(GND)との間に接続されている。
ここで、pチャネルMOSトランジスタQpとnチャネルMOSトランジスタQnとの接続点に、インダクタ(コイル)Loを介して、接地(GND)との間にそれぞれ出力キャパシタ(コンデンサ)Co、帰還抵抗部(抵抗対)R1・R2、および負荷(例えば、モータ制御IC)が接続されることにより、所望の電源システム(後述する)が構築される。すなわち、電源装置10にインダクタLoが接続され、インダクタLoに出力キャパシタCoが接続されて、インダクタLoと出力キャパシタCoとの接続ノードが、負荷(図示省略)に供給するための出力電圧Voutが出力される電圧出力端とされる。
なお、DCDCコンバータの場合、出力トランジスタの構成は、内蔵pチャネルMOSトランジスタQp・nチャネルMOSトランジスタQnからなる構成だけでなく、外付けのpチャネルMOSトランジスタQp・nチャネルMOSトランジスタQnからなる構成を採用しても良い。また、出力トランジスタとしては、PNPまたはNPNのバイポーラトランジスタを適用することも可能である。また、電源装置10にブートピンを備え、出力との間に小容量のブートストラップコンデンサを接続する構成を採用しても良い。
以下の説明においては、出力トランジスタの構成は、内蔵pチャネルMOSトランジスタQp・nチャネルMOSトランジスタQnからなる構成を1例として、説明する。
アナログ部30において、ADC回路36は、帰還抵抗部R1・R2の接続点に接続されたPFM対応のADCであって、帰還抵抗部R1・R2で発生される帰還電圧(出力電圧Vout相当)を読み取ってデジタル値に変換し、制御ロジック20に出力する。
ADC回路36は、例えば、帰還抵抗部R1・R2で発生される帰還電圧と内蔵する基準電圧との比較により、出力トランジスタQp・Qnのスイッチング信号SW(PWMパルスに相当)を検出する。
CMP回路38は、帰還抵抗部R1・R2の接続点に接続されたPFM対応のCMPであって、後述するPFM動作モードにおいて、PWMパルスのパルス幅を制御するためのCMP出力(例えば、負荷電流)を制御ロジック20に出力する。
すなわち、実施の形態に係る電源装置10は、負荷に対して出力電圧Voutを出力する出力トランジスタQp・Qnを駆動するドライバ34と、ドライバ34に供給するPWMパルスを生成するPWM発生器32と、出力電圧Voutに基づいて、PWMパルスのパルス幅を制御するCMP出力を生成するコンパレータ38と、通常時のPWM動作モードとPWM動作モードよりも軽負荷時のPFM動作モードとを有し、PWM動作モードにおいては、PWMパルスが一定のオン時間となるように制御し、PFM動作モードにおいては、CMP出力の立ち上がりのタイミングに応じて、PWMパルスをオフする制御部22とを備える。
ここで、実施の形態に係る電源装置10が備える動作モードについて説明する。
通常動作時にPWM動作するDCDCコンバータにおいては、通常動作時のPWM動作モードよりも負荷電流(Iout)が小さい軽負荷動作時の動作モードとして、PFM動作モードを備える。
PWM動作モードとは、PWMパルスの周波数(周期)が一定(例えば、1MHz〜100kHz程度)で、パルス幅のオン時間(ハイレベル期間)とオフ時間(ロウレベル期間)との比を変化させることによって、出力電圧Voutを調整する通常動作時の動作モードである。これに対し、PFM動作モードとは、PWMパルスの、例えばオン時間(または、オフ時間)が一定で、オフ時間(または、オン時間)を変動させて、出力電圧Voutを調整する軽負荷動作時の動作モードである(パルス幅が一定で、周期が変動)。
すなわち、DCDCコンバータにおいては、負荷電流が少ない場合、効率に対するDCDCコンバータの消費電流の影響が大きく見えてくるため、スイッチング回数を減らし、DCDCコンバータとしての消費電流を低減させるようにしたのがPFM動作モードである。
PFM動作モードでは、一般的に、スイッチング回数を減らし、DCDCコンバータとしての消費電流を低減させると共に、負荷電流が増加した場合のドロップ量を低減させるなどの理由から、PWM動作モードに比べてPWMパルスにおけるリップル電圧が大きくなる。
このように、軽負荷動作時には通常動作時よりもリップル電圧が高くなるため、出力電圧Voutが、負荷となる、例えばICやLSI(Large-Scale Integration)の電源電圧範囲を超えないように注意しなければならない(リップル電圧は電源ノイズにも影響を及ぼす)。
(比較例)
しかしながら、DCDCコンバータによって構成されるスイッチング電源の場合、図2(a)〜図2(c)に比較例として示すタイミングチャートのように、軽負荷動作時には、スイッチング信号SWが一定のオン時間TAとなるように固定されることにより、効率は高いものの、オン時間TA内の斜線部分(例えば、時刻t1〜t2、時刻t6〜t7における一定のハイレベル期間)での余剰なエネルギー分だけ出力電圧(波形P)の平均値が高くなる。
すなわち、高効率を実現するために、一回のスイッチングでできるだけ多くのエネルギーを送ることができるようにすると、出力電圧の上昇に伴ってスイッチング信号SWにおけるリップル電圧が高くなる。逆に、リップル電圧を下げようとすると、スイッチングの回数が増え、効率が悪化する。
このように、DCDCコンバータでは、リップル電圧が高くなるものの、軽負荷動作時の高効率を実現するためにPFM(オン時間固定)制御が使われている。
リップル電圧を小さくする方法としては、一般的に、インダクタLoのサイズを大きくすることや、出力キャパシタCoのサイズを大きくすることなどによって、対応できることが知られている。ところが、PFM動作モードのリップル電圧の場合、負荷電流の大小により周波数が変化するため、上記の方法では対応できない。
そこで、負荷電流が増大した場合のドロップ量を維持したまま、PFM動作モードでのスイッチング信号SWにおけるリップル電圧を低減させることが望まれる。
−動作の概要−
実施の形態に係る電源装置10の軽負荷動作時の概略タイミングチャートは、図3に示すように表される。図3のタイミングチャートにおいて、スイッチング信号SWの概略波形は、図3(a)に示すように表され、CMP出力の概略波形は、図3(b)に示すように表され、出力電圧の概略波形は、図3(c)に示すように表される。
(a)まず、時刻t0(時刻t5)のタイミングにおいて、図3(a)に示すように、スイッチング信号SWがオン状態(ハイレベル)になると、図3(c)に示すように、出力電圧(波形Q)が急激に増加し始める。
(b)この後、時刻t1(時刻t6)のタイミングにおいて、図3(b)に示すように、CMP出力がオフ状態(ロウレベル)からオン状態(ハイレベル)へと変化する。
(c)すると、そのタイミング(時刻t1・時刻t6)において、図3(a)に示すように、スイッチング信号SWがオフ状態(ロウレベル)へと変化することにより、図3(c)に示すように、出力電圧(波形Q)が徐々に低下し始める。
このように、CMP出力の立ち上りのタイミングに応じて、スイッチング信号SWのハイレベル期間をオフさせる、つまりオン時間TA1が経過した時点において、オン時間TAを時間ΔTA分だけ強制的にカットすることによって、例えば時刻t1〜(時刻t6〜)の出力電圧(波形Q)を、ハイレベル期間をオン時間TAとした場合の出力電圧(波形P)よりも低下させることができる。
すなわち、スイッチング信号SWがハイレベルの区間内において、CMP出力のハイレベルを検出したら、スイッチング信号SWがロウレベルになるように制御する。これにより、比較例の場合のようなCMP出力の立ち下りのタイミングだけでなく、CMP出力の立ち上りのタイミングも使用する方式に変更することで、本来のオン時間(TA)のパルスの一部をカットした波形を作ることが可能となる。したがって、PFM動作モードでのスイッチング信号SWのオン時間(TA)が固定されていたために高くなっていたリップル電圧を、カットした波形の分だけ低減させることが可能となる。その結果、効率を変えることなしに出力電圧Voutの上昇を防ぐことができ、かつ高効率のシステムの開発が可能となる。
このように、実施の形態に係る電源装置10によれば、例えば、コントローラ22によって、スイッチング信号SWのハイレベル期間内に、CMP出力のハイレベルを検出したことを条件に、スイッチング信号SWがロウレベルになるように制御することにより、負荷電流が大きくなった場合のドロップ量を維持したまま、PFM動作モードでのスイッチング信号SWにおけるリップル電圧を低減できると共に、高効率の電源システムの開発が可能となる。
なお、実施の形態に係る電源装置10によれば、制御ロジック20の構成の一部を変更することのみにより、アナログ部30の構成は既存の回路からの変更なしで実現可能である。
(電源装置の動作)
実施の形態に係る電源装置10の通常動作時のタイミングチャートは、図4に示すように表される。図4のタイミングチャートにおいて、スイッチング信号SWに対応するPWMパルスの概略波形は、図4(a)に示すように表され、CMP出力の概略波形は、図4(b)に示すように表され、出力電圧の概略波形は、図4(c)に示すように表される。
通常動作時は、制御ロジック20内のコントローラ22がPWM動作モードに設定されることにより、デジタルPWM発生器32からは、図4(a)に示すような、一定のオン/オフ比を有する複数のPWMパルスが順にドライバ34に供給される。
これにより、電源装置10からは、時間の経過に伴って、図4(c)に示すような波形Rの出力電圧Voutが電圧出力端より負荷(図示省略)に対して出力される。
すなわち、通常動作時に電源装置10から出力される出力電圧Voutは、例えば、時刻t1〜t2、時刻t3〜t4、時刻t5〜t6、時刻t7〜t8間においてそれぞれ増加し、時刻t2〜t3、時刻t4〜t5、時刻t6〜t7、時刻t8〜(t9)間においてそれぞれ減少するような波形Rとなる。
実施の形態に係る電源装置10の軽負荷動作時のタイミングチャートは、図5に示すように表される。図5のタイミングチャートにおいて、スイッチング信号SWに対応するPWMパルスの概略波形は、図5(a)に示すように表され、CMP出力の概略波形は、図5(b)に示すように表され、出力電圧の概略波形は、図5(c)に示すように表される。
軽負荷動作時は、制御ロジック20内のコントローラ22がPFM動作モードに設定されることにより、デジタルPWM発生器32からは、図5(a)に示すようなPWMパルスがドライバ34に供給される。PWMパルスは、例えば、負荷電流(Iout)の変化に対応し、図5(b)に示すような、CMP出力の立ち上がりのタイミングに応じてハイレベル期間のオン時間TA1が規定されている。
これにより、電源装置10からは、時間の経過に伴って、図5(c)に示すような波形Qの出力電圧Voutが電圧出力端より負荷(図示省略)に対して出力される。
すなわち、軽負荷動作時に電源装置10から出力される出力電圧Voutは、例えば、時刻t1〜t12、時刻t3〜t31間においてそれぞれ増加し、時刻t12〜t3、時刻t31〜(t5)間においてそれぞれ減少するような波形Qとなる。
ここで、図6は、実施の形態に係る電源装置10の軽負荷動作時のタイミングチャートにおいて、比較例(図2参照)における出力電圧Voutの波形Pを対比して示すものである。なお、図6のタイミングチャートにおいて、PWMパルスの概略波形は、図6(a)に示すように表され、CMP出力の概略波形は、図6(b)に示すように表され、出力電圧の概略波形は、図6(c)に示すように表される。
すなわち、PWMパルスのハイレベル期間をオン時間TA1とした場合(波形Q)には、出力電圧Voutのピーク値Vrp1を、ΔTAの分だけ、PWMパルスのハイレベル期間をオン時間TAとした場合(波形P)の出力電圧Voutのピーク値Vrp2よりも低減できる。
次に、実施の形態に係る電源装置10の軽負荷動作時の処理手順について説明する。
(比較例)
まず、図7を参照して、比較例に係る電源装置の軽負荷動作時の処理の流れについて説明する。
(a)コントローラは、例えば負荷電流(Iout)の低下によってPFM動作モードが設定されることにより、ステップS01において、PWMパルスをハイレベル(H)に設定した後、ステップS02において、そのハイレベル期間(H区間)の終了を判断する。
(b)コントローラは、PWMパルスのハイレベル期間をカウントし、カウント値がゼロになるまで、ステップS02での処理を繰り返す。
(c)ステップS02において、ハイレベル期間の終了(カウント値=0)を判断すると、コントローラは、ステップS03において、PWMパルスをロウレベル(L)に設定した後、ステップS04において、そのロウレベル期間(L区間)の終了を判断する。
(d)コントローラは、PWMパルスのロウレベル期間をカウントし、カウント値がゼロになるまで、ステップS04での処理を繰り返す。
(e)ステップS04において、ロウレベル期間の終了(カウント値=0)を判断すると、コントローラは、ステップS05において、CMP出力がハイレベルか否かを判断する。
(f)ステップS05において、CMP出力がハイレベルであると判断すると、コントローラは、ステップS06において、PWMパルスをハイ・インピーダンス状態(Hi−z)とした後、ステップS05〜の処理を繰り返す。
(g)一方、ステップS05において、CMP出力がロウレベルであると判断すると、コントローラ22は、ステップS01〜の処理を繰り返す。
このようにして、比較例に係る電源装置の場合には、軽負荷動作時に、PWMパルスのハイレベル期間が、カウント値に応じて、一定のオン時間TAとなるように固定される。
(電源装置の動作)
実施の形態に係る電源装置10の軽負荷動作時の処理の流れは、図8に示すフローチャートのように表される。
(a)すなわち、コントローラ22は、例えば負荷電流(Iout)の低下に伴ってPFM動作モードが設定されることにより、ステップS11において、PWMパルスをハイレベル(H)に設定する。
(b)次いで、コントローラ22は、ステップS12において、CMP出力がハイレベルか否かを判断する。
(c)ステップS12において、CMP出力がロウレベル(L)であると判断すると、コントローラ22は、PWMパルスのハイレベル期間(H区間)をカウントし、カウント値がゼロになるまで、ステップS12・S13での処理を繰り返す。
(d)一方、ステップS12において、CMP出力がハイレベルであると判断した場合、または、ステップS13において、ハイレベル期間の終了(カウント値=0)を判断すると、コントローラ22は、ステップS14において、PWMパルスをロウレベルに設定する。
(e)この後、コントローラ22は、ステップS15において、PWMパルスのロウレベル期間(L区間)をカウントし、カウント値がゼロになるまで、ステップS15での処理を繰り返す。
(f)ステップS15において、ロウレベル期間の終了(カウント値=0)を判断すると、コントローラ22は、ステップS16において、CMP出力がハイレベルか否かを判断する。
(g)ステップS16において、CMP出力がハイレベルであると判断すると、コントローラ22は、ステップS17において、PWMパルスをハイ・インピーダンス状態(Hi−z)とした後、ステップS16〜の処理を繰り返す。
(h)一方、ステップS16において、CMP出力がロウレベルであると判断すると、コントローラ22は、ステップS11〜の処理を繰り返す。
このようにして、実施の形態に係る電源装置10の場合には、軽負荷動作時に、PWMパルスのハイレベル期間内においてCMP出力のハイレベルが検出されることによって、PWMパルスのハイレベル期間を強制的に終了させ、PWMパルスのハイレベル期間が一定のオン時間TAよりも短いオン時間TA1となるように制御される。
すなわち、実施の形態に係る電源装置10の電源制御方法は、負荷を出力電圧Voutにより駆動するドライバ34に供給するPWMパルスを、一定のオン時間となるように制御する通常時のPWM動作モードと、PWMパルスのパルス幅を制御するCMP出力に応じて制御する、PWM動作モードよりも軽負荷時のPFM動作モードとを有し、PFM動作モードにおいては、CMP出力の立ち上がりのタイミングを判定するステップと、CMP出力の立ち上がりのタイミングに応じて、PWMパルスをオフするステップとを有する。
若しくは、実施の形態に係る電源装置10の電源制御方法は、負荷を出力電圧Voutにより駆動するドライバ34に供給するPWMパルスを、一定のオン時間となるように制御する通常時のPWM動作モードと、PWMパルスのパルス幅を制御するCMP出力に応じて制御する、PWM動作モードよりも軽負荷時のPFM動作モードとを有し、PFM動作モードにおいては、PWMパルスのレベルを判定するステップと、PWMパルスのハイレベルが判定されたことを条件に、PWMパルスのハイレベル期間内に、CMP出力のレベルを検出するステップと、CMP出力のハイレベルが検出されたことを条件に、PWMパルスをハイレベルからロウレベルに切り替えるステップとを有する。
実施の形態に係る電源装置10によれば、CMP回路38のCMP出力の立ち上がりのタイミングに応じて、PWMパルスをオフさせるように制御することによって、負荷電流が増大した場合のドロップ量を維持したまま、PFM動作モードでのPWMパルスにおけるリップル電圧を低減できる。したがって、高効率の電源システムの開発が可能となる。
すなわち、PWMパルスがハイレベルのH区間内において、CMP出力のハイレベルを検出したら、PWMパルスがロウレベルになるように制御する。これにより、比較例の場合のようなCMP出力の立ち下りのタイミングだけでなく、CMP出力の立ち上りのタイミングも使用する方式に変更することで、本来のオン時間(TA)のパルスの一部をカットした波形を作ることが可能となる。したがって、PFM動作モードでのPWMパルスのオン時間(TA)が固定されていたために高くなっていたリップル電圧を、カットした波形の分だけ低減させることが可能となる。その結果、効率を変えることなしに出力電圧Voutの上昇を防ぐことができ、高効率のシステムの開発が可能となる。
また、実施の形態に係る電源装置を、例えば車載用とする場合においては、高性能化・高機能化と共に、より一層の安全性を確保しつつ、高効率のシステムの開発が可能になる。
(実施の形態の変形例)
実施の形態の変形例に係る電源装置10Aの模式的構成は、図9に示すように表される。なお、実施の形態に係る電源装置10と同一部分には同一符号を付し、説明は省略する。
実施の形態の変形例に係る電源装置10Aは、図9に示すように、例えば、コントローラ22とデジタルフィルタ24とを有する制御ロジック(デジタル制御回路)20Aを備える。デジタルフィルタ24は、例えばADC回路36とでDCDCコンバータのエラーアンプを構成する。
これにより、実施の形態の変形例に係る電源装置10Aによれば、実施の形態に係る電源装置10の場合とほぼ同様に、負荷電流が増大した場合のドロップ量を維持したまま、PFM動作モードでのPWMパルスにおけるリップル電圧を低減できる。したがって、高効率の電源システムの開発が可能となる。
すなわち、PWMパルスがハイレベルのH区間内において、CMP出力のハイレベルを検出したら、PWMパルスがロウレベルになるように制御する。これにより、比較例の場合のようなCMP出力の立ち下りのタイミングだけでなく、CMP出力の立ち上りのタイミングも使用する方式に変更することで、本来のオン時間(TA)のパルスの一部をカットした波形を作ることが可能となる。したがって、PFM動作モードでのPWMパルスのオン時間(TA)が固定されていたために高くなっていたリップル電圧を、カットした波形の分だけ低減させることが可能となる。その結果、効率を変えることなしに出力電圧Voutの上昇を防ぐことができ、高効率のシステムの開発が可能となる。
また、実施の形態の変形例に係る電源装置を、例えば車載用とした場合においても、高性能化・高機能化と共に、より一層の安全性を確保しつつ、高効率のシステムの開発が可能になる。
(実施の形態の適用例)
実施の形態の適用例として、電源システムの構築例を示すものであって、例えば実施の形態の変形例に係る電源装置10Aを、負荷40となるモータ制御ICの電源装置として適用した場合の模式的構成は、図10に示すように表される。
なお、実施の形態の適用例の場合においては、インダクタLoと出力キャパシタCoとの接続ノードに対して、ADC回路36およびCMP回路38が接続されているが、実施の形態の場合と同様に、帰還抵抗部R1・R2を介して、ADC回路36およびCMP回路38が接続されるようにしても良い。
このような電源システムによれば、CMP回路38のCMP出力の立ち上がりのタイミングに応じて、PWMパルスをオフさせるように制御することによって、負荷電流が増大した場合のドロップ量を維持したまま、PFM動作モードでのPWMパルスにおけるリップル電圧を低減できる。したがって、高効率の電源システムの開発が可能となる。
すなわち、PWMパルスがハイレベルのH区間内において、CMP出力のハイレベルを検出したら、PWMパルスがロウレベルになるように制御する。これにより、PFM動作モードでのPWMパルスのオン時間(TA)が固定されていたために高くなっていたリップル電圧を、カットした波形の分だけ低減させることが可能となる。その結果、効率を変えることなしに出力電圧Voutの上昇を防ぐことができ、高効率のシステムの開発が可能となる。
このように、実施の形態の適用例において、電源システムを、例えば車載用とする場合においても、高性能化・高機能化と共に、より一層の安全性を確保しつつ、高効率のシステムの開発が可能になる。
以上説明したように、本実施の形態によれば、負荷電流が増大した場合のドロップ量を維持したまま、PFM動作モードでのPWMパルスにおけるリップル電圧を低減できると共に、高効率のシステムの開発が可能となる電源装置および電源制御方法を提供することができる。
[その他の実施の形態]
上記のように、実施の形態を記載したが、開示の一部をなす論述および図面は例示的なものであり、各実施の形態を限定するものであると理解すべきではない。この開示から当業者には様々な代替実施の形態、実施例および運用技術が明らかとなろう。
このように、本実施の形態は、ここでは記載していない様々な形態などを含む。
本実施の形態の電源装置および電源制御方法は、車載用ICに適用することができる。また、車載用IC以外でも利用可能であり、特に、各種のデジタル電源に応用することができる。
各種のデジタル電源としては、例えば、自動車、航空機、船舶、鉄道、ロケット、医療機器、産業機械、ロボットなど様々な分野の電子機器類などに適用可能である。
10、10A…電源装置
20、20A…制御ロジック
22…コントローラ
24…デジタルフィルタ
30…アナログ部
32…デジタルPWM発生器
34…ドライバ
36…ADC回路
38…CMP回路
40…負荷
Qp、Qn…出力トランジスタ
Lo…インダクタ
Co…出力キャパシタ
R1、R2…帰還抵抗部
Vout…出力電圧

Claims (20)

  1. 負荷に対して出力電圧を出力する出力トランジスタを駆動するドライバと、
    前記ドライバに供給するPWMパルスを生成するPWM発生器と、
    前記出力電圧に基づいて、前記PWMパルスのパルス幅を制御するCMP出力を生成するコンパレータと、
    通常時のPWM動作モードと前記PWM動作モードよりも軽負荷時のPFM動作モードとを有し、前記PWM動作モードにおいては、前記PWMパルスが一定のオン時間となるように制御し、前記PFM動作モードにおいては、前記CMP出力の立ち上がりのタイミングに応じて、前記PWMパルスをオフする制御部と
    を備えることを特徴とする電源装置。
  2. 前記出力トランジスタを内蔵することを特徴とする請求項1に記載の電源装置。
  3. 前記出力トランジスタが外付けされることを特徴とする請求項1に記載の電源装置。
  4. スイッチング電源を構成することを特徴とする請求項1〜3のいずれか1項に記載の電源装置。
  5. 前記スイッチング電源は、DCDCコンバータを備えることを特徴とする請求項4に記載の電源装置。
  6. 前記制御部は、前記PWM動作モードにおいて、前記CMP出力の立ち下がりのタイミングに応じて、前記PWMパルスを一定のオン時間にすることを特徴とする請求項1に記載の電源装置。
  7. 前記制御部は、前記PFM動作モードにおいて、前記CMP出力の立ち上がりのタイミングに応じて、前記PWMパルスのオン時間を強制的にカットすることを特徴とする請求項1に記載の電源装置。
  8. 前記制御部は、前記PWMパルスのハイレベル期間内に、前記CMP出力のハイレベルを検出した場合に、前記PWMパルスをロウレベルにすることを特徴とする請求項1に記載の電源装置。
  9. 前記出力電圧をデジタル値に変換するADC回路をさらに備えることを特徴とする請求項1に記載の電源装置。
  10. 負荷に対して出力電圧を供給するドライバと、
    前記ドライバを駆動させるためのPWMパルスを生成する発生器と、
    前記ドライバの出力電流に基づいて、前記PWMパルスを制御するためのCMP出力を生成するコンパレータと、
    通常時のPWM動作モードと前記PWM動作モードよりも軽負荷時のPFM動作モードとを有し、前記PWM動作モードにおいては、前記CMP出力の立ち下がりのタイミングに応じて、前記PWパルスが一定のオン時間となるように制御し、前記PFM動作モードにおいては、前記CMP出力の立ち上がりのタイミングに応じて、前記PWMパルスをオフする制御部と
    を備えることを特徴とする電源装置。
  11. 負荷を出力電圧により駆動するドライバに供給するPWMパルスを、一定のオン時間となるように制御する通常時のPWM動作モードと、前記PWMパルスのパルス幅を制御するCMP出力に応じて制御する、前記PWM動作モードよりも軽負荷時のPFM動作モードとを有し、
    前記PFM動作モードにおいては、
    前記CMP出力の立ち上がりのタイミングを判定するステップと、
    前記CMP出力の立ち上がりのタイミングに応じて、前記PWMパルスをオフするステップと
    を有することを特徴とする電源装置の電源制御方法。
  12. 前記PWMパルスをオフするステップは、前記CMP出力の立ち上がりのタイミングに応じて、前記PWMパルスのオン時間を強制的にカットすることを特徴とする請求項11に記載の電源装置の電源制御方法。
  13. 前記PWM動作モードにおいては、前記CMP出力の立ち下がりのタイミングに応じて、前記PWMパルスを一定のオン時間にすることを特徴とする請求項11に記載の電源装置の電源制御方法。
  14. 前記CMP出力は、前記出力電圧に基づいて生成されることを特徴とする請求項11に記載の電源装置の電源制御方法。
  15. 前記CMP出力は、前記ドライバの出力電流に基づいて生成されることを特徴とする請求項11に記載の電源装置の電源制御方法。
  16. 負荷を出力電圧により駆動するドライバに供給するPWMパルスを、一定のオン時間となるように制御する通常時のPWM動作モードと、前記PWMパルスのパルス幅を制御するCMP出力に応じて制御する、前記PWM動作モードよりも軽負荷時のPFM動作モードとを有し、
    前記PFM動作モードにおいては、
    前記PWMパルスのレベルを判定するステップと、
    前記PWMパルスのハイレベルが判定されたことを条件に、前記PWMパルスのハイレベル期間内に、前記CMP出力のレベルを検出するステップと、
    前記CMP出力のハイレベルが検出されたことを条件に、前記PWMパルスをハイレベルからロウレベルに切り替えるステップと
    を有することを特徴とする電源装置の電源制御方法。
  17. 前記PWMパルスをロウレベルに切り替えるステップは、前記CMP出力の立ち上がりのタイミングに応じて、前記PWMパルスのオン時間を強制的にカットすることを特徴とする請求項16記載の電源装置の電源制御方法。
  18. 前記PWM動作モードにおいては、前記CMP出力の立ち下がりのタイミングに応じて、前記PWMパルスを一定のオン時間にすることを特徴とする請求項16に記載の電源装置の電源制御方法。
  19. 前記CMP出力は、前記出力電圧に基づいて生成されることを特徴とする請求項16に記載の電源装置の電源制御方法。
  20. 前記CMP出力は、前記ドライバの出力電流に基づいて生成されることを特徴とする請求項16に記載の電源装置の電源制御方法。
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