JP2017208896A - 電力変換装置及びその制御方法 - Google Patents

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Abstract

【課題】安定性と電力変換効率とを向上させた電力変換装置及びその制御方法を提供する。【解決手段】インバータ回路12と制御盤14とを備えた電力変換装置10であって、インバータ回路は、複数のアーム部21a〜21fを含む。各アーム部は、直列に接続された複数台の変換器22を含む。複数台の変換器のそれぞれは、第1及び第2スイッチング素子と電荷蓄積素子と電圧検出部とを含む。制御盤は、キャリア信号と電圧基準とを基に、各スイッチング素子のオン・オフを制御する。制御盤は、各変換器の電荷蓄積素子の電圧を取得し、取得した複数の電圧のそれぞれについて、閾値以上か否かを判別し、閾値以上と判別した場合に、閾値以上と判別された変換器のキャリア信号の周波数を高くする。【選択図】図1

Description

本発明の実施形態は、電力変換装置及びその制御方法に関する。
複数台の変換器を直列に接続した多段構成の電力変換装置がある。各変換器は、複数のスイッチング素子と、各スイッチング素子に並列に接続された電荷蓄積素子と、を含む。また、多段構成の電力変換装置は、各スイッチング素子に接続された制御盤を含む。制御盤は、各スイッチング素子に制御信号を入力し、各スイッチング素子のオン・オフを制御することにより、交流又は直流の入力電力を、入力電力と異なる交流電力に変換する。
多段構成の電力変換装置では、直列に接続された変換器の数に応じて、出力電圧のレベルを変化させ、出力電力の高調波成分を抑制することができる。いわゆるマルチレベルの電力変換を実現できる。出力電圧のレベルは、各変換器の電荷蓄積素子の電圧に基づく。このため、多段構成の電力変換装置では、電荷蓄積素子の電圧が、実質的に一定になるように、各スイッチング素子のスイッチングを制御している。
制御盤は、正弦波状の電圧基準と、三角波状のキャリア信号と、を比較し、その比較結果を基に、制御信号を生成する。電圧基準は、変換器毎に設けられる。一方、キャリア信号は、各変換器に共通に用いられる。キャリア信号の周波数を高く設定すると、電荷蓄積素子の電圧の制御性を高めることができる。例えば、電荷蓄積素子の電圧が過電圧になってしまうことを抑制し、電力変換装置の安定性を向上させることができる。
しかしながら、キャリア信号の周波数を高く設定すると、スイッチング損失が増加し、電力変換効率の低下を招いてしまう。このため、多段構成の電力変換装置では、安定性の向上と電力変換効率の向上とを両立させることが望まれる。
特開2006−333572号公報 特開2009−278753号公報 特開2010−130850号公報
本発明の実施形態は、安定性と電力変換効率とを向上させた電力変換装置及びその制御方法を提供する。
本発明の実施形態によれば、インバータ回路と、制御盤と、を備えた電力変換装置が提供される。前記インバータ回路は、電源及び交流負荷に接続され、前記電源から入力された入力電力を、前記入力電力と異なる交流の出力電力に変換し、前記出力電力を前記交流負荷に供給する。前記インバータ回路は、前記電源に接続される一対の入力端子と、前記入力端子の一方に接続された第1アーム部と、前記第1アーム部と前記入力端子の他方との間に接続された第2アーム部と、前記入力端子の前記一方に接続された第3アーム部と、前記第3アーム部と前記入力端子の前記他方との間に接続された第4アーム部と、を含む。前記第1アーム部、前記第2アーム部、前記第3アーム部及び前記第4アーム部のそれぞれは、直列に接続された複数台の変換器を含む。前記複数台の変換器のそれぞれは、一対の主端子と制御端子とを含む第1スイッチング素子と、一対の主端子と制御端子とを含み、前記第1スイッチング素子に対して直列に接続された第2スイッチング素子と、前記第1スイッチング素子及び前記第2スイッチング素子に対して並列に接続された電荷蓄積素子と、前記電荷蓄積素子の電圧を検出する電圧検出部と、前記第1スイッチング素子と前記第2スイッチング素子との間に接続された第1接続端子と、前記第1スイッチング素子の前記第2スイッチング素子に接続された主端子と反対側の主端子に接続された第2接続端子と、を含む。前記制御盤は、三角波状のキャリア信号と、前記複数台の変換器毎に設定される正弦波状の電圧基準と、を基に、前記第1スイッチング素子及び前記第2スイッチング素子のオン・オフを制御する。前記制御盤は、前記複数台の変換器のそれぞれの前記電圧検出部から前記電荷蓄積素子の前記電圧を取得し、取得した複数の前記電圧のそれぞれについて、閾値以上か否かを判別し、前記閾値以上と判別した場合に、前記閾値以上と判別された前記変換器の前記キャリア信号の周波数を高くする。
安定性と電力変換効率とを向上させた電力変換装置及びその制御方法が提供される。
電力変換装置を模式的に表すブロック図である。 変換器を模式的に表すブロック図である。 制御盤の動作の一例を模式的に表すグラフ図である。 制御盤の一部を模式的に表す機能ブロック図である。 図5(a)〜図5(c)は、制御盤の動作の一例を模式的に表すグラフ図である。 制御盤の動作の一例を模式的に表すフローチャートである。 図7(a)〜図7(c)は、制御盤の別の動作の一例を模式的に表すグラフ図である。 別の変換器を模式的に表すブロック図である。 制御盤の変形例を模式的に表す機能ブロック図である。 制御盤の別の動作の一例を模式的に表すフローチャートである。
以下に、各実施の形態について図面を参照しつつ説明する。
なお、図面は模式的または概念的なものであり、各部分の厚みと幅との関係、部分間の大きさの比率などは、必ずしも現実のものと同一とは限らない。また、同じ部分を表す場合であっても、図面により互いの寸法や比率が異なって表される場合もある。
なお、本願明細書と各図において、既出の図に関して前述したものと同様の要素には同一の符号を付して詳細な説明は適宜省略する。
図1は、電力変換装置を模式的に表すブロック図である。
図1に表したように、電力変換装置10は、インバータ回路12と、制御盤14と、を備える。
インバータ回路12は、電源2及び交流負荷4に接続される。インバータ回路12は、電源2から入力された入力電力を、入力電力と異なる交流の出力電力に変換し、出力電力を交流負荷4に供給する。この例において、電源2は、直流電源である。電源2から供給される入力電力は、直流電力である。電源2は、例えば、商用電源などから供給される交流電力を直流電力に変換する整流器である。電源2は、直流電力を供給可能な任意の電源でよい。インバータ回路12は、例えば、直流の入力電力を三相交流の出力電力に変換する。インバータ回路12は、例えば、入力電力を交流負荷4に対応した実効値の出力電力に変換する。出力電力は、例えば、単相交流や二相交流でもよい。
交流負荷4は、例えば、三相交流モータなどの電子機器である。この場合、インバータ回路12は、出力電力を交流負荷4に供給することにより、交流負荷4を駆動する。交流負荷4は、例えば、電力を需要家の受電設備に供給する送電線などの電力系統でもよい。この場合、インバータ回路12は、出力電力を電力系統に供給する、いわゆる逆潮流を行う。
なお、本願明細書において、「接続」には、直接接触して接続される場合の他に、他の導電性部材などを介して電気的に接続される場合も含むものとする。また、トランスなどを介して磁気的に結合している場合も、「接続」に含むものとする。
制御盤14は、信号線16及び信号線17を介して、インバータ回路12に接続されている。制御盤14は、インバータ回路12による電力の変換を制御する。制御盤14は、例えば、CPUやMPUなどのプロセッサを含む。制御盤14は、例えば、図示を省略したメモリから所定のプログラムを読み出し、そのプログラムを逐次処理することによって、インバータ回路12の動作を制御する。プログラムを記憶したメモリは、制御盤14内に設けてもよいし、制御盤14と別に設け、制御盤14に接続してもよい。
インバータ回路12は、一対の入力端子20a、20bと、第1〜第6の6つのアーム部21a〜21fと、を含む。一対の入力端子20a、20bは、電源2に接続される。入力端子20aは、直流電源である電源2の正極に接続され、入力端子20bは、電源2の負極に接続される。
第1アーム部21aは、入力端子20aに接続される。第2アーム部21bは、第1アーム部21aと入力端子20bとの間に接続される。すなわち、第1アーム部21a及び第2アーム部21bは、電源2に対して直列に接続される。
第3アーム部21cは、入力端子20aに接続される。第4アーム部21dは、第3アーム部21cと入力端子20bとの間に接続される。すなわち、第3アーム部21c及び第4アーム部21dは、第1アーム部21a及び第2アーム部21bに対して並列に接続される。
第5アーム部21eは、入力端子20aに接続される。第6アーム部21fは、第5アーム部21eと入力端子20bとの間に接続される。すなわち、第5アーム部21e及び第6アーム部21fは、第1アーム部21a及び第2アーム部21bに対して並列に接続されるとともに、第3アーム部21c及び第4アーム部21dに対して並列に接続される。
インバータ回路12では、第1アーム部21a及び第2アーム部21bによって第1レグLG1が構成され、第3アーム部21c及び第4アーム部21dによって第2レグLG2が構成され、第5アーム部21e及び第6アーム部21fによって第3レグLG3が構成される。すなわち、この例において、インバータ回路12は、3レグ、6アームの三相インバータである。第1アーム部21a、第3アーム部21c及び第5アーム部21eは、上側アームである。第2アーム部21b、第4アーム部21d及び第6アーム部21fは、下側アームである。インバータ回路12は、例えば、2レグ、4アームの単相インバータでもよい。すなわち、インバータ回路12は、第1アーム部21a〜第4アーム部21dを少なくとも含んでいればよい。
各アーム部21a〜21fは、直列に接続された複数台の変換器22を含む。この例において、電力変換装置10は、いわゆるMMC(Modular Multilevel Converter)型の電力変換装置である。
図1では、便宜的に、各アーム部21a〜21fのそれぞれにおいて、直列に接続された3台の変換器22を図示している。各アーム部21a〜21fにおいて、直列に接続される変換器22の台数は、実際には、100台〜120台程度である。但し、各アーム部21a〜21fに設けられる変換器22の台数は、上記に限ることなく、任意の台数でよい。
各アーム部21a〜21fに設けられる変換器22の台数は、実質的に同じである。例えば、多数の各変換器22が接続される場合には、インバータ回路12の動作に影響のない範囲において、各アーム部21a〜21fに設けられる変換器22の台数が異なってもよい。例えば、1つのアーム部に100台の変換器22を直列に接続する場合、別のアーム部に設ける変換器22の台数は、1〜2台異なってもよい。
インバータ回路12では、第1アーム部21aと第2アーム部21bとの接続点、第3アーム部21cと第4アーム部21dとの接続点、及び、第5アーム部21eと第6アーム部21fとの接続点のそれぞれが、交流出力点となる。従って、インバータ回路12では、交流負荷4が、各アーム部21a〜21fの各接続点に接続される。
図2は、変換器を模式的に表すブロック図である。
図2に表したように、変換器22は、第1接続端子22aと、第2接続端子22bと、第1スイッチング素子31と、第2スイッチング素子32と、電荷蓄積素子35と、電圧検出部36と、を含む。
各スイッチング素子31、32のそれぞれは、一対の主端子と、制御端子と、を含む。制御端子は、一対の主端子間に流れる電流を制御する。各スイッチング素子31、32には、例えば、IGBTなどの自己消弧素子が用いられる。一対の主端子は、例えば、エミッタ及びコレクタであり、制御端子は、例えば、ゲートである。また、各スイッチング素子31、32には、ノーマリオフ型の素子が用いられる。
第2スイッチング素子32の一対の主端子は、第1スイッチング素子31の一対の主端子に対して直列に接続される。電荷蓄積素子35は、第1スイッチング素子31及び第2スイッチング素子32に対して並列に接続される。第1接続端子22aは、第1スイッチング素子31と第2スイッチング素子32との間に接続される。第2接続端子22bは、第1スイッチング素子31の第2スイッチング素子32に接続された主端子と反対側の主端子に接続される。
また、第1スイッチング素子31には、一対の主端子に対して逆並列にダイオード31dが接続されている。ダイオード31dの順方向は、第1スイッチング素子31の一対の主端子間に流れる電流の向きに対して逆向きである。同様に、第2スイッチング素子32には、一対の主端子に対して逆並列にダイオード32dが接続されている。
変換器22に対する電力の供給は、各接続端子22a、22bを介して行われる。この例において、変換器22は、いわゆる双方向チョッパである。第1スイッチング素子31は、いわゆるローサイドスイッチであり、第2スイッチング素子32は、いわゆるハイサイドスイッチである。
各スイッチング素子31、32の制御端子は、信号線16を介して制御盤14に接続されている。制御盤14は、各スイッチング素子31、32の制御端子に制御信号を入力し、各スイッチング素子31、32のオン・オフを制御する。制御盤14は、各変換器22毎に制御信号を生成する。これにより、制御盤14は、インバータ回路12による電力の変換を制御する。
この例では、各スイッチング素子31、32のそれぞれの制御端子と制御盤14とを信号線16を介して直接接続している。このため、変換器22と制御盤14との間には、2本の信号線16が設けられる。これに限ることなく、例えば、各スイッチング素子31、32のオン・オフを制御する駆動回路を変換器22に設け、駆動回路と制御盤14とを信号線16を介して接続してもよい。制御盤14から信号線16を介して制御信号を各変換器22の駆動回路に入力し、入力された制御信号に基づいて、駆動回路が各スイッチング素子31、32のオン・オフを切り替える。この場合には、変換器22と制御盤14との間の信号線16の本数を1本にすることができる。
電圧検出部36は、電荷蓄積素子35に並列に接続されている。電圧検出部36は、電荷蓄積素子35の電圧Vcを検出する。電圧検出部36は、信号線17を介して制御盤14に接続されている。電圧検出部36は、電荷蓄積素子35の電圧Vcの検出値を制御盤14に入力する。電圧検出部36から制御盤14に入力する情報は、電圧Vcの検出値を表すことができる任意の情報でよい。これにより、制御盤14は、各変換器22のそれぞれの電荷蓄積素子35の電圧Vcを取得する。
図3は、制御盤の動作の一例を模式的に表すグラフ図である。
図3に表したように、制御盤14は、電圧基準VRとキャリア信号CWとを基に、各スイッチング素子31、32のオン・オフを制御する。制御盤14は、変換器22毎に電圧基準VR及びキャリア信号CWを設定する。1つのアーム部にN台の変換器22が直列に接続されている場合、制御盤14は、変換器22毎のN個の電圧基準VR及びキャリア信号CWを設定する。
電圧基準VRは、例えば、正弦波状である。制御盤14は、変換器22毎に電圧基準VRの振幅及び位相を調整する。電圧基準VRの周波数は、交流負荷4に印加する交流電圧の周波数に応じて設定される。すなわち、実際の使用状況に応じた周波数に設定される。電圧基準VRの周波数は、例えば、50Hzまたは60Hzである。キャリア信号CWは、例えば、三角波状である。キャリア信号CWは、鋸波などでもよい。キャリア信号CWの周波数は、電圧基準VRの周波数よりも高い。
制御盤14は、各変換器22の電圧基準VRの位相をずらす。制御盤14は、例えば、1つのアーム部において、360/N(度)ずつ位相をずらした電圧基準VRを変換器22毎に設定する。
制御盤14は、電圧検出部36で検出された電荷蓄積素子35の電圧Vcを基に、キャリア信号CWの周波数を変化させる。制御盤14は、各変換器22のそれぞれの電圧Vcが閾値未満である場合、各変換器22に設定されるキャリア信号CWの振幅、位相、及び、周波数を実質的に同じにする。各変換器22のそれぞれの電圧Vcが閾値未満である場合、各変換器22に設定されるキャリア信号CWは、実質的に同じである。
制御盤14は、電圧Vcが閾値以上になった場合、その変換器22に設定するキャリア信号CWの周波数を高くする。すなわち、制御盤14は、各変換器22の電荷蓄積素子35の電圧Vcが上限値以上になった場合、上限値未満の場合よりもキャリア信号CWの周波数を高くする。
制御盤14は、電圧基準VRとキャリア信号CWとを比較する。制御盤14は、電圧基準VRがキャリア信号CW未満の時に、第1スイッチング素子31をオンにし、第2スイッチング素子32をオフにする。この場合、各接続端子22a、22b間が、第1スイッチング素子31で短絡され、各接続端子22a、22b間の電圧は、実質的に0Vになる。そして、制御盤14は、電圧基準VRがキャリア信号CW以上の時に、第1スイッチング素子31をオフにし、第2スイッチング素子32をオンにする。この場合、各接続端子22a、22b間には、電荷蓄積素子35の電圧Vcが現れる。
このように、変換器22は、各スイッチング素子31、32のオン・オフによって、+Vc、0の2レベルの電力を出力する。変換器22は、例えば、パワーセルと呼ばれる場合もある。
インバータ回路12では、直列に接続された各変換器22の出力電圧の合計が、各アーム部21a〜21dの電圧となる。これにより、インバータ回路12では、各変換器22の直列接続の数に応じたマルチレベルの電力変換が可能となる。
図4は、制御盤の一部を模式的に表す機能ブロック図である。
図4に表したように、制御盤14は、電圧基準演算部40と、異常判別部41と、キャリア周波数決定部42と、キャリア信号生成部43と、コンパレータ44と、NOTゲート45と、を有する。キャリア周波数決定部42、キャリア信号生成部43、コンパレータ44、及び、NOTゲート45は、各変換器22のそれぞれに対応して、制御盤14に複数設けられる。
電圧基準演算部40は、各変換器22の電圧基準VRを生成する。電圧基準演算部40は、例えば、電圧指令値を基に、電圧基準VRを生成する。電圧指令値は、例えば、直列に接続された各変換器22の数と、必要なアーム電圧と、に応じて設定される。電圧指令値は、例えば、1つのアーム部に100個の変換器22が直列接続され、当該アーム部のアーム電圧が100kVである場合、1kVに設定される。電圧指令値は、予め決められた定数でもよいし、外部から入力される変数でもよい。また、電圧基準演算部40は、例えば、検出された各変換器22の電圧Vcなどを基に、電圧基準VRの位相、振幅、及び、直流電圧成分などを補正する。電圧基準演算部40は、生成した電圧基準VRを対応する各コンパレータ44の非反転入力端子に入力する。
異常判別部41には、各変換器22のそれぞれの電圧検出部36で検出された電荷蓄積素子35の電圧Vcが入力される。
図5(a)〜図5(c)は、制御盤の動作の一例を模式的に表すグラフ図である。
図5(a)〜図5(c)の横軸は、時間(秒)である。
図5(a)の縦軸は、電荷蓄積素子35の電圧Vc(V)である。
図5(b)の縦軸は、キャリア周波数(Hz)である。
図5(c)の縦軸は、キャリア信号である。
図5(a)に表したように、異常判別部41は、入力された各電圧Vcが閾値Vth以上か否かを判別する。そして、異常判別部41は、電圧Vcが閾値Vth以上である場合に、その電圧Vcを異常と判別する。すなわち、異常判別部41は、電圧Vcの過電圧を判別する。閾値Vthは、例えば、電圧Vcの指令値の1.2倍程度(1.1倍以上1.5倍以下)に設定される。
異常判別部41は、各キャリア周波数決定部42と接続されている。異常判別部41は、各電圧Vcのそれぞれについて閾値Vth以上か否かの判別を行い、その判別結果を対応する各キャリア周波数決定部42に入力する。
図5(b)に表したように、各キャリア周波数決定部42は、異常判別部41から入力された電圧Vcの判別結果に応じて、キャリア信号CWの周波数(以下、キャリア周波数と称す)を決定する。
各キャリア周波数決定部42は、例えば、異常判別部41で閾値Vth未満と判別された場合、キャリア周波数を第1周波数に決定し、閾値Vth以上と判別された場合、キャリア周波数を第1周波数よりも高い第2周波数に決定する。第1周波数は、例えば、150Hz(100Hz以上200Hz以下)である。第2周波数は、例えば、300Hz(200Hz以上400Hz以下)である。第2周波数は、例えば、第1周波数の1.5倍以上である。各キャリア周波数決定部42は、決定したキャリア周波数を対応する各キャリア信号生成部43に入力する。
図5(c)に表したように、各キャリア信号生成部43は、キャリア周波数決定部42が決定したキャリア周波数のキャリア信号CWを生成する。これにより、制御盤14は、電圧Vcが閾値Vth以上になった場合に、その変換器22に設定するキャリア信号CWのキャリア周波数のみを高くする。各キャリア信号生成部43は、生成したキャリア信号CWを対応する各コンパレータ44の反転入力端子に入力する。
各コンパレータ44の出力端子は、対応する各変換器22の第2スイッチング素子32の制御端子と接続されている。また、各コンパレータ44の出力端子は、NOTゲート45を介して、対応する各変換器22の第1スイッチング素子31の制御端子と接続されている。これにより、前述のように、電圧基準VRがキャリア信号CW以上の時に、第1スイッチング素子31がオフになり、第2スイッチング素子32がオンになる。
図6は、制御盤の動作の一例を模式的に表すフローチャートである。
以下では、図6のフローチャートを参照しながら、制御盤14の動作について説明する。
制御盤14は、各変換器22の電圧検出部36から電荷蓄積素子35の電圧Vcを取得する。制御盤14は、取得した各電圧Vcを異常判別部41に入力する。
異常判別部41は、入力された各電圧Vcのそれぞれについて、閾値Vth以上か否かの判別を行う(ステップS01)。異常判別部41は、各電圧Vcの判別結果を各キャリア周波数決定部42に入力する。
各キャリア周波数決定部42は、異常判別部41から入力された電圧Vcの判別結果に応じて、上述のように、キャリア周波数を決定する。これにより、電圧Vcが閾値Vth以上と判別された変換器22のキャリア周波数のみが、閾値Vth未満と判別された変換器22のキャリア周波数よりも高く設定される(ステップS02)。各キャリア周波数決定部42は、決定したキャリア周波数を対応する各キャリア信号生成部43に入力する。
各キャリア信号生成部43は、キャリア周波数決定部42が決定したキャリア周波数のキャリア信号CWを生成し、生成したキャリア信号CWを対応する各コンパレータ44の反転入力端子に入力する(ステップS03)。
各コンパレータ44の非反転入力端子には、電圧基準演算部40で生成された電圧基準VRが入力される。各コンパレータ44は、入力された電圧基準VRとキャリア信号CWとを比較し、その比較結果に応じたパルス信号を各変換器22の各スイッチング素子31、32の制御端子に入力する。これにより、各スイッチング素子31、32のスイッチングが制御される(ステップS04)。これにより、電源2の直流電力が、三相交流の出力電力に変換され、交流負荷4に供給される。
電力変換装置10では、各変換器22の電荷蓄積素子35の電圧Vcが閾値Vth未満である場合には、各変換器22のそれぞれのキャリア周波数を低く設定することができる。これにより、各スイッチング素子31、32のスイッチングにともなうスイッチング損失を抑制し、電力変換効率を向上させることができる。
そして、電力変換装置10では、電圧Vcが閾値Vth以上であると判別された場合に、その変換器22のキャリア周波数のみを高く設定することができる。これにより、電圧Vcが過電圧になりそうな場合に、その電圧Vcを有する変換器22の制御性を向上させ、電圧Vcの過電圧を抑制することができる。電力変換装置10の安定性を向上させることができる。
このように、電力変換装置10では、安定性の向上と電力変換効率の向上とを両立させることができる。
図7(a)〜図7(c)は、制御盤の別の動作の一例を模式的に表すグラフ図である。 図7(a)及び図7(b)に表したように、キャリア周波数決定部42は、閾値Vth以上と判別された場合に、電荷蓄積素子35の電圧Vcの検出値に比例してキャリア周波数を決定してもよい。
図7(b)では、閾値Vth以上の範囲において、電圧Vcに対してキャリア周波数を一次関数的に比例させている。これに限ることなく、例えば、電圧Vcに対してキャリア周波数を二次関数的に比例させてもよい。
図7(c)に表したように、キャリア周波数決定部42は、閾値Vth以上と判別された場合に、電荷蓄積素子35の電圧Vcの検出値に応じて、段階的に高くするようにキャリア周波数を決定してもよい。このように、キャリア周波数は、閾値Vth以上と判別された場合に、電圧Vcの上昇に応じて高くなるように決定してもよい。
図8は、別の変換器を模式的に表すブロック図である。
図8に表したように、変換器62は、第3スイッチング素子33と、第4スイッチング素子34と、をさらに含む。第3スイッチング素子33、第4スイッチング素子34には、第1スイッチング素子31、第2スイッチング素子32と実質的に同じ素子が用いられる。
第4スイッチング素子34の一対の主端子は、第3スイッチング素子33の一対の主端子に対して直列に接続される。また、第3スイッチング素子33及び第4スイッチング素子34は、第1スイッチング素子31及び第2スイッチング素子32に対して並列に接続される。電荷蓄積素子35は、第1スイッチング素子31及び第2スイッチング素子32に対して並列に接続されるとともに、第3スイッチング素子33及び第4スイッチング素子34に対して並列に接続される。
第3スイッチング素子33には、一対の主端子に対して逆並列にダイオード33dが接続されている。第4スイッチング素子34には、一対の主端子に対して逆並列にダイオード34dが接続されている。
変換器62の第1接続端子62aは、第1スイッチング素子31と第2スイッチング素子32との間に接続されている。第2接続端子62bは、第3スイッチング素子33と第4スイッチング素子34との間に接続されている。この例において、第2接続端子62bは、第3スイッチング素子33を介して第1スイッチング素子31の第2スイッチング素子32に接続された主端子と反対側の主端子に接続される。すなわち、この例において、変換器62は、フルブリッジ回路である。
変換器62では、第1スイッチング素子31と第4スイッチング素子34とをオン状態にし、第2スイッチング素子32と第3スイッチング素子33とをオフ状態にすることにより、各接続端子62a、62b間に+Vcの電圧が現れる。
また、第2スイッチング素子32と第3スイッチング素子33とをオン状態にし、第1スイッチング素子31と第4スイッチング素子34とをオフ状態にすることにより、各接続端子62a、62b間に−Vcの電圧が現れる。
さらに、ローサイド側の第1スイッチング素子31及び第3スイッチング素子33をオン状態にし、ハイサイド側の第2スイッチング素子32及び第4スイッチング素子34をオフ状態にする。もしくは、ハイサイド側の第2スイッチング素子32及び第4スイッチング素子34をオン状態にし、ローサイド側の第1スイッチング素子31及び第3スイッチング素子33をオフ状態にする。これにより、各接続端子62a、62b間が導通され、各接続端子62a、62b間に実質的に0Vが現れる。
このように、変換器62では、各接続端子62a、62b間に、+Vc、0、−Vcの3レベルの電圧を出力することができる。制御盤14は、信号線16を介して各スイッチング素子31〜34のそれぞれの制御端子と接続され、各スイッチング素子31〜34のオン・オフを制御する。これにより、制御盤14は、インバータ回路12による電力の変換を制御する。
双方向チョッパの変換器22では、図3に表したように、キャリア信号CW及び電圧基準VRが、0〜1の範囲で変化する三角波及び正弦波である。一方、フルブリッジ回路の変換器62では、−1〜1の範囲で変化する三角波及び正弦波が、それぞれキャリア信号CW及び電圧基準VRとして用いられる。このように、MMC型の電力変換装置10に用いられる変換器は、フルブリッジ回路でもよい。
図9は、制御盤の変形例を模式的に表す機能ブロック図である。
図9では、1つのアーム部の構成のみを便宜的に図示している。上記実施形態では、各変換器22のそれぞれに対応させてキャリア周波数決定部42及びキャリア信号生成部43を設けている。これに限ることなく、図9に表したように、キャリア周波数決定部42及びキャリア信号生成部43は、各アーム部21a〜21fのそれぞれに対応させて設けてもよい。この例では、1つのアーム部21a〜21fのそれぞれに含まれる各変換器22において、共通のキャリア信号CWが用いられる。
図10は、制御盤の別の動作の一例を模式的に表すフローチャートである。
図10は、上記変形例の制御盤14の動作の一例を模式的に表す。
図10に表したように、キャリア周波数決定部42は、異常判別部41の判別結果を基に、対応するアーム部に含まれる各変換器22のいずれか1つでも閾値Vth以上と判別された場合に、キャリア周波数を高くする。
キャリア信号生成部43は、キャリア周波数決定部42が決定したキャリア周波数のキャリア信号CWを生成し、同じアーム部に含まれる各コンパレータ44のそれぞれの反転入力端子に、生成したキャリア信号CWを入力する。これにより、この例では、閾値Vth以上と判別された変換器22を含むアーム部の各変換器22のキャリア周波数が高く設定される。
このように、キャリア周波数は、電圧Vcの異常が判別された場合に、各アーム部21a〜21fの単位で変化させてもよい。これにより、例えば、閾値Vth以上であると判別された場合の電圧Vcの制御性をより向上させることができる。
一方、電圧Vcの異常が判別された変換器22のキャリア周波数のみを高く設定した場合には、各アーム部21a〜21f毎に変化させる場合に比べて、異常が判別された場合のスイッチング損失をより抑制することができる。
また、各アーム部21a〜21fの単位でキャリア周波数を変化させる場合に、図9に表したように、キャリア周波数決定部42及びキャリア信号生成部43を各アーム部21a〜21f毎に設ける。これにより、例えば、制御盤14の構成を簡素にすることができる。制御盤14の部品点数を削減することができる。制御盤14の製造コストを抑えることができる。
上記各実施形態では、MMC型の電力変換装置10を示している。電力変換装置は、これに限ることなく、複数台の変換器を直列に接続する他の電力変換装置でもよい。
本発明のいくつかの実施形態を説明したが、これらの実施形態は、例として提示したものであり、発明の範囲を限定することは意図していない。これら新規な実施形態は、その他の様々な形態で実施されることが可能であり、発明の要旨を逸脱しない範囲で、種々の省略、置き換え、変更を行うことができる。これら実施形態やその変形は、発明の範囲や要旨に含まれるとともに、特許請求の範囲に記載された発明とその均等の範囲に含まれる。
2…電源、4…交流負荷、10…電力変換装置、12…インバータ回路、14…制御盤、16、17…信号線、20a、20b…入力端子、21a〜21f…アーム部、22、62…変換器、31〜34…スイッチング素子、31d〜34d…ダイオード、35…電荷蓄積素子、36…電圧検出部、40…電圧基準演算部、41…異常判別部、42…キャリア周波数決定部、43…キャリア信号生成部、44…コンパレータ、45…NOTゲート

Claims (7)

  1. 電源及び交流負荷に接続され、前記電源から入力された入力電力を、前記入力電力と異なる交流の出力電力に変換し、前記出力電力を前記交流負荷に供給するインバータ回路であって、
    前記電源に接続される一対の入力端子と、
    前記入力端子の一方に接続された第1アーム部と、
    前記第1アーム部と前記入力端子の他方との間に接続された第2アーム部と、
    前記入力端子の前記一方に接続された第3アーム部と、
    前記第3アーム部と前記入力端子の前記他方との間に接続された第4アーム部と、
    を含み、
    前記第1アーム部、前記第2アーム部、前記第3アーム部及び前記第4アーム部のそれぞれは、直列に接続された複数台の変換器を含み、
    前記複数台の変換器のそれぞれは、
    一対の主端子と制御端子とを含む第1スイッチング素子と、
    一対の主端子と制御端子とを含み、前記第1スイッチング素子に対して直列に接続された第2スイッチング素子と、
    前記第1スイッチング素子及び前記第2スイッチング素子に対して並列に接続された電荷蓄積素子と、
    前記電荷蓄積素子の電圧を検出する電圧検出部と、
    前記第1スイッチング素子と前記第2スイッチング素子との間に接続された第1接続端子と、
    前記第1スイッチング素子の前記第2スイッチング素子に接続された主端子と反対側の主端子に接続された第2接続端子と、
    を含む
    インバータ回路と、
    三角波状のキャリア信号と、前記複数台の変換器毎に設定される正弦波状の電圧基準と、を基に、前記第1スイッチング素子及び前記第2スイッチング素子のオン・オフを制御する制御盤であって、
    前記複数台の変換器のそれぞれの前記電圧検出部から前記電荷蓄積素子の前記電圧を取得し、
    取得した複数の前記電圧のそれぞれについて、閾値以上か否かを判別し、
    前記閾値以上と判別した場合に、前記閾値以上と判別された前記変換器の前記キャリア信号の周波数を高くする
    制御盤と、
    を備えた電力変換装置。
  2. 前記制御盤は、前記複数台の変換器毎に前記キャリア信号を設定し、前記閾値以上と判別した場合に、前記閾値以上と判別された前記変換器の前記キャリア信号の周波数のみを高くする請求項1記載の電力変換装置。
  3. 前記制御盤は、前記第1〜第4アーム部毎に前記キャリア信号を設定し、前記閾値以上と判別した場合に、前記第1〜第4アーム部のうちの前記閾値以上と判別された前記変換器を含むアーム部の前記各変換器の前記キャリア信号の周波数を高くする請求項1記載の電力変換装置。
  4. 前記制御盤は、前記閾値未満と判別した場合、前記キャリア信号の周波数を第1周波数に設定し、前記閾値以上と判別した場合、前記キャリア信号の周波数を前記第1周波数よりも高い第2周波数に設定する請求項1〜3のいずれか1つに記載の電力変換装置。
  5. 前記制御盤は、前記閾値以上と判別した場合、前記電荷蓄積素子の電圧の上昇に応じて前記キャリア信号の周波数を高くする請求項1〜3のいずれか1つに記載の電力変換装置。
  6. 前記複数台の変換器のそれぞれは、
    一対の主端子と制御端子とを含む第3スイッチング素子と、
    一対の主端子と制御端子とを含み、前記第3スイッチング素子に対して直列に接続された第4スイッチング素子と、
    を、さらに含み、
    前記第3スイッチング素子及び前記第4スイッチング素子は、前記第1スイッチング素子及び前記第2スイッチング素子に対して並列に接続され、
    前記第2接続端子は、前記第3スイッチング素子と前記第4スイッチング素子との間に接続され、前記第3スイッチング素子を介して前記第1スイッチング素子の前記第2スイッチング素子に接続された主端子と反対側の主端子に接続され、
    前記制御盤は、前記第1〜第4スイッチング素子のそれぞれのオン・オフを制御する請求項1〜5のいずれか1つに記載の電力変換装置。
  7. 電源及び交流負荷に接続され、前記電源から入力された入力電力を、前記入力電力と異なる交流の出力電力に変換し、前記出力電力を前記交流負荷に供給するインバータ回路であって、
    前記電源に接続される一対の入力端子と、
    前記入力端子の一方に接続された第1アーム部と、
    前記第1アーム部と前記入力端子の他方との間に接続された第2アーム部と、
    前記入力端子の前記一方に接続された第3アーム部と、
    前記第3アーム部と前記入力端子の前記他方との間に接続された第4アーム部と、
    を含み、
    前記第1アーム部、前記第2アーム部、前記第3アーム部及び前記第4アーム部のそれぞれは、直列に接続された複数台の変換器を含み、
    前記複数台の変換器のそれぞれは、
    一対の主端子と制御端子とを含む第1スイッチング素子と、
    一対の主端子と制御端子とを含み、前記第1スイッチング素子に対して直列に接続された第2スイッチング素子と、
    前記第1スイッチング素子及び前記第2スイッチング素子に対して並列に接続された電荷蓄積素子と、
    前記電荷蓄積素子の電圧を検出する電圧検出部と、
    前記第1スイッチング素子と前記第2スイッチング素子との間に接続された第1接続端子と、
    前記第1スイッチング素子の前記第2スイッチング素子に接続された主端子と反対側の主端子に接続された第2接続端子と、
    を含む
    インバータ回路と、
    三角波状のキャリア信号と、前記複数台の変換器毎に設定される正弦波状の電圧基準と、を基に、前記第1スイッチング素子及び前記第2スイッチング素子のオン・オフを制御する制御盤と、
    を含む電力変換装置の制御方法であって、
    前記複数台の変換器のそれぞれの前記電圧検出部から前記電荷蓄積素子の前記電圧を取得する工程と、
    取得した複数の前記電圧のそれぞれについて、閾値以上か否かを判別する工程と、
    前記閾値以上と判別した場合に、前記閾値以上と判別された前記変換器の前記キャリア信号の周波数を高くする工程と、
    を備えた電力変換装置の制御方法。
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