JP2019058019A - 電力変換装置 - Google Patents
電力変換装置 Download PDFInfo
- Publication number
- JP2019058019A JP2019058019A JP2017182021A JP2017182021A JP2019058019A JP 2019058019 A JP2019058019 A JP 2019058019A JP 2017182021 A JP2017182021 A JP 2017182021A JP 2017182021 A JP2017182021 A JP 2017182021A JP 2019058019 A JP2019058019 A JP 2019058019A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- current
- polarity
- arm
- value
- threshold
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Granted
Links
- 238000006243 chemical reaction Methods 0.000 claims description 38
- 239000003990 capacitor Substances 0.000 claims description 31
- 238000007493 shaping process Methods 0.000 claims description 4
- 230000008030 elimination Effects 0.000 abstract description 2
- 238000003379 elimination reaction Methods 0.000 abstract description 2
- 238000009499 grossing Methods 0.000 abstract description 2
- 239000004065 semiconductor Substances 0.000 description 133
- 238000010586 diagram Methods 0.000 description 24
- 238000000034 method Methods 0.000 description 11
- 230000007423 decrease Effects 0.000 description 6
- 230000002457 bidirectional effect Effects 0.000 description 4
- 230000007935 neutral effect Effects 0.000 description 4
- 230000001629 suppression Effects 0.000 description 2
- 230000006378 damage Effects 0.000 description 1
- 230000003247 decreasing effect Effects 0.000 description 1
- 230000003111 delayed effect Effects 0.000 description 1
- 230000000694 effects Effects 0.000 description 1
- 229910044991 metal oxide Inorganic materials 0.000 description 1
- 150000004706 metal oxides Chemical class 0.000 description 1
- 230000003071 parasitic effect Effects 0.000 description 1
Images
Landscapes
- Inverter Devices (AREA)
Abstract
Description
ユニポーラ変調は、例えば特許文献1及び特許文献2に示すように、フルブリッジインバータを構成する2組のインバータアームのうち、一方を高周波にスイッチングし、他方を電源周期の半周期に1回のみスイッチングを行うため、2組とも高周波スイッチングするバイポーラ変調に比べスイッチング損失が少ない変調方式である。
また、例えば特許文献2の図5に示されているが、各インバータのアーム出力端のリアクトルとともに平滑フィルタを構成するフィルタコンデンサを、各相から直流母線を構成する別のコンデンサの一端に帰線するように接続し、スイッチングにより発生する高周波数成分を除去する方法が知られている。
本発明の実施の形態1に係るDC/ACインバータである電力変換装置について、図を用いて説明する。
図1は本発明の実施の形態1に係るDC/ACインバータである電力変換装置100の回路構成を示した図である。
DC/ACインバータ100は直流電源1から出力を交流に変換し、負荷15に出力する。直流電源1には、インバータの母線用のコンデンサ2が並列に接続される。このコンデンサ2の電圧を母線電圧としたフルブリッジ回路3は半導体素子Q1、Q2、Q3、Q4で構成される。フルブリッジ回路3に用いるQ1からQ4の半導体素子にはIGBT(Insulated Gate Bipolar Transistor)、MOSFET(Metal Oxide Semiconductor Field Effective Transistor)などに代表される自己消弧形の半導体スイッチング素子が用いられる。このスイッチングを行う半導体素子はそれぞれ並列にフリーホイールダイオードが接続されている。MOSFETの場合はフリーホイールダイオードを接続せずに寄生ダイオードを利用してもよい。
なお、直流電源1は通常の電源だけでなく、太陽電池や蓄電池のような直流分散電源等でも良いし、DC/DCコンバータの直流出力等でも良い。
また、PWMアーム3bの出力相をU相とし、PWMアーム3bの中間点3b1(出力端)にはU相のリアクトル5が接続され、極性アーム3aの出力相をV相とし、極性アーム3aの中間点3a1(出力端)にはV相のリアクトル6が接続される。このU相とV相の出力の線間電圧が負荷15に印加され電力が出力される。
第1の出力相であるU相のリアクトル電流17を検出する第1の電流センサ9及び第2の出力相であるV相のリアクトル電流18を検出する第2の電流センサ10を備え、またインバータ母線電圧を検出する直流電圧センサ11及び出力交流電圧を検出する交流電圧センサ12を備え、これら2つの電流センサと2つの電圧センサの情報は制御装置16に入力にされる。制御装置16からは各半導体素子を制御するため極性アーム用ゲート信号13及びPWMアーム用ゲート信号14が出力され、DC/ACインバータ100の動作が制御される。
図2は実施の形態1に係るDC/ACインバータ100の出力電圧指令値(波形)、出力電流指令値(波形)21a及び各スイッチング素子である半導体素子のゲート信号の波形を示した図である。出力電圧指令値及び出力電流指令値は正弦波であり、出力電流指令値21aは図1における出力電流21を波形成形する指令信号である。ユニポーラ変調では、極性アーム用ゲート信号13により極性アームを構成する半導体素子Q1とQ2は、正弦波の半周期に1回スイッチングされる。PWMアーム3bを構成する半導体素子Q3とQ4は、PWMアーム用ゲート信号14により正弦波を形成するように高周波でオンオフのスイッチングが行われる。このスイッチングにはパルス幅変調(PWM方式)が使われることが多いが、本実施の形態では電流ヒステリシス制御により前記PWMアーム3bの半導体素子Q3とQ4のスイッチング動作が決定される。
以下、この電流ヒステリシス制御について図を参照して説明する。
電流ヒステリシス制御は、出力電流21を一定の変動幅内の所望の波形に成形するために、PWMアーム3bのU相の出力電流であるU相のリアクトル電流17を制御する方法である。
図3は電流ヒステリシス制御を説明するための図である。図3において、出力電流指令値21aは図2に示された正弦波である出力電流指令値21aの一部である。この出力電流指令値21aは以下に示す理由で一定の変動をするが、一定の変動幅を許容し、所望の出力電流21を波形成形する。
直流電源1の出力であるインバータ母線電圧は出力する交流電圧のピーク値より大きく設定される。インバータの母線電圧は直流電圧センサ11で、出力の交流電圧は交流電圧センサ12でそれぞれ検出される。PWMアーム3bの半導体素子Q3をオンしQ4をオフする条件では、リアクトルで発生するリプル電流は上昇する。また半導体素子Q3をオフしQ4をオンする条件では、リアクトルで発生するリプル電流は下降する。すなわち、リプル電流の増減分、U相のリアクトル電流17は変動する。
まず、図中時刻t1において、半導体素子Q3がオンQ4がオフの状態であり、リプル電流増加に伴い、U相リアクトル電流センサ9で検出されるU相リアクトル電流17は上昇する(ステップ1(S1))。時刻t2において、U相リアクトル電流17の値が第2の閾値Th2に達した時、制御装置16からのPWMアーム用ゲート信号14によりPWMアーム3bのスイッチング状態を半導体素子Q3がオンからオフに、Q4がオフからオンになるように制御し、出力電流を下降させる(ステップ2(S2))。
時刻t3において、U相リアクトル電流17の値が第1の閾値Th1に達した時、制御装置16からのPWMアーム用ゲート信号14によりPWMアーム3bのスイッチング状態を半導体素子Q3がオフからオンに、Q4がオンからオフになるように制御し、出力電流を上昇させる(ステップ3(S3))。
次に、共振を伴う過電流について説明する。
図4は、図1の回路おいて共振電流が流れる経路を示したものである。図において、極性アーム3aの半導体素子Q2がオンしている状態でV相のフィルタを構成するリアクトル6とコンデンサ8とが共振し、共振電流Irがフィルタコンデンサの中性点28と直流母線N接点27を結線した配線を介して流れる。
この共振電流の発生の主原因は、本回路がユニポーラ変調であり、極性が入れ替わる時、すなわち極性アーム3aにて半導体素子Q1がオンの状態から半導体素子Q2がオンとなる状態に切り替わった時の出力電位の急変によるものである。回路的には交流ゼロクロス時のように電位が変わることになる。この共振電流はU相のフィルタリアクトル5には流れないため、前述したU相リアクトル電流センサ9を用いたPWMアーム3bでの電流ヒステリシス制御には考慮されない。そのため、この共振を伴う過電流に対して無制御状態となってしまう。
上記過電流がフィルタコンデンサ8に流れることから出力の交流電圧には過電流位相に対してコンデンサによる遅れ位相となる成分が高調波として重畳するため歪んだ電圧波形となる。本制御にて出力電流指令値21aは交流電圧センサ12で得られる検出値と目標値の差分を偏差として電圧を正弦波に制御していることから、結果出力電流指令値21aが交流電圧歪みと同様に歪むことで、出力されるU相リアクトル電流17も歪むことになる。
以下、図を参照して制御動作の例について説明する。
図5では、V相のリアクトル電流18が第2の閾値Th2であるPWMアーム用第1のリセット信号20を超える場合について説明する。図中(b)において、第2の閾値Th2であるPWMアーム用第1のリセット信号20より高い値に第3の閾値Th3である極性アーム用第2のセット信号22を、第2の閾値Th2であるPWMアーム用第1のリセット信号20より低い値に第4の閾値Th4である極性アーム用第2のリセット信号23を設定する。
なお、通常極性モードでのインバータ極性の決定は、出力する交流電圧指令値の正負条件を用いて決定するが、極性の決定は電流指令値の正負条件を用いてもよい。
図6は、図5中(b)において第4の閾値Th4を出力電流指令値21aより低く設定した例を示した図である。図6中(a)は図5中(a)の破線で示した極性の反転する領域Poでの出力電流波形の一例を拡大して示したものである。図6中(b)は(a)中のV相のリアクトル電流18の電流値によりスイッチング状態が切り替えられる半導体素子Q1、Q2のゲート信号を示したものである。
また、第4の閾値Th4を出力電流指令値21aより低くすると第2の電流ヒステリシス幅di2は大きくなる。
図7は、本実施の形態1における極性アーム3aのスイッチング状態を強制的に反転させるための極性アーム用ヒステリシス制御を説明するための図である。図中(a)は、図5中(a)の破線で示した極性の反転する領域Poでの出力電流波形の一例を拡大して示したものである。図中(b)は(a)中のV相のリアクトル電流18の電流値によりスイッチング状態が切り替えられる半導体素子Q1、Q2のゲート信号を示したものである。
図中(b)において、第1の閾値Th1であるPWMアーム用第1のセット信号19より低い値に第5の閾値Th5である極性アーム用第3のセット信号24の値を、第1の閾値Th1であるPWMアーム用第1のセット信号19より高い値に第6の閾値Th6である極性アーム用第3のリセット信号25の値を設定する。
図7において、時刻t25以降、V相リアクトル電流18は、第1の電流ヒステリシス幅di1内で変動した例であり、U相リアクトル電流17と同様の挙動となっている。
図8は、図7中(b)において第6の閾値Th6の値を出力電流指令値21aより高く設定した例を示した図である。図8中(a)は図5中(a)の破線で示した極性の反転する領域Poでの出力電流波形の一例を拡大して示したものである。図8中(b)は(a)中のV相のリアクトル電流18の電流値によりスイッチング状態が切り替えられる半導体素子Q1、Q2のゲート信号を示したものである。
また、時刻t23以降では、V相リアクトル電流18は、第1の電流ヒステリシス幅di1内で変動した例であり、U相リアクトル電流17と同様の挙動となっている。
図8のように、第6の閾値Th6の値を出力電流指令値21aより高く設定すると第3の電流ヒステリシス幅di3は図7と比して大きくなる。
図6や図8のように第2の電流ヒステリシス幅di2及び第3の電流ヒステリシス幅di3を大きくすることは、スイッチング周波数を小さくすることになる。通常極性モードだけの切り替えに比して通常モード期間内にスイッチングが生じるとその分損失が生じることになる。ここで、スイッチング周波数の増加を抑制することで、電力変換装置の効率への影響を小さくすることができる。
以上説明したように、極性アームの電流ヒステリシス制御を用いて制御されたV相リアクトル電流18は、平均的には出力電流指令値21aとほぼ等しくなる。さらに、制御されたV相リアクトル電流18はコンデンサ8により高周波成分が除去され、出力電流指令値21aによる出力電流21が得られる。
この場合、図9に示すように共振電流Irが流れるが、上述のように通常極性モードと強制極性反転モードが切り替えられるように制御すればよい。
実施の形態1では、図1は本発明の実施の形態1に係るDC/ACインバータである電力変換装置100について、PWMアームの電流ヒステリシス制御と極性アームの電流ヒステリシス制御とを用いて、出力電流を制御する方法について説明した。極性アームの電流ヒステリシス制御については、V相リアクトル電流18の値が第2の電流ヒステリシス幅di2及び第3の電流ヒステリシス幅di3との範囲内での制御を個別に説明したが、本実施の形態2では、第2の電流ヒステリシス幅di2及び第3の電流ヒステリシス幅di3の両方を考慮した例について説明する。
図中(a)において、図5中(b)のように、第2の閾値Th2であるPWMアーム用第1のリセット信号20より高い値に第3の閾値Th3である極性アーム用第2のセット信号22を、第2の閾値Th2であるPWMアーム用第1のリセット信号20より低い値に第4の閾値Th4である極性アーム用第2のリセット信号23を設定する。また、図10中(a)において、図7中(a)のように第1の閾値Th1であるPWMアーム用第1のセット信号19より低い値に第5の閾値Th5である極性アーム用第3のセット信号24の値を、第1の閾値Th1であるPWMアーム用第1のセット信号19より高い値に第6の閾値Th6である極性アーム用第3のリセット信号25の値を設定する。
図中(b)は(a)中のV相のリアクトル電流18の電流値によりスイッチング状態が切り替えられる半導体素子Q1、Q2のゲート信号を示したものである。
その後、V相リアクトル電流18の値は、時刻t34で第5の閾値Th5に到達し、ここで制御装置16からの極性アーム用ゲート信号13により、再度極性アーム3aの半導体素子Q1、Q2がそれぞれスイッチングし、半導体素子Q1がオン、半導体素子Q2がオフとなり、強制極性反転モードとなる。その後、V相リアクトル電流18の値は上昇し、時刻t35でV相リアクトル電流18の値が、第6の閾値Th6である極性アーム用第3のリセット信号25の値を上回った時、極性アーム3aの半導体素子Q1、Q2がそれぞれスイッチングし、半導体素子Q1がオフ、半導体素子Q2がオンとなり、通常極性モードに戻る。
図10では、時刻t35以降では、V相リアクトル電流18は、第1の電流ヒステリシス幅di1内で変動した例であり、U相リアクトル電流17と同様の挙動となっている。
図10と異なるのは、図中(a)において、第4の閾値Th4は出力電流指令値21より低く(図6参照)、第6の閾値Th6の値は出力電流指令値21aより高く設定(図8参照)している。
図中(b)は(a)中のV相のリアクトル電流18の電流値によりスイッチング状態が切り替えられる半導体素子Q1、Q2のゲート信号を示したものである。
図中(b)の制御動作は図11と同様である。
また、図10と図11を比較すると第2の電流ヒステリシス幅di2及び第3の電流ヒステリシス幅di3の両方とも図10の方が小さく、強制極性反転モードの期間が短くなる。従って、スイッチング周波数は高くなるためスイッチング損失が多く発生する。そのため、電力変換装置の効率の点では、図11のほうが有利である。
図5、6、10、11で示したように、V相リアクトル電流18の値が第3の閾値Th3に到達して強制極性反転モードとなり、第4の閾値Th4を下回った時に通常極性モードに戻り、第1の電流ヒステリシス幅di1内で制御される。また、第4の閾値Th4は小さい方が第2の電流ヒステリシス幅di2は大きくなり、スイッチング損失の点で有利であり、第4の閾値Th4は第2の閾値Th2より小さいため、Th2>Th4≧Th1の関係であることがわかる。
図12は図11において、Th4=Th1とした場合のV相のリアクトル電流18の電流値の制御を示したものである。
図12は図11の場合よりも、時刻t42とt43の間の強制極性反転モードの期間が長くなり第2の電流ヒステリシス幅di2が大きくなる。
図13は図11において、Th2=Th6とした場合のV相のリアクトル電流18の電流値の制御を示したものである。
図13は図11の場合よりも、時刻t54とt55の間の強制極性反転モードの期間が長くなり第3の電流ヒステリシス幅di3が大きくなる。
強制極性反転モードの期間が長くなり、第2の電流ヒステリシス幅di2及び第3の電流ヒステリシス幅di3ともに大きくなる。すなわち、スイッチング周波数を抑え、スイッチング損失の低減が可能となり、電力変換装置の効率化に寄与できる。
また、電流ヒステリシス制御はその閾値判定を制御装置16内のアナログ回路で判定しゲート信号13として出力する。実施の形態1及び実施の形態2で示した電流ヒステリシス制御に関する第1から第6の閾値のうち1つまたは2つを併用することで、6個の閾値数を5個あるいは4個に減らすことが可能となる。そのため、制御装置16の閾値作成用の演算回路数を減らすことができる。
本発明の実施の形態3に係るAC/DCコンバータである電力変換装置について、図を用いて説明する。
図15は本発明の実施の形態3に係るAC/DCコンバータである電力変換装置200の回路構成を示した図である。電力変換装置100の回路構成は実施の形態1の電力変換装置100と同様であるが、AC/DCコンバータである電力変換装置200には直流負荷29とコンバータの直流出力であるコンデンサ2が並列に接続され、U相フィルタ用のコンデンサ7とV相フィルタ用のコンデンサ8に交流電源30から電力(入力電流21b)が入力される点が異なる。
また、リアクトル5とコンデンサ7及びリアクトル6とコンデンサ8でそれぞれ入力フィルタ部を構成する。
本発明の実施の形態3に係るAC/DCコンバータ200は、ユニポーラ変調により出力波形を制御する。
図16は実施の形態2に係るAC/DCコンバータ200への入力電力である正弦波の交流電力波形(電圧、電流)と直流変換するための各スイッチング素子のゲート信号の波形を示した図である。極性アーム3aを構成する半導体素子のうち交流電圧が正の期間では半導体素子Q2をオン、負では半導体素子Q1をオンし、PWMアーム3bを構成する半導体素子Q3、Q4をPWM制御することで直流のパルス波形に変換し、整流されて所望の電圧をコンデンサ2に出力する。
ユニポーラ変調では、極性アーム用ゲート信号13により極性アーム3aを構成する半導体素子Q1と半導体素子Q2とは、正弦波の半周期に1回スイッチングされる。PWMアーム3bを構成する半導体素子Q3、Q4は、PWMアーム用ゲート信号14により直流のパルス波形を形成するように高周波でオンオフのスイッチングが行われる。このスイッチングにはパルス幅変調(PWM方式)が使われることが多いが、本実施の形態3では実施の形態1と同様に電流ヒステリシス制御により前記PWMアーム3bの半導体素子Q3とQ4のスイッチング動作が決定される。
本実施の形態3では実施の形態1と同様に、交流側より直流側の方の電圧を高く設定する。すなわち、直流電圧センサ11で検出されるコンバータ出力である直流電圧は、交流電圧センサ12でそれぞれ検出される入力側の交流電圧のピーク値より大きく設定される。そのため、PWMアーム3bの半導体素子Q3をオンしQ4をオフする条件では、リアクトルで発生するリプル電流は上昇する。また半導体素子Q3をオフしQ4をオンする条件では、リアクトルで発生するリプル電流は下降する。
このリプル電流の影響により、交流電源からの出力である交流電流に高調波が重畳し、最終的に変換された直流出力に影響を及ぼす。そのため、このリプル電流の影響を抑制するために実施の形態1の図3のように、第1の電流ヒステリシス幅di1内にコンバータへの入力電流を制御する。第1の電流ヒステリシス幅di1は第2の閾値Th2であるPWMアーム用第1のリセット信号20と第2の閾値Th2であるPWMアーム用第1のリセット信号20とで規定されることも実施の形態1と同様である。なお、本実施の形態3では、図3の出力電流指令値21aを入力電流指令値21cと読み替える。なお、入力電流指令値21cは、入力電流21bを波形成形する指令信号である。
PWMアーム3bの電流ヒステリシス制御は図3に倣い、実施の形態1と同様のためここでは説明を省略する。
次に、共振を伴う過電流について説明する。
本実施の形態3に係るAC/DCコンバータ200においても、反周期ごとに半導体素子Q1とQ2のスイッチングにより極性が反転するため、実施の形態1で説明したと同様に、過電流が発生しV相のフィルタであるリアクトル6とコンデンサ8とが共振による過電流の恐れがある。そのため、本実施の形態3においても極性アーム3aのスイッチング状態を強制的に反転させるための極性アーム用電流ヒステリシス制御を用いる。
図において、第3の閾値Th3から第6の閾値Th6を設定することも実施の形態1と同様である。
まず、時刻t31で極性アーム用ゲート信号13により、半導体素子Q1がオンからオフに、半導体素子Q2がオフからオンに切り替えられる。実施の形態1、2の領域Poと同様に本実施の形態で説明する極性が反転する領域では、時刻t31以降は半導体素子Q1がオフ、半導体素子Q2がオンの状態であり、これを通常極性モードとする。V相リアクトル電流センサ10で検出されるV相リアクトル電流18の値は、時刻t32で第3の閾値Th3である極性アーム用第2のセット信号22の値に到達する。ここで、制御装置16からの極性アーム用ゲート信号13により、コンバータ出力極性を現在のスイッチング状態である半導体素子Q1がオフ、半導体素子Q2がオンから、半導体素子Q1がオン、半導体素子Q2がオフに強制的に反転させる。この時の状態を強制極性反転モードとする。
その後、V相リアクトル電流18の値は、時刻t34で第5の閾値Th5である極性アーム用第3のセット信号24の値に到達し、ここで制御装置16からの極性アーム用ゲート信号13により、再度極性アーム3aの半導体素子Q1、Q2がそれぞれスイッチングし、強制極性反転モードとなる。その後、V相リアクトル電流18の値は上昇し、時刻t35でV相リアクトル電流18の値が、第6の閾値Th6である極性アーム用第3のリセット信号25の値を上回った時、極性アーム3aの半導体素子Q1、Q2がそれぞれスイッチングし、通常極性モードに戻る。
実施の形態2と同様、時刻t35以降では、V相リアクトル電流18は、第1の電流ヒステリシス幅di1内で変動した例であり、U相リアクトル電流17と同様の挙動となる。
また、本実施の形態3では実施の形態2の図10に倣って、第3の閾値Th3および第5の閾値Th5に達する回数がそれぞれ1回の例を説明したが複数回生じても制御可能であることは言うまでもない。
上記実施の形態1から3では、電力変換装置としてDC/ACインバータとAC/DCコンバータとを個別に説明したが、電力変換装置は双方向インバータであってもよい。
たとえば、図1において直流電源1を蓄電池、負荷15を交流電力系統への接続機器とし、順方向として図1のDC/ACインバータを動作させ、逆方向として図15のAC/DCコンバータを動作させることができる。また、同様に順方向として図15のAC/DCコンバータを動作させ、逆方向として図1のDC/ACインバータを動作させることもできる。
すなわち、実施の形態4に係る双方向インバータにおいて、閾値を適切に設定することで、第2の電流ヒステリシス幅di2及び第3の電流ヒステリシス幅di3の両方を考慮した制御を行うことができる。従って、記極性アームの動作による共振を伴う過電流を制御できるため、高電流瞬時値が高くなる位相ではユニポーラ変調を維持でき、かつ歪の少ない電圧波形を出力可能となるため、品質の高い電力変換器を提供可能となる。また、半導体素子の故障を抑制できる、あるいは、故障抑制のために高耐電流の半導体素子を使わなくてもよく、電力変換装置の低コスト化に寄与できる。
3a 極性アーム、 3a1 極性アームの中間点、 3b PWMアーム、
3b1 PWMアームの中間点、 5、6 リアクトル、
7、8 コンデンサ、 9 U相リアクトル電流センサ、
10 V相リアクトル電流センサ、 11 直流電圧センサ、
12 交流電圧センサ、 13 極性アーム用ゲート信号、
14 PWMアーム用ゲート信号、 15 負荷、 16 制御装置、
17 U相リアクトル電流、 18 V相リアクトル電流、
19 PWMアーム用第1のセット信号、20 PWMアーム用第1のリセット信号、
21 出力電流、 21a 出力電流指令値、 21b 入力電流、
21c 入力電流指令値、 22 極性アーム用第2のセット信号、
23 極性アーム用第2のリセット信号、 24 極性アーム用第3のセット信号、
25 極性アーム用第3のリセット信号、 26 直流母線P接点、
27 直流母線N接点、 28 フィルタコンデンサ中性点、
29 直流負荷、 30 交流電源、 100 DC/ACインバータ、
200 AC/DCコンバータ、
di1 第1の電流ヒステリシス幅、 di2 第2の電流ヒステリシス幅、
di3 第3の電流ヒステリシス幅、 Ir 共振電流、
Po 極性の反転する領域、 Q1、Q2、Q3、Q4 半導体素子、
Th1 第1の閾値、 Th2 第2の閾値、 Th3 第3の閾値、
Th4 第4の閾値、 Th5 第5の閾値、 Th6 第6の閾値。
Claims (8)
- 直流を交流に変換するフルブリッジ回路を備えた電力変換装置であって、
前記フルブリッジ回路の高周波でスイッチングを行うPWMアームの中間点に接続され、第1の相の電流を検出する第1の電流センサと、
前記フルブリッジ回路の出力極性を決める極性アームの中間点に接続され、第2の相の電流を検出する第2の電流センサと、
前記フルブリッジ回路をユニポーラ変調により制御するとともに、前記第1の電流センサ及び前記第2の電流センサの値を用いて、前記PWMアーム及び前記極性アームのスイッチングを制御する制御装置と、を備え、
前記制御装置は、
交流電力として出力される出力電流を波形成形する出力電流指令値より低い値に設定された第1の閾値と、前記出力電流指令値より高い値に設定された第2の閾値とで規定された第1の電流ヒステリシス幅に対して、前記第1の電流センサにより検出される前記第1の相の電流値を前記第1の電流ヒステリシス幅内となるように前記PWMアームのスイッチングを制御し、
前記第2の電流センサにより検出される前記第2の相の電流値が前記第1の電流ヒステリシス幅を超えたときに、前記第2の相の正負の極性を所定期間入れ替えるように、前記極性アームのスイッチングを制御することを特徴とする電力変換装置。 - 交流を直流に変換するフルブリッジ回路を備えた電力変換装置であって、
前記フルブリッジ回路の高周波でスイッチングを行うPWMアームの中間点に接続され、第1の相の電流を検出する第1の電流センサと、
前記フルブリッジ回路の出力極性を決める極性アームの中間点に接続され、第2の相の電流を検出する第2の電流センサと、
前記フルブリッジ回路をユニポーラ変調により制御するとともに、前記第1の電流センサ及び前記第2の電流センサの値を用いて、前記PWMアーム及び前記極性アームのスイッチングを制御する制御装置と、を備え、
前記制御装置は、
交流電力として入力される入力電流を波形成形する入力電流指令値より低い値に設定された第1の閾値と、前記入力電流指令値より高い値に設定された第2の閾値とで規定された第1の電流ヒステリシス幅に対して、前記第1の電流センサにより検出される前記第1の相の電流値を前記第1の電流ヒステリシス幅内となるように前記PWMアームのスイッチングを制御し、
前記第2の電流センサにより検出される前記第2の相の電流値が前記第1の電流ヒステリシス幅を超えたときに、前記第2の相の正負の極性を所定期間入れ替えるように、前記極性アームのスイッチングを制御することを特徴とする電力変換装置。 - 直流と交流を双方向で電力変換可能であることを特徴とする請求項1に記載の電力変換装置。
- 前記PWMアームの中間点に直列に接続されたリアクトルとコンデンサとからなる第1の相のフィルタ回路と、
前記極性アームの中間点に直列に接続されたリアクトルとコンデンサとからなる第2の相のフィルタ回路と、を備え、
前記第1の電流センサは前記PWMアームの中間点に接続されたリアクトルの電流を検出し、
前記第2の電流センサは前記極性アームの中間点に接続されたリアクトルの電流を検出することを特徴とする請求項1から3のいずれか1項に記載の電力変換装置。 - 前記制御装置は、
前記第2の閾値より高い値である第3の閾値と前記第2の閾値より低い値である第4の閾値と、前記第3の閾値と前記第4の閾値とで規定された第2の電流ヒステリシス幅とに対し、
前記第2の電流センサにより検出される前記第2の相の電流値が前記第2の閾値を超え、前記第3の閾値に達した時に、前記第2の相の正負の極性を入れ替え、
その後前記第2の相の電流値が前記第4の閾値に達した時に、前記第2の相の正負の極性を入れ替えて極性を戻すようにし、前記第2の電流ヒステリシス幅で決まる期間、前記第2の相の正負の極性を入れ替えるように前記極性アームのスイッチングを制御することを特徴とする請求項1から4のいずれか1項に記載の電力変換装置。 - 前記第4の閾値と前記第1の閾値とは同値であることを特徴とする請求項5に記載の電力変換装置。
- 前記制御装置は、
前記第1の閾値より低い値である第5の閾値と前記第1の閾値より高い値である第6の閾値と、前記第5の閾値と前記第6の閾値とで規定された第3の電流ヒステリシス幅とに対し、
前記第2の電流センサにより検出される前記第2の相の電流値が前記第1の閾値を超えて下回り、前記第5の閾値に達した時に、前記第2の相の正負の極性を入れ替え、
その後前記第2の相の電流値が前記第6の閾値に達した時に、前記第2の相の正負の極性を入れ替えて極性を戻すようにし、前記第3の電流ヒステリシス幅で決まる期間、前記第2の相の正負の極性を入れ替えるように前記極性アームのスイッチングを制御することを特徴とする請求項1から6のいずれか1項に記載の電力変換装置。 - 前記第6の閾値と前記第2の閾値とは同値であることを特徴とする請求項7に記載の電力変換装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2017182021A JP6789197B2 (ja) | 2017-09-22 | 2017-09-22 | 電力変換装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2017182021A JP6789197B2 (ja) | 2017-09-22 | 2017-09-22 | 電力変換装置 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2019058019A true JP2019058019A (ja) | 2019-04-11 |
JP6789197B2 JP6789197B2 (ja) | 2020-11-25 |
Family
ID=66107740
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2017182021A Active JP6789197B2 (ja) | 2017-09-22 | 2017-09-22 | 電力変換装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP6789197B2 (ja) |
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
CN110394527A (zh) * | 2019-07-29 | 2019-11-01 | 成都华远电器设备有限公司 | 一种用于提高逆变式弧焊电源igbt工作可靠性的电路 |
CN113675874A (zh) * | 2021-09-03 | 2021-11-19 | 青岛鼎信通讯股份有限公司 | 一种应用于柔性直流综合调压装置的自适应滞环控制方法 |
WO2022233456A1 (en) * | 2021-05-05 | 2022-11-10 | Eaton Intelligent Power Limited | Power inverter and method for controlling a power inverter |
Citations (7)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2000152647A (ja) * | 1998-11-05 | 2000-05-30 | Matsushita Electric Ind Co Ltd | 系統連系インバータ |
JP2000152661A (ja) * | 1998-11-10 | 2000-05-30 | Matsushita Electric Ind Co Ltd | 系統連系インバータ装置 |
JP2004364443A (ja) * | 2003-06-06 | 2004-12-24 | Daihen Corp | パルス幅変調形インバータ装置 |
JP2012039813A (ja) * | 2010-08-10 | 2012-02-23 | Mitsubishi Electric Corp | 系統連系インバータ装置 |
JP2014236662A (ja) * | 2013-06-05 | 2014-12-15 | 株式会社日本自動車部品総合研究所 | 電力変換装置 |
CN104638958A (zh) * | 2015-02-03 | 2015-05-20 | 西安诺科电气有限责任公司 | 用于电压型z源逆变器的spwm延迟控制方法 |
US20170187305A1 (en) * | 2015-12-28 | 2017-06-29 | Illinois Tool Works Inc. | Systems and methods for efficient provision of arc welding power source |
-
2017
- 2017-09-22 JP JP2017182021A patent/JP6789197B2/ja active Active
Patent Citations (7)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2000152647A (ja) * | 1998-11-05 | 2000-05-30 | Matsushita Electric Ind Co Ltd | 系統連系インバータ |
JP2000152661A (ja) * | 1998-11-10 | 2000-05-30 | Matsushita Electric Ind Co Ltd | 系統連系インバータ装置 |
JP2004364443A (ja) * | 2003-06-06 | 2004-12-24 | Daihen Corp | パルス幅変調形インバータ装置 |
JP2012039813A (ja) * | 2010-08-10 | 2012-02-23 | Mitsubishi Electric Corp | 系統連系インバータ装置 |
JP2014236662A (ja) * | 2013-06-05 | 2014-12-15 | 株式会社日本自動車部品総合研究所 | 電力変換装置 |
CN104638958A (zh) * | 2015-02-03 | 2015-05-20 | 西安诺科电气有限责任公司 | 用于电压型z源逆变器的spwm延迟控制方法 |
US20170187305A1 (en) * | 2015-12-28 | 2017-06-29 | Illinois Tool Works Inc. | Systems and methods for efficient provision of arc welding power source |
Cited By (5)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
CN110394527A (zh) * | 2019-07-29 | 2019-11-01 | 成都华远电器设备有限公司 | 一种用于提高逆变式弧焊电源igbt工作可靠性的电路 |
CN110394527B (zh) * | 2019-07-29 | 2024-05-17 | 成都华远电器设备有限公司 | 一种用于提高逆变式弧焊电源igbt工作可靠性的电路 |
WO2022233456A1 (en) * | 2021-05-05 | 2022-11-10 | Eaton Intelligent Power Limited | Power inverter and method for controlling a power inverter |
CN113675874A (zh) * | 2021-09-03 | 2021-11-19 | 青岛鼎信通讯股份有限公司 | 一种应用于柔性直流综合调压装置的自适应滞环控制方法 |
CN113675874B (zh) * | 2021-09-03 | 2023-06-30 | 青岛鼎信通讯股份有限公司 | 一种应用于柔性直流综合调压装置的自适应滞环控制方法 |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JP6789197B2 (ja) | 2020-11-25 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
JP5282855B2 (ja) | 交流−交流変換装置 | |
US11356034B2 (en) | Multi-level inverter clamping modulation method and apparatus, and inverter | |
JP6206502B2 (ja) | 電力変換装置及び電力変換方法 | |
JP6048928B2 (ja) | 電力変換装置 | |
CN109769404B (zh) | 系统互连逆变器装置及其运转方法 | |
JP6671045B2 (ja) | 電力変換システム | |
JP6789197B2 (ja) | 電力変換装置 | |
CN105529977B (zh) | 一种用于三相交流电机的抑制零序电流的控制系统及方法 | |
JP5362657B2 (ja) | 電力変換装置 | |
JP2013074767A (ja) | Dc/dcコンバータ | |
US11290024B2 (en) | Power supply control device, power conversion system, and power supply control method | |
JP2016208810A (ja) | 電力変換装置 | |
JP2009095083A (ja) | 電力変換装置 | |
US10848072B2 (en) | Power supply control device, power conversion system, and power supply control method | |
US9343995B2 (en) | Power conversion device | |
JP6516182B2 (ja) | 電力変換回路およびそれを用いた電力変換装置 | |
JP6016836B2 (ja) | 電力変換装置、および電力変換制御方法 | |
CN113302831A (zh) | 电力变换装置 | |
JP6098629B2 (ja) | 電力変換装置 | |
JP2023075634A (ja) | 電力変換装置 | |
JP2018093610A5 (ja) | ||
JP6575865B2 (ja) | 3レベルインバータの制御方法及び制御装置 | |
JP5775446B2 (ja) | 過電流保護装置及び電力変換装置 | |
JP2019024290A (ja) | 電力変換装置 | |
JP2005137166A (ja) | 電力変換装置 |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A621 | Written request for application examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621 Effective date: 20191111 |
|
RD02 | Notification of acceptance of power of attorney |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A7422 Effective date: 20191111 |
|
A977 | Report on retrieval |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007 Effective date: 20200925 |
|
TRDD | Decision of grant or rejection written | ||
A01 | Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01 Effective date: 20201006 |
|
A61 | First payment of annual fees (during grant procedure) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61 Effective date: 20201102 |
|
R151 | Written notification of patent or utility model registration |
Ref document number: 6789197 Country of ref document: JP Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R151 |
|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |