JP6016836B2 - 電力変換装置、および電力変換制御方法 - Google Patents

電力変換装置、および電力変換制御方法 Download PDF

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Description

この発明は、太陽電池用のパワーコンディショナや無停電電源装置等の直流電圧を交流電圧に変換するインバータ、特に瞬時値制御PWM方式で動作する3レベルインバータを備える電力変換装置、および電力変換制御方法に関する。
近年の省エネ志向に伴い、パワーコンディショナや無停電電源装置などの電力変換装置においては高効率化が求められている。従来、インバータのPWM制御方法の一つに瞬時値制御PWM方式と、平均値制御PWM方式とが知られており、特に、前者の瞬時値制御PWM方式は、電流制御の応答性がよいという利点があり、急峻な変化を要する負荷に対して利用されることが多い(例えば、下記の特許文献1参照)。
このような、瞬時値制御PWM方式を採用したインバータの内、特に、3レベルインバータは、出力電圧パルスのステップ数が増加することにより、比較的歪の少ない出力が得られるという利点、スイッチング素子に印加される電圧が2レベルに比べて約半減するので、比較的低い耐圧のスイッチング素子を使用することができるという利点、さらに、スイッチング素子印加電圧の減少に伴い、高周波機器では損失比率が高くなるスイッチング損失を低減できるなどの利点がある(例えば、下記の特許文献2参照)。
特開昭59−76180号公報 特許第2814837号公報
このような瞬時値制御PWM方式で動作する3レベルインバータは、交流出力に含まれる高周波成分が負荷や電力系統に悪影響を与えることから、高調波低減の取り組みが重要となっている。特に、3レベルインバータの出力電圧を補正するためには、その補正の方向に対して正しい組み合わせでスイッチング素子をオン/オフ動作させる必要がある。
上記の特許文献2記載のように、歪が大きくなる期間のみバイポーラ動作させることもできるが、バイポーラ期間はスイッチングロスが大きくなるため、必要期間以上にバイポーラ動作させるのは好ましくない。
また、ダイオード整流器と平滑コンデンサを組み合わせたような非線形負荷については、歪の発生し易い電流ゼロクロス点の期間が、3レベルインバータに接続される負荷により異なったものとなるので、特許文献2記載の従来技術では、バイポーラ動作が必要な期間を特定することができず、したがって、スイッチング素子を出力電圧の補正の方向に対して正しい組み合わせでオン/オフ動作させることが難しく、出力波形歪の発生を十分に抑えることができない。
この発明は、上記の課題を解決するためになされたもので、瞬時値制御PWM方式で動作する3レベルインバータを用いる場合に、線形負荷のみならず、非線形負荷についてもゼロクロス時の出力波形歪の発生を抑えることができ、低歪の出力電圧を負荷に供給できる電力変換装置、および電力変換制御方法を提供することを目的とする。
この発明は、上記の課題を解決するために、直流電源から入力される電圧を交流電圧に変換して出力する3レベルインバータを備え、上記3レベルインバータは、正電位と零電位を交互にPWM出力する正極性のインバータ出力極性と、負電位と零電位を交互にPWM出力する負極性のインバータ出力極性を有し、かつ上記PWMのパルス幅は出力電流の偏差に基づき決定される瞬時値制御方式で制御されるものであり、上記3レベルインバータの交流出力をリアクトルとコンデンサで構成される平滑フィルタを介して負荷に供給する場合において、次の構成を採用している。
すなわち、この発明において、上記3レベルインバータの動作を制御する制御回路を備え、上記制御回路は、上記3レベルインバータの出力電圧を検出する出力電圧センサと、上記リアクトルに流れる出力電流を検出する出力電流センサと、制御目標となる目標出力電圧および目標出力電流をそれぞれ決定する回路部と、上記目標出力電流と上記出力電流センサで検出した上記出力電流との電流偏差を求める回路部とを含むとともに、上記目標出力電圧、上記目標出力電流、および上記電流偏差についてそれぞれ正負の極性を判定する比較器と、上記比較器から出力される3つの信号に基づいて上記インバータ出力極性の上記正極性と上記負極性のいずれか一方を決定する極性判定論理回路と、を備えることを特徴としている。
また、この発明の電力変換制御方法は、上記3レベルインバータの動作を制御する制御回路により、電圧センサで検出される上記3レベルインバータの出力電圧と、出力電流センサで検出される上記リアクトルに流れる出力電流とを取り込む一方、制御目標となる目標出力電圧と目標出力電流を決定するとともに、上記目標出力電流と上記出力電流センサで検出される上記出力電流との電流偏差を求め、上記目標出力電圧、上記目標出力電流、および上記電流偏差についてそれぞれ正負の極性を判定し、その判定結果に基づいて上記インバータ出力極性の上記正極性と上記負極性のいずれか一方を決定することを特徴としている。
この発明によれば、3レベルインバータの出力電圧と出力電流の現在状態に最適なインバータ出力極性を判定する際に、目標出力電圧の正負の極性だけでなく、目標出力電流信号の正負の極性や、検出された出力電流と目標出力電流との電流偏差の3つの情報に基づいてインバータ出力極性を判定して、瞬時値制御PWM方式の下でスイッチング素子をオン/オフ制御するので、制御上の遅延やオーバーシュートのような非定常時においても、それ適した極性に高速に切り替えることができる。このため、線形負荷だけでなく、非線形負荷に対しても低歪な出力波形が得られるので、高品質な電力を負荷や電力系統に提供することが可能となる。
この発明の実施の形態1における電力変換装置の全体を示す構成図である。 同電力変換装置の制御回路に設けられたインバータ制御動作決定部の構成を示すブロック図である。 図2の構成のインバータ出力極性決定出力部が備える極性判定論理回路の具体例を示す回路図である。 瞬時値制御PWM方式に基づくスイッチング動作の説明に供する波形図である。 瞬時値制御PWM方式(特に電流偏差の検出値)に基づくスイッチング動作の説明に供する波形図である。 この発明の実施の形態1の電力変換装置において、インバータ出力極性が正極性の場合のスイッチング素子のスイッチング状態と電流経路およびリアクトルへの印加電圧の関係を示す動作説明図である。 この発明の実施の形態1の電力変換装置において、インバータ出力極性が負極性の場合のスイッチング素子のスイッチング状態と電流経路およびリアクトルへの印加電圧の関係を示す動作説明図である。 この発明の実施の形態1の電力変換装置において、3レベルインバータに接続される線形負荷および非線形負荷の回路例と、それらの負荷への出力電圧と出力電流との関係を示す波形図である。 3レベルインバータに非線形負荷が接続されている場合において、この発明に基づいてインバータ出力特性を判定しない場合における非線形負荷への出力電圧と出力電流を示す波形図である。 この発明の実施の形態1の電力変換装置において、インバータ出力特性が負特性の場合において、出力電圧が正極性であるときのスイッチング状態と電流経路およびリアクトルへの印加電圧の関係を示す動作説明図である。 この発明の実施の形態1の電力変換装置において、3レベルインバータに非線形負荷が接続されている場合において、図2に示す極性判定回路部でインバータ出力特性を判定した結果を用いた場合の非線形負荷への出力電圧と出力電流を示す波形図である。 この発明の実施の形態2における電力変換装置の全体を示す構成図である。 この発明の実施の形態2による電力変換装置の変形例を示す構成図である。
実施の形態1.
図1はこの実施の形態における電力変換装置の全体を示す構成図である。
この実施の形態1における電力変換装置は、直流電源1を入力としてその電圧レベルを変換して直流のまま出力する直流/直流変換器2と、この直流/直流変換器2の出力を交流に変換する3レベルインバータ3とを備える。なお、直流/直流変換器2としては、昇圧チョッパや降圧チョッパなどが適用される。
この実施の形態1における3レベルインバータ3は、入力側に正側母線コンデンサ4および負側母線コンデンサ5が直列に接続され、この2直列のコンデンサ4、5に並列に2つの半導体スイッチング素子(以下、単にスイッチング素子という)Q1、Q4が同方向に直列接続され、これらのスイッチング素子Q1、Q4の互いの接続点と各コンデンサ4、5の互いの接続点間に、2つのスイッチング素子Q2、Q3が逆方向に直列接続されてなる双方向スイッチが接続されている。また、各々のスイッチング素子Q1〜Q4の両端には逆並列にダイオードD1〜D4がそれぞれ接続されており、これらハーフブリッジ構成により3レベル出力を行っている。また、3レベルインバータ3の出力端側には、リアクトル8および出力コンデンサ10からなる平滑フィルタを介して負荷14が接続されている。
スイッチング素子Q1〜Q4としては、IGBT(Insulated Gate Bipolar Transistor)、MOSFET(Metal Oxide Semiconductor Field Effective Transistor)などに代表される自己消弧形のスイッチング素子が用いられる。
そして、各母線コンデンサ4、5に対しては、各電圧をそれぞれ検出する正側母線電圧センサ6および負側母線電圧センサ7が設けられている。また、リアクトル8に対しては、負荷14への出力電流idを検出するための出力電流センサ9が、また、出力コンデンサ10に対しては、負荷14への出力電圧vdを検出するための出力電圧センサ11が設けられている。
さらに、この実施の形態1における電力変換装置は、上記の各センサ6、7、9、11の検出出力を取り込み、直流/直流変換器2および3レベルインバータ3の動作を制御する制御回路15を備える。
上記の制御回路15には、インバータ制御動作決定部17、ヒステリシスしきい値生成回路部13、およびゲート信号生成部18が設けられている。
インバータ制御動作決定部17は、図2に示すように、制御目標となる目標出力電圧voを生成する目標電圧瞬時値生成回路12と、出力電圧センサ11で検出された出力電圧vdと上記の目標電圧瞬時値生成回路12で生成された目標出力電圧voの各値を用いて3レベルインバータ3の出力電圧vdを制御するために必要な制御目標となる目標出力電流ioを生成して出力する目標電流瞬時値生成回路16を備えるとともに、さらに、後述するインバータ出力極性を判定するための極性判定回路部20を有する。
この極性判定回路部20は、出力電流センサ9で検出される出力電流id、目標電流瞬時値生成回路16で生成された目標出力電流io、および目標電圧瞬時値生成回路12で生成された目標出力電圧voをそれぞれ取り込み、目標出力電流ioと検出した出力電流idの偏差Δi(=id−io)を求める減算器22と、上記減算器22で得られる偏差Δi、上記の目標出力電流io、および上記の目標出力電圧voについて、それぞれ正負の極性を判定する比較器21a〜21cと、各比較器21a〜21cから出力される3つの信号に基づいて後述するインバータ出力極性を決定する極性判定論理回路19を備える。
なお、極性判定論理回路19は、例えば図3に示すように、反転回路19a、19b、論理和回路19d、19e、19f、論理積回路19c、19gなどを組み合わせたアナログ電子回路として構成することが可能であるが、ソフトウェアで構成することもできる。
また、前述のヒステリシスしきい値生成回路部13は、目標電流瞬時値生成回路16から出力される目標出力電流ioを入力し、この目標出力電流ioに対してマイナス方向およびプラス方向に幅を持たせた2つのしきい値TH1、TH2を設定するものである。
また、ゲート信号生成部18は、出力電流センサ9の検出される出力電流idを取り込み、インバータ制御動作決定部17で決定されるインバータ出力極性の結果、およびヒステリシスしきい値生成回路部13で設定されるしきい値TH1、TH2に基づいて、リアクトル8に流れる出力電流idが目標出力電流ioに制御されるように、瞬時値制御PWM方式により3レベルインバータ3の各スイッチング素子Q1〜Q4をオン/オフ動作するためのゲート信号を出力するものである。
なお、上記の目標電圧瞬時値生成回路12と目標電流瞬時値生成回路16とが、特許請求の範囲に記載する制御目標となる目標出力電圧voおよび目標出力電流ioをそれぞれ決定する回路部に対応し、また、減算器22が特許請求の範囲に記載する目標出力電流ioと出力電流センサ9で検出した出力電流idとの電流偏差Δiを求める回路部に対応している。
図4(A)は瞬時値制御PWM方式に基づくスイッチング動作の説明に供する波形図であり、図4(B)は図4(A)における符号Xの部分を拡大したものである。
図4(B)に示す状態は、負荷14への出力電圧vdが正極性の電圧であり、負荷14への出力電流idも正極性の電流となる期間である。このような状態の場合、図1に示す3レベルインバータ3の4つのスイッチング素子Q1〜Q4(以下では単に、Q1〜Q4と略す)の駆動状態は、Q2はオン状態を、Q4はオフ状態をそれぞれ継続し、Q1およびQ3が交互にオン/オフされるモードである。
特に、図4(B)に示す区間T1では、Q1がオンし、Q3がオフしているので、リアクトル8に流れる出力電流idは正側に向けて上昇し、しきい値TH2を超えた時点(区間T2に移行する時点)でQ1をオフし、Q3をオンに切り替える。そして、区間T2では、Q1がオフ、Q3がオンしている状態なので、出力電流idは負側に向けて低下する。次に、しきい値TH1を下回った時点(区間T3に移行する時点)で、Q1をオンし、Q3をオフに切り替えるので、区間T1の場合と同様にリアクトル8に流れる出力電流idは正側に向けて再び上昇する。この繰り返しにより、リアクトル8を流れる出力電流idが、正弦波形に変化する目標出力電流ioに沿って変化するようにQ1およびQ3のオン/オフのデューティ比が調整されPWM制御される。
ここで、3レベルインバータ3は、Q2をオン、Q4をオフとした状態を保ってQ1およびQ3を交互にオン/オフさせる動作状態、つまり正電位と零電位を交互にPWM出力するインバータ出力極性と、Q3をオン、Q1をオフとした状態を保ってQ4とQ2を交互にオン/オフさせる動作状態、つまり負電位と零電位を交互にPWM出力するインバータ出力極性とが存在する。そして、この実施の形態1では、前者の動作状態をインバータ出力極性が正極性であると、また後者の動作状態をインバータ出力極性が負極性であると定義する。
なお、瞬時値制御PWM方式におけるヒステリシス比較の方法は、図4に示したように、出力電流idをしきい値TH1、TH2と直接比較する方法以外にも、現在の出力電流idと目標出力電流ioとの偏差Δi(=id−io)をしきい値TH3、TH3と比較する方法もある。
例えば、出力電圧vdが正の電圧を出力し、出力電流idも正の電流を出力している期間では、図5に示すように、Q2をオン、Q4をオフの状態に継続し、Q1およびQ3を交互にオン/オフ動作させる。この場合、区間T4ではQ1がオンし、Q3がオフしているので、リアクトル8に流れる出力電流idは正側に向けて上昇し、偏差Δiがしきい値TH3を超えた時点(区間T5に移行する時点)でQ1をオフし、Q3をオンに切り替える。そして、区間T5ではQ1がオフ、Q3がオンしている状態なので、出力電流idは負側に向けて低下する。次に、しきい値TH4を下回った時点(区間T6に移行する時点)で、Q1をオンし、Q3をオフに切り替えるので、区間T4の場合と同様にリアクトル8に流れる出力電流idは正側に向けて再び上昇する。この繰り返しにより、リアクトル8を流れる出力電流idが目標出力電流ioに沿って変化するようにQ1およびQ3のオン/オフのデューティ比が調整されPWM制御される。
図6は、インバータ出力極性が正極性の場合(すなわち、前述のようにQ2をオン、Q4をオフとした状態を保って、Q1およびQ3を交互にオン/オフさせる動作状態)の出力電流idの通過経路を示しており、特に図6(A)、(B)は、3レベルインバータ3が力行時の状態(出力電圧vdが正極性で、出力電流idも正極性の場合)を、また、図6(C)、(D)は、3レベルインバータ3が回生時の状態(出力電圧vdが正極性で、出力電流idが負極性の場合)をそれぞれ示している。
また、図7は、インバータ出力極性が負極性の場合(すなわち、前述のようにQ3をオン、Q1をオフとした状態を保って、Q4とQ2を交互にオン/オフさせる動作状態)の出力電流idの通過経路を示しており、特に図7(A)、(B)は、3レベルインバータ3が回生時の状態(出力電圧vdが負極性で、出力電流idが正極性の場合)を、また、図7(C)、(D)は、3レベルインバータ3が力行時の状態(出力電圧vdが負極性で、出力電流idも負極性の場合)をそれぞれ示している。
なお、図6および図7には、リアクトル8に発生する電圧値VLを、正側母線コンデンサ4の両端電圧Vdcpと負側母線コンデンサ5の両端電圧Vdcnと負荷14に印加される出力電圧(出力コンデンサ10の両端電圧)vdを用いてそれぞれ示している。この場合、出力電圧vdを制御するために各母線コンデンサ4、5の両端電圧VdcpおよびVdcnは、出力電圧vdのピーク値の絶対値よりも大きな値になるように直流/直流変換器2により制御されている。
ここで、例えば、図6に示すようなインバータ出力極性が正極性の場合、確立されている各母線コンデンサ4、5の両端の直流電圧Vdcp、Vdcnを利用して、出力電流idを比較的自由に正方向に向けて増加させることができるが、出力電流idを負方向に向けて低下させる場合には、出力電流idの制御は、出力コンデンサ10が保持している出力電圧vdに左右される。
特に、出力電圧vdのゼロクロス点の近傍では、下記の式(1)で示されるように、リアクトル8に発生する出力電圧vdと出力電流idの関係から、出力電圧vdが小さい場合には、この出力電圧vdだけで出力電流idを制御することが難しくなり、波形歪が生じる。
リアクトル電流変化量=印加時間÷インダクタンス×リアクトル印加電圧 …(1)
このとき、目標電流瞬時値生成回路16が出力する目標出力電流ioの値が正極性側からゼロクロス点まで下がった場合には、目標出力電圧voが正極性であっても、インバータ出力極性を負極性に切り替えることで目標出力電流ioの値を低下させ、波形歪の発生を抑える必要がある。
同様に、目標出力電流ioの値が負極性側からゼロクロス点まで上がった場合には、目標出力電圧voが負極性であっても、インバータ出力極性を正極性に切り替えることで目標出力電流ioの値を増加させ、波形歪の発生を抑える必要がある。
ここで、3レベルインバータ3の出力側に接続された負荷14が線形負荷であれば、上記の目標出力電流ioの極性に応じてインバータ出力極性を切り替えるだけで波形歪の発生を小さく抑えることが可能である。
しかし、3レベルインバータ3の出力側に接続された負荷14が、ダイオード整流器とコンデンサを組み合わせた負荷など、クレストファクタが高い非線形負荷である場合には、問題が発生する。以下、この点について詳細に説明する。
図8(A)は3レベルインバータ3に接続される負荷14が線形負荷の場合の回路例を、また図8(B)はダイオード整流器とコンデンサを備えたクレストファクタが高い非線形負荷である場合の回路例をそれぞれ示している。
図8(A)に示したように、3レベルインバータ3に接続される負荷14が線形負荷の場合には、図8(C)の波形図に示すように、3レベルインバータ3から負荷14への出力電圧vdと負荷14への出力電流idとはゼロクロス点が共に一致している。
これに対して、図8(B)に示したように、3レベルインバータ3に接続される負荷14が非線形負荷の場合には、図8(D)の波形図に示すように、3レベルインバータから負荷14への出力電圧vdが正極側で上昇する場合には、その値がvd1に達したときに負荷14への出力電流idが流れ始め、また、出力電圧vdが正極側で低下する場合には、その値がvd2に達したときに負荷14への出力電流idが流れなくなる。これは出力電圧vdが負の場合でも同じ状況である。
ここで、例えば、図8(D)に示したように、出力電圧vdが正極性の状態で電源半周期内の中途で負荷14への電力供給が終了した時、つまり出力電流idが正から負へ向けてゼロクロスする瞬間に目標電流瞬時値生成回路16が制御遅れやオーバーシュートに起因して負の目標出力電流ioを出力することがある。その際、インバータ出力極性は負極性に切り替えられる。図8(D)から分かるように、出力電流idがゼロクロスする瞬間にインバータ出力極性が負極性に切り替えられても、出力電圧vdの絶対値は依然として高い状態(例えばvd2)に保たれている。
このように、3レベルインバータ3に接続される負荷14が非線形負荷の場合、この発明を適用しない場合には、図9(A)に示すように、出力電流idのゼロクロス点の近傍で波形歪が発生し易くなる。なお、図9(B)は図9(A)における符号Zの部分を拡大したものである。この波形歪の発生の原因についてさらに詳しく説明する。
図10は、インバータ出力極性が負極性である場合に、出力電圧vdの極性が正、出力電流idの極性が負の状態であるときの各スイッチング素子Q1〜Q4のスイッチングに伴う電流通過経路およびリアクトル印加電圧VLの変化を示している。
出力電流idがゼロクロスした瞬間にインバータ出力極性が負極性に切り替えられると、図10に示すように、Q3をオン、Q1をオフとした状態を保って、Q4とQ2が交互にオン/オフさせる動作状態となるが、このとき、図8(D)に示したように、3レベルインバータ3に接続される負荷14が非線形負荷の場合、出力電流idがゼロクロスしても、出力電圧vdは依然として正極性の高い状態に保たれているため、出力コンデンサ10をエネルギー源としてリアクトル8に出力電流idが流れ、その極性は負となる。
具体的には、インバータ出力極性が負極性の場合で、図9(B)に示す区間Y1では、出力電流idは上下のしきい値TH1、TH2の間にあるので、図10(A)に示すように、Q3をオン、Q1をオフとした状態を保ってQ4はオン、Q2はオフとなるので、出力コンデンサ10をエネルギー源としてリアクトル8に流れる出力電流idの極性が負となり、出力電流idが低下する。
次に、出力電流idが負側のしきい値TH1に到達すると、図10(B)に示すように、Q3をオン、Q1をオフとした状態を保ってQ4はオフ、Q2はオンとなる。このように、しきい値TH1まで出力電流idが下がったことを認識してQ4をオフにしても、出力電圧vdが正極性の高い状態に保たれているため、図9(B)に示す区間Y2では、出力コンデンサ10をエネルギー源として出力電流idはさらに低下し続けるため、出力電圧idの波形に歪が生じる。
なお、図9(B)において、出力電流idがしきい値TH1を越えて過剰に低下すると、出力電圧vdも大きく低下するので、目標電流瞬時値生成回路16は、出力電圧vdが目標出力電圧voから大きく外れていることを検知し、目標出力電圧voが得られるように必要な目標出力電流ioを生成して出力するので、出力電圧vdが増加する方向に転じる。
このように、目標電流瞬時値生成回路16の出力である目標出力電流ioの極性が正になることを待つ間にも、出力コンデンサ10が不要な放電を続けるので、図9に示したように出力電圧idの歪が悪化する。よって、この波形歪の発生を回避するためには、目標出力電流ioが負極性であっても、高速にインバータ出力極性を正極性に切り替える必要がある。
同様に、出力電圧vdが負極性の状態で電源半周期内の中途で負荷14への電力供給が終了した時、つまり出力電流idが負から正に向けてゼロクロスする瞬間に目標電流瞬時値生成回路16が制御遅れやオーバーシュートに起因して正の目標出力電流ioを出力することがある。その際、インバータ出力極性は正極性に切り替えられる。
図8(D)から分かるように、出力電流idがゼロクロスする瞬間にインバータ出力極性が正極性に切り替えられても、出力電圧vdの絶対値は依然として高い状態に保たれている。このため、しきい値TH2まで電流を上がったことを認識してQ1をオフにしても、出力コンデンサ10をエネルギー源として出力電流idはさらに増加し続けるため、出力電圧idの波形に歪が生じる。
このように、目標電流瞬時値生成回路16の出力である目標出力電流ioの極性が負になることを待つ間にも、出力コンデンサ10が不要な放電を続けるので、図9に示したように出力電圧idの歪が悪化する。よって、この波形歪の発生を回避するためには、目標出力電流ioが正極性であっても、高速にインバータ出力極性を負極性に切り替える必要がある。
そこで、この実施の形態1では、目標出力電圧vo、目標出力電流io、および目標出力電流ioと検出される出力電流idとの偏差Δi、の3つ信号を用いることにより、インバータ出力極性を判定し、その判定結果に基づいてその極性を適切に選択することにより、出力電圧vdの波形歪の発生を抑えるようにしている。
すなわち、図2に示すように、極性判定回路部20は、出力電流センサ9で検出される出力電流id、目標電流瞬時値生成回路16で生成された目標出力電流io、および目標電圧瞬時値生成回路12で生成された目標出力電圧voをそれぞれ取り込み、出力電流idと目標出力電流ioとの偏差Δi(=id−io)を減算器22で求める。
次いで、各比較器21a〜21cによって、減算器22で得られる偏差Δi、目標出力電流io、および目標出力電圧voについて、それぞれ正負の極性を判定する。そして、極性判定論理回路19は、各比較器21a〜21cから出力される3つの信号に基づき、それらの判定結果の組み合わせで最適なインバータ出力極性を決定する。
表1に極性判定論理回路19により判定されるインバータ出力極性の正(“1”)、負(“0”)の真理値表を示す。
Figure 0006016836
ここで、この発明の特徴の理解を容易にするため、3レベルインバータ3に接続される負荷14が非線形負荷であり、図9(B)で示した場合と同様に、出力電流idが正極側から負極側へゼロクロスした際の状況について、図11を用いて説明する。
出力電流idが正極側から負極側ゼロクロスしても、出力電圧vdは依然として正極性の高い状態に保たれているため、出力コンデンサ10をエネルギー源としてリアクトル8に出力電流idが流れ、その極性は負となる。
よって、図11に示す区間Y3では、目標出力電圧voの極性は正(“1”)、目標出力電流ioの極性は負(“0”)であり、また、出力電流idはしきい値HT2と目標出力電流ioとの間にあるので、出力電流idと目標出力電流ioとの偏差Δiの極性は正(“1”)である。これに該当するのは、表1の条件(iii)の場合であるので、このとき、インバータ出力極性は負極性(“0”)が選択される。
この区間Y3で、Q3をオン、Q1をオフとした状態を保って、Q4がオン、Q2がオフとなると、図10(A)に示したのと同じ状態となり、出力コンデンサ10をエネルギー源としてリアクトル8に流れる出力電流idの極性が負となり、出力電流idが低下する。これは、先の図9(B)の区間Y1で示した状況と同じである。
次に、出力電流idが目標出力電流ioよりも低下して図11に示す区間Y4になると、目標出力電圧voの極性は正(“1”)、目標出力電流ioの極性は負(“0”)であり、また、出力電流idは目標出力電流ioよりも小さいので両者id、ioの偏差Δiの極性は負(“0”)である。これに該当するのは、表1の条件(iv)の場合であるので、このとき、インバータ出力極性は正極性(“1”)が選択される。
この区間Y4で、Q4をオフ、Q2をオンとした状態を保ってQ3がオン、Q1がオフになると、図6(D)に示したのと同じ状態になり、出力電流idが依然低下する。
さらに、出力電流idが目標出力電流ioよりも低下して負側のしきい値TH1に到達して区間Y5に移行した場合でも、目標出力電圧voの極性は正(“1”)、目標出力電流ioの極性は負(“0”)であり、また、出力電流idは目標出力電流ioよりも小さいので両者id、ioの偏差Δiの極性は負(“0”)である。したがって、表1の条件(iv)に該当するので、インバータ出力極性はそのまま正極性(“1”)が選択される。
この区間Y5で、Q4がオフ、Q2がオンの状態を保って、Q1がオン、Q3がオフになると、図6(C)に示したのと同じ状態になり、特定の電圧範囲に制御されている正側母線コンデンサ4の電圧Vdcpを利用して出力電流idを上昇させることができる。
このように、この実施の形態1では、極性判定論理回路19が表1に示す真理値表に基づいて最適なインバータ出力極性を決定するので、例えば、上記のような出力電圧vdが正極性であり、目標出力電流ioが負の状態になる場合には、出力電流idが目標出力電流ioよりも下がったことを検出し、これに応じてインバータ出力極性を負極性から正極性に切り替えることで、図9(B)の区間Y2において、図10(B)のスイッチング状態になるのを回避し、図11の区間Y5のように、図6(C)のスイッチング状態へ遷移できるようになる。
これにより、瞬時値制御PWM方式で動作する3レベルインバータ3を用いる場合に、負荷14が線形負荷のみならず、非線形負荷である場合でも、ゼロクロス時の出力電圧vdの波形歪の発生を抑えることができ、低歪の出力電圧vdを負荷14に供給することが可能となる。
実施の形態2.
図12はこの実施の形態2における電力変換装置の全体を示す構成図である。
この実施の形態2における電力変換装置は、交流電源29を入力とし、この交流電源電圧を直流電圧に変換する交流/直流変換器30と、この交流/直流変換器30の出力を交流に変換する3レベルインバータ3を備える。交流/直流変換器30は、高力率コンバータやダイオード整流器に代表される交流電圧を直流に変換して出力できる電力変換装置である。
この実施の形態2においても、3レベルインバータ3や制御回路15の構成については、図2から図3に示した実施の形態1の構成の場合と同様であるから、ここでは詳しい説明は省略する。
したがって、この実施の形態2においても、実施の形態1と同様に、極性判定回路部20において、目標出力電圧vo、目標出力電流io、および目標出力電流ioと検出される出力電流idとの偏差Δi、の3つ信号を用いることにより、インバータ出力極性を判定し、その判定結果に基づいてその極性を適切に選択するので、瞬時値制御PWM方式で動作する3レベルインバータ3を用いる場合に、負荷14が線形負荷のみならず、非線形負荷である場合でも、ゼロクロス時の出力電圧vdの波形歪の発生を抑えることができ、低歪の出力電圧vdを負荷14に供給することが可能となる。
なお、この実施の形態2および先の実施の形態1で示した構成の3レベルインバータ3の構成以外にも、3レベルインバータとして、例えば図13に示すように、直列される4つの自己消弧型のスイッチング素子Q1〜Q4、その両端に接続される4つのダイオードD1〜D4、および特定の接続点を中性点電位にクランプするための2つのダイオードD5、D6で構成されたNPCインバータを用いることも可能である。
図13に示すNPCインバータの具体的な構成としては、入力側に設けられた2直列のコンデンサ4、5に並列に4つのスイッチング素子Q1〜Q4が同方向に直列接続され、各々の半導体スイッチング素子Q1〜Q4の両端には逆並列にダイオードD1〜D4がそれぞれ備えられている。そして、各々の半導体スイッチング素子Q1〜Q4について、高電位側から1素子目と2素子目の第1の接続点と、2素子目と3素子目の第2の接続点と、3素子目と4素子目の第3の接続点のうち、上記第2の接続点は負荷14に接続され、コンデンサ4、5の互いの接続点にアノードを上記第1の接続点にカソードを接続したダイオードD5と、コンデンサ4、5の互いの接続点にカソードを第3の接続点にアノードを接続したダイオードD6と、を備えて構成されている。
さらに、上記の実施の形態1、2では、3レベルインバータ3として、1個のブリッジで構成するハーフブリッジ単相インバータ方式の構成を示したが、この発明は、このような構成に限定されるものではなく、例えば、2個のブリッジを並列接続して構成されるフルブリッジインバータ方式、あるいは3個のブリッジを並列接続して構成される三相インバータ方式の3レベルインバータについても適用することが可能である。
さらに、この発明は上記の実施の形態1、2の構成のみに限定されるものではなく、この発明の趣旨を逸脱しない範囲内において、各構成に変形を加えたり、構成を省略することができ、また、各実施の形態1、2の構成を組み合わせることが可能である。
1 直流電源、2 直流/直流変換器、3 3レベルインバータ、
Q1〜Q4 半導体スイッチング素子、D1〜D6 ダイオード、
4 正側母線コンデンサ、5 負側母線コンデンサ、6 正側母線電圧センサ、
7 負側母線電圧センサ、8 リアクトル、9 出力電流センサ、
10 出力コンデンサ、11 出力電圧センサ、12 目標電圧瞬時値生成回路、
13 ヒステリシスしきい値生成回路、14 負荷、15 制御回路、
16 目標電流瞬時値生成回路、17 インバータ制御動作決定部、
18 ゲート信号生成部、19 極性判定論理回路、20 極性判定回路部、
21a〜21c 比較器、22 減算器、29 交流電源、30 交流/直流変換器。

Claims (4)

  1. 直流電源から入力される電圧を交流電圧に変換して出力する3レベルインバータを備え、上記3レベルインバータは、正電位と零電位を交互にPWM出力する正極性のインバータ出力極性と、負電位と零電位を交互にPWM出力する負極性のインバータ出力極性を有し、かつ上記PWMのパルス幅は出力電流の偏差に基づき決定される瞬時値制御方式で制御されるものであり、上記3レベルインバータの交流出力をリアクトルとコンデンサで構成される平滑フィルタを介して負荷に供給する電力変換装置において、
    上記3レベルインバータの動作を制御する制御回路を備え、上記制御回路は、上記3レベルインバータの出力電圧を検出する出力電圧センサと、上記リアクトルに流れる出力電流を検出する出力電流センサと、制御目標となる目標出力電圧および目標出力電流をそれぞれ決定する回路部と、上記目標出力電流と上記出力電流センサで検出した上記出力電流との電流偏差を求める回路部とを含むとともに、上記目標出力電圧、上記目標出力電流、および上記電流偏差についてそれぞれ正負の極性を判定する比較器と、上記比較器から出力される3つの信号に基づいて上記インバータ出力極性の上記正極性と上記負極性のいずれか一方を決定する極性判定論理回路と、を備えることを特徴とする電力変換装置。
  2. 上記3レベルインバータの1ブリッジは、入力側に設けられた2直列のコンデンサに並列に2つの半導体スイッチング素子が同方向に直列接続され、上記半導体スイッチング素子の互いの接続点と上記コンデンサの互いの接続点間に、2つの半導体スイッチング素子が逆方向に直列接続されてなる双方向スイッチが接続され、各々の上記半導体スイッチング素子の両端には逆並列にダイオードがそれぞれ配置されて構成されていることを特徴とする請求項1に記載の電力変換装置。
  3. 上記3レベルインバータの1ブリッジは、入力側に設けられた2直列のコンデンサに並列に4つの半導体スイッチング素子が同方向に直列接続され、各々の上記半導体スイッチング素子の両端には逆並列にダイオードがそれぞれ備えられ、各々の上記半導体スイッチング素子について、高電位側から1素子目と2素子目の第1の接続点と、2素子目と3素子目の第2の接続点と、3素子目と4素子目の第3の接続点のうち、上記第2の接続点は上記負荷に接続され、上記コンデンサの互いの接続点にアノードを上記第1の接続点にカソードを接続したダイオードと、上記コンデンサの互いの接続点にカソードを上記第3の接続点にアノードを接続したダイオードと、を備えて構成されていることを特徴とする請求項1に記載の電力変換装置。
  4. 直流電源から入力される電圧を交流電圧に変換して出力する3レベルインバータを備え、上記3レベルインバータは、正電位と零電位を交互にPWM出力する正極性のインバータ出力極性と、負電位と零電位を交互にPWM出力する負極性のインバータ出力極性を有し、かつ上記PWMのパルス幅は出力電流の偏差に基づき決定される瞬時値制御方式で制御されるものであり、上記3レベルインバータの交流出力をリアクトルとコンデンサで構成される平滑フィルタを介して負荷に供給するとともに、上記3レベルインバータの動作を制御する制御回路を備えている場合において、
    上記制御回路により、電圧センサで検出される上記3レベルインバータの出力電圧と、出力電流センサで検出される上記リアクトルに流れる出力電流とを取り込む一方、制御目標となる目標出力電圧と目標出力電流を決定するとともに、上記目標出力電流と上記出力電流センサで検出される上記出力電流との電流偏差を求め、上記目標出力電圧、上記目標出力電流、および上記電流偏差についてそれぞれ正負の極性を判定し、その判定結果に基づいて上記インバータ出力極性の上記正極性と上記負極性のいずれか一方を決定することを特徴とする電力変換制御方法。
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