JP2017208429A - 処理装置および半導体装置の製造方法 - Google Patents

処理装置および半導体装置の製造方法 Download PDF

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Abstract

【課題】従来、GaN層上にAlN保護膜を設けてGaN層をアニールすることが知られている。ただし、800℃以上の高温環境下でGaN層をアニールする場合、保護膜を設けていても自己補償型欠陥が生じる。【解決手段】化合物半導体層を加熱する加熱部と、加熱部が化合物半導体層を加熱する加熱期間において、化合物半導体層のバンドギャップエネルギーに対応する波長以下の波長成分を含む励起光を化合物半導体層に対して照射する光照射部と、を備える処理装置を提供する。【選択図】図3D

Description

本発明は、処理装置および半導体装置の製造方法に関する。
従来、窒化ガリウム(以下、GaN)層上に窒化アルミニウム(以下、AlN)の保護膜を設けてGaN層をアニールすることが知られている(例えば、特許文献1および2、ならびに非特許文献1参照)。
[先行技術文献]
[特許文献]
[特許文献1] 特許第2540791号公報
[特許文献2] 特開平8−186332号公報
[非特許文献1] J.C.Zolper et al.,Sputtered AlN encapsulant for high−temperature annealing of GaN,Appl.Phys.Lett.,Vol.69,No.4,22 July 1996
800℃以上の高温環境下でGaN層をアニールする場合、保護膜を設けていても自己補償型欠陥が生じる。
本発明の第1の態様においては、処理装置を提供する。処理装置は、加熱部と、光照射部とを備えてよい。加熱部は、化合物半導体層を加熱してよい。光照射部は、加熱部が化合物半導体層を加熱する加熱期間において、励起光を化合物半導体層に対して照射してよい。励起光は、化合物半導体層のバンドギャップエネルギーに対応する波長以下の波長成分を含んでよい。
処理装置は、制御部をさらに備えてよい。制御部は、化合物半導体層の温度が予め定められた熱処理温度よりも高くなる前に光照射部に光の照射を開始させてよい。
加熱期間の開始後、且つ、化合物半導体層の温度が熱処理温度に到達する前に、制御部は光照射部に励起光の照射を開始させてよい。
化合物半導体層の温度が熱処理温度に到達した後、化合物半導体層の温度が熱処理温度を含む温度帯域に維持されている間において、制御部は光照射部に励起光の照射を連続的に続けさせてよい。
制御部は、熱処理温度が高いほど、励起光の放射照度を高くしてよい。
励起光の放射照度は、200W/cm以下であってよい。
本発明の第2の態様においては、半導体装置の製造方法を提供する。半導体装置の製造方法は、化合物半導体層を加熱する段階と、化合物半導体層を加熱する加熱期間において、励起光を化合物半導体層に対して照射する段階とを備えてよい。励起光は、化合物半導体層のエネルギーギャップに対応する波長以下の波長成分を含んでよい。
化合物半導体は、化合物半導体に対するp型不純物を含むp型ウェルを有してよい。
化合物半導体は、窒化ガリウムおよび窒化アルミニウムのいずれかであってよい。p型不純物は、ベリリウム、マグネシウム、カルシウムおよび亜鉛のいずれか一種類以上の元素を含んでよい。
なお、上記の発明の概要は、本発明の必要な特徴の全てを列挙したものではない。また、これらの特徴群のサブコンビネーションもまた、発明となりうる。
MOSFET100の概要を示す図である。 第1実施形態におけるMOSFET100の製造工程を示すフロー図である。 製造工程における段階S10を示す図である。 製造工程における段階S20を示す図である。 製造工程における段階S30を示す図である。 製造工程における段階S40を示す図である。 製造工程における段階S50を示す図である。 熱処理部120の温度タイミングチャートを示す図である。 ワイドギャップ半導体における欠陥生成のメカニズムを説明する図である。
以下、発明の実施の形態を通じて本発明を説明するが、以下の実施形態は特許請求の範囲にかかる発明を限定するものではない。また、実施形態の中で説明されている特徴の組み合わせの全てが発明の解決手段に必須であるとは限らない。
本明細書において、nまたはpは、それぞれ電子または正孔が多数キャリアであることを意味する。また、nまたはpの右肩に記載した+または−について、+はそれが記載されていないものよりもキャリア濃度が高く、−はそれが記載されていないものよりもキャリア濃度が低いことを意味する。
図1は、MOSFET100の概要を示す図である。本例のMOSFET(Metal Oxide Semiconductor Field Effect Transistor)100は、いわゆる縦型MOSFETである。半導体装置としてのMOSFET100は、電流の導通および非導通をスイッチングする機能を有する。
本例のMOSFET100は、n型GaN基板10、化合物半導体層としてのGaN層12、ゲート絶縁膜32、ゲート電極34、ソース電極44およびドレイン電極54を有する。本例の化合物半導体層はGaN層であるが、GaN層に代えてAlN層であってもよい。
本例のGaN層12は、GaN基板10上に直接接して設けられる。GaN層12は、GaN基板10上にエピタキシャル形成される。本例において、おもて面14はGaN基板10と接しないGaN層12の主面であり、裏面16はGaN層12と接しないGaN基板10の主面である。本例において「上」とは、GaN基板10の裏面16からGaN層12のおもて面14に向かう方向を意味する。また、「下」とは、当該「上」と逆方向を意味する。「上」および「下」は、必ずしも地面に対する鉛直方向を意味しない。「上」および「下」は、層および膜等の相対的ない位置関係を特定する便宜的な表現に過ぎない。
GaN層12のおもて面14の少なくとも一部には不純物がドープされた領域が露出してよい。本例において、不純物がドープされた領域とは、おもて面14から所定の深さ範囲に形成されたp型ウェル24、p型ウェル26およびn型ウェル28である。n型領域22およびn型ウェル28は、化合物半導体層に対するn型不純物を含む領域である。また、p型ウェル24およびp型ウェル26は、化合物半導体層に対するp型不純物を含む領域である。
GaNおよびAlNに対するn型不純物は、Si(シリコン)、Ge(ゲルマニウム)、およびO(酸素)の一種類以上の元素を含んでよい。本例においては、n型不純物としてSiを用いる。また、GaNおよびAlNに対するp型不純物は、Be(ベリリウム)、Mg(マグネシウム)、Ca(カルシウム)およびZn(亜鉛)のうち一種類以上の元素を含んでよい。本例においては、p型不純物としてMgを用いる。
GaN層12において、n型領域22は、MOSFET100のドリフト層として機能する。本例のp型ウェル24は、n型領域22へのイオン注入により形成される。p型ウェル24において、ゲート絶縁膜32の直下であってn型領域22とn型ウェル28との間における部分は、チャネル形成領域25として機能してよい。
本例のp型ウェル26は、p型ウェル24へのイオン注入により形成される。p型ウェル26は、ソース電極44との接触抵抗を低減する機能、および、オフ時の正孔引き抜き経路を提供する機能を有してよい。また、本例のn型ウェル28は、p型ウェル24およびp型ウェル26へのイオン注入により形成される。n型ウェル28は、ソース領域として機能する。
本例のゲート絶縁膜32は、p型ウェル24およびn型領域22の最上部に直接する。本例のゲート電極34は、ゲート絶縁膜32上に直接接する。本例のソース電極44は、n型ウェル28およびp型ウェル26に電気的に接続する。また、本例のドレイン電極54は、GaN基板10の裏面16と直接接する。
ゲート端子30、ソース端子40およびドレイン端子50を、それぞれG、DおよびSに丸を付けて示す。例えば、ドレイン電極54が所定の高電位を有し、かつ、ソース電極44が接地電位を有する場合に、ゲート端子30からゲート電極34に閾値電圧以上の電位が与えられると、チャネル形成領域25に電荷反転層が形成され、ドレイン端子50からソース端子40へ電流が流れる。また、ゲート電極34に閾値電圧よりも低い電位が与えられるとチャネル形成領域25における電荷反転層が消滅し、電流が遮断される。
図2は、第1実施形態におけるMOSFET100の製造工程を示すフロー図である。本例の製造工程は、段階S10からS50の順に行われる。本例の製造工程は、GaN層12をエピタキシャル形成する段階(S10)、GaN層12のおもて面14に不純物をイオン注入する段階(S20)、GaN層12のおもて面14上に保護膜18を設ける段階(S30)、GaN層12を加熱する段階およびGaN層12に対して励起光を照射する段階(S40)ゲート絶縁膜32等を形成する段階(S50)を備える。
図3Aは、製造工程における段階S10を示す図である。本例の段階S10においては、有機金属成長法(MOCVD)によりGaN基板10上にGaN層12をエピタキシャル成長する。本例においては、トリメチルガリウム(Ga(CH)、アンモニア(NH)およびモノシラン(SiH)を含む原料ガスと、窒素(N)および水素(H)を含む押圧ガスとをGaN基板10上に流す。モノシランのSiは、GaN層12におけるn型不純物として機能する。
なお、GaN基板10上にAlN層をエピタキシャル成長する場合には、原料ガスは、トリメチルガリウムに代えてトリメチルアルミニウム(Al(CH)を含んでよい。なお、GaN基板10に代えて、SiC(炭化珪素)基板またはZrB(ホウ化ジルコニウム)基板を用いてもよい。また、MOCVDに代えて、ハライド気相成長法(HVPE)または分子線エピタキシー法(MBE)を用いてもよい。
図3Bは、製造工程における段階S20を示す図である。本例の段階S20においては、n型領域22に不純物源を選択的にイオン注入することにより、p型ウェル24、p型ウェル26およびn型ウェル28を形成する。本例においては、加速電圧20、40、70、110、150、200、250、および430(単位は全て[keV])、ドーズ量6E+12[cm−2]の多段注入によりMgをGaN層12へイオン注入する。これにより、段階S40後において、p型ウェル24の不純物濃度は1E+17[cm−3]となってよい。なお、Eは10の冪を意味する。例えば、E+17は1017を意味する。
また、本例においては、加速電圧10[keV]、ドーズ量4.5E+13[cm−2]でMgをp型ウェル24にイオン注入する。これにより、段階S40後において、p型ウェル26の不純物濃度は、2E+19[cm−3]となってよい。さらに、本例においては、加速電圧30、60、および80(単位は全て[keV])、ドーズ量3E+15[cm−2]の多段注入により、Siをp型ウェル24およびp型ウェル26にそれぞれイオン注入する。これにより、段階S40後において、n型ウェル28の不純物濃度は、1E+20[cm−3]となってよい。
図3Cは、製造工程における段階S30を示す図である。本例の段階S30においては、GaN層12に直接接して保護膜18を形成する。これにより、GaN基板10、GaN層12および保護膜18を有する被処理積層体60を形成する。本例では、イオン注入により各ウェルを形成するので、GaN層12のおもて面14は結晶性が乱れる。それゆえ、p型ウェル24、p型ウェル26およびn型ウェル28を、それぞれイオン注入ではなくエピタキシャル形成した場合と比べて、GaN層12からN(窒素原子)が分解して放出されやすい。本例においては、保護膜18を設けるので段階S40において、GaN層12からNが分解して放出されることをより低減することができる。
本例の保護膜18は、GaN層12よりもバンドギャップが広く、熱処理中において、耐熱性が高く、熱処理においてGaN層12と良好な密着性を有し、かつ、保護膜18からGaN層12へ不純物が拡散しないことが望ましい。さらに、本例では熱処理後に保護膜18を除去するので、保護膜18は下地であるGaN層12に対してエッチング選択性を有することが望ましい。本例の保護膜18は、上述の条件をすべて満たすAlN膜である。また、保護膜18は二酸化シリコン(SiO)膜であってもよい。なお、保護膜18は、複数の膜の積層体により構成されてもよい。また、化合物半導体層がAlN層である場合に、保護膜18は、SiO膜であってよい。
本例の保護膜18は、AlNターゲットを用いたスパッタリング法(sputtering)により形成する。なお、他の例においては、MOCVD、HVPE、MBEまたはPLD等により保護膜18をエピタキシャル形成してもよい。また、sputtering、MOCVD、HVPE、MBEおよびPLDの2種類以上の手法を組み合わせて、手法の異なる2種類以上の膜を積層することにより保護膜18を形成してもよい。
保護膜18は、2nm以上1000nm以下の厚みを有してよい。本例の保護膜18は、約200nmの厚みのAlN膜である。sputteringにより保護膜18を形成する場合、厚みは100nm以上1000nm以下であってよい。MOCVDまたはHVPEにより保護膜18を形成する場合、厚みは2nm以上100nm以下であってよい。また、MBEまたはPLDにより保護膜18を形成する場合、厚みは10nm以上100nm以下であってよい。
図3Dは、製造工程における段階S40を示す図である。本例においては、処理装置200を用いて、被処理積層体60を加熱しつつ、加熱期間において被処理積層体60に励起光を照射する。図3Dにおいて、被処理積層体60は、断面図ではなく全体斜視図で示す。なお、本例において、被処理積層体60の加熱および被処理積層体60への励起光の照射は、GaN層12の加熱およびGaN層12への励起光の照射と読み替えてもよい。
本例の処理装置200は、高周波誘導加熱装置110および制御部140を有する。なお、他の例においては、処理装置200は、高周波誘導加熱装置110に代えて、アニールランプを用いた集光加熱装置を有してもよい。
本例の高周波誘導加熱装置110は、電源部130および熱処理部120を有する。なお、他の例において、電源部130は高周波誘導加熱装置110の外に設けられてもよい。本例の熱処理部120は、加熱部122、サセプタ124および光照射部128を有する。
本例の被処理積層体60は、サセプタ124上に載置される。本例の加熱部122は、サセプタ124から離間して、サセプタ124の周りに配置される。本例の加熱部122は、コイルである。サセプタ124は、導電性を有する高融点材料であってよい。サセプタ124は、カーボン部材またはタングステン部材であってよい。
本例の加熱部122は、電源部130に電気的に接続する。電源部130は加熱部122に高周波の交流電流を流す。これにより、加熱部122のコイルを貫く磁界が発生し、当該磁界によりサセプタ124に渦電流が発生する。当該渦電流とサセプタ124自身の抵抗とにより、サセプタ124は発熱する。これにより、加熱部122は、被処理積層体60を加熱することができる。
アニールランプを用いた集光加熱装置を用いる上述の他の例において、加熱部122は、アニールランプと、当該アニールランプからの光を集光する楕円体ミラーとを含んでよい。当該第1の他の例においては、被処理積層体60を楕円体ミラーの焦点に位置してよい。また、アニールランプを用いた集光加熱装置を用いる他の例の変形例において、加熱部122は、アニールランプと、被処理積層体60を受容するサセプタ124とを含んでよい。当該第2の他の例においては、アニールランプからの光をサセプタ124に照射して、サセプタ124を加熱することにより間接的に被処理積層体60を加熱してよい。加熱部122は、集光加熱装置の構成において必要な他の部材を含んでよいのは勿論である。
制御部140は、電源部130へ制御信号を送る。制御部140は、制御信号により電源部130のオンおよびオフを制御する。電源部130がオンの場合、電源部130は加熱部122に高周波の交流電流を流す。また、電源部130がオフの場合、電源部130は加熱部122に電流を流さない。また、制御部140は、制御信号により電源部130の交流電流の周波数および最大電流値のいずれかまたは両方を制御してもよい。
本例において、制御部140が電源部130をオンすることにより、被処理積層体60の加熱を開始する。本例では、被処理積層体60を1200℃以上1500℃以下、より好適には1400℃以上1500℃以下で加熱する。なお、加熱および励起光照射中において、被処理積層体60は窒素(N)およびアルゴン(Ar)のいずれかまたは両方を含むガス雰囲気下に置かれてよい。
なお、本例において、被処理積層体60の加熱は、主として加熱部122により行われる。光照射部128からの励起光は、加熱部122に比べて被処理積層体60の加熱にほぼ寄与しない。一例において、加熱部122は被処理積層体60の温度を1000℃以上上昇させるのに対して、光照射部128からの励起光は被処理積層体60の温度を100℃も上昇させない。それゆえ、本例の光照射部128は、アニールランプ等の加熱手段と明確に区別されるものであることに注意されたい。
予め定められた熱処理温度で被処理積層体60を加熱することは、予め定められた温度で化合物半導体層(本例では、GaN層12)をアニールすることを意味してよい。GaN層12のアニールにおいて、GaN層12には点欠陥が生じ得る。例えば、GaNの結晶構造からNが1つ抜けた窒素空孔は、ドナーとして機能するドナー型欠陥となる。また、GaNの結晶構造からGaが1つ抜けたガリウム空孔は、アクセプタとして機能するアクセプタ型欠陥となる。p型のGaNにおいては、ドナー型欠陥が生じやすい。当該ドナー型欠陥は、p型不純物に起因するアクセプタを相殺する。
また、n型のGaNにおいては、アクセプタ型欠陥が生じやすい。当該アクセプタ型欠陥は、n型不純物に起因するドナーを相殺する。アニール中に生じる点欠陥は、予め導入されたp型またはn型の不純物元素に起因する電荷を相殺するので、自己補償型欠陥とも呼ばれる。
本例の制御部140は、光照射部128に対して照射制御信号を送る。制御部140は、照射制御信号により光照射部128のオンおよびオフを制御する。これにより、励起光の照射および非照射を制御する。また、制御部140は、照射制御信号により光照射部128からの励起光の放射照度[W/cm]を制御してよい。本明細書において、放射照度とは、単位時間当たりに照射される、被対象物の面積当たりの放射エネルギーを意味する。
化合物半導体層に対して励起光を照射することにより、化合物半導体層において予め導入されたp型またはn型の不純物元素よりも圧倒的多数の電子正孔対を生成することができる。これにより、励起光照射中においては、電荷中性条件を満たす真性半導体と化合物半導体層を見なすことができる。よって、p型の化合物半導体層をアニールする場合に生じやすいドナー型欠陥、および、n型の化合物半導体層をアニールする場合に生じやすいアクセプタ型欠陥の生成を抑制することができる。
本例の処理装置200は、自己補償型欠陥が生じやすいワイドギャップ半導体において特に効果的である。特に、p型GaNおよびp型AlNにおいては、アニールする場合に生じる自己補償型欠陥に起因して、p型特性を得にくいという問題がある。
本例においては、被処理積層体60に対して励起光を照射することにより、GaN層12において電子正孔対を生成する。なお、本例において励起光は保護膜18上から下に照射されるが、保護膜18をGaN層12よりもバンドギャップの広い材料とし、励起光が保護膜18のバンドギャップエネルギー(以下、E)に対応する波長以上の波長成分を含んでいれば、保護膜18に全てが吸収されることなく、GaN層12に到達することができる。これにより、GaN層12をアニールする場合に生じる、p型ウェル24およびp型ウェル26のドナー型欠陥、ならびに、n型領域22およびn型ウェル28のアクセプタ型欠陥の生成を抑制することができる。化合物半導体層としてAlNを用いる場合においても同様の効果を得ることができる。
励起光は、化合物半導体層のEに対応する波長以下の波長成分を含んでよい。化合物半導体層は、Eに対応する波長以下の波長成分を受け取ることができる。励起光は、化合物半導体層のEに対応する波長以下の波長成分を含んでいれば、いわゆる単色光でも白色光であってもよい。一例において、励起光は、10[nm]以上400[nm]以下の紫外線であってよい。
GaN結晶のEは、約3.4[eV]であることが知られている。当該Eを波長に換算すると、約364.7[nm]である。化合物半導体層がGaN層12である本例において、励起光は約364.7[nm]以下の波長成分を含んでいればよい。これにより、GaN層12は励起光からエネルギーを受け取ることができる。なお、AlN結晶のEは、約6.3[eV]であることが知られている。当該Eを波長に換算すると、約196.8[nm]である。それゆえ、化合物半導体層がAlN層である他の例において、励起光は約196.8[nm]以下の波長成分を含んでいればよい。
GaN層12をアニールする加熱期間の終了後に、被処理積層体60を処理装置200から取り出す。その後、水酸化カリウム水溶液(KOHaq)を用いてGaN層12に対して選択的に保護膜18を除去する。
図3Eは、製造工程における段階S50を示す図である。段階S50においては、既知の成膜方法およびパターニング方法を適用することにより、ゲート絶縁膜32、ゲート電極34、ソース電極44およびドレイン電極54をそれぞれ形成する。本例においては、減圧化学気相成長法(LPCVD)によりゲート絶縁膜32としてのSiO膜を形成する。ゲート絶縁膜32の厚みは、例えば100nmである。なお、ゲート絶縁膜32は、SiO膜に代えて、酸窒化シリコン(SiON)膜、酸化アルミニウム(Al)膜、酸化マグネシウム(MgO)膜、酸化ガリウム(GaO)膜および酸化ガドリニウム(GdO)膜ならびにこれらの2種類以上を含む積層膜であってもよい。
その後、ゲート電極34として多結晶シリコンをLPCVDにより形成する。多結晶シリコンの成膜中または成膜後に多結晶シリコン中にリン(P)およびヒ素(As)の一種類以上の元素をドープしてよい。これにより、多結晶シリコンの導電性を向上させることができる。なお、ゲート電極34としては、金(Au)、白金(Pt)およびニッケル(Ni)のいずれかの金属膜、または、これらの合金膜としてもよい。フォトリソグラフィおよびエッチングにより、ゲート絶縁膜32およびゲート電極34をパターニングする。
その後、ソース電極44を形成する。ソース電極44は、下層のTi(チタン)層と上層のAl層とを有する積層体であってよい。なお、ソース電極44とp型ウェル26との接触抵抗を低減するべく、p型ウェル26は、ソース電極44との界面において、Ni(ニッケル)、Pd(パラジウム)またはPt(白金)を含んでもよい。その後、ドレイン電極54を形成する。ドレイン電極54は、GaN基板10の裏面16と直接接する上層のTi層と下層のAl層とを有する積層体であってよい。
その後、ゲート端子30、ソース端子40およびドレイン端子50と、ゲート電極34、ソース電極44およびドレイン電極54とを配線によりそれぞれ接続する。これにより、MOSFET100が完成する。
図4は、熱処理部120の温度タイミングチャートを示す図である。横軸は時刻であり、縦軸は温度[℃]である。本例では、電源部130が加熱部122に通電を開始する時刻をtとする。なお、本例において、時刻tを加熱期間の始期とする。また、光照射部128が被処理積層体60に光照射を開始する時刻をtとする。本例において時刻tにおける被処理積層体60の温度は、800℃とする。ただし、時刻tにおける被処理積層体60の温度は、800℃以上であってよく、1000℃以上であってもよい。
本例において、GaN層12の温度が、予め定められた熱処理温度に到達した時刻をtとする。予め定められた熱処理温度は、1200℃以上1500℃以下、より好適には1400℃以上1500℃以下であってよい。時刻tから時刻tまでの時間は、数分以上3時間未満であってよい。本例において、時刻tから時刻tまでの時間は、1時間30分である。
本例においては、GaN層12の温度が予め定められた熱処理温度よりも高くなる前に、制御部140が光照射部128に励起光の照射を開始させる(t<t<t)。これにより、GaN層12に点欠陥が生じる前に電子正孔対を発生させるので、熱処理中においてGaN層12を真性半導体と見なすことができる。よって、GaN層12中における自己補償型欠陥の生成を抑制することができる。なお、本例においては、加熱期間の開始後(時刻t後)、且つ、GaN層12の温度が熱処理温度に到達する前(時刻t前)に、制御部140が光照射部128に励起光の照射を開始させるが、時刻tおよび時刻tのタイミングを同じとし、通電開始時刻に光照射を開始してもよい(t=t<t)。
上述の様に、励起光は、被処理積層体60の温度上昇に主として寄与しない。それゆえ、励起光の放射照度は、200[W/cm]以下であってよい。なお、励起光の放射照度は、150[W/cm]以下としてよく、100[W/cm]以下としてもよく、10[W/cm]以下としてもよい。また、励起光の放射照度は、1[W/cm]以上としてよく、0.5[W/cm]以上としてもよく、0.3[W/cm]以上としてもよく、0.1[W/cm]以上としてもよい。例えば、水銀ランプを用いて、放射照度1[W/cm]の励起光を生成することができる。
時刻tから時刻tまでは、GaN層12の温度が予め定められた熱処理温度を含む温度帯域に維持される。予め定められた熱処理温度を含む温度帯域とは、予め定められた熱処理温度±25[℃]程度の温度の揺れを含む温度範囲を意味する。時刻tから時刻tまでの時間は、数秒以上1時間未満であってよい。本例において、時刻tから時刻tまでの時間は、5分である。
本例の光照射部128は、時刻tにおいて被処理積層体60への光照射を止める。本例において、時刻tにおける被処理積層体60の温度は、800℃である。ただし、時刻tにおける被処理積層体60の温度は、800℃以下であってもよい。本例の光照射部128は、時刻tから時刻tまでの間、励起光の照射を連続的に続けてよい。励起光の照射を連続的に続けることにより、励起光を間欠的に照射する場合と比較して、より完全にアニール中において自己補償型欠陥の生成を抑制することができる。
本例において、「励起光の照射を連続的に続ける」とは、励起光が連続的に照射されているが、化合物半導体層において励起生成された電子正孔対が再結合する時間よりも短い時間において励起光の照射が中断されることを含む。また、本例において、「励起光を間欠的に照射する」とは、化合物半導体層において励起生成された電子正孔対が再結合する時間以上の時間間隔を有する、励起光の間欠的な照射を意味する。
一例として、GaN層において、励起生成された電子の平均寿命τは0.7[ns]であり、励起生成された正孔の平均寿命τは2.0[ns]であることが報告されている(Isik C. Kizilyalli,Vertical Power p−n Diodes Based on Bulk GaN,IEEE Transactions on Electron Devices,Vol.62,No.2,414‐422 February 2015)。それゆえ、一例において、励起光の照射が中断される時間は、0.7[ns]より短い時間としてよい。
また、予め定められた熱処理温度が高いほど、自己補償型欠陥ができやすい。例えば、p型GaNにおいては、熱処理温度が高いほど、より多くの窒素空孔が形成される。そこで、予め定められた熱処理温度が高いほど、励起光の放射照度を高くしてよい。例えば、予め定められた熱処理温度が1400℃である場合、励起光の放射照度を予め定められた熱処理温度が1200℃である場合励起光の放射照度よりも高くする。これにより、自己補償型欠陥の生成をより確実に抑えることができる。
本例においては時刻tの後、電源部130の出力の低下および熱処理部120の冷却により、被処理積層体60の温度を低下させる。そして、時刻tまでに被処理積層体60の温度を例えば室温まで低下させる。本例においては、加熱期間の終期をtとする。すなわち、加熱期間とは、時刻tからtまでの時間を意味する。
本例において、時刻tは、時刻tとtの間である(t<t<t)。なお、時刻tは、tと同じとしてもよい。ただし、降温中において化合物半導体層における欠陥生成を防ぐべく、時刻tは、tとtの間とする(t<t<t)方が好ましく、時刻tと同じとする(t=t)方がさらに好ましい。
図5は、ワイドギャップ半導体における欠陥生成のメカニズムを説明する図である。横軸はエネルギーである。左端はE(即ち、価電子帯の最上部)を意味し、右端はE(即ち、伝導帯の最下部)を意味する。EとEとの間隔が、Eに相当する。縦軸は、欠陥の生成エネルギーである。Eの中央領域においては、欠陥の生成エネルギーは相対的に高い。つまり、Eの中央領域において、欠陥は生成されにくい。これに対して、E側に行くにつれて、欠陥の生成エネルギーが徐々に低下する。つまり、E側に行くほど、欠陥は生成され易くなる。同様に、E側に行くほど、欠陥は生成され易くなる。
例えば、ワイドギャップ半導体がGaNである場合、p型GaNのEは、Eの中央領域よりもE側に位置する。p型GaNのEは、例えばEF1に位置する。このとき、窒素空孔(即ち、ドナー型欠陥)ができやすい。また、n型GaNのEは、Eの中央領域よりもE側に位置する。n型GaNのEは、例えばEF2に位置する。このとき、ガリウム空孔(即ち、アクセプタ型欠陥)ができやすい。これに対して、Eの中央領域(例えば、EF3)においては、欠陥ができにくい。
本例では、加熱期間中に励起光を照射することにより、p型またはn型の不純物元素よりも圧倒的多数の電子正孔対を生成することができる。これにより、p型またはn型化合物半導体のEをEの中央領域内に移動させることができる。具体的気には、EF1をEの中央領域内のEF1―excitedに近づけることができ、EF2をEの中央領域内のEF2―excitedに近づけることができる。なお、EF1―excitedまたはEF2―excitedをEの中央領域の中央に位置させなくても自己補償型欠陥の生成を抑制することができる。
以上、本発明を実施の形態を用いて説明したが、本発明の技術的範囲は上記実施の形態に記載の範囲には限定されない。上記実施の形態に、多様な変更又は改良を加えることが可能であることが当業者に明らかである。その様な変更又は改良を加えた形態も本発明の技術的範囲に含まれ得ることが、特許請求の範囲の記載から明らかである。
特許請求の範囲、明細書、および図面中において示した装置、システム、プログラム、および方法における動作、手順、ステップ、および段階等の各処理の実行順序は、特段「より前に」、「先立って」等と明示しておらず、また、前の処理の出力を後の処理で用いるのでない限り、任意の順序で実現しうることに留意すべきである。特許請求の範囲、明細書、および図面中の動作フローに関して、便宜上「まず、」、「次に、」等を用いて説明したとしても、この順序で実施することが必須であることを意味するものではない。
10・・GaN基板、12・・GaN層、14・・おもて面、16・・裏面、18・・保護膜、22・・n型領域、24・・p型ウェル、25・・チャネル形成領域、26・・p型ウェル、28・・n型ウェル、30・・ゲート端子、32・・ゲート絶縁膜、34・・ゲート電極、40・・ソース端子、44・・ソース電極、50・・ドレイン端子、54・・ドレイン電極、60・・被処理積層体、100・・MOSFET、110・・高周波誘導加熱装置、120・・熱処理部、122・・加熱部、124・・サセプタ、128・・光照射部、130・・電源部、140・・制御部、200・・処理装置

Claims (9)

  1. 化合物半導体層を加熱する加熱部と、
    前記加熱部が前記化合物半導体層を加熱する加熱期間において、前記化合物半導体層のバンドギャップエネルギーに対応する波長以下の波長成分を含む励起光を前記化合物半導体層に対して照射する光照射部と
    を備える
    処理装置。
  2. 前記化合物半導体層の温度が予め定められた熱処理温度よりも高くなる前に前記光照射部に前記励起光の照射を開始させる制御部をさらに備える
    請求項1に記載の処理装置。
  3. 前記加熱期間の開始後、且つ、前記化合物半導体層の温度が前記熱処理温度に到達する前に、前記制御部は前記光照射部に前記励起光の照射を開始させる
    請求項2に記載の処理装置。
  4. 前記化合物半導体層の温度が前記熱処理温度に到達した後、前記化合物半導体層の温度が前記熱処理温度を含む温度帯域に維持されている間において、前記制御部は前記光照射部に前記励起光の照射を連続的に続けさせる
    請求項2または3に記載の処理装置。
  5. 前記制御部は、前記熱処理温度が高いほど、前記励起光の放射照度を高くする
    請求項2から4のいずれか一項に記載の処理装置。
  6. 前記励起光の放射照度は、200W/cm以下である
    請求項1から5のいずれか一項に記載の処理装置。
  7. 化合物半導体層を加熱する段階と、
    前記化合物半導体層を加熱する加熱期間において、前記化合物半導体層のエネルギーギャップに対応する波長以下の波長成分を含む励起光を前記化合物半導体層に対して照射する段階と
    を備える
    半導体装置の製造方法。
  8. 前記化合物半導体は、前記化合物半導体に対するp型不純物を含むp型ウェルを有する
    請求項7に記載の半導体装置の製造方法。
  9. 前記化合物半導体は、窒化ガリウムおよび窒化アルミニウムのいずれかであり、
    前記p型不純物は、ベリリウム、マグネシウム、カルシウムおよび亜鉛のいずれか一種類以上の元素を含む
    請求項8に記載の半導体装置の製造方法。
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