JP5170859B2 - 基板及びその製造方法 - Google Patents

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本発明は、シリコン基板及びその製造方法に関し、より詳しくは、窒化物系化合物半導体を成膜するための基板として用いられるシリコン基板及びその製造方法に関する。
窒化物系化合物半導体素子、例えば、窒化ガリウム(GaN)を用いた電界効果トランジスタは、400℃近い高温環境下においても動作する固体素子として注目されている。
GaN系化合物半導体素子を形成するための基板として、GaN基板を用いることが好ましいが、SiやGaAsのような大口径の単結晶基板の作成については、開発途上にある。そこで、GaN基板の代替基板として、サファイア基板、SiC基板、シリコン基板等が一般に使用される。
サファイア基板を使用する場合には、その上に異種材料であるGaN系化合物半導体を成長することになるが、それらの格子定数や熱膨張率には違いがある。そのため、サファイア基板上にAlNを形成して格子の歪みを緩和させ、その上にGaNを成長させることが下記の特許文献1に記載されている。しかし、そのようなサファイア基板であっても、GaNを成長させた後の冷却によって基板のGaN成長面側が凸状に反ってしまうという問題は解決されなかった。
これに対し、サファイア基板の表面に形成されるGaN層の膜厚分布を最適化することによって反りの影響を相殺することが特許文献1に記載されている。また、サファイア基板上にエピタキシャル成長される窒化物系化合物半導体による応力を抑制するために、サファイア基板にイオンを打ち込むことによって基板にアモルファス的な構造の中間層を形成し、その中間層によって応力による歪みを吸収、緩和することが特許文献2に記載されている。なお、特許文献2には、反りの発生を防止して形成した窒化物系化合物半導体層をサファイア基板から剥離して自立単結晶基板を刺繍的に形成することが記載されている。
一方窒化物系半導体からなる電子デバイスを形成する基板として、シリコン基板を使用することが特許文献3に記載されている。
例えば、GaN系高電子移動度トランジスタ(HEMT)をシリコン基板上に形成する場合には、MOCVD法などのエピタキシャル結晶成長法によって単結晶のシリコン基板上にAlNからなる介在層を形成し、さらに介在層上にGaNをエピタキシャル成長してバッファ層を形成する。それらの層は、複数回繰り返して重畳されることもある。そのようなバッファ層の上に、電子走行層、電子供給層及びコンタクト層を順次形成し、コンタクト層の表面にソース電極、ドレイン電極及びゲート電極が形成される。
特開平4−297023号公報 特開2005−306680号公報 特開2005−5723号公報
しかしながら、シリコン基板上にGaNなどの窒化物系化合物半導体をエピタキシャル成長させると、窒化物系化合物半導体の熱膨張率が基板の熱膨張率よりも大きいため、窒化物系化合物半導体層が窒化物系化合物半導体を成長させる側へ凹状に湾曲してしまう。つまり、シリコン基板の熱膨張率は4.2×10−6K−1であるのに対し、窒化物系化合物半導体として例えばGaN層の熱膨張率は5.6×10−6K−1であるため、窒化物系化合物半導体層を成長させた後、基板を常温まで冷却すると、窒化物系化合物半導体層は、シリコン基板よりも大きく収縮するため基板表面に圧縮応力がかかり、結果として基板は、窒化物系化合物半導体層が成長している面側へ凹状に湾曲する。
そして、湾曲した状態では、エピタキシャル成長層やその上の金属膜などをフォトリソグラフィ法で形成する場合、露光の際に焦点合わせが難しくなるなどの不都合が生じる。
これに対して、シリコン基板についても特許文献2、特許文献3に記載の方法を採用することも考えられるが、その反りの向きは、サファイア基板を使用する場合とは逆であり、しかもシリコン基板とサファイア基板では格子定数、硬度等が異なるため、そのまま上記の方法を採用することはできない。
本発明の目的は、シリコン基板よりも大きい熱膨張率を持つ半導体材料の層をエピタキシャル成長させても、シリコン基板の湾曲を抑制することができるシリコン基板及びその製造方法を提供することである。
上記の課題を解決するための本発明の第1の態様は、一の主面からまたは該主面近傍の所定の深さから裏面まで、連続的または段階的に減少する窒素不純物の濃度分布を有し、該窒素不純物の濃度分布に概ね対応して分布する酸素析出物を有することを特徴とするシリコン基板である。
本発明の第2の態様は、前記第1の態様に記載のシリコン基板において、前記主面にシリコンよりも熱膨張率の大きい半導体材料の層をさらに備えることを特徴とする。
本発明の第3の態様は、前記第2の態様に記載のシリコン基板において、前記半導体材料は、窒化物系化合物半導体であることを特徴とする。
本発明の第4の態様は、所定濃度以上の酸素不純物を有するシリコン基板に窒素不純物を拡散させて、前記シリコン基板の主面からまたは前記主面近傍の所定の深さから裏面まで、連続的または段階的に減少する窒素不純物の濃度分布を作製する工程と、前記シリコン基板を熱処理することによって、前記窒素不純物の濃度分布に概ね対応して分布する酸素析出物を析出させる工程とを有することを特徴とするシリコン基板の製造方法である。
本発明の第5の態様は、前記第4の態様に記載のシリコン基板の製造方法において、前記シリコン基板の主面に窒化物系化合物半導体層を成長する工程をさらに有することを特徴とするシリコン基板の製造方法である。
本発明によれば、一の主面からまたは該主面近傍の所定の深さから裏面まで、連続的または段階的に減少する窒素不純物の濃度分布を有し、該窒素不純物の濃度分布に概ね対応して分布する酸素析出物を有している。
これにより、シリコン基板の一の主面にシリコンよりも熱膨張率の大きい半導体材料の層を形成しても、該層による圧縮応力は酸素析出物の析出による膨張力と拮抗し、シリコン基板の主面は実質的に平坦になるとともに、シリコン基板上に形成したシリコンよりも熱膨張率の大きい半導体材料の層も平坦になり、半導体デバイスを成長するのに好適なシリコン基板を得ることができる。
以下に本発明の実施の形態を図面に基づいて詳細に説明する。
(第1の実施の形態)
図1は、本発明の第1の実施の形態に係るシリコン基板を示す断面図である。
図1において、シリコン基板1の主面1aには窒化物系化合物半導体層2として例えばGa、Al、In等の窒化物および/またはこれらを組み合わせた層が成長されている。窒化物系化合物半導体の熱膨張率はシリコンよりも大きいため、シリコン基板上に高温で窒化物系化合物半導体層2を成長させた後、基板を常温に戻すと、シリコン基板1の主面1aには、シリコン基板1を凹状に湾曲させる応力が生じる。
一方、シリコン基板1の内部には窒素不純物が含まれており、主面及び主面近傍で濃度が最も高く、裏面に近づくほど低くなっている。例えば濃度は、最も高いところで1×1012cm−3〜2×1015cm−3程度である。
さらに、シリコン基板の内部には酸素析出物3も含まれている。式(1)は、シリコン基板内での酸素析出(SiO)の反応式である。
2Si+2O→SiO+Si (1)
ここで右辺のSiは、上記反応によって生じる、結晶格子位置に入らない自己格子間原子である。
窒素不純物は、シリコン基板1の内部の原子空孔を保持し、式(1)右辺の自己格子間原子を消費させる効果を有するため、窒素不純物濃度の高いところでは、式(1)の右辺への反応が進み、酸素析出物の析出が促進される。このため、酸素析出物3は、窒素不純物濃度分布に依存してシリコン基板1の主面または主面近傍で密度が最も高く、且つサイズが大きくなり、裏面に近づくほど密度が低くなり、サイズも小さくなる。従って、酸素析出物の密度とサイズの差により、シリコン基板1の主面1a側の膨張力が裏面側の膨張力に比べて大きくなる。
前記膨張力は、窒化物系化合物半導体とシリコンの熱膨張率差に起因する圧縮応力と拮抗しているため、主面1a及び窒化物系化合物半導体層2は実質的に平坦となる。なお、窒化物系化合物半導体層は、GaNに限らずAlN、AlGaN、SiN、InGaN等ほかの窒化物系化合物半導体を成長してもよく、以下の他の実施の形態でも同様である。
シリコン基板1の直径と厚さは、特に限定されるものではないが、酸素析出物3の密度分布やサイズ分布などを調整することにより、シリコン基板1の主面1aの反り量Bがシリコン基板1の直径dに対して±0.02%の範囲内であるようにする。また、反りの安定のために、シリコン基板1の厚さは525μm以上であることが好ましい。なお、反り量は、基板の厚さ方向に対して、同一面の最も突出した位置と最も窪んだ位置の差で表される。
(第2の実施の形態)
図2は、本発明の第2の実施の形態である、第1の実施の形態のシリコン基板上に形成されたHEMT(High Electron Mobility Transistor)を示す断面図である。
図2において、シリコン基板1の主面1a上には、AlN、GaNまたはAlGaNよりなる厚さ50nmの介在層11と、GaN層とAlGaN層を交互に積層した厚さが約2μmのバッファ層12と、厚さ500nmのGaNよりなる電子走行層13と、厚さ20nmのAlGaNよりなる電子供給層14と、厚さ20nmのGaNよりなるコンタクト層15がMOCVD(Metal Organic Chemical Vapor Deposition)法等により約1000℃の基板温度で順次積層される。
コンタクト層15は、ゲート領域がエッチングにより除去され、その領域の電子供給層14上にはゲート電極5Gが形成されている。さらに、ゲート電極16の両側方のコンタクト層15上にはそれぞれソース電極5Sとドレイン電極5Dが形成されている。
以上説明したように、本実施の形態に係るHEMT100では、第1の実施の形態のシリコン基板1の主面1a上に、窒化物系化合物半導体からなる介在層11、バッファ層12、p−GaNからなる電子走行層13等を順次積層するため、フォトリソグラフィにおける露光焦点ずれ等の問題が解消される。
(第3の実施の形態)
図3は、本発明の第3の実施の形態である、第1の実施の形態のシリコン基板上に形成されたMOSFET(Metal Oxide Semiconductor Field Effect Transistor)を示す断面図である。
図3において、シリコン基板1の主面1a上には、例えばMOCVD法によってAlNからなる厚さ40nmの介在層11を形成し、GaNからなる第1の層とAlNからなる第2の層が交互に積層することで厚さが約2μmのバッファ層12を形成する。
次に、半導体動作層となるp−GaN層をバッファ層12上にエピタキシャル成長させる。このときp型不純物としてMgを用い、その濃度を5×1016cm−3とする。
次に、p−GaN層に対し、イオン注入(Ion Implantation)によってSiを添加する。その際、Siの打ち込み深さは、300±100nm程度とし、Si濃度は、リサーフ層4dに対応する領域では、1×1017cm−3、コンタクト層24b、24cに対応する領域では1×1020cm−3とする。その後、1200℃で活性化アニールを1分間行う。これによって、バッファ層12上に、p型半導体層24a、リサーフ層24dおよびコンタクト層24b、24cを備えた半導体層24が形成される。
次に、PCVD(Plasma Chemical Vapor Deposition)法によって半導体層4上に、例えばSiOまたはAlからなる酸化膜を50〜100nmの厚さに成膜し、フォトリソグラフィと、緩衝弗酸(BHF)によるエッチングとによってゲート酸化膜5Gbを形成する。その後、リフトオフ法等によってコンタクト層24c、24b上に、例えばTi/Al、Ti/AlSi/Mo等からなる金属膜を成膜し、600℃の熱処理を10分間行うことで、オーミック電極としてのソース電極5Sおよびドレイン電極5Dを形成する。さらに、リフトオフ法等によってゲート酸化膜5Gb上に、例えばNi/Al、WSi、ポリシリコン等からなる金属膜を成膜してゲート電極5Gaを形成する。
以上説明したように、本実施の形態に係る電界効果トランジスタ200では、第1の実施の形態のシリコン基板1の主面1a上に、窒化物系化合物半導体からなる介在層11、バッファ層12、p−GaNからなる半導体動作層24a等を順次積層するため、リソグラフィにおける露光の際に焦点がずれることがなく、精密な描画を行うことができる。
(第4の実施の形態)
図4は、本発明の第4の実施の形態である、第1の実施の形態のシリコン基板の形成工程を示す断面図である。また、図5は、第4の実施の形態に係るシリコン基板の形成工程のフローチャートである。
まず、図4(a)に示すように、中〜高酸素濃度、例えば1.0×1018cm−3以上の固溶酸素濃度(O)を有するシリコン基板1を用意する。その様なシリコン基板1は、例えばそのような固溶酸素濃度を有するシリコン単結晶棒をチョクラルスキー(CZ)法等により作成した後に、そのシリコン単結晶棒をスライサによりウェハ状に輪切りにして基板とし、ついで、主面に平坦化のための研磨等の処理を行うことにより形成される。
次に図4(b)に示すようにシリコン基板1の主面1aに窒化物系化合物半導体層2を、例えばMOCVD法などにより高温で成長する。
続いて、図4(c)に示す様に、例えば窒素ガス雰囲気中にシリコン基板1を置き、基板温度を1000℃に設定して1時間で高温拡散熱処理を行うと、窒化物系化合物半導体層2の窒素原子の一部は、シリコン基板1の主面1aからシリコン基板1の内部に向かって拡散し、深さ方向の窒素不純物濃度は、図6に例示するような分布になる。
そして、シリコン基板1をランピング加熱により例えば、基板温度を1000℃に設定し、1時間で酸素析出物(SiO)を形成すると、酸素析出物は、窒素濃度分布に依存してシリコン基板1の主面1aまたは主面近傍で密度が最も高く、且つサイズが大きくなり、裏面に近づくほど密度が低くなり、サイズも小さくなる。従って、酸素析出物の密度と大きさの差により、シリコン基板1の主面1a側の膨張力が裏面側の膨張力に比べて大きくなり、その結果シリコン基板は窒化物系化合物半導体層を成長させた側に凸状に湾曲する。
このシリコン基板1を室温まで冷却すると、窒化物系化合物半導体層2の収縮力が酸素析出物3の膨張力と拮抗し、主面1aと窒化物系化合物半導体層2は、図4(d)に示すように平坦となる。
窒化物系化合物半導体層2の厚さによってシリコン基板1の主面1aにかかる圧縮応力が変化するが、上記ランピング加熱の温度や時間を制御することによって酸素析出物による膨張力を調整し、平坦な基板を得ることができる。
ところで、シリコン基板1に窒素不純物の分布を形成する方法としては、上記の様に基板上の窒化物系化合物半導体層2から熱処理によって拡散させるものに限らず、イオン注入等によってシリコン基板へ窒素不純物をドーピングし熱拡散させるものや、高温雰囲気下でシリコン基板表面にNH等の窒素原料ガスをフローさせることによって基板内部へ拡散させるものであってもよい。
また、高温拡散熱処理やランピング加熱は、独立した工程で行う必要はなく、たとえばシリコン基板1の主面1a上に窒化物系化合物半導体を成長する工程と並行して実施してもよい。また、高温拡散熱処理でシリコン基板1を加熱することにより、酸素析出物が所望の分布になる場合にはランピング加熱は省略してもよい。
以上説明したように、本発明によるシリコン基板を用いれば、基板上に熱膨張係数の異なる半導体層を形成しても、基板が反ることがなく、平坦な基板および半導体を得ることができ、フォトリソグラフィにおける露光の際に焦点ずれを起こすことなく、精密な描画をすることができる。
上記実施例では、本発明によるシリコン基板上に形成される半導体デバイスとして、HEMT及びMOSFETを説明したが、本発明はこれらの実施例に限定されることはなく、製造工程においてリソグラフィ等、マスキングを行なうデバイスであれば適用可能である。
図1は、本発明の第1の実施の形態に係るシリコン基板を示す断面図である。 図2は、本発明の第2の実施の形態である、第1の実施の形態のシリコン基板上に形成される高電子移動度トランジスタ(HEMT:High Electron Mobility Transistor)を示す断面図である。 図3は、本発明の第3の実施の形態である、第1の実施の形態のシリコン基板上に形成されるMOS(Metal Oxide Semiconductor)FET(電界効果トランジスタ:Field Effect Transistor)を示す断面図である。 図4(a)〜(d)は、本発明の第4の実施の形態に係るシリコン基板の形成工程を示す断面図である。 図5は、本発明の第4の実施の形態に係るシリコン基板の形成工程のフローチャートである。 図6は、本発明の実施の形態に係るシリコン基板内の窒素濃度分布および酸素析出物の密度分布を示す図である。
符号の説明
1:シリコン基板
1a:主面
2:窒化物系化合物半導体層
3:酸素析出物
5Ga:ゲート電極
5Gb:ゲート酸化膜
5S:ソース電極
5D:ドレイン電極
6:窒素の拡散
11:介在層
12:バッファ層
13:電子走行層
14:電子供給層
15:コンタクト層

Claims (4)

  1. 一の主面からまたは該主面近傍の所定の深さから裏面まで、連続的または段階的に減少する窒素不純物の濃度分布を有し、
    該窒素不純物の濃度分布に概ね対応して分布する酸素析出物を有するシリコン基板と、 前記主面にエピタキシャル成長された、シリコンよりも熱膨張率の大きい半導体材料の層と、
    を備えることを特徴とする基板
  2. 前記半導体材料は、窒化物系化合物半導体であることを特徴とする請求項に記載の基板
  3. 所定濃度以上の酸素不純物を有するシリコン基板に窒素不純物を拡散させて、前記シリコン基板の主面からまたは前記主面近傍の所定の深さから裏面まで、連続的または段階的に減少する窒素不純物の濃度分布を設ける工程と、
    前記窒素不純物の濃度分布に概ね対応して分布する酸素析出物を生成するように前記シリコン基板を熱処理する工程と
    前記シリコン基板の主面にシリコンよりも熱膨張率の大きい半導体材料の層をエピタキシャル成長する工程と、
    を有することを特徴とする基板の製造方法。
  4. 前記半導体材料は、窒化物系化合物半導体であることを特徴とする請求項3に記載の基板の製造方法
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