JP2017206930A - 集合住宅 - Google Patents

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JP2017206930A
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昌大 木下
Masahiro Kinoshita
昌大 木下
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Kinoshita Masahiro Arch Studio Inc
Kinoshita Masahiro Architects Studio Inc
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Abstract

【課題】 都心における集合住宅において、カーテンやブラインド以外の方法で内外の関係に幅を持たせるために開口率50%未満の外付けのスクリーンを設置しながら容積率に影響のない手段をとる。【解決手段】 各住戸6にはバルコニー3と吹抜け4をそれぞれ設け、吹き抜け部にはスクリーン2を設置する。また、その平面位置は、奇数階と偶数階では異なる位置とする。そうすることで室内の床面積を減ずることなく開口率50%未満のスクリーンを設けることができ、また、2層毎の避難経路となり、有事の際、迅速な避難を可能とする。【選択図】図1

Description

本発明は、集合住宅に関するものである。
オフィスやマンションが立ち並ぶような、高密度な住環境において、周辺から適度に距離を保つための工夫が必要となる。
既存の集合住宅の多くでは、水平に連続する手摺付のオープンなバルコニーに面した開口部に対し、カーテンなどの有無によって内側と外側の関係は切り替えられる。
また、それに加え、外壁ルーバーや外付けブラインドなど、細長い棒状の物による開口率の高いスクリーンを設け、内外の関係に幅を持たす手法は既に見られる。
特開2008−121230号公報 特開2007−40051号公報 特開2006−138185号公報
発明が解決しようとする課題
住空間には、採光・換気・排煙を確保するために十分な開口を設ける必要があるが、都心の高密度な住環境においては開口を設けると、周囲から部屋の中が見えてしまい、結局、カーテンやブラインドが閉じられたままとなることが多い。
また、バルコニーの外側に開口率50%未満のセミオープンなスクリーンを設けると、バルコニーは延べ床面積に算入されてしまい、集合住宅の事業計画が大きく揺らいでしまう。
課題を解決するための手段
そこで本発明では開口率50%未満のスクリーンを取り付けたセミオープンな開口を用い、内外の関係に幅を持たせた上で、スクリーンに面したバルコニーの床を抜く。
その部分は床面積算入をしないため、室の面積を減ずることなく開口部の外側にスクリーンを設置できる。
各住戸に「床がなく、スクリーンのある部分」と、「床があり、スクリーンの無いバルコニーの部分」を設け、空調室外機の設置や、物干しなどは可能とする。また、その部分を奇数・偶数階において平面的に入れ替える事で、仮に奇数・偶数階が同じ間取りであっても住戸パターンが多様化し、住宅を購入または借りて住まう側の選択肢が広がる。
避難方法は従来の集合住宅にあるように、バルコニーの避難経路を1層毎に下りていく方法ではなく、「床がなく、スクリーンのある部分」と、「床があり、スクリーンの無いバルコニーの部分」を奇数・偶数階において平面的に入れ替える事で、抜いた床を通過して、2層毎に下りる方法としている。これらの工夫によって、床面積に関する経済性や、避難上の制約をクリアし、新しい表情を持った集合住宅をつくることができる。
本発明の一実施の形態に係る集合住宅を示す桁行方向の正面図である。 図1に示す集合住宅の妻方向の正面図である。 図1に示す集合住宅の奇数階の平面図である。 図1に示す集合住宅の偶数階の平面図である。 図1に示す集合住宅の長手方向断面図である。 図5に示す断面図の拡大図である。
図面を参照し、本発明の好ましい実施の形態について実例を挙げて説明する。なお、各図において同じ要素には同じ符号を使い、適宜その説明を省略する場合がある。
図1は、実施例1に係る集合住宅の正面図(桁行方向の正面図)、図3及び図4は同実施例の平面図である。この実施例では、各階の屋内における間取りは偶数階も奇数階も全て同じである。
建物1は、多層積層された集合住宅として構成されている。図3,4に示すように、この実施例では、中心部に階段やエレベーターなどの縦動線を設け、それを取り囲むように複数の住戸6が配置されている。建物1の階数は中高層住宅などに適するが、2層以上であれば特に限定されない。建物1の構造種別も任意である。よって、建物の骨組み構造に係る柱や梁などは便宜上説明を適宜省略する。エレベーター、階段の配置に関しても任意であり、事例として図は記載するが、説明は省略する。
各住戸6(A,B,C)に手摺5のあるバルコニー3に面した開口部8と、開口率50%未満であるスクリーン2のある吹抜け4に面した開口部8をそれぞれ設け、奇数階と偶数階においてバルコニー3と吹抜け4を平面的に異なる位置とすることで、バルコニー床を2層ごとに設ける。
こうすることで、実施例においてスクリーン2の配置は外観上図1、図2に示すように千鳥配置となる。
バルコニー3には落下防止用の手摺5を設置する。
スクリーン2が千鳥配置となることで、奇数階と偶数階が同じ平面計画であっても、図3,図4、図6の示すように、住戸6の平面的な位置において、奇数階住戸6Aではスクリーン2がある場所でも、偶数階住戸6aではスクリーン2がない、ということになる。
これは、平面計画を変えることなく住戸パターンが多様化する事により、購入または借りて住まう側の選択肢を広げることに繋がる。
また、集合住宅において2方向避難が義務付けられるため、バルコニーを介した避難経路を設ける事が多く、一般的には1層毎に避難器具を乗り換える必要があるが、本発明においてはバルコニー3の床が2層毎に設けられるため、避難においては2層毎に避難器具を乗り換える方法となり、速やかな避難が可能である。なお、1層分は避難経路外側にスクリーン2があるため、下降時の恐怖心は抑えられている。
スクリーン2の素材については任意であるが、実施例1においては、中高層階にも地上が持つような落ち着きをもたらすために、レンガの透かし積みを用いている。そのため、視線を遮りながらも採光・換気・排煙を確保するため、レンガはしっかりと幅を広くする必要がある。規格品が幅200mm×奥行き100mm×高さ60mmであるのに対し、本実施例においては、幅450mmという広幅のレンガを使用している。
また、レンガは磁器質タイルや石材、金属パネルといった外壁材より、吸水率が高いだけでなく、表面の凹凸が大きいため、表面にも水がとどまりやすい。本実施例ではそのレンガを透かし積みにすること、なおかつ軽量化の為に穴があけられている事により、レンガスクリーンの表面積が大きくなっている。そのためレンガスクリーンを外壁に用いた建築は、雨の後しばらくは水を纏ったような状態となる。夏季にはその水が徐々に蒸発し、その際気化熱を奪うため、外壁面の気温上昇が抑えられる。
発明の効果
以上のように本発明によれば、容積率算定における床面積を増やすことなく開口部の外側にスクリーン2を設けることで、開口率50%未満のセミオープンな開口を作り出すことができ、また、迅速な避難を可能にすることなど、経済性や避難上の制約をクリアして、新しい建物の表情を作り出すことを実現している。
2 スクリーン
3 バルコニー
4 吹抜け

Claims (3)

  1. 中層ないし高層の集合住宅建物において、開口部の外側に一部開口率50%未満のスクリーンを設けた物であり、スクリーンを設けた部分にはバルコニー床を設けず、吹き抜けとする事を特徴とする集合住宅。
  2. 請求項1に記載の集合住宅建物において、奇数階と偶数階においてバルコニー床と吹き抜けを平面的に異なる位置に設けることで、バルコニー床を2層毎に設け、避難経路を2層毎としたことを特徴とする集合住宅。
  3. 請求項1に記載の集合住宅建物において、開口部におけるスクリーンの素材として、軽量化の為に穴があけられたレンガの透かし積みを採用し、レンガスクリーンの表面積が大きくなっていることで、雨の後しばらくは水を纏ったような状態となり、夏季にはその水が徐々に蒸発し、その際気化熱を奪うため、外壁面の気温上昇が抑えられる集合住宅。
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