JP2017206877A - 遮蔽装置 - Google Patents
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Abstract
【解決手段】引張コード10を引くことにより遮蔽材3を昇降可能に構成される遮蔽装置であって、ケースを有するダンパ5であって、遮蔽材3の自重下降に伴って従動する引張コード10によって加えられる入力に抵抗を発生させ且つその反作用で引張コード10に抵抗を加えるダンパ5と、内部の底面又は側面を設置面としてケースが設置されるヘッドボックス1と、ダンパ5の変位を阻止する当接手段とを備え、当接手段は、設置面から離れる方向にダンパ5が変位したときにケースの上面と当接してダンパ5の変位を阻止する。
【選択図】図1
Description
ここで、本発明の第1の観点に係る遮蔽装置は、引張コードを引くことにより遮蔽材を昇降可能に構成される遮蔽装置であって、ケースを有するダンパであって、前記遮蔽材の自重下降に伴って従動する前記引張コードによって加えられる入力に抵抗を発生させ且つその反作用で前記引張コードに前記抵抗を加えるダンパと、内部の底面又は側面を設置面として前記ケースが設置されるヘッドボックスと、前記ダンパの変位を阻止する当接手段とを備え、前記当接手段は、前記設置面から離れる方向に前記ダンパが変位したときに前記ケースの上面と当接して前記ダンパの変位を阻止するように構成される、遮蔽装置。
、遮蔽装置である。
また、本発明の第2の観点に係る遮蔽装置は、引張コードを引くことにより遮蔽材を昇降可能に構成される遮蔽装置であって、ケースを有するダンパであって、前記遮蔽材の自重下降に伴って従動する前記引張コードによって加えられる入力に伴って抵抗を発生させ且つその反作用で前記引張コードに前記抵抗を加えるダンパを備え、前記ケースは、その内部に回転する回転部材が設けられ且つ当該回転部材の回転面に垂直な方向に圧力がかからないように構成される、遮蔽装置である。
(1)構成の説明
(1−1)横型ブラインド全体の構成
第1実施形態に係る横型ブラインドは、上述の第1の観点に係る遮蔽装置の一例である。図1及び図2に示されるように、第1実施形態に係る横型ブラインドは、ヘッドボックス1から複数本のラダーコード2を介して多数段のスラット3が吊り下げ支持され、同ラダーコード2の下端にはボトムレール4が吊り下げ支持されている。なお、多数段のスラット3及びボトムレール4が日射遮蔽材として機能する。
次に、ダンパ5について図3〜図5を用いて説明する。本実施形態に係るダンパ5は、遮蔽材であるスラット3及びボトムレール4の自重下降に伴って従動する昇降コード10によって加えられる入力に伴って抵抗を発生させ且つその反作用で昇降コード10に抵抗を加えるように構成される。また、ダンパ5は、ローレット20と、軸21と、遠心ガバナ22と、挟圧滑車23とを有し、これらがダンパケース5d(特許請求の範囲における「ケース」の一例)内に設けられる。
ローレット20(特許請求の範囲における「回転部材」の一例)は、軸21に固定されている。また、ローレット20は、外周面にローレット加工が施されている。また、図3に示されるように、本実施形態においてローレット20の軸21に係る方向(コードキャッチ30の軸方向)は、鉛直方向である。換言すると、軸21は、後述のヘッドボックス1における設置面1cに垂直である。
遠心ガバナ22は、ガバナケース22dを備え、ローレット20と挟圧滑車23がガバナケース22dによって回転可能に支持されている。本実施形態では、遠心ガバナ22は、ローレット20と挟圧滑車23の下側に設けられているが、上側や上下両側に設けられてもよい。遠心ガバナ22は、図4に示されるように、ガバナケース22d内に、ワンウェイクラッチ22a、遊星歯車機構22b、軸22e及びブレード22c(特許請求の範囲における「遠心拡張部」の一例)を有する。
挟圧滑車23は、図5に示されるように、ローレット20とともに昇降コード10を押圧することで、昇降コード10と確実に接触するように構成される。これにより、昇降コード10とローレット20との動きを同期させることができる。換言すると、ローレット20及び挟圧滑車23が、昇降コード10を挟着するコードキャッチ30として機能することとなる。
続いて、図6を用いて第1実施形態に係るヘッドボックス1の内部におけるダンパ5の配置について説明する。
挿通孔1aは、ヘッドボックス1においてダンパ5が設置される設置面1cに設けられる。図6に示されるように本実施形態では、設置面1cは、ヘッドボックス1の内側底面である。また、突起5b(特許請求の範囲における「突起」の一例)は、ダンパケース5dにおいて設置面1cに当接する当接面5c上に設けられる。本実施形態では、当接面5cは、ダンパケース5dの外側底面である。
角度調節軸7(特許請求の範囲における「当接手段」の一例)は、ダンパ5の上方に位置する。換言すると、ダンパ5は、角度調節軸7の下方に位置するように配置される。ここで、ダンパ5と角度調節軸7との間には圧力が生じていない。例えば図6においては、角度調節軸7とダンパ5とが隙間を有するように配置されており、当該圧力が生じていないことが示されている。ネジ等を用いて固定する従来手法のようにダンパケース5dに軸21方向の不必要な圧力をかけることなく、ダンパ5が設置面1cから離れる方向の変位(矢印H方向)を規制することができる。
続いて、ダンパ5を備えた横型ブラインドの動作について、概説する。
コードイコライザ8bが操作者によって下方へ引かれ、ヘッドボックス1から昇降コード10が引き出される。昇降コード10は、ヘッドボックス1内の自重降下防止装置1100及びダンパ5とスラット3とを挿通してボトムレール4に取着されている。このため、かかる引き出しによりボトムレール4に鉛直上方向の力がかかり、ボトムレール4が引き上げられ、これとともにスラット3も引き上げられる。このとき、ダンパ5におけるワンウェイクラッチ22aは、ローレット20の軸21の回動を軸22eに伝達できない非伝達状態としている。つまり、遠心ガバナ22による制動力がかからず操作者の負担は小さいもので済む。また、上述のダンパ5の配置によって軸21方向にかかる不要な圧力は従来に比して軽減されている。
昇降コード10の引き出し操作が操作者によって停止され且つ手放されると、ヘッドボックス1内の自重降下防止装置1100が作動し、スラット3及びボトムレール4の自重降下が防止される。
自重降下防止装置1100が作動してボトムレール4が所望の位置で停止している状態から、昇降コード10が操作者によって僅かに引かれると、作動中の自重降下防止装置1100が解除され、ボトムレール4が自重降下する。このとき、ダンパ5におけるワンウェイクラッチ22aは、ローレット20の軸21の回動を軸22eに伝達可能な伝達状態としている。つまり、昇降コード10に遠心ガバナ22による抵抗力がかかるため、スラット3はボトムレール4とともにゆるやかに下降する。換言すると、下降速度の加速を防止することができる。また、下降時においても上述のダンパ5の配置によって軸21方向にかかる不要な圧力は従来に比して軽減されている。
スラット3及びボトムレール4の下降に伴う昇降コード10の上昇が、操作者の手掴み等により停止されると、ボトムレール4の下降が停止する。そして、昇降コード10が手放されると、再びヘッドボックス1内の自重降下防止装置1100が作動することとなる。そして、スラット3及びボトムレール4の自重降下が防止される。
操作棒8が操作部8aを介して操作者によって回転操作されると、ヘッドボックス1内に配設される不図示のギヤボックスを介して角度調節軸7が回転する。そして、角度調節軸7が回転とともにドラム6が回転し、そのドラム6の回転に伴ってラダーコード2の一方が引き上げられることにより、回転に応じて各スラット3の角度が同位相で調節される。
以上、説明した実施形態によれば、以下の作用効果を奏することができる。
続いて、上述の第1実施形態に係るダンパ5のより具体的な例を説明する。以下の具体的な例においては、ダンパ5が制動装置1000に相当し、昇降コード10がコードCDに相当し、突起5bが取付筒702に相当し、遊星歯車機構22bが内歯付キャリア260及び遊星歯車280に相当し、ブレード22c及び軸22eが太陽歯車付ウェイトホルダ320及びウェイト340に相当し、ガバナケース22dがケース10Aに相当し、挟圧滑車23がアイドルローラ40に相当し、ローレット20がローレット240に相当する。また、図10〜図13に、本例に係る制動装置1000を備えた日射遮蔽装置を図示している。配置については、おおよそ上述の第1実施形態の説明の通りであるが、本例では、自重降下防止装置1100が制動装置1000よりもスラット側(すなわち図中の左側)にある。
図14は、本例に係る制動装置1000の分解斜視図である。制動装置1000は、整列部材200、ケース10A、スライダー220、コイルスプリングSP、軸芯41及びローラ部42からなるアイドルローラ40、ローレット240、ピニオンギア50、ローレット240及びピニオンギア50を挿通する軸芯31、ワッシャー241、内歯付キャリア260、遊星歯車280、プレート300、太陽歯車付ウェイトホルダ320、ウェイト340及びベース70により構成される。
図16(a),(b)に示されるように、整列部材200は、コードCDを挿通し、コードCDの向きを整えるものである。また、複数のコードCDを互いに同じ向きに整列させるものである。整列部材200は、例えば、プラスチック等の樹脂で形成することができる。ここで、図16(a)に示されるように、矢印の向きをそれぞれ前後、左右、上下とする。すなわち、第1天壁溝16と第2天壁溝17の距離が狭くなる向きを前方とし、左右方向(幅方向)、上下方向を定める。
次に、図17(a),(b)及び図18を用いてケース10Aについて説明する。なお、以下、図18において左向きを前方、右向きを後方、上向きを右側、下向きを左側として説明する。ケース10Aは、ベース70とともに筐体を構成し、その内部にスライダー220、コイルスプリングSP、軸芯41及びローラ部42からなるアイドルローラ40、ローレット240、ピニオンギア50、軸芯31、ワッシャー241、内歯付キャリア260、遊星歯車280、プレート300、太陽歯車付ウェイトホルダ320及びウェイト340を保持する。
次に、図14を用いて内歯付キャリア260及び遊星歯車280について説明する。本例では、内歯付キャリア260は、平面視において略ドーナツ形状である。内歯付キャリア260は、円柱部264から平面視において外側に突出するフランジ262を備える。
次に、太陽歯車付ウェイトホルダ320及びウェイト340について、図14を用いて説明する。太陽歯車付ウェイトホルダ320は、リング状のリング部324の外方に向かって、凸部321及び凹部322が交互に並んで形成される。図14に示されるように、リング部324の外側の外周面には、遊星歯車280と歯合する太陽歯車323が、回転軸が凸部321の延在方向と略垂直方向を向くように設けられる。そして、それぞれの凹部322には、ウェイト340が配置される。つまり、太陽歯車付ウェイトホルダ320は、制動装置1000の組み立て時において、凸部321を境としてそれぞれの凹部322内にウェイト340を保持する部材であるとも言える。なお、ウェイト340の数は任意であるが、回転時におけるバランスの観点から等間隔であることが好ましい。なお、本例では、一例として8つのウェイト340を用いている。したがって、凸部321及び凹部322もそれぞれ8つずつ設けられている。
次に、図14を用いて、ベース70について説明する。図14に示されるように、ベース70の略中央には、周囲より嵩高くなっており、下側が凹んでいる円柱部708が設けられる。そして、図14に示されるように、円柱部708の上面に第1ベース溝706、第1ガイド壁706A、第2ベース溝707、第2ガイド壁707Aが設けられる。
ことにより、軸芯31及び軸芯41の下端が、制動装置1000を載置する載置面と接触することを防ぎ、軸芯31及び軸芯41の下端を適切に挿通することが可能となる。
次に、図21を用いて本例に係る制動装置1000の動作について説明する。図21(a)はコードCDに何ら張力が与えられない状態(定常状態)、図21(b)はコードCDに張力が与えられ、ローレット240及びローラ部42でコードCDが挟着された状態(挟着状態)、図21(c)は図21(a)から図21(b)へ状態変化する際における各部材の回転方向をまとめた図である。なお、図21(a),(b)はともに、図19と同様に、図16(c)のA−A線切断部断面図である。ここで、説明の都合上、かかる断面図には現れないローラ部42の外周を軸芯41の周囲に、ローレット240の外周を軸芯31の周囲に重ねて表示した。なお、ローレット240の外周は厳密には円形ではないが、説明の簡略化のため、円形に近似して図示している。
本例に係る制動装置1000により、以下のような作用・効果を得ることができる。
(1)コードCDの自由移動時において屈曲しない(非屈曲)ために、屈曲抵抗が小さくなり、よりスムーズにコードCDが移動することが可能になる。
(2)引き操作時において操作力を低減し、自動動作(自動降下)時に確実にコードCDを挟着し、意図しない落下を防止することができる。
(3)コードCDに前方へ張力が与えられる場合には、ローレット240及びローラ部42が互いに近接するように移動することにより、コードCDを強く挟着することができ、ローレット240を確実に回転させ、回転をピニオンギア50に伝えることができる。
(4)コードCDに後方へ張力が与え得られる場合には、ローレット240及びローラ部42が互いに離間するように移動することにより、コードCDへの挟着力を弱め、コードCDの自由移動を許可することができる。
(5)筐体(ケース10A及びベース70)に設けられた規制溝により、ローレット240及びローラ部42が意図しない向きに移動することを防止することができる。
(6)スライダー220を浮き状態で保持することにより、抵抗力を低減し、部材の消耗を抑えることができる。
(7)ケース10Aの内部に波形部116や段差117を設けたことにより、摩擦抵抗を低減することができる。
(8)ウェイト340に設けた突起341により、抵抗力を低減することができる。
(9)プレート300により遊星歯車280の傾きを防止するとともに、遊星歯車280とウェイト340の干渉を防ぐことができる。
(10)上記干渉を防止しつつもプレート300を薄型のものとすることで制動装置1000を小型化することができる。
(11)第1ガイド壁16A及び第2ガイド壁17Aにより、軸芯31及び軸芯41からの圧力でケース10Aが削れることを防止することが可能となる。
(12)ピニオンギア50に段差51を設けたことで、ピニオンギア50とスライダー220との間の摺動抵抗を低減することができる。
(13)ウェイト340を着脱式としているので、必要な制動力をウェイト340の数又は種類により調整することが可能となる。
(14)運動変換部に係る機構と抵抗付与部に係る機構が略垂直に位置するように配置されることにより、制動装置1000全体の平面視における面積を低減することが可能となる。
(15)運動変換部に係る機構と抵抗付与部に係る機構が略垂直に位置するように配置されることにより、制動装置1000全体の平面視における面積を低減することが可能となる。
(16)制動装置1000は、ヘッドボックス1内に配置された角度調節軸7によって、ヘッドボックス1内で制動装置1000が設置される面(ヘッドボックス1の底面)から離れる方向の変位が阻止されるように配置されるため、制動装置1000をネジ等で固定した場合に生じる不必要な圧力がなく、制動装置1000の性能低下を防止することができる。
(17)取付筒702が、ヘッドボックス1の底面に設けられた挿通孔1aに挿入されることで、制動装置1000をネジ等で固定した場合に生じる不必要な圧力無しに制動装置1000の水平方向の変位を規制することができる。
上述の具体例においては、角度調節軸7を当接手段として実施しているが、別例として例えば、図22に示されるように角度調節軸7に代えてヘッドボックス1の側面に制動装置1000の変位を制限するリブ7aを設けてもよい。制動装置1000がヘッドボックス1に載置されているときは、制動装置1000のケース10Aとリブ7aとは、通常当接しないことが好ましい。極力不要な圧力がかかることを防止するためである。
第2実施形態に係る横型ブラインドは、上述の第1の観点に基づく遮蔽装置の一例である。第1実施形態では、ダンパケース5dの当接面5cに設けられた突起5bが、ヘッドボックス1の設置面1cに設けられた挿通孔1aに挿入される構成であった。第2実施形態では、図8に示されるように、突起5bと挿通孔1aに代えて、ヘッドボックス1の設置面1cに突起1bを設け、ダンパケース5dの当接面5cに挿通孔5aを設ける。かかる場合も、突起1bが挿通孔5aに挿入されることにより、水平方向(矢印W方向及び矢印D方向)の変位が規制される。なお図8では視認性を考慮して、ダンパケース5d内部の図示を故意に省略していることに留意したい。
第3実施形態に係る横型ブラインドは、上述の第2の観点に基づく遮蔽装置の一例である。第1実施形態では、ダンパケース5dの当接面5cに設けられた突起5bが、ヘッドボックス1の設置面1cに設けられた挿通孔1aに挿入される構成であった。また、第2実施形態では、ヘッドボックス1の設置面1cに設けられた突起1bが、ダンパケース5dの当接面5cに設けられた挿通孔5aに挿入される構成であった。第3実施形態では、水平方向の変位を規制する突起5bと挿通孔1a(或いは、挿通孔5aと突起1b)とともに又はこれに代えて、スナップフィット機構9a,9bが設けられる。スナップフィット機構9a,9bによりダンパ5がヘッドボックス1に保持される状態となり安定する。
(変形例)
上記の第1〜第3実施形態は、これを適宜変更した以下の形態にて実施することができる。
Claims (20)
- 引張コードを引くことにより遮蔽材を昇降可能に構成される遮蔽装置であって、
ケースを有するダンパであって、前記遮蔽材の自重下降に伴って従動する前記引張コードによって加えられる入力に抵抗を発生させ且つその反作用で前記引張コードに前記抵抗を加えるダンパと、
内部の底面又は側面を設置面として前記ケースが設置されるヘッドボックスと、
前記ダンパの変位を阻止する当接手段と
を備え、
前記当接手段は、前記設置面から離れる方向に前記ダンパが変位したときに前記ケースの上面と当接して前記ダンパの変位を阻止するように構成される、
遮蔽装置。 - 前記ケースの内部には、前記引張コードの移動を入力として回転を伝達する回転伝達機構と、前記伝達された回転によってウェイトが外径方向に遠心力が加えられ且つこれが前記ケースの内壁と接触して前記抵抗を発生させる遠心ガバナとが設けられる、請求項1に記載の遮蔽装置。
- 前記回転伝達機構と前記遠心ガバナとが上下に構成される、請求項2に記載の遮蔽装置。
- 前記回転伝達機構と前記遠心ガバナとが並列に構成される、請求項2に記載の遮蔽装置。
- 前記当接手段は、前記スラットの角度調節軸である請求項1〜請求項4の何れか1つに記載の遮蔽装置。
- 前記当接手段は、前記ヘッドボックスに設けられた固定部材であり、前記ダンパの変位であって前記設置面から離れる方向の変位及び前記設置面方向の変位を阻止する、請求項2〜請求項4の何れか1つに記載の遮蔽装置。
- 前記固定部材は、前記遠心ガバナ以外の部分において前記ダンパと常時当接している、請求項6に記載の遮蔽装置。
- 前記当接手段は、前記ヘッドボックスに設けられたリブである、請求項1〜請求項4の何れか1つに記載の遮蔽装置。
- 前記当接手段は、前記ヘッドボックスにおける前記設置面に対向する面である、請求項1〜請求項4の何れか1つに記載の遮蔽装置。
- 前記ケースには突起が設けられ、前記ヘッドボックスには前記突起が挿入される挿通孔が設けられる、請求項1〜請求項9の何れか1つに記載の遮蔽装置。
- 前記ダンパは、前記引張コードを挟着するコードキャッチを備え、前記コードキャッチは、前記ヘッドボックスの短手方向の位置が前記突起の位置と略一致している、請求項10に記載の遮蔽装置。
- 前記ダンパは、前記設置面に対して垂直な軸を中心に回転する回転部材を備える、請求項2〜請求項11の何れか1つに記載の遮蔽装置。
- 前記回転部材は前記遠心ガバナにおける前記ウェイトであり且つ前記軸は前記ウェイトを保持するウェイトホルダの回転軸である、請求項12に記載の遮蔽装置。
- 前記回転部材は前記引張コードを挟着するコードキャッチであり且つ前記軸は前記コードキャッチを構成するローラの回転軸である、請求項13に記載の遮蔽装置。
- 前記ダンパにおいて、前記回転部材は前記ケースの内面と近接又は当接して回転するように構成される、請求項12〜請求項14の何れか1つに記載の遮蔽装置。
- 引張コードを引くことにより遮蔽材を昇降可能に構成される遮蔽装置であって、
ケースを有するダンパであって、前記遮蔽材の自重下降に伴って従動する前記引張コードによって加えられる入力に伴って抵抗を発生させ且つその反作用で前記引張コードに前記抵抗を加えるダンパを備え、
前記ケースは、その内部に回転する回転部材が設けられ且つ当該回転部材の回転面に垂直な方向に圧力がかからないように構成される、
遮蔽装置。 - 前記回転部材は、当該回転部材の静止時において前記ケース又はこれに収容される他の部材と非接触に構成される、請求項16に記載の遮蔽装置。
- 前記回転部材は、当該回転部材の回転時において前記ケース又はこれに収容される他の部材と非接触に構成される、請求項16又は請求項17に記載の遮蔽装置。
- 前記回転部材は、前記ケースが前記ヘッドボックスにおける設置面から離間した場合において前記ケース又はこれに収容される他の部材と非接触に構成される、請求項16〜請求項18の何れか1つに記載の遮蔽装置。
- 前記ケースは、スナップフィット機構により保持される、請求項16〜請求項19の何れか1つに記載の遮蔽装置。
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