JP2017206594A - シリコーン粘着剤用の異差剥離剤形成用シリコーン組成物及び両面異差剥離紙又はフィルム - Google Patents
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Abstract
【課題】 シリコーン粘着剤に対して超軽剥力の範囲で剥離力コントロール可能な硬化被膜を安定的に与えることのできるシリコーン粘着剤用の異差剥離剤形成用シリコーン組成物を提供する。【解決手段】 (A)1分子中にケイ素原子に結合したアルケニル基を少なくとも2個含有し、かつ、ケイ素原子に結合した含フッ素置換基を少なくとも1個有し、分子中のフッ素含有率が54質量%以上であるオルガノポリシロキサン、(B)1分子中にケイ素原子に結合した水素原子を少なくとも3個有するオルガノハイドロジェンポリシロキサン、(C)白金族金属系触媒を含有することを特徴とするシリコーン粘着剤用の異差剥離剤形成用シリコーン組成物。【選択図】 図1
Description
本発明は、シリコーン粘着剤用の異差剥離剤形成用シリコーン組成物に関し、特には、分子中のフッ素含有率が54質量%以上であるオルガノポリシロキサンをベースポリマーとして含有する付加硬化型シリコーン組成物の硬化物を用いることによって、一般的に分子中のフッ素含有率が50質量%以下であるオルガノポリシロキサンをベースポリマーとして含有しシリコーン粘着剤に対して軽剥離力を発現する従来の軽剥離タイプのシリコーン組成物に比較して、つまりシリコーン粘着剤に対する貼り合せ時間による剥離力の増大傾向が小さいために、所定の貼り合せ時間を確保することによって、従来の一般的な軽剥離力を発現する軽剥離タイプの剥離剤用シリコーン組成物に比較して、より軽剥離力(即ち、超軽剥離力)を発現し得ることから、フィルム状又は薄膜状シリコーン粘着剤のそれぞれの表面上において、前記の一般的な異なる剥離層(より剥離力の小さい超軽剥離層)を形成することのできる、超軽剥離力を有し、かつ、いわゆる異差剥離力を発現できるシリコーン粘着剤向け剥離剤用シリコーン組成物、及びこれら剥離力の異なるシリコーン組成物の硬化物層(軽剥離層と超軽剥離層)同士を組合わせてフィルム状又は薄膜状シリコーン粘着剤のそれぞれの表面に適用してなる両面異差剥離紙又は両面異差剥離フィルムに関する。
従来、紙やプラスチックフィルム(例えば、ポリエチレンフィルム、ポリプロピレンフィルム、ポリエチレンテレフタレート(PET)フィルム等)などの基材フィルムと感圧性粘着物質との間の接着又は固着を防止することを目的として、基材面にシリコーン組成物の硬化被膜を形成させて剥離性を付与することが行われており、このものは一般に剥離紙と称されている。
上記感圧性粘着物質のうち、レジン状(三次元網状構造)のオルガノポリシロキサンを主成分としたシリコーン系粘着剤は、耐熱性、耐寒性、耐薬品性、電気絶縁性、低毒性などに優れているため、広範囲な用途に用いられている。シリコーン系粘着剤は一般的な非シリコーン系の粘着剤に比べて粘着力が非常に強いため、これを塗布した粘着テープや粘着ラベルが上記基材から容易に剥離するようにするためには、上記基材上に形成するシリコーン硬化被膜を離型性に極めて優れたものとすることが必要である。
離型性に優れたシリコーン硬化被膜を与えるシリコーン組成物としては、CnF2n+1CH2CH2−(nは1以上の整数)で表される含フッ素置換基を持つオルガノポリシロキサン組成物(特公平5−7434号公報)、式F〔CF(CF3)CF2O〕nCF(CF3)CF2OCH2CH2CH2−(nは1〜5の整数)で表される含フッ素置換基を持つオルガノポリシロキサン組成物(特公平4−76391号公報)などが提案されている。
しかしながらこれらのシリコーン組成物はシリコーン系粘着剤に対して相対的には軽剥離力ではあるものの、工程紙あるいは両面粘着テープの各面に異差剥離力を付与するために更なる超軽剥離力が要求されている。即ち、これら従来の一般的な軽剥離タイプのシリコーン組成物を用いて工程紙あるいは両面粘着テープ、タッチパネル用OCA(Optical Clear Adhesive)テープなどの用途に適用しようとする場合には、フィルム状又は薄膜状のシリコーン系粘着剤のそれぞれの表面に異差剥離力を付与するために、片方の表面には一般的な軽剥離力の剥離層が、他方の表面には、該軽剥離層に対して、中〜重剥離力の剥離層か、あるいは、更に剥離力の小さい超軽剥離層が要求される。しかし、上記の様な含フッ素置換基を有するオルガノポリシロキサンをベースとする剥離紙用シリコーン組成物の硬化物を該剥離層として適用しようとする場合には、一般的な非フッ素系の剥離紙用シリコーン組成物ではしばしば用いられている様な剥離力コントロール剤も存在しないことから、かかる用途には使用できないという問題点があった。また、工程紙あるいは両面粘着テープ、タッチパネル用OCAテープなどの用途において異差剥離力を付与する場合に、軽剥離層と超軽剥離層との剥離力の差についても、用途に応じた適度な剥離力の差が必要とされるものであった。
本発明は上記事情に鑑みなされたもので、シリコーン粘着剤に対して超軽剥離力の範囲で剥離力コントロールが可能な硬化被膜を安定的に与えることのできるシリコーン粘着剤用の異差剥離剤形成用シリコーン組成物、及び該組成物の硬化物層(超軽剥離層)と軽剥離層とをフィルム状又は薄膜状のシリコーン系粘着剤のそれぞれの表面に形成してなる両面異差剥離紙又は両面異差剥離フィルム等を提供することを目的とするものである。
本発明者は上記目的を達成するために鋭意検討を行った結果、(A)1分子中にケイ素原子に結合したアルケニル基を少なくとも2個含有し、かつ、ケイ素原子に結合した含フッ素置換基を少なくとも1個有し、分子中のフッ素含有率が54質量%以上であるオルガノポリシロキサンをベースポリマーとする付加硬化型のシリコーン組成物の硬化物が、シリコーン粘着剤に対する貼り合せ時間による剥離力の増大傾向が小さいために、所定の貼り合せ時間を確保することによって、従来の一般的な軽剥離力を発現する軽剥離タイプの剥離剤用シリコーン組成物に比較して、シリコーン粘着剤に対してより軽剥離力(即ち、超軽剥離力)の剥離層を安定的に発現できることを知見し、更に、該組成物をシリコーン粘着剤に対して軽剥離力を有する従来の一般的なシリコーン剥離層と組合わせて適用することによって、軽剥離層と超軽剥離層とが好適な剥離力差を有する両面異差剥離紙又は両面異差剥離フィルムが得られることを知見して本発明をなすに至った。
従って、本発明は、以下のシリコーン粘着剤用の異差剥離剤形成用シリコーン組成物、及び両面異差剥離紙又は両面異差剥離フィルム等を提供するものである。
[1]
(A)1分子中にケイ素原子に結合したアルケニル基を少なくとも2個含有し、かつ、ケイ素原子に結合した含フッ素置換基を少なくとも1個有し、分子中のフッ素含有率が54質量%以上であるオルガノポリシロキサン、
(B)1分子中にケイ素原子に結合した水素原子を少なくとも3個有するオルガノハイドロジェンポリシロキサン、
(C)白金族金属系触媒
を含有することを特徴とするシリコーン粘着剤用の異差剥離剤形成用シリコーン組成物。
[2]
上記(A)成分の含フッ素置換基が下記式(1)で示されるフルオロエーテル基である[1]記載のシリコーン組成物。
(式中、nは5以上の整数、mは1〜5の整数、pは0又は1、qは0〜2の整数、Xは酸素原子又は単結合である。)
[3]
上記(A)成分が下記式(A)で示されるオルガノポリシロキサンである[1]又は2記載のシリコーン組成物。
(式中、R1は炭素数2〜10のアルケニル基であり、 R2は非置換又は置換の炭素数1〜10の脂肪族不飽和基を除く1価炭化水素基であり、Rfは上記式(1)の含フッ素置換基であり、bは1、2又は3、x、y、zはそれぞれx≧0、y≧1、z≧0の整数である。)
[4]
上記(B)成分が下記式(B)で示される請求項オルガノハイドロジェンポリシロキサンである[1]〜[3]のいずれかに記載のシリコーン組成物。
(式中、R3は[3]記載のR2、Rfと同様の基から選ばれる少なくとも1種の基、cは0又は1、r及びsはそれぞれr≧1、s≧0の整数である。ただし、rはケイ素原子に結合した水素原子数が3以上となる数である。)
[5]
シリコーン粘着剤に対して軽剥離力を有する第1のシリコーン剥離層を形成した第1の基材フィルムの該剥離層側を、フィルム状又は薄膜状に形成された前記シリコーン粘着剤の片方の表面に貼付し、該シリコーン粘着剤の他方の表面に、[1]〜[4]のいずれかに記載のシリコーン組成物の硬化物でありかつ前記シリコーン粘着剤に対して第1のシリコーン剥離層より軽剥離力の超軽剥離力を有する第2のシリコーン剥離層を形成した第2の基材フィルムの該剥離層側を貼付してなる、両面異差剥離紙又は両面異差剥離フィルム。
[6]
第1の基材フィルムの片方の表面上に、シリコーン粘着剤に対して軽剥離力を有する第1のシリコーン剥離層を形成し、該基材フィルムの他方の表面上に、[1]〜[4]のいずれか1項記載のシリコーン組成物の硬化物でありかつ前記シリコーン粘着剤に対して第1のシリコーン剥離層より軽剥離力の超軽剥離力を有する第2のシリコーン剥離層を形成してなる、両面異差剥離紙又は両面異差剥離フィルム。
[7]
第1の基材フィルムの片方の表面上に、シリコーン粘着剤に対して軽剥離力を有する第1のシリコーン剥離層を形成し、更に、該シリコーン剥離層の外表面上にフィルム状又は薄膜状に形成された前記シリコーン粘着剤を貼付し、他方、該基材フィルムの他方の表面上に、[1]〜[4]のいずれかに記載のシリコーン組成物の硬化物でありかつ前記シリコーン粘着剤に対して第1のシリコーン剥離層より軽剥離力の超剥離力を有する第2のシリコーン剥離層を形成してなる、両面異差剥離紙又は両面異差剥離フィルム。
[8]
軽剥離力を有する第1のシリコーン剥離層が、1分子中にケイ素原子に結合したアルケニル基を少なくとも2個含有し、かつ、ケイ素原子に結合した含フッ素置換基を少なくとも1個有し、分子中のフッ素含有率が50質量%以下であるオルガノポリシロキサンをベースポリマーとして含有する付加硬化型シリコーン組成物の硬化物からなるものである[5]〜[7]のいずれかに記載の両面異差剥離紙又は両面異差剥離フィルム。
[9]
工程紙、両面粘着テープ、修正テープ又はタッチパネル用OCAテープのいずれかに用いられるものである[5]〜[8]のいずれかに記載の両面異差剥離紙又は両面異差剥離フィルム。
なお、工程紙、両面粘着テープ、修正テープ又はタッチパネル用OCAテープ等の用途において、軽剥離層と超軽剥離層との剥離力の差(異差剥離力)については、通常、基材フィルムとしてポリエチレンテレフタレートの幅25mmにおける7日後の剥離力の差で、0.1〜1.0[N/25mm]、特には、0.2〜0.5[N/25mm]程度が好適であり、また、超軽剥離層の剥離力(絶対値)については、通常、基材フィルムとしてポリエチレンテレフタレートの幅25mmにおける7日後の剥離力で、0.01〜0.2[N/25mm]程度、特には、0.03〜0.14[N/25mm]程度、更には0.04〜0.12[N/25mm]程度であることが、異差剥離紙又は異差剥離シートの作業性等の点から好適である。
[1]
(A)1分子中にケイ素原子に結合したアルケニル基を少なくとも2個含有し、かつ、ケイ素原子に結合した含フッ素置換基を少なくとも1個有し、分子中のフッ素含有率が54質量%以上であるオルガノポリシロキサン、
(B)1分子中にケイ素原子に結合した水素原子を少なくとも3個有するオルガノハイドロジェンポリシロキサン、
(C)白金族金属系触媒
を含有することを特徴とするシリコーン粘着剤用の異差剥離剤形成用シリコーン組成物。
[2]
上記(A)成分の含フッ素置換基が下記式(1)で示されるフルオロエーテル基である[1]記載のシリコーン組成物。
[3]
上記(A)成分が下記式(A)で示されるオルガノポリシロキサンである[1]又は2記載のシリコーン組成物。
[4]
上記(B)成分が下記式(B)で示される請求項オルガノハイドロジェンポリシロキサンである[1]〜[3]のいずれかに記載のシリコーン組成物。
[5]
シリコーン粘着剤に対して軽剥離力を有する第1のシリコーン剥離層を形成した第1の基材フィルムの該剥離層側を、フィルム状又は薄膜状に形成された前記シリコーン粘着剤の片方の表面に貼付し、該シリコーン粘着剤の他方の表面に、[1]〜[4]のいずれかに記載のシリコーン組成物の硬化物でありかつ前記シリコーン粘着剤に対して第1のシリコーン剥離層より軽剥離力の超軽剥離力を有する第2のシリコーン剥離層を形成した第2の基材フィルムの該剥離層側を貼付してなる、両面異差剥離紙又は両面異差剥離フィルム。
[6]
第1の基材フィルムの片方の表面上に、シリコーン粘着剤に対して軽剥離力を有する第1のシリコーン剥離層を形成し、該基材フィルムの他方の表面上に、[1]〜[4]のいずれか1項記載のシリコーン組成物の硬化物でありかつ前記シリコーン粘着剤に対して第1のシリコーン剥離層より軽剥離力の超軽剥離力を有する第2のシリコーン剥離層を形成してなる、両面異差剥離紙又は両面異差剥離フィルム。
[7]
第1の基材フィルムの片方の表面上に、シリコーン粘着剤に対して軽剥離力を有する第1のシリコーン剥離層を形成し、更に、該シリコーン剥離層の外表面上にフィルム状又は薄膜状に形成された前記シリコーン粘着剤を貼付し、他方、該基材フィルムの他方の表面上に、[1]〜[4]のいずれかに記載のシリコーン組成物の硬化物でありかつ前記シリコーン粘着剤に対して第1のシリコーン剥離層より軽剥離力の超剥離力を有する第2のシリコーン剥離層を形成してなる、両面異差剥離紙又は両面異差剥離フィルム。
[8]
軽剥離力を有する第1のシリコーン剥離層が、1分子中にケイ素原子に結合したアルケニル基を少なくとも2個含有し、かつ、ケイ素原子に結合した含フッ素置換基を少なくとも1個有し、分子中のフッ素含有率が50質量%以下であるオルガノポリシロキサンをベースポリマーとして含有する付加硬化型シリコーン組成物の硬化物からなるものである[5]〜[7]のいずれかに記載の両面異差剥離紙又は両面異差剥離フィルム。
[9]
工程紙、両面粘着テープ、修正テープ又はタッチパネル用OCAテープのいずれかに用いられるものである[5]〜[8]のいずれかに記載の両面異差剥離紙又は両面異差剥離フィルム。
なお、工程紙、両面粘着テープ、修正テープ又はタッチパネル用OCAテープ等の用途において、軽剥離層と超軽剥離層との剥離力の差(異差剥離力)については、通常、基材フィルムとしてポリエチレンテレフタレートの幅25mmにおける7日後の剥離力の差で、0.1〜1.0[N/25mm]、特には、0.2〜0.5[N/25mm]程度が好適であり、また、超軽剥離層の剥離力(絶対値)については、通常、基材フィルムとしてポリエチレンテレフタレートの幅25mmにおける7日後の剥離力で、0.01〜0.2[N/25mm]程度、特には、0.03〜0.14[N/25mm]程度、更には0.04〜0.12[N/25mm]程度であることが、異差剥離紙又は異差剥離シートの作業性等の点から好適である。
本発明のシリコーン組成物は、シリコーン粘着剤に対して所定の貼り合せ時間を確保することによって、シリコーン粘着剤に対して超軽剥離力の範囲(0.1〜0.2[N/25mm])で硬化物の剥離力を安定的にコントロールすることが可能であり、かつ、ピンホールやハジキのない離型性に優れた硬化皮膜を与えることが可能であるので、特に、工程紙、両面粘着テープ、修正テープ、タッチパネル用OCAテープなどの、両面異差剥離紙や両面異差剥離フィルムを形成するためのシリコーン粘着剤用の異差剥離剤形成用シリコーン組成物として有効に用いられ、また、ゴム、プラスチックなどを成型するための金型用離型性、紙、布などの繊維処理剤、食品包装用などの撥水剤、撥油剤、耐熱コーティング用途にも好適に使用することができる。
以下、本発明を更に詳しく説明すると、(A)成分のオルガノポリシロキサンは、本発明のシリコーン粘着剤用の異差剥離剤形成用シリコーン組成物の主剤(ベースポリマー)であり、1分子中にケイ素原子に結合したアルケニル基を少なくとも2個含有し、かつ、ケイ素原子に結合した含フッ素置換基を少なくとも1個有し、分子中のフッ素含有率が54質量%以上であるオルガノポリシロキサンである。なお、上限値は、通常、65質量%、特には60質量%である。
(A)成分のオルガノポリシロキサンとしてフッ素原子の含有率は54質量%以上が必要であり、このフッ素含有率が低い場合には、従来の一般的な軽剥離タイプの離形層との異差剥離となる超軽剥離層を与える異差剥離剤形成用シリコーン組成物とはならない。
(A)成分のオルガノポリシロキサンとしては下記式(A)で表されるものが好適に用いられる。
ここで、R1は炭素数2〜10のアルケニル基であり、具体的にはビニル基、アリル基、へキセニル基などが挙げられる。
R2は非置換又は置換の炭素数1〜10の脂肪族不飽和基を除く1価炭化水素基であり、具体的にはメチル基、エチル基、プロピル基、ブチル基等のアルキル基、シクロヘキシル基等のシクロアルキル基、フェニル基、トリル基等のアリール基、ベンジル基、フェニルエチル基等のアラルキル基及びこれらの基の水素原子の一部又は全部をヒドロキシ基、シアノ基等で置換したヒドロキシプロピル基、シアノエチル基などが挙げられる。bは1,2又は3、x、y、zはそれぞれx≧0、y≧1、z≧0の整数である。
Rfは下記式(1)で示される基であることが好ましい。
(式中、nは5以上、好ましくは5〜10、より好ましくは5〜7の整数、mは1〜5の整数、pは0又は1、qは0〜2の整数、Xは酸素原子又は単結合である。)
x、y、zは上述したように、x≧0、y≧1、z≧0の整数であるが、好ましくは、0≦x≦5、1≦y≦1000、0≦z≦1500であり、更に好ましくは、1≦x≦3、20≦y≦800、0≦z≦800である。この場合、x+y+zは、50〜1000、より好ましく100〜800、更に好ましくは200〜500であり、25℃における動粘度が、ウベローデ型粘度計による値で100〜10000mm2/s、より好ましくは200〜5000mm2/s、更に好ましくは500〜3000mm2/sであることが好ましい。
(A)成分のオルガノポリシロキサンは直鎖状、分岐状のいずれでもよい。具体的には下記式で表されるものが例示される。
(A)成分のオルガノポリシロキサンは直鎖状、分岐状のいずれでもよい。具体的には下記式で表されるものが例示される。
上記式で表されるオルガノポリシロキサンは、例えば、下記式(2)
(式中、Rfは上記と同様の意味を示す。)
で表される含フッ素置換基有するオルガノシクロトリシロキサン及び式:
(式中、vは1以上の整数、Viはビニル基を示す。)
で表される末端ビニル基停止オルガノシロキサンを必要に応じて加え、式(3)及び/又は式(4)
(式中、Viはビニル基を示す。)
で表されるオルガノシクロトリシロキサンとともに、それぞれ目的に応じた適宜の割合で、酸又はアルカリを触媒として用いる公知の平衡化反応によって重合させることにより製造することができる。
で表される含フッ素置換基有するオルガノシクロトリシロキサン及び式:
で表される末端ビニル基停止オルガノシロキサンを必要に応じて加え、式(3)及び/又は式(4)
で表されるオルガノシクロトリシロキサンとともに、それぞれ目的に応じた適宜の割合で、酸又はアルカリを触媒として用いる公知の平衡化反応によって重合させることにより製造することができる。
(B)成分のオルガノハイドロジェンポリシロキサンは1分子中にケイ素原子に結合した水素原子(SiH基)を少なくとも3個有するものであり、このSiH基と(A)成分中のアルケニル基とが付加反応して硬化被膜が形成されるものである。
このオルガノハイドロジェンポリシロキサンは、(A)成分のオルガノポリシロキサンとの相溶性の点からフッ素含有率が30〜50質量%の範囲であることが好ましい。また、このオルガノポリシロキサンは直鎖状、分岐状、環状のいずれであってもよい。
(B)成分のオルガノハイドロジェンポリシロキサンとしては例えば下記式(B)で表されるものが挙げられる。
式中、R3は上記R2、Rfと同様の基から選ばれる少なくとも1種の基、cは0又は1、r及びsはそれぞれr≧1、s≧0の整数である。ただし、rはケイ素原子に結合した水素原子数が3以上となる数である。好ましくは3≦r≦500、50≦s≦2000、更に好ましくは10≦r≦300、100≦s≦1000である。また、r+sは20〜2500、より好ましくは50〜2000、更に好ましくは80〜1000であり、25℃における動粘度が、ウベローデ型粘度計による値で50〜5000mm2/s、より好ましくは100〜3000mm2/sであることが好ましい。
(B)成分のオルガノハイドロジェンポリシロキサンとして具体的には下記式で表されるものが例示される。
(B)成分のオルガノハイドロジェンポリシロキサンの配合量は(A)成分100部(質量部、以下同じ)に対して0.1〜20部、特に0.2〜10部とすることが好ましい。配合量が0.1部未満及び20部を超える場合はいずれも目的とするシリコーン組成物の硬化性が低下したり、硬化物の物性が低下したりする場合がある。
また、(B)成分のオルガノハイドロジェンポリシロキサンは、上記と同様の理由により、(A)成分中のアルケニル基に対する(B)成分中のケイ素原子結合水素原子(SiH基)のモル比が、通常、0.5〜3.0(モル/モル)、好ましくは0.8〜2.0(モル/モル)程度となる量で配合することもできる。
また、(B)成分のオルガノハイドロジェンポリシロキサンは、上記と同様の理由により、(A)成分中のアルケニル基に対する(B)成分中のケイ素原子結合水素原子(SiH基)のモル比が、通常、0.5〜3.0(モル/モル)、好ましくは0.8〜2.0(モル/モル)程度となる量で配合することもできる。
(C)成分の白金族金属系触媒は、(A)成分と(B)成分との付加反応を促進させるための触媒であり、反応触媒として公知のものが使用できる。このような白金族金属系触媒としては、例えば白金系、パラジウム系、ロジウム系などの触媒が挙げられ、これらの中で特に白金系触媒が好ましい。このような白金系触媒としては、例えば塩化白金酸、塩化白金酸のアルコール溶液、塩化白金酸と各種オレフィン又はビニルシロキサンとの錯体などが挙げられる。
これら白金族金属系触媒の添加量は触媒量とすればよいが、硬化被膜を得る際の反応性と経済性の見地から、(A)成分に対して白金族金属の質量換算で11〜1000ppmの範囲とすることが好ましい。
本発明の組成物は、上記(A)〜(C)成分の所定量を配合することによって得られるが、以上の各成分の外に、他の任意成分、例えば白金族金属系触媒の触媒活性を制御する目的で、各種有機窒素化合物、有機リン化合物、有機ケイ素化合物、アセチレン化合物、オキシム化合物などの活性制御剤を添加することができ、活性制御剤の中では3−メチル−1−ブチン−3−オール等のアセチレン化合物及びそのシリル化物、ジビニルテトラメチルジシロキサン、テトラビニルテトラメチルシクロテトラシロキサン等のケイ素化合物が好適に用いられる。
活性制御剤を配合する場合、その配合量は(A)成分100部に対して0.05〜3部とすることが好ましい。0.05部未満では目的とするシリコーン組成物がゲル化する場合があり、3部を超えるとシリコーン組成物の硬化が阻害される場合がある。また、他の任意成分の添加量は、本発明の効果を妨げない範囲で通常量とすることができる。
本発明のシリコーン組成物の調製に際しては、(A)及び(B)成分を予め均一に混合した後、(C)成分を添加することが好ましく、各成分は単一で使用しても2種以上を併用してもよい。
このようにして調製されたシリコーン組成物を基材に塗布する場合、この組成物を均一に希釈して塗布を容易にするために適当な溶剤で希釈して用いてもよい。このような溶剤としては、例えば、m−キシレンヘキサフロライド、ベンゾトリフロライドなどのフッ素変性芳香族炭化水素系溶剤、メチルパーフルオロブチルエーテル、エチルパーフルオロブチルエーテル、パーフルオロ(2−ブチルテトラヒドロフラン)などのフッ素変性エーテル系溶剤、パーフルオロトリブチルアミン、パーフルオロトリペンチルアミンなどのフッ素変性アルキルアミン系溶剤が挙げられる。特に、溶解性、濡れ性などの点で、m−キシレンヘキサフロライド、エチルパーフルオロブチルエーテルなどのフッ素変性溶剤が好ましい。
フッ素変性溶剤の使用量は、これを用いて溶解したシリコーン組成物を塗布する際の作業性、塗布量の制御しやすさ等の点で、希釈後のシリコーン組成物のウベローデ型粘度計による動粘度が、25℃において100mm2/s以下となる量を用いることが好ましく、具体的には(A)成分100質量部に対して100〜20000質量部とすることが好ましい。
本発明のシリコーン組成物を基材に塗布し、硬化させて基材表面に剥離性の硬化被膜を形成したものは、剥離紙として使用することができる。この場合、基材としては、ポリエステル,ポリプロピレン,ポリエチレン,ポリ塩化ビニル,ポリテトラフルオロエチレン,ポリイミド等の合成樹脂から得られるプラスチックフィルムやシート、グラシン紙,クラフト紙,クレーコート紙等の紙基材、ポリエチレンラミネート上質紙,ポリエチレンラミネートクラフト紙等のラミネート紙基材、アルミニウム箔などの金属箔などが挙げられる。
これらの基材にシリコーン組成物を塗布する方法としては、ロール塗布、グラビア塗布、ワイヤードクター塗布、エアーナイフ塗布、ディッピング塗布などの公知の方法を用いることができる。
本発明のシリコーン組成物の硬化被膜を基材上に形成するには、シリコーン組成物を塗布した基材を80〜250℃の温度で2〜60秒間加熱することによってシリコーン組成物を硬化させ、基材表面に剥離性のシリコーン硬化被膜を形成することができる。
本発明のシリコーン組成物は、剥離剤、特にシリコーン粘着剤用の異差剥離剤として有効に用いられ、特に制限されるものではないが、図1〜3に示される両面異差剥離紙又はフィルムを形成することができる。
図1の両面異差剥離紙又はフィルムは、第1の基材フィルム10上にフィルム状又は薄膜状のシリコーン粘着剤層20に対して軽剥離力を有する第1のシリコーン剥離層30を積層形成し、該シリコーン剥離層30上に前記シリコーン粘着剤層20を積層貼付し、第2の基材フィルム10’上に前記シリコーン粘着剤層20に対して第1のシリコーン剥離層30より軽剥離力の超軽剥離力を有する第2のシリコーン剥離層40を積層形成した該シリコーン剥離層40側を前記シリコーン粘着剤層20上に貼付したものである。
図1の両面異差剥離紙又はフィルムを実際に作製するには、例えば、第1の基材フィルム10上に第1のシリコーン剥離層30を形成一体化した剥離層30側と、第2の基材フィルム10’上に第2のシリコーン剥離層40を形成一体化した剥離層40側との間に、フィルム状又は薄膜状のシリコーン粘着剤層20を挟み、第1のシリコーン剥離層30とシリコーン粘着剤層20との間に軽剥離力を発現させ、第2のシリコーン剥離層40とシリコーン粘着剤層20との間に超軽剥離力を発現させることによって作製することができる。
図1の両面異差剥離紙又はフィルムは、第1の基材フィルム10上にフィルム状又は薄膜状のシリコーン粘着剤層20に対して軽剥離力を有する第1のシリコーン剥離層30を積層形成し、該シリコーン剥離層30上に前記シリコーン粘着剤層20を積層貼付し、第2の基材フィルム10’上に前記シリコーン粘着剤層20に対して第1のシリコーン剥離層30より軽剥離力の超軽剥離力を有する第2のシリコーン剥離層40を積層形成した該シリコーン剥離層40側を前記シリコーン粘着剤層20上に貼付したものである。
図1の両面異差剥離紙又はフィルムを実際に作製するには、例えば、第1の基材フィルム10上に第1のシリコーン剥離層30を形成一体化した剥離層30側と、第2の基材フィルム10’上に第2のシリコーン剥離層40を形成一体化した剥離層40側との間に、フィルム状又は薄膜状のシリコーン粘着剤層20を挟み、第1のシリコーン剥離層30とシリコーン粘着剤層20との間に軽剥離力を発現させ、第2のシリコーン剥離層40とシリコーン粘着剤層20との間に超軽剥離力を発現させることによって作製することができる。
図2の両面異差剥離紙又はフィルムは、第1の基材フィルム10の一面に第1の軽剥離力シリコーン剥離層30を積層形成し、第1の基材フィルム10の他面に第1のシリコーン剥離層30より軽剥離力の第2の超軽剥離力シリコーン剥離層40を積層形成したものである。
図2の両面異差剥離紙又はフィルムを実際に作製するには、例えば、第1の基材フィルム10の一面に第1のシリコーン剥離層30を形成一体化した第1の基材フィルム10側に、更に第2のシリコーン剥離層40を形成一体化することによって、外部のシリコーン粘着層(例えば、両面にタック性のあるシリコーン粘着シート等)と接触、貼り合せた際に、軽剥離力を発現する第1のシリコーン剥離層30と超軽剥離力を発現する第2のシリコーン剥離層40とを、それぞれの表面に有する両面異差剥離紙又はフィルムを作製することができる。
図2の両面異差剥離紙又はフィルムを実際に作製するには、例えば、第1の基材フィルム10の一面に第1のシリコーン剥離層30を形成一体化した第1の基材フィルム10側に、更に第2のシリコーン剥離層40を形成一体化することによって、外部のシリコーン粘着層(例えば、両面にタック性のあるシリコーン粘着シート等)と接触、貼り合せた際に、軽剥離力を発現する第1のシリコーン剥離層30と超軽剥離力を発現する第2のシリコーン剥離層40とを、それぞれの表面に有する両面異差剥離紙又はフィルムを作製することができる。
図3の両面異差剥離紙又はフィルムは、第1の基材フィルム10の一面に第1の軽剥離力シリコーン剥離層30を積層形成し、上記第1の基材フィルム10の他面に第1のシリコーン剥離層30より軽剥離力の第2の超軽剥離力シリコーン剥離層40を積層形成し、該シリコーン剥離層40上にフィルム状又は薄膜状のシリコーン粘着剤層20を貼付したものである。
図3の両面異差剥離紙又はフィルムを実際に作製するには、例えば、予め形成一体化された図2の両面異差剥離紙又はフィルムの第2のシリコーン剥離層40側に、更にフィルム状又は薄膜状のシリコーン粘着剤層20を形成一体化することによって作製することができる。この場合、第2のシリコーン剥離層40とシリコーン粘着剤層20との間には超軽剥離力を発現させることができる。なお、例えば、両面粘着テープの様に、シリコーン粘着剤層20の外表面に対して第1のシリコーン剥離層30が対面する様に図3の両面異差剥離紙又はフィルムを同心円状あるいは渦巻状に巻き取って保管することによって、第1のシリコーン剥離層30とシリコーン粘着剤層20との間には軽剥離力を発現させることができる。
図3の両面異差剥離紙又はフィルムを実際に作製するには、例えば、予め形成一体化された図2の両面異差剥離紙又はフィルムの第2のシリコーン剥離層40側に、更にフィルム状又は薄膜状のシリコーン粘着剤層20を形成一体化することによって作製することができる。この場合、第2のシリコーン剥離層40とシリコーン粘着剤層20との間には超軽剥離力を発現させることができる。なお、例えば、両面粘着テープの様に、シリコーン粘着剤層20の外表面に対して第1のシリコーン剥離層30が対面する様に図3の両面異差剥離紙又はフィルムを同心円状あるいは渦巻状に巻き取って保管することによって、第1のシリコーン剥離層30とシリコーン粘着剤層20との間には軽剥離力を発現させることができる。
ここで、両面異差剥離紙又はフィルムにおいて、軽剥離力を有する第1のシリコーン剥離層30は、1分子中にケイ素原子に結合したアルケニル基を少なくとも2個含有し、かつ、ケイ素原子に結合した含フッ素置換基を少なくとも1個有し、分子中のフッ素含有率が50質量%以下、好ましくは44質量%以下、より好ましくは38質量%以下であるオルガノポリシロキサンをベースポリマーとして含有する付加硬化型シリコーン組成物の硬化物から形成することができる。なお、下限値は、通常、30質量%、特には36質量%である。
このシリコーン組成物について更に詳述すると、ベースポリマーのオルガノポリシロキサンとしては、上述した(A)成分における含フッ素置換基を
(式中、mは1〜5の整数、pは0又は1、qは0〜2の整数、Xは酸素原子又は単結合である。)
とするとき、tの値は、1〜4、好ましくは1〜3とすることができる。但し、t<nである。また、式(A)において、R1、R2、x、y、zは上述したものと同様であり、w+y+zの値乃至25℃における粘度も同様のものが好ましく用いられる。また、オルガノハイドロジェンポリシロキサン、白金族金属系触媒も上述したものと同様のものが用いられる。
また、シリコーン粘着剤層20としては、例えば、レジン状(三次元網状構造)のオルガノポリシロキサンを含有する付加硬化型シリコーン粘着剤あるいは過酸化物硬化型シリコーン粘着剤等が好適に使用できる。
なお、第1又は第2のシリコーン剥離層30又は40と、シリコーン粘着剤層20との張り合わせは、例えば10〜40g/cm2、好ましくは20〜30g/cm2の荷重下、40〜100℃、好ましくは50〜80℃の加熱下、0.5〜30日程度、好ましくは1〜21日程度のエージング下で行うことができる。
このシリコーン組成物について更に詳述すると、ベースポリマーのオルガノポリシロキサンとしては、上述した(A)成分における含フッ素置換基を
とするとき、tの値は、1〜4、好ましくは1〜3とすることができる。但し、t<nである。また、式(A)において、R1、R2、x、y、zは上述したものと同様であり、w+y+zの値乃至25℃における粘度も同様のものが好ましく用いられる。また、オルガノハイドロジェンポリシロキサン、白金族金属系触媒も上述したものと同様のものが用いられる。
また、シリコーン粘着剤層20としては、例えば、レジン状(三次元網状構造)のオルガノポリシロキサンを含有する付加硬化型シリコーン粘着剤あるいは過酸化物硬化型シリコーン粘着剤等が好適に使用できる。
なお、第1又は第2のシリコーン剥離層30又は40と、シリコーン粘着剤層20との張り合わせは、例えば10〜40g/cm2、好ましくは20〜30g/cm2の荷重下、40〜100℃、好ましくは50〜80℃の加熱下、0.5〜30日程度、好ましくは1〜21日程度のエージング下で行うことができる。
以下、実験例及び実施例と比較例を示し、本発明を具体的に説明するが、本発明は下記の実施例に制限されるものではない。
(実施例)
下記式(5)に示したフッ素置換基を有するビニル基含有オルガノポリシロキサン(フッ素含有率:54.0質量%)と下記式(6)で示されるオルガノハイドロジェンポリシロキサンとを、SiH基/SiCH=CH2基の比が3.0となる様に混合した組成物4部を、ハイドロフルオロエーテルNovec7300(スリーエムジャパン製)96部で希釈し、これに塩化白金酸とビニルシロキサンとの錯塩(白金濃度2%)0.05部を添加して処理液を調整した。
下記式(5)に示したフッ素置換基を有するビニル基含有オルガノポリシロキサン(フッ素含有率:54.0質量%)と下記式(6)で示されるオルガノハイドロジェンポリシロキサンとを、SiH基/SiCH=CH2基の比が3.0となる様に混合した組成物4部を、ハイドロフルオロエーテルNovec7300(スリーエムジャパン製)96部で希釈し、これに塩化白金酸とビニルシロキサンとの錯塩(白金濃度2%)0.05部を添加して処理液を調整した。
[参考例(ブランク)]
下記式(7)に示したフッ素置換基を有するビニル基含有オルガノポリシロキサン(フッ素含有率:44.0質量%)を使用する以外は実施例と同様にして処理液を調整した。
下記式(7)に示したフッ素置換基を有するビニル基含有オルガノポリシロキサン(フッ素含有率:44.0質量%)を使用する以外は実施例と同様にして処理液を調整した。
得られた処理液を、ポリエチレンテレフタレートフィルム(50μm)にKコントロールコータ(型式No.202)を用いNo.1コーティングバーで塗布した後、熱風循環式乾燥器で130℃/60秒加熱して硬化被膜(塗工量≒0.3g/m2)を形成させ剥離フィルムを得た。
このようにして得られた剥離フィルムについて、剥離力、残留接着力を下記の方法で測定した。それらの結果を表1に示した。
(a)剥離力
得られた剥離フィルムに幅25mmのシリコーン系粘着テープ(カプトンNo.650S#25、(株)寺岡製作所製)を貼り合せ、25g/cm2の荷重下、70℃で1日〜21日間貼り合せエージングさせた。引張り試験機を用いて貼り合せテープを180度の角度で剥離速度0.3m/分で剥がし、剥離に要する力(N/25mm)を測定した。
得られた剥離フィルムに幅25mmのシリコーン系粘着テープ(カプトンNo.650S#25、(株)寺岡製作所製)を貼り合せ、25g/cm2の荷重下、70℃で1日〜21日間貼り合せエージングさせた。引張り試験機を用いて貼り合せテープを180度の角度で剥離速度0.3m/分で剥がし、剥離に要する力(N/25mm)を測定した。
(b)残留接着力
(a)の剥離測定後の粘着テープをSUS板に貼り付け、2kgテープローラー1往復で圧着し30分放置後、この粘着テープを引張り試験機を用いて180度の角度で剥離速度0.3m/分で剥がし、剥離に要する力(N/25mm)を測定した。
(a)の剥離測定後の粘着テープをSUS板に貼り付け、2kgテープローラー1往復で圧着し30分放置後、この粘着テープを引張り試験機を用いて180度の角度で剥離速度0.3m/分で剥がし、剥離に要する力(N/25mm)を測定した。
本発明のシリコーン組成物はピンホールやハジキのない離型性に優れた硬化皮膜を与えるので、粘着テープ、粘着ラベル用は剥離紙の用途に好適であり、また、ゴム、プラスチックなどを成型するための金型用離型性、紙、布などの繊維処理剤、食品包装用などの撥水剤、撥油剤、耐熱コーティング用途に好適に使用できるので、その工業的価値は大である。
1 第1の両面異差剥離紙又は両面異差剥離フィルム
2 第2の両面異差剥離紙又は両面異差剥離フィルム
3 第3の両面異差剥離紙又は両面異差剥離フィルム
10 第1の基材フィルム
10’ 第2の基材フィルム
20 シリコーン粘着剤層
30 第1のシリコーン剥離層(軽剥離層)
40 第2のシリコーン剥離層(超軽剥離層)
2 第2の両面異差剥離紙又は両面異差剥離フィルム
3 第3の両面異差剥離紙又は両面異差剥離フィルム
10 第1の基材フィルム
10’ 第2の基材フィルム
20 シリコーン粘着剤層
30 第1のシリコーン剥離層(軽剥離層)
40 第2のシリコーン剥離層(超軽剥離層)
Claims (9)
- (A)1分子中にケイ素原子に結合したアルケニル基を少なくとも2個含有し、かつ、ケイ素原子に結合した含フッ素置換基を少なくとも1個有し、分子中のフッ素含有率が54質量%以上であるオルガノポリシロキサン、
(B)1分子中にケイ素原子に結合した水素原子を少なくとも3個有するオルガノハイドロジェンポリシロキサン、
(C)白金族金属系触媒
を含有することを特徴とするシリコーン粘着剤用の異差剥離剤形成用シリコーン組成物。 - シリコーン粘着剤に対して軽剥離力を有する第1のシリコーン剥離層を形成した第1の基材フィルムの該剥離層側を、フィルム状又は薄膜状に形成された前記シリコーン粘着剤の片方の表面に貼付し、該シリコーン粘着剤の他方の表面に、請求項1〜4のいずれか1項記載のシリコーン組成物の硬化物でありかつ前記シリコーン粘着剤に対して第1のシリコーン剥離層より軽剥離力の超軽剥離力を有する第2のシリコーン剥離層を形成した第2の基材フィルムの該剥離層側を貼付してなる、両面異差剥離紙又は両面異差剥離フィルム。
- 第1の基材フィルムの片方の表面上に、シリコーン粘着剤に対して軽剥離力を有する第1のシリコーン剥離層を形成し、該基材フィルムの他方の表面上に、請求項1〜4のいずれか1項記載のシリコーン組成物の硬化物でありかつ前記シリコーン粘着剤に対して第1のシリコーン剥離層より軽剥離力の超軽剥離力を有する第2のシリコーン剥離層を形成してなる、両面異差剥離紙又は両面異差剥離フィルム。
- 第1の基材フィルムの片方の表面上に、シリコーン粘着剤に対して軽剥離力を有する第1のシリコーン剥離層を形成し、更に、該シリコーン剥離層の外表面上にフィルム状又は薄膜状に形成された前記シリコーン粘着剤を貼付し、他方、該基材フィルムの他方の表面上に、請求項1〜4のいずれか1項記載のシリコーン組成物の硬化物でありかつ前記シリコーン粘着剤に対して第1のシリコーン剥離層より軽剥離力の超剥離力を有する第2のシリコーン剥離層を形成してなる、両面異差剥離紙又は両面異差剥離フィルム。
- 軽剥離力を有する第1のシリコーン剥離層が、1分子中にケイ素原子に結合したアルケニル基を少なくとも2個含有し、かつ、ケイ素原子に結合した含フッ素置換基を少なくとも1個有し、分子中のフッ素含有率が50質量%以下であるオルガノポリシロキサンをベースポリマーとして含有する付加硬化型シリコーン組成物の硬化物からなるものである請求項5〜7のいずれか1項記載の両面異差剥離紙又は両面異差剥離フィルム。
- 工程紙、両面粘着テープ、修正テープ又はタッチパネル用OCAテープのいずれかに用いられるものである請求項5〜8のいずれか1項記載の両面異差剥離紙又は両面異差剥離フィルム。
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