JP3024445B2 - 剥離剤用シリコーン組成物及び剥離紙 - Google Patents

剥離剤用シリコーン組成物及び剥離紙

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JP3024445B2 JP5187474A JP18747493A JP3024445B2 JP 3024445 B2 JP3024445 B2 JP 3024445B2 JP 5187474 A JP5187474 A JP 5187474A JP 18747493 A JP18747493 A JP 18747493A JP 3024445 B2 JP3024445 B2 JP 3024445B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、非ハロゲン系溶剤で希
釈可能で表面エネルギーの小さいシリコーン硬化皮膜を
形成し得る剥離剤用シリコーン組成物及び剥離紙に関す
る。
【0002】
【従来の技術及び発明が解決しようとする課題】従来、
紙やプラスチックフィルムなどの基材と感圧性粘着物質
との間の接着又は固着を防止することを目的として、基
材面にシリコーン組成物の硬化皮膜を形成させて剥離性
を付与することが行われており、このものは一般に剥離
紙と称されている。
【0003】上記感圧性粘着物質のうち、オルガノポリ
シロキサンを主成分としたシリコーン系粘着剤は、耐熱
性、耐寒性、耐薬品性、電気絶縁性、低毒性などに優れ
ているため、広範囲の用途に用いられている。シリコー
ン系粘着剤は粘着力が非常に強いため、これを塗布した
粘着テープや粘着ラベルが上記基材から容易に剥離する
ようにするためには、上記基材上に形成するシリコーン
硬化皮膜を離型性に優れたものとすることが必要であ
る。
【0004】離型性に優れたシリコーン硬化皮膜を与え
るシリコーン組成物としては、式Cn2n+1CH2CH2
−(nは1以上の整数)で表される含フッ素置換基を持
つオルガノポリシロキサン組成物(特公平5−7434
号公報)、式F〔CF(CF3)CF2O〕nCF(C
3)CF2OCH2CH2CH2−(nは1〜5の整数)
で表される含フッ素置換基を持つオルガノポリシロキサ
ン組成物(特公平4−76391号公報)などが提案さ
れている。
【0005】これらのオルガノポリシロキサン組成物を
基材に塗布する際にはこれを溶剤で希釈したものを用い
るが、この場合、溶剤としては含フッ素オルガノポリシ
ロキサン組成物の溶解性の点からフッ素系溶剤が好適に
用いられる。
【0006】しかしながら、フッ素系溶剤は、含フッ素
オルガノポリシロキサンを十分に希釈し得るものの、高
価なものであり、また、大気中に拡散した場合、自然環
境に悪影響を及ぼすという問題がある。
【0007】本発明は上記事情に鑑みなされたもので、
非フッ素系溶剤で希釈することができ、しかも剥離力が
小さく、かつ残留接着率の低下が小さい硬化皮膜を与え
る剥離剤用シリコーン組成物及び剥離紙を提供すること
を目的とする。
【0008】
【課題を解決するための手段及び作用】本発明者は上記
目的を達成するため鋭意検討を行った結果、(A)1分
中にケイ素原子に結合したアルケニル基を少なくとも2
個及びケイ素原子に結合した含フッ素置換基を少なくと
も1個有し、フッ素含有量が20〜40重量%であるオ
ルガノポリシロキサン、(B)1分子中にケイ素原子に
結合した水素原子を少なくとも3個有するオルガノハイ
ドロジェンポリシロキサン、(C)白金族金属系触媒を
配合することにより、剥離力が小さく、残留接着率の低
下が小さい離型性に優れたシリコーン硬化皮膜を与える
剥離剤用シリコーン組成物を得ることができ、また、こ
の組成物は非フッ素系溶剤に希釈可能であるため、安価
に、かつ大気汚染のおそれもなく剥離性シリコーン硬化
皮膜を作製することができ、更に、この硬化皮膜は撥水
性、撥油性、耐熱性に優れることを知見し、本発明をな
すに至った。
【0009】従って、本発明は、 (A)1分中にケイ素原子に結合したアルケニル基を少
なくとも2個及びケイ素原子に結合した含フッ素置換基
を少なくとも1個有し、フッ素含有量が20〜40重量
%であるオルガノポリシロキサン、 (B)1分子中にケイ素原子に結合した水素原子を少な
くとも3個有するオルガノハイドロジェンポリシロキサ
ン、 (C)白金族金属系触媒、 (D)非フッ素系溶剤を(A)成分100重量部に対し
て100〜20,000重量部を含有することを特徴と
する剥離紙に用いられる剥離剤用シリコーン組成物を提
供する。また、本発明は、基材にこの組成物の硬化皮膜
が形成された剥離紙を提供する。
【0010】以下、本発明を更に詳しく説明すると、
(A)成分のオルガノポリシロキサンは、1分中にケイ
素原子に結合したアルケニル基を少なくとも2個及びケ
イ素原子に結合した含フッ素置換基を少なくとも1個有
し、フッ素含有量が20〜40重量%のものである。
【0011】オルガノポリシロキサンとしてフッ素の含
有率が40重量%を越えるものでは非フッ素系溶剤に不
溶のものとなり、20重量%未満のものでは得られる硬
化皮膜のシリコーン粘着剤に対する離型性が悪くなって
しまう。
【0012】(A)成分のオルガノポリシロキサンとし
ては下記式で表されるものが好適に用いられる。
【0013】
【化2】
【0014】ここで、R1は炭素数2〜10のアルケニ
ル基であり、具体的にはビニル基、アリル基、ヘキセニ
ル基などが挙げられる。
【0015】R2 は非置換又は置換の炭素数1〜10の
脂肪族不飽和基を除く1価炭化水素基であり、具体的に
はメチル基,エチル基,プロピル基,ブチル基等のアル
キル基、シクロヘキシル基等のシクロアルキル基、フェ
ニル基,トリル基等のアリール基及びこれらの基の水素
原子の一部又は全部をヒドロキシ基、シアノ基等で置換
したヒドロキシプロピル基、シアノエチル基などが挙げ
られる。aは1,2又は3、x、y、zはそれぞれx≧
0、y≧1、z≧0の整数である。
【0016】Rfは下記式(1)〜(6)で表される含
フッ素置換基から選ばれる少なくとも1個の基である。
【0017】
【化3】 (式中、nは1〜5の整数、mは3〜10の整数であ
る。)
【0018】(A)成分のオルガノポリシロキサンは直
鎖状、分岐状のいずれでもよい。具体的には下記式で表
されるものが例示される。
【0019】
【化4】 (式中、Rfは上記と同様の意味を示し、Meはメチル
基、Phはフェニル基を表す。x、y、z、wはそれぞ
れx≧0、y≧1、z≧0、w≧1の整数である。)
【0020】(B)成分のオルガノハイドロジェンポリ
シロキサンは1分子中にケイ素原子に結合した水素原子
を少なくとも3個有するものであり、このSiH基と
(A)成分中のアルケニル基とが付加反応して硬化皮膜
が形成されるものである。
【0021】このオルガノハイドロジェンポリシロキサ
ンは、(A)成分のオルガノポリシロキサンとの相溶性
の点からフッ素含有率が40重量%以下であることが好
ましい。また、このオルガノポリシロキサンは直鎖状、
分岐状、環状のいずれであってもよい。
【0022】(B)成分のオルガノハイドロジェンポリ
シロキサンとしては例えば下記式で表されるものが挙げ
られる。
【0023】
【化5】
【0024】式中、R3 は上記R2、Rfと同様の基及び
4−CH2CH2−(R4は炭素数1〜8のパーフルオロ
アルキル基)から選ばれる少なくとも1種の基、bは0
又は1、p及びqはそれぞれp≧1,q≧0の整数であ
る。ただし、pはケイ素原子に結合した水素原子数が3
以上となる数である。
【0025】(B)成分のオルガノハイドロジェンポリ
シロキサンとして具体的には下記式で表されるものが例
示される。
【0026】
【化6】 (式中、Me,p,qは上記と同様の意味を示し、r≧
1の整数である。)
【0027】(B)成分のオルガノポリシロキサンの配
合量は(A)成分100部(重量部、以下同じ)に対し
て0.1〜20部、特に0.2〜10部とすることが好
ましい。配合量が0.1部未満及び20部を越える場合
はいずれも目的とするシリコーン組成物の硬化性が低下
したり、硬化物の物性が低下したりする場合がある。
【0028】(C)成分の白金族金属系触媒は、(A)
成分と(B)成分との付加反応を促進させるための触媒
であり、反応触媒として公知のものが使用できる。この
ような白金族金属系触媒としては、例えば白金系、パラ
ジウム系、ロジウム系などの触媒が挙げられ、これらの
中で特に白金系触媒が好ましい。このような白金系触媒
としては、例えば塩化白金酸、塩化白金酸のアルコール
溶液、塩化白金酸と各種オレフィン又はビニルシロキサ
ンとの錯体などが挙げられる。
【0029】これら白金族金属系触媒の添加量は触媒量
とすればよいが、硬化皮膜を得る際の反応性と経済性の
見地から、(A)成分に対して白金族金属量として1〜
1000ppmの範囲とすることが好ましい。
【0030】本発明の組成物は、上記(A)〜(C)成
分の所定量を配合することによって得られるが、以上の
各成分の外に、他の任意成分、例えば白金族金属系触媒
の触媒活性を制御する目的で、各種有機窒素化合物、有
機リン化合物、有機ケイ素化合物、アセチレン化合物、
オキシム化合物などの活性制御剤を添加することがで
き、活性制御剤の中では3−メチル−1−ブチン−3−
オール等のアセチレン化合物及びそのシリル化物、ジビ
ニルテトラメチルジシロキサン、テトラビニルテトラメ
チルシクロテトラシロキサン等のケイ素化合物が好適に
用いられる。
【0031】活性制御剤配合量は(A)成分100部に
対して0.05〜3部とすることが好ましい。0.05
部未満では目的とするシリコーン組成物がゲル化する場
合があり、3部を越えるとシリコーン組成物の硬化が阻
害される場合がある。また、他の任意成分の添加量は、
本発明の効果を妨げない範囲で通常量とすることができ
る。
【0032】本発明のシリコーン組成物の調製に際して
は、(A)、(B)成分及び任意成分を予め均一に混合
した後、(C)成分を添加することが好ましく、各成分
は単一で使用しても2種以上を併用してもよい。
【0033】このようにして調製されたシリコーン組成
物を基材に塗布する場合、この組成物を均一に希釈して
塗布を容易にするために溶剤に溶解するが、本発明のシ
リコーン組成物は非ハロゲン系溶剤に溶解可能なもので
ある。非ハロゲン溶剤として、具体的にはヘキサン,ヘ
プタン,オクタン,イソオクタン,石油ベンジン,リグ
ロイン,工業ガソリン,ナフサソルベント等の脂肪族炭
化水素系溶剤、トルエン,キシレン等の芳香族炭化水素
系溶剤、ジエチルエーテル,ジイソプロピルエーテル,
ジブチルエーテル,ジオキサン等のエーテル系溶剤、ア
セトン,メチルエチルケトン,メチルイソブチルケト
ン,シクロヘキサノン等のケトン系溶剤、酢酸メチル,
酢酸エチル,酢酸イソプロピル,酢酸ブチル,プロピオ
ン酸メチル等のエステル系溶剤などが挙げられる。これ
らは単独で又は2種以上を混合して用いることができ
る。
【0034】本発明のシリコーン組成物を剥離剤として
用いる場合、耐熱性の点からポリエステルフィルムに塗
布することが好ましく、この場合、ポリエステルフィル
ム基材への濡れ性の点から、非ハロゲン系溶剤としては
脂肪族炭化水素系溶剤を使用することが好ましい。
【0035】非ハロゲン系溶剤の使用量は、これを用い
て溶解したシリコーン組成物を塗布する際の作業性、塗
布量の制御しやすさ点で希釈後のシリコーン組成物の粘
度が100cp以下となる量を用いることが好ましく、
(A)成分100部に対して100〜20,000部と
する。
【0036】本発明のシリコーン組成物を基材に塗布
し、硬化させて基材表面に剥離性の硬化皮膜を形成した
ものは、剥離紙として使用することができる。この場
合、基材としては、ポリエステル,ポリプロピレン,ポ
リエチレン,ポリ塩化ビニル,ポリテトラフルオロエチ
レン,ポリイミド等の合成樹脂から得られるプラスチッ
クフィルムやシート、グラシン紙,クラフト紙,クレー
コート紙等の紙基材、ポリエチレンラミネート上質紙,
ポリエチレンラミネートクラフト紙等のラミネート紙基
材、アルミニウム箔などの金属箔などが挙げられる。
【0037】これらの基材にシリコーン組成物を塗布す
る方法としては、ロール塗布、グラビア塗布、ワイヤー
ドクター塗布、エアーナイフ塗布、ディッピング塗布な
どの公知の方法を用いることができる。
【0038】本発明のシリコーン組成物の硬化皮膜を基
材上に形成するには、シリコーン組成物を塗布した基材
を80〜250℃の温度で2〜60秒間加熱するか、上
記非ハロゲン系溶剤を揮発させた後、高圧水銀灯などの
紫外線照射装置から紫外線を0.2秒間以上照射するこ
とによってシリコーン組成物を硬化させ、基材表面に剥
離性のシリコーン硬化皮膜を形成することができる。
【0039】本発明のシリコーン組成物は離型性に優れ
た硬化皮膜を与えるので、粘着テープ、粘着ラベル等の
剥離紙の用途に用いられる。
【0040】
【発明の効果】本発明のシリコーン組成物は、離型性に
優れたシリコーン硬化皮膜を与え、また、非ハロゲン系
溶剤に希釈可能であるため、安価に、かつ大気汚染のお
それもなく剥離性シリコーン硬化皮膜を作製することが
でき、剥離紙用として優れた性能を有する。
【0041】
【実施例】以下、実験例及び実施例と比較例を示し、本
発明を具体的に説明するが、本発明は下記の実施例に制
限されるものではない。
【0042】[実験例]表1に示す含フッ素置換基及び
アルケニル基を含有するオルガノポリシロキサンを15
重量%の濃度で所定の溶剤に希釈し、25℃での溶解性
を下記基準で評価した。結果を表1に併記する。 ○:均一に溶解した ×:溶解しない
【0043】
【表1】
【0044】
【化7】
【0045】[実施例1〜10、比較例]表1に示す含
フッ素置換基及びアルケニル置換基含有オルガノポリシ
ロキサンに対し、表2に示すオルガノハイドロジェンポ
リシロキサンをSiH基/SiCH=CH2基のモル比
が3.5となるように混合したもの15部を所定の非フ
ッ素系溶剤85部で希釈し、これに3−メチル−1−ブ
チン−3−オール0.1部を添加し、更に塩化白金酸と
ビニルシロキサンとの錯塩を白金量で30ppmとなる
ように添加して表3に示すシリコーン組成物溶液を調製
した。
【0046】これらのシリコーン組成物溶液の硬化皮膜
の剥離力、残留接着力を下記の方法で測定し、評価し
た。結果を表2に併記する。
【0047】剥離力 シリコーン組成物溶液を厚さ38μmのポリエステルフ
ィルム基材表面に固型分で0.4kg/m2となるよう
に塗布し、150℃の熱風循環式乾燥機中で30秒間加
熱して硬化皮膜を形成させた。この硬化皮膜表面に幅1
9mmのシリコーン系粘着テープ(ニフトロンNo.9
03UL、日東電工(株)社製)を貼り合わせ、25g
/cm2の荷重下、25℃及び70℃でそれぞれ20時
間貼り合わせ、エージングさせた。引張り試験機を用い
て試料の貼り合わせテープを180度の角度で剥離速度
0.3m/分で剥がし、剥離に要する力(g/19m
m)を測定した。
【0048】残留接着力 剥離力測定の場合と同様にして硬化皮膜を形成した基材
に同様の粘着テープを貼り合わせ、20g/cm2の荷
重下、70℃で20時間エージングさせた。エージング
後、粘着テープを剥がし、ポリエステルフィルムに貼り
付けた。引張り試験機を用いて試料の貼り合わせテープ
を180度の角度で剥離速度0.3m/分で剥がし、剥
離に要する力(g/19mm)を測定した。一方、シリ
コーン硬化皮膜に貼り合わせない未処理テープをポリエ
ステルフィルムから剥離するのに要する力(g/19m
m)を測定し、これらの比をとって百分率で表した。
【0049】
【表2】
【0050】
【化8】
フロントページの続き (72)発明者 木下 博文 群馬県碓氷郡松井田町大字人見1番地10 信越化学工業株式会社 シリコーン電 子材料技術研究所内 (56)参考文献 特開 平4−202258(JP,A) 特開 平3−177481(JP,A) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) C08L 83/08,83/05 C09J 7/02

Claims (3)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 (A)1分中にケイ素原子に結合したア
    ルケニル基を少なくとも2個及びケイ素原子に結合した
    含フッ素置換基を少なくとも1個有し、フッ素含有量が
    20〜40重量%であるオルガノポリシロキサン、 (B)1分子中にケイ素原子に結合した水素原子を少な
    くとも3個有するオルガノハイドロジェンポリシロキサ
    ン、 (C)白金族金属系触媒、 (D)非フッ素系溶剤を(A)成分100重量部に対し
    て100〜20,000重量部を含有することを特徴と
    する剥離紙に用いられる剥離剤用シリコーン組成物。
  2. 【請求項2】 上記(A)成分の含フッ素置換基が下記
    式(1)〜(6)で示される基から選ばれる少なくとも
    1種である請求項1記載の剥離剤用シリコーン組成物。 【化1】 (式中、nは1〜5の整数、mは3〜10の整数であ
    る。)
  3. 【請求項3】 基材に請求項1又は2記載の剥離剤用シ
    リコーン組成物の硬化皮膜が形成されてなる剥離紙。
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