JP2017203289A - 車止め支柱 - Google Patents

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Abstract

【課題】蓋体を容易に交換可能であり、該交換に要するコストと手間とを低減し得る車止め支柱を提案する。【解決手段】基部筒体2の上部側面に突設された支軸筺11の回動軸9に、蓋体4に突成された支持受片31の上向きの軸受溝34と、該蓋体4に連結された被支持片41の下向きの軸受溝45,45とで、回動可能に支持されることにより、該蓋体4が該回動軸9に枢支されたものであるから、該被支持片41と蓋体4との連結を解除して、該被支持片41と支持受片31とを支軸筺11から順次脱離させることにより、蓋体4を基部筒体2から容易に取り外すことができる。また、逆の手順で、蓋体4を基部筒体2に容易に枢支させることができる。【選択図】図4

Description

本発明は、駐車場や公園の出入口、車道と歩道との境界等に沿って立設される車止め支柱に関する。
車止め支柱は、主に車両の進入を制限することを目的として、駐車場や公園の出入口、車道と歩道の境界等に設置される。車止め支柱としては、支柱本体による通行の制限を選択的に解除することができるように、該支柱本体を地中に埋設された基部筒体内に収容した状態と、該支柱本体の下端部を基部筒体の上部に係止して地上に立設した状態とに変換可能としたものが知られている。又は、支柱本体を着脱式としたものも知られている。いずれの構成にあっても、基部筒体の上端開口を開閉する蓋体が設けられており、支柱本体を地上に立設しない非立設状態(通行制限を解除した状態)で、該蓋体によって基部筒体の上端開口が閉鎖される(例えば、特許文献1参照)。
具体例として、車止め支柱101は、図11に示すように、地中に埋設された基部筒体102に、支柱本体103が昇降可能に内嵌されたものであり、該基部筒体102の上端側部に、該基部筒体102の上端開口を開閉する蓋体104が回動軸109を介して回動可能に枢支されている。そして、支柱本体103を立設する場合には、蓋体104を起立させて基部筒体102の上端開口を開放する一方、該支柱本体103を立設しない場合には、蓋体104を倒伏させて該基部筒体102の上端開口を閉鎖する。ここで、基部筒体102には、その上端側面に、上方開口する内部空隙を備えた筺部111が突設されている。そして、蓋体104は、その外側縁から外方に連成された連結片部113を備え、該連結片部113が前記筺部111の内部空隙に収容される。さらに、前記筺部111の両側壁部には、前記回動軸109を内嵌させる貫通孔(図示せず)が夫々形成されていると共に、前記連結片部113には、該筺部111に収容された状態で、該貫通孔に臨む挿通孔(図示せず)が形成されている。そして、連結片部113の収容状態で、筺部111の両貫通孔と該連結片部113の挿通孔とに回動軸109が挿通されることにより、蓋体104が回動軸109に枢支される。さらに、回動軸109は、その一端に貫通孔に嵌入不能な部位が設けられると共に、他端には筺部111の貫通孔を貫通した状態で抜け止め加工が施される。これにより、回動軸109は、筺部111から取り外し不能となっている。尚、筺部111は、基部筒体102に溶接等により接合され、該基部筒体102と共に地中に埋設される。
特開2008−297859号公報(段落番号「0018」、図1〜3)
上述した車止め支柱にあっては、例えば、店舗等の駐車場の出入口に設置され、店舗を閉店しているときには、駐車場内に車両を乗り入れできないように、支柱本体が立設状態で保持される一方、店舗を開店しているときには、駐車場内に車両を乗り入れできるように、支柱本体が非立設状態とされる。ここで、支柱本体の非立設状態では、上述したように、蓋体により基部筒体の上端開口が閉鎖される。こうした蓋体の閉鎖状態で、該蓋体は、駐車場に出入りする車両に何度も踏みつけられることから、変形してしまう虞があり、該変形によって、該蓋体を開閉し難くなったり、正しく閉鎖できなくなる。さらに、変形した状態で、車両に踏みつけられると、蓋体が破損する虞もあった。このように蓋体が変形したり破損した場合、上述した従来構成では、該蓋体のみを交換することができず、基部筒体ごと交換しなければならなかった。これは、図11のように、蓋体104を枢支する回動軸109が筺部111に取り外し不能に配設されること、および該筺部111が基部筒体102に一体的に接合されて地中に埋設されることに因る。こうしたことから、蓋体の変形や破損が生じた際に、修理(交換)に要するコストと手間が大きく、使用者に大きな負担が掛かっていた。
本発明は、上述したように、車両などに踏みつけられることで蓋体が変形したり破損した場合に、該蓋体を容易に交換可能であり、交換に要するコストと手間とを低減し得る車止め支柱を提案するものである。
本発明は、上端開口が地表に臨むように、地中に埋設される円筒状の基部筒体と、該基部筒体の上端開口を開閉する円盤状の蓋体と、該蓋体を前記基部筒体に枢支する蓋開閉機構と、前記基部筒体に昇降可能に内嵌され、所定の固定手段により地上に立設された状態で保持される支柱本体とを備えた車止め支柱において、前記蓋開閉機構は、前記基部筒体の上部側面に突設され、上方開口する内部空隙を備え且つ該内部空隙に該基部筒体の接線方向に沿って回動軸が配設されてなる支軸筺と、前記蓋体の外周縁から外方に突成されたものであって、前記支軸筺の内部空隙に収容される収容受部を備え、且つ該収容受部に、上方に開口する溝口を介して前記回動軸が挿入される上向きの軸受溝が形成されてなる支持受片と、前記蓋体に所定の連結手段を介して連結されるものであって、該連結状態で前記支軸筺の内部空隙に収容される収容片部を備え、且つ該収容片部に、下方に開口する溝口を介して前記回動軸が挿入される下向きの軸受溝が形成されてなる被支持片とを備え、前記支軸筺の内部空隙に収容された支持受片の軸受溝と被支持片の軸受溝とで、前記蓋体を前記回動軸に回動可能に支持することにより、該蓋体を前記基部筒体に枢支するものであることを特徴とする車止め支柱である。
かかる構成にあっては、蓋体が、支持受片の上向きの軸受溝と被支持片の下向きの軸受溝とにより、回動軸に枢支されたものであるから、該蓋体と被支持片との連結を解除し、支持受片と該被支持片とを該回動軸から脱離させることで、該蓋体を基部筒体から容易に取り外すことができる。すなわち、蓋体を取り外す場合には、被支持片を蓋体と連結解除し、該被支持片を下向きの軸受溝に沿って引き上げることにより、該軸受溝を回動軸から外して、被支持片の収容片部を支軸筺から取り出す。これにより、被支持片を蓋体および基部筒体から脱離させる。次に、蓋体を、支持受片の上向きの軸受溝に沿って移動させることにより、該軸受溝を回動軸から外して、支持受片の収容受部を支軸筺から取り出す。これにより、蓋体を基部筒体から取り外すことができる。また、逆の手順で、蓋体を基部筒体に容易に枢支させることができる。このように本構成によれば、蓋体を基部筒体と容易に脱着可能であることから、上述したように、車両などに踏みつけられて蓋体が変形や破損した場合にも、該蓋体のみを交換することが可能である。したがって、蓋体の交換に要するコストと手間とを著しく低減することができ、該交換に掛かる使用者の負担を軽減できる。
上述した本発明の車止めにあって、被支持片は、蓋体の表面に配されて、所定の連結手段により該蓋体に連結される板状の取付板部と、該取付板部の外端縁から外方に連成されて、支持受片上に配される板状の被覆部とを備え、さらに、収容片部が、該被覆部の両側縁から下方に夫々連成されて、支持受片の両側方に夫々位置されるものである構成が提案される。
かかる構成にあって、被支持片は、蓋体の表面に配される取付板部と、支持受片上に配される被覆部と、該支軸筺の内部空隙に上方から収容される二個の収容片部とを備えた構成であることから、連結手段による蓋体との連結を解除すれば、該被支持片を引き上げて該収容片部を該内部空隙から取り出すことにより、蓋体から容易に脱離させ得る。また、逆の手順で、被支持片を蓋体に容易に連結できる。したがって、本構成によれば、蓋体の交換を一層容易に行うことができる。
上述した本発明の車止めにあって、蓋体は、その裏面側に、閉鎖状態で該基部筒体の上部内側に収容される所定重量の錘部が配設されてなるものである構成が提案される。
かかる構成にあっては、蓋体の閉鎖状態で、該蓋体に、錘部の重量が下向きに作用することから、該蓋体が閉鎖状態で安定して保持され易くなる。これにより、閉鎖状態の蓋体が車両に踏みつけられることにより、該蓋体が該閉鎖状態から僅かに開いたり、該蓋体が起立状態まで開放されてしまうこと等を抑制できる。ここで、蓋体が僅かに開いた状態や起立した状態で、さらに車両に踏みつけられたり、ぶつかったりすると、蓋体が破損し易くなる。本構成によれば、こうした蓋体の破損を抑制する効果が向上することから、蓋体の耐久性を高めることができ得る。
上述した本発明の車止めにあって、支軸筺は、その内部に、蓋体が開いた際に、支持受片の収容受部および/または被支持片の収容片部が弾接される弾性材が配設されている構成が提案される。ここで、蓋体が開いた際とは、蓋体が、閉鎖状態から回動して基部筒体の上端開口が開くことを示す。
かかる構成にあっては、蓋体が開いた際に、該蓋体が弾性材に弾接することから、該蓋体の急激な開放を抑制すると共に、該蓋体を閉鎖方向に戻す作用も生ずる。これにより、上述したように車両に踏みつけられた際に、蓋体が勢いよく開放してしまうことを抑制する効果が高く、さらには、蓋体を閉鎖状態に戻すこともできる。そのため、上述した蓋体の変形や破損の発生を一層抑制できる。
本発明の車止め支柱は、上述したように、蓋体を開閉する蓋開閉機構を備えたものであることから、蓋体を基部筒体に容易に脱着できる。したがって、車両などに踏みつけられて蓋体が変形や破損した場合に、該蓋体のみを交換可能であり、該交換に要するコストや手間を低減できるため、該交換に掛かる負担を軽減できる。
車止め支柱1の施工状態における支柱本体3の立設状態を示す側面図である。 施工状態における支柱本体3の非立設状態を示す側面図である。 非立設状態における車止め支柱1の平面図である。 基部筒体2の上部を拡大して示す縦断面図である。 車止め支柱1(支柱本体3を除く)の分解斜視図である。 支軸筺11の、(A)縦断面図と、(B)平面図である。 蓋体4の、(A)平面図と、(B)側面図である。 被支持片41の、(A)平面図と、(B)側面図である。 蓋体4の支持受片31を取り付けた状態を示す、(A)平面図と、(B)側面図である。 被支持片41を取り付けた状態を拡大して示す、(A)平面図と、(B)側面図である。 従来の車止め支柱101の施工状態を示す説明図である。
本発明にかかる実施例を添付図面に従って説明する。本実施例では、車止め支柱1の基部筒体2の径方向に沿って、該基部筒体2の中心に向かう方向を内方とし、逆方向を外方として説明する。
図1〜4に、本発明にかかる車止め支柱1を示す。車止め支柱1は、地中に埋設された円筒状の基部筒体2と、該基部筒体2に昇降可能に内嵌された円柱状の支柱本体3とを備える。基部筒体2の上端側面には、回動軸9が配設された支軸筺11が突設されており、該回動軸9に、該基部筒体2の上端開口10を閉鎖する円盤状の蓋体4が起倒可能に枢支されている。この蓋体4は、起立した状態(図1)で、基部筒体2の上端開口10を開放する一方、倒伏した状態(図2)で、該基部筒体2の上端周縁に載置されて、該上端開口10を閉鎖する。こうした基部筒体2、支柱本体3、蓋体4等の車止め支柱1を構成する部材は、金属製である。尚、この蓋体4を回動軸9に枢支する機構は、本発明の要部にかかり、その詳細は後述する。
蓋体4には、金属製のロックピン15を挿通可能な透孔16が形成されている。一方、支柱本体3には、その下部に、径方向に貫通する貫通孔17が形成されており、起立状態とした蓋体4の透孔16と、該透孔16に高さ位置を合わせた該貫通孔17とに、前記ロックピン15が抜き差し可能に挿通される。ここで、ロックピン15は、その基端部に抜け止め作用を生ずる径大頭部を備え、かつ先端部に形成された平板状部に施錠孔を備えており(図示せず)、該平板状部を、起立状態の蓋体4の透孔16から支柱本体3の貫通孔17に貫通させた状態で、該支柱本体3の反対側から突出する平板状部の施錠孔に南京錠19を係脱し得るようになっている(図1参照)。
本実施例の車止め支柱1は、図1に示すように、蓋体4を起立状態として開放された上端開口10を介して、基部筒体2内から支柱本体3を昇動させ、該支柱本体3の下部に形成された貫通孔17と起立状態の蓋体4の透孔16との高さ位置を合わせて、該貫通孔17と透孔16とにロックピン15を挿通させることで、該支柱本体3を地上に突出させた立設状態で保持する。さらに、ロックピン15の平板状部の施錠孔に南京錠19を挿通させて施錠することにより、該ロックピン15を引き抜き不能となり、これに伴って支柱本体3を基部筒体2から抜き取りできないようになっている。こうして支柱本体3が地上に立設されることにより、車両などの通行を制限する。
一方、車両の通行制限を解除する場合には、南京錠19の施錠を解除してロックピン15を、支柱本体3の貫通孔17と蓋体4の透孔16とから引き抜き、該支柱本体3を基部筒体2内に降動させて収容する。そして、蓋体4を倒伏させることにより、図2,3に示すように、基部筒体2の上端開口10を閉鎖する。
このように車止め支柱1は、支柱本体3を地上に立設させて、車両の通行を制限した立設状態(図1参照)と、該支柱本体3を基部筒体2内に収容して、車両の通行制限を解除した非立設状態(図2参照)とに、選択的に変換できる。尚、蓋体4とロックピン15(および南京錠19)とにより、本発明にかかる固定手段が構成されている。
次に、本発明の要部にかかる蓋体4の蓋開閉機構について説明する。
基部筒体2には、図1〜5に示すように、その上端側面に、支軸筺11が突設されている。支軸筺11は、図6に示すように、略矩形状の底壁部23と、該底壁部23の外側縁から上方に連成された後壁部24と、該底壁部23の両側縁から上方に連成された側壁部25,25とから構成されてなり、後壁部24の上端縁が内方に屈曲されている。そして、両側壁部25,25の各内側端が基部筒体2の外側面に溶接により接合されて、支軸筺11が該基部筒体2に一体的に設けられている。この支軸筺11は、開口部21を介して上方に開口する内部空隙22を備えた有底箱形状に形成される。本実施例にあって、支軸筺11は、その側壁部25,25の上側縁が、基部筒体2の上端周縁よりも僅かに高い位置となるように、該基部筒体2に接合されている。そして、基部筒体2は、支軸筺11の上側縁が地表面と同じ高さ位置となるように、地中に埋設され、該支軸筺11も同様に地中に埋設される。
支軸筺11には、その内部空隙22に、基部筒体2の接線方向に沿って上記の回動軸9が配設されている。ここで、支軸筺11の両側壁部25,25に一対の取付孔(図示せず)が夫々形成されており、該取付孔に前記回動軸9が脱離不能に挿通されている。
一方、蓋体4は、図7に示すように、その外周縁から外方に突成された支持受片31を備える。この支持受片31は、蓋体4と一体的に成形され、収容受部33により構成されてなる。収容受部33は、蓋体4の外周縁と連成された上板部33aと、該上板部33aの両側縁から下方に夫々連成された側板部33b,33bとから構成される。そして、この収容受部33には、上板部33aの左右方向に亘って開口され、かつ両側板部33b,33bの上端から下方に向かう略垂直方向の軸受溝34が形成されている。この上向きの軸受溝34は、上方に開口する溝口34aを備え、該溝口34aが、前記のように上板部33aの左右方向に亘って設けられている。さらに、支持受片31は、その左右方向の幅寸法が、上記した支軸筺11の内部空隙22の左右方向幅よりも狭い所定寸法に設定されると共に、収容受部33の内外方向の幅寸法が、該支軸筺11の内部空隙22で該収容受部33が回動可能とするように、該支軸筺11の開口部21内外方向幅よりも短い所定寸法に設定される。
支持受片31の収容受部33は、上向きの軸受溝34に、支軸筺11の回動軸9を挿入させることで、該支軸筺11の内部空隙22に収容される。そして、蓋体4が基部筒体2の上端開口10を閉鎖した倒伏状態で、支軸筺11の回動軸9が、支持受片31の下向きの軸受溝34の下端部に位置する。本実施例にあって、この倒伏状態(閉鎖状態)で、支持受片31は、収容受部33の上板部33aと支軸筺11の側壁部25の上端縁とが略同じ高さ位置にある(図9参照)。尚、このように収容された状態で、収容受部33の両側板部33b,33bと、支軸筺11の側壁部25との間に、後述する被支持片41の収容片部44,44を挿入可能な隙間が形成される。
さらに、蓋体4には、図1〜5に示すように、被支持片41が低頭ボルト49により連結される。被支持片41は、図8に示すように、蓋体4の表面に重ね合わされる平板状の取付板部42と、取付板部42の外端縁から外方に連成される平板状の被覆部43と、該被覆部43の外端寄りの両側縁から下方に夫々連成された左右一対の収容片部44,44とを備える。そして、収容片部44,44には、その下端縁で下方に開口する溝口45a,45aを夫々備えた下向きの軸受溝45,45が設けられている。本実施例にあって、下向きの軸受溝45は、その溝口45aから斜め外方に向かうように設けられている。尚、本実施例の被支持片41は、取付板部42、被覆部43、および左右一対の収容片部44,44が一体に成形されてなる。
この被支持片41は、図5,10に示すように、蓋体4の表面に配されて、前記低頭ボルト49とナット50との螺合により連結される。この連結された状態で、被覆部43が、上記した支持受片31を上方から部分的に覆うと共に、支軸筺11の開口部21を部分的に覆う。そして、左右の収容片部44,44が、支軸筺11の内部空隙22に収容された支持受片31の収容受部33の左右両側方に夫々位置して、該内部空隙22に収容される。ここで、左右の収容片部44,44は、下向きの軸受溝45,45に、支軸筺11の内部空隙22の回動軸9を挿入するようにして、該内部空隙22に夫々収容される。そして、収容片部44,44の収容状態で、回動軸9が、各収容片部44,44の下向きの軸受溝45,45の上端部に位置する。このように被支持片41を蓋体4に連結することにより、蓋体4は、支軸筺11の回動軸9に、該被支持片41の軸受溝45と支持受片31の軸受溝34とを介して、該回動軸9の周方向に沿って回動可能に支持される。そのため、蓋体4は、図1〜4に示すように、回動軸9を回動中心として、回動することができ、この回動に伴って、上記した起立状態(開放状態)と倒伏状態(閉鎖状態)とに変換できる。
この被支持片41は、蓋体4の倒伏状態(閉鎖状態)で、該被支持片41の上面が支軸筺11の側壁部25よりも僅かに突出するようになっている。そのため、被支持片41は、蓋体4の閉鎖状態で、地表から僅かに突出する。また、被支持片41は、前記倒伏状態で、被覆部43が支軸筺11の開口部21を部分的に覆うことから、該開口部21を介して該支軸筺11の内部空隙22に石や砂、又はゴミ等が流入することを抑制している。
こうした蓋体4は、基部筒体2に脱着可能である。基部筒体2に取り付ける場合には、支持受片31の上向きの軸受溝34に支軸筺11の回動軸9を挿入させるようにして、該支持受片31の収容受部33を該支軸筺11の内部空隙22に収容した後に、被支持片41の下向きの軸受溝45,45に回動軸9を挿入させるようにして、該被支持片41の収容片部44,44を該内部空隙22に収容する。そして、低頭ボルト49を、被支持片41に設けた貫通孔47と蓋体4に設けた貫通孔37とに挿通させて、ナット50と螺合させることにより、該被支持片41と該蓋体4とを連結させる。こうして、蓋体4が基部筒体2に枢支される。一方、蓋体4を基部筒体2から取り外す場合には、低頭ボルト49等による連結を解除し、被支持片41を、その下向きの軸受溝45,45に沿うようにして上方へ引き上げることで、蓋体4から離脱させた後に、蓋体4を、支持受片31の上向きの軸受溝34に沿って動すことにで、該支持受片31の収容受部33を支軸筺11の内部空隙22から取り出す。これにより、蓋体4を基部筒体2から取り外すことができる。このように本実施例によれば、蓋体4を基部筒体2に容易に脱着できる。
尚、上述した支軸筺11、回動軸9、支持受片31、および被支持片41により、本発明にかかる蓋開閉機構が構成されている。また、蓋体4に被支持片41を連結する低頭ボルト49とナット50とにより、本発明にかかる連結手段が構成されている。
また、蓋体4には、図7に示すように、その裏面側に、所定板厚の錘部51が配設されている。錘部51は、図2,8に示すように、蓋体4を基部筒体2の上端開口10を閉鎖した閉鎖状態で、該基部筒体2の上部内側に収容されると共に、該蓋体4の開閉の際に、該基部筒体2と接触しないように、設けられている。さらに、蓋体4と錘部51とには、表裏方向に貫通する上記した透孔16が設けられている。こうした錘部51を取り付けたことで、蓋体4を、該錘部51の自重により閉鎖状態で安定して保持することができる。
また、上述した支軸筺11には、図4に示すように、その内部空隙22内に、ゴム製の弾性材53が配設されている。この弾性材53は、支軸筺11の底壁部23上で、該支軸筺11の側壁部25の外側部と該底壁部23に接合された固定部材54とにより位置決めされている。ここで、弾性材53の寸法サイズと配設位置とは、支軸筺11の内部空隙22に収容された支持受片31の収容受部33と被支持片41の収容片部44,44とが、蓋体4を閉鎖状態から開いた際に、該弾性材53に弾接するように設定される。本実施例にあっては、蓋体4の閉鎖状態で、弾性材53と前記収容受部33および収容片部44,44とが当接し、該閉鎖状態から僅かに開いた状態で弾接して、該開く角度(回動角度)の増加に従って該弾性材53の弾性変形が大きくなるように、該弾性材53が配設される。これにより、蓋体4が閉鎖状態から開いていくに従って、弾性材53の弾性変形量が増加し、蓋体4には、収容受部33と収容片部44,44とを介して、倒伏させる方向に反発力が作用する。そのため、蓋体4を開放させると、該蓋体4は、弾性材53により倒伏方向に戻ろうとする。
本実施例の車止め支柱1は、上述したように、蓋体4と被支持片41との連結を解除して、該被支持片41を脱離させた後に、該蓋体4の収容受部33を支軸筺11の内部空隙22から取り出すことで、該蓋体4を基部筒体2から取り外すことができる。また、逆の手順で、蓋体4を基部筒体2に枢支させて取り付けることができる。そして、こうした蓋体4の脱着は、低頭ボルト49を連結又は連結解除する作業と、支軸筺11の内部空隙22内を介した作業とにより行い得ることから、基部筒体2を地中に埋設した状態で実施可能である。このように本実施例によれば、車両に踏みつけられることで蓋体4が変形や破損等した場合に、基部筒体2を埋設したままで、該蓋体4を比較的容易に交換することができる。したがって、蓋体4の交換に要するコストと手間とを低減でき、該交換に掛かる使用者の負担を大きく軽減できる。
ここで、被支持片41は、その収容片部44,44を支軸筺11の上方から内部空隙22に挿入することで、蓋体4と連結する位置に配置できると共に、上方へ引き上げることで蓋体4から脱離できる。このように被支持片41を容易に脱着できることも、上記した蓋体4の脱着作業を容易に実行できる効果に寄与している。
また、上記した被支持片41は、蓋体4に連結された状態で、地表上に僅かに突出する程度である。さらに、低頭ボルト49は、頭部の高さが低いものであることから、地表上に突出する高さも僅かである。そのため、蓋体4の閉鎖状態で、車両などに踏みつけられた際に、被支持片41や低頭ボルト49に応力集中が生ずることを抑制できる。このように蓋体4の閉鎖状態では、地表上に僅かに突出する程度であることから、車両等に踏みつけられた際に生ずる応力集中を緩和できる。したがって、蓋体4の閉鎖状態で、該蓋体4に変形や破損が発生することを抑制でき、総じて、蓋体4の耐久性を向上できるため、該蓋体4の交換作業を必要とする頻度を低減できる。
さらに、蓋体4の裏面には、錘部51が配設されていることから、該蓋体4を、閉鎖状態で該錘部51の自重によって安定して保持できる。これにより、閉鎖状態の蓋体4が車両等に踏みつけられた際に、該蓋体4が僅かに開いたり、勢いよく起立してしまうこと等を抑制できる。そして、開いた状態で車両等に踏みつけられることにより発生する該蓋体4の変形や破損等を抑制できることから、上述した蓋体4の耐久性向上効果に寄与する。また、本実施例では、略円盤状の錘部51を蓋体4の裏面に重ねるように配設されていることから、該錘部51により蓋体4の補強効果も生じ得る。そのため、蓋体4の変形や破損の発生を抑制でき、前記した耐久性向上効果をさらに高め得る。
また、本実施例では、支軸筺11の内部空隙22には、蓋体4が開いた際に、支持受片31および被支持片41と弾接する弾性材53が配設されていることから、開いた蓋体4には、該弾性材53の弾性変形により生ずる反発力が、閉じる方向(倒伏方向)に作用する。そのため、車両に踏みつけられることにより、蓋体4が開いても、前記弾性材53の弾性力(反発力)によって閉鎖状態に直ぐに戻り易い。さらに、蓋体4が勢いよく開放してしまうことも抑制される。これにより、蓋体4が開いた状態で車両に踏みつけられることを可及的に抑制できる。そのため、開いた状態で車両から受けた力によって、蓋体4が変形したり破損したりすることを抑制でき、上述した蓋体4の耐久性向上効果を一層向上できる。
また、本実施例にあっては、被支持片41の被覆部43が、支軸筺11の開口部21を部分的に覆うことから、該支軸筺11の内部空隙22にゴミや砂などの異物が流入し難くなる。そのため、内部空隙22に流入した異物によって蓋体4が開閉し難くなるという不具合の発生を抑制できるという利点もある。
本発明にあっては、上述した実施例に限定されるものではなく、これら実施例以外の構成についても本発明の趣旨の範囲内で適宜変更して実施可能である。
例えば、上述の実施例では、蓋体4と被支持片41とを低頭ボルト49とナット50とにより連結したものであるが、こうした連結手段の別例として、フック片などにより被支持片を蓋体に係止させる構成を適用することも可能である。
また、上述した実施例では、支軸筺11の内部空隙22に配設された弾性材53に、支持受片31および被支持片41を弾接させる構成であるが、これに限らず、支持受片31と被支持片41とのいずれか一方を弾接させるようにしても良い。
また、上述した実施例では、蓋体4の貫通孔37と被支持片41の貫通孔47とに挿通させた低頭ボルト49とナット50とを螺合させることにより、該蓋体4と被支持片41とを連結させるようにしたが、その他の構成として、蓋体4には、前記貫通孔37に代えて、該低頭ボルト49を螺合できる雌ネジからなるネジ孔が形成された構成としても良い。この構成では、低頭ボルト49を、蓋体4の前記ネジ孔に螺合することにより、蓋体4と被支持片41とを連結し、さらに、該低頭ボルト49を前記ナット50で螺合することにより、蓋体4と被支持片41とを二重に螺合することができ、両者を一層しっかりと連結させ得る。
1 車止め支柱
2 基部筒体
3 支柱本体
4 蓋体
9 回動軸
10 上端開口
11 支軸筺
21 開口部
22 内部空隙
31 支持受片
33 収容受部
34 軸受溝
34a 溝口
41 支持片部
42 取付板部
43 被覆部
44 収容片部
45 軸受溝
45a 溝口
49 低頭ボルト
50 ナット
51 錘部
53 弾性材

Claims (4)

  1. 上端開口が地表に臨むように、地中に埋設される円筒状の基部筒体と、
    該基部筒体の上端開口を開閉する円盤状の蓋体と、
    該蓋体を前記基部筒体に枢支する蓋開閉機構と、
    前記基部筒体に昇降可能に内嵌され、所定の固定手段により地上に立設された状態で保持される支柱本体と
    を備えた車止め支柱において、
    前記蓋開閉機構は、
    前記基部筒体の上部側面に突設され、上方開口する内部空隙を備え且つ該内部空隙に該基部筒体の接線方向に沿って回動軸が配設されてなる支軸筺と、
    前記蓋体の外周縁から外方に突成されたものであって、前記支軸筺の内部空隙に収容される収容受部を備え、且つ該収容受部に、上方に開口する溝口を介して前記回動軸が挿入される上向きの軸受溝が形成されてなる支持受片と、
    前記蓋体に所定の連結手段を介して連結されるものであって、該連結状態で前記支軸筺の内部空隙に収容される収容片部を備え、且つ該収容片部に、下方に開口する溝口を介して前記回動軸が挿入される下向きの軸受溝が形成されてなる被支持片と
    を備え、
    前記支軸筺の内部空隙に収容された支持受片の軸受溝と被支持片の軸受溝とで、前記蓋体を前記回動軸に回動可能に支持することにより、該蓋体を前記基部筒体に枢支するものであることを特徴とする車止め支柱。
  2. 被支持片は、
    蓋体の表面に配されて、所定の連結手段により該蓋体に連結される板状の取付板部と、
    該取付板部の外端縁から外方に連成されて、支持受片上に配される板状の被覆部と
    を備え、
    さらに、収容片部が、該被覆部の両側縁から下方に夫々連成されて、支持受片の両側方に夫々位置されるものであることを特徴とする請求項1に記載の車止め支柱。
  3. 蓋体は、その裏面側に、閉鎖状態で該基部筒体の上部内側に収容される所定重量の錘部が配設されてなるものであることを特徴とする請求項1又は請求項2に記載の車止め支柱。
  4. 支軸筺は、その内部に、蓋体が開いた際に、支持受片の収容受部および/または被支持片の収容片部が弾接される弾性材が配設されていることを特徴とする請求項1乃至請求項3のいずれか1項に記載の車止め支柱。
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