JP2017200562A - ボタン掛け具 - Google Patents
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Abstract
【解決手段】ボタン掛け具は、柄と、回転部と、前記柄に対し前記回転部を回転可能に接続する接続部と、前記回転部に設けられた、ボタンを引掛けることが可能な引掛部とを備える。前記接続部は、前記柄に対する前記回転部の角度が予め設定された範囲内であるとき、前記引掛部の先端から前記接続部に向かう方向の力が前記回転部に加わっている場合は、前記力が加わっていない場合よりも、前記回転部の回転抵抗を大きくするように構成されている。
【選択図】 図1
Description
<第1実施形態>
1.ボタン掛け具1の構成
ボタン掛け具1の構成を、図1〜図11に基づき説明する。ボタン掛け具1は、柄3と、回転部5と、を備える。
図3、10、11に示すように、軸受け35のうち、側面37側の部分、及び孔39の内部には、付勢部41が収容されている。付勢部41は、本体部43と、コイル状のバネ45とを備える。
回転部5に設けられた軸受け35は、柄3に設けられた軸25を軸支している。そのため、回転部5は、柄3に対し、軸25を中心として回転可能である。
3.ボタン掛け具1の使用方法
ボタン掛け具1の使用方法を図12に基づき説明する。ここでは、ボタン掛け具1を用いて、第1の布49に取り付けられたボタン51を、第2の布53に設けられたボタンホール55に掛ける。第1の布49及び第2の布53は、例えば、1つの衣服の一部である。
次に、ステップ2において、引掛部17を、表側からボタンホール55に差し込む。なお、表側とは、図12における紙面手前側である。さらに、引掛部17でボタン51を引掛ける。
次に、ステップ3において、前記ステップ2とは逆の方向にボタン掛け具1を引っ張る。このとき、引掛部17に引掛けられたボタン51のうち、約半分がボタンホール55を通過し、第2の布53の表側に露出する。引掛部17のうち、糸57を引掛けている部分は先端部21である。
(1A)前記ステップ2において、引掛部17をボタンホール55に差し込むとき、柄3に対する回転部5の角度は第1の角度であり、且つ、回転部5に対し、先端部21から軸25に向かう方向の力Fが加わっている。そのため、回転部5の回転抵抗は大きい。その結果、引掛部17をボタンホール55に差し込むとき、使用者の意図に反して回転部5が回転してしまうようなことが起こりにくく、前記ステップ2の操作が容易となる。
<第2実施形態>
1.第1実施形態との相違点
第2実施形態は、基本的な構成は第1実施形態と同様であるため、相違点について以下に説明する。なお、第1実施形態と同じ符号は、同一の構成を示すものであって、先行する説明を参照する。
ボタン掛け具1の使用方法は第1実施形態と同様である。ボタン掛け具1を使用するとき、押さえ部59は以下のように作用する。
柄3が備える孔111は、柄3の正面から背面まで貫通している。正面から見た孔111の形状は、第1実施形態における孔11と同様である。
以上詳述した第2実施形態によれば、前述した第1実施形態の効果(1A)〜(1G)を奏し、さらに、以下の効果を奏する。
<第3実施形態>
1.第1実施形態との相違点
第3実施形態は、基本的な構成は第1実施形態、第2実施形態と同様であるため、相違点について以下に説明する。なお、第1実施形態、第2実施形態と同じ符号は、同一の構成を示すものであって、先行する説明を参照する。
ボタン掛け具1の使用方法は第1実施形態と同様である。ボタン掛け具1を使用するとき、折り返し部67は以下のように作用する。
以上詳述した第3実施形態によれば、前述した第1実施形態の効果(1A)〜(1G)、及び第2実施形態の効果(2D)を奏し、さらに、以下の効果を奏する。
以上、本発明を実施するための形態について説明したが、本発明は上述の実施形態に限定されることなく、種々変形して実施することができる。
(4)第1〜第3実施形態において、引掛部17の形態は他の形態であってもよい。例えば、引掛部17は、楕円型の形態であってもよい。
(6)第1〜第3実施形態において、柄3に対する回転部5の角度が第1の角度であり、且つ、回転部5に対し、先端部21から軸25に向かう方向の力Fが加わっているとき、回転部5の角度を完全に固定するようにしてもよい。
Claims (7)
- 柄と、
回転部と、
前記柄に対し前記回転部を回転可能に接続する接続部と、
前記回転部に設けられた、ボタンを引掛けることが可能な引掛部と、
を備え、
前記接続部は、前記柄に対する前記回転部の角度が予め設定された範囲内であるとき、前記引掛部の先端から前記接続部に向かう方向の力が前記回転部に加わっている場合は、前記力が加わっていない場合よりも、前記回転部の回転抵抗を大きくするように構成されたボタン掛け具。 - 請求項1に記載のボタン掛け具であって、
前記接続部は、
前記回転部と前記柄とのうちの一方に設けられた軸と、
前記回転部と前記柄とのうちの他方に設けられた、前記軸を軸支する軸受けと、を備え、
前記軸のうち、前記角度が前記範囲内であり、前記回転部に前記力を加えたときに前記軸受けの内周面に押し付けられる部分の半径は、それ以外の部分の半径より小さいボタン掛け具。 - 請求項2に記載のボタン掛け具であって、
前記接続部は、前記軸を、前記軸受けにおける一方の側に向けて付勢する付勢部をさらに備えるボタン掛け具。 - 請求項1〜3のいずれか1項に記載のボタン掛け具であって、
前記引掛部は、先端の形状が略U字型である線状部材から成るボタン掛け具。 - 請求項4に記載のボタン掛け具であって、
前記引掛部は、前記先端に比べて前記線状部材同士の幅が広い広幅部を、前記先端よりも前記接続部に近い側に有するボタン掛け具。 - 請求項1〜6のいずれか1項に記載のボタン掛け具であって、
前記引掛部により引掛けられたボタンの少なくとも一部を、前記引掛部とともに挟むように構成された押さえ部をさらに備えるボタン掛け具。 - 請求項6に記載のボタン掛け具であって、
少なくとも前記引掛部又は前記押さえ部の先端を含む部分において、前記押さえ部と前記引掛部との間隔は、前記引掛部の先端にゆくほど狭いボタン掛け具。
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---|---|
JP6712542B2 (ja) | 2020-06-24 |
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