JP2017200293A - 信号伝達回路、及び、信号伝達システム - Google Patents

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Abstract

【課題】所定の基準電圧を基準とした信号を出力する絶縁素子を複数有する信号伝達回路において、複数の絶縁素子から受信装置に対して信号が入力される経路を共通化する。【解決手段】磁気カプラMp1〜Mp3,Mn1〜Mn3に内蔵されているスイッチS1は、1次側に入力されている異常信号が異常の発生を表さない場合、所定電圧を出力するとともに、1次側に入力されている異常信号が異常の発生を表す場合又は磁気カプラMp1〜Mp3,Mn1〜Mn3が動作を停止した場合、スイッチS1による所定電圧の出力を停止する。磁気カプラMp3は、スイッチS1の出力が電源電圧として入力され、且つ、スイッチS1の出力が制御装置40に入力される。磁気カプラMp1,Mp2,Mn1〜Mn3は、所定の電圧又はスイッチS1の出力が電源電圧として入力され、且つ、スイッチS1の出力を他の磁気カプラへ電源電圧として入力する。【選択図】 図5

Description

本発明は、半導体スイッチング素子をそれぞれ駆動するとともに、互いに絶縁された複数の駆動回路を有する電源システムに適用される信号伝達回路、及び、信号伝達システムに関する。
車載電動機を駆動するインバータ装置は高圧システムを構成し、インバータ装置を制御する制御装置は、高圧システムと絶縁された低圧システムを構成する。インバータ装置を構成するスイッチング素子の温度情報やスイッチング素子の異常を通知する異常情報を表す信号を、インバータ装置から制御装置に伝達する場合、高圧システムから低圧システムに信号を伝達することになる。高圧システムと低圧システムとは絶縁されているため、インバータ装置から制御装置への信号伝達は、絶縁素子を介して行うことになる。
特許文献1には、絶縁素子としてフォトカプラを用い、さらに、フォトカプラの2次側を直列接続することで、絶縁素子から制御装置(受信装置)への伝達経路を共通化している。そして、スイッチング素子の少なくとも一つに異常が生じた場合、制御装置には異常を表す信号が入力される。制御装置への伝達経路を共通化することで、制御装置と絶縁素子との間の配線を簡素化することができる。
特開2009−60358号公報
近年、フォトカプラに代えて、磁気カプラのような絶縁素子が用いられている。ここで、磁気カプラは、入力信号に応じて、所定の基準電圧(接地電圧)を基準とした信号を出力するものである。このため、フォトカプラのように2次側を直列接続させて用いることができない。
本発明は、上記課題に鑑みてなされたものであり、所定の基準電圧を基準とした信号を出力する絶縁素子を複数有する信号伝達回路において、複数の絶縁素子から受信装置に対して信号が入力される経路を共通化することを主たる目的とする。
本構成は、複数の半導体スイッチング素子(SWp1〜SWp3,SWn1〜SWn3)をそれぞれ駆動するとともに、互いに絶縁された複数の駆動回路(Dp1〜Dp3,Dn1〜Dn3)を有する電源回路(INV)に適用され、前記複数の半導体スイッチング素子にそれぞれ対応する異常を表す異常信号を、前記複数の駆動回路がそれぞれ設けられた1次側の領域から2次側の受信装置(40)へ、複数の絶縁素子(Mp1〜Mp3,Mn1〜Mn3)を介して伝達する信号伝達回路において、前記複数の絶縁素子は、それぞれ対応する出力素子(S1,S1A)を2次側に有し、前記出力素子は、前記絶縁素子の1次側に入力されている前記異常信号が異常の発生を表さない場合、所定電圧を出力するとともに、前記絶縁素子の1次側に入力されている前記異常信号が異常の発生を表す場合又は前記絶縁素子が動作を停止した場合、2次側において、対応する前記出力素子による前記所定電圧の出力を停止し、前記所定電圧は、所定の基準電圧を基準とし、さらに、前記絶縁素子に対し電源電圧として入力した場合、前記絶縁素子が動作可能な高さを有し、前記複数の絶縁素子は、他の前記絶縁素子に対応する前記出力素子の出力が電源電圧として入力され、且つ、対応する前記出力素子の出力が前記受信装置に入力される1の第1の絶縁素子(Mp3)と、前記絶縁素子が動作可能な高さを有する電圧又は他の絶縁素子に対応する前記出力素子の出力が、電源電圧として入力され、且つ、対応する前記出力素子の出力を他の前記絶縁素子へ電源電圧として入力する1又は複数の第2の絶縁素子(Mp1,Mp2,Mn1〜Mn3)と、を含むことを特徴とする。
上記構成によれば、複数の絶縁素子から受信装置に対して異常信号が入力される経路が共通化される。
また、第2の絶縁素子に対して異常の発生を表す異常信号が入力されていない場合、第1の絶縁素子には電源電圧として所定電圧が入力される。そして、第1の絶縁素子に入力されている異常信号が異常の発生を表さない場合、第1の絶縁素子に対応する出力素子から所定電圧が出力される。
一方、第2の絶縁素子のいずれかに対して異常の発生を表す異常信号が入力されている場合、第1の絶縁素子に対する電源電圧の入力が停止される。このため、第1の絶縁素子に入力されている異常信号が異常の発生を表すか否かに関わらず、第1の絶縁素子に対応する出力素子による所定電圧の出力が停止される。また、第1の絶縁素子に入力されている異常信号が異常の発生を表すものであった場合、第1の絶縁素子に対応する出力素子による所定電圧の出力が停止される。
よって、半導体スイッチング素子に対応する異常が1つでも生じている場合、第1の絶縁素子に対応する出力素子による所定電圧の出力が停止され、半導体スイッチング素子に対応する異常が1つも生じていない場合、第1の絶縁素子に対応する出力素子の出力が所定電圧となる。このため、受信装置は、半導体スイッチング素子に対応する異常が生じているか否かを好適に判断できる。
インバータ装置の電気的構成を表す図。 第1実施形態におけるインバータ装置が実装される回路基板を表す概略図。 パワーカード(半導体スイッチング素子)の構成を表す概略図。 磁気カプラの電気的構成を表す図。 第1実施形態における磁気カプラと制御装置との接続を表す図。 第2実施形態における磁気カプラと制御装置との接続を表す図。 第3実施形態における磁気カプラと制御装置との接続を表す図。 第3実施形態における磁気カプラを接続する配線を示す図。 第4実施形態における磁気カプラの電気的構成を表す図。 変形例における磁気カプラの電気的構成を表す図。
(第1実施形態)
以下、「電源システム」に適用される「信号伝達回路」をハイブリッド車に適用した実施形態について、図面を参照しつつ説明する。
図1に、本実施形態にかかる電力変換装置の電気的構成を示す。モータジェネレータ10は、駆動輪や内燃機関に機械的に連結されている。モータジェネレータ10は、インバータ装置INVに接続されている。インバータ装置INV(電力変換回路)は、直流電源12の出力電圧を入力電圧とし、直流電力を交流電力に変換するものである。ここで、直流電源12は、端子電圧がたとえば100V以上の高電圧となる高電圧バッテリである。なお、直流電源は、昇降圧コンバータなどであってもよい。
インバータ装置INVは、高電圧側のスイッチング素子SWp1〜SWp3(上アームスイッチング素子)及び低電圧側のスイッチング素子SWn1〜SWn3(下アームスイッチング素子)の直列接続体が3つ並列接続されて構成されている。そして、これら各スイッチング素子SWp1〜SWp3、及び、スイッチング素子SWn1〜SWn3の接続点が、モータジェネレータ10の各相にそれぞれ接続されている。
また、上記高電圧側のスイッチング素子SWp1〜SWp3及び低電圧側のスイッチング素子SWn1〜SWn3のそれぞれの入出力端子間(コレクタ及びエミッタ間)には、高電圧側のフリーホイールダイオードFDp1〜3及び低電圧側のフリーホイールダイオードFDn1〜3のカソード及びアノードが接続されている。
コンデンサCAは、上アームスイッチSWp1〜SWp3のコレクタ(高電圧側端子)と、下アームスイッチSWn1〜SWn3のエミッタ(低電圧側端子)とに接続され、その両端子間の電圧を平滑化する平滑コンデンサである。
なお、上記インバータ装置INVを構成する半導体スイッチング素子SW(SWp1〜SWp3,SWn1〜SWn3)は、いずれもパワー半導体であり、より具体的には、絶縁ゲートバイポーラトランジスタ(IGBT)である。
制御装置40は、マイクロコンピュータであって、インバータ装置INVを操作することで、モータジェネレータ10の制御量を制御するためのデジタル処理手段である。詳しくは、制御装置40は、後述する絶縁手段としての磁気カプラMp1〜Mp3,Mn1〜Mn3を備えるインターフェース42を介して、インバータ装置INVの各スイッチング素子SWに操作信号を出力することで、インバータ装置INVを操作する。
より具体的には、制御装置40はインターフェース42を介して各スイッチング素子SWの制御端子(ゲート)に対して駆動信号を入力する駆動回路Dp1〜Dp3,Dn1〜Dn3に駆動指令信号を出力する。駆動指令信号とは、具体的には、インバータ装置INVの出力電圧の目標値と、インバータ装置INVの入力電圧の検出値とに基づいて設定されるPWM(Pulse Width Modulation)信号である。ここで、インターフェース42に絶縁手段を備えるのは、インバータ装置INVや直流電源12を備える高電圧システムと、制御装置40を備える低電圧システムとを絶縁するためである。
スイッチSWp1〜SWp3,SWn1〜SWn3のエミッタはそれぞれ絶縁されており、それぞれ異なる基準電圧に接続されている。また、駆動回路Dp1〜Dp3,Dn1〜Dn3は、駆動対象のスイッチSWp1〜SWp3,SWn1〜SWn3のエミッタに接続されている。駆動回路Dp1〜Dp3,Dn1〜Dn3は、駆動対象のスイッチSWp1〜SWp3,SWn1〜SWn3のエミッタの電圧を基準電圧として、駆動対象のスイッチSWp1〜SWp3,SWn1〜SWn3のゲートに電圧を印加する。
図2に、本実施形態にかかるインバータ装置INVが実装される回路基板50を示す。図示される回路基板50は、インバータ装置INVに接続される高電圧回路領域HVと、低電圧回路領域LVとの双方を有する。ここで、基本的には、図中、右側(上アームスイッチSWp3に対し、上アームスイッチSWp2が設けられている方向と逆の方向)の領域が低電圧回路領域LVであり、中央及び左側(上アームスイッチSWp3に対し、上アームスイッチSWp2が設けられている方向)の領域が高電圧回路領域HVである。ただし、高電圧回路領域HV内には、磁気カプラMp1〜Mp3,Mn1〜Mn3のように、低電圧システムと高電圧システムとの双方を構成する部品も混在している。
制御装置40は、図中右側の低電圧回路領域LVに配置されている。インバータ装置INVを構成する各スイッチング素子SWの駆動回路Dp1〜Dp3,Dn1〜Dn3の電源回路を構成するフライバックコンバータ用の電解コンデンサ(図示略)は、低電圧システムを構成するものとして、低電圧回路領域LVに配置されている。また、駆動回路Dp1〜Dp3,Dn1〜Dn3の電源回路を構成するフライバックコンバータ用のトランス(図示略)の1次巻線側は低電圧システムを構成するものとして低電圧回路領域LVに配置され、2次巻線側は高電圧システムを構成するものとして高電圧回路領域HVに配置されている。
図3に示すように、上記インバータ装置INVを構成する各スイッチング素子SWは、回路基板50の裏面(図2に示された面の裏面)側から回路基板50に差し込まれて接続されている。ここで、各スイッチング素子SWは、他の素子とともに絶縁材料で被覆されてパワーカードPWC(モジュール)を構成している。パワーカードPWCには、フリーホイールダイオードFDや感温ダイオードSDも収納されているが、図3では、フリーホイールダイオードFDの記載を省略している。
パワーカードPWCは、高電圧側のスイッチング素子SWpが収納されたものと、低電圧側のスイッチング素子SWnが収納されたものとで互いに同一構造である。パワーカードPWCは、絶縁材料から外部へ露出した複数の信号端子を有する。具体的には、スイッチング素子SWのゲート端子G、エミッタ検出端子KE、センス端子SE、感温ダイオードSDのアノードAおよびカソードKの各端子が、回路基板50に挿入され接続されている。ここで、エミッタ検出端子KEは、スイッチング素子SWのエミッタEに接続され、エミッタEと同電圧の電極である。コレクタ検出端子KCは、スイッチング素子SWのコレクタに接続され、コレクタと同電圧の電極である。センス端子SEは、スイッチング素子SWを流れる電流と相関を有する微小電流を出力するための端子である。
図2に示すように、スイッチング素子SWは、高電圧システムを構成するものであるため、これら各スイッチング素子SWを他の回路と絶縁すべく、回路基板50には、絶縁領域IAが設けられている。絶縁領域IAは、回路(素子や配線や電源パターン)が配置されない領域である。
図中上の列には、上アームスイッチSWp1〜SWp3を備えるパワーカードPWCの端子が示されており、これらは互いに絶縁領域IAによって隔離されている。そして、絶縁領域IAによって囲まれた領域に上アームスイッチSWp1〜SWp3を駆動する駆動回路Dp1〜Dp3が実装されている。これは、各上アームスイッチSWp1〜SWp3同士のエミッタ検出端子KEの電圧が、対応する下アームスイッチSWn1〜SWn3がオン状態であるかオフ状態であるかに応じて、大きく変動するからである。このため、これらの駆動回路Dp1〜Dp3の動作電圧自体は小さいとはいえ、駆動回路Dp1〜Dp3同士を絶縁する必要が生じる。上記絶縁領域IAの幅は、法規による要請や、絶縁破壊等を回避する観点から定められる。
また、図中下の列には、下アームスイッチSWn1〜SWn3を備えるパワーカードPWCの端子が示されている。これら下アームスイッチSWn1〜SWn3に対応するエミッタ検出端子KEの電圧が近いため、これらの間に絶縁領域IAが設けられていない。駆動回路Dn1〜Dn3の構成部品の動作電圧自体は、必ずしも低電圧回路領域LV内の部品と比較して大きいわけではない。このため、これら下アームスイッチSWn1〜SWn3の駆動回路Dn1〜Dn3同士は、回路基板50上において必ずしも絶縁領域IAを設ける必要がない。
しかしながら、駆動回路Dn1〜Dn3の基準電圧(対応するスイッチSWn1〜SWn3のエミッタの電圧)は、インバータ装置INVの動作中において、スイッチSWn1〜SWn3のエミッタ間の抵抗成分及び誘導成分により互いに異なるものである。このため、駆動回路Dn1〜Dn3の間において、絶縁領域IAは設けられていないものの、駆動回路Dn1〜Dn3同士は絶縁されている。
駆動回路Dp1〜Dp3,Dn1〜Dn3(以下、駆動回路Dとも記載する)は、対応するスイッチング素子SWのゲート端子G、エミッタ検出端子KEに接続されて、スイッチング素子SWのゲート端子Gに電圧を印加することで、スイッチング素子SWを駆動する。
さらに、本実施形態の駆動回路Dは、対応するスイッチング素子SWのセンス端子SE、並びに、感温ダイオードSDのアノードA及びカソードKに接続される。そして、駆動回路Dは、センス端子SEの電圧値に基づいて、スイッチング素子SWに流れる電流を検出する。また、駆動回路Dは、感温ダイオードSDのアノードAとカソードKとの間の電圧に基づいて、スイッチング素子SWの温度を検出する。また、駆動回路Dは、スイッチング素子SWに流れる電流の検出値、及び、スイッチング素子SWの温度の検出値に基づいて、スイッチング素子SWの異常を判定する。また、駆動回路Dは、駆動回路D自身の異常を判定する。そして、駆動回路Dは、スイッチング素子SW及び駆動回路Dの異常情報(即ち、スイッチング素子SWに対応する異常)を表す異常信号を制御装置40に送信する。なお、異常判定の主体や異常信号の送信の主体はスイッチング素子SWや他のICであってもよい。
ここで、上述したように、駆動回路Dと制御装置40とはインターフェース42を介して接続されている。より具体的には、駆動回路Dと制御装置40とは、インターフェース42を構成する磁気カプラMp1〜Mp3,Mn1〜Mn3(以下、磁気カプラMとも記載する)を介して接続されている。
図4に示すように、磁気カプラMは、駆動回路D側に入力回路22、制御装置40側に出力回路21、そして、入力回路22と出力回路21との間に絶縁素子であるトランス23を備えている。入力回路22は、磁気カプラMに駆動回路Dから入力される入力信号を受信する。そして、入力回路22は、入力信号に応じて、トランス23を介してパルス信号を出力回路21に送信する。出力回路21は、入力回路22から送信されたパルス信号に応じて、磁気カプラMから制御装置40に対して出力信号を送信する。ここで、駆動回路Dから入力回路22に入力される信号は、駆動回路Dが検知した異常信号である。
さらに、磁気カプラMは、制御装置40側に入力回路24、駆動回路D側に出力回路25、そして、入力回路24と出力回路25との間に絶縁素子であるトランス26を備えている。入力回路24は、磁気カプラMに制御装置40から入力される入力信号を受信する。そして、入力回路24は、入力信号に応じて、トランス26を介してパルス信号を出力回路25に送信する。出力回路25は、入力回路24から送信されたパルス信号に応じて、磁気カプラMから制御装置40に対して出力信号を送信する。ここで、制御装置40から入力回路24に入力される信号は、駆動回路Dに対する駆動指令信号である。
磁気カプラMの出力回路21は、スイッチS1を駆動することで信号を出力する。スイッチS1はMOS−FETであり、磁気カプラMの動作時において、スイッチS1(出力素子)がオン状態又はオフ状態にされる。スイッチS1がオン状態にされると、出力端子と電源(磁気カプラMの電源電圧)とが導通状態とされて出力端子からハイ状態の信号が出力される。また、スイッチS1がオフ状態にされると、出力端子と電源とが遮断状態とされて、出力端子がハイインピーダンス状態(フロート状態)となる。
具体的には、磁気カプラMの1次側(駆動回路D側)に入力されている異常信号が異常の発生を表さない場合、2次側(制御装置40側)において、対応するスイッチS1からそのスイッチS1に入力されている所定電圧を出力する。また、1次側に入力されている異常信号が異常の発生を表す場合又は磁気カプラMが動作を停止した場合、2次側において、対応するスイッチS1による所定電圧の出力を停止する。
磁気カプラMの出力回路25は、スイッチS3,S4を駆動することで信号を出力する。駆動指令信号に応じて、スイッチS3,S4のうち一方がオン状態とされ、他方がオフ状態とされることで、出力回路25からハイ状態又はロー状態の一方をとる駆動指令信号が駆動回路Dに対して出力される。
本実施形態では、図2に示すように、配線Lによって隣り合う磁気カプラMp1〜Mp3,Mn1〜Mn3を直列的に接続する構成としている。磁気カプラMp1〜Mp3,Mn1〜Mn3を直列的に接続する構成とすることで、回路構成を簡略化することができる。
図5に磁気カプラMp1〜Mp3,Mn1〜Mn3同士の論理的な接続、及び、磁気カプラMp1〜Mp3,Mn1〜Mn3と制御装置40との論理的な接続を示す。ここで、磁気カプラMp3が「第1の絶縁素子」に相当し、磁気カプラMp1〜Mp2,Mn1〜Mn3が「第2の絶縁素子」に相当する。
磁気カプラMn3の出力を磁気カプラMn2の電源端子Pに接続することで、磁気カプラMn3の出力を磁気カプラMn2の電源電圧として入力している。磁気カプラMn2の出力を磁気カプラMn1の電源端子Pに接続することで、磁気カプラMn2の出力を磁気カプラMn1の電源電圧として入力している。磁気カプラMn1の出力を磁気カプラMp1の電源端子Pに接続することで、磁気カプラMn1の出力を磁気カプラMp1の電源電圧として入力している。磁気カプラMp1の出力を磁気カプラMp2の電源端子Pに接続することで、磁気カプラMp1の出力を磁気カプラMp2の電源電圧として入力している。磁気カプラMp2の出力を磁気カプラMp3の電源端子Pに接続することで、磁気カプラMp2の出力を磁気カプラMp3の電源電圧として入力している。
また、磁気カプラMn3の電源端子Pには、電源回路から電源電圧として所定電圧Vinが入力されている。所定電圧Vinは、所定の基準電圧(具体的には、2次側の接地電圧)を基準としており、さらに、磁気カプラMp1〜Mp3,Mn1〜Mn3に対して電源電圧として入力した場合、磁気カプラMp1〜Mp3,Mn1〜Mn3が動作可能な高さを有する電圧である。また、磁気カプラMp3の出力は、プルダウン抵抗Rによってプルダウンされた上で、制御装置40に入力されている。
本実施形態の磁気カプラMp1〜Mp3,Mn1〜Mn3は、1次側から入力されている異常信号が異常の発生を表さず、かつ、磁気カプラMp1〜Mp3,Mn1〜Mn3に所定電圧Vinが入力されている場合、各磁気カプラMp1〜Mp3,Mn1〜Mn3に内蔵されたスイッチS1から所定電圧Vinを出力する。磁気カプラMn3に内蔵されたスイッチS1の入力端子(ドレイン)には、磁気カプラMp3の電源電圧である所定電圧Vinが入力されている。磁気カプラMn3に内蔵されたスイッチS1がオン状態とされると、スイッチS1の出力端子(ソース)から所定電圧Vinが出力される。
上述した通り、所定電圧Vinは、磁気カプラMp1〜Mp3,Mn1〜Mn3に対し電源電圧として入力された場合、磁気カプラMp1〜Mp3,Mn1〜Mn3が動作可能な高さに設定されている。このため、全ての異常信号が異常の発生を表さない場合、全ての磁気カプラMp1〜Mp3,Mn1〜Mn3に対応するスイッチS1の出力は、所定電圧Vinになる。これにより、全ての磁気カプラMp1〜Mp3の電源端子Pに所定電圧Vinが入力されるとともに、制御装置40にはハイ状態の信号(所定電圧Vin)が入力される。
また、1次側から入力されている異常信号が異常の発生を表す場合、磁気カプラMp1,Mp2,Mn1〜Mn3は、スイッチS1による所定電圧Vinの出力を停止する。スイッチS1による所定電圧Vinの出力が停止されることで、そのスイッチS1の出力を電源電圧としている磁気カプラMp1〜Mp3,Mn1,Mn2の動作が停止する。
例えば、磁気カプラMp1に異常の発生を表す異常信号が1次側から入力された場合、磁気カプラMp1の出力回路21は、磁気カプラMp1に内蔵されるスイッチS1をオフ状態にする。磁気カプラMp1に内蔵されるスイッチS1がオフ状態にされることで、磁気カプラMp1に隣り合う磁気カプラMp2の電源端子Pへの所定電圧Vinの入力が停止される。これにより、磁気カプラMp2の動作が停止する。磁気カプラMp2の動作が停止することで、磁気カプラMp2に内蔵されるスイッチS1がオフ状態とされ、磁気カプラMp2に隣り合う磁気カプラMp3の電源端子Pへの所定電圧Vinの入力が停止される。
このように直列的に接続されている磁気カプラMp1〜Mp3,Mn1〜Mn3に設けられたスイッチS1による所定電圧Vinの出力が順々に停止していくことで、磁気カプラMp3の出力が停止され、制御装置40への所定電圧Vinの入力が停止される。また、駆動回路Dp3から磁気カプラMp3に入力されている異常信号が異常の発生を表す場合、磁気カプラMp3は、スイッチS1による所定電圧Vinの出力を停止する。本実施形態の構成では、磁気カプラMp3の出力は抵抗Rによってプルダウンされているため、磁気カプラMp3の出力が停止されると、制御装置40にはロー状態の信号(2次側の接地電圧)が入力される。
以下、本実施形態の効果を述べる。
上記構成によれば、複数の磁気カプラMp1〜Mp3,Mn1〜Mn3から制御装置40に対して異常信号が入力される経路が共通化される。また、「第2の絶縁素子」である磁気カプラMp1,Mp2,Mn1〜Mn3に対して異常の発生を表す異常信号が入力されていない場合、「第1の絶縁素子」である磁気カプラMp3には電源電圧として所定電圧Vinが入力される。そして、磁気カプラMp1に入力されている異常信号が異常の発生を表さない場合、磁気カプラMp1からハイ状態の信号(所定電圧Vin)が出力される。
一方、磁気カプラMp1,Mp2,Mn1〜Mn3のいずれかに対して異常の発生を表す異常信号が入力されている場合、磁気カプラMp3に対する所定電圧の入力が停止される。このため、磁気カプラMp3に入力されている異常信号が異常の発生を表すか否かに関わらず、磁気カプラMp3による所定電圧Vinの出力が停止される。また、磁気カプラMp1,Mp2,Mn1〜Mn3に入力されている異常信号が異常の発生を表さず、さらに、磁気カプラMp3に入力されている異常信号が異常の発生を表すものであった場合、磁気カプラMp3による所定電圧Vinの出力が停止される。
よって、半導体スイッチング素子SWp1〜SWp3,SWn1〜SWn3に対応する異常が少なくとも1つ生じている場合、磁気カプラMp3による所定電圧Vinの出力が停止される。また、半導体スイッチング素子SWp1〜SWp3,SWn1〜SWn3に対応する異常が1つも生じていない場合、磁気カプラMp3の出力が所定電圧Vinとなる。このため、「受信装置」である制御装置40は、半導体スイッチング素子SWp1〜SWp3,SWn1〜SWn3に対応する異常が生じているか否かを好適に判断できる。
「第1の絶縁素子」である磁気カプラMp3の出力をプルダウンすることで、磁気カプラMp3の動作が停止した場合に、制御装置40にロー状態の信号を入力し、「受信装置」としての制御装置40に対して、異常の発生をより確実に伝達することが可能になる。
「受信装置」である制御装置40に対して信号を出力する「第1の絶縁素子」を、制御装置40との距離が最も近い磁気カプラMp3とした。この構成により、制御装置40に対して、異常の発生を速く伝達することが可能になるとともに、磁気カプラMp1〜Mp3,Mn1〜Mn3の間における配線を簡略化できる。
本実施形態の「絶縁素子」は、磁気結合型の絶縁素子である。さらに具体的には、磁気カプラである。これにより、より速く異常の発生を伝達することが可能になる。
(第2実施形態)
第2実施形態の構成を図6に示す。第1実施形態の磁気カプラMp1〜Mp3,Mn1〜Mn3の出力回路21は、「出力素子」であるスイッチS1を内蔵する構成とした。これを変更し、第2実施形態の磁気カプラMp1〜Mp3,Mn1〜Mn3の出力回路21Aは、各磁気カプラMp1〜Mp3,Mn1〜Mn3に対応する「出力素子」であるスイッチS1Aを磁気カプラMp1〜Mp3,Mn1〜Mn3の外部に設ける構成としている。
スイッチS1Aの入力端子(ドレイン)には、電源回路から所定電圧VinBがそれぞれ入力されている。「第2絶縁素子」である磁気カプラMp1,Mp2,Mn1〜Mn3に対応するスイッチS1Aの出力端子(ソース)には、隣り合う磁気カプラMp1〜Mp3,Mn1〜Mn2の電源端子Pがそれぞれ接続されている。スイッチS1Aの制御端子(ゲート)には、磁気カプラMp1〜Mp3,Mn1〜Mn3の出力回路21Aが接続されている。
磁気カプラMn3の電源端子Pには、磁気カプラMn3が動作可能な高さを有する電圧VinAが電源電圧として入力されている。「第1の絶縁素子」である磁気カプラMp3に対応するスイッチS1Aの出力は、抵抗Rによってプルダウンされた上で、「受信装置」である制御装置40に入力されている。
磁気カプラMp1〜Mp3,Mn1〜Mn3の出力回路21Aにより、対応するスイッチS1Aがオン状態とされることで、隣り合う磁気カプラMp1〜Mp3,Mn1〜Mn2に対し、電源電圧として所定電圧VinBが入力される。所定電圧VinBは、磁気カプラMp1〜Mp3,Mn1〜Mn3に対し電源電圧として入力された場合、磁気カプラMp1〜Mp3,Mn1〜Mn3が動作可能な高さに設定されている。磁気カプラMp1,Mp2,Mn1〜Mn3に入力されている全ての異常信号が異常の発生を表さない場合、全ての磁気カプラMp1〜Mp3,Mn1〜Mn3の出力回路21Aは、対応するスイッチS1Aをオン状態とする。これにより、制御装置40には、ハイ状態の信号(所定電圧VinB)が入力される。
また、磁気カプラMp1,Mp2,Mn1〜Mn3の少なくとも1つに入力されている異常信号が異常の発生を表す場合、磁気カプラMp1,Mp2,Mn1〜Mn3は、スイッチS1Aによる所定電圧VinBの出力を停止する。スイッチS1Aによる所定電圧VinBの出力が停止されることで、そのスイッチS1Aの出力を電源電圧としている磁気カプラMp1〜Mp3,Mn1〜Mn2の動作が停止する。
第1実施形態と同様に、直列的に接続されている磁気カプラMp1〜Mp3,Mn1〜Mn3に対応するスイッチS1Aによる所定電圧VinBの出力が順々に停止していくことで、磁気カプラMp3の出力が停止され、制御装置40への所定電圧VinBの入力が停止される。また、駆動回路Dp3から磁気カプラMp3に入力されている異常信号が異常の発生を表す場合、磁気カプラMp3は、スイッチS1Aによる所定電圧Vinの出力を停止する。
本実施形態の構成では、磁気カプラMp3の出力は抵抗Rによってプルダウンされているため、磁気カプラMp3に対応するスイッチS1Aの出力が停止されると、制御装置40にはロー状態の信号(2次側の接地電圧)が入力される。
磁気カプラMp1〜Mp3,Mn1〜Mn3にそれぞれ対応する「出力素子」であるスイッチS1Aが磁気カプラMp1〜Mp3,Mn1〜Mn3の外部に設けられている第2実施形態の構成は、第1実施形態と同様の効果を奏する。
(第3実施形態)
第3実施形態の構成を図7に示す。本実施形態の「信号伝達システム」は、上アームスイッチSWp1〜SWp3に対応する異常信号を伝達する「第1の信号伝達回路」と、下アームスイッチSWn1〜SWn3に対応する「第2の信号伝達回路」とを有している。そして、「第1の信号伝達回路」は、磁気カプラMp1〜Mp3を有し、「第2の信号伝達回路」は、磁気カプラMn1〜Mn3を有している。
図7に示すように、磁気カプラMp1の出力を磁気カプラMp2の電源端子Pに接続することで、磁気カプラMp1の出力を磁気カプラMp2の電源電圧として入力している。また、磁気カプラMp2の出力を磁気カプラMp3の電源端子Pに接続することで、磁気カプラMnpの出力を磁気カプラMp3の電源電圧として入力している。また、磁気カプラMp1の電源端子Pには、電源回路から電源電圧として所定電圧Vinが入力されている。また、磁気カプラMp3の出力は、プルダウン抵抗Rpによってプルダウンされた上で、制御装置40に入力されている。
また、磁気カプラMn1の出力を磁気カプラMn2の電源端子Pに接続することで、磁気カプラMn1の出力を磁気カプラMn2の電源電圧として入力している。また、磁気カプラMn2の出力を磁気カプラMn3の電源端子Pに接続することで、磁気カプラMn2の出力を磁気カプラMn3の電源電圧として入力している。また、磁気カプラMn1の電源端子Pには、電源回路から電源電圧として所定電圧Vinが入力されている。また、磁気カプラMn3の出力は、プルダウン抵抗Rnによってプルダウンされた上で、制御装置40に入力されている。
図8に磁気カプラMp1〜Mp3を接続する配線Lp、及び、磁気カプラMn1〜Mn3を接続する配線Lnを示す。配線Lp,Lnは、それぞれ、第1実施形態の図2に示す配線Lより配線長が短くなっている。これにより、制御装置40が駆動回路Dp1〜Dp3,Dn1〜Dn3の異常をより早く取得することが可能になる。
また、制御装置40が上アームスイッチSWp1〜SWp3の駆動回路Dp1〜Dp3の異常信号と下アームスイッチSWn1〜SWn3の駆動回路Dn1〜Dn3の異常信号とを独立して取得することで、制御装置40が駆動回路Dp1〜Dp3,Dn1〜Dn3の異常をより早く取得することが可能になる。
また、上アームスイッチSWp1〜SWp3に対応する異常と、下アームスイッチSWn1〜SWn3に対応する異常とが別の経路により制御装置40に入力される。これにより、例えば、上アームスイッチSWp1〜SWp3の駆動回路Dp1〜Dp3が異常を検知した場合は、制御装置40が下アームスイッチSWn1〜SWn3を制御することで、インバータ装置INVに蓄積された電力を放電することができる。また、下アームスイッチSWn1〜SWn3の駆動回路Dn1〜Dn3が異常を検知した場合は、制御装置40が上アームスイッチSWp1〜SWp3を制御することで、インバータ装置INVに蓄積された電力を放電することができる。
(第4実施形態)
第1実施形態の説明において述べたとおり、磁気カプラMは、対応する駆動回路Dが設けられた領域から制御装置40へ異常信号を伝達する経路と、制御装置40から対応する駆動回路Dへ駆動指令信号を伝達する経路とを有するものである。本実施形態の磁気カプラMAは、さらに、その磁気カプラMAに対応する出力素子S1の出力に応じて、制御装置40から対応する駆動回路Dへの駆動指令信号の伝達を停止する。
具体的には、図9に示すように、磁気カプラMAは、入力回路22、出力回路21及びトランス23から構成され、対応する駆動回路Dが設けられた領域から制御装置40へ異常信号を伝達する経路を有する。また、磁気カプラMAは、入力回路24、出力回路25及びトランス26から構成され、制御装置40から対応する駆動回路Dへ駆動指令信号を伝達する経路を有する。そして、出力回路21に設けられたスイッチS1の出力と、制御装置40から入力される駆動指令信号とが、AND回路27に入力され、AND回路27の出力が入力回路24に入力される。スイッチS1の出力が停止されている場合、AND回路27の出力はロー状態とされる。
本構成によれば、半導体スイッチング素子SWp1〜SWp3,SWn1〜SWn3にそれぞれ対応する異常が生じた場合に、その半導体スイッチング素子SWp1〜SWp3,SWn1〜SWn3の駆動を、制御装置40によることなく早急に停止することができる。
(他の実施形態)
・「電源システム」は、インバータ装置以外のものであってもよい。例えば、DCDCコンバータなどであってもよい。
・「絶縁素子」として、容量結合方式の絶縁素子を用いてもよい。
・上記実施形態では、「出力素子」として、図5などに示すとおり、ハイ状態又はハイインピーダンス状態を出力するオープンソース型のMOS−FETを用いる構成とした。これを変更し、図10に示すように、ハイ状態(電源電圧)又はロー状態(接地電圧)を出力するプッシュプル型のMOS−FET(スイッチS1,S2)を用いる構成としてもよい。
Mp1,Mp2,Mn1〜Mn3…磁気カプラ(第2の絶縁素子)、Mp3…磁気カプラ(第1の絶縁素子)、S1…スイッチ(出力素子)、40…制御装置、Dp1〜Dp3,Dn1〜Dn3…駆動回路、INV…インバータ装置、SWp1〜SWp3,SWn1〜SWn3…半導体スイッチング素子。

Claims (6)

  1. 複数の半導体スイッチング素子(SWp1〜SWp3,SWn1〜SWn3)をそれぞれ駆動するとともに、互いに絶縁された複数の駆動回路(Dp1〜Dp3,Dn1〜Dn3)を有する電源回路(INV)に適用され、
    前記複数の半導体スイッチング素子にそれぞれ対応する異常を表す異常信号を、前記複数の駆動回路がそれぞれ設けられた1次側の領域から2次側の受信装置(40)へ、複数の絶縁素子(Mp1〜Mp3,Mn1〜Mn3)を介して伝達する信号伝達回路において、
    前記複数の絶縁素子は、それぞれ対応する出力素子(S1,S1A)を2次側に有し、前記出力素子は、前記絶縁素子の1次側に入力されている前記異常信号が異常の発生を表さない場合、所定電圧を出力するとともに、前記絶縁素子の1次側に入力されている前記異常信号が異常の発生を表す場合又は前記絶縁素子が動作を停止した場合、2次側において、対応する前記出力素子による前記所定電圧の出力を停止し、
    前記所定電圧は、所定の基準電圧を基準とし、さらに、前記絶縁素子に対し電源電圧として入力した場合、前記絶縁素子が動作可能な高さを有し、
    前記複数の絶縁素子は、
    他の前記絶縁素子に対応する前記出力素子の出力が電源電圧として入力され、且つ、対応する前記出力素子の出力が前記受信装置に入力される1の第1の絶縁素子(Mp3)と、
    前記絶縁素子が動作可能な高さを有する電圧又は他の絶縁素子に対応する前記出力素子の出力が、電源電圧として入力され、且つ、対応する前記出力素子の出力を他の前記絶縁素子へ電源電圧として入力する1又は複数の第2の絶縁素子(Mp1,Mp2,Mn1〜Mn3)と、
    を含むことを特徴とする信号伝達回路。
  2. 前記第1の絶縁素子に対応する前記出力素子の出力はプルダウンされていることを特徴とする請求項1に記載の信号伝達回路。
  3. 前記受信装置は、前記駆動回路に前記半導体スイッチング素子の駆動を指令する駆動指令信号を出力する制御装置であり、
    前記絶縁素子は、対応する前記駆動回路が設けられた領域から前記制御装置へ前記異常信号を伝達する経路と、前記制御装置から対応する前記駆動回路へ駆動指令信号を伝達する経路とを有するものであって、
    前記絶縁素子は、その絶縁素子に対応する前記出力素子の出力に応じて、前記制御装置から対応する前記駆動回路への駆動指令信号の伝達を停止することを特徴とする請求項1又は2に記載の信号伝達回路。
  4. 全ての前記出力素子において、前記第1の絶縁素子に対応する出力素子は、前記受信装置との距離が最も近いものであることを特徴とする請求項1乃至3のいずれか1項に記載の信号伝達回路。
  5. 前記絶縁素子は、磁気結合型の絶縁素子であることを特徴とする請求項1乃至4のいずれか1項に記載の信号伝達回路。
  6. 前記半導体スイッチング素子は、インバータ装置(INV)を構成するものであり、直列接続された上アームスイッチング素子(SWp1〜SWp3)と、下アームスイッチング素子(SWn1〜SWn3)とのいずれか一方であって、
    請求項1乃至5のいずれか1項に記載の前記信号伝達回路が、前記上アームスイッチング素子に対応する第1の信号伝達回路として設けられているとともに、請求項1乃至5のいずれか1項に記載の前記信号伝達回路が、前記下アームスイッチング素子に対応する第1の信号伝達回路として設けられていることを特徴とする信号伝達システム。
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