JP6447436B2 - 電力変換装置 - Google Patents

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本発明は、直流を交流に変換する電力変換装置に関する。
一般的に、直流を交流に変換する電力変換装置では、電力変換装置を構成する電力変換回路(インバータ回路)の入力電圧として電力変換回路が有する平滑コンデンサの端子間電圧を検出し、その検出値を用いて制御が行われている。ここで、電力変換装置を構成するスイッチング素子を駆動する駆動回路と、電力変換回路の入力電圧を検出に適した電圧に変換する電圧変換回路と、を同一の回路基板に実装する構成が知られている(例えば、特許文献1)。
特許第5278490号公報
ここで、平滑コンデンサと、電圧変換回路との接続において、ワイヤーハーネスなどを用いると、装置全体が大型化する。
本発明は、上記課題に鑑みてなされたものであり、簡易な構成で電力変換回路の入力電圧を取得可能な構成を提供することを主たる目的とする。
第1の構成は、高電圧側端子(C)が互いに接続された半導体スイッチング素子である複数の上アームスイッチ(SWp1〜SWp4)と、低電圧側端子(E)が互いに接続された半導体スイッチング素子である複数の下アームスイッチ(SWn1〜SWn4)と、を有し、前記上アームスイッチと前記下アームスイッチとの直列接続体がそれぞれ構成され、前記上アームスイッチの高電圧側端子と、前記下アームスイッチの低電圧側端子とに接続され、その両端子間の電圧を平滑化する第1平滑コンデンサ(C2)を有し、直流電力を交流電力に変換する電力変換回路(INV)と、前記第1平滑コンデンサの端子間電圧を検出する第1電圧検出手段の検出値に基づいて、前記上アームスイッチ及び前記下アームスイッチを駆動し、かつ、前記電力変換回路の入出力電圧より低い電圧で動作する第1駆動回路(Dp2〜Dp4,Dn2〜Dn4)と、を備える電力変換装置であって、前記半導体スイッチング素子は、他の素子とともに絶縁材料で被覆されてモジュール(PWC)を構成するとともに、前記絶縁材料から外部へ露出した複数の信号端子(KC,K,A,G,SE,KE)を備え、前記信号端子は、前記半導体スイッチング素子の低電圧側端子に接続された第1検出用端子(KE)と、前記半導体スイッチング素子の高電圧側端子に接続された第2検出用端子(KC)と、前記半導体スイッチング素子の制御端子(G)とを含み、前記複数の信号端子が接続され、前記第1駆動回路と、前記第1電圧検出手段への入力に適した電圧となるように前記第1平滑コンデンサの端子間電圧を変換する第1電圧変換回路(20)と、が実装されている回路基板(50)を備え、前記第1電圧変換回路は、複数の前記下アームスイッチの前記第1検出用端子のうち、前記第1平滑コンデンサとの間のインピーダンスの大きさが最小となるものと、複数の前記上アームスイッチの前記第2検出用端子のうち、前記第1平滑コンデンサとの間のインピーダンスの大きさが最小となるものと、の電圧差を、前記第1平滑コンデンサの端子間電圧とすることを特徴とする。
上記構成では、第1電圧変換回路は、第1平滑コンデンサの端子間電圧を、下アームスイッチの第1検出用端子と上アームスイッチの第2検出用端子との間の電圧とする。これにより、第1電圧変換回路と第1平滑コンデンサとの接続は回路基板を介して接続されることとになり、ワイヤーハーネスなどを用いた接続と比較して、簡易な構成により接続をすることが可能になる。
さらに、複数の下アームスイッチの第1検出用端子のうち、平滑コンデンサとの間のインピーダンスの大きさが最小となるものと、複数の上アームスイッチの第2検出用端子のうち、平滑コンデンサとの間のインピーダンスの大きさが最小となるものと、の電圧差を、第1平滑コンデンサの端子間電圧とする構成とした。このような構成にすることで、第1電圧検出手段による第1平滑コンデンサの端子間電圧の検出において、配線インピーダンスによる電圧降下の影響を抑制することが可能になる。
第2の構成は、高電圧側端子(C)が互いに接続された半導体スイッチング素子である複数の上アームスイッチ(SWp1〜SWp4)と、低電圧側端子(E)が互いに接続された半導体スイッチング素子である複数の下アームスイッチ(SWn1〜SWn4)と、を有し、前記上アームスイッチと前記下アームスイッチとの直列接続体がそれぞれ構成され、前記上アームスイッチの高電圧側端子と、前記下アームスイッチの低電圧側端子とに接続され、その両端子間の電圧を平滑化する第1平滑コンデンサ(C2)を有し、直流電力を交流電力に変換する電力変換回路(INV)と、前記第1平滑コンデンサの端子間電圧を検出する第1電圧検出手段の検出値に基づいて、前記上アームスイッチ及び前記下アームスイッチを駆動し、かつ、前記電力変換回路の入出力電圧より低い電圧で動作する第1駆動回路(Dp2〜Dp4,Dn2〜Dn4)と、を備える電力変換装置であって、前記半導体スイッチング素子は、他の素子とともに絶縁材料で被覆されてモジュール(PWC)を構成するとともに、前記絶縁材料から外部へ露出した複数の信号端子(KC,K,A,G,SE,KE)を備え、前記信号端子は、前記半導体スイッチング素子の低電圧側端子に接続された第1検出用端子(KE)と、前記半導体スイッチング素子の高電圧側端子に接続された第2検出用端子(KC)と、前記半導体スイッチング素子の制御端子(G)とを含み、前記複数の信号端子が接続され、前記第1駆動回路と、前記第1電圧検出手段への入力に適した電圧となるように前記第1平滑コンデンサの端子間電圧を変換する第1電圧変換回路(20)と、が実装されている回路基板(50)を備え、前記第1電圧変換回路は、複数の前記下アームスイッチの前記第1検出用端子のうち、前記平滑コンデンサとの間のインピーダンスの大きさが最大となるものと、複数の前記上アームスイッチの前記第2検出用端子のうち、前記第1平滑コンデンサとの間のインピーダンスの大きさが最大となるものと、の電圧差を、前記第1平滑コンデンサの端子間電圧とすることを特徴とする。
第1の構成と同様に、第1電圧変換回路は、第1平滑コンデンサの端子間電圧を、下アームスイッチの第1検出用端子と上アームスイッチの第2検出用端子との間の電圧とする。これにより、第1電圧変換回路と第1平滑コンデンサとの接続は回路基板を介して接続されることとになり、ワイヤーハーネスなどを用いた接続と比較して、簡易な構成により接続をすることが可能になる。
さらに、突入電流が生じる場合、第1コンデンサとの間のインピーダンス(寄生インダクタンス)が大きいほど、スイッチング素子に対して印加されるサージ電圧が大きくなる。そこで、上記構成のように、第1コンデンサとの間のインピーダンスが最も大きい、即ち、サージ電圧が最も大きくなるスイッチング素子の端子電圧を検出して制御に用いることで、スイッチング素子を適切に保護することが可能になる。
電力変換装置の電気的構成を示す回路図。 第1実施形態における回路基板(表面)における素子の配置を表す概略図。 パワーカードの構造を表す概略図。 コンデンサとスイッチング素子との接続を表す図。 第1実施形態における回路基板(裏面)における素子の配置を表す概略図。 第2実施形態における回路基板における素子の配置を表す概略図。 変形例におけるコンデンサとスイッチング素子との接続を表す図。
(第1の実施形態)
以下、本発明にかかる電力変換回路の駆動装置をハイブリッド車に適用した実施形態について、図面を参照しつつ説明する。
図1に、本実施形態にかかる電力変換装置の電気的構成を示す。モータジェネレータ10は、駆動輪や内燃機関に機械的に連結されている。モータジェネレータ10は、インバータ回路INVに接続されている。インバータ回路INV(電力変換回路)は、高電圧バッテリ12の電圧を昇圧するDCDCコンバータCV(昇降圧回路)の出力電圧を入力電圧とし、直流電力を交流電力に変換するものである。ここで、高電圧バッテリ12(直流電源)は、端子電圧がたとえば100V以上の高電圧となるものである。なお、DCDCコンバータCVの入力端子には、DCDCコンバータCVに対して入力される入力電圧を平滑化するコンデンサC1(第2平滑コンデンサ)が接続されている。
インバータ回路INVは、高電圧側のスイッチング素子SWp2〜SWp4(上アームスイッチ)及び低電圧側のスイッチング素子SWn2〜SWn4(下アームスイッチ)の直列接続体が3つ並列接続されて構成されている。そして、これら各スイッチング素子SWp2〜SWp4、及び、スイッチング素子SWn2〜SWn4の接続点が、モータジェネレータ10の各相にそれぞれ接続されている。
また、上記高電圧側のスイッチング素子SWp2〜SWp4及び低電圧側のスイッチング素子SWn2〜SWn4のそれぞれの入出力端子間(コレクタ及びエミッタ間)には、高電圧側のフリーホイールダイオードFDp2〜4及び低電圧側のフリーホイールダイオードFDn2〜4のカソードおよびアノードが接続されている。
一方、DCDCコンバータCVは、高電圧側のスイッチング素子SWp1(上アームスイッチ)および低電圧側のスイッチング素子SWn1(下アームスイッチ)の直列接続体と、これに並列接続されるコンデンサC2(第1平滑コンデンサ)と、高電圧側のスイッチング素子SWp1及び低電圧側のスイッチング素子SWn1の接続点と高電圧バッテリ12とを接続するインダクタLとを備えている。スイッチング素子SWn1,SWn2が「昇降圧スイッチング素子」に相当する。コンデンサC2は、上アームスイッチSWp1〜SWp4のコレクタ(高電圧側端子)と、下アームスイッチSWn1〜SWn4のエミッタ(低電圧側端子)とに接続され、その両端子間の電圧を平滑化する。
なお、上記インバータ回路INV、及び、DCDCコンバータCVを構成する半導体スイッチング素子SW(SWp1〜SWp4,SWn1〜SWn4)は、いずれもパワー半導体であり、より具体的には、絶縁ゲートバイポーラトランジスタ(IGBT)である。
制御装置40は、マイクロコンピュータであって、インバータ回路INVを操作することでモータジェネレータ10の制御量を制御するためのデジタル処理手段である。また、制御装置40は、DCDCコンバータCVのスイッチング素子SWを操作することで、DCDCコンバータCVの出力電圧を制御する。詳しくは、制御装置40は、フォトカプラ等の絶縁手段を備えるインターフェース42を介してインバータ回路INVやDCDCコンバータCVの各スイッチング素子SWに操作信号を出力することで、インバータ回路INVやDCDCコンバータCVを操作する。より具体的には、制御装置40はインターフェース42を介して各スイッチング素子SWの制御端子(ゲート)に対して駆動信号を入力する駆動回路Dn1〜Dn4,Dp1〜Dp4に操作信号を出力する。ここで、インターフェース42に絶縁手段を備えるのは、インバータ回路INVや高電圧バッテリ12を備える高電圧システムと、制御装置40を備える低電圧システムとを絶縁するためである。
また、制御装置40は、DCDCコンバータCVやインバータ回路INVの入力電圧の検出値を取得し、その取得した値に基づいて、上記操作信号を生成する。本実施形態の構成は、DCDCコンバータCVやインバータ回路INVの入力電圧の検出値の取得をするために、インバータ回路INV、及び、DCDCコンバータCVの入力電圧を、制御装置40が有するアナログデジタル変換器の入力可能電圧に変換する差動増幅回路20,30を備えている。
差動増幅回路20,30はいずれも、一対の入力端子の電圧を低電圧システムの接地基準での電圧に変換する電圧変換回路である。差動増幅回路20,30によって変換された電圧は、電圧検出手段である制御装置40(第1電圧検出手段、第2電圧検出手段)に入力される。これは、本実施形態では、高電圧システムの基準電圧と低電圧システムの基準電圧とが相違するためである。具体的には、基準電圧となるDCDCコンバータCVやインバータ回路INVの負極側の入力端子の電圧VNは、低電圧システムにおける基準電圧よりも低くなっている。これは、本実施形態では、コンデンサC1の正極電圧と負極電圧との中央値を低電圧システムの基準電圧としているためである。基準電圧のこのような設定は、コンデンサC1の両端の電圧を抵抗によって分圧したものを低電圧システムの基準電圧とすることで実現することができる。なお、低電圧システムの基準電圧は、接地電圧(車体電圧)である。
差動増幅回路20(第1電圧変換回路)は、インバータ回路INVの正極側の入力端子の電圧(コンデンサC2の正極側と接続される端子THの電圧VH)と、負極側の入力端子の電圧(コンデンサC1の負極側と接続される端子TNの電圧VN)との電圧差、即ち、コンデンサC2の端子間電圧を変換する手段であり、オペアンプ21を備えて構成される。ここで、端子THの電圧VHと接地電圧との電圧差は、分圧用の抵抗体である複数の高抵抗体23と、低抵抗体24によって分圧された後、オペアンプ21の反転入力端子に印加される。また、端子TNの電圧VNと接地電圧との電圧差は、複数の高抵抗体25と、低抵抗体26とによって分圧され、オペアンプ21の非反転入力端子に印加される。オペアンプ21の反転入力端子と出力端子とは抵抗体22によって接続されている。
差動増幅回路30(第2電圧変換回路)は、DCDCコンバータCVの正極側の入力端子の電圧(コンデンサC1の正極側の端子と接続される端子TLの電圧VL)と、端子TNの電圧VNとの電圧差、即ち、コンデンサC1の端子間電圧を変換する手段であり、オペアンプ31を備えて構成される。ここで、端子TLの電圧VLと接地電圧との電圧差は、複数の高抵抗体33と、低抵抗体34によって分圧された後、オペアンプ31の反転入力端子に印加される。また、端子TNの電圧VNと接地電圧との電圧差は、分圧用の抵抗体である複数の高抵抗体35と、低抵抗体36とによって分圧され、オペアンプ31の非反転入力端子に印加される。オペアンプ31の反転入力端子と出力端子とは抵抗体32によって接続されている。
図2に、本実施形態にかかるインバータ回路INVやDCDCコンバータCV、差動増幅回路20,30等が実装される回路基板50を示す。回路基板50は、具体的には、プリント回路基板である。図示される回路基板50は、インバータ回路INVやDCDCコンバータCVに接続される高電圧回路領域HVと、低電圧回路領域LVとの双方を有する。ここで、基本的には、図中、右側(上アームスイッチSWp4に対し、上アームスイッチSWp3が設けられている方向と逆の方向)の領域が低電圧回路領域LVであり、中央及び左側(上アームスイッチSWp4に対し、上アームスイッチSWp3が設けられている方向)の領域が高電圧回路領域HVである。ただし、高電圧回路領域HV内には、フォトカプラのように、低電圧システムと高電圧システムとの双方を構成する部品も混在している。
また、インバータ回路INVやDCDCコンバータCVの各スイッチング素子SWの駆動回路Dp1〜Dp4,Dn1〜Dn4の電源回路を構成するフライバックコンバータ用の電解コンデンサ(図示略)は、低電圧システムを構成するものとして、図中右側の低電圧回路領域LVに配置されている。また、駆動回路Dp1〜Dp4,Dn1〜Dn4の電源回路を構成するフライバックコンバータ用のトランス(図示略)の1次巻線側は低電圧システムを構成するものとして低電圧回路領域LVに配置され、2次巻線側は高電圧システムを構成するものとして高電圧回路領域HVに配置されている。
図中、コネクタ66は、制御装置40による指令信号や、低電圧システムの接地(車体のボディ)や、端子電圧が十数Vの低電圧バッテリの電源線や、CAN通信線等を回路基板50上の低電圧回路に接続するためのものである。
図3に示すように、上記インバータ回路INVやDCDCコンバータCVの各スイッチング素子SWは、回路基板50の裏面(図2に示された面の裏面)側から回路基板50に差し込まれて接続されている。ここで、各スイッチング素子SWは、他の素子とともに絶縁材料で被覆されてパワーカードPWC(モジュール)を構成している。パワーカードPWCには、フリーホイールダイオードFDや感温ダイオードSDも収納されているが、図3では、フリーホイールダイオードFDの記載を省略している。
パワーカードPWCは、高電圧側のスイッチング素子SWが収納されたものと、低電圧側のスイッチング素子SWが収納されたものとで互いに同一構造である。パワーカードPWCは、絶縁材料から外部へ露出した複数の信号端子を有する。具体的には、スイッチング素子SWの開閉制御端子(ゲートG)、エミッタ検出端子KE、コレクタ検出端子KC、センス端子SE、感温ダイオードSDのアノードAおよびカソードKの各端子が、回路基板50に挿入され接続されている。ここで、エミッタ検出端子KE(第1検出用端子)は、スイッチング素子SWのエミッタE(低電圧側端子)に接続され、エミッタEと同電圧の電極である。コレクタ検出端子KC(第2検出用端子)は、スイッチング素子SWのコレクタ(高電圧側端子)に接続され、コレクタと同電圧の電極である。センス端子SEは、スイッチング素子SWを流れる電流と相関を有する微小電流を出力するための端子である。
図2に示すように、スイッチング素子SWは、高電圧システムを構成するものであるため、これら各スイッチング素子SWを他の回路と絶縁すべく、回路基板50には、絶縁領域IAが設けられている。絶縁領域IAは、回路(素子や配線や電源パターン)が配置されない領域である。
ここで、図中下の列には、低電圧側のスイッチング素子SWn1〜SWn4を備えるパワーカードPWCの端子が示されている。これら低電圧側のスイッチング素子SWnに対応するエミッタ検出端子KEが、いずれも同一の基準電圧(端子TNの電圧VN)であるため、これらの間に絶縁領域IAが設けられていない。このため、これら下アームスイッチSWn1〜SWn4を駆動する駆動回路Dn1〜Dn4は、この基準電圧を基準にして所定の電圧幅で動作することとなる。ここで、これら駆動回路Dn1〜Dn4の構成部品の動作電圧自体は、必ずしも低電圧回路領域LV内の部品と比較して大きいわけではない。このため、これら互いに相違する低電圧側のスイッチング素子SWnの駆動回路Dn1〜Dn4同士は、回路基板50上において必ずしも絶縁領域IAを設ける必要がない。
これに対し、図中上の列には、上アームスイッチSWp1〜SWp4を備えるパワーカードPWCの端子が示されており、これらは互いに絶縁領域IAによって隔離されている。そして、絶縁領域によって囲まれた領域に上アームスイッチSWp1〜SWp4を駆動する駆動回路Dp1〜Dp4が実装されている。これは、各上アームスイッチSWp1〜SWp4同士のエミッタ検出端子KEの電圧が、対応する低電圧側のスイッチング素子SWn1〜SWn4がオン状態であるかオフ状態であるかに応じて、大きく変動するからである。このため、これらの駆動回路Dp1〜Dp4の動作電圧自体は小さいとはいえ、駆動回路Dp1〜Dp4同士を絶縁する必要が生じる。上記絶縁領域IAの幅は、法規による要請や、絶縁破壊等を回避する観点から定められる。なお、駆動回路Dp1〜Dp4,Dn1〜Dn4が「第1駆動回路」に相当し、さらに、駆動回路Dp1,Dn1が「第2駆動回路」に相当する。
図4として、スイッチング素子SWp1〜SWp4,SWn1〜SWn4とコンデンサC2との接続を表す概略図を示す。上アームスイッチSWp1〜SWp4のコレクタは互いに、金属製の棒状(又は板状)の部材であるバスバーB1によって接続されている。さらに、上アームスイッチSWp1〜SWp4のコレクタは、バスバーB1によって、コンデンサC2の高電圧側の端子PPに接続されている。
同様に、下アームスイッチSWn1〜SWn4のエミッタEは互いに、金属製の棒状の部材であるバスバーB2によって接続されている。さらに、下アームスイッチSWn1〜SWn4のエミッタEは、バスバーB2によって、コンデンサC2の低電圧側の端子PNに接続されている。
ここで、上アームスイッチSWp1〜SWp4のコレクタCと、コンデンサC2の高電圧側端子PPとの間の配線距離を比較すると、DCDCコンバータCVの上アームスイッチSWp1のコレクタCと、コンデンサC2の高電圧側端子PPとの間が最も近い。このため、DCDCコンバータCVの上アームスイッチSWp1のコレクタCと、コンデンサC1の高電圧側端子PPとの間のインピーダンスが最小となる。
また、下アームスイッチSWn1〜4のエミッタEと、コンデンサC2の低電圧側端子PNとの間の配線距離を比較すると、DCDCコンバータCVの下アームスイッチSWn1のエミッタEと、コンデンサC2の低電圧側端子PNとの間が最も近い。このため、DCDCコンバータCVの下アームスイッチSWn1のエミッタEと、コンデンサC2の低電圧側端子PNとの間のインピーダンスが最小となる。
そこで、差動増幅回路20の正極側(抵抗体23)の端子THを、DCDCコンバータCVの上アームスイッチSWp1のコレクタ検出端子KCに接続する。また、負極側(抵抗体25)の端子TNを、DCDCコンバータCVの下アームスイッチSWn1のエミッタ検出端子KEに接続する。これにより、配線インピーダンスによる電圧降下の影響を抑制することが可能になる。さらに、コレクタ検出端子KC及びエミッタ検出端子KEは、回路基板50に接続されているため、回路基板50上の配線(プリント配線)を用いて、端子TH,TNと接続することができ、ワイヤーハーネスなどを用いた接続と比較して、簡易な構造により接続をすることが可能になる。
さらに、本実施形態では、図2に示すように差動増幅回路20を構成する高抵抗体23,25を絶縁領域IAに沿って配置した。これは、回路基板50の集積度を向上させるための設定である。すなわち、高抵抗体23,25も高電圧システムを構成するものであるため、これらと別の部材とを隔離する必要がある。図2に示すような高抵抗体23,25の配置によって、他の部材を配置できない領域と、パワーカードPWC等の配置によって必要となった絶縁領域IAとを共有することで、回路基板50の集積度を向上させることができる。
なお、先の図2においては、差動増幅回路20を構成する抵抗体23,25のみが示されているが、これは、回路基板50が両面基板であるためであり、差動増幅回路30を構成する抵抗体33,35は、回路基板50の裏面に配置されている。ちなみに、高抵抗体23,25が複数の抵抗素子からなるのは、絶縁距離を確保するための設定である。すなわち、高抵抗体23,25を単一の抵抗素子にて構成する場合、その両端の距離を十分に長くする必要が生じるが、これを満たす部材を構成することが困難であるため、複数の抵抗素子にて構成した。
図5に、図2に示した回路基板50の面の裏面における、差動増幅回路30を構成する抵抗体33,35の配置及び接続を示す。回路基板50の集積度を向上させるために、図2における高抵抗体23,25と同様に、高抵抗体35を絶縁領域IAに沿って配置した。
また、差動増幅回路30の負極側(高抵抗体35)の端子TNを、DCDCコンバータCVの下アームスイッチSWn1のエミッタ検出端子KEに接続する。また、コンデンサC1の高電圧側端子を、回路基板50を介して、差動増幅回路30の正極側の端子TLに接続する。このような構成にすることで、ワイヤーハーネスなどを用いた接続と比較して、簡易な構造により接続をすることが可能になる。さらに、コンデンサC1の低電圧側端子、及び、コンデンサC2の低電圧側端子PNを、ともに下アームスイッチSWn1のエミッタ検出端子KEに接続する構成とすることで、回路基板50における配線を簡略化できる。
(第2実施形態)
図6に、本実施形態における差動増幅回路20の抵抗体23a,25aの配置を示す。図6に示す構成では、図2に示す構成と比較して、低電圧回路領域LVと高電圧回路領域HVの配置が異なる。具体的には、図中、左側(上アームスイッチSWp1に対し、上アームスイッチSWp2が設けられている方向と逆の方向)の領域が低電圧回路領域LVであり、中央及び左側(上アームスイッチSWp1に対し、上アームスイッチSWp2が設けられている方向)の領域が高電圧回路領域HVである。
本実施形態の構成では、差動増幅回路20の正極側(抵抗体23a)の端子THを、インバータ回路INVの上アームスイッチSWp4のコレクタ検出端子KCに接続する。また、負極側(抵抗体25a)の端子TNを、インバータ回路INVの下アームスイッチSWn4のエミッタ検出端子KEに接続する。なお、差動増幅回路30の接続については、第1実施形態と同様である。
上アームスイッチSWp1〜SWp4のコレクタCと、コンデンサC2の高電圧側端子PPとの間の配線距離を比較すると、インバータ回路INVの上アームスイッチSWp4のコレクタCと、コンデンサC2の高電圧側端子PPとの間が最も長い。このため、インバータ回路INVの上アームスイッチSWp4のコレクタCCと、コンデンサC2の高電圧側端子PPとの間のインピーダンスが最大となる。
また、下アームスイッチSWn1〜SWn4のエミッタEと、コンデンサC2の低電圧側端子PNとの間の配線距離を比較すると、インバータ回路INVの下アームスイッチSWn4のエミッタEと、コンデンサC2の低電圧側端子PNとの間が最も長い。このため、インバータ回路INVの下アームスイッチSWn4のエミッタEと、コンデンサC2の低電圧側端子PNとの間のインピーダンスが最大となる。
突入電流が生じる場合、コンデンサC2との間のインピーダンス(寄生インダクタンス)が大きいほど、スイッチング素子SWに対して印加されるサージ電圧が大きくなる。そこで、インピーダンスが最も大きい、即ち、サージ電圧が最も大きくなるスイッチング素子SWの端子電圧を検出して制御に用いることで、スイッチング素子SWを適切に保護することが可能になる。
また、第1実施形態と同様に、コレクタ検出端子KC及びエミッタ検出端子KEは、回路基板50に接続されているため、回路基板50上の配線(プリント配線)を介して、端子TH,TNと接続することができ、ワイヤーハーネスなどを用いた接続と比較して、簡易な構造により接続をすることが可能になる。
(他の実施形態)
・図4に、上アームスイッチSWp1〜SWp4のそれぞれのコレクタの接続、及び、下アームスイッチSWn1〜SWn4のそれぞれのエミッタの接続について図示を行った。これらの接続を変更し、図7に示す構成としてもよい。
図7に示す構成では、図4に示す構成と同様、直列接続されているスイッチング素子SWを回路基板50の短手方向(第1方向)に沿って配置するとともに、各上アームスイッチSWp1〜SWp4を回路基板50の長手方向(第1方向に垂直な第2方向)に並ぶように配置している。また、各下アームスイッチSWn1〜SWn4を、回路基板50の長手方向に並ぶように配置している。さらに、回路基板50の短手方向において、コンデンサC2を下アームスイッチSWn1〜SWn4に対して、上アームスイッチSWp1〜SWp4と反対側に配置している。そして、板状のバスバーB1bによって、コンデンサC2の高電圧側端子PPと、上アームスイッチSWp1〜SWp4のコレクタ端子とをそれぞれ接続するとともに、板状のバスバーB2bによって、コンデンサC2の低電圧側端子PPと、下アームスイッチSWn1〜SWn4のエミッタ端子とをそれぞれ接続する構成としている。
・上記実施形態では、スイッチング素子SWとしてIGBTを用いたが、これを変更し、MOS−FETを用いてもよい。
・上記実施形態では、制御装置40を回路基板50の外部に設け、コネクタ66を介して制御装置40と回路基板50上の素子とを接続する構成とした。これを変更し、制御装置40を回路基板50に実装する構成としてもよい。
・第1実施形態では、コンデンサC2の端子間電圧として、上アームスイッチSWp1のコレクタCと、下アームスイッチSWn1のエミッタEとの間の電圧を検出する構成としたが、これを変更してもよい。例えば、DCDCコンバータCVを有しない電力変換装置においては、コンデンサC2の端子間電圧として、上アームスイッチSWp2のコレクタCと、下アームスイッチSWn2のエミッタEとの間の電圧を検出する構成としてもよい。
また、DCDCコンバータCVを有する構成において、コンデンサC2の低電圧側端子PNと、下アームスイッチSWn2のエミッタEとの間の配線インピーダンスが、コンデンサC2の低電圧側端子PNと、下アームスイッチSWn1のエミッタEとの間の配線インピーダンスに比べて低く、さらに、コンデンサC2の高電圧側端子PPと、上アームスイッチSWp2のコレクタCとの間の配線インピーダンスが、コンデンサC2の高電圧側端子PPと、上アームスイッチSWp1のエミッタEとの間の配線インピーダンスに比べて低い場合がある。このような場合、コンデンサC2の端子間電圧として、上アームスイッチSW2のコレクタC(コレクタ検出端子KC)と、下アームスイッチSWn2のエミッタE(エミッタ検出端子KE)との間の電圧を検出する構成としてもよい。
・上アームスイッチSWp1〜SWp4が、他の素子とともに絶縁材料で被覆されて構成されるパワーカードPWCについて、全てのパワーカードPWCがコレクタ検出端子KCを備えていなくてもよい。具体的には、第1実施形態を変更し、上アームスイッチSWp1を有するパワーカードPWCのみがコレクタ検出端子KCを備え、他の上アームスイッチSWp2〜SWp4を有するパワーカードPWCがコレクタ検出端子KCを備えていない構成としてもよい。
同様に、下アームスイッチSWn1〜SWn4を有する全てのパワーカードPWCがエミッタ検出端子KEを備えていなくてもよい。具体的には、第1実施形態を変更し、下アームスイッチSWn1を有するパワーカードPWCのみがエミッタ検出端子KEを備え、他の上アームスイッチSWn2〜SWn4を有するパワーカードPWCがエミッタ検出端子KEを備えていない構成としてもよい。
SWn1〜SWn4…下アームスイッチ、SWp1〜SWp4…上アームスイッチ、C2…コンデンサ、Dn1〜Dn4,Dp1〜Dp4…駆動回路、C…コレクタ、E…エミッタ、A…アノード、K…カソード、G…ゲート、KC…コレクタ検出端子(第2検出端子)、KE…エミッタ検出端子(第1検出端子)、SE…センス端子、PWC…パワーカード(モジュール)、40…制御装置、50…回路基板。

Claims (6)

  1. 高電圧側端子(C)が互いに接続された半導体スイッチング素子である複数の上アームスイッチ(SWp1〜SWp4)と、低電圧側端子(E)が互いに接続された半導体スイッチング素子である複数の下アームスイッチ(SWn1〜SWn4)と、を有し、前記上アームスイッチと前記下アームスイッチとの直列接続体がそれぞれ構成され、前記上アームスイッチの高電圧側端子と、前記下アームスイッチの低電圧側端子とに接続され、その両端子間の電圧を平滑化する第1平滑コンデンサ(C2)を有し、直流電力を交流電力に変換する電力変換回路(INV)と、
    前記第1平滑コンデンサの端子間電圧を検出する第1電圧検出手段(40)の検出値に基づいて、前記上アームスイッチ及び前記下アームスイッチを駆動する第1駆動回路(Dp1〜Dp4,Dn1〜Dn4)と、
    を備える電力変換装置であって、
    前記半導体スイッチング素子は、他の素子とともに絶縁材料で被覆されてモジュール(PWC)を構成するとともに、前記絶縁材料から外部へ露出した複数の信号端子(KC,K,A,G,SE,KE)を備え、前記信号端子は、前記半導体スイッチング素子の低電圧側端子に接続された第1検出用端子(KE)と、前記半導体スイッチング素子の高電圧側端子に接続された第2検出用端子(KC)と、前記半導体スイッチング素子の制御端子(G)とを含み、
    前記複数の信号端子が接続され、前記第1駆動回路と、前記第1電圧検出手段への入力に適した電圧となるように前記第1平滑コンデンサの端子間電圧を変換する第1電圧変換回路(20)と、が実装されている回路基板(50)を備え、
    前記第1電圧変換回路は、複数の前記下アームスイッチの前記第1検出用端子のうち、前記第1平滑コンデンサとの間のインピーダンスの大きさが最小となるものと、複数の前記上アームスイッチの前記第2検出用端子のうち、前記第1平滑コンデンサとの間のインピーダンスの大きさが最小となるものと、の電圧差を、前記第1平滑コンデンサの端子間電圧とすることを特徴とする電力変換装置。
  2. 高電圧側端子(C)が互いに接続された半導体スイッチング素子である複数の上アームスイッチ(SWp1〜SWp4)と、低電圧側端子(E)が互いに接続された半導体スイッチング素子である複数の下アームスイッチ(SWn1〜SWn4)と、を有し、前記上アームスイッチと前記下アームスイッチとの直列接続体がそれぞれ構成され、前記上アームスイッチの高電圧側端子と、前記下アームスイッチの低電圧側端子とに接続され、その両端子間の電圧を平滑化する第1平滑コンデンサ(C2)を有し、直流電力を交流電力に変換する電力変換回路(INV)と、
    前記第1平滑コンデンサの端子間電圧を検出する第1電圧検出手段(40)の検出値に基づいて、前記上アームスイッチ及び前記下アームスイッチを駆動する第1駆動回路(Dp1〜Dp4,Dn1〜Dn4)と、
    を備える電力変換装置であって、
    前記半導体スイッチング素子は、他の素子とともに絶縁材料で被覆されてモジュール(PWC)を構成するとともに、前記絶縁材料から外部へ露出した複数の信号端子(KC,K,A,G,SE,KE)を備え、前記信号端子は、前記半導体スイッチング素子の低電圧側端子に接続された第1検出用端子(KE)と、前記半導体スイッチング素子の高電圧側端子に接続された第2検出用端子(KC)と、前記半導体スイッチング素子の制御端子(G)とを含み、
    前記複数の信号端子が接続され、前記第1駆動回路と、前記第1電圧検出手段への入力に適した電圧となるように前記第1平滑コンデンサの端子間電圧を変換する第1電圧変換回路(20)と、が実装されている回路基板(50)を備え、
    前記第1電圧変換回路は、複数の前記下アームスイッチの前記第1検出用端子のうち、前記第1平滑コンデンサとの間のインピーダンスの大きさが最大となるものと、複数の前記上アームスイッチの前記第2検出用端子のうち、前記第1平滑コンデンサとの間のインピーダンスの大きさが最大となるものと、の電圧差を、前記第1平滑コンデンサの端子間電圧とすることを特徴とする電力変換装置。
  3. 昇降圧スイッチング素子(SWn1,SWp1)としての前記半導体スイッチング素子、及び、直流電源(12)から入力される電圧を平滑化する第2平滑コンデンサ(C1)を有し、前記直流電源から入力される電力を昇降圧する昇降圧回路(CV)と、
    前記昇降圧回路の入力電圧を検出する第2電圧検出手段(40)と、
    前記第2電圧検出手段の検出値に基づいて、前記昇降圧スイッチング素子を駆動する第2駆動回路(Dn1,Dp1)と、
    を備え、
    前記回路基板は、前記昇降圧スイッチング素子の前記複数の信号端子が接続されるとともに、前記第2駆動回路と、前記第2電圧検出手段に適した電圧となるように前記第2平滑コンデンサの端子間電圧を変換する第2電圧変換回路(30)と、を備え、
    前記第2電圧変換回路の低電圧側端子は、前記昇降圧スイッチング素子の前記第1検出用端子に接続されていることを特徴とする請求項1又は2に記載の電力変換装置。
  4. 昇降圧スイッチング素子(SWn1,SWp1)としての前記半導体スイッチング素子、及び、直流電源(12)から入力される電圧を平滑化する第2平滑コンデンサ(C1)を有し、前記直流電源から入力される電力を昇降圧する昇降圧回路(CV)と、
    前記昇降圧回路の入力電圧を検出する第2電圧検出手段(40)と、
    前記第2電圧検出手段の検出値に基づいて、前記昇降圧スイッチング素子を駆動する第2駆動回路(Dn1,Dp1)と、
    を備え、
    前記回路基板は、前記昇降圧スイッチング素子の前記複数の信号端子が接続されるとともに、前記第2駆動回路と、前記第2電圧検出手段に適した電圧となるように前記第2平滑コンデンサの端子間電圧を変換する第2電圧変換回路(30)と、を備え、
    前記昇降圧スイッチング素子は、前記下アームスイッチの一つであって、
    前記第2電圧変換回路の低電圧側端子は、前記昇降圧スイッチング素子の前記第1検出用端子に接続されていることを特徴とする請求項1に記載の電力変換装置。
  5. 前記回路基板には、前記第1検出用端子が接続されている箇所の周囲に絶縁領域(IA)がそれぞれ設けられており、
    前記第1電圧変換回路は、分圧用の抵抗体(23〜26)を備え、その抵抗体は、前記回路基板上において、前記絶縁領域に沿って配置されていることを特徴とする請求項1乃至4のいずれか1項に記載の電力変換装置。
  6. 前記第1検出用端子及び前記第2検出用端子は、前記回路基板のプリント配線を介して、前記第1電圧変換回路に接続されていることを特徴とする請求項1乃至5のいずれか1項に記載の電力変換装置。
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