JP2005315853A - 電源装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】 簡単かつ容易に、しかも速やかに故障箇所を特定できる電源装置を提供することを目的とする。
【解決手段】 バッテリ1と、該バッテリ1の電圧を検出する電圧検出回路(3a、3b)とを備える電源装置であって、電圧検出回路は、バッテリ1の電圧に基づく電圧を受けるための第1の入力端子と所定の三角波を受けるための第2の入力端子を有し、バッテリ1の電圧に基づく電圧及び所定のオフセット電圧に応じてパルス幅が変調された矩形波を出力する差動増幅器4と、第1の入力端子に与えられるバッテリ1の電圧に基づく電圧がゼロとなる状態においても、差動増幅器4が上記オフセット電圧に応じた所定の矩形波を出力するように、上記第1の入力端子及び上記第2の入力端子の何れか一方にオフセット電圧を与えるオフセット回路(5a、5b)と、を備えている。
【選択図】 図1

Description

本発明は、車両を走行させるために使用する車両用の電源装置などの電源装置に関し、とくにバッテリの電圧検出回路を備える電源装置に関する。
ハイブリッドカーや燃料電池車等の車両に搭載される電源装置は、電池の電圧を検出する電圧検出回路を備えている。検出された電池の電圧によって電池状態を管理するためである。この種の電源装置は、電池電圧をA/Dコンバータによってデジタル信号に変換し、そのデジタル信号を車両に搭載されるマイコンに与える。この種の電源装置の回路構成は、例えば、下記特許文献1に開示されている。
下記特許文献1に記載される車両用の電源装置は、電池電圧を検出する電圧検出回路をA/Dコンバータに接続し、A/Dコンバータをマイクロコンピュータ(マイコン)に接続している。
特開2001−330653号公報
ところで、車両に搭載される電源装置においては、バッテリの電圧を検出してマイコンに入力するまでの回路に、電子回路を接続するワイヤーハーネスと呼ばれるリード線とコネクタが使用される。車両のリード線やコネクタは、温度や湿度の外的環境が厳しく、比較的強い振動を受ける、塵が付着しやすい等の厳しい環境で使用されることから、接触不良や断線等の故障が発生しやすい。さらに、多くの部分でリード線やコネクタを使用するので、故障箇所を特定するのに非常に手間がかかる欠点がある。
本発明は、このような欠点を解決することを目的に開発されたものである。本発明の重要な目的は、簡単かつ容易に、しかも速やかに故障箇所を特定できる電源装置を提供することにある。
上記目的を実現するために、本発明に係る電源装置は、バッテリと、該バッテリの電圧を検出する電圧検出回路とを備える電源装置であって、前記電圧検出回路は、前記バッテリの電圧に基づく電圧を受けるための第1の入力端子と所定の三角波を受けるための第2の入力端子を有し、前記バッテリの電圧に基づく電圧及び所定のオフセット電圧に応じてパルス幅が変調された矩形波を出力する差動増幅器と、前記第1の入力端子に与えられる前記バッテリの電圧に基づく電圧がゼロとなる状態においても、前記差動増幅器が前記オフセット電圧に応じた所定の矩形波を出力するように、前記第1の入力端子及び前記第2の入力端子の何れか一方に前記オフセット電圧を与えるオフセット回路と、を備えたことを特徴とする。
差動増幅器の第1の入力端子及び第2の入力端子の何れか一方の入力端子には、オフセット回路からオフセット電圧が供給される。差動増幅器は、前記バッテリの電圧に基づく電圧及び前記オフセット電圧に応じてパルス幅が変調された矩形波を出力する。そして、差動増幅器は、バッテリの電圧が入力されない状態、つまり、第1の入力端子に与えられる前記バッテリの電圧に基づく電圧がゼロとなる状態においても、オフセット回路から供給されるオフセット電圧に応じた矩形波を出力する。
従って、差動増幅器から前記バッテリの電圧に基づく電圧を示す信号が出力されないとき、簡単かつ容易に、しかも速やかに故障箇所を特定できる。なぜならば、差動増幅器からオフセット電圧を示す信号が出力される場合は、バッテリと差動増幅器の入力側との間において故障が発生していると判定でき、また、差動増幅器からオフセット電圧を示す信号が出力されない場合(即ち、矩形波が出力されない場合)は、差動増幅器の出力側に故障が発生していると容易に判定できるからである。
ここで、前記差動増幅器の第1の入力端子、第2の入力端子とは、例えば、夫々前記差動増幅器の非反転入力端子、反転入力端子である。逆に、例えば、前記差動増幅器の第1の入力端子、第2の入力端子とは、夫々前記差動増幅器の反転入力端子、非反転入力端子である。
また、例えば、前記電圧検出回路は、前記差動増幅器の出力する矩形波を絶縁状態で伝送する絶縁カップラと、前記絶縁カップラの出力信号を積分する積分回路と、前記積分回路が出力するアナログ信号をデジタル信号に変換するA/Dコンバータと、を更に備えるようにしてもよい。
差動増幅器の出力する矩形波を、絶縁カップラを介して積分回路に伝送しているので、第1電圧系(例えば、高電圧系)であるバッテリに接続された差動増幅器側と、第2電圧系(例えば、低電圧系)である積分回路側とは、絶縁状態で配設される。これにより、例えば高電圧系となる第1電圧系におけるバッテリの電圧を、低電圧系となる積分回路側で検出することができる。
また、例えば、前記絶縁カップラの出力側は、コネクタを介して前記積分回路に接続されるようにしてもよい。
また、例えば、前記バッテリは、複数の電池を直列接続して構成され、複数の電池同士の接続点の内、何れかの1つの接続点には所定の基準電位が与えられており、前記電源装置は、前記電圧検出回路を2つ備えていて、一方の電圧検出回路は、前記接続点に対する前記バッテリの正側出力端子の電圧を検出し、他方の電圧検出回路は、前記接続点に対する前記バッテリの負側出力端子の電圧を検出する。
また、例えば、前記電源装置は、前記三角波を生成する三角波発生回路と、前記三角波発生回路の電源電圧を供給するスイッチング電源回路と、を更に備え、前記スイッチング電源回路は、前記スイッチング電源回路の起動時に、所定の時間、負荷としての前記三角波発生回路を切り離す起動スイッチを備えるようにしてもよい。
第1電圧系である差動増幅器側の電源回路を前記スイッチング電源回路とし、このスイッチング電源回路に起動スイッチを設けて、起動時には負荷を切り離すようにしている。このため、厳しい外的条件の下でも、スイッチング電源回路を速やかに起動させて出力を安定化させることができる。
また、例えば、前記電源装置は、前記三角波を生成する三角波発生回路と、前記三角波発生回路へ電力を電源として供給するスイッチング電源回路と、を更に備え、前記スイッチング電源回路は、負荷としての前記三角波発生回路への電力供給をオン/オフ可能な起動スイッチを備え、前記スイッチング電源回路の起動時において所定の時間、前記三角波発生回路への電力供給がオフとなるように、前記起動スイッチは制御される。
第1電圧系に配置される三角波発生回路の電源回路を前記スイッチング電源回路とし、このスイッチング電源回路に起動スイッチを設けて、起動時において所定の時間、三角波発生回路への電力供給を遮断する。これにより、厳しい外的条件の下でも、スイッチング電源回路を速やかに起動させて出力を安定化させることができる。
上述した通り、本発明に係る電源装置によれば、簡単かつ容易に、しかも速やかに故障箇所を特定することができる。
以下、本発明の実施例を図面に基づいて説明する。ただし、以下に示す実施例は、本発明の技術思想を具体化するための電源装置を例示するものであって、本発明は、以下に例示する電源装置に限定されない。
本発明の電源装置は、たとえば、ハイブリッドカー、燃料自動車、電気自動車等の車両に搭載され、車両を走行させるモーターを駆動する電源として使用される。しかしながら、本発明の電源装置は、車両以外のバッテリを電源とする機器にも利用することができる。
この電源装置の回路図を図1に示す。図1の電源装置は、複数の電池2を直列に接続して構成されるバッテリ(電池ユニット)1と、スイッチ30a及びスイッチ30bと、バッテリ1の電圧を検出する2つの電圧検出回路3a及び電圧検出回路3bと、を備えている。以下、スイッチ30aとスイッチ30bの双方がオン(導通)となっているものとして説明する。
バッテリ1の正側の出力電圧が表れる正側出力端子1aは、スイッチ30aを介して電圧検出回路3a及び出力端子10aに接続され、バッテリ1の負側の出力電圧が表れる負側出力端子1bは、スイッチ30bを介して電圧検出回路3b及び出力端子10bに接続されている。図1の電源装置においては、正側出力端子1aに加わる電圧と負側出力端子1bに加わる電圧との差電圧がバッテリ電圧となる。該バッテリ電圧が、図1の電源装置の出力電圧として、1対の出力端子10a及び10bから出力される。
バッテリ1は、複数の電池2を直列に接続して電池モジュールとし、この電池モジュールをさらに直列に接続することにより、出力電圧を高くしている。各電池モジュールは、4〜10個の電池2を直列に接続して構成される。電池2は、例えばニッケル水素電池やリチウムイオン二次電池であるが、ニッケルカドミウム電池等、充電できる全ての電池を使用することができる。バッテリ1は、例えば、30〜60個の電池モジュールを直列に接続して構成され、出力電圧(出力端子10aと出力端子10bとの間の電圧)を200〜400Vとしている。
バッテリ1の中点33に対するプラス側の出力端子電圧とマイナス側の出力端子電圧を2組の電圧検出回路3a及び3bで検出している。より具体的には、バッテリ1の中点33に加わる電圧を基準とした正側出力端子1aの電圧(又は出力端子10aの電圧)を、電圧検出回路3aで検出し、バッテリ1の中点33に加わる電圧を基準とした負側出力端子1bの電圧(又は出力端子10bの電圧)を、電圧検出回路3bで検出している。バッテリ1の中点33は、第1のアースライン14に接続され、所定の基準電位に保たれる。
まず、2つのある電圧検出回路3a及び3bのうち、一方の電圧検出回路3aについて説明する。
電圧電圧検出回路3aは、中点33の電圧に対する正側出力端子1aの電圧をパルス幅変調により矩形波に変換する差動増幅器4と、バッテリ電圧が入力されない状態でも差動増幅器4に矩形波を出力させるべく、差動増幅器4の入力側にオフセット電圧を供給するオフセット回路5aと、差動増幅器4からの矩形波を絶縁状態で伝送する絶縁カップラ6と、絶縁カップラ6から出力されるパルス幅変調された矩形波のパルス幅の変化を平滑化された電圧の変化に変換する、即ちパルス幅変調された矩形波を積分する積分回路7と、積分回路7で平滑化されたアナログの電圧信号をデジタルの電圧信号に変換するA/Dコンバータ8と、を含んで構成される。電圧検出回路3aは、更に、三角波を生成する三角波発生回路9と、コネクタ13と、緩衝増幅器17と、抵抗31aと、抵抗32aと、を有している。
バッテリ1の正側出力端子1aは、スイッチ30aを介して抵抗31aの一端に接続され、抵抗31aの他端は、抵抗32aを介して中点33に接続されていると共に、緩衝増幅器17の入力端子及びオフセット回路5aの出力側に共通接続されている。
差動増幅器4において、非反転入力端子(+)には緩衝増幅器17の出力信号が与えられ、反転入力端子(−)には三角波発生回路9の出力する三角波が与えられている。緩衝増幅器17は、入力インピーダンスが大きく、且つ出力インピーダンスの小さい増幅率を1とするアンプである。緩衝増幅器17を設けることにより、中点33に対する正側出力端子1aの電圧を正確に差動増幅器4に伝達することができる。尚、電圧検出回路3aに、必ずしも緩衝増幅器17を設ける必要はない。緩衝増幅器17を設けない場合は、抵抗31aと抵抗32aとの接続点を、差動増幅器4の非反転入力端子(+)に直接接続すればよい。
オフセット回路5aは、第1のアースライン14を基準として所定の正の直流電圧を出力する直流基準電源12aと、直流基準電源12aと直列接続された直列抵抗11aと、から構成されている。直列抵抗11aの一端は、直流基準電源12aの正の出力電圧が表れる端子側に接続され、他端は、抵抗31aと抵抗32aと緩衝増幅器17の入力端子との接続点に接続されている。
絶縁カップラ6の入力側は、差動増幅器4の出力する矩形波を、第1のアースライン14を基準として受け、絶縁カップラ6の出力側は、差動増幅器4の出力する矩形波を、第2のアースライン15を基準として出力する。第1のアースライン14と第2のアースライン15は絶縁されている。絶縁カップラ6の出力側から出力される信号はコネクタ13を介して積分回路7に供給される。
電圧検出回路3bは、電圧検出回路3aと類似している。電圧検出回路3bは、電圧検出回路3aに含まれるものと同様の差動増幅器4、絶縁カップラ6、積分回路7、A/Dコンバータ8、三角波発生回路9及びコネクタ13を有している。マイコン(マイクロコンピュータ)16は、電圧検出回路3aに含まれるA/Dコンバータ8と、電圧検出回路3bに含まれるA/Dコンバータ8を有して構成される。図1において、同一の符号を付したものは、同一の部品である。電圧検出回路3bに含まれる差動増幅器4、絶縁カップラ6、積分回路7、A/Dコンバータ8、三角波発生回路9及びコネクタ13の機能及び接続関係は、電圧検出回路3aにおけるそれらと同様であるため、再度の説明を省略し、電圧検出回路3bが電圧検出回路3aと異なる部分だけを、以下に説明する。
電圧検出回路3bには、緩衝増幅器17の代わりに反転増幅器である緩衝増幅器18が設けられている。また、電圧検出回路3bには、オフセット回路5aの代わりに、オフセット回路5bが設けられていると共に、抵抗31a及び抵抗32aの代わりに、抵抗31b及び抵抗32bが設けられている。
バッテリ1の負側出力端子1bは、スイッチ30bを介して抵抗31bの一端に接続され、抵抗31bの他端は、抵抗32bを介して中点33に接続されていると共に、緩衝増幅器18の入力端子及びオフセット回路5bの出力側に共通接続されている。
電圧検出回路3bの差動増幅器4において、非反転入力端子(+)には緩衝増幅器18の出力信号が与えられ、反転入力端子(−)には三角波発生回路9の出力する三角波が与えられている。電圧検出回路3bの差動増幅器4は、中点33の電圧に対する負側出力端子1bの電圧をパルス幅変調により矩形波に変換する。
電圧検出回路3bに設けられた緩衝増幅器18は、上述したように反転増幅器である。反転増幅器は、中点33の電圧を基準とした負側出力端子1bの負電圧を正電圧に変換する。このように、緩衝増幅器18を反転増幅器とすることにより、緩衝増幅器18よりも後段の回路構成を、正側の電圧検出回路3aと同じにすることができる。但し、電圧検出回路3bの差動増幅器4の入力側に必ずしも反転増幅器を設ける必要はない。反転増幅器を設けない場合には、例えば、抵抗31bと抵抗32bとの接続点を差動増幅器4の反転入力端子(−)に接続し、且つ三角波発生回路9の出力側を差動増幅器4の非反転入力端子(+)に接続すればよい。この際、抵抗31bと抵抗32bとの接続点と差動増幅器4の反転入力端子(−)との間に電圧発生回路3aの緩衝増幅器17と同じ緩衝増幅器(不図示)を挿入してもよい。
オフセット回路5bは、第1のアースライン14を基準として所定の負の直流電圧を出力する直流基準電源12bと、直流基準電源12bに直列接続された直列抵抗11bと、から構成されている。直列抵抗11bの一端は、直流基準電源12bの負の出力電圧が表れる端子側に接続され、他端は、抵抗31bと抵抗32bと緩衝増幅器18の入力端子との接続点に接続されている。
オフセット回路5bにおける直流基準電源12bとオフセット回路5aにおける直流基準電源12aは、同じものであってもよく、オフセット回路5bにおける直列抵抗11bとオフセット回路5aにおける直列直列11aは、同じものであってもよい。但し、直流基準電源12aと直流基準電源12bとは、第1のアースライン14に対して出力する電圧の極性が異なる。
電圧検出回路3aの差動増幅器4は、中点33の電圧に対する正側出力端子1aの電圧の絶対値が大きくなるにしたがって、パルス幅が広くなるような矩形波を出力し、電圧検出回路3bの差動増幅器4は、中点33の電圧に対する負側出力端子1bの電圧の絶対値が大きくなるにしたがって、パルス幅が広くなるような矩形波を出力する。即ち、各差動増幅器4は、バッテリ1の電圧にパルス幅変調を施し、バッテリ1の電圧に応じてパルス幅が変調された矩形波を出力する。
図2は、バッテリ1の電圧が比較的高い場合と低い場合における各差動増幅器4への入力電圧の様子、各差動増幅器4からの出力電圧(矩形波)の様子、及び各積分回路7の出力電圧の様子を表している。
図2で示すように、各差動増幅器4の非反転入力端子(+)に供給される電圧が高くなるにしたがって、各差動増幅器4から出力される矩形波のパルス幅は広くなる(高電位のデューティが大きくなる)。この結果、各積分回路7から出力される出力電圧は高くなる。反対に、各差動増幅器4の非反転入力端子(+)に供給される電圧が低くなるにしたがって、各差動増幅器4から出力される矩形波のパルス幅は狭くなる(高電位のデューティが小さくなる)。この結果、各積分回路7から出力される出力電圧は低くなる。各差動増幅器4は、非反転入力端子(+)に与えられる電圧が0Vになると、出力する矩形波のパルス幅を0とする。すなわち、矩形波が出力されなくなる。
図1の電源装置は主として車両用に用いられるため、差動増幅器4の入力側は、リード線を介してバッテリ1の一対の出力端子(出力端子10a及び出力端子10b)に接続される。この回路構成によると、電圧検出回路3aの差動増幅器4の入力側が出力端子10aに接続されなくなったり、電圧検出回路3bの差動増幅器4の入力側が出力端子10bに接続されなくなったりする場合がある。このような故障は、接続しているリード線が断線、あるいはリード線を接続しているコネクタ(不図示)の接触不良等が原因で発生する。
仮にオフセット回路5a及び5bが存在しない場合、各差動増幅器4にバッテリ1からの電圧が供給されなくなると、各差動増幅器4は矩形波を出力しなくなり、各積分回路7の出力電圧は0Vとなる。こうなると、バッテリ1と各差動増幅器4との間の接続が切れたのか、あるいは、各差動増幅器4より後段の回路(例えば、各積分回路7)が故障して信号を出力しなくなったのかを識別できなくなる。車両用の電源装置において、種々の部分に発生する故障を皆無とすることは困難であるが、故障箇所を明確に識別できると保守管理が簡単である。
そこで、故障箇所の特定の容易化に寄与するべく、図1の電源装置においては、電圧検出回路3aにオフセット回路5aを設けると共に電圧検出回路3bにオフセット回路5bを設けている。
オフセット回路5aは、電圧検出回路3aの差動増幅器4の入力側にバッテリ1の電圧に基づく電圧が与えられない状態、即ち、バッテリ1の正側出力端子1aと、抵抗31aと抵抗32aとの接続点との接続が切れた状態となっても、電圧検出回路3aの差動増幅器4が所定の矩形波を出力するように、緩衝増幅器17を介して所定のオフセット電圧を供給する。
従って、正側の電圧検出回路3aの差動増幅器4は、バッテリ1の電圧に基づく電圧及びオフセット回路5aが出力するオフセット電圧に応じてパルス幅が変調された矩形波を出力することになり、非反転入力端子(+)に与えられるバッテリ1の電圧に基づく電圧がゼロとなる状態においても、0Vの直流電圧ではなく所定の矩形波を出力することになる。オフセット回路5aの直列抵抗11aは、電圧検出回路3aの差動増幅器4の非反転入力端子(+)に与えられるオフセット電圧の電圧値を最適なものとするために設けられている。
同様に、オフセット回路5bは、電圧検出回路3bの差動増幅器4の入力側にバッテリ1の電圧に基づく電圧が与えられない状態、即ち、バッテリ1の負側出力端子1bと、抵抗31bと抵抗32bとの接続点との接続が切れた状態となっても、電圧検出回路3bの差動増幅器4が所定の矩形波を出力するように、緩衝増幅器18を介して差動増幅器4の非反転入力端子(+)に所定のオフセット電圧を供給する。
従って、負側の電圧検出回路3bの差動増幅器4は、バッテリ1の電圧に基づく電圧及びオフセット回路5bが出力するオフセット電圧に応じてパルス幅が変調された矩形波を出力することになり、非反転入力端子(+)に与えられるバッテリ1の電圧に基づく電圧がゼロとなる状態においても、0Vの直流電圧ではなく所定の矩形波を出力することになる。オフセット回路5bの直列抵抗11bは、電圧検出回路3bの差動増幅器4の非反転入力端子(+)に与えられるオフセット電圧の電圧値を最適なものとするために設けられている。
電圧検出回路3aにおいて、オフセット回路5aは、第1のアースライン14の電位を基準とした正側出力端子1aの電圧と同極性である正の直流電圧(オフセット電圧)を出力する。電圧検出回路3bにおいて、オフセット回路5bは、第1のアースライン14の電位を基準とした負側出力端子1bの電圧と同極性である負の直流電圧(オフセット電圧)を出力する。各差動増幅器4の入力側に、バッテリ1の電圧に基づく電圧が供給されなくなる状態においても、各差動増幅器4に矩形波を出力させるためである。
また、電圧検出回路3aにおいて、オフセット回路5aを差動増幅器4の反転入力端子(−)側に設けるようにしてもよい。つまり、電圧検出回路3aの差動増幅器4の反転入力端子(−)に、オフセット回路5aが出力するオフセット電圧分だけ電圧がシフトされた三角波(この三角波は、電圧検出回路3aの三角波発生回路9が出力する)を供給するのである。この場合、電圧検出回路3aにおいて、オフセット回路5aは、第1のアースライン14の電位を基準とした正側出力端子1aの電圧と反対極性である負の直流電圧出力すればよい。これにより、電圧検出回路3aにおいて、差動増幅器4の入力側にバッテリ1の電圧に基づく電圧が供給されなくなる状態においても、差動増幅器4からは矩形波が出力される。
同様に、電圧検出回路3bにおいて、オフセット回路5bを差動増幅器4の反転入力端子(−)側に設けるようにしてもよい。つまり、電圧検出回路3bの差動増幅器4の反転入力端子(−)に、オフセット回路5bが出力するオフセット電圧分だけ電圧がシフトされた三角波(この三角波は、電圧検出回路3bの三角波発生回路9が出力する)を供給するのである。この場合、三角波は負の電圧側にシフトされるようにすればよい。
バッテリ1の出力側と各差動増幅器4の入力側とが接続されなくなって、各差動増幅器4の非反転入力端子(+)にバッテリ電圧が入力されない状態となっても(以下、このような状態を「入力側故障」という)、各差動増幅器4の非反転入力端子(+)にはオフセット電圧が入力される。このため、そのような状態になっても各差動増幅器4は、図3に示すように、最小幅の矩形波(高電位のデューティ比が最小の矩形波)を出力する。図3は、図1の電源装置の各部の電圧波形を示す図である。図3の上段の電圧波形は、入力側故障時における各差動増幅器4への入力電圧の様子、各差動増幅器4からの出力電圧(矩形波)の様子、及び各積分回路7の出力電圧の様子を表している。
差動増幅器4より後段の回路の動作は電圧検出回路3aと3bで同様であるため、電圧検出回路3aにつき、入力側故障時における差動増幅器4より後段の回路の動作を説明する(勿論、電圧検出回路3bの動作も同様である)。電圧検出回路3aにおいて、上記の最小幅の矩形波は、絶縁カップラ6と積分回路7を介してA/Dコンバータ8に入力され、A/Dコンバータ8からデジタルの電圧信号として出力される。この状態で積分回路7又はA/Dコンバータ8から出力される電圧信号は、差動増幅器4に供給されるオフセット電圧を示す信号である。したがって、積分回路7又はA/Dコンバータ8からオフセット電圧を示す電圧信号が出力されると、バッテリ1と差動増幅器4の入力側とが断線や接触不良によって、バッテリ電圧が正常に差動増幅器4に入力されなくなっていることが明確になる。
また、図3の下段で示すように、例えば電圧検出回路3aにおいて、積分回路7又はA/Dコンバータ8がオフセット電圧を示す電圧信号を出力せず、且つバッテリ電圧が0Vであることを示すデジタル信号を出力する場合は、差動増幅器4の出力側から積分回路7又はA/Dコンバータ8の入力側の間で信号が伝送されない故障(以下、この故障を「出力側故障」という)が発生していると判断できる。マイコン16は、各積分回路7又は各A/Dコンバータ8からの出力に基づいて、入力側故障又は出力側故障の発生を検出する。尚、図3の下段の電圧波形は、出力側故障時における各差動増幅器4への入力電圧の様子、各差動増幅器4からの出力電圧(矩形波)の様子、及び各積分回路7の出力電圧の様子を表している。
信号が正常に伝送されない故障は、リード線の断線やコネクタの接触不良で発生する確率が極めて高い。このため、例えば、電圧検出回路3aにおける差動増幅器4の出力側とA/Dコンバータ8の入力側との間に故障が発生していると特定されると、この間にあるリード線やコネクタの故障が発生していると判定できる(即ち、故障場所のほとんどを特定できる)。
次に、電圧検出回路3aに含まれる絶縁カップラ6と積分回路7の詳細な構成等について説明する。電圧検出回3bに含まれる絶縁カップラ6と積分回路7の詳細な構成等も同様である。
絶縁カップラ6は、入力側と出力側のアースラインを電気的に絶縁した状態で信号を伝送するカップラで、光で信号を伝送するフォトカップラが適している。ただし、トランスで信号を伝送する絶縁カップラも使用できる。絶縁カップラ6は、バッテリ1に接続している差動増幅器4側と、積分回路7及びA/Dコンバータ8を備えて電圧を検出する検出回路側とのアースを切り離している。車両用の電源装置は、バッテリ電圧が比較的高電圧となるので、差動増幅器4側のアースライン(即ち、第1のアースライン14)はシャーシアース(車両のシャーシ)に接続されない。
一方、電圧を検出するための積分回路7やA/Dコンバータ8を内蔵する検出回路側は、雑音等の影響を少なくするために、電子回路のアースライン(即ち、第2のアースライン15)を車両のシャーシに接続している。絶縁カップラ6は、このように車両のシャーシに接続されない高圧側と、シャーシに接続される低圧側を切り離して信号を伝送する。絶縁カップラ6の出力側は、図1に示すように、コネクタ13を介して積分回路7に接続される。
積分回路7は、ローパスフィルタであり、矩形波を積分することにより、短形波を矩形波のパルス幅に比例した電圧信号に変換する。積分回路7は、矩形波を平滑化された電圧信号に変換する。積分回路7から出力されるアナログの電圧信号は、A/Dコンバータ8でデジタルの電圧信号に変換される。
また、上述したように、図1の電源装置は、バッテリ1の中点33に対するプラス側の出力端子電圧とマイナス側の出力端子電圧を2組の電圧検出回路3a及び3bで検出している。マイコン16は、電圧検出回路3aのA/Dコンバータ8の出力と電圧検出回路3bのA/Dコンバータ8の出力に基づいて、バッテリ1の全電圧を演算する。
但し、1組の電圧検出回路にてバッテリ1の全電圧が検出可能なように、図1の電源装置を変形してもよい。この場合、例えば、図1の電源装置から電圧検出回路3bを削除する一方で、バッテリ1の正側出力端子1aと負側出力端子1bとの差電圧(即ち、バッテリ1の全電圧)を検出する差動入力の増幅器(不図示)を設け、その増幅器の出力を電圧検出回路3aの差動増幅器4の非反転入力端子(+)に与えればよい。このような変形を施す場合、バッテリ1の中点33ではなく、バッテリ1の負側出力端子1bを第1のアースライン14に接続するようにすればよい。正側出力端子1aの電圧は、電圧検出回路3aの差動増幅器4の非反転入力端子(+)に与えられ、1組の電圧検出回路3aによってバッテリ1の全電圧が検出される。
また、図1の電源装置において、アースラインをシャーシアースに接続しない回路(即ち、第1のアースライン14に接続される高電圧回路)を動作させるための電源が別途必要となる。車両に搭載される電子回路は、通常、12Vの電装用バッテリを電源として動作する。従って、図1の電源装置が車両に搭載される場合、この電装用バッテリを第1のアースライン14に接続される高電圧回路の電源として利用することが考えられる。しかしながら、電装用バッテリは、通常、マイナス側を車両のシャーシに接続しているので、高電圧回路の電源として利用するには、絶縁が必要となる。
このような事情を考慮しつつ、アースラインがシャーシアースに接続されない高電圧回路用の電源回路について、以下説明する。図4は、電装用バッテリ22を電源とするスイッチング電源回路20の回路構成を示している。電装用バッテリ22などが接続された一次側のアースラインは、シャーシアースに接続されている。二次側のアースライン21は、シャーシアースとは絶縁されており、図1のアースライン14と共通とすることができる。スイッチング電源回路20の負荷28は、アースラインがシャーシアースに接続されない高電圧回路(例えば、図1における三角波発生回路9、差動増幅器4、直流基準電源12a及び12b等)である。
スイッチング電源回路20は、電装用バッテリ22の出力を定電圧化させる定電圧回路23と、定電圧回路23の出力側に接続され、定電圧回路23の出力をスイッチングするトランジスタ等のスイッチング素子24と、スイッチング素子24が1次側巻線に接続されたトランス25と、スイッチング素子24のスイッチング動作によってトランス25の2次側巻線に発生する交流電圧を直流電圧に変換する整流回路26と、トランス25の2次側巻線と負荷28との接続をオン/オフするための起動スイッチ27と、起動スイッチ27を制御する起動制御回路29と、を備えている。
整流回路26は、例えばダイオードである。起動スイッチ27は、例えばフォトカプラであり、起動制御回路29が該フォトカプラの入力側のダイオードに流れる電流を制御する。該フォトカプラの出力側のフォトトランジスタは、ソースが整流素子26のダイオードのアノードに接続され、ドレインがトランス25の2次側巻線の一端に接続されている。起動スイッチ27の出力側のフォトトランジスタがオンの時、負荷28への電力供給が行われる(電力供給がオンとなる)一方、起動スイッチ27の出力側のフォトトランジスタがオフの時、負荷28への電力供給は遮断される(電力供給がオフとなる)。
また、図4において、点線40で区分されるように、フォトカプラ等の起動スイッチ27、トランス25を境に、高電圧側と低電圧側に区分され、高電圧側の高電圧が低電圧側に影響を与え難い構造になっている。起動スイッチ27(フォトカプラ)の入力側及びトランス25の1次側巻線は低電圧側、起動スイッチ27(フォトカプラ)の出力側及びトランス25の2次側巻線は高電圧側となっている。
また、スイッチング電源回路20は、図示していないが、スイッチング電源回路20の出力電圧を検出し、該出力電圧が安定化するようにスイッチング素子24のオン/オフを切り換えるディーティを制御する制御回路も備えている。定電圧回路23の出力電圧は、例えば7.7Vとされる。スイッチング電源回路20の出力電圧は、例えば10Vとされる。
起動スイッチ27は、スイッチング電源回路20を起動するときにオフに保持され、起動後に遅れてオンに切り換えられる。つまり、起動スイッチ27(起動スイッチ27の出力側のフォトトランジスタ)は、スイッチング電源回路20の起動時において所定の時間(例えば、数10マイクロ秒〜数ミリ秒)オフに維持され、その所定の時間経過後、オンとされる。起動スイッチ27(起動スイッチ27の出力側のフォトトランジスタ)がオフとなっている間は、負荷28への電力供給はオフとなる。
起動時において起動スイッチ27を遅れてオンに切り換えるので、このスイッチング電源回路20は、負荷28をオープンにする状態、いいかえると負荷28を非常に軽くする状態でスイッチング素子24のオン/オフ切り換えを開始する。
ところで、通常、車両は極寒地域でも使用されるので、外気温度が−20℃以下の地域で安定して使用できる特性が要求される。外気温度が非常に低い場合、負荷28を接続した状態でスイッチング電源回路20をオンにすると(スイッチング電源回路20を起動すると、即ち、スイッチング素子24がオフに維持されている状態からスイッチング素子24のオン/オフ切り換えを開始すると)、出力電圧が上昇するのに時間が掛かかってしまう。外気温度が−20℃〜−40℃と極めて低くなると、負荷28の内部抵抗が低下し、スイッチング電源回路20から見た負荷が増大することになるため、瞬時に出力電圧を所定の電圧まで立ち上げることができなくなる。車両のイグニッションスイッチ(不図示)をオンにして一定時間が経過したのに、負荷28の電源電圧が正常に上昇していないと、たとえば車両に搭載されるマイコンが、システムエラー等が生じていると間違って判定することがある。
このような弊害を避けるために、図4のスイッチング電源回路20においては、トランス25の2次側に起動スイッチ27を設け、起動時に負荷28を切り離すようにしている。負荷28を接続しないスイッチング電源回路20は、速やかに起動し、その後、起動スイッチ27をオンにして、出力を安定化することができる。
尚、図1の電源装置においては、第1のアースライン14にバッテリ1の中点33を接続しているが、第1のアースライン14に接続するのは中点33でなくても構わない。バッテリ1を構成する複数の電池2の接続点のうち、何れか1つの接続点を第1のアースライン14に接続すればよい。例えば、バッテリ1が10個の電池2を直列接続して構成される場合、電池2同士の接続点は9つあることになるが、その9つの接続点の何れか1つの接続点を第1のアースライン14に接続すればよい。
また、電圧検出回路3aに含まれる差動増幅器4の非反転入力端子(+)と反転入力端子(−)に与えられる信号は、適宜入れ換え可能である。電圧検出回路3bに含まれる差動増幅器4についても同様である。非反転入力端子(+)に与えられる信号と反転入力端子(−)に与えられる信号を入れ換える場合、必要に応じて周辺回路も変更される。
また、電圧検出回路3aと3bに、マイコン16を1つずつ設けるようにしても構わない。
上述した通り、本発明に係る電源装置によれば、簡単かつ容易に、しかも速やかに故障箇所を特定することができる。
本発明の実施の形態に係る電源装置の回路図である。 図1の電源装置の各部の電圧波形とバッテリ電圧との関係を示す図である。 図1の電源装置の各部の電圧波形と故障箇所との関係を示す図である。 図1の三角波発生回路などに電力を供給する電源回路の一例を示すブロック図である。
符号の説明
1 バッテリ
2 電池
3a、3b 電圧検出回路
4 差動増幅器
5a、5b オフセット回路
6 絶縁カップラ
7 積分回路
8 A/Dコンバータ
9 三角波発生回路
10a、10b 出力端子
11a、11b 直列抵抗
12a、12b 直流基準電源
13 コネクタ
14 第1のアースライン
15 第2のアースライン
16 マイコン
17 緩衝増幅器
18 緩衝増幅器
20 スイッチング電源回路
21 アースライン
22 電装用バッテリ
23 定電圧回路
24 スイッチング素子
25 トランス
26 整流回路
27 起動スイッチ
28 負荷
29 起動制御回路
33 中点

Claims (6)

  1. バッテリと、該バッテリの電圧を検出する電圧検出回路とを備える電源装置であって、
    前記電圧検出回路は、
    前記バッテリの電圧に基づく電圧を受けるための第1の入力端子と所定の三角波を受けるための第2の入力端子を有し、前記バッテリの電圧に基づく電圧及び所定のオフセット電圧に応じてパルス幅が変調された矩形波を出力する差動増幅器と、
    前記第1の入力端子に与えられる前記バッテリの電圧に基づく電圧がゼロとなる状態においても、前記差動増幅器が前記オフセット電圧に応じた所定の矩形波を出力するように、前記第1の入力端子及び前記第2の入力端子の何れか一方に前記オフセット電圧を与えるオフセット回路と、を備えた
    ことを特徴とする電源装置。
  2. 前記電圧検出回路は、
    前記差動増幅器の出力する矩形波を絶縁状態で伝送する絶縁カップラと、
    前記絶縁カップラの出力信号を積分する積分回路と、
    前記積分回路が出力するアナログ信号をデジタル信号に変換するA/Dコンバータと、を更に備えた
    ことを特徴とする請求項1に記載の電源装置。
  3. 前記絶縁カップラの出力側は、コネクタを介して前記積分回路に接続されている
    ことを特徴とする請求項2に記載の電源装置。
  4. 前記バッテリは、複数の電池を直列接続して構成され、複数の電池同士の接続点の内、何れかの1つの接続点には所定の基準電位が与えられており、
    前記電源装置は、前記電圧検出回路を2つ備えていて、
    一方の電圧検出回路は、前記接続点に対する前記バッテリの正側出力端子の電圧を検出し、
    他方の電圧検出回路は、前記接続点に対する前記バッテリの負側出力端子の電圧を検出する
    ことを特徴とする請求項1に記載の電源装置。
  5. 前記三角波を生成する三角波発生回路と、
    前記三角波発生回路の電源電圧を供給するスイッチング電源回路と、を更に備え、
    前記スイッチング電源回路は、前記スイッチング電源回路の起動時に、所定の時間、負荷としての前記三角波発生回路を切り離す起動スイッチを備えている
    ことを特徴とする請求項1に記載の電源装置。
  6. 前記三角波を生成する三角波発生回路と、
    前記三角波発生回路へ電力を電源として供給するスイッチング電源回路と、を更に備え、
    前記スイッチング電源回路は、負荷としての前記三角波発生回路への電力供給をオン/オフ可能な起動スイッチを備え、
    前記スイッチング電源回路の起動時において所定の時間、前記三角波発生回路への電力供給がオフとなるように、前記起動スイッチは制御される
    ことを特徴とする請求項1に記載の電源装置。
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