JP2023057271A - 直流電圧観測装置 - Google Patents

直流電圧観測装置 Download PDF

Info

Publication number
JP2023057271A
JP2023057271A JP2021166698A JP2021166698A JP2023057271A JP 2023057271 A JP2023057271 A JP 2023057271A JP 2021166698 A JP2021166698 A JP 2021166698A JP 2021166698 A JP2021166698 A JP 2021166698A JP 2023057271 A JP2023057271 A JP 2023057271A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
voltage
observation
observed
pulse
reference signal
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP2021166698A
Other languages
English (en)
Other versions
JP7271629B2 (ja
Inventor
俊和 ▲高▼木
Toshikazu Takagi
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Mitsubishi Electric Corp
Original Assignee
Mitsubishi Electric Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Mitsubishi Electric Corp filed Critical Mitsubishi Electric Corp
Priority to JP2021166698A priority Critical patent/JP7271629B2/ja
Publication of JP2023057271A publication Critical patent/JP2023057271A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP7271629B2 publication Critical patent/JP7271629B2/ja
Active legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Landscapes

  • Measurement Of Current Or Voltage (AREA)

Abstract

【課題】観測対象系の直流電圧を、観測対象系から絶縁された観測系で観測する直流電圧観測装置において、電圧検出精度および応答性が高い装置を提供する。【解決手段】観測系において生成されるクロック信号が、第一絶縁アンプを介して観測対象系に送信され、観測対象系には、予め設定された最高電圧を有し、クロック信号の一周期の間に1パルスを形成するパルスであって、立ち上がり、立ち下がりの少なくとも一方において電圧が単調に変化する基準信号を生成する基準信号生成回路と、観測対象直流電圧が基準信号の電圧よりも高くなる期間がオフ、観測対象直流電圧が基準信号の電圧以下の期間がオン、またはオンとオフが前記と逆となる観測パルス信号を生成する電圧-パルス幅変換回路を備え、第二絶縁アンプを介して観測系に送信された観測パルス信号のオン時間またはオフ時間に基づいて、観測対象直流電圧の値を算定する。【選択図】図1

Description

本願は、直流電圧観測装置に関するものである。
パワーエレクトロニクス分野における電力変換装置、例えば、車載充電器、降圧コンバータ、車載インバータなどに用いられる直流電圧を、電力変換装置から絶縁された観測系において観測することがある。この観測の方式として、観測対象の電圧値をV/F変換後にフォトカップラなどの絶縁部品によりデジタル信号に変換してデューティー値として読み込む方式(以下、V/F変換方式と略す)がある。
特許文献1では、小型かつ安価でしかも絶縁性を有した電気自動車用電圧センサを提供するという課題を解決するための技術が開示されている。特許文献1に開示されている構成では、まず、強電系(観測対象系)に接続された発光ダイオードが、安定化電源の電圧により発光し、強電系のフォトダイオードが、発光ダイオードの光を受光する。強電系に設けられたオペアンプが、安定化電源の電圧により駆動し、強電系のバッテリ電源の電圧とフォトダイオードから帰還された帰還電圧とを増幅し増幅された電圧に基づき発光ダイオードの発光出力を制御する。一方、弱電系(観測系)に設けられたオペアンプが、弱電系のバッテリ電源の電圧により駆動し、弱電系に接続されたフォトダイオードの両端に発生する、強電系の発光ダイオードからの受光出力に基づく電圧を積分することにより、積分された電圧を強電系のバッテリ電源の電圧に応じた検出電圧として出力する。特許文献1では、さらに、弱電系電源の電圧から絶縁を介して強電系電源の電圧に変換し、変換された強電系電源の電圧を電圧周波数変換器及び絶縁部の入力側に供給する構成となっている。このため、強電系と弱電系とが絶縁された状態で、強電系の電源で電圧周波数変換器及び絶縁部の入力側を動作させることができ、電圧周波数変換器及び絶縁部の入力側の耐圧が低くて済むことが記載されている。
特開平11-230997号公報
特許文献1のような構成とした場合、強電系の電源および電圧に基づき、電圧周波数変換器とフォトカップラを用いて、強電系から弱電系へと出力する。ここで、電圧周波数変換器は観測系である弱電系とは非同期のため、観測系では出力信号の周期より長い時間で観測する必要がある。また、電圧範囲を広げて分解能を維持するには、電圧周波数変換器の周期を遅くするか、観測系においてCPU等でパルス幅を測定するカウンタ周期を早める必要がある。前者の場合は応答性の低下、後者の場合はCPU処理負荷増加の懸念がある。また、常時駆動する場合には、待機電力を消費するという欠点がある。
電力変換装置では、入力端子間、出力端子間などの電圧を電圧検出回路等でモニタし、当該装置を制御する。このとき、例えば、実際に使用する車載高圧バッテリの電圧範囲200V~400Vに対して過電圧などの保護のため、観測電圧範囲を実使用範囲の2倍程度広げて観測する必要がある。このため、電圧周波数変換の方式で精度を上げようとすると応答性が悪化するという問題があった。また、製品として簡単な構成で、かつ、製品コスト、サイズ、および待機電力を低減することが求められていた。
本願は、上記の課題を解決するものであり、観測対象系とは絶縁された観測系で観測対象系の直流電圧を観測する直流電圧観測装置において、実際に使用する電圧範囲内の電圧検出精度を維持しつつ、応答性を改善することを目的としている。
本願に開示される直流電圧観測装置は、観測対象セクションにおける観測対象直流電圧を、前記観測対象セクションと電気的に絶縁された観測セクションにおいて観測する直流電圧観測装置において、前記観測セクションにおいて生成されるクロック信号が、第一絶縁アンプを介して前記観測対象セクションに送信され、前記観測対象セクションは、予め定められた最高電圧を有し、前記クロック信号の一周期の間に1パルスを形成するパルスであって、立ち上がり、立ち下がりの少なくとも一方において電圧が単調に変化する基準信号を生成する基準信号生成回路と、前記観測対象直流電圧が前記基準信号の電圧よりも高くなる期間がオフ、前記観測対象直流電圧が前記基準信号の電圧以下の期間がオンとなる観測パルス信号、または前記観測対象直流電圧が前記基準信号の電圧よりも高くなる期間がオン、前記観測対象直流電圧が前記基準信号の電圧以下の期間がオフとなる観測パルス信号、を生成する電圧-パルス幅変換回路を備え、前記観測パルス信号が、第二絶縁アンプを介して前記観測セクションに送信され、前記観測セクションにおいて、受信した前記観測パルス信号のオン時間またはオフ時間に基づいて、前記観測対象直流電圧の値を算定するものである。
本願に開示される直流電圧観測装置によれば、実際に使用する電圧範囲内の電圧検出精度を維持しつつ、応答性を改善できる。
本願の直流電圧観測装置の基本構成を示すブロック図である。 実施の形態1による直流電圧観測装置の構成を示す回路図である。 実施の形態1による直流電圧観測装置の基準信号と観測対象直流電圧の波形を示す模式的な線図である。 実施の形態1による直流電圧観測装置の各部の電圧波形を示す模式的な線図である。 実施の形態1による直流電圧観測装置の動作特性を示す模式的な線図である。 実施の形態3による直流電圧観測装置の動作を説明する線図である。
実施の形態1.
図1は本願の直流電圧観測装置の基本構成を示すブロック図、図2は実施の形態1による直流電圧観測装置の構成を示す回路図である。本願の直流電圧観測装置は、図1に示すように、観測セクション100において、観測対象セクション200における直流電源などの直流電圧を観測する構成になっている。図1では、観測対象セクション200の直流電源の電源電圧Vcを分圧器4により分圧した直流電圧Vpを観測対象直流電圧として観測する構成としている。観測対象セクション200の直流電源は、例えば車載バッテリなどが想定される。観測セクション100と観測対象セクション200は絶縁されており、両者の基準電位は分離されている。観測セクション100では、クロック信号1を生成し、観測対象セクション200への入力信号として、デジタルアイソレーションアンプ2(以下、第一絶縁アンプ2と略す)を介して観測対象セクション200へと伝送する。観測対象セクション200には、基準信号生成回路3と電圧-パルス幅変換回路5を備えている。基準信号生成回路3において、入力信号であるクロック信号1の立ち上がりまたは立下りの少なくとも一方において電圧が単調に変化する台形状の基準信号7を生成する。電圧-パルス幅変換回路5では、観測対象直流電圧Vpと基準信号7を比較して観測対象直流電圧に応じたパルス幅のパルス信号(以降、観測パルス信号とする)に変換する。変換された観測パルス信号は、デジタルアイソレーションアンプ6(以下、第二絶縁アンプ6と略す)を介して観測パルス信号11として観測セクション100へと出力される。観測セクション100では、観測対象セクション200からの観測パルス信号11のパルスのオン時間幅もしくはオフ時間幅に基づいて観測対象直流電圧の電圧値を算出する。
次に、基準信号生成回路3および電圧-パルス幅変換回路5の具体的な構成例を実施の形態1として図2を参照して説明する。クロック信号1は、観測セクション100に搭載されたマイクロコンピュータなどの処理装置110から送信する。例えば、マイクロコンピュータのポートより、振幅0V/5V、オンデューティー50%以下のパルス信号であるクロック信号1を出力し、第一絶縁アンプ2に入力する。第一絶縁アンプ2は、入力側と出力側とが電気的に絶縁されたデジタル入出力のアイソレーションアンプであって、図2のように観測セクション100から入力し、観測対象セクション200に出力する。
基準信号生成回路3は、図2のように、第一コンパレータ8、コンデンサ10、第一放電抵抗Ra、第二放電抵抗Rb、充電抵抗12、ダイオード13を備えている。第一絶縁アンプ2の出力は第一コンパレータ8の非反転入力端子に入力される。例えば第一コンパレータ8の電源(電源の高電圧側)にプルアップ接続された充電抵抗12の他方の端子にダイオード13のアノードが接続され、ダイオードのカソードは他方の端子が接地されているコンデンサ10に接続されている。コンデンサ10と並列に、放電抵抗となる、第一放電抵抗Raと第二放電抵抗Rbの直列体が接続されている。第一放電抵抗Raと第二放電抵抗Rbの接続点は、第一コンパレータ8の反転入力端子に接続され、第一コンパレータ8の出力端子に、充電抵抗12とダイオード13のアノードの接続点が接続される。
図2の構成では、クロック信号1を入力とする第一絶縁アンプ2の出力がHiのときに、第一コンパレータ8の電源にプルアップした充電抵抗12と、ダイオード13のアノードからカソードへと電流を流してコンデンサ10を充電する。また、第一絶縁アンプ2の出力がLowのときに、第一放電抵抗Raと第二放電抵抗Rbの直列体経由でコンデンサ10の電荷を放電する。この動作により、コンデンサ10の両端に、台形状に時間変化する電圧振幅を有する基準信号7が生成される。基準信号7を台形状とすることで、最小のパルス幅を設定でき、観測対象セクション200でのパルスの取りこぼしを防止することができる。ただし、基準信号7の形状は、三角波、あるいはのこぎり波状であってもよく、クロック信号1の一周期の間に1パルスを形成するパルスであって、立ち上がり、立ち下がりの少なくとも一方が単調に電圧変化する波形であればよい。言い換えれば、基準信号7は、電圧に対応するパルス幅が、電圧値に対して単調に変化するパルスであればよい。基準信号7の最高電圧は、観測対象直流電圧の観測範囲によって予め設定される。
図2に示す回路により生成する基準信号7の電圧波形の台形状のスロープ部は、第一放電抵抗Ra、第二放電抵抗Rbの合算した抵抗値とコンデンサの容量値で決まる放電特性によるため、図3に示すように、緩やかな指数関数となる。緩やかになると電圧が低くなるほどパルス幅が伸びる。すなわち、(パルス幅の変化/パルス電圧の変化)が、パルス電圧の低下にしたがって大きくなるので、処理装置110のクロック信号1カウントあたりの測定精度が向上する。また、充電時は充電抵抗12の抵抗値とコンデンサ10の容量値の時定数で基準信号は立ち上がる。
電圧-パルス幅変換回路5は、比較器(以下、第二コンパレータと呼ぶ)9により構成されている。観測対象直流電圧である分圧器4の出力Vpと台形状の基準信号7を第二コンパレータ9で比較し、観測対象直流電圧を電圧値に応じてパルス幅に変換する。ここで、図2中の第一コンパレータ8、第二コンパレータ9は、オープンコレクタもしくはオープンドレインタイプのコンパレータとし、抵抗14を第二絶縁アンプ6の入力レベルを合わせるため、観測対象セクション200に備えられた第二絶縁アンプ6の電源(図示せず)と共通の電源にプルアップ接続する。なお、第一コンパレータ8および第二コンパレータ9の電源電圧および充電抵抗12をプルアップする電源電圧を、例えば観測対象セクション200の主機能である電力変換装置のゲート電源電圧12V~20Vなどの比較的高い電圧とすることで、第二コンパレータ9へ入力できる同相入力電圧範囲を広げることができるため、観測できる電圧範囲を広げることが可能となる。また、入力電圧範囲が広い分、分圧器4の分圧比を小さくできるから分圧器でのばらつきを抑制できる。さらに、入力信号のS/N比が向上するので、耐ノイズ性も向上する。
また、図2の回路例では、台形状の基準信号7のスロープの落ち始めが観測可能電圧の最高電圧に対応し、スロープの裾が観測可能電圧の最低電圧に対応する。観測セクション100では、クロック信号1を送信し、このクロック信号1と同期して得られる、観測対象セクション200からの観測パルス信号11のオンもしくはオフ時間幅を観測セクション100の処理装置110のカウンタ等で時間計測して電圧値を取得する。
以上のクロック信号1、基準信号7、電圧-パルス幅変換回路5および第二絶縁アンプ6出力である観測パルス信号11の各々のタイミング関係を表す電圧波形を図4に示す。また、図5に、観測対象直流電圧に対する観測パルス信号11のパルス幅の特性を示す。図5の実線は、図2の回路により得られる特性を示している。また、例えば、第二コンパレータ9の反転端子および非反転端子の入力信号を各々入れ替えた場合には、図5の破線のような特性が得られる。クロック信号1の周期を早めると応答性が早まり、周期を遅くすると基準信号の台形状のスロープの傾き、すなわち電圧変化を小さくしてもスロープの裾の電圧値を低くできるため、精度を保ったままより低い電圧まで観測できる。以上の構成により、観測セクション100で生成させるクロック信号1に基づいて、観測対象直流電圧に対応したパルス幅の観測パルス信号を取得する。よって、電圧検出精度を維持しつつ、観測対象セクション200において使用する電圧範囲内に観測電圧範囲を絞り応答性を改善することができる。
従来の電圧周波数変換方式では、電圧センサ出力と観測側が同期していないため、0V~1000Vの電圧範囲に相当する電圧センサ出力の周期よりも長い時間観測する必要がある。これに対し、実施の形態1の構成によれば、観測セクション100において生成するクロック信号1によって、実運用範囲内の200V~1000Vの電圧範囲に対応する観測周期に縮められる。したがって、従来の電圧周波数変換方式に比べ、使用する電圧範囲内に観測電圧範囲を絞り、応答性がより改善できる。また、部品点数少なく、簡単な構成で直流電圧観測装置を実現できる。構成部品もコンパレータ、抵抗、コンデンサ、ダイオードなどのディスクリート部品、安価なデジタルアイソレーションアンプで実現が可能である。
実施の形態2.
実施の形態1における図4の波形ではクロック信号1を連続送信して、出力の観測パルス信号11を得る波形を示している。観測セクション100では、クロック信号1を送信し、クロック信号1と同期した観測パルス信号11のオン時間幅を処理装置110のカウンタ等で時間計測し、クロック信号1の1パルスに対した電圧を1回取得する。1パルスで電圧を観測できるため、例えば観測対象の電圧変動が遅い場合など、常時観測する必要がない場合は、観測するときのみ観測セクション100からクロック信号1を出力し、電圧を観測しない期間はクロック信号1の送信を停止する。
このような構成とすることで、観測しない期間はクロック信号1を停止して、回路の動作を停止することで、その間の消費電力を軽減できる。
実施の形態3.
図6は実施の形態3による直流電圧観測装置の動作を説明するための線図である。図6では、観測電圧範囲とクロック信号1、基準信号7、観測パルス信号11(電圧-パルス幅変換回路5、第二絶縁アンプ6の出力)の各々のタイミング関係と電圧波形を示している。本実施の形態3においては、クロック信号1の周期を可変にし、観測電圧範囲に応じて低電圧観測用および高電圧観測用として観測セクション100からのクロック信号1の周期を切り替える。観測対象直流電圧が、例えば車両搭載の電力変換装置の直流電圧であって、リレー、コンタクタなどが接続されて徐々に電圧が上昇する場合(例えば、始動時など)、端子解放時の電圧判定あるいは車両衝突時の端子電圧低下を監視するなどのフェール判定時など、観測電圧を低い電圧まで広げる必要がある。一方、電力変換装置の定常運転時は、観測対象直流電圧は大きくは変化しないため、定常運転時の直流電圧に相当する高い電圧を含む狭い電圧範囲を観測可能とすればよい。このように、観測電圧を低い電圧まで広げる必要がある場合に、高い電圧を含む狭い電圧範囲を観測する定常運転時の観測電圧範囲におけるクロック信号1の周期に比較して長い周期のクロック信号とすることで、台形状の基準信号7のスロープ裾まで対応した電圧の観測が可能である。この結果、観測範囲も広げられるので低電圧側まで精度良く検出でき、有効である。一方、定常運転時の電圧範囲では、周期を短くすることによりセンサ応答性を確保できる。
以上のように、観測電圧範囲に応じてクロック信号1の周期を切り替えることで、観測精度を確保しながら観測電圧範囲を切り替えられる。観測対象セクションに備えられた機器である電力変換装置の始動時あるいはバッテリ接続開放時など、電圧が低圧で定常運転時の電圧範囲に含まれない電圧となる非定常時には、クロック信号の周期を長くすることで、低電圧側まで観測するようにできる。一方、定常運転時はクロック信号の周期を短くする。この結果、定常運転時でのバッテリ電圧範囲での電圧検出の応答性を改善しつつ、始動時あるいはコンタクタオープン時など非定常時では、定常運転時の電圧以下の広い電圧範囲での観測が可能となる。
本願には、様々な例示的な実施の形態及び実施例が記載されているが、1つ、または複数の実施の形態に記載された様々な特徴、態様、及び機能は特定の実施の形態の適用に限られるのではなく、単独で、または様々な組み合わせで実施の形態に適用可能である。従って、例示されていない無数の変形例が、本願明細書に開示される技術の範囲内において想定される。例えば、少なくとも1つの構成要素を変形する場合、追加する場合または省略する場合、さらには、少なくとも1つの構成要素を抽出し、他の実施の形態の構成要素と組み合わせる場合が含まれるものとする。
1 クロック信号、2 第一絶縁アンプ、3 基準信号生成回路、4 分圧器、5 電圧-パルス幅変換回路、6 第二絶縁アンプ、7 基準信号、8 第一コンパレータ、9 第二コンパレータ、10 コンデンサ、11 観測パルス信号、12 充電抵抗、13 ダイオード、Ra 第一放電抵抗、Rb 第二放電抵抗、100 観測セクション、110 処理装置、200 観測対象セクション
本願に開示される直流電圧観測装置は、観測対象セクションに備えられた機器の観測対象直流電圧を、前記観測対象セクションと電気的に絶縁された観測セクションにおいて観測する直流電圧観測装置において、前記観測セクションにおいて生成されるクロック信号が、第一絶縁アンプを介して前記観測対象セクションに送信され、前記観測対象セクションは、前記クロック信号の一周期の間に1パルスを形成するパルスであって、当該パルスの電圧であるパルス電圧が、予め定められた最高電圧を有し、立ち上がり、立ち下がりの少なくとも一方において電圧が単調に変化する基準信号を生成する基準信号生成回路と、前記観測対象直流電圧が前記基準信号の電圧よりも高くなる期間がオフ、前記観測対象直流電圧が前記基準信号の電圧以下の期間がオンとなる観測パルス信号、または前記観測対象直流電圧が前記基準信号の電圧よりも高くなる期間がオン、前記観測対象直流電圧が前記基準信号の電圧以下の期間がオフとなる観測パルス信号、を生成する電圧-パルス幅変換回路を備え、前記観測パルス信号が、第二絶縁アンプを介して前記観測セクションに送信され、前記観測セクションにおいて、受信した前記観測パルス信号のオン時間またはオフ時間に基づいて、前記観測対象直流電圧の値を算定するよう構成されており、前記機器は、前記観測対象直流電圧の電圧値が、定常運転時とは異なる非定常運転時に前記定常運転時の電圧値よりも低い電圧値となる機器であって、前記非定常運転時における前記クロック信号の周期は、前記定常運転時におけるクロック信号の周期よりも長く設定されるものである。
また、観測対象セクションにおける観測対象直流電圧を、前記観測対象セクションと電気的に絶縁された観測セクションにおいて観測する直流電圧観測装置において、
前記観測セクションにおいて生成されるクロック信号が、第一絶縁アンプを介して前記観測対象セクションに送信され、前記観測対象セクションは、前記クロック信号の一周期の間に1パルスを形成するパルスであって、当該パルスの電圧であるパルス電圧が、予め設定された最高電圧を有し、立ち上がり、立ち下がりの少なくとも一方において電圧が単調に変化するとともに、パルス幅の変化/前記パルス電圧の変化、の値が前記パルス電圧の低下にしたがって大きくなるパルスである基準信号を生成する基準信号生成回路と、前記観測対象直流電圧が前記基準信号の電圧よりも高くなる期間がオフ、前記観測対象直流電圧が前記基準信号の電圧以下の期間がオンとなる観測パルス信号、または前記観測対象直流電圧が前記基準信号の電圧よりも高くなる期間がオン、前記観測対象直流電圧が前記基準信号の電圧以下の期間がオフとなる観測パルス信号、を生成する電圧-パルス幅変換回路を備え、前記観測パルス信号が、第二絶縁アンプを介して前記観測セクションに送信され、前記観測セクションにおいて、受信した前記観測パルス信号のオン時間またはオフ時間に基づいて、前記観測対象直流電圧の値を算定するものである。
本願に開示される直流電圧観測装置は、観測対象セクションに備えられた機器の観測対象直流電圧を、前記観測対象セクションと電気的に絶縁された観測セクションにおいて観測する直流電圧観測装置において、前記観測セクションにおいて生成されるクロック信号が、第一絶縁アンプを介して前記観測対象セクションに送信され、前記観測対象セクションは、前記クロック信号の一周期の間に1パルスを形成するパルスであって、当該パルスの電圧であるパルス電圧が、予め定められた最高電圧を有し、立ち上がり、立ち下がりの少なくとも一方において電圧が単調に変化する基準信号を生成する基準信号生成回路と、前記観測対象直流電圧が前記基準信号の電圧よりも高くなる期間がオフ、前記観測対象直流電圧が前記基準信号の電圧以下の期間がオンとなる観測パルス信号、または前記観測対象直流電圧が前記基準信号の電圧よりも高くなる期間がオン、前記観測対象直流電圧が前記基準信号の電圧以下の期間がオフとなる観測パルス信号、を生成する電圧-パルス幅変換回路を備え、前記観測パルス信号が、第二絶縁アンプを介して前記観測セクションに送信され、前記観測セクションにおいて、受信した前記観測パルス信号のオン時間またはオフ時間に基づいて、前記観測対象直流電圧の値を算定するよう構成されており、前記機器は、前記観測対象直流電圧の電圧値が、定常運転時とは異なる非定常運転時に前記定常運転時の電圧値よりも低い電圧値となる機器であって、前記非定常運転時における前記クロック信号の周期は、前記定常運転時におけるクロック信号の周期よりも長く設定されるものである。


Claims (10)

  1. 観測対象セクションにおける観測対象直流電圧を、前記観測対象セクションと電気的に絶縁された観測セクションにおいて観測する直流電圧観測装置において、
    前記観測セクションにおいて生成されるクロック信号が、第一絶縁アンプを介して前記観測対象セクションに送信され、
    前記観測対象セクションは、前記クロック信号の一周期の間に1パルスを形成するパルスであって、予め設定された最高電圧を有し、立ち上がり、立ち下がりの少なくとも一方において電圧が単調に変化する基準信号を生成する基準信号生成回路と、前記観測対象直流電圧が前記基準信号の電圧よりも高くなる期間がオフ、前記観測対象直流電圧が前記基準信号の電圧以下の期間がオンとなる観測パルス信号、または前記観測対象直流電圧が前記基準信号の電圧よりも高くなる期間がオン、前記観測対象直流電圧が前記基準信号の電圧以下の期間がオフとなる観測パルス信号、を生成する電圧-パルス幅変換回路を備え、前記観測パルス信号が、第二絶縁アンプを介して前記観測セクションに送信され、
    前記観測セクションにおいて、受信した前記観測パルス信号のオン時間またはオフ時間に基づいて、前記観測対象直流電圧の値を算定する直流電圧観測装置。
  2. 前記観測対象直流電圧は、前記観測対象セクションにおける一の直流電圧を分圧した直流電圧である請求項1に記載の直流電圧観測装置。
  3. 前記観測セクションにおいて生成されるクロック信号は、停止する期間を有する請求項1または2に記載の直流電圧観測装置。
  4. 前記観測セクションにおいて生成されるクロック信号は、周期が可変である請求項1から3のいずれか1項に記載の直流電圧観測装置。
  5. 前記観測対象セクションに備えられた機器の直流電圧を観測するよう構成されており、前記機器は、前記観測対象直流電圧の電圧値が、定常運転時とは異なる非定常運転時に前記定常運転時の電圧値よりも低い電圧値となる機器であって、前記非定常運転時におけるクロック信号の周期は、前記定常運転時におけるクロック信号の周期よりも長く設定される請求項4に記載の直流電圧観測装置。
  6. 前記基準信号は、パルス幅の変化/パルス電圧の変化、の値が前記パルス電圧の低下にしたがって大きくなるパルスである請求項1から5のいずれか1項に記載の直流電圧観測装置。
  7. 前記基準信号生成回路は、第一コンパレータの非反転入力端子に前記第一絶縁アンプの出力が接続され、前記第一コンパレータの電源の高電圧側と接地の間に、前記電源の高電圧側から順に充電抵抗、順方向接続のダイオード、コンデンサが直列に接続され、前記コンデンサと並列に第一放電抵抗と第二放電抵抗との直列体が接続され、前記第一放電抵抗と前記第二放電抵抗の接続点が前記第一コンパレータの反転入力端子に接続され、前記充電抵抗と前記ダイオードの接続点が前記第一コンパレータの出力端子に接続され、前記ダイオードと前記コンデンサの接続点から前記基準信号が出力される構成である請求項1から6のいずれか1項に記載の直流電圧観測装置。
  8. 前記第一コンパレータはオープンコレクタ出力またはオープンドレイン出力のコンパレータである請求項7に記載の直流電圧観測装置。
  9. 前記電圧-パルス幅変換回路は、第二コンパレータを備え、前記基準信号が前記第二コンパレータの非反転入力端子に入力され、前記観測対象直流電圧が前記第二コンパレータの反転入力端子に入力され、前記第二コンパレータの出力端子から前記観測パルス信号が出力される請求項7または8に記載の直流電圧観測装置。
  10. 前記第二コンパレータはオープンコレクタまたはオープンドレイン出力のコンパレータである請求項9に記載の直流電圧観測装置。
JP2021166698A 2021-10-11 2021-10-11 直流電圧観測装置 Active JP7271629B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2021166698A JP7271629B2 (ja) 2021-10-11 2021-10-11 直流電圧観測装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2021166698A JP7271629B2 (ja) 2021-10-11 2021-10-11 直流電圧観測装置

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2023057271A true JP2023057271A (ja) 2023-04-21
JP7271629B2 JP7271629B2 (ja) 2023-05-11

Family

ID=86006270

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2021166698A Active JP7271629B2 (ja) 2021-10-11 2021-10-11 直流電圧観測装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP7271629B2 (ja)

Citations (10)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH10332747A (ja) * 1997-05-30 1998-12-18 Aisin Seiki Co Ltd 絶縁型電圧変換装置
JP2001281273A (ja) * 2000-03-31 2001-10-10 Noritz Corp ファンモータ電流の検出方法および電流検出装置
JP2002250746A (ja) * 2001-02-26 2002-09-06 Yaskawa Electric Corp 絶縁型電流検出器
JP2002354697A (ja) * 2001-05-18 2002-12-06 Osaka Gas Co Ltd 蓄電装置の管理システム
JP2005315853A (ja) * 2004-03-30 2005-11-10 Sanyo Electric Co Ltd 電源装置
JP2006242610A (ja) * 2005-03-01 2006-09-14 Fuji Electric Device Technology Co Ltd 単電源電圧計測回路
JP2007256113A (ja) * 2006-03-23 2007-10-04 Keihin Corp 電池電圧測定回路、電池電圧測定方法およびバッテリecu
JP2008131670A (ja) * 2006-11-16 2008-06-05 Densei Lambda Kk 電池電圧監視装置
JP2011041467A (ja) * 2006-07-05 2011-02-24 Fdk Corp 蓄電システムの電圧バランス補正方法、蓄電システム
JP2015215287A (ja) * 2014-05-13 2015-12-03 株式会社デンソー 電圧検出装置

Patent Citations (10)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH10332747A (ja) * 1997-05-30 1998-12-18 Aisin Seiki Co Ltd 絶縁型電圧変換装置
JP2001281273A (ja) * 2000-03-31 2001-10-10 Noritz Corp ファンモータ電流の検出方法および電流検出装置
JP2002250746A (ja) * 2001-02-26 2002-09-06 Yaskawa Electric Corp 絶縁型電流検出器
JP2002354697A (ja) * 2001-05-18 2002-12-06 Osaka Gas Co Ltd 蓄電装置の管理システム
JP2005315853A (ja) * 2004-03-30 2005-11-10 Sanyo Electric Co Ltd 電源装置
JP2006242610A (ja) * 2005-03-01 2006-09-14 Fuji Electric Device Technology Co Ltd 単電源電圧計測回路
JP2007256113A (ja) * 2006-03-23 2007-10-04 Keihin Corp 電池電圧測定回路、電池電圧測定方法およびバッテリecu
JP2011041467A (ja) * 2006-07-05 2011-02-24 Fdk Corp 蓄電システムの電圧バランス補正方法、蓄電システム
JP2008131670A (ja) * 2006-11-16 2008-06-05 Densei Lambda Kk 電池電圧監視装置
JP2015215287A (ja) * 2014-05-13 2015-12-03 株式会社デンソー 電圧検出装置

Also Published As

Publication number Publication date
JP7271629B2 (ja) 2023-05-11

Similar Documents

Publication Publication Date Title
CN105794097B (zh) 对交流-直流电力变换器的输出电压的初级感测
US9570980B2 (en) System and method for switched power supply current sampling
KR101013696B1 (ko) 절연 저항 검출 장치
EP2909924B1 (en) Driver device and driving method for driving a load
US8878583B2 (en) PWM duty cycle converter
JP5487721B2 (ja) パルス密度変復調回路及び該変復調回路を用いたインバータ制御装置
CN103731151A (zh) 用于将占空比转换成模拟信号的方法及电路
CN104079167A (zh) 控制电路、开关电源和控制方法
EP2884661A1 (en) Method and apparatus for balancing currents
US9963036B2 (en) Vehicle ground fault detection apparatus
CN105122627A (zh) 功率元件的电流检测电路
US9479059B2 (en) Voltage converter for first and second modes of operation
US10044280B2 (en) DC/DC converter
US8928297B2 (en) Ćuk based current source
TW201503557A (zh) 軟啓動切換電源轉換裝置
JP2015045553A (ja) スイッチング電源を備える二次電池の充放電装置
JP7271629B2 (ja) 直流電圧観測装置
WO2007068396A1 (en) Operating electronic switches having an insulated gate
KR101009333B1 (ko) 직류 고전압 전원 발생장치 및 임펄스 측정기의 응답특성 평가를 위한 고압 교정 파형 발생장치.
JP6479372B2 (ja) 電源装置
CN110388966B (zh) 气流转换检测电路及装置
KR101947406B1 (ko) 스위칭 전원장치 및 그 장치로 사용되는 펄스폭 변조회로
CN211086503U (zh) Igbt测定电路及其逆变器桥臂、逆变器
TWI757851B (zh) 用於制動迴路的功率開關故障偵測方法及其偵測電路
JP5213808B2 (ja) 時間計測回路

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20211011

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20221011

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20221114

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20230117

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20230221

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20230404

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20230426

R151 Written notification of patent or utility model registration

Ref document number: 7271629

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R151