JP2017198822A - 画像形成装置および定着温度制御プログラム - Google Patents

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【課題】 印刷の迅速性および省エネ性能を向上することができる画像形成装置および定着温度制御プログラムを提供する。
【解決手段】 加熱によってトナーを記録媒体に定着する定着部を備えるMFPは、2人以上で形成されている列がMFPの周囲に存在するか否かを判定する列判定手段と、定着部の温度を制御する定着温度制御手段とを備え、定着温度制御手段は、MFPによる記録媒体への印刷が指示された場合(S51でYES、S54でYESまたはS60でYES)に、定着部の温度を定着部が加熱されていない状態の通常温度より高い定着用温度にし(S52)、MFPによる記録媒体への印刷が指示されていない場合(S54でNOまたはS60でNO)に、列が存在すると列判定手段によって判定されたとき(S56でYESまたはS62でYES)、定着部の温度を通常温度より高く定着用温度以下の特定の温度に維持する(S58またはS64)。
【選択図】 図4

Description

本発明は、加熱によってトナーを記録媒体に定着する定着部の温度を制御する画像形成装置および定着温度制御プログラムに関する。
画像形成装置は、記録媒体への印刷が実行される度に定着部の温度を上昇させる場合、定着部の温度を上昇させるための時間が記録媒体への印刷が実行される度に必要となり、印刷の迅速性が損なわれる。
一方、画像形成装置は、定着部の温度を高く維持する場合、定着部の温度を高く維持するための電力を消費する。
従来、定着部の温度を制御する画像形成装置として、過去の特定の期間の間に画像形成装置自身の近辺を通過した人の検知回数、すなわち、利用者によって画像形成装置自身が使用されると予測される頻度に応じて定着部の温度を切り替えるものが知られている(例えば、特許文献1参照。)。従来の画像形成装置は、過去の特定の期間の間に画像形成装置自身の近辺を通過した人の検知回数が多い、すなわち、利用者によって画像形成装置自身が使用される頻度が高いと予測される場合に、定着部の温度を高く維持することによって、記録媒体への印刷が指示されたときに迅速に印刷を実行することができる。また、従来の画像形成装置は、過去の特定の期間の間に画像形成装置自身の近辺を通過した人の検知回数が少ない、すなわち、利用者によって画像形成装置自身が使用される頻度が低いと予測される場合に、定着部の温度を低くすることによって、消費エネルギーを低減することができる。
特開2002−139955号公報
しかしながら、従来の画像形成装置においては、利用者によって画像形成装置自身が使用される頻度の予測に応じて定着部の温度を制御するので、実際の状況に適した制御が行われるとは必ずしも限らないという問題がある。
そこで、本発明は、印刷の迅速性および省エネ性能を向上することができる画像形成装置および定着温度制御プログラムを提供することを目的とする。
本発明の画像形成装置は、加熱によってトナーを記録媒体に定着する定着部を備える画像形成装置であって、2人以上で形成されている列が前記画像形成装置の周囲に存在するか否かを判定する列判定手段と、前記定着部の温度を制御する定着温度制御手段とを備え、前記定着温度制御手段は、前記画像形成装置による前記記録媒体への印刷が指示された場合に、前記定着部の温度を前記定着部が加熱されていない状態の通常温度より高い定着用温度にし、前記定着温度制御手段は、前記画像形成装置による前記記録媒体への印刷が指示されていない場合に、前記列が存在すると前記列判定手段によって判定されたとき、前記定着部の温度を前記通常温度より高く前記定着用温度以下の特定の温度に維持することを特徴とする。
2人以上で形成されている列が画像形成装置の周囲に存在する場合、先頭の人は、画像形成装置を操作することができる状態であるので、画像形成装置による記録媒体への印刷を希望しているか否かが画像形成装置によって容易に認識されることができる。一方、先頭以外の人は、画像形成装置を操作することができない状態であるので、画像形成装置による記録媒体への印刷を希望しているか否かが画像形成装置によって認識されることができない。しかしながら、画像形成装置の周囲に存在する列を形成している人は、画像形成装置による記録媒体への印刷を希望している可能性が高い。本発明の画像形成装置は、画像形成装置による記録媒体への印刷が指示されていない場合であっても、画像形成装置の周囲に列が存在するときには、定着部の温度を通常温度より高く前記定着用温度以下の特定の温度に維持するので、記録媒体への印刷が指示された場合に定着部の加熱によって上昇させるべき定着部の温度変化を抑えることができる。したがって、本発明の画像形成装置は、記録媒体への印刷が指示された場合に迅速に印刷を実行することができる。また、定着部は、温度が上昇させられる場合に、温度が維持される場合より多大な電力を必要とする。したがって、本発明の画像形成装置は、消費エネルギーを低減することもできる。
本発明の画像形成装置において、前記定着温度制御手段は、前記画像形成装置による前記記録媒体への印刷が指示されていない場合に、前記列が存在すると前記列判定手段によって判定されたとき、時間経過に応じて前記特定の温度を段階的に下げても良い。
この構成により、本発明の画像形成装置は、画像形成装置による記録媒体への印刷が指示されていない場合に、画像形成装置の周囲に列が存在するときであっても、画像形成装置による記録媒体への印刷が指示されていない時間が長くなったときには、定着部の温度を段階的に下げるので、省エネ性能を向上することができる。
本発明の定着温度制御プログラムは、加熱によってトナーを記録媒体に定着する定着部を備える画像形成装置によって実行される定着温度制御プログラムであって、2人以上で形成されている列が前記画像形成装置の周囲に存在するか否かを判定する列判定手段、および、前記定着部の温度を制御する定着温度制御手段として前記画像形成装置を機能させ、前記定着温度制御手段は、前記画像形成装置による前記記録媒体への印刷が指示された場合に、前記定着部の温度を前記定着部が加熱されていない状態の通常温度より高い定着用温度にし、前記定着温度制御手段は、前記画像形成装置による前記記録媒体への印刷が指示されていない場合に、前記列が存在すると前記列判定手段によって判定されたとき、前記定着部の温度を前記通常温度より高く前記定着用温度以下の特定の温度に維持することを特徴とする。
2人以上で形成されている列が画像形成装置の周囲に存在する場合、先頭の人は、画像形成装置を操作することができる状態であるので、画像形成装置による記録媒体への印刷を希望しているか否かが画像形成装置によって容易に認識されることができる。一方、先頭以外の人は、画像形成装置を操作することができない状態であるので、画像形成装置による記録媒体への印刷を希望しているか否かが画像形成装置によって認識されることができない。しかしながら、画像形成装置の周囲に存在する列を形成している人は、画像形成装置による記録媒体への印刷を希望している可能性が高い。本発明の定着温度制御プログラムを実行する画像形成装置は、画像形成装置による記録媒体への印刷が指示されていない場合であっても、画像形成装置の周囲に列が存在するときには、定着部の温度を通常温度より高く前記定着用温度以下の特定の温度に維持するので、記録媒体への印刷が指示された場合に定着部の加熱によって上昇させるべき定着部の温度変化を抑えることができる。したがって、本発明の定着温度制御プログラムを実行する画像形成装置は、記録媒体への印刷が指示された場合に迅速に印刷を実行することができる。また、定着部は、温度が上昇させられる場合に、温度が維持される場合より多大な電力を必要とする。したがって、本発明の定着温度制御プログラムを実行する画像形成装置は、消費エネルギーを低減することもできる。
本発明の画像形成装置および定着温度制御プログラムは、印刷の迅速性および省エネ性能を向上することができる。
本発明の一実施の形態に係るシステムのブロック図である。 図1に示すMFPのブロック図である。 図1に示す携帯機器のブロック図である。 印刷を実行する場合の図2に示すMFPの動作のフローチャートである。 図4に示す列判定処理のフローチャートである。
以下、本発明の一実施の形態について、図面を用いて説明する。
まず、本実施の形態に係るシステムの構成について説明する。
図1は、本実施の形態に係るシステム10のブロック図である。
図1に示すように、システム10は、画像形成装置としてのMFP(Multifunction Peripheral)20と、利用者によって携帯される例えばスマートフォンなどの携帯機器30とを備えている。
MFP20と、携帯機器30とは、インターネット、LAN(Local Area Network)などのネットワーク11経由で、または、有線通信または無線通信によってネットワーク11を介さず直接に、互いに通信可能である。
システム10は、携帯機器30と同様な携帯機器を少なくとも1つ備えることが可能である。
図2は、MFP20のブロック図である。
図2に示すように、MFP20は、種々の操作が入力されるボタンなどの入力デバイスである操作部21と、種々の情報を表示するLCD(Liquid Crystal Display)などの表示デバイスである表示部22と、原稿から画像を読み取る読取デバイスであるスキャナー23と、用紙などの記録媒体に印刷を実行する印刷デバイスであるプリンター24と、図示していない外部のファクシミリ装置と公衆電話回線などの通信回線経由でファックス通信を行うファックスデバイスであるファックス通信部25と、ネットワーク11(図1参照。)経由で、または、有線通信または無線通信によってネットワーク11を介さず直接に、外部の装置と通信を行う通信デバイスである通信部26と、図示していないGPS(Global Positioning System)衛星からの電波を受信して位置を取得するGPS受信機27と、各種の情報を記憶する半導体メモリー、HDD(Hard Disk Drive)などの不揮発性の記憶デバイスである記憶部28と、MFP20全体を制御する制御部29とを備えている。
プリンター24は、加熱によってトナーを記録媒体に定着する定着部24aを備えている。定着部24aは、図示していないヒーターを備えている。定着部24aのヒーターに電力が供給されることによって、定着部24aは、加熱される。以下、加熱されていない場合の定着部24aの温度を通常温度と言う。
図1に示すように、記憶部28は、定着部24aの温度を制御するための定着温度制御プログラム28aを記憶している。定着温度制御プログラム28aは、MFP20の製造段階でMFP20にインストールされていても良いし、SDカード、USB(Universal Serial Bus)メモリーなどの外部の記憶媒体からMFP20に追加でインストールされても良いし、ネットワーク11上からMFP20に追加でインストールされても良い。
制御部29は、例えば、CPU(Central Processing Unit)と、プログラムおよび各種のデータを記憶しているROM(Read Only Memory)と、CPUの作業領域として用いられるRAM(Random Access Memory)とを備えている。CPUは、ROMまたは記憶部28に記憶されているプログラムを実行する。
制御部29は、記憶部28に記憶されている定着温度制御プログラム28aを実行することによって、2人以上で形成されている列がMFP20の周囲に存在するか否かを判定する列判定手段29a、および、定着部24aの温度を制御する定着温度制御手段29bとして機能する。
図3は、携帯機器30のブロック図である。
図3に示すように、携帯機器30は、利用者による種々の操作が入力されるボタンなどの入力デバイスである操作部31と、種々の情報を表示するLCDなどの表示デバイスである表示部32と、ネットワーク11(図1参照。)経由で、または、有線通信または無線通信によってネットワーク11を介さず直接に、外部の装置と通信を行う通信デバイスである通信部33と、図示していないGPS衛星からの電波を受信して位置を取得するGPS受信機34と、各種のデータを記憶している半導体メモリー、HDDなどの不揮発性の記憶デバイスである記憶部35と、携帯機器30全体を制御する制御部36とを備えている。
次に、MFP20の動作について説明する。
図4は、印刷を実行する場合のMFP20の動作のフローチャートである。
制御部29は、図4に示す動作を繰り返し実行する。
図4に示すように、定着温度制御手段29bは、操作部21を介してMFP20による記録媒体への印刷が指示されたか否かを判断する(S51)。
定着温度制御手段29bは、印刷が指示されていないとS51において判断すると、図4に示す動作を終了する。
定着温度制御手段29bは、印刷が指示されたとS51において判断すると、定着部24aのヒーターに電力を供給することによって定着部24aの温度を通常温度より高い定着用温度にする(S52)。ここで、定着用温度は、プリンター24による記録媒体への印刷に適した温度である。なお、定着用温度は、MFP20の製造者によって設定されても良いし、利用者によって設定されても良い。
次いで、制御部29は、指示に応じた画像をプリンター24によって記録媒体に印刷する(S53)。
次いで、定着温度制御手段29bは、操作部21を介してMFP20による記録媒体への印刷が指示されたか否かを判断する(S54)。
定着温度制御手段29bは、印刷が指示されたとS54において判断すると、S52の処理を実行する。
列判定手段29aは、印刷が指示されていないとS54において判断されると、2人以上で形成されている列がMFP20の周囲に存在するか否かを判定する列判定処理を実行する(S55)。
次いで、定着温度制御手段29bは、列が存在するとS55において判定されたか否かを判断する(S56)。
定着温度制御手段29bは、列が存在すると判定されていないとS56において判断すると、直前のS53の処理の後、特定のタイミングになったか否かを判断する(S57)。ここで、特定のタイミングとは、例えば、直近の印刷(S53)の処理の完了時から特定の時間が経過したことである。
定着温度制御手段29bは、列が存在すると判定されたとS56において判断するか、特定のタイミングになっていないとS57において判断すると、定着部24aの温度を第1の温度に維持する(S58)。ここで、第1の温度は、通常温度より高く定着用温度以下の一定の温度である。つまり、第1の温度は、定着用温度より低い温度である場合であっても、定着部24aが加熱されることによって短時間で定着用温度に達することができる温度である。定着部24aの温度を第1の温度に維持する方法としては、定着部24aの排気ファンの動作を制御する方法や、一定の間隔で定着部24aのヒーターに電力を供給する方法など、種々の方法が採用され得る。なお、第1の温度は、MFP20の製造者によって設定されても良いし、利用者によって設定されても良い。
次いで、定着温度制御手段29bは、直前のS53の処理の後、特定のタイミングになったか否かを判断する(S59)。ここで、特定のタイミングとは、例えば、直近の印刷(S53)の処理の完了時から特定の時間が経過したことである。S59における特定のタイミングは、S57における特定のタイミングと同一でも良い。あるいは、S59における特定のタイミングは、S57における特定のタイミングより後のタイミングでも良い。
なお、処理がS58に達したとき、定着部24aの温度が定着用温度から第1の温度へ移行中であっても、S59の処理を実行する。
定着温度制御手段29bは、特定のタイミングになっていないとS59において判断すると、S54の処理を実行する。
定着温度制御手段29bは、特定のタイミングになったとS59において判断すると、操作部21を介してMFP20による記録媒体への印刷が指示されたか否かを判断する(S60)。
定着温度制御手段29bは、印刷が指示されたとS60において判断すると、S52の処理を実行する。
列判定手段29aは、印刷が指示されていないとS60において判断されると、S55と同一の列判定処理を実行する(S61)。
次いで、定着温度制御手段29bは、2人以上で形成されている列がMFP20の周囲に存在するとS61において判定されたか否かを判断する(S62)。
定着温度制御手段29bは、列が存在すると判定されなかったとS62において判断すると、直前のS53の処理の後、特定のタイミングになったか否かを判断する(S63)。ここで、特定のタイミングとは、例えば、直近の印刷(S53)の処理の完了時から特定の時間が経過したことである。なお、S63における特定のタイミングは、S59における特定のタイミングより後のタイミングである。
定着温度制御手段29bは、列が存在すると判定されたとS62において判断するか、特定のタイミングになっていないとS63において判断すると、定着部24aの温度を第2の温度に維持する(S64)。ここで、第2の温度は、通常温度より高く第1の温度より低い一定の温度である。つまり、第2の温度は、定着部24aが加熱されることによって比較的短時間で定着用温度に達することができる温度である。定着部24aの温度を第2の温度に維持する方法としては、定着部24aの排気ファンの動作を制御する方法や、一定の間隔で定着部24aのヒーターに電力を供給する方法など、種々の方法が採用され得る。なお、第2の温度は、MFP20の製造者によって設定されても良いし、利用者によって設定されても良い。
次いで、定着温度制御手段29bは、S60の処理を実行する。なお、処理がS64に達したとき、定着部24aの温度が第1の温度から第2の温度へ移行中であっても、S60の処理を実行する。
定着温度制御手段29bは、特定のタイミングになっているとS57において判断するか、特定のタイミングになっているとS63において判断すると、定着部24aのヒーターへの電力の供給を停止することによって定着部24aの加熱を停止して(S65)、図4に示す動作を終了する。
図5は、S55またはS61の列判定処理のフローチャートである。
図5に示すように、列判定手段29aは、GPS受信機27によって受信した情報に基づいて、MFP20の位置を取得する(S71)。なお、列判定手段29aは、MFP20の位置を事前に記憶部28に記憶しておくことによって、MFP20の位置を記憶部28から取得しても良い。列判定手段29aがMFP20の位置を記憶部28から取得する場合、記憶部28に記憶されるMFP20の位置は、GPS受信機27によって受信した情報に基づいて取得されたものでなくても良い。例えば、記憶部28に記憶されるMFP20の位置は、操作部21を介して利用者によって入力されたものでも良い。MFP20は、GPS受信機27によって受信した情報が使用されない場合、GPS受信機27を備えなくても良い。
列判定手段29aは、S71の処理の後、携帯機器が携帯機器自身のGPS受信機によって受信した情報を、MFP20の周囲に存在する携帯機器から取得する(S72)。
次いで、列判定手段29aは、2人以上で形成されている列がMFP20の周囲に存在するか否かを、S71において取得したMFP20の位置と、S72において取得した情報とに基づいて判定して(S73)、図5に示す動作を終了する。具体的には、列判定手段29aは、MFP20と、携帯機器との位置関係、すなわち、MFP20と、携帯機器を携帯している人との位置関係を、S71において取得したMFP20の位置と、S72において取得した情報とに基づいて取得することができる。また、列判定手段29aは、携帯機器がMFP20の方を向いているか否か、すなわち、携帯機器を携帯している人がMFP20の方を向いているか否かを、S71において取得したMFP20の位置と、S72において取得した情報とに基づいて判定することができる。また、列判定手段29aは、携帯機器が移動しているか否か、すなわち、携帯機器を携帯している人が移動しているか否かを、S72において取得した情報に基づいて判定することができる。そして、列判定手段29aは、移動しておらずMFP20の方を向いている人のMFP20に対する位置関係に基づいて、2人以上で形成されている列がMFP20の周囲に存在するか否かを判定することができる。
なお、携帯機器と、MFP20との位置関係などの各種の情報をMFP20が判断する方法としては、GPSを利用する方法以外の方法も存在する。例えば、MFP20にAR(Augmented Reality)マーカーが付けられている場合、携帯機器は、MFP20のARマーカーをカメラで読み取ることによって、MFP20と、携帯機器自身との位置関係などの各種の情報を取得することができ、取得した情報をネットワーク11経由で、または、有線通信または無線通信によってネットワーク11を介さず直接に、MFP20に通知することが可能である。更に、携帯機器は、加速度センサーなどのセンサーを備えることによって、携帯機器自身の位置が移動した場合に、携帯機器自身の移動距離や移動方向をセンサーの検出値に基づいて取得することが可能であるので、携帯機器自身の移動距離や移動方向をネットワーク11経由で、または、有線通信または無線通信によってネットワーク11を介さず直接に、MFP20に通知することが可能である。
2人以上で形成されている列がMFP20の周囲に存在するか否かを判定する方法としては、携帯機器を使用しない方法も考えられる。例えば、MFP20は、温度で人を感知する人感センサーや、カメラで撮影した画像を処理することによって人を感知する人感センサーなど、人自体を感知することによって、2人以上で形成されている列がMFP20の周囲に存在するか否かを判定しても良い。
MFP20の周囲に存在する列を形成している人が2人以上である場合、先頭の人は、MFP20を操作することができる状態であるので、MFP20による記録媒体への印刷を希望しているか否かがMFP20によって容易に認識されることができる。一方、先頭以外の人は、MFP20を操作することができない状態であるので、MFP20による記録媒体への印刷を希望しているか否かがMFP20によって認識されることができない。しかしながら、MFP20の周囲に存在する列を形成している人は、MFP20による記録媒体への印刷を希望している可能性が高い。MFP20は、MFP20による記録媒体への印刷が指示されていない場合(S54でNOまたはS60でNO)であっても、MFP20の周囲に列が存在するとき(S56でYESまたはS62でYES)には、定着部24aの温度を通常温度より高く定着用温度以下の特定の温度に維持する(S58またはS64)ので、記録媒体への印刷が指示された場合に定着部24aの加熱によって上昇させるべき定着部24aの温度変化を抑えることができる。したがって、MFP20は、記録媒体への印刷が指示された場合に迅速に印刷を実行することができる。
また、定着部24aは、温度が上昇させられる場合に、温度が維持される場合より多大な電力を必要とする。したがって、MFP20は、消費エネルギーを低減することもできる。
MFP20は、MFP20による記録媒体への印刷が指示されていない場合(S54でNOまたはS60でNO)に、MFP20の周囲に列が存在するとき(S56でYESまたはS62でYES)であっても、MFP20による記録媒体への印刷が指示されていない時間が長くなったときには、定着部24aの温度を段階的に下げる(S58およびS64)ので、省エネ性能を向上することができる。
本発明の画像形成装置は、本実施の形態においてMFPであるが、プリンター専用機、コピー専用機、ファックス専用機など、MFP以外の画像形成装置であっても良い。
20 MFP(画像形成装置)
24a 定着部
28a 定着温度制御プログラム
29a 列判定手段
29b 定着温度制御手段

Claims (3)

  1. 加熱によってトナーを記録媒体に定着する定着部を備える画像形成装置であって、
    2人以上で形成されている列が前記画像形成装置の周囲に存在するか否かを判定する列判定手段と、
    前記定着部の温度を制御する定着温度制御手段とを備え、
    前記定着温度制御手段は、前記画像形成装置による前記記録媒体への印刷が指示された場合に、前記定着部の温度を前記定着部が加熱されていない状態の通常温度より高い定着用温度にし、
    前記定着温度制御手段は、前記画像形成装置による前記記録媒体への印刷が指示されていない場合に、前記列が存在すると前記列判定手段によって判定されたとき、前記定着部の温度を前記通常温度より高く前記定着用温度以下の特定の温度に維持することを特徴とする画像形成装置。
  2. 前記定着温度制御手段は、前記画像形成装置による前記記録媒体への印刷が指示されていない場合に、前記列が存在すると前記列判定手段によって判定されたとき、時間経過に応じて前記特定の温度を段階的に下げることを特徴とする請求項1に記載の画像形成装置。
  3. 加熱によってトナーを記録媒体に定着する定着部を備える画像形成装置によって実行される定着温度制御プログラムであって、
    2人以上で形成されている列が前記画像形成装置の周囲に存在するか否かを判定する列判定手段、および、
    前記定着部の温度を制御する定着温度制御手段として前記画像形成装置を機能させ、
    前記定着温度制御手段は、前記画像形成装置による前記記録媒体への印刷が指示された場合に、前記定着部の温度を前記定着部が加熱されていない状態の通常温度より高い定着用温度にし、
    前記定着温度制御手段は、前記画像形成装置による前記記録媒体への印刷が指示されていない場合に、前記列が存在すると前記列判定手段によって判定されたとき、前記定着部の温度を前記通常温度より高く前記定着用温度以下の特定の温度に維持することを特徴とする定着温度制御プログラム。
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