JP2017197582A - 粉末状浴用剤組成物 - Google Patents

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Abstract

【課題】水等の液体の成分を含有しつつも、保存後のブロッキングを有効に防止するとともに、使用時にざらつき感を感じることのない粉末状浴用剤組成物を提供する。【解決手段】次の成分(A)〜(C):(A)水及び/又は25℃で液体のアルコール 合計で0.3質量%以上10質量%以下、(B)平均粒径1μm以上200μm以下の水不溶性の吸液性粉体、及び(C)粒径180μm以下の粒子が成分(C)全量中に50質量%以上であり、かつ粒径500μm以上の粒子が成分(C)全量中に10質量%以下であるナトリウム塩 60質量%以上99質量%以下を含有する粉末状浴用剤組成物。【選択図】なし

Description

本発明は、粉末状浴用剤組成物に関する。
従来より、浴用剤組成物に種々の成分を配合することによって、付加的効果や相乗的効果をもたらすことができることが知られている。また、こうした浴用剤組成物において、保存安定性を高めたり、浴水への溶解性又は分散性を向上させたりする研究が多々行われている。
例えば、特許文献1には、粉末状及び/又は顆粒状の浴用剤基剤中に浴用剤成分を封入したカプセル化物を含有する入浴剤が開示されており、カプセル化物の内容物の長期安定化や均一分散性等を高めている。また、特許文献2には、特定の塩類をアルコールに溶解し、これに二酸化ケイ素等の多孔性吸着物質を混合した後、他の成分と配合して得られる粉末浴用剤が開示されており、着色性や保存安定性を高めている。さらに、特許文献3には、特定の抽出物と、海水乾燥物及び無水ケイ酸とを特定量で配合する浴用組成物が開示されている。
一方、含有させる成分の粒径を制御することによって、様々な付加価値を求める研究もなされている。例えば、特許文献4には、組成物の粒径が0.4mm以上のものが20重量%以下であって、安息角及び崩潰角が特定の値であり、かつ無水ケイ酸等の流動性改質剤を特定量で含有する粉末状浴用剤組成物が開示されており、組成物の流動性を高めて多色多層状の充填しやすさを追求している。また、特許文献5には、植物エキスを炭酸ナトリウム等の賦形剤で倍散して得られる、150〜355μmに粒度分布のピークを有する倍散剤を配合した粉状入浴剤が開示されており、偏析の抑制を図っている。
特開平3−287524号公報 特開昭51−88643号公報 特開2000−86495号公報 特開平5−339145号公報 特開2006−248995号公報
しかしながら、上記いずれの入浴剤であっても、水等の液体の成分を一定量配合した際、保存後に粉末がブロッキングするのを有効に防止するには至らず、依然として検討の余地がある。また、ブロッキングを防止すべく粒径を大きくした入浴剤を浴水に投入して入浴すると、良好に溶解又は分散することができずにざらつき感を感じるおそれもある。
したがって、本発明は、水等の液体の成分を一定量含有しつつも、保存後のブロッキングを有効に防止するとともに、使用時にざらつき感を感じることのない粉末状浴用剤組成物に関する。
そこで本発明者らは、種々検討したところ、水等の液体の成分を特定量で含有しつつ、特定の平均粒径を有する水不溶性の吸液性粉体、及び特定の粒径を有するナトリウム塩を特定量で含有することにより、保存後のブロッキングを有効に防止しながら使用時におけるざらつき感を有効に防止できる粉末状浴用剤組成物が得られることを見出した。
すなわち、本発明は、次の成分(A)〜(C):
(A)水及び/又は25℃で液体のアルコール 合計で0.3質量%以上10質量%以下、
(B)平均粒径1μm以上200μm以下の水不溶性の吸液性粉体、及び
(C)粒径180μm以下の粒子が成分(C)全量中に50質量%以上であり、かつ粒径500μm以上の粒子が成分(C)全量中に10質量%以下であるナトリウム塩 60質量%以上99質量%以下
を含有する粉末状浴用剤組成物を提供するものである。
また、本発明は、(A)水及び/又は25℃で液体のアルコールと、(B)平均粒径1μm以上200μm以下の水不溶性の吸液性粉体とを混合した後、(C)粒径180μm以下の粒子が成分(C)中に50質量%以上であり、かつ粒径500μm以上の粒子が成分(C)中に10質量%以下であるナトリウム塩を混合する、粉末状浴用剤組成物の製造方法を提供するものである。
本発明の粉末状浴用剤組成物によれば、水等の液体の成分を充分に含有しながら、40℃75%RH条件下で6ヶ月間保存した後におけるブロッキングを効果的に防止することができ、また浴水に投入して入浴した際には、良好に溶解又は分散することができ、不快なざらつき感を感じることなく使用感を高めることが可能である。
以下、本発明について詳細に説明する。
本発明の粉末状浴用剤組成物は、成分(A)として、水及び/又は25℃で液体のアルコールを合計で0.3質量%以上10質量%以下含有する。かかる成分(A)を含有することにより、本発明の粉末状浴用剤組成物を浴水に投入した際に、良好な溶解性又は分散性を発揮することができ、使用時における不快なざらつき感を抑制することが可能となる。また、成分(A)のような液体の成分をこのような量で含有させても、有効にブロッキングを防止することができるので、例えば、植物エキス等の抽出物を充分に含ませることも可能となり、さらなる付加価値を求めることもできる。25℃で液体のアルコールとしては、一価のアルコールであってもよく、多価アルコールであってもよい。具体的には、例えば、メタノール、エタノール、プロパノール、ブタノール、グリセリン、1,3−ブチレングリコール、プロピレングリコール、ジプロピレングリコール等が挙げられる。水及びこれらアルコールは、1種単独で用いてもよく、2種以上組み合わせて用いてもよく、水とこれらアルコールとを併用するのが好ましい。
成分(A)の含有量は、良好な溶解性又は分散性を確保する観点から、本発明の粉末状浴用剤組成物中に、合計で0.3質量%以上であって、好ましくは0.4質量%以上であり、より好ましくは0.5質量%以上である。成分(A)の含有量は、成分(A)の染み出しを抑制してブロッキングを有効に防止する観点から、本発明の粉末状浴用剤組成物中に、合計で10質量%以下であって、好ましくは9質量%以下であり、より好ましくは8質量%以下である。また、成分(A)の含有量は、本発明の粉末状浴用剤組成物中に、0.3〜10質量%であって、好ましくは0.4〜9質量%であり、より好ましくは0.5〜8質量%である。
本発明の粉末状浴用剤組成物は、成分(B)として、平均粒径1μm以上200μm以下の水不溶性の吸液性粉体を含有する。かかる水不溶性の吸液性粉体とは、水不溶性であり、かつ吸液性を有する粉体である。ここで、水不溶性とは、25℃の100gの水に対する溶解度が0.5g/100g未満であることを意味する。また、吸液性とは、粒子自体が水や15℃で液体のアルコール等の液体成分を吸収する能力を意味し、吸油量として表すこととする。粉体の吸油量の測定方法としては、JIS−K−5101に記載されている方法を用いることができ、具体的には、例えば100ml/100g以上の値を示す粉体を意味する。また、成分(B)が上記のような特定の平均粒径を有する粉体であることにより、後述する特定の粒径である粒子が特定量である成分(C)とも相まって、成分(A)を良好に吸収及び担持し、保存後のブロッキングを有効に防止しつつ保存安定性をも高めることができる。
成分(B)の水不溶性の吸液性粉体としては、例えば、二酸化ケイ素、ケイ酸カルシウム、非晶質シリカ、非晶質アルミノ珪酸塩、炭酸カルシウムが挙げられる。これらは1種単独で用いてもよく、2種以上組み合わせて用いてもよい。なかでも、成分(A)を良好に吸収及び担持する観点、及び保存安定性を高める観点から、二酸化ケイ素、ケイ酸カルシウム、非晶質シリカ、非晶質アルミノ珪酸塩が好ましく、二酸化ケイ素、ケイ酸カルシウムがより好ましい。具体的には、例えば、フローライト(株式会社トクヤマ製、吸油量:400〜600mL/100g)、トクシールNR(株式会社トクヤマ製、吸油量:250mL/100g)、トクシールNP(株式会社トクヤマ製、吸油量:260mL/100g)等の市販のものを好適に用いることができる。
成分(B)の平均粒径(Bave)は、成分(A)を良好に吸収及び担持する観点から、1μm以上であって、好ましくは5μm以上であり、さらに好ましくは20μmである。成分(B)の平均粒径(Bave)は、本発明の粉末状浴用剤組成物の使用時に不快なざらつき感を抑制する観点から、200μm以下であって、好ましくは190μm以下であり、さらに好ましくは180μm以下である。また、成分(B)の平均粒径(Bave)は、1〜200μmであって、好ましくは5〜190μmであり、さらに好ましくは20〜180μmである。なお、成分(B)の平均粒径(Bave)は、重量平均分子量をコールターカウンターにより、求めることができる。
成分(B)の含有量は、後述する成分(C)と相まって保存後のブロッキングを有効に防止する観点、及び保存安定性を高める観点から、本発明の粉末状浴用剤組成物中に、好ましくは0.1質量%以上であり、より好ましくは0.2質量%以上であり、さらに好ましくは0.3質量%以上である。成分(B)の含有量は、使用時における不快なざらつき感を抑制する観点から、本発明の粉末状浴用剤組成物中に、好ましくは10質量%以下であり、より好ましくは8質量%以下であり、さらに好ましくは6質量%以下である。また、成分(B)の含有量は、好ましくは0.1〜10質量%であり、より好ましくは0.2〜8質量%であり、さらに好ましくは0.3〜6質量%である。
本発明の粉末状浴用剤組成物は、成分(C)として、粒径180μm以下の粒子が50質量%以上であり、かつ粒径500μm以上の粒子が10質量%以下であるナトリウム塩を60質量%以上99質量%以下含有する。このように粒径が制御されたナトリウム塩を特定量で用いることにより、特定の平均粒径を有する成分(B)と構造を形成して成分(A)を良好に包含して保存時におけるブロッキングを有効に防止するとともに、保存安定性をも高め、さらに浴水への溶解性又は分散性を高めて使用時における不快なざらつき感を抑制することができる。かかるナトリウム塩としては、例えば、硫酸ナトリウム、炭酸ナトリウム、炭酸水素ナトリウム、塩化ナトリウムが挙げられる。これらは1種単独で用いてもよく、2種以上組み合わせて用いてもよい。なかでも、浴水への溶解性を高める観点から、硫酸ナトリウム、炭酸水素ナトリウム、塩化ナトリウムが好ましい。
成分(C)のナトリウム塩は、ブロッキングの防止とざらつき感の抑制とをバランスよく発揮する観点から、粒径180μm以下の粒子が成分(C)全量中に50質量%以上であり、かつ粒径500μm以上の粒子が成分(C)全量中に10質量%以下であって、好ましくは粒径180μm以下の粒子が成分(C)全量中に50質量%以上であり、かつ粒径500μm以上の粒子が成分(C)全量中に5質量%以下であり、より好ましくは、粒径180μm以下の粒子が成分(C)全量中に55質量%以上であり、かつ粒径500μm以上の粒子が成分(C)全量中に5質量%以下である。なお、ナトリウム塩の粒径は、篩い分け法により、測定することができる。
成分(C)の平均粒径(Cave)は、ブロッキングの防止とざらつき感の抑制とをバランスよく発揮する観点から、好ましくは10μm以上であり、より好ましくは20μm以上であり、さらに好ましくは30μm以上である。成分(C)の平均粒径(Cave)は、同様の観点から、好ましくは220μm以下であり、より好ましくは200μm以下であり、さらに好ましくは180μm以下である。また、成分(C)の平均粒径(Cave)は、好ましくは10〜220μmであり、より好ましくは20〜200μmであり、さらに好ましくは30〜180μmである。なお、成分(C)の平均粒径(Cave)は、篩い分け法により、求めることができる。
成分(C)のナトリウム塩の含有量は、成分(B)と相まって保存後のブロッキングを有効に防止する観点、及び保存安定性を高める観点から、本発明の粉末状浴用剤組成物中に60質量%以上であって、好ましくは70質量%以上であり、より好ましくは80質量%以上である。成分(C)のナトリウム塩の含有量は、浴水への溶解性を高めて使用時における不快なざらつき感を抑制する観点から、本発明の粉末状浴用剤組成物中に99質量%以下であって、好ましくは98質量%以下であり、より好ましくは97質量%以下である。
成分(A)と成分(B)との合計量に対する成分(C)の質量比((C)/{(A)+(B)})は、ブロッキングの防止とざらつき感の抑制とをバランスよく発揮する観点から、好ましくは4以上であり、より好ましくは6以上である。また、同様の観点から、好ましくは240以下であり、より好ましくは200以下である。
成分(B)の平均粒径(Bave)と成分(C)の平均粒径(Cave)の比(Cave/Bave)は、保存後のブロッキングの防止、保存安定性の向上、及びざらつき感の抑制とをバランスよく発揮する観点から、好ましくは0.1以上であり、より好ましくは0.3以上である。成分(B)の平均粒径(Bave)と成分(C)の平均粒径(Cave)の比(Cave/Bave)は、同様の観点から、好ましくは8以下であり、より好ましくは9以下である。また、成分(B)の平均粒径(Bave)と成分(C)の平均粒径(Cave)の比(Cave/Bave)は、好ましくは0.1〜9であり、より好ましくは0.3〜8である。
本発明の粉末状浴用剤組成物には、その他上記以外の成分として、通常浴用剤に用いられる成分、例えば、非イオン界面活性剤、水溶性高分子、糖類、ビタミン類、蛋白分解酵素、殺菌防腐剤、香料、色素等を適宜含有させてもよい。また、ニンジンやアスナロ、キュウリ等の抽出物を用いることもできる。これらを用いる場合、成分(A)を溶剤として、本発明の粉末状浴用剤組成物に含有させればよく、血行促進効果、皮膚循環や皮膚代謝の改善効果等を付与することができる。
本発明の粉末状浴用剤組成物を製造するには、予め成分(A)の水及び/又は25℃で液体のアルコールと、成分(B)の平均粒径1μm以上200μm以下の水不溶性の吸液性粉体とを混合するのが好ましく、より具体的には、これら成分(A)と成分(B)を混合した後、成分(C)の粒径180μm以下の粒子が50質量%以上であり、かつ粒径500μm以上の粒子が10質量%以下であるナトリウム塩を混合するのが好ましい。このようにすることで、予め成分(A)を成分(B)に良好に吸収又は担持させることが可能であり、次いで成分(C)を混合することにより、ブロッキングの防止とざらつき感の抑制とをバランスよく発揮することができる。
上述した実施態様に関し、本発明はさらに以下の粉末状浴用剤組成物及びその製造方法を開示する。
[1]次の成分(A)〜(C):
(A)水及び/又は25℃で液体のアルコール 合計で0.3質量%以上10質量%以下、
(B)平均粒径1μm以上200μm以下の水不溶性の吸液性粉体、及び
(C)粒径180μm以下の粒子が成分(C)全量中に50質量%以上であり、かつ粒径500μm以上の粒子が成分(C)全量中に10質量%以下であるナトリウム塩 60質量%以上99質量%以下
を含有する粉末状浴用剤組成物。
[2]成分(A)の25℃で液体のアルコールは、好ましくはメタノール、エタノール、プロパノール、ブタノール、グリセリン、1,3−ブチレングリコール、プロピレングリコール、ジプロピレングリコールから選ばれる1種又は2種以上である上記[1]の粉末状浴用剤組成物。
[3]成分(A)の含有量は、好ましくは0.4質量%以上であり、より好ましくは0.5質量%以上であり、好ましくは9質量%以下であり、より好ましくは8質量%以下である上記[1]又は[2]の粉末状浴用剤組成物。
[4]成分(B)の水不溶性の吸液性粉体は、好ましくは二酸化ケイ素、ケイ酸カルシウム、非晶質シリカ、非晶質アルミノ珪酸塩、及び炭酸カルシウムから選ばれる1種又は2種以上であり、より好ましくは二酸化ケイ素、ケイ酸カルシウム、非晶質シリカ、非晶質アルミノ珪酸塩から選ばれる1種又は2種以上であり、さらに好ましくは二酸化ケイ素及又はケイ酸カルシウムである上記[1]〜[3]のいずれか1記載の粉末状浴用剤組成物。
[5]成分(B)の平均粒径(Bave)は、好ましくは5μm以上であり、より好ましくは20μm以上であり、好ましくは190μm以下であり、より好ましくは180μm以下である上記[1]〜[4]のいずれか1記載の粉末状浴用剤組成物。
[6]成分(B)の含有量は、好ましくは0.1質量%以上であり、より好ましくは0.2質量%以上であり、さらに好ましくは0.3質量%以上であり、好ましくは10質量%以下であり、より好ましくは8質量%以下であり、さらに好ましくは6質量%以下である上記[1]〜[5]のいずれか1記載の粉末状浴用剤組成物。
[7]成分(C)のナトリウム塩は、好ましくは硫酸ナトリウム、炭酸ナトリウム、炭酸水素ナトリウム、塩化ナトリウム、及びから選ばれる1種又は2種以上であり、より好ましくは硫酸ナトリウム、炭酸水素ナトリウム及び塩化ナトリウムから選ばれる1種又は2種以上である上記[1]〜[6]のいずれか1記載の粉末状浴用剤組成物。
[8]成分(C)は、好ましくは粒径180μm以下の粒子が成分(C)全量中に50質量%以上であり、かつ粒径500μm以上の粒子が成分(C)全量中に5質量%以下であり、より好ましくは、粒径180μm以下の粒子が成分(C)全量中に55質量%以上であり、かつ粒径500μm以上の粒子が成分(C)全量中に5質量%以下である上記[1]〜[7]のいずれか1記載の粉末状浴用剤組成物。
[9]成分(C)の平均粒径(Cave)は、好ましくは10μm以上であり、より好ましくは20μm以上であり、さらに好ましくは30μm以上であり、好ましくは220μm以下であり、より好ましくは200μm以下であり、さらに好ましくは180μm以下である上記[1]〜[8]のいずれか1記載の粉末状浴用剤組成物。
[10]成分(B)の平均粒径(Bave)と成分(C)の平均粒径(Cave)の比(Cave/Bave)は、好ましくは0.1以上であり、より好ましくは0.3以上であり、好ましくは9以下であり、より好ましくは8以下である上記[1]〜[9]のいずれか1記載の粉末状浴用剤組成物。
[11]成分(C)の含有量は、好ましくは70質量%以上であり、より好ましくは80質量%以上であり、好ましくは98質量%以下であり、より好ましくは97質量%以下である上記[1]〜[10]のいずれか1記載の粉末状浴用剤組成物。
[12]成分(A)と成分(B)との合計量に対する成分(C)の質量比((C)/{(A)+(B)})は、好ましくは4以上であり、より好ましくは6以上である。また、同様の観点から、好ましくは240以下であり、より好ましくは200以下である上記[1]〜[11]のいずれか1記載の粉末状浴用剤組成物。
[13]予め成分(A)の水及び/又は25℃で液体のアルコールと、成分(B)の平均粒径1μm以上200μm以下の水不溶性の吸液性粉体とを混合することにより得られる上記[1]〜[12]のいずれか1記載の粉末状浴用剤組成物。
[14](A)水及び/又は25℃で液体のアルコールと、(B)平均粒径1μm以上200μm以下の水不溶性の吸液性粉体とを混合した後、(C)粒径180μm以下の粒子が成分(C)全量中に50質量%以上であり、かつ粒径500μm以上の粒子が成分(C)全量中に10質量%以下であるナトリウム塩を混合する、上記[1]に記載の粉末状浴用剤組成物の製造方法。
以下、本発明について、実施例に基づき具体的に説明する。なお、表中に特に示さない限り、各成分の含有量は質量%を示す。
[実施例1〜5、比較例1〜5]
表1に示す処方にしたがって、予め成分(A)と成分(B)とを混合し、次いでこれに成分(C)及びその他の成分を混合して、各粉末状浴用剤組成物を製造した。
得られた粉末状浴用剤組成物を用い、下記方法にしたがって各評価を行った。結果を表1に示す。
《浴水への溶解性》
各粉末状浴用剤組成物(45g)を40℃150Lの浴水に投入し、1分間撹拌した後、その溶解性を目視により評価した。
A:溶け残りを認めない
B:溶け残りを少し認める
C:明らかに溶け残りを認める
《入浴中におけるざらつき感》
各粉末状浴用剤組成物(50g)を40℃150Lの浴水に投入し、1分間撹拌した後に5分間入浴し、入浴中におけるざらつき感を官能評価した。
A:ざらつきを感じない
B:ざらつきを少し感じる
C:明らかにざらつきを感じる
《保存安定性》
各粉末状浴用剤組成物(50g)を、アルミピローフィルムに密封包装後、温度40℃、相対湿度75%RHで6ヶ月間保存した後、開封してブロッキングの状態を目視により評価した。
A:ブロッキングを認めない
B:ブロッキングを少し認める
C:明らかにブロッキングを認める
Figure 2017197582
表1に示すように、成分(C)として、粒径180μm以下の粒子が50質量%以上であり、かつ粒径500μm以上の粒子が10質量%以下であるという要件を満たさないナトリウム塩を用いた比較例1〜5は、実施例1〜5に比して、保存後にブロッキングが生じ、浴水への溶解性も低く、入浴中においてもざらつき感を感じ、保存安定性も低い結果であることがわかる。

Claims (6)

  1. 次の成分(A)〜(C):
    (A)水、並びにメタノール、エタノール、プロパノール、ブタノール、グリセリン、1,3−ブチレングリコール、プロピレングリコール、及びジプロピレングリコールから選ばれる25℃で液体のアルコール 合計で0.3質量%以上10質量%以下、
    (B)平均粒径1μm以上200μm以下の水不溶性の吸液性粉体、及び
    (C)粒径180μm以下の粒子が成分(C)全量中に50質量%以上であり、かつ粒径500μm以上の粒子が成分(C)全量中に10質量%以下であるナトリウム塩 60質量%以上99質量%以下
    を含有し、成分(B)の平均粒径(Bave)と成分(C)の平均粒径(Cave)の比(Cave/Bave)が0.38以上6.4以下であり、かつ成分(A)と成分(B)との合計量に対する成分(C)の質量比((C)/{(A)+(B)})が、6以上200以下である粉末状浴用剤組成物。
  2. 成分(B)の含有量が、0.1質量%以上10質量%以下である請求項1に記載の粉末状浴用剤組成物。
  3. 成分(C)が、硫酸ナトリウム、炭酸水素ナトリウム、及び塩化ナトリウムからなる群より選ばれる1種又は2種以上である請求項1又は2に記載の粉末状浴用剤組成物。
  4. 成分(B)が、二酸化ケイ素、ケイ酸カルシウム、非晶質シリカ及び非晶質アルミノ珪酸塩から選ばれる1種又は2種以上である請求項1〜3のいずれか1項に記載の粉末状浴用剤組成物。
  5. 予め成分(A)と成分(B)とを混合することにより得られる請求項1〜4のいずれか1項に記載の粉末状浴用剤組成物。
  6. (A)水、並びにメタノール、エタノール、プロパノール、ブタノール、グリセリン、1,3−ブチレングリコール、プロピレングリコール、及びジプロピレングリコールから選ばれる25℃で液体のアルコールと、(B)平均粒径1μm以上200μm以下の水不溶性の吸液性粉体とを混合した後、(C)粒径180μm以下の粒子が成分(C)全量中に50質量%以上であり、かつ粒径500μm以上の粒子が成分(C)中に10質量%以下であるナトリウム塩を混合する、請求項1に記載の粉末状浴用剤組成物の製造方法。
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