JP2017197582A - 粉末状浴用剤組成物 - Google Patents
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Abstract
Description
(A)水及び/又は25℃で液体のアルコール 合計で0.3質量%以上10質量%以下、
(B)平均粒径1μm以上200μm以下の水不溶性の吸液性粉体、及び
(C)粒径180μm以下の粒子が成分(C)全量中に50質量%以上であり、かつ粒径500μm以上の粒子が成分(C)全量中に10質量%以下であるナトリウム塩 60質量%以上99質量%以下
を含有する粉末状浴用剤組成物を提供するものである。
本発明の粉末状浴用剤組成物は、成分(A)として、水及び/又は25℃で液体のアルコールを合計で0.3質量%以上10質量%以下含有する。かかる成分(A)を含有することにより、本発明の粉末状浴用剤組成物を浴水に投入した際に、良好な溶解性又は分散性を発揮することができ、使用時における不快なざらつき感を抑制することが可能となる。また、成分(A)のような液体の成分をこのような量で含有させても、有効にブロッキングを防止することができるので、例えば、植物エキス等の抽出物を充分に含ませることも可能となり、さらなる付加価値を求めることもできる。25℃で液体のアルコールとしては、一価のアルコールであってもよく、多価アルコールであってもよい。具体的には、例えば、メタノール、エタノール、プロパノール、ブタノール、グリセリン、1,3−ブチレングリコール、プロピレングリコール、ジプロピレングリコール等が挙げられる。水及びこれらアルコールは、1種単独で用いてもよく、2種以上組み合わせて用いてもよく、水とこれらアルコールとを併用するのが好ましい。
[1]次の成分(A)〜(C):
(A)水及び/又は25℃で液体のアルコール 合計で0.3質量%以上10質量%以下、
(B)平均粒径1μm以上200μm以下の水不溶性の吸液性粉体、及び
(C)粒径180μm以下の粒子が成分(C)全量中に50質量%以上であり、かつ粒径500μm以上の粒子が成分(C)全量中に10質量%以下であるナトリウム塩 60質量%以上99質量%以下
を含有する粉末状浴用剤組成物。
[2]成分(A)の25℃で液体のアルコールは、好ましくはメタノール、エタノール、プロパノール、ブタノール、グリセリン、1,3−ブチレングリコール、プロピレングリコール、ジプロピレングリコールから選ばれる1種又は2種以上である上記[1]の粉末状浴用剤組成物。
[3]成分(A)の含有量は、好ましくは0.4質量%以上であり、より好ましくは0.5質量%以上であり、好ましくは9質量%以下であり、より好ましくは8質量%以下である上記[1]又は[2]の粉末状浴用剤組成物。
[5]成分(B)の平均粒径(Bave)は、好ましくは5μm以上であり、より好ましくは20μm以上であり、好ましくは190μm以下であり、より好ましくは180μm以下である上記[1]〜[4]のいずれか1記載の粉末状浴用剤組成物。
[6]成分(B)の含有量は、好ましくは0.1質量%以上であり、より好ましくは0.2質量%以上であり、さらに好ましくは0.3質量%以上であり、好ましくは10質量%以下であり、より好ましくは8質量%以下であり、さらに好ましくは6質量%以下である上記[1]〜[5]のいずれか1記載の粉末状浴用剤組成物。
[8]成分(C)は、好ましくは粒径180μm以下の粒子が成分(C)全量中に50質量%以上であり、かつ粒径500μm以上の粒子が成分(C)全量中に5質量%以下であり、より好ましくは、粒径180μm以下の粒子が成分(C)全量中に55質量%以上であり、かつ粒径500μm以上の粒子が成分(C)全量中に5質量%以下である上記[1]〜[7]のいずれか1記載の粉末状浴用剤組成物。
[9]成分(C)の平均粒径(Cave)は、好ましくは10μm以上であり、より好ましくは20μm以上であり、さらに好ましくは30μm以上であり、好ましくは220μm以下であり、より好ましくは200μm以下であり、さらに好ましくは180μm以下である上記[1]〜[8]のいずれか1記載の粉末状浴用剤組成物。
[10]成分(B)の平均粒径(Bave)と成分(C)の平均粒径(Cave)の比(Cave/Bave)は、好ましくは0.1以上であり、より好ましくは0.3以上であり、好ましくは9以下であり、より好ましくは8以下である上記[1]〜[9]のいずれか1記載の粉末状浴用剤組成物。
[12]成分(A)と成分(B)との合計量に対する成分(C)の質量比((C)/{(A)+(B)})は、好ましくは4以上であり、より好ましくは6以上である。また、同様の観点から、好ましくは240以下であり、より好ましくは200以下である上記[1]〜[11]のいずれか1記載の粉末状浴用剤組成物。
[14](A)水及び/又は25℃で液体のアルコールと、(B)平均粒径1μm以上200μm以下の水不溶性の吸液性粉体とを混合した後、(C)粒径180μm以下の粒子が成分(C)全量中に50質量%以上であり、かつ粒径500μm以上の粒子が成分(C)全量中に10質量%以下であるナトリウム塩を混合する、上記[1]に記載の粉末状浴用剤組成物の製造方法。
表1に示す処方にしたがって、予め成分(A)と成分(B)とを混合し、次いでこれに成分(C)及びその他の成分を混合して、各粉末状浴用剤組成物を製造した。
得られた粉末状浴用剤組成物を用い、下記方法にしたがって各評価を行った。結果を表1に示す。
各粉末状浴用剤組成物(45g)を40℃150Lの浴水に投入し、1分間撹拌した後、その溶解性を目視により評価した。
A:溶け残りを認めない
B:溶け残りを少し認める
C:明らかに溶け残りを認める
各粉末状浴用剤組成物(50g)を40℃150Lの浴水に投入し、1分間撹拌した後に5分間入浴し、入浴中におけるざらつき感を官能評価した。
A:ざらつきを感じない
B:ざらつきを少し感じる
C:明らかにざらつきを感じる
各粉末状浴用剤組成物(50g)を、アルミピローフィルムに密封包装後、温度40℃、相対湿度75%RHで6ヶ月間保存した後、開封してブロッキングの状態を目視により評価した。
A:ブロッキングを認めない
B:ブロッキングを少し認める
C:明らかにブロッキングを認める
Claims (6)
- 次の成分(A)〜(C):
(A)水、並びにメタノール、エタノール、プロパノール、ブタノール、グリセリン、1,3−ブチレングリコール、プロピレングリコール、及びジプロピレングリコールから選ばれる25℃で液体のアルコール 合計で0.3質量%以上10質量%以下、
(B)平均粒径1μm以上200μm以下の水不溶性の吸液性粉体、及び
(C)粒径180μm以下の粒子が成分(C)全量中に50質量%以上であり、かつ粒径500μm以上の粒子が成分(C)全量中に10質量%以下であるナトリウム塩 60質量%以上99質量%以下
を含有し、成分(B)の平均粒径(Bave)と成分(C)の平均粒径(Cave)の比(Cave/Bave)が0.38以上6.4以下であり、かつ成分(A)と成分(B)との合計量に対する成分(C)の質量比((C)/{(A)+(B)})が、6以上200以下である粉末状浴用剤組成物。 - 成分(B)の含有量が、0.1質量%以上10質量%以下である請求項1に記載の粉末状浴用剤組成物。
- 成分(C)が、硫酸ナトリウム、炭酸水素ナトリウム、及び塩化ナトリウムからなる群より選ばれる1種又は2種以上である請求項1又は2に記載の粉末状浴用剤組成物。
- 成分(B)が、二酸化ケイ素、ケイ酸カルシウム、非晶質シリカ及び非晶質アルミノ珪酸塩から選ばれる1種又は2種以上である請求項1〜3のいずれか1項に記載の粉末状浴用剤組成物。
- 予め成分(A)と成分(B)とを混合することにより得られる請求項1〜4のいずれか1項に記載の粉末状浴用剤組成物。
- (A)水、並びにメタノール、エタノール、プロパノール、ブタノール、グリセリン、1,3−ブチレングリコール、プロピレングリコール、及びジプロピレングリコールから選ばれる25℃で液体のアルコールと、(B)平均粒径1μm以上200μm以下の水不溶性の吸液性粉体とを混合した後、(C)粒径180μm以下の粒子が成分(C)全量中に50質量%以上であり、かつ粒径500μm以上の粒子が成分(C)中に10質量%以下であるナトリウム塩を混合する、請求項1に記載の粉末状浴用剤組成物の製造方法。
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